JPWO2014097473A1 - テープ自動処理装置およびテープ自動セット装置 - Google Patents

テープ自動処理装置およびテープ自動セット装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2014097473A1
JPWO2014097473A1 JP2014552857A JP2014552857A JPWO2014097473A1 JP WO2014097473 A1 JPWO2014097473 A1 JP WO2014097473A1 JP 2014552857 A JP2014552857 A JP 2014552857A JP 2014552857 A JP2014552857 A JP 2014552857A JP WO2014097473 A1 JPWO2014097473 A1 JP WO2014097473A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
cutting
component packaging
component
automatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014552857A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6053824B2 (ja
Inventor
孝浩 大月
孝浩 大月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Corp
Original Assignee
Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Machine Manufacturing Co Ltd filed Critical Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP6053824B2 publication Critical patent/JP6053824B2/ja
Publication of JPWO2014097473A1 publication Critical patent/JPWO2014097473A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/02Feeding of components
    • H05K13/021Loading or unloading of containers
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/04Mounting of components, e.g. of leadless components
    • H05K13/0417Feeding with belts or tapes
    • H05K13/0419Feeding with belts or tapes tape feeders

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)

Abstract

テープ自動処理装置110は、検知装置140からの検知信号に基づいて、送り装置120および剥離装置150を制御してキャリアテープ21およびトップテープ22の各切断箇所Q1,Q2を切断位置Lcに順次位置決めし、切断装置160を制御してキャリアテープ21およびトップテープ22の各切断箇所Q1,Q2を順次切断する処理を自動的に行うことができる。これにより、作業者によるテープ切断作業を行う必要がないので、作業者の作業負担を軽減することができる。また、作業者の熟練度合に影響されないので、部品包装テープ2をテープフィーダ90にセットする際の効率を向上させることができる。

