JPWO2013161781A1 - 非接触型情報媒体及び非接触型情報媒体付属冊子 - Google Patents

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Abstract

本態様に係る非接触型情報媒体は、ICチップと、ICチップに接続されたアンテナと、ICチップとアンテナとを挟装する複数の多孔質熱可塑性基材とを備える。ICチップを露出させる開口部が、複数の多孔質熱可塑性基材のそれぞれに形成されている。非接触型情報媒体は、少なくともICチップのリードフレーム側の開口部を閉塞する封止樹脂層をさらに備える。

Description

本発明は、アンテナとIC(集積回路)チップとを備え、非接触でICチップに情報を記録させることが可能な非接触型情報媒体及びこの非接触型情報媒体を備えた冊子に関する。
近年、非接触型情報媒体の普及は著しい。特に、非接触ICカード又は非接触ICタグを用いたシステムは、各方面で利用されている。
また、例えばパスポート又は預貯金通帳などの冊子形状の情報媒体に、非接触型情報媒体を付加した非接触型情報媒体付属冊子が開発されている。このような非接触型情報媒体付属冊子に利用されている非接触型情報媒体は、アンテナとこのアンテナに接続される非接触ICチップとを含むICインレットを、外装基材で挟み込んだ構成を持つ。非接触型情報媒体付属冊子は、この非接触型情報媒体を、カバークロスなどと呼ばれる表紙用部材に貼り合わせ、さらに、内貼り用紙又は本文用紙などのような冊子を貼り付け、装丁される。このような非接触型情報媒体付属冊子は、通常の冊子のようにデータの印字又はVISAスタンプの付与が可能であり、電子データの記録も可能であるという特徴を持つ。
このように裏表紙の内部に非接触型情報媒体を備えた冊子は、例えば文献1(特開2002−042068号公報)に開示されている。この文献1に記載されている非接触型情報媒体は、第1の基材、第2の基材、アンテナコイル、ICチップ及び接着剤層を備える。第2の基材には、所定の広さの開口部が設けられている。第2の基材が第1の基材に接着されることにより、開口部が凹部になる。そして、この凹部内にアンテナコイルとこのアンテナコイルに接続されたICチップとが配置される。第1の基材に接着剤層が形成される。文献1の非接触型情報媒体は、接着剤層によって冊子の裏表紙の内面に貼付される。
また、流通しているクレジットカード又はICカードにおいても、非接触型情報媒体が備えられる場合がある。
非接触型情報媒は、例えばPVC又はPET−Gなどのシートのような熱可塑性の基材の間に、IC及びアンテナ等を挟みこみ、強い熱圧をかけ、基材を流動させて平滑することで作製される。
非接触型情報媒体を冊子の表又は裏の表紙と内貼り用紙の間に接着することで、非接触型情報媒体付属冊子が作製される。
このような非接触型情報媒体は、PVC又はPET−GなどのシートでICチップ及びアンテナが密閉されるため、水分又は薬品に対して耐久性が高い。しかし、この非接触型情報媒体がそのまま冊子に接着され使用される場合、剛度が高くなって表紙が開きにくくなる場合があり、基材と内貼り用紙との接着が困難な場合がある。これらの問題を解決する手法の一つとして、これらPVC又はPET−Gなどのシートの代わりに、熱可塑性で基材中に空隙を有する多孔質のシートを利用してもよい。
この多孔質熱可塑性シートは、樹脂を発泡させることによって作製され、一般に材料が柔らかく剛度が低い。また、多孔質熱可塑性シートは、空隙を持つことにより様々な接着剤が容易に浸透し、内貼り用紙との接着性が高い。さらに、多孔質熱可塑性シートは、適度な圧力をかけることで凹凸を吸収することが可能である。このような多孔質熱可塑性シートが基材として使用される場合、多孔質熱可塑性シート自体を熱融着によって接着すること、熱可塑性の接着剤を多孔質熱可塑性シートに塗布した後で熱ラミネート方式により接着すること、一般に使われるような水系又は溶剤系の乾燥固化型の接着剤を多孔質熱可塑性シートに塗布して接着すること、が可能である。
