JPWO2014064757A1 - 法人情報提供装置及びサーバプログラム - Google Patents
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- G06Q10/00—Administration; Management
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Abstract
Description
すなわち本発明は、ユーザ端末に法人情報を提供する法人情報提供装置について、法人のWebサイトからWebページを定期的に収集するクローラ部と、Webページを蓄積する記憶装置でなるWebページ保持部と、法人情報に関する所定の情報項目(以下、法人概要項目)の集合が統一法人情報として定義されており、Webページ保持部が蓄積するWebページからその法人概要項目に該当する法人情報を抽出し、当該法人の統一法人情報を作成する統一法人情報生成部と、統一法人情報を蓄積する記憶装置でなる法人情報保持部と、を備えており、統一法人情報生成部は、抽出した最新の前記法人情報を法人情報保持部が蓄積する当該法人の過去の統一法人情報の法人情報と比較して変化を検出し、それによって最新の法人情報による統一法人情報と、最新の統一法人情報と過去の統一法人情報の差異表示とを作成して法人情報保持部に蓄積することを特徴とする。
また、本発明は、ユーザ端末に法人情報を提供するサーバプログラムであって、コンピュータの制御装置に、法人のWebサイトからWebページを定期的に収集する処理と、法人情報に関する所定の情報項目(以下、法人概要項目)の集合が統一法人情報として定義されており、収集したWebページからその法人概要項目に該当する法人情報を抽出する処理と、抽出したその最新の法人情報を記憶装置に蓄積する当該法人の過去の統一法人情報の法人情報と比較して変化を検出したならば、最新の法人情報による統一法人情報と、最新の統一法人情報と過去の統一法人情報の差異表示とを作成し記憶装置に蓄積する処理と、を実行させるサーバプログラムを提供する。
〔1〕最新と過去の各々の統一法人情報に含むすべての法人情報を送信する形態
〔2〕最新の統一法人情報についてはすべての法人情報を送信し、過去の統一法人情報については最新の統一法人情報と異なる古い法人情報を送信する形態
〔3〕最新の統一法人情報については過去の統一法人情報と異なる法人情報を送信し、過去の統一法人情報についてはすべての法人情報を送信する形態
また、前記サーバプログラムは、記憶装置が法人概要項目ごとにそれが変化したならば法人での発生が予想されるビジネスニーズを蓄積しており、制御装置が、前記変化を検出すると、記憶装置から変化した法人概要項目と関連付けられたビジネスニーズを抽出し、それを含めて当該法人の最新の統一法人情報を作成する。
また、前記サーバプログラムは、記憶装置が複数の法人の統一法人情報を蓄積しており、制御装置が、前記変化を検出すると、記憶装置が保持する他法人の統一法人情報を検索し、変化した法人概要項目と関連する法人情報を有する少なくとも1以上の法人を含む関連法人情報を作成する。
また、前記サーバプログラムは、制御装置が前記関連法人情報を含めて当該法人の最新の統一法人情報を作成する。
また、前記サーバプログラムは、統一法人情報の法人概要項目に住所情報が含まれており、記憶装置が、ユーザ端末で表示する地図画像と、住所情報に対応する地図画像上の位置座標を示す位置情報とを蓄積しており、制御装置が、住所情報に対応する地図画像上の座標位置に法人の所在を示すマーカー画像を配置する表示処理を実行する。
また、前記サーバプログラムは、記憶装置が、複数の法人の統一法人情報と、共通の住所情報をもつ法人リスト情報とを蓄積しており、ユーザ端末によって地図画像上のマーカー画像が選択されると、制御装置が地図画像上に法人リストを表示する処理を実行する
また、前記サーバプログラムは、ユーザ端末によって地図画像上の法人リストに含まれる法人が選択されることで、制御装置が当該法人の統一法人情報をユーザ端末に送信する処理を実行する。