Description

本発明は、テープフィーダにセット可能に部品包装テープの先端を自動的に処理するテープ自動処理装置、およびテープ自動処理装置を備えるテープ自動セット装置に関する。
部品実装機は、回路基板に電子部品を実装して電子回路製品を生産する装置として用いられる。この部品実装機には、部品包装テープを巻回したテープリールを装着したテープフィーダが着脱可能に装着される。部品包装テープは、電子部品を一定間隔で収容するキャリアテープにトップテープを接着して構成されている。
先ず、テープセット工程として、作業者は、テープフィーダに部品包装テープをセットする。すなわち、テープリールから部品包装テープを引き出し、トップテープの先端がキャリアテープの先端より所定の突出長さ突出するようにトップテープおよびキャリアテープを切断する。そして、トップテープの突出部をキャリアテープの先端裏面側に折り返し、テープフィーダにおける部品の供給位置の近傍に設けられた第一テープ保持部に保持させる。そして、第一テープ保持部において剥離したトップテープを所定の転送経路に沿うように引き回し、テープフィーダにおけるトップテープの排出位置に設けられた第二テープ保持部に保持させる。
次に、部品供給工程として、テープフィーダは、テープリールから部品包装テープを引出して搬送し、キャリアテープからトップテープを剥離し、キャリアテープに収容されている電子部品を部品供給位置に供給する。また、キャリアテープから剥離したトップテープを上述の転送経路で送り出して回収する。
以上のように、部品包装テープのセットには作業者の手間が掛かるため、作業効率等の観点からは部品包装テープのセットに要する時間の短縮が求められる。そこで、例えば特許文献1には、テープフィーダへの部品包装テープのセットを自動化する装置が記載されている。特許文献1の装置は、トップテープの先端を吸引ポンプにより吸引し、加熱ローラにより巻き取りリールに固着する構成となっている。
特開平11−087991号公報
しかし、特許文献1に記載の装置では、トップテープの先端がキャリアテープの先端より所定の突出長さ突出するようにトップテープおよびキャリアテープを切断する工程は作業者が行う必要があり、作業者の手間が掛かっている。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、部品包装テープの先端をテープフィーダにセット可能に自動的に処理するテープ自動処理装置、およびテープ自動処理装置を備えるテープ自動セット装置を提供することを目的とする。
請求項1に係るテープ自動処理装置は、部品が収納されるキャビティを一定のピッチで設けたキャリアテープの上面側にトップテープが接着されてなり、テープフィーダに装着したテープリールに巻回された部品包装テープの前記トップテープの先端が前記キャリアテープの先端より所定の突出長さ突出するように自動的に処理するテープ自動処理装置であって、前記部品包装テープを搬送経路に沿って搬送する送り装置と、前記搬送経路に沿って搬送される前記部品包装テープの前記キャビティに収容された前記部品の有無を、前記搬送経路に設けられた検知位置にて検知する検知装置と、前記搬送経路に沿って搬送される前記部品包装テープから前記トップテープを剥離する剥離装置と、前記搬送経路に設けられた切断位置において前記キャリアテープおよび前記トップテープの各切断箇所を切断する切断装置と、前記送り装置、前記剥離装置および前記切断装置の各動作を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記検知装置からの検知信号に基づいて、前記送り装置および前記剥離装置を制御して前記キャリアテープおよび前記トップテープの各切断箇所を前記切断位置に順次位置決めする位置決め制御手段と、前記切断装置を制御して前記キャリアテープおよび前記トップテープの各切断箇所を順次切断する切断制御手段と、を備えることである。
このような構成によると、トップテープの先端がキャリアテープの先端より所定の突出長さ突出するようにトップテープおよびキャリアテープを自動的に切断することができる。これにより、作業者によるテープ切断作業を行う必要がないので、作業者の作業負担を軽減することができる。また、作業者の熟練度合に影響されないので、部品包装テープをテープフィーダにセットする際の効率を向上させることができる。
請求項2に係るテープ自動処理装置は、前記搬送経路に沿って搬送される前記部品包装テープを下面から押圧する押圧部材と、押圧される前記部品包装テープの上面が当接される当接部材と、を備え、前記部品包装テープを前記搬送経路に沿って搬送するときに上面基準で案内する案内装置、を備えることである。
このような構成によると、部品包装テープを高精度に搬送することが可能となり、トップテープおよびキャリアテープの切断精度を高めることができる。
請求項3に係るテープ自動処理装置は、前記切断装置で切断後に搬送される前記部品包装テープを保持し、前記部品包装テープを前記テープフィーダに自動的に装填するテープ自動装填装置に移載する移載装置、を備え、前記制御装置は、予め上昇待機している前記移載装置を下降させ、搬送される前記部品包装テープを前記移載装置に保持させる保持制御手段と、前記部品包装テープを前記搬送経路から離脱させ、前記移載装置のテープ搬出口が前記テープ自動装填装置のテープ挿入口と整列するように前記移載装置を前記テープ自動装填装置側に接近させ、前記テープ搬出口から前記テープ挿入口へ前記部品包装テープを搬送供給して移載する移載制御手段と、を備えることである。
このような構成によると、先端処理された部品包装テープをテープ自動装填装置に自動的に移載することができるので、作業者の作業負担をさらに軽減することができる。
請求項4に係るテープ自動処理装置では、前記位置決め制御手段は、前記移載装置を下降させて前記部品包装テープを搬送するときに、前記トップテープの突出部が前記キャリアテープの先端裏面側に折り返されるように、前記切断装置で切断した前記トップテープの突出部を前記切断位置から突出させておくことである。
トップテープがキャリアテープから突出していると、部品包装テープの搬送中においてトップテープの突出部が搬送装置等に絡まるおそれがあるが、トップテープの突出部がキャリアテープの先端裏面側に折り返されているので、部品包装テープをスムーズに搬送することができる。
請求項5に係るテープ自動処理装置では、前記制御装置は、前記検知装置が、前記部品が無い前記キャビティから前記部品が有る前記キャビティに移行したことを検知して送出する部品有信号に基づいて、予め設定されている前記キャリアテープの先端から先頭の前記部品までの距離と、前記検知位置と前記切断位置との間の距離とから、前記キャリアテープの前記切断箇所を演算する切断箇所演算手段、を備え、前記位置決め制御手段は、前記部品有信号が送出されてから前記部品包装テープを前記検知位置と前記切断位置との間の距離搬送して前記キャリアテープの切断箇所を前記切断位置に位置決めし、次に前記部品包装テープを予め設定されている前記トップテープの突出長さ搬送して前記トップテープの切断箇所を前記切断位置に位置決めすることである。
このような構成によると、キャビティ間のピッチが異なる部品包装テープであっても切断箇所を特定することができ、トップテープおよびキャリアテープの切断精度を高めることができる。
請求項6に係るテープ自動セット装置は、第一テープ保持部において前記キャリアテープから前記トップテープを剥離するとともに、剥離した前記トップテープを前記第一テープ保持部から第二テープ保持部まで所定の転送経路で送り出すテープフィーダに対し、前記部品包装テープを自動的にセットするテープ自動セット装置であって、前記テープフィーダに装着したテープリールに巻回された前記部品包装テープの前記トップテープの先端が前記キャリアテープの先端より所定の突出長さ突出するように自動的に処理する、請求項1〜5の何れか一項のテープ自動処理装置と、前記テープ自動処理装置で処理され移載された前記部品包装テープを前記第一テープ保持部まで搬送し、前記第一テープ保持部において剥離された前記トップテープに、前記転送経路に倣った形状に成形された仮テープを連結し、前記仮テープを前記テープフィーダに移載するとともに、前記トップテープが剥離された前記キャリアテープを前記テープフィーダの部品供給位置に搬送するテープ自動装填装置と、を備えることである。
このような構成によると、部品包装テープの先端の処理およびテープフィーダへの部品包装テープのセットを全て自動的に行うことがきるので、作業者の作業負担を大幅に軽減することができるとともに、部品を短時間で供給可能な状態にすることができる。
請求項7に係るテープ自動セット装置では、前記テープ自動装填装置は、前記トップテープの突出部を前記キャリアテープの先端裏面側に折り返した状態の前記部品包装テープが、前記テープ自動処理装置から移載された場合、前記部品包装テープを搬送して前記トップテープの突出部を前記テープフィーダの先端部から突出させ、前記部品包装テープを逆方向に搬送して前記トップテープの突出部の折り返しを戻すことである。
このような構成によると、トップテープの突出部がキャリアテープの先端裏面側に折り返されていても、テープフィーダの先端部でトップテープの突出部の折り返しを戻すことができるので、トップテープをキャリアテープから確実に剥離させることができる。
本発明の実施形態におけるテープ自動セット装置の概略を示す平面図である。 部品包装テープをセットされるテープフィーダの概略を示す斜視図である。 図2における第一テープ保持部を拡大して示す斜視図である。 図2における第二テープ保持部を拡大して示す斜視図である。 部品包装テープの概略を示す斜視図である。 図1におけるフィーダ保持台の概略を示す斜視図である。 図1におけるテープ自動処理装置の概略を示す斜視図である。 図7のテープ自動処理装置の概略を示す側面図である。 図1におけるテープ搬送装置、第一開放装置、および第二開放装置の概略を示す斜視図である。 図1におけるトップテープ装填装置の概略を示す平面図である。 トップテープ装填装置とテープフィーダの位置関係を示す平面図である。 トップテープ装填装置においてテープフィーダに仮テープを移載するときに、複数のピンで仮テープを保持している状態を示す拡大図である。 トップテープ装填装置においてテープフィーダに仮テープを移載するときに、トップテープ送りガイドのガイドローラに仮テープが移載された状態を示す拡大図である。 テープ自動処理装置におけるテープ処理工程を説明するためのフローチャートである。 トップテープ装填装置における経路成形装置の動作を説明する第1の図である。 トップテープ装填装置における経路成形装置の動作を説明する第2の図である。 テープ処理工程における部品包装テープ挿入工程を示す概略図である。 テープ処理工程におけるキャリアテープのキャビティ検知工程を示す図である。 テープ処理工程におけるトップテープの剥離工程を示す図である。 テープ処理工程におけるキャリアテープの切断箇所の位置決め工程を示す図である。 テープ処理工程におけるキャリアテープの切断箇所の演算工程を説明するための図である。 テープ処理工程におけるキャリアテープの切断工程を示す図である。 テープ処理工程におけるトップテープの突出し工程を示す図である。 テープ処理工程におけるトップテープの切断箇所の位置決め工程を示す図である。 テープ処理工程におけるトップテープの切断工程を示す図である。 テープ処理工程におけるトップテープの折り返し工程を示す第1の図である。 テープ処理工程におけるトップテープの折り返し工程を示す第2の図である。 テープ処理工程における部品包装テープの移載準備工程を示す図である。 テープ処理工程における部品包装テープの移載工程を示す第1の図である。 テープ処理工程における部品包装テープの移載工程を示す第2の図である。 テープ装填工程においてフィーダ保持台にテープ自動処理装置およびテープ搬送装置が接近した状態を示す図である。 テープ装填工程において部品包装テープがテープフィーダの第一テープ保持部に保持された状態を示す斜視図である。 テープ装填工程においてフィーダ保持台に第二開放装置およびトップテープ装填装置が接近した状態を示す図である。 テープ装填工程におけるトップテープ装填装置の状態を、テープフィーダとトップテープ装填装置の一部を透視して示す図である。 テープ装填工程においてトップテープ装填装置でテープフィーダに仮テープを移載する動作を説明する図である。