ただし、このような多孔質熱可塑性シートに接着剤を塗布して貼りあわせる方式を適用した場合、圧力をかけても凹凸が吸収しきれない場合がある。仮に、凹凸を吸収できるぐらいの熱圧がかけられると、樹脂が溶融して流動し、多孔質の利点が低下する場合がある。
一般に、アンテナの厚みは、20μmから50μm程度であり、この程度の厚みであれば基材の厚みによって吸収できる。しかしながら、ICチップの厚みは、300μm以上の場合もあり、少なくとも基材はICチップよりも厚い必要がある。非接触型情報媒体全体の厚みを薄くするため、基材にICチップと同じ大きさの開口部が設けられ、ICチップとアンテナとが挟み込まれた非接触型情報媒体が作製される場合がある。
上述のように、多孔質熱可塑性基材を用いて形成される非接触型情報媒体及び非接触型情報媒体付属冊子は、製造が容易で柔軟性に富み、他の材料との接着性もよいが、しかしながら、水分又は薬品に対する耐久性が劣る。
この問題を解決するために、多孔質熱可塑性基材にバリア層を設ける方式、又は、接着層にバリア性能を持たせる方式が提案されている。しかしながら、ICチップに対応する開口部が設けられる場合には、その開口部から水分又は薬品が浸入し、耐久性が不十分になる場合がある。
本発明は、上記実情を鑑みてなされたものであり、耐水性又は耐薬品性を有し、ICチップ開口部を備えた非接触型情報媒体及びこの非接触型情報媒体を備えた非接触型情報媒体付属冊子を提供することを目的とする。
第1の態様に係る非接触型情報媒体は、ICチップと、ICチップに接続されたアンテナと、ICチップとアンテナとを挟装する複数の多孔質熱可塑性基材とを備える。ICチップを露出させる開口部が、複数の多孔質熱可塑性基材のそれぞれに形成されている。非接触型情報媒体は、少なくともICチップのリードフレーム側の開口部を閉塞する封止樹脂層をさらに備える。
第1の態様において、封止樹脂層は、電解液又は各種イオンに対してバリア性を持つとしてもよい。第1の態様において、封止樹脂層は、反応型ホットメルト接着剤としてもよい。第1の態様において、複数の多孔質熱可塑性基材の少なくとも一方の上に、電解液又は各種イオンに対してバリア性を持つ層をさらに備えてもよい。第1の態様において、アンテナは、エッチング方式で形成されたアルミニウムアンテナとしてもよい。
第2の態様に係る非接触型情報媒体付属冊子は、第1の態様に係る非接触型情報媒体を備える。非接触型情報媒体は、封止樹脂層と同じ材料の接着剤層により非接触型情報媒体を表紙用部材に接着することにより、非接触型情報媒体を冊子に備える。
本発明の態様においては、耐水性又は耐薬品性を有し、ICチップ開口部を備えた非接触型情報媒体及びこの非接触型情報媒体を備えた非接触型情報媒体付属冊子を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る非接触型情報媒体の一例を示す断面図である。 図2は、本実施形態に係る非接触型情報媒体のICインレットの一例を示す平面図である。 図3は、本実施形態に係る非接触型情報媒体のICチップの一例を示す断面図である。 図4は、本実施形態に係る多孔質熱可塑性基材とICインレットとの分解状態の一例を示す断面図である。 図5は、本実施形態に係る多孔質熱可塑性基材とICインレットと封止樹脂層との組立状態の一例を示す断面図である。 図6は、本実施形態に係る非接触型情報媒体付属冊子の一例を示す断面図である。 図7は、表紙用部材に備えられた従来の非接触型情報媒体の一例を示す断面図である。 図8は、表紙用部材に備えられた本実施形態に係る非接触型情報媒体の一例を示す断面図である。
以下、本実施形態に係る非接触型情報媒体及び非接触型情報媒体付属冊子について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る非接触型情報媒体1の一例を示す断面図である。
図2は、本実施形態に係る非接触型情報媒体1のICインレット10の一例を示す平面図である。
図3は、本実施形態に係る非接触型情報媒体1のICチップ9の一例を示す断面図である。