また、変化のあった世界中の法人のビジネスニーズや関連法人情報を知ることができれば、過去の変化だけでなく、その法人の将来動向も分析することが可能になる。
したがって、本発明によれば、例えば多くの企業の営業活動で、多数の企業の変化をそれぞれビジネスチャンスとして捉えた新たな営業提案を効果的に実施できるようになる。
図1は、第1実施形態による法人情報提供システム1の全体構成図であり、法人情報を提供するWebサービスを実行する法人情報提供装置2、企業や財団法人など法人のWebサイトを公開するWebサーバ3(以下、符号「3」はそのWebサーバ3が提供するWebサイトにも使用する。)、前記Webサービスを利用するユーザ端末4を備えており、それらはインターネット網5を介して接続されている。
法人情報提供装置2、Webサイト3はサーバ装置にて実装され、ユーザ端末4は携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ノートブックパソコンなどの携帯通信端末や据置型のパーソナルコンピュータにて実装される。
ユーザ端末4による法人情報提供装置2との接続・接続解除は、本実施形態ではユーザ端末4の表示装置に表示されるブラウザ画面で所定のユーザIDとパスワードによる認証を伴う一般的なログイン操作とログアウト操作によって行われる。
クローラ部11は、企業、財団法人、社団法人等の「法人」のWebサイト3からWebページを定期的に収集し、記憶装置8のWebページ保持部16に蓄積する処理を実行する。アクセスするWebサイト3は、インターネット網5に公開されている世界中の法人のWebサイト3を対象とする。法人のWebサイト3か否かは、Webページに含まれている法人名に法人格を示す用語が含まれているかを検索し、含まれていれば法人のWebサイト3と判定し、含まれていなければ法人のWebサイト3とは判定しない。したがってWebサイト3の使用言語は日本語に限られず、法人のWebサイト3であればあらゆる言語のWebサイト3が対象とされる。
ただし、世界中の法人のWebサイト3とする他にも、国ごと(日本、アメリカ、フランスなど)、地域ごと(関東地方、九州地方など)、都市ごと(大阪、東京など)のように地理的条件を付けて、そこに所在する法人のWebサイト3を対象とすることができる。こうした地理的条件により収集対象とする法人を決める場合には、各法人のWebページに掲載されている住所情報を抽出し、それが収集対象の地域の名称に該当するか否かによって収集するかが決められる。
収集する頻度は任意の期間で設定することができる。例えば毎日、15日、30日、60日など所定の日数、月数、月初め、月末などを設定することができる。更新頻度が高いWebサイト3については収集頻度を高く設定し、更新頻度が少ないWebサイト3については収集頻度を低く設定することもできる。
法人のWebサイト3ごとに法人情報は様々な表示形態で公開されている。例えば「企業名」をWebページから抽出する場合、正式な企業の名称は一般的には「会社概要」に記載されている。ところが「企業名」が「会社概要」に書かれていても、A社ではそれが「会社名」の項目欄に記載されていたり、B社では「名称」の項目欄に記載されていたり、また特定の項目欄を設けずに記載されていることもある。こうした不都合はその他の法人情報でも同じである。すべての企業のWebサイト3で企業情報を記載するための項目欄が統一されていれば、Webページ3から比較的容易に求める法人情報を収集できるが、そのようにはされていない。
統一法人情報生成部12は、法人のWebサイト3ごとに様々な項目欄に公開されている法人情報を統一フォーマットに整理するための解析処理を実行する。
そして抽出した法人情報が過去の法人情報とすべて一致する場合には、過去の法人情報をそのまま保持する。
他方、抽出した法人情報の中に過去の法人情報と一致しないものがある場合には、新たに最新の統一法人情報を生成し、過去の統一法人情報を上書きせずに法人情報保持部18に蓄積する処理を実行する。これと併せて更新処理部13は、過去の法人情報から変化した最新の法人情報を可視化するための「差異表示」を生成する。本実施形態による「差異表示」はユーザ端末4で表示する最新の統一法人情報のうち、変化した最新の法人情報にアンダーラインを付ける文字飾りの強調表示を行うために必要な処理を実行する。