<実施形態>
実施形態に係るテープ自動セット装置の構成について図面を参照して説明する。図1に示すテープ自動セット装置1は、図2に示すテープフィーダ90に、図5に示す部品包装テープ2を自動的にセットする装置である。より詳細には、テープ自動セット装置1は、テープリール3に巻回された部品包装テープ2の先端をテープフィーダ90にセット可能に処理した後、テープリール3から部品包装テープ2を引き出してテープフィーダ90のピッチ送り機構部93にセットするとともに、キャリアテープ21から剥離されたトップテープ22を所定の経路で取り回してトップテープ送り出し機構部97にセットすることを目的とするものである。
なお、以下の説明において、部品包装テープ2をテープフィーダ90にセットする際にテープリール3から部品包装テープ2を引き出すテープ搬送方向を基準として、当該テープ搬送方向に直交する水平方向をX方向とし、テープ搬送方向に平行な水平方向をY方向とし、X方向およびY方向と直交する垂直方向をZ方向とする。
(テープフィーダの構成)
ここで、部品包装テープ2をセットする対象であるテープフィーダ90について説明する。図2に示すように、テープフィーダ90のフィーダ本体91の後端側(図2において右側)には、部品包装テープ2が巻回されたテープリール3を収容可能なリール収容部92が設けられている。フィーダ本体91の前端側(図2において左側)の上部には、テープリール3から引き出された部品包装テープ2をピッチ送りするピッチ送り機構部93が設けられている。また、フィーダ本体91の上面部におけるリール収容部92とピッチ送り機構部93との間には、ピッチ送りされる部品包装テープ2を案内するテープ経路を形成するテープ送りガイド94が設けられている。
ピッチ送り機構部93は、スプロケット93aと、該スプロケット93aを回転駆動するモータ93b等を備えている。また、ピッチ送り機構部93には、ピッチ送りされる部品包装テープ2がピッチ送り機構部93から外れないように部品包装テープ2を保持する第一テープ保持部95が設けられている。
図3に示すように、第一テープ保持部95は、後端側がスプロケット93aの径方向に移動可能となるように、前端部に回転支点95aが設けられている。第一テープ保持部95は、後端側にレバー95bが突設されているとともに、第一テープ保持部95の後端部を下方に引っ張るように収縮する図示しないコイルばねが組付けられている。このような構成により、第一テープ保持部95は、通常の状態においてスプロケット93aとの間で部品包装テープ2を保持し、レバー95bを持ち上げられた状態においてテープ保持を開放するようになっている。
また、第一テープ保持部95の上面部95cは、部品包装テープ2を被覆するとともに、前端側が部品供給位置Pとして開口されている。テープフィーダ90は、部品包装テープ2を第一テープ保持部95により保持しつつ、第一テープ保持部95の上面部95cにおける開口の後端側縁部であるトップテープ剥離部95dを支点としてトップテープ22をテープフィーダ90の後端側に引っ張ることによって、キャリアテープ21からトップテープ22を引き剥がすようになっている。
図2に示すように、フィーダ本体91の前端面には、通信コネクタ96aと2つの位置決めピン96bが設けられている。通信コネクタ96aは、フィーダ保持台10の通信ジャック15(図6参照)に接続され、図示しないコントロール基板のフィーダ制御部と制御装置100との間で通信可能とし、またテープフィーダ90の各部に給電する電力を供給される電源ピンとしても機能する。2つの位置決めピン96bは、上下方向にそれぞれ離間して配置され、フィーダ保持台10および図示しない部品実装機に対する保持位置を決めるために用いられる。
また、フィーダ本体91の中央下部には、トップテープ剥離部95dで引き剥がされたトップテープ22を部品包装テープ2のピッチ送り方向とは反対方向に送り出すトップテープ送り出し機構部97が設けられている。このトップテープ送り出し機構部97は、ギヤ97aと、該ギヤ97aを回転駆動するモータ97b等とを備えている。また、トップテープ送り出し機構部97には、送り出されるトップテープ22がトップテープ送り出し機構部97から外れないようにトップテープ22を保持する第二テープ保持部98が設けられている。
図4に示すように、第二テープ保持部98は、トップテープ送り出し機構部97のギヤ97aと噛合可能なギヤ98aと、該ギヤ98aをギヤ97aの径方向に移動可能とする回転支点98bを有するアーム98cと、該アーム98cから下方に突出するレバー98dと、アーム98cをギヤ97a側に収縮するコイルばね98e等とが設けられている。このような構成により、第二テープ保持部98は、通常の状態においてギヤ98aをトップテープ送り出し機構部97のギヤ97aと噛合させてトップテープ22を保持し、レバー98dをコイルばね98eの弾性力に抗して移動された状態においてテープ保持を開放するようになっている。
フィーダ本体91のトップテープ剥離部95dとトップテープ送り出し機構部97との間には、トップテープ剥離部95dで引き剥がされたトップテープ22をトップテープ送り出し機構部97に案内するトップテープ送りガイド99が設けられている。このトップテープ送りガイド99は、一対のガイドローラ99a,99bで構成された案内部であり、テープ送りガイド94上をピッチ送りされる部品包装テープ2よりも上方に位置するように設けられている。そして、テープフィーダ90の先端側に配置されている一方のガイドローラ99aは、トップテープ22のたるみを防止するためにトップテープ22に張力を付与するローラとして設けられている。
ここで、図5に示すように、部品包装テープ2は、所定ピッチで形成されたキャビティ24内に部品4が収納されたキャリアテープ21と、キャリアテープ21の上面に接着されて部品4を覆うトップテープ22とにより構成される。部品包装テープ2の幅方向一側の縁部には、一定ピッチPhで部品包装テープ送り孔23が穿孔されている。これにより、部品包装テープ2は、ピッチ送り機構部93のスプロケット93aが回転することでスプロケット93aの歯が部品包装テープ送り孔23に順番に嵌まり込みながらピッチ送りされるようになっている。
また、部品包装テープ2は、テープリール3から引き出され、テープフィーダ90にセットされる際に、トップテープ22の先端がキャリアテープ21の先端より所定の突出長さ突出するように切断処理され、図5の一点鎖線で示すように、トップテープ22の突出部22aがキャリアテープ21の先端裏面側に折り返される。例えば、キャリアテープ21の先端から先頭の部品4までの距離d1は、20mmとなるように切断処理され、トップテープ22の突出部22aの長さd2は、キャリアテープ21の先端から40mmとなるように切断処理される。
部品包装テープ2は、部品供給する場合に、テープリール3から引き出されて第一テープ保持部95により保持され、トップテープ剥離部95dでキャリアテープ21からトップテープ22を引き剥がされる。引き剥がされたトップテープ22は、第一テープ保持部95から第二テープ保持部98まで、一対のガイドローラ99a,99bを経由した転送経路で取り回される。そして、テープフィーダ90は、ピッチ送り機構部93のモータ93bとトップテープ送り出し機構部97のモータ97bを同期して駆動することにより、キャリアテープ21をピッチ送りするとともに、トップテープ22を所定の転送経路で送り出すようになっている。
(テープ自動セット装置の構成)
図1に示すように、テープ自動セット装置1は、テープフィーダ90を保持するフィーダ保持台10と、部品包装テープ2の先端を処理するテープ自動処理装置110と、テープ自動処理装置110で処理された部品包装テープ2を搬送するテープ搬送装置40と、テープフィーダ90の第一、第二テープ保持部95,98(図2参照)によるテープの保持をそれぞれ開放する第一、第二開放装置50,60と、テープフィーダ90に仮テープ77(図10参照)を移載してトップテープ22を装填するトップテープ装填装置70と、各装置の動作を制御する制御装置100等とを備えて構成される。なお、フィーダ保持台10、テープ搬送装置40、第一、第二開放装置50,60およびトップテープ装填装置70が、テープ自動装填装置を構成している。
図1に示すように、フィーダ保持台10は、保持したテープフィーダ90のテープ搬送方向がY方向に平行となるように、基台5上の中央部に配置されている。図1および図6に示すように、フィーダ保持台10は、テープフィーダ90を保持する台座11を備えている。この台座11には、フィーダ本体91の底面が載置される載置部12と、フィーダ本体91の前端面が当接される当接部13とが設けられている。載置部12上には、フィーダ本体91の下部両側面を挟持する一対の支持ガイド14が設けられている。当接部13には、テープフィーダ90の通信コネクタ96aが接続されて通信可能に且つ電力供給可能とする通信ジャック15と、テープフィーダ90の2つの位置決めピン96bが差込まれて位置決めされる位置決め穴16とが設けられている。
図1に示すように、テープ自動処理装置110は、フィーダ保持台10に保持されたテープフィーダ90のテープ送りガイド94が露呈している側(図2に示すテープフィーダ90の裏側)の基台5上に配置されている。図1、図7および図8に示すように、テープ自動処理装置110は、部品包装テープ2を搬送経路121に沿って搬送(ピッチ送り)する送り装置120と、搬送経路121に沿って搬送される部品包装テープ2を案内する案内装置130と、搬送経路121に沿って搬送される部品包装テープ2のキャビティ24および当該キャビティ24に収容された部品4を、搬送経路121に設けられた検知位置Ld(図8参照)にて検知する検知装置140と、搬送経路121に沿って搬送される部品包装テープ2からトップテープ22を剥離する剥離装置150と、搬送経路121に設けられた切断位置Lc(図8参照)においてキャリアテープ21およびトップテープ22の各切断箇所Q1(図20参照),Q2(図24参照)を切断する切断装置160と、切断装置160で切断された部品包装テープ2をテープ搬送装置40に移載する移載装置170等とを備えて構成される。
図7および図8に示すように、送り装置120は、搬送経路121が設けられた搬送部材122の下方に配置されたスプロケット123と、スプロケット123に連接されたギヤモータ124と、スプロケット123の近傍に配置されたスプロケット歯検知装置125等とを備えている。送り装置120は、部品包装テープ2を搬送経路121に沿って搬送してキャリアテープ21の切断箇所Q1およびトップテープ22の切断箇所Q2を切断位置Lcに順次位置決め可能に構成されている。
搬送経路121は、部品包装テープ2の幅より若干広い幅を有し、搬送部材122におけるテープ入口Le(図8参照)から切断位置Lcまで一直線に延びる溝状に形成されている。さらに、搬送経路121には、部品4が収納されたキャビティ24を通すための細溝121a(図7参照)が形成されている。
スプロケット123には、キャリアテープ21に穿孔されている送り穴23のピッチPhと同一ピッチの複数の歯123aが円周方向に形成されている。スプロケット123は、回転している歯123aのうち最上部に回転してきた歯123aと、搬送経路121に沿って挿入されてくる部品包装テープ2の送り穴23とが噛合可能なように搬送経路121の下方に配置されている。