非接触型情報媒体1は、複数の多孔質熱可塑性基材21,22とICインレット10とを備える。複数の多孔質熱可塑性基材21,22は、外装基材として用いられる。多孔質熱可塑性基材21,22は、シート状である。多孔質熱可塑性基材21には開口部25が形成されている。多孔質熱可塑性基材22には、開口部26が形成されている。
ICインレット10は、多孔質熱可塑性基材21,22の開口部25,26に配置され、かつ、多孔質熱可塑性基材21,22で挟装される。
ICインレット10は、ICチップ9とこのICチップ9に接続されるアンテナコイル12とを備える。ICチップ9は、モジュール部14と、リードフレーム部15とを備える。本実施形態においては、アンテナの種類がアンテナコイル12の場合について説明するが、他の種類のアンテナであっても適用可能である。
アンテナコイル12は、アンテナシート基材11の一方面に形成される。アンテナシート基材11の他方面には、アンテナジャンパー13などを含む配線形状が備えられる。アンテナコイル12の一方端は、ICチップ9のリードフレーム部15の一方に溶接部分16を介して接続される。アンテナコイル12の他方端は、アンテナジャンパー13を介してリードフレーム部15の他方に溶接部分16を介して接続される。このようなアンテナコイル12とICチップ9とに基づいて、ICインレット10が形成される。アンテナコイル12としては、シート構造に限定されず、巻き線アンテナ構造が用いられてもよい。
アンテナコイル12をアンテナシート基材11に形成する手法としては、例えば、エッチング方式又は印刷アンテナ方式などが用いられる。本実施形態においては、耐久性と信頼性を高くすることができるエッチング方式を用いてアンテナコイル12が製造されるとする。エッチング方式によって形成されるアンテナコイル12及びアンテナジャンパー13の素材としては、例えば、アルミニウム、銅が用いられる。アルミニウムは、価格が安く、加工しやすく、酸化に強いという利点があるが、電解質と接触することにより腐食又は溶解が生じる場合がある。銅は薬品に対する耐久性は高いが、価格が高く、酸化することにより腐食が進行しやすい傾向がある。印刷アンテナ方式によってアンテナコイル12が製造される場合には、銀又はカーボンを含有するインキを印刷することによってアンテナが形成される。
エッチングアンテナを例として説明すると、アンテナシート基材11としては、PET又はPEN等のようなプラスティックフィルムが用いられてもよい。このアンテナシート基材11の上に、メッキ法、蒸着法、貼りあわせ法などにより、金属の薄膜が形成される。このようにして得られた金属箔付きのアンテナシート基材11の上に樹脂が印刷され、アンテナコイルパターンが形成される。次に、アンテナコイルパターンが形成されたアンテナシート基材11が腐食液に漬けられ、エッチング処理が実行され、樹脂の印刷されたアンテナコイルパターンを除く部分が溶けて除去され、エッチングアンテナコイルが形成される。また、アンテナコイル12の形成された面の反対面には、アンテナジャンパー13が備えられる。このアンテナジャンパー13は、例えば、予めアンテナシート基材11の両面に対して金属箔を形成し、両面に樹脂のパターンを設けることにより、アンテナコイル12と同時にエッチング処理を行うことで、又は、片面にアンテナコイルパターンを形成した後にアンテナジャンパー13のみを貼り付けることで、形成される。
ICインレット10が適用されず、巻き線加工などによって外装基材に直接アンテナが形成される方法が適用されてもよい。この方式では、被覆された銅線などを加熱しながら一方の外装基材に埋め込むようにして、アンテナが形成され、このアンテナがICチップ9に接続され、その後、一方の外装基材と他方の外装基材とが貼り合わされる。この方式では、エッチング方式よりも簡易にアンテナを形成することが出来る反面、周波数特性などの安定性ではエッチング方式に劣る場合があり、用途によって使い分けられる。