このとき表示処理部15は、法人リスト保持部19に蓄積する住所情報と対応する地図画像上の座標位置に、統一法人情報を作成した法人が所在することを示すマーカー画像を配置する表示処理を実行する。ユーザ端末4ではそのマーカー画像が付加された地図画像が表示される。
そして、ユーザ端末4によってマーカー画像の選択操作がなされると、表示処理部15は法人リスト保持部19に蓄積された「法人リスト」を抽出し、その表示画面をユーザ端末4に送信する処理を実行する。それによってユーザ端末4で法人リストが表示される。
こうすることで、ログインの際、前回と同じ地図画像を見たい場合に、その都度ユーザが表示領域を調整する操作する必要がなく便利である。また、ユーザ端末4が再びログインするまでの間に、地図画像の表示領域に含まれる法人の統一法人情報が更新されていれば、後述のようにマーカー画像の表示が変わるので、ユーザは地図画像の範囲での法人情報の変化を直ぐに把握することができるメリットがある。
Webページ保持部16は、クローラ部11が収集したWebサイト3のWebページを蓄積する。Webページ保持部16が保持するWebページデータ16aは、例えば図2で示すようにWebサイト3ごと、即ち同じドメイン名には共通の「識別子」16bが付与され、その識別子16bごとに法人を識別する。また、同じドメイン名を持つWebページごとに「URL」16cと「Webページ番号」16dが付与されて、各Webページのページデータ16eが保持されている。
具体的には「法人名」「設立」「代表」「資本金」「住所」「TEL」「事業」「商品/サービス」「取引先」「取引銀行」「株主」「株式市場」「社員数」「売上」「URL」である。それらの各法人概要項目には、例えば図3で例示するような「類語/検索ワード」が設定されている。図3では類語/検索ワードとして日本語のみを示しているが、日本語のみならず英語その他の言語を含めるようにしてもよい。また、英語その他の言語だけとして日本語を含めないようにすることもできる。
統一法人情報生成部12は、Webページ保持部16に蓄積した法人のWebサイト3のWebページから、その「法人概要項目」の「類語/検索ワード」の何れかを含むデータを検索し、これによって検出された「類語」を項目名とするコンテンツ(法人情報)を抽出することで、それを当該法人概要項目のコンテンツ(法人情報)として法人情報保持部18に蓄積する。
この地図画像は、法人情報提供装置2がユーザ端末4に提供する地域のものである。したがって、提供する地域が世界なら世界の地図画像であり、特定の国であれば当該国の地図画像であり、特定の国の特定の地域であれば当該地域の地図画像であり、特定の国の都市であれば当該都市の地図画像となる。そして、地図画像には実空間の座標系、例えば緯度経度の座標が設定されており、地図画像上の各地点には現実世界の位置を示す位置情報、具体的には緯度経度値が付されている。
次に、法人情報提供装置2による法人情報の提供の流れについて説明する。
法人情報提供装置2のクローラ部11は、いわゆるロボット検索によってインターネット網5に公開されている企業などの法人のWebサイト3を巡回してWebページ3を取得し、取得したWebページ3をWebページ保持部16にWebページデータ16aとして蓄積する(S11)。
なお、ページデータ16aとして蓄積するのはWebページ3の画像やテキストを含む全部でも良いが、データ量が膨大となるためそれらの一部でも良い。一部とする場合には例えば企業概要のWebページ3、事業概要のWebページ3、商品紹介、サービス紹介のWebページ3など、後述のようにユーザ端末に提供する統一法人情報を作成するために必要なコンテンツが掲載されているWebページ3をURLで特定し蓄積する。
Webページ保持部16のWebページデータ16aに新たなデータが蓄積されると、統一法人情報生成部12は、類語辞書保持部17に蓄積する類語辞書データ17aの法人概要項目17bごとに、その類語を検索ワードとするページデータ16eの検索を実行する(S13)。