ギヤモータ124は、例えば、ステッピングモータであり、連接されているスプロケット123により搬送される部品包装テープ2のキャリアテープ21およびトップテープ22の各切断箇所Q1,Q2の位置制御が可能なモータである。スプロケット歯検知装置125は、例えば、フォトセンサであり、スプロケット123の歯123aの1つが垂直上向きとなったこと、すなわちスプロケット123が原位置になったことを、スプロケット123の側面に付されたマークを読み取ることにより検知するセンサである。
案内装置130は、送り装置120の上方に配置され、搬送経路121に沿ってピッチ送りされる部品包装テープ2を下面から押圧する押圧部材131(図8参照)と、押圧される部品包装テープ2の上面が当接される当接部材132と、当接部材132を昇降するエアーシリンダ133と、部品包装テープ2を検知するテープ検知センサ134等とを備えている。
押圧部材131は、例えば、板ばねであり、搬送経路121の細溝121a内に配置されている。当接部材132は、エアーシリンダ133により搬送部材122と当接・離間可能に配置されている。テープ検知センサ134は、例えば、タッチセンサであり、搬送部材122におけるテープ入口Leから部品包装テープ2が挿入されたことを、部品包装テープ2の接触により検知するセンサである。なお、タッチセンサの代わりにフォトセンサとしてもよい。案内装置130は、当接部材132と搬送部材122とが当接しているときは、部品包装テープ2を搬送経路121に沿って搬送するときに上面基準で案内可能に構成され、当接部材132と搬送部材122とが離間しているときは、部品包装テープ2を搬送経路121から離脱可能に構成されている。
図1、図7および図8に示すように、検知装置140は、例えば、フォトセンサであり、案内装置120の当接部材132における搬送経路121の検知位置Ldの上方に配置され、搬送経路121に沿って搬送される部品包装テープ2のキャビティ24、キャビティ24間のテープ部分およびキャビティ24内の部品4を、光量の変化により検知するセンサである。なお、フォトセンサの代わりにカメラとしてもよい。
図7および図8に示すように、剥離装置150は、送り装置120の上方に配置され、搬送経路121に沿って搬送される部品包装テープ2からトップテープ22を剥離するスクレーパ151と、スクレーパ151を昇降するエアーシリンダ152等とを備えている。スクレーパ151には、部品包装テープ2のキャリアテープ21とトップテープ22との間に侵入可能な刃先が設けられている。スクレーパ151は、エアーシリンダ152により搬送経路121に沿って搬送される部品包装テープ2のキャリアテープ21とトップテープ22との間の位置および上方の退避位置に位置決め可能に配置されている。
図7および図8に示すように、切断装置160は、搬送経路121における切断位置Lcに設けられたカッター161と、カッター161を昇降するエアーシリンダ162等とを備えている。カッター161は、部品包装テープ2の幅より広い幅を有する片刃のカッターである。カッター161は、搬送経路121における切断位置Lcに位置決めされたキャリアテープ21およびトップテープ22の各切断箇所Q1,Q2を切断するために、エアーシリンダ162により上下方向に移動可能に配置されている。
図1および図7に示すように、上述の送り装置120、案内装置130、剥離装置150および切断装置160は、台座111に垂直に固定された支持板112に配置され、台座111は、基台5上に搬送経路121がY方向を向くように配置されている。
図1、図7および図8に示すように、移載装置170は、切断装置160で切断され搬送される部品包装テープ2を案内するガイド171と、ガイド171に配置された駆動ローラ172と、駆動ローラ172の上方に配置された従動ローラ173と、駆動ローラ172を回転駆動するギヤモータ174(図1参照)と、ガイド171、駆動ローラ172、従動ローラ173およびギヤモータ174が配置支持された支持板175を昇降するエアーシリンダ176と、エアーシリンダ176が配置固定された台座177(図1および図7参照)と、台座177を水平方向に移動させる一対のレール178aおよびエアーシリンダ178bを有する移動装置178(図1および図7参照)等とを備えている。
ガイド171は、部品包装テープ2の搬送方向に駆動ローラ172を挟んで配置されている。従動ローラ173は、図示しないばねで駆動ローラ172側に付勢されている。支持板175は、ガイド171のテープ搬入口171a(図8参照)を搬送経路121における切断位置Lcおよび上方の退避位置に位置決めするために、エアーシリンダ176により上下方向に移動可能に配置されている。台座177は、基台5上に所定間隔をあけてX方向に延在するように設けられている一対のレール178a上に、X方向にスライド可能に配置されている。さらに、台座177は、基台5上の一対のレール178aの間に配置されたエアーシリンダ178bに接続されている。移載装置170は、切断装置160で切断後に搬送される部品包装テープ2を保持し、テープフィーダ90に自動的に装填するテープ自動装填装置に保持した部品包装テープ2を移載可能に構成されている。
図1に示すように、テープ搬送装置40は、テープ自動処理装置110に対しフィーダ保持台10に保持されたテープフィーダ90を挟んで斜向かいの基台5上に配置されている。図1および図9に示すように、テープ搬送装置40は、搬送される部品包装テープ2を案内するガイド41と、搬送方向に配置された2つの駆動ローラ42と、各駆動ローラ42を回転駆動する2つのギヤモータ43等とを備えている。ガイド41は、始端側の駆動ローラ42の手前と、2つの駆動ローラ42の間と、終端側の駆動ローラ42の先とにそれぞれ配置されている。各駆動ローラ42は、Y方向に所定間隔で並んで配置されている。
また、図1に示すように、テープ搬送装置40は、図示しない支持板を介して台座44に載置固定されている。テープ搬送装置40の台座44、レール45およびエアーシリンダ46は、移載装置170の台座177、レール178aおよびエアーシリンダ178bとそれぞれ対応し、実質的に同一であるため詳細な説明を省略する。そして、このような構成により、テープ搬送装置40および移載装置170は、フィーダ保持台10に保持されたテープフィーダ90をX方向から挟むように接近または退避可能となっている。
そして、フィーダ保持台10にテープフィーダ90が保持され、テープ搬送装置40および移載装置170がテープフィーダ90に接近したとき、搬送される部品包装テープ2は、移載装置170のガイド171を通って案内され、さらにテープ搬送装置40のガイド41とテープフィーダ90のテープ送りガイド94との間隙を通って案内されるようになっている。
図1に示すように、第一、第二開放装置50、60は、テープ搬送装置40のY方向両側の基台5上に配置されている。図1および図9に示すように、第一開放装置50は、第一テープ保持部95のレバー95b(図3参照)をZ方向に移動可能な第一リフトレバー51と、第一リフトレバー51の先端がテープフィーダ90側に突出するように支持された支持台52と、支持台52をZ方向に移動可能なように第二テープ搬送装置40の台座44上に図示しない支持板を介して固定されたエアーシリンダ53等とを備えている。
第二開放装置60は、第二テープ保持部98のレバー98d(図3参照)をY方向に移動可能な第二リフトレバー61と、第二リフトレバー61の先端がテープフィーダ90側に突出するように支持された支持台62と、支持台62をY方向に移動可能とするエアーシリンダ63等とを備えている。このエアーシリンダ63は、図示しない支持板を介して台座64(図1参照)に載置固定されている。
第二開放装置60の台座64は、基台5上に所定間隔をあけてX方向に延在するように設けられた一対のレール65上に、X方向にスライド可能に配置されている。さらに、台座64は、台座移動用のエアーシリンダ66に接続されている。台座移動用のエアーシリンダ66は、基台5上の一対のレール65の間に配置されている。
図1に示すように、トップテープ装填装置70は、フィーダ保持台10に保持されたテープフィーダ90のトップテープ送り出し機構部97が露呈している側(図2に示すテープフィーダ90の裏側)の基台5上に配置されている。トップテープ装填装置70は、図1および図10に示すように、経路成形装置71と、連結装置72と、移載制御装置73等とを備えて構成される。
図10に示すように、経路成形装置71は、仮テープ77をトップテープ22の転送経路に倣った形状に成形して保持するものである。ここで、「仮テープ」とは、トップテープ22の取り回し部分を予め成形される延長テープである。本実施形態においては、仮テープ77は、トップテープ22と同形状および同素材により形成され、仮テープリール78に巻回されて経路成形装置71に保持されている。
また、トップテープ22の「転送経路」とは、テープフィーダ90がトップテープ22を第一テープ保持部95から第二テープ保持部98まで送り出す際に、当該トップテープ22の移動軌跡に相当するものである。より詳細には、図11の太破線部で強調して示される部位が、テープフィーダ90におけるトップテープ22の転送経路である。そして、経路成形装置71は、このトップテープ22の転送経路に倣った形状(図11の太実線部)、すなわち当該転送経路に概ね沿った形状に仮テープ77を成形するものである。
図1および図10に示すように、経路成形装置71は、本体プレート81と、移送部82と、第一押出部83と、第二押出部84等とを備えている。本体プレート81は、全体形状としては矩形状からなる板部材である。図10に示すように、この本体プレート81には、円弧形状の案内孔811,812,813が同心に形成されている。また、本体プレート81の正面には、仮テープ77を外側から接触して支持する外側支持ピン機構部814と、仮テープリール78から引き出された仮テープ77を案内支持する一対の仮テープ支持ローラ815が配置されている。
図12に示すように、本体プレート81の外側支持ピン機構部814には、回転支点814aにより本体プレート81に回転可能に支持プレート814bが設けられている。この支持プレート814bの先端部には、仮テープ77を支持するためのピン814cがX方向に突出するように取り付けられている。
図10に示すように、移送部82は、本体プレート81の背面側に配置され、回転支点821により案内孔811の円弧中心において回転可能に支持されている。移送部82の先端部には、本体プレート81の外周側に位置する案内孔811の縁部に支持され、本体プレート81の正面側で仮テープ77を把持可能な把持爪822が配置されている。
移送部82の回転支点821と把持爪822の間には、移送部82の周方向に伸びるアーム823,824が固定されている。移送部82の下方側(図10の下側)に位置するアーム823の先端部には、本体プレート81の中間に位置する案内孔812の縁部に支持され、本体プレート81の正面側に突出した2つの接触ローラ825が回転可能に支持されている。また、移送部82の上方側(図10の上側)に位置するアーム824の先端部には、本体プレート81の内周側に位置する案内孔813の縁部に支持され、本体プレート81の正面側に突出した接触ローラ826が回転可能に支持されている。
このような構成により、移送部82は、図示しない駆動モータにより回転されると、把持爪822により把持した仮テープ77の端部を、案内孔811に沿って移送可能となっている。そして、移送部82が初期角度から所定の移送完了角度まで回転すると、図11に示すように、経路成形装置71における第一位置P1,第二位置P2を経由して、第三位置P3まで仮テープ77の端部を移送する。ここで、第一位置P1は第二テープ保持部98に、第二位置P2はトップテープ送りガイド99に、第三位置P3は第一テープ保持部95にそれぞれ対応する位置である。