一般的な非接触型情報媒体の外装基材としては、例えばPVC又はPET−Gのような熱可塑性樹脂シートが用いられることが一般的である。しかしながら、本実施形態においては、非接触型情報媒体1の外装基材として多孔質熱可塑性基材21,22が使用される。多孔質熱可塑性基材21,22は、一般にインクジェット又はオフセットなどに対する印刷適性を付与した樹脂シート又は合成紙として市販されている。非接触型情報媒体1の外装基材として、このような多孔質熱可塑性基材21,22を使用することで柔軟性のある非接触型情報媒体1を形成することができる。また、多孔質熱可塑性基材21,22を使用することで、非接触型情報媒体1を冊子など別の媒体と貼り合わせる場合に、接着剤と良好な密着性を得ることができ、優れた加工性を得ることができる。
図4は、本実施形態に係る多孔質熱可塑性基材21,22とICインレット10との分解状態の一例を示す断面図である。
2枚の多孔質熱可塑性基材21,22のそれぞれの内側部分には、あらかじめ熱可塑性の接着剤層23,24がそれぞれ塗布されている。2枚の多孔質熱可塑性基材21,22は、ICインレット10を挟んで積層され、熱圧をかけることで接着される。
図5は、本実施形態に係る多孔質熱可塑性基材21,22とICインレット10と封止樹脂層30との組立状態の一例を示す断面図である。
組み立てられた非接触型情報媒体1において、一般的にICチップ9の厚みは、モジュール部14側がおよそ100μm以上、300μm以下、リードフレーム部15側がおよそ100μm以上、300μm以下である。したがって、組み立てられた一般的な非接触型情報媒体について、基材に穴を開けることなく凹凸のない形状にしようとすると、全体の厚みが増し、さらに、高温高圧で成型する必要がある。本実施形態においては、ICチップ9の部分で段差のない平坦性を持ち、かつ、なるべく薄い非接触型情報媒体1を得るために、多孔質熱可塑性基材21,22に、それぞれ貫通する開口部25,26が形成される。この場合、接着された非接触型情報媒体1は、ICチップ9のモジュール部14及びリードフレーム部15が、多孔質熱可塑性基材21,22の開口部25,26を通して露出される。なお、アンテナシート基材11の厚みは一般におよそ20μm以上、40μm以下であり、アンテナコイル12の厚みはおよそ20μm以上、40μm以下であるため、多孔質熱可塑性基材21,22で挟んで熱圧をかけることでアンテナ等の凹凸は吸収することができる。
本実施形態において、熱可塑性の接着剤として、エチレン-酢酸ビニル共重合体系、エチレン-メタクリル酸共重合体系、ポリエステル系、アクリル系樹脂、ナイロン系、ポリアミド系、ポリウレタン系、ポリオレフィン系など、一般的な各種熱可塑性の樹脂が使用可能である。本実施形態においては、多孔質熱可塑性基材21,22を水分、電解質、又は、酸素などが透過し、アンテナコイル12が劣化することを抑制するため、接着剤層23,24にバリア性能を付与し、このバリア性能によりアンテナコイル12を保護してもよい。上記の樹脂のうち、特に水分に強く、酸素又は塩化物イオンの透過を抑制するような塗膜を形成する樹脂が、熱可塑性の接着剤として用いられることが好ましい。また、熱可塑性の接着剤としては、熱及び湿度によって劣化することなく、かつ、接着部分に剥がれを生じにくい樹脂が好ましい。これらの性能を両立させるために、接着剤として、2種類以上の樹脂が混合されてもよく、2層以上の樹脂が塗工されてもよい。
また、後工程及び作業性の面から、接着剤として、塗工が容易で、乾燥後のブロッキングが生じにくく、耐久性の高い樹脂が適している。例えば、エチレン-メタクリル酸共重合体系の水系エマルジョン接着剤にエポキシ系架橋剤を添加した樹脂、又は、ポリオレフィン系、アクリル系の接着剤などを、グラビアコーターで塗工するなどで、好適な接着剤の性能を得ることができる。一方、一般的に、ポリエステル系の接着剤は、湿度による加水分解を生じる可能性があり、エチレン-酢酸ビニル共重合体系接着剤は、経時劣化し易いので注意が必要である。