具体的には、ページデータ16eの中に「法人名」に対応する項目欄がある否かの判定を、類語として設定した検索ワードに何れかに該当するテキストデータが存在するか否かを検索することで実行する(S15)。他の法人概要項目17bも同様に検索する。
他方、項目欄が存在しない場合には、それに対応するテキストデータは抽出せず処理が終了する。こうして企業等の法人のWebサイト3を対象として情報が収集されることになり、法人を対象とした統一法人情報が生成され、ユーザ端末4に提供される。
他方、既に蓄積されている場合、更新処理部13はデータの更新処理を実行する。具体的には、今回抽出した各法人概要項目17bの内容と統一法人情報として蓄積している過去の法人概要項目17bの内容との間に差異があるか否かを検出する(S21)。
他方、差異がある場合、更新処理部13は新たな統一法人情報18cを生成する(S25)。即ち、更新処理部13は、統一法人情報データ18aに新たなデータ番号18bを付与するとともに、新たな統一法人情報18cとして、今回法人概要項目17bごとに抽出した法人情報のテキストデータを更新日時とともに蓄積する。
次に、法人情報提供装置2がユーザ端末4に法人情報を提供する流れを説明する。以下では2つの提供形態について説明する。
ユーザ端末4は、法人情報提供装置2にログオンしてから法人情報提供装置2に特定の法人の統一法人情報18cの配信を要求する(S31)。この配信の要求は、例えば法人情報提供装置2がインターネット網5を介して提供する法人選択と、配信を求める情報選択と、配信要求とを送信する所定のWebページの表示画面にて行われる。
この場合、ユーザ端末4に送信されて、表示装置で画面表示される最新の統一法人情報18cは、(1)すべての法人概要項目17bに関する法人情報、(2)ユーザが選択した特定の法人概要項目17bに関する法人情報、(3)過去から変更のあった法人概要項目17bに関する法人情報、の何れかによって行われる。この何れにするかはユーザ端末4で行う配信を求める情報選択を行う表示画面で選択されるが、法人情報提供装置2の初期設定で決めておくこともできる。
例えば「過去情報(3)」(22b)は「過去情報(2)」に対して「商品/サービス」に「ケニア(ケニア)」「ブルーマウンテン(ジャマイカ)」が追加されている点で内容が変化している。これと同様に、「過去情報(4)」(22a)は「過去情報(3)」(22b)に対して「商品/サービス」に「クリスタルマウンテン(キューバ)」「コナ(ハワイ島)」が変化しており、「社員数」と「売上高」変化している。
更新処理部13はそうした変化を示す「差異表示」として、本実施形態ではアンダーラインをつけるとともに項目欄を着色する表示処理を行っている。したがってユーザはこの法人情報画面22を見れば直ぐに変化した法人概要項目17bと内容を把握することが可能である。
第1の提供形態は、ユーザ端末4で統一法人情報18c(法人情報画面22)を画面表示するものであるが、この提供形態では地図画像と関連付けて法人情報を提供するものである。
(1)法人情報保持部18に蓄積するすべての法人を対象とする。
これによれば、世界、国、地域、都市など法人情報保持部18が蓄積するすべての法人の新着情報を漏れなく容易に知ることができる。
(2)ユーザ設定でユーザが関心のある特定の法人のみを対象とする。
これによれば、ユーザが関心のある特定の法人の新着情報のみを効率的に知ることができる。
(3)ユーザ端末4で画面表示する地図画像24の表示エリアに含まれる法人のみを対象とする。
これによれば特定地域に所在する法人に的を絞って新着情報を知ることができる。
なお、地図画像24は任意の倍率で拡大・縮小して表示することができる。これに伴って表示エリアが変更すると、上記ステップ51〜ステップ59による処理が繰り返されて地図画像24の表示エリアが変わり、それに応じてマーカー画像25の表示個数も変わることになる。
第1の方法は、法人リスト26に列挙された法人名を選択する(S91)。