図10に示すように、第一押出部83は、本体プレート81の正面側に配置され、回転支点831により回転可能に支持されている。この第一押出部83は、図示しない弾性部材により回転支点831を中心に時計回りに付勢されて、初期状態においては移送部82の接触ローラ826と接触した状態を維持されている。第一押出部83の正面には、仮テープ77を内側から接触して支持する内側支持ピン機構部832、および2つの案内ピン833が配置されている。
図12に示すように、第一押出部83の内側支持ピン機構部832には、回転支点832aにより第一押出部83に回転可能に2つの支持プレート832b,832cが設けられている。各支持プレート832b,832cの先端部には、仮テープ77を支持するためのピン832d,832eがX方向に突出するように取り付けられ、それぞれ回転支点832aの回りに回転可能となっている。
また、各ピン832d,832eは、各支持プレート832b,832cを介して引張りばね832fに連結され、当該引張りばね832fの弾性力により初期間隔に維持されている。本実施形態においては、図12に示すように、各支持プレート832b,832cが互いに約90度ずれた角度における各ピン832d,832eの距離を初期間隔としている。
図10に示すように、第二押出部84は、本体プレート81の正面側に配置され、回転支点841により回転可能に支持されている。この第二押出部84は、図示しない弾性部材により回転支点841を中心に時計回りに付勢されて、初期状態においては移送部82の各接触ローラ825,826と接触することなく所定位相となる状態を維持されている。第二押出部84の正面には、仮テープ77を内側から接触して支持する2つの案内ピン842が配置されている。
このような構成からなる第一押出部83および第二押出部84は、図11に示すように、移送部82が仮テープ77の端部を移送する際に回転すると、接触ローラ825,826と曲面状にそれぞれ形成された背面部が接触して、反時計回りに回転する。そうすると、第一押出部83の内側支持ピン機構部832および各案内ピン833と、第二押出部84の各案内ピン842が本体プレート81の外周側に移動することになる。
このように、第一押出部83および第二押出部84は、移送部82の回転に連動して、移送部82の移送により張られた仮テープ77の一部を押し出すように構成されている。これにより、第一押出部83は、仮テープ77をトップテープ22の転送経路に倣った形状に成形している。また、第二押出部84は、仮テープ77がトップテープ22と連結される部位に当該トップテープ22の先端部22aと対向する対向面77aを形成している。
図10に示すように、連結装置72は、テープフィーダ90の第一テープ保持部95においてキャリアテープ21から剥離されたトップテープ22に、経路成形装置71に保持された仮テープ77を連結するものである。この連結装置72は、経路成形装置71の本体プレート81に固定されている。また、連結装置72は、本実施形態においては、斜め上方向(図の右上方向)に延びる加熱部材72aにより、トップテープ22と仮テープ77を加熱処理して連結する。
移載制御装置73は、トップテープ22に連結された仮テープ77を経路成形装置71からテープフィーダ90に移載する装置である。移載制御装置73は、経路成形装置71の動作を制御するとともに、制御装置100と通信して第二開放装置60の動作を制御することにより仮テープ77の移載を行っている。
図1に示すように、トップテープ装填装置70は、経路成形装置71が図示しない支持板を介して台座74にそれぞれ載置固定されている。トップテープ装填装置70の台座74は、基台5上に所定間隔をあけてX方向に延在するように設けられている一対のレール75上に、X方向にスライド可能に配置されている。さらに、台座74は、エアーシリンダ76に接続されている。エアーシリンダ76は、基台5上の一対のレール75の間に配置されている。
図1に示すように、制御装置100は、テープ自動処理装置110の動作を制御するテープ処理制御部104と、テープ搬送装置40の動作を制御するテープ搬送制御部101と、第一開放装置50および第二開放装置60の動作を制御するテープ保持開放制御部102と、トップテープ装填装置70の動作を制御するトップテープ装填制御部103等とを備えている。
(テープ自動セット装置の動作)
次に、本実施形態のテープ自動セット装置1の動作を図14のフローチャート等に基づいて説明する。テープ自動セット装置1の初期状態においては、図1に示すように、移載装置170と、テープ搬送装置40と、第一、第二開放装置50,60と、トップテープ装填装置70の何れもフィーダ保持台10からX方向に所定距離をもって離間している。そして、図8に示すように、テープ自動処理装置110の案内装置130、剥離装置150、切断装置160および移載装置170は下降している。
また、トップテープ装填装置70は、仮テープ77をトップテープ22の転送経路に倣った形状に予め成形して保持している。すなわち、トップテープ装填装置70の初期状態(移送部82の回転角度が0度の状態)においては、図10に示すように、移送部82の把持爪822が一対の仮テープ支持ローラ815から突出している仮テープ77の端部を把持し、第一、第二押出部83,84もそれぞれ初期角度を維持されている。
そして、移送部82が回転駆動されると、仮テープリール78から仮テープ77が順次引き出され、仮テープ77の端部が一対の仮テープ支持ローラ815を始点とし、第一位置P1および第二位置P2を経由して移送される。そして、移送部82が140度回転すると、図15に示すように、移送部82の接触ローラ825,826が第一押出部83と第二押出部84に接触して連動させる。これにより、第一押出部83の外側支持ピン機構部814と案内ピン833が仮テープ77を徐々に押し出していく。第二押出部84は、接触ローラ826により連動はするが、この段階では仮テープ77と非接触となっている。
さらに、移送部82が回転駆動されて初期状態から165度回転すると、図16に示すように、仮テープ77の端部が第三位置P3まで移動される。これにより、仮テープ77は、移送部82によりテープフィーダ90の第一テープ保持部95に対応する位置まで引き出されたことになる。そして、移送により張られた仮テープ77の一部が第一押出部83によりさらに押し出され、仮テープ77は、トップテープ22の転送経路に倣った形状に成形される。
より詳細には、本体プレート81の外側支持ピン機構部814と第一押出部83の内側支持ピン機構部832により、仮テープ77は、図12に示すように、S字状に湾曲した形状に成形されている。このとき、内側支持ピン機構部832においては、各ピン832d,832eは、引張りばね832fにより初期間隔を維持されている。
移送部82が初期状態から165度回転した状態において、図16に示すように、移送により張られた仮テープ77の一部が第二押出部84の案内ピン842により押し出され、仮テープ77は、後にトップテープ22と連結される際に当該トップテープ22と対向するように、コ字状に成形されている。
このように、トップテープ装填装置70は、移送部82を回転させることで第一押出部83および第二押出部84を連動させ、仮テープ77を所定の形状に成形して保持するようになっている。但し、トップテープ装填装置70による仮テープ77の成形は、トップテープ22の装填までに行われていればよく、例えば、後述する部品包装テープ2の搬送と並行して行うようにしてもよい。
上述の初期状態において、作業者は、テープフィーダ90をフィーダ保持台10にセットする。具体的には、フィーダ本体91の底面を載置部12上の一対の支持ガイド14間に載置して挟持させ、フィーダ本体91の位置決めピン96bおよび通信コネクタ96aを当接部13の位置決め穴16および通信ジャック15にそれぞれ差込む。そして、テープリール3をリール収容部92に取付け、テープ自動セット装置1の制御装置100に備えられているフィーダセット完了ボタンを押す。
すると、テープ処理制御装置104は、移載装置170の支持板175を上昇させて退避位置に待機させる(ステップS1)。そして、送り装置120のスプロケット123を回転開始し(ステップS2)、スプロケット歯検知装置125からの検知信号の受信の有無、すなわちスプロケット123が原位置になったか否かを判定する(ステップS3)。そして、スプロケット歯検知装置125から検知信号を受信したら、スプロケット123を回転停止する(ステップS4)。
テープ処理制御装置104は、案内装置130のテープ検知センサ134からの検知信号の受信の有無、すなわち搬送部材122の搬送経路121にテープ入口Leから部品包装テープ2の先端部が作業者により挿入されたか否かを判定する(ステップS5)。そして、図17に示すように、テープ検知センサ134から検知信号を受信したら、スプロケット123を回転開始する(ステップS6)。
テープ処理制御装置104は、検知装置140からの空のキャビティ24から部品4が有るキャビティ24に移行した検知信号の受信の有無を判定する(ステップS7)。そして、図18に示すように、部品4が有るキャビティ24に移行したことを検出したら、予め設定されているキャリアテープ21の先端から先頭の部品4までの距離d1と、既知の検知位置Ldと切断位置Lcとの間の距離Dとから、キャリアテープ21の切断箇所Q1を演算する(ステップS8、「切断箇所演算手段」に相当する)。
図19に示すように、テープ処理制御装置104は、部品包装テープ2を引き続き搬送して剥離装置150のスクレーパ151でキャリアテープ21からトップテープ22を剥離させる。剥離したトップテープ22は、剥離装置150の上方に一時保留される。そして、図20に示すように、部品包装テープ2をさらに搬送してキャリアテープ21の切断箇所Q1を切断位置Lcに搬送位置決めし(ステップS9)、スプロケット123を回転停止する(ステップS10)。
ここで、上述のステップS7からステップS10までの処理の一例を具体的に説明する。図21に示すように、検知装置140からの検知信号(光量)Sは、部品包装テープ2のキャビティ24間のテープ部分でSoを示すとすると、部品4が無い空のキャビティ24では透過光量が増大するのでSaを示し、部品4が有るキャビティ24では透過光量が減少するのでSbを示す。
そこで、空のキャビティ24から部品4が有るキャビティ24に移行したら、そのときの検知信号Sの立ち上がり時点t3と現時点t4との間のスプロケット123用のギヤモータ124のパルス数をカウントする。そして、このパルスカウント数に基づいて部品包装テープ2の送り量を求めることにより、部品4が有るキャビティ24の図示左端位置Lctと検知位置Ldとの距離xを求めることができる。
そして、既知の検知位置Ldと切断位置Lcとの間の距離Dから予め設定されているキャリアテープ21の先端から先頭の部品4までの距離d1および上記距離xを減算した距離D−d1−xだけ部品包装テープ2を搬送することにより、切断箇所Q1を切断位置Lcに位置決めすることができる。あるいは、上記距離d1+xだけ部品包装テープ2を逆搬送した後、距離Dだけ部品包装テープ2を搬送することにより、キャリアテープ21の切断箇所Q1を切断位置Lcに位置決めすることができる。
図22に示すように、テープ処理制御装置104は、切断装置160のカッター161を上昇させ、切断位置Lcに位置決めされたキャリアテープ21の切断箇所Q1を切断する(ステップS11)。そして、図23に示すように、スクレーパ151を上昇させて待機位置に待機させ(ステップS12)、スプロケット123を回転開始し(ステップS13)、キャリアテープ21を所定距離搬送し(ステップS14)、剥離装置150の上方に一時保留されているトップテープ22をキャリアテープ21の前方に送り出し、スプロケット123を回転停止する(ステップS15)。
図24に示すように、テープ処理制御装置104は、スプロケット123を逆回転開始し(ステップS16)、ステップS11で切断したキャリアテープ21の先端から予め設定されている所定の突出長さd1だけトップテープ22が突出するように、トップテープ22の切断箇所Q2を求めて切断位置Lcに位置決めし(ステップS17)、スプロケット123を逆回転停止する(ステップS18)。