多孔質熱可塑性基材21,22に形成された開口部25,26にICチップ9が備えられた場合、開口部25,26を通してICチップ9のモジュール部14とリードフレーム部15とが露出されている。この状態では、多孔質熱可塑性基材22とリードフレーム部15との隙間から、水分などが浸入することが懸念される。ICチップ9のリードフレーム部15は、銅が多く用いられるが、仮にアンテナコイル12がアルミニウムである場合、電解質がICチップ9とアンテナコイル12との接合部まで浸入し、アンテナコイル12の腐食が発生しやすくなる可能性がある。具体的には、アルミニウムと銅との間に生じる電位差によりアルミニウムが電解質に溶解してしまう可能性がある。また、仮にリードフレーム部15と多孔質熱可塑性基材22との隙間から電解質が浸入しなくても、電解質が多孔質熱可塑性基材22を透過してアンテナコイル12に接触する場合がある。この場合、露出しているリードフレーム部15とアンテナコイル12との間で通電すると、リードフレーム部15と多孔質熱可塑性基材22との隙間から電解質が浸入した場合と同じように、アンテナコイル12が腐食する可能性がある。このため、本実施形態においては、図5に示すように、リードフレーム部15と多孔質熱可塑性基材22との隙間を封止樹脂層30で埋めるだけでなく、リードフレーム部15の露出部全体を封止樹脂層30で覆い、水分の浸入を防ぐ。
電解質による腐食の問題は、次のような実験で確認される。アルミニウムのアンテナのみを食塩水に浸漬した場合には1時間程度でも腐食は発生しない。しかしながら、このアルミニウムのアンテナに銅の金属片を溶接し、食塩水に浸けると、数分でアルミニウム部分の溶解が生じる。さらに、この銅の部分を完全に樹脂で覆ってしまった上で食塩水に浸漬すると、樹脂の種類にもよるが溶解するまでの時間は延びる。
図6は、本実施形態に係る非接触型情報媒体付属冊子2の一例を示す断面図である。
非接触型情報媒体1は、冊子の表紙用部材42と内貼り用紙41との間に挟み込んで接着されることで、冊子に備えられる。多孔質熱可塑性基材21の上には、内貼り用紙41がバリア性能を持つ接着剤層43を用いて接着される。接着剤層43としては、作業性及び環境の側面から、水系のエマルジョン接着剤が頻繁に使用される。この理由としては、一般的な冊子を製造するための設備は、紙と紙、又は、布と紙の貼り合わせを行うことが多いためである。仮に、非接触型情報媒体付属冊子2に備えられる非接触型情報媒体が、一般のICカードに使われるような外装基材、例えばPVC又はPET−Gを使用して作製された場合には、既存の設備及び接着剤で内貼り用紙41を接着することが困難であり、剛度が高くなるという問題が生じる。このような問題を解決するため、本実施形態においては、多孔質熱可塑性基材21,22が外装基材として使用される。多孔質熱可塑性基材21,22は、様々なタイプの接着剤に対して良好な密着性を持ち、かつ、凹凸が少ない。多孔質熱可塑性基材21,22を用いることにより、柔軟な非接触型情報媒体付冊子2を作製することができる。さらに、上記接着剤層43に硬化剤を混合すること、又は、接着剤層43として適切な樹脂系が選択されることによって、水分、電解質、及び、酸素などが非接触型情報媒体1側へ浸入することを防ぐことができる。
多孔質熱可塑性基材22と表紙用部材42とは、バリア性能を持つ接着剤層44を用いて接着される。この接着剤層44としては、内貼り用紙41の接着と同様に、水系エマルジョン接着剤が使用されてもよい。
この図6において、接着剤層44は、例えばICチップ9のリードフレーム部15に設けた封止樹脂層30と兼用して形成される。接着剤層44を、接着剤層兼封止樹脂層として形成することで、接着剤層44と封止樹脂層30とが一回の工程で製造される。しかしながら、このような場合には、水系エマルジョン接着剤のような乾燥硬化型の接着剤が適さない場合がある。例えば、乾燥硬化型の接着剤が使用され、非接触型情報媒体1の一部、例えばリードフレーム部15の上など、に凹部がある場合には、接着剤の使用量が多くなり、乾燥時の体積減少が大きくなり、表紙用部材42の外側に凹みが生じ、外観が悪化する場合がある。このような問題を解決するために、体積変化の少ない接着剤が、接着剤層44及び封止樹脂層30に使用されることが望ましい。接着剤層44として、例えば、2液混合型エポキシ系接着剤、湿気硬化型シリコン系接着剤、1液硬化型ウレタン系接着剤、などが使用できる。また、接着剤層44として、エチレン-酢酸ビニル共重合体系、エチレン-メタクリル酸共重合体、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリウレタン系、ポリオレフィン系など、各種のホットメルト接着剤なども使用可能である。