第2の方法は、新着情報表示部23cに列挙された法人名を選択する(S93)。
第3の方法は、検索部23bに法人名を入力して検索を実行し、検索結果として列挙された法人名を選択する(S95)。
したがって、例えば企業が営業活動を行う場合に、マーカー画像25の多い地域を調べることで、活動エリアの選定を容易に行うことができる。
(2)ユーザは、法人リスト26によってマーカー画像25付きの建物・施設に所在している法人を容易に知ることができる。
したがって、例えば企業が営業活動を行う場合に、多くの訪問先が見込める建物・施設を事前に調べることができ、効率的に営業活動を行うことができる。
(3)ユーザは、法人リスト26から展開される法人情報画面22によって、法人の法人概要を知ることができる。
したがって、例えば企業が営業活動を行う建物・施設を選定する際に、法人リスト26に含まれる複数の法人の概要を法人リスト26から展開することで容易且つシームレスに知ることができる。
(4)ユーザは、地図画像24、マーカー画像25、法人リスト26の順に展開された法人情報画面22の最新の統一法人情報枠22aと過去の統一法人情報枠22bによって、法人の変化を知ることができる。
したがって、例えば企業が営業活動を行う場合に、その変化した事項を事前に把握した上でそれに適した効果的な営業提案を行うことができる。
(5)ユーザは、法人情報画面22の統一法人情報枠22a、22bに付される差異表示によって、法人の変化の内容を即座に把握することができる。
(6)ユーザは、法人情報画面22の統一法人情報枠22a、22bによって、個々の法人のWebサイト3では表示形態が異なることの多い法人概要情報を統一法人情報18cという共通フォーマットを通じて知ることができる。したがって世界中の法人どうしであっても容易に比較することができる。
(7)ユーザは、マーカー画像25の更新表示によって、地図画像に表示された多数のマーカー画像25から更新表示のあるマーカー画像25のみを選択して、更新された最新の統一法人情報枠22aの内容を知ることができる。
図14は、第2実施形態による法人情報提供システム1である。第1実施形態との相違点は法人情報提供装置2である。即ち、本実施形態では記憶装置8がニーズ保持部27を備えている。その他の構成は第1実施形態と同じであるため、重複説明を省略する。
制御部7が統一法人情報18cを生成し、それを法人情報保持部18に蓄積するまでのプロセスについて、第1実施形態と異なる点は、ステップ23で更新処理部13が差異表示の処理を行った後である。
以上のようにして統一法人情報18cが生成され、更新処理部13がそれを法人情報保持部18に蓄積する。
なお、ビジネスニーズ27bの項目の書き込みは新たな統一法人情報18cのデータ蓄積を行った後に行ってもよい。
本実施形態が第1実施形態と相違する点は、法人情報画面22の構成である。即ち、この実施形態では図17で示すように、法人情報画面22の統一法人情報枠22aの最下欄に「ビジネスニーズ(1)商品/サービス」「ビジネスニーズ(2)社員数」の項目が付加されており、それぞれビジネスニーズが表示される。なお、図17の法人情報画面22は、説明の便宜上、図8の法人情報画面22の最新の統一法人情報枠22aのみを抜き出したものである。
第3実施形態の法人情報提供装置2は、ユーザ端末4に関連法人情報を提供する点で第1実施形態と異なる。法人情報提供システム1、法人情報提供装置2の構成は第1実施形態と同じであるため、重複説明を省略する。
制御部7が統一法人情報18cを生成し、それを法人情報保持部18に蓄積するまでのプロセスについて、第1実施形態と異なる点は、ステップ23で更新処理部13が差異表示の処理を行った後である。
そのために本実施形態の統一法人情報データ18aには、図4で示す統一法人情報18cの「URL」の項目の右隣側に複数種類の「関連法人情報」が設定されている。本実施形態では例えば「販売先」「仕入先」「同業他社」の項目が順に設定されている。
ここでは同一の商品を含む企業としてX社が抽出されたと仮定する。更新処理部13は、X社がA社と同一商品を取扱う「同業他社」とみなして、A社の統一法人情報18cの「同業他社」の項目に書き込む処理を実行する。