図25に示すように、テープ処理制御装置104は、剥離装置150を下降させ(ステップS19)、切断装置160のカッター161を上昇させ、切断位置Lcに位置決めされたトップテープ22の切断箇所Q2を切断する(ステップS20)。そして、図26に示すように、スプロケット123を回転開始し(ステップS21)、キャリアテープ21の先端を切断位置Lcに位置決めし(ステップS22)、スプロケット123を回転停止する(ステップS23)。
図27に示すように、テープ処理制御装置104は、移載装置170の支持板175を下降させ、ガイド171のテープ搬入口171aを搬送経路121の切断位置Lcに位置合わせする(ステップS24)。このとき、切断位置Lcから突出しているキャリアテープ21は、ガイド171に押されて下方に垂れ下がった状態になる。そして、図28に示すように、スプロケット123を回転開始し(ステップS25)、部品包装テープ2をガイド171に沿って搬送して駆動ローラ172と従動ローラ173との間に保持させ(ステップS26)、スプロケット123を回転停止する(ステップS27)。
図29に示すように、テープ処理制御装置104は、案内装置130の当接部材132および剥離装置150のスクレーパ151を上昇させて退避させ(ステップS28)、図30に示すように、移載装置170の台座177をフィーダ保持台10に接近するX方向に移動させる(ステップS29)。これにより、駆動ローラ172と従動ローラ173との間に保持された部品包装テープ2は、搬送経路121から離脱され、フィーダ保持台10に接近するX方向に移動する。
一方、テープ搬送制御部101は、テープ搬送装置40をフィーダ保持台10に接近するX方向に移動させる。そして、図31に示すように、移載装置170およびテープ搬送装置40は、ガイド171におけるテープ搬出口171bとガイド41におけるテープ挿入口41aとが整列するように、すなわち各ガイド171,41のX方向位置がテープフィーダ90のテープ送りガイド94のX方向位置と等しくなるように位置決めされる。
また、テープ搬送装置40の移動に伴い第一開放装置50も移動し、第一開放装置50の第一リフトレバー51は、テープフィーダ90の第一テープ保持部95のレバー95bの作動側に差込まれる。そして、テープ保持開放制御部102は、第一開放装置50の支持台52をZ方向に上昇させて、第一リフトレバー51により第一テープ保持部95のレバー95bを持ち上げる。これにより、第一テープ保持部95は、回転支点95aを中心に上方へ回転するので、ピッチ送り機構部93との保持状態が開放される。
そして、テープ処理制御装置104は、移載装置170のギヤモータ174を駆動させ、テープ搬送制御部101は、モータ93bを駆動させる。これにより、部品包装テープ2は、各駆動ローラ172,42により送り出され、ガイド171,41およびテープ送りガイド94により案内されて第一テープ保持部95とピッチ送り機構部93との間隙を通って搬送される。以上により、部品包装テープ2のテープ自動装填装置への移載が完了する(ステップS30)。
テープ保持開放制御部102は、第一開放装置50の支持台52および第一リフトレバー51を下降させる。これにより、第一テープ保持部95は、回転支点95aを中心に下方へ回転するので、ピッチ送り機構部93との間に部品包装テープ2を保持する状態となる。そして、テープ搬送制御部101は、モータ93bを駆動させてスプロケット93aを回転させ、部品包装テープ2が第一テープ保持部95から所定量だけ突出するように部品包装テープ2を搬送する。
このとき、図32に示すように、テープ搬送制御部101は、トップテープ22の突出部22aがキャリアテープ21の先端裏面側に折り返された部品包装テープ2であるときは、部品包装テープ2を逆方向に搬送してトップテープ22の突出部22aの折り返しを戻す。そして、再び部品包装テープ2が第一テープ保持部95から所定量だけ突出するように部品包装テープ2を搬送する。これにより、トップテープ22の突出部22aは、キャリアテープ21の先端から突出した状態になるので、トップテープ22をキャリアテープ21から確実に剥離させることができる。
続いて、図33に示すように、テープ搬送制御部101は、テープ搬送装置40をフィーダ保持台10から離間させるようにX方向に移動させる。さらに、テープ保持開放制御部102は、第二開放装置60をフィーダ保持台10に接近させるX方向に移動させる。これにより、第二開放装置60の第二リフトレバーは、テープフィーダ90の第二テープ保持部98のレバー98dの作動側に差し込まれる。
そして、テープ保持開放制御部102は、第二開放装置60の支持台62をY方向に移動させて、第二リフトレバー61により第二テープ保持部98のアーム98cをフィーダ本体91の後端側に回転支点98bを中心に回転させる。これにより、第二テープ保持部98のギヤ98aは、トップテープ送り出し機構部97のギヤ97aから離間するので、トップテープ送り出し機構部97との保持状態が開放される。
このように、第二テープ保持部98が開放されている状態で、トップテープ装填制御部103は、トップテープ装填装置70をフィーダ保持台10に接近させるようにX方向に移動させる。このとき、トップテープ装填装置70は、上述したように、仮テープ77をトップテープ22の転送経路に倣った形状に予め成形して保持している状態にある。そして、図33に示すように、トップテープ装填装置70は、保持する仮テープ77のX方向位置がテープフィーダ90に保持された部品包装テープ2のX方向位置と等しくなるように位置決めされる。
そうすると、図34に示すように、第一テープ保持部95から突出したトップテープ22の下側に仮テープ77の端部が位置決めされ、トップテープ22の先端部22aに仮テープ77の対向面77aが対向した状態となる。また、仮テープ77のうち第一押出部83の2つの案内ピン833の間に位置する部位は、離間したトップテープ送り出し機構部97のギヤ97aと第二テープ保持部98のギヤ98aの間を通過するように位置決めされる。さらに、仮テープ77のうち、外側支持ピン機構部814および内側支持ピン機構部832によりS字状に湾曲した部位は、図に示すように、テープフィーダ90におけるトップテープ送りガイド99の2つのガイドローラ99a,99bの間を通過するように位置決めされる。
そして、トップテープ装填制御部103は、連結装置72により加熱部材72aと図示しないテープ押さえとの間で対向するトップテープ22および仮テープ77を挟み込みながら加熱処理させる。そうすると、キャリアテープ21から剥離されたトップテープ22の剥離面に残存した接着剤が加熱処理により軟化され再度接着剤として機能する。これにより、トップテープ22に仮テープ77が連結される。そして、トップテープ装填制御部103は、移送部82の把持爪822を制御して仮テープ77の把持を解除する。
その後、移載制御装置73は、経路成形装置71および第二開放装置60の動作を制御して、経路成形装置71が保持する仮テープ77をテープフィーダ90に移載する。具体的には、移載制御装置73は、先ず、経路成形装置71の移送部82をさらに反時計回りに回転させる。そうすると、移送部82の接触ローラ826が第二押出部84の背面部から外れ、第二押出部84は、弾性部材により時計回りに回転されて初期状態に戻る。
そうすると、図35に示すように、仮テープ77は、連結されたトップテープ22とともに、第一テープ保持部95から外側支持ピン機構部814のピン814cによって支持された状態となる。続いて、移載制御装置73の張力付与部73aは、仮テープリール78を逆回転(時計回りに回転)させる。これにより、第二押出部84が初期位置に戻ることにより弛んだ仮テープ77が巻き取られる。
さらに、張力付与部73aが仮テープリール78を回転させると、テープフィーダ90のピッチ送り機構部93が停止した状態なので、仮テープ77の張力が増加していく。そうすると、図13に示すように、内側支持ピン機構部832の引張りばね832fの弾性力に抗して2つのピン832d,832eが拡開しながら、テープフィーダ90のガイドローラ99bの両側を通過することになる。
このようにして、2つのピン832d,832eが保持していた仮テープ77がガイドローラ99bに移載される。同様に、外側支持ピン機構部814のピン814cもテープフィーダ90の先端側へ移動し、ピン814cが保持していた仮テープ77がテープフィーダ90のガイドローラ99aに移載される。
最後に、移載制御装置73は、テープ保持開放制御部102に対して第二開放装置60を保持状態とするように制御信号を送出する。これにより、テープ保持開放制御部102は、第二開放装置60の支持台62をY方向に移動させて、第二テープ保持部98のアーム98cをフィーダ本体91の前端側に回転支点98bを中心に回転させる。これにより、第二テープ保持部98のギヤ98aとトップテープ送り出し機構部97のギヤ97aとの間に仮テープ77が保持された状態となる。
そして、トップテープ装填装置70は、図示しないテープ切断機により、第二テープ保持部98と仮テープリール78との間で仮テープ77を切断する。その後に、トップテープ装填制御部103によりトップテープ装填装置70をフィーダ保持台10から離間するX方向に移動させる。このようにして、仮テープ77は、図に示すように、テープフィーダ90に移載された状態となる。このとき、仮テープ77は、搬送途中の部品包装テープ2と交差するが、部品包装テープ2を跨ぐようにフィーダ本体91内に設けられている切欠き部91aに係止され、部品包装テープ2との干渉が防止される。
また、テープ搬送制御部101は、モータ93bを駆動してスプロケット93aを回転させ、キャリアテープ21に収納されている部品4の頭出し、すなわち部品4を部品吸着位置Pに位置決めする。以上により、テープフィーダ90に対する部品包装テープ2の自動セットを終了する。
(実施形態の構成による効果)
上述したテープ自動処理装置100によると、検知装置140からの検知信号に基づいて、送り装置120および剥離装置150を制御してキャリアテープ21およびトップテープ22の各切断箇所Q1,Q2を切断位置Lcに順次位置決めし、切断装置160を制御してキャリアテープ21およびトップテープ22の各切断箇所Q1,Q2を順次切断する処理を自動的に行うことができる。これにより、作業者によるテープ切断作業を行う必要がないので、作業者の作業負担を軽減することができる。また、作業者の熟練度合に影響されないので、部品包装テープ2をテープフィーダ90にセットする際の効率を向上させることができる。
また、部品包装テープ2を搬送経路121に沿って搬送するときに上面基準で案内する案内装置130を備えているので、部品包装テープ2を高精度に搬送することが可能となり、トップテープ22およびキャリアテープ21の切断精度を高めることができる。また、切断装置160で切断後に搬送される部品包装テープ2を保持し、当該部品包装テープ2をテープ自動装填装置に移載する移載装置170を備えているので、作業者の作業負担をさらに軽減することができる。また、テープ自動処理装置100を備えたテープ自動セット装置1によると、部品包装テープ2の先端の処理およびテープフィーダ90への部品包装テープ2のセットを全て自動的に行うことがきるので、作業者の作業負担を大幅に軽減することができるとともに、部品4を短時間で供給可能な状態にすることができる。
1:テープ自動セット装置、 2:部品包装テープ、 3:テープリール、 21:キャリアテープ、 22:トップテープ、 40:テープ搬送装置、 70:トップテープ装填装置、 90:テープフィーダ、 110:テープ自動処理装置、 120:送り装置、 121:搬送経路、 130:案内装置、 131:押圧部材、 132:当接部材、 140:検知装置、 150:剥離装置、 151:スクレーパ、 160:切断装置、 161:カッター、 170:移載装置