上記体積変化の少ない接着剤層44として、作業性の観点から、各種ホットメルト接着剤が用いられてもよい。特に、体積変化の少ない接着剤44として、耐久性及び耐変造性、水分及び各種イオンに対するバリア性能という点において、反応硬化型のホットメルト接着剤が有効である。
このように構成した本実施形態に係る非接触型情報媒体1は、露出したICチップ9のリードフレーム部15を封止樹脂層30で覆ったことにより、高い耐久性を得ることができる。
本実施形態に係る非接触型情報媒体1及びこれを備えた非接触型情報媒体付属冊子2は、耐久性が向上し、水分によるアンテナの腐食を抑制することができる。そして、この非接触型情報媒体1及び非接触型情報媒体付属冊子2は、外観が平滑かつ薄型で、耐久性に優れた例えばIDカード、運転免許証、電子パスポート、預貯金通帳、年金手帳、又は、船員手帳などを実現する。
本実施形態における効果をより具体的に説明する。
本実施形態においては、ICチップ9とこのICチップ9に接続されたアンテナコイル12とが少なくとも2枚の多孔質熱可塑性基材21,22に挟装される。多孔質熱可塑性基材21,22には、ICチップ9が露出される開口部25,26がそれぞれ形成される。少なくともICチップ9のリードフレーム部15側の多孔質熱可塑性基材22には、開口部26を閉塞する封止樹脂層30が形成される。したがって、本実施形態においては、開口部26に形成された封止樹脂層30により、水又は電解液の浸入が抑制され、ICチップ9又はアンテナコイル12の腐食が防止される。また、本実施形態においては、多孔質熱可塑性の樹脂シートが用いられることにより、柔軟性に富み、接着剤との相性のよい非接触型情報媒体1が作製される。この特徴は、特に、非接触型情報媒体付属冊子2を作製する際に重要である。
本実施形態においては、封止樹脂層30が電解液又は各種イオンに対してバリア性を持つとしてもよい。これにより、本実施形態においては、水又は薬品に長時間にわたって浸けられる場合に、又は、湿った状態で保管された場合に、ICチップ9又はアンテナコイル12の腐食を防止することができる。
本実施形態においては、多孔質熱可塑性基材22,23の上に電解液及び各種イオンに対してバリア性を持つ層が形成されてもよい。これにより、アンテナコイル12を保護することができる。
本実施形態においては、アンテナコイル12がエッチング方式で形成されたアルミニウムアンテナとしてもよい。これにより、例えば銅の巻き線アンテナよりも、優れた電波特性、周波数安定性、耐酸化性を得ることができ、封止樹脂層30の作用により電解液が浸透した際の腐食に対する耐久性を確保することができる。
本実施形態においては、非接触型情報媒体1が、封止樹脂層30と同じ材料で、非接触型情報媒体付属冊子2の表紙用部材42に接着されてもよい。このように、表紙用部材42に接着するための接着剤層44を封止樹脂層30と兼用することにより、耐久性に優れた非接触型情報媒体付属冊子2を簡易に作製することができる。
本実施形態においては、封止樹脂層30が反応型ホットメルト接着剤でもよい。これにより、生産安定性及び耐久性に優れた非接触型情報媒体付属冊子2を簡易に作製することができる。
なお、封止樹脂層30は、モジュール部14側の開口部25を覆うように形成されてもよい。モジュール部14側に形成された封止樹脂層30は、接着剤層43と一体で形成されてもよい。
以下に、従来の非接触型情報媒体3と本実施形態に係る非接触型情報媒体1との相違点を詳細に説明する。
図7は、国際公開番号WO2011/024844で説明される従来の非接触型情報媒体の一例を示す断面図である。
従来の非接触型情報媒体3は、アルミニウムアンテナ4を備える。従来の非接触型情報媒体3が塩水などのような電解質に漬けられた場合、リードフレーム部15の銅とアルミニウムアンテナ4との間の電池効果により、腐食が発生する場合がある。そのため、従来の非接触型情報媒体3においては、アルミニウムアンテナ4と接する外装基材5に、バリア層を設けることで、液体の進入を防いでいる。