以上の例ではA社と商品が共通する同業他社のX社を第1階層とし、X社と関連するY社、Z社を第2階層として、A社とビジネス上、潜在的に関連性のあるネットワーク情報を提供する例を示したが、もちろん第2階層から続く第3階層以降についても探索することで関連法人情報を生成することもできる。
なお、前述の例では説明を簡略化するため、A社の新商品と共通する商品を取り扱う企業としてX社だけを抽出したが、図19で示すL社のように他にも企業がある場合は、前述したのと同様にしてX社と同様の書き込み処理を実行する。
本実施形態が第1実施形態と相違する点は、法人情報画面22の構成である。即ち、この実施形態では図20で示すように、法人情報画面22の統一法人情報枠22aの最下欄に関連法人情報22eとして「販売先」「仕入先」「同業他社」の項目が付加されており、それぞれ法人名が表示される。なお、図20の企業情報画面22は、説明の便宜上、図8の企業情報画面22の最新の統一企業情報枠22aのみを抜き出したものである。なお、法人リスト26から法人情報画面22を展開するのと同様に、関連法人情報22eの法人名を選択操作すれば法人情報画面22を表示できる。
以上の実施形態では法人情報提供装置2として各種の記憶装置8(Webページ保持部16,類語辞書保持部17,法人情報保持部18,法人リスト保持部19,地図画像保持部20,位置情報保持部21,ニーズ保持部27)を備える例を説明したが、それぞれ制御部7に対してWAN、LANで接続される1台以上のサーバ装置として構成しても良い。
2 法人情報提供装置
3 Webサーバ(Webサイト)
4 ユーザ端末
5 インターネット網
6 入力部
7 制御部(制御装置)
8 記憶装置
9 表示部
10 通信部
11 クローラ部
12 統一法人情報生成部
13 分析部
14 法人リスト作成部
15 表示処理部
16 Webページ保持部
16a Webページデータ
16b 識別子
16c URL
16d Webページ番号
16e ページデータ
17 類語辞書保持部
17a 類語辞書データ
17b 法人概要項目
18 法人情報保持部
18a 統一法人情報データ
18b データ番号
18c 統一法人情報
19 法人リスト保持部
19a 法人リストデータ
19b リスト番号
19c 住所情報
19d 位置座標
19e 法人名
19f URL
19g 法人リスト
20 地図画像保持部
21 位置情報保持部
22 法人情報画面
22a,22b 統一法人情報枠
22d ビジネスニーズ
22e 関連法人情報
23 地図表示画面
23a 操作部
23b 検索部
23c 新着情報表示部
23d 地図表示部
24 地図画像
25 マーカー画像
26 法人リスト
27 ニーズ保持部
27a ニーズデータ
27b ビジネスニーズ情報
Claims (14)
- ユーザ端末に法人情報を提供する法人情報提供装置において、
法人のWebサイトからWebページを定期的に収集するクローラ部と、
Webページを蓄積する記憶装置でなるWebページ保持部と、
法人情報に関する所定の情報項目(以下、法人概要項目)の集合が統一法人情報として定義されており、Webページ保持部が蓄積するWebページからその法人概要項目に該当する法人情報を抽出し、当該法人の統一法人情報を作成する統一法人情報生成部と、
統一法人情報を蓄積する記憶装置でなる法人情報保持部と、を備えており、 統一法人情報生成部は、抽出した最新の前記法人情報を法人情報保持部が蓄積する当該法人の過去の統一法人情報の法人情報と比較して変化を検出し、それによって最新の法人情報による統一法人情報と、最新の統一法人情報と過去の統一法人情報の差異表示とを作成して法人情報保持部に蓄積することを特徴とする法人情報提供装置。 - 法人概要項目ごとにそれが変化したならば法人での発生が予想されるビジネスニーズを蓄積する記憶装置でなるニーズ保持部を備え、