Claims (7)

  1. 部品が収納されるキャビティを一定のピッチで設けたキャリアテープの上面側にトップテープが接着されてなり、テープフィーダに装着したテープリールに巻回された部品包装テープの前記トップテープの先端が前記キャリアテープの先端より所定の突出長さ突出するように自動的に処理するテープ自動処理装置であって、
    前記部品包装テープを搬送経路に沿って搬送する送り装置と、
    前記搬送経路に沿って搬送される前記部品包装テープの前記キャビティに収容された前記部品の有無を、前記搬送経路に設けられた検知位置にて検知する検知装置と、
    前記搬送経路に沿って搬送される前記部品包装テープから前記トップテープを剥離する剥離装置と、
    前記搬送経路に設けられた切断位置において前記キャリアテープおよび前記トップテープの各切断箇所を切断する切断装置と、
    前記送り装置、前記剥離装置および前記切断装置の各動作を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記検知装置からの検知信号に基づいて、前記送り装置および前記剥離装置を制御して前記キャリアテープおよび前記トップテープの各切断箇所を前記切断位置に順次位置決めする位置決め制御手段と、
    前記切断装置を制御して前記キャリアテープおよび前記トップテープの各切断箇所を順次切断する切断制御手段と、
    を備えるテープ自動処理装置。
  2. 前記搬送経路に沿って搬送される前記部品包装テープを下面から押圧する押圧部材と、押圧される前記部品包装テープの上面が当接される当接部材と、を備え、前記部品包装テープを前記搬送経路に沿って搬送するときに上面基準で案内する案内装置、
    を備える請求項1のテープ自動処理装置。
  3. 前記切断装置で切断後に搬送される前記部品包装テープを保持し、前記部品包装テープを前記テープフィーダに自動的に装填するテープ自動装填装置に移載する移載装置、を備え、
    前記制御装置は、
    予め上昇待機している前記移載装置を下降させ、搬送される前記部品包装テープを前記移載装置に保持させる保持制御手段と、
    前記部品包装テープを前記搬送経路から離脱させ、前記移載装置のテープ搬出口が前記テープ自動装填装置のテープ挿入口と整列するように前記移載装置を前記テープ自動装填装置側に接近させ、前記テープ搬出口から前記テープ挿入口へ前記部品包装テープを搬送供給して移載する移載制御手段と、
    を備える請求項1又は2のテープ自動処理装置。
  4. 前記位置決め制御手段は、
    前記移載装置を下降させて前記部品包装テープを搬送するときに、前記トップテープの突出部が前記キャリアテープの先端裏面側に折り返されるように、前記切断装置で切断した前記トップテープの突出部を前記切断位置から突出させておく、
    請求項1〜3の何れか一項のテープ自動処理装置。
  5. 前記制御装置は、
    前記検知装置が、前記部品が無い前記キャビティから前記部品が有る前記キャビティに移行したことを検知して送出する部品有信号に基づいて、予め設定されている前記キャリアテープの先端から先頭の前記部品までの距離と、前記検知位置と前記切断位置との間の距離とから、前記キャリアテープの前記切断箇所を演算する切断箇所演算手段、を備え、
    前記位置決め制御手段は、
    前記部品有信号が送出されてから前記部品包装テープを前記検知位置と前記切断位置との間の距離搬送して前記キャリアテープの切断箇所を前記切断位置に位置決めし、次に前記部品包装テープを予め設定されている前記トップテープの突出長さ搬送して前記トップテープの切断箇所を前記切断位置に位置決めする、
    請求項1〜4の何れか一項のテープ自動処理装置。
  6. 第一テープ保持部において前記キャリアテープから前記トップテープを剥離するとともに、剥離した前記トップテープを前記第一テープ保持部から第二テープ保持部まで所定の転送経路で送り出すテープフィーダに対し、前記部品包装テープを自動的にセットするテープ自動セット装置であって、
    前記テープフィーダに装着したテープリールに巻回された前記部品包装テープの前記トップテープの先端が前記キャリアテープの先端より所定の突出長さ突出するように自動的に処理する、請求項1〜5の何れか一項のテープ自動処理装置と、
    前記テープ自動処理装置で処理され移載された前記部品包装テープを前記第一テープ保持部まで搬送し、前記第一テープ保持部において剥離された前記トップテープに、前記転送経路に倣った形状に成形された仮テープを連結し、前記仮テープを前記テープフィーダに移載するとともに、前記トップテープが剥離された前記キャリアテープを前記テープフィーダの部品供給位置に搬送するテープ自動装填装置と、
    を備えるテープ自動セット装置。
  7. 前記テープ自動装填装置は、
    前記トップテープの突出部を前記キャリアテープの先端裏面側に折り返した状態の前記部品包装テープが、前記テープ自動処理装置から移載された場合、前記部品包装テープを搬送して前記トップテープの突出部を前記テープフィーダの先端部から突出させ、前記部品包装テープを逆方向に搬送して前記トップテープの突出部の折り返しを戻す、
    請求項6のテープ自動セット装置。
JP2014552857A 2012-12-21 2012-12-21 テープ自動処理装置およびテープ自動セット装置 Active JP6053824B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2012/083279 WO2014097473A1 (ja) 2012-12-21 2012-12-21 テープ自動処理装置およびテープ自動セット装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6053824B2 JP6053824B2 (ja) 2016-12-27
JPWO2014097473A1 true JPWO2014097473A1 (ja) 2017-01-12

Family

ID=50977850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014552857A Active JP6053824B2 (ja) 2012-12-21 2012-12-21 テープ自動処理装置およびテープ自動セット装置

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP2938177B1 (ja)
JP (1) JP6053824B2 (ja)
CN (1) CN104885588B (ja)
WO (1) WO2014097473A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2019116416A1 (ja) * 2017-12-11 2020-08-27 ヤマハ発動機株式会社 部品実装機

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016203628A1 (ja) * 2015-06-18 2016-12-22 富士機械製造株式会社 テープ切断処理装置および処理方法
US11596090B2 (en) * 2017-06-16 2023-02-28 Fuji Corporation Tape feeder and carrier tape loading method
JP6918618B2 (ja) * 2017-07-31 2021-08-11 Juki株式会社 電子部品供給装置、電子部品実装装置、及び電子部品供給方法
US11856704B2 (en) * 2018-03-21 2023-12-26 Fuji Corporation Tape auto-loading device and tape linking method therefor
JP6920546B2 (ja) * 2018-04-12 2021-08-18 株式会社Fuji テープ自動装填装置
JP7136589B2 (ja) * 2018-05-18 2022-09-13 株式会社Fuji テープ装填装置およびテープ連結方法
EP3860327B1 (en) * 2018-09-26 2024-04-24 Fuji Corporation Tape-feeder setting work apparatus
CN115152336B (zh) * 2020-03-31 2024-08-13 株式会社富士 带装填装置
CN118402326A (zh) * 2022-01-31 2024-07-26 株式会社富士 带自动处理装置及带盘装填装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0717511A (ja) * 1993-06-30 1995-01-20 Tokyo Ueruzu:Kk テープ切断装置
JP2002187210A (ja) * 2000-10-11 2002-07-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd キャリアテープの連結部材とそれを用いたキャリアテープの連結方法
JP2004091039A (ja) * 2002-07-12 2004-03-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd キャリアテープ切断装置及び方法、並びにキャリアテープ
JP2005152521A (ja) * 2003-11-28 2005-06-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd キャリアテープ切断治具及びキャリアテープ
JP2013157349A (ja) * 2012-01-26 2013-08-15 Murata Mfg Co Ltd テープフィーダ、テープフィーダの使用方法および巻取リール
WO2013132599A1 (ja) * 2012-03-06 2013-09-12 富士機械製造株式会社 テープ自動セット装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69837298T2 (de) * 1997-01-20 2007-12-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma Vorrichtung zum Bereitstellen von Bauteilen
JPH1187991A (ja) 1997-09-10 1999-03-30 Toshiba Fa Syst Eng Kk チップ型テーピングの自動段取り装置
US7220095B2 (en) * 2001-05-24 2007-05-22 Lyndaker David W Self-threading component tape feeder
JP4086541B2 (ja) * 2002-05-14 2008-05-14 松下電器産業株式会社 部品供給方法及び部品供給装置
US7581320B2 (en) * 2003-02-12 2009-09-01 Fuji Machine Mfg. Co., Ltd. Method for connecting component delivery tapes, structure of the connection, and scissors for component delivery tape, used for the connection method

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0717511A (ja) * 1993-06-30 1995-01-20 Tokyo Ueruzu:Kk テープ切断装置
JP2002187210A (ja) * 2000-10-11 2002-07-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd キャリアテープの連結部材とそれを用いたキャリアテープの連結方法
JP2004091039A (ja) * 2002-07-12 2004-03-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd キャリアテープ切断装置及び方法、並びにキャリアテープ
JP2005152521A (ja) * 2003-11-28 2005-06-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd キャリアテープ切断治具及びキャリアテープ
JP2013157349A (ja) * 2012-01-26 2013-08-15 Murata Mfg Co Ltd テープフィーダ、テープフィーダの使用方法および巻取リール
WO2013132599A1 (ja) * 2012-03-06 2013-09-12 富士機械製造株式会社 テープ自動セット装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2019116416A1 (ja) * 2017-12-11 2020-08-27 ヤマハ発動機株式会社 部品実装機

Also Published As

Publication number Publication date
EP2938177A4 (en) 2015-12-09
CN104885588B (zh) 2017-08-08
EP2938177A1 (en) 2015-10-28
JP6053824B2 (ja) 2016-12-27
WO2014097473A1 (ja) 2014-06-26
EP2938177B1 (en) 2017-10-18
CN104885588A (zh) 2015-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6053824B2 (ja) テープ自動処理装置およびテープ自動セット装置
JP6571184B2 (ja) テープ切断処理装置および処理方法
JP5877891B2 (ja) テープ自動セット装置
EP3544403B1 (en) System comprising a feeder exchange device, a feeder
JP6920546B2 (ja) テープ自動装填装置
JP5955384B2 (ja) トップテープ装填装置およびテープ自動セット装置
CN108605430B (zh) 元件供给装置、元件供给方法及表面安装机
JP7158176B2 (ja) テープ自動装填装置
JPWO2017098628A1 (ja) リール保持装置
WO2019180858A1 (ja) テープ自動装填装置及びそのテープ連結方法
KR101690581B1 (ko) 부품 공급 유닛
JP7481506B2 (ja) テープ装填装置
JP6894021B2 (ja) マルチフィーダ装置
JP6656844B2 (ja) 基板の生産方法
JP7350879B2 (ja) テープ自動装填システム
JP6883709B2 (ja) キャリアテープ搬送装置およびキャリアテープ搬送方法
JP2022076628A (ja) 切断装置、部品装着システム及びテープ切断方法
JP7164922B2 (ja) キャリアテープ装填方法
JP2020155791A (ja) 部品供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6053824

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250