統一法人情報生成部は、前記変化を検出すると、ニーズ保持部から変化した法人概要項目と関連付けられたビジネスニーズを抽出し、それを含めて当該法人の最新の統一法人情報を作成する請求項1記載の法人情報提供装置。 - 法人情報保持部が複数の法人の統一法人情報を蓄積しており、
統一法人情報生成部は、前記変化を検出すると、法人情報保持部が保持する他法人の統一法人情報を検索し、変化した法人概要項目と関連する法人情報を有する少なくとも1以上の法人を含む関連法人情報を作成する請求項1又は請求項2記載の法人情報提供装置。 - 統一法人情報生成部は、関連法人情報を含めて当該法人の最新の統一法人情報を作成する請求項3記載の法人情報提供装置。
- 統一法人情報の法人概要項目には住所情報が含まれており、
ユーザ端末で表示する地図画像を蓄積する記憶装置でなる地図画像保持部と、
住所情報に対応する地図画像上の位置座標を示す位置情報を蓄積する記憶装置でなる位置情報保持部と、
住所情報に対応する地図画像上の座標位置に法人の所在を示すマーカー画像を配置する表示処理を実行する表示処理部とを備える請求項1〜請求項4何れか1項記載の法人情報提供装置。 - 法人情報保持部が複数の法人の統一法人情報を蓄積しており、
法人情報保持部の統一法人情報の中から共通の住所情報をもつ法人リスト情報を作成する法人リスト作成部を備えており、
表示処理部は、ユーザ端末によって地図画像上のマーカー画像が選択されると、地図画像上に法人リスト情報を含める表示処理を実行する請求項5記載の法人情報提供装置。 - 表示処理部は、ユーザ端末によって地図画像上の法人リストに含まれる法人が選択されることで、法人情報保持部から当該法人の統一法人情報を読み出してユーザ端末に送信する処理を実行する請求項6記載の法人情報提供装置。
- ユーザ端末に法人情報を提供するサーバプログラムであって、
コンピュータの制御装置に、
法人のWebサイトからWebページを定期的に収集する処理と、
法人情報に関する所定の情報項目(以下、法人概要項目)の集合が統一法人情報として定義されており、収集したWebページからその法人概要項目に該当する法人情報を抽出する処理と、
抽出したその最新の法人情報を記憶装置に蓄積する当該法人の過去の統一法人情報の法人情報と比較して変化を検出したならば、最新の法人情報による統一法人情報と、最新の統一法人情報と過去の統一法人情報の差異表示とを作成し記憶装置に蓄積する処理と、
を実行させるサーバプログラム。 - 記憶装置が法人概要項目ごとにそれが変化したならば法人での発生が予想されるビジネスニーズを蓄積しており、
制御装置が、前記変化を検出すると、記憶装置から変化した法人概要項目と関連付けられたビジネスニーズを抽出し、それを含めて当該法人の最新の統一法人情報を作成する請求項8記載のサーバプログラム。 - 記憶装置が複数の法人の統一法人情報を蓄積しており、
制御装置が、前記変化を検出すると、記憶装置が保持する他法人の統一法人情報を検索し、変化した法人概要項目と関連する法人情報を有する少なくとも1以上の法人を含む関連法人情報を作成する請求項8又は請求項9記載のサーバプログラム。 - 制御装置が前記関連法人情報を含めて当該法人の最新の統一法人情報を作成する請求項10記載のサーバプログラム。
- 統一法人情報の法人概要項目に住所情報が含まれており、
記憶装置が、ユーザ端末で表示する地図画像と、住所情報に対応する地図画像上の位置座標を示す位置情報とを蓄積しており、
制御装置が、住所情報に対応する地図画像上の座標位置に法人の所在を示すマーカー画像を配置する表示処理を実行する請求項8〜11何れか1項記載のサーバプログラム。 - 記憶装置が、複数の法人の統一法人情報と、共通の住所情報をもつ法人リスト情報とを蓄積しており、
ユーザ端末によって地図画像上のマーカー画像が選択されると、制御装置が地図画像上に法人リストを表示する処理を実行する請求項12記載のサーバプログラム。 - ユーザ端末によって地図画像上の法人リストに含まれる法人が選択されることで、制御装置が当該法人の統一法人情報をユーザ端末に送信する処理を実行する請求項13記載のサーバプログラム。
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