従来の非接触型情報媒体3は、外装基材5,6に開口部が形成されるため、ICチップ7とアルミニウムアンテナ4とを含むICインレット8が露出している。図7では、ICインレット8と表紙用部材(カバークロス)51とが接着剤によって貼り合わされている。しかしながら、従来の非接触型情報媒体3においては、接着剤が平滑な膜を形成しておらず、液体は非接触型情報媒体3の内部へ透過しやすい。
この従来の非接触型情報媒体3においては、外部からの衝撃からICチップ9を保護するために、保護フィルム31又は保護テープがモジュール部14の上に貼り付けられている。ICチップ9の保護に必要とされる物理的な負荷は、主に、スタンプ試験とボールペンなどによる引っかき試験である。保護フィルム31は、圧力を分散するため、耐衝撃性能が向上する。
しかしながら、保護フィルム31をICチップ9に貼り付けたことにより、ICチップ9の柔軟性が低下する。また、折り曲げた際の負荷がICチップ9に集中して、非接触型情報媒体3が破損する場合がある。
従来の非接触型情報媒体3においては、保護フィルム31のサイズをICチップ9とほぼ同じにし、ICチップ9の上に精度よく貼り付けることによって、柔軟性を維持しつつ、保護機能を確保している。
しかしながら、このような保護フィルム31のICチップ9への貼り付け工程は、非接触型情報媒体3の作製工程を複雑にし、作製コストが増加する。
これに対して、図8は、表紙用部材42に備えられた本実施形態に係る非接触型情報媒体1の一例を示す断面図である。
本実施形態に係る非接触型情報媒体1では、上述のように、多孔質熱可塑性基材22で覆われていない(すなわち、露出している)ICチップ9のリードフレーム部15を封止樹脂層30で封止し、アンテナコイル12の腐食を防止する。
リードフレーム部15側の開口部26に、封止樹脂層30が充填される。換言すれば、本実施形態においては、リードフレーム部15と接着剤層44との間に、封止樹脂層30が形成される。これにより、液体が非接触型情報媒体1の内部に侵入することを防止することができる。
接着剤層44として、水分に強いホットメルト接着剤が用いられてもよい。したがって、ホットメルト接着剤を封止樹脂層30として兼用することもできる。接着剤層44を封止樹脂層30に兼用する場合には、非接触型情報媒体1のリードフレーム部15側に、膜厚を増やした接着剤層44を形成し、その上に、表紙用部材42を貼り付け、圧力をかけることで、リードフレーム部15を封止する。
従来のパスポートなどの冊子において、クロスを貼り合わせるために用いられる接着剤は、水系のエマルジョン接着剤(例えば酢酸ビニル系)である。水系のエマルジョン接着剤は、耐水性が低く、封止樹脂としての機能は低い。したがって、本実施形態のように、ホットメルト接着剤を用いる意義は大きい。
本実施形態においては、封止樹脂層30がICチップ9のモジュール部14の下側(リードフレーム部15側)に形成されるため、クッション効果を高めることができ、耐衝撃性を向上させることができる。封止樹脂層30及び接着剤層44は、柔らかいほどクッション性を高めることができる。封止樹脂層30及び接着剤層44として、耐水性と柔軟性とを兼ね備えた樹脂を選定することで、バリア性能と耐衝撃性能とを向上させることができる。
封止樹脂層30によりバリア性能と耐衝撃性能とを向上させた場合には、次の2つの効果が得られる。
第1には、基材のバリア層及び保護フィルム31を削除することができ、基材の塗工工程を簡略化することができ、作製コストを削減することができる。
第2には、ICチップ9のモジュール部14に保護フィルム31を貼り付ける必要がないため、折り曲げに対する耐久力を向上させることができ、コストを低下させることができる。
封止樹脂層30と接着剤層44との一体構造ではなく、封止樹脂層30と接着剤層44とが分離した構造を適用する場合、封止樹脂層30の厚さは、多孔質熱可塑性基材22とリードフレーム部15との段差に相当し、例えば、およそ1μm以上、20μm以下である。
接着剤層44が平滑に塗布可能な場合においては、接着剤層44の厚さがおよそ10μm以上であればバリア性能を得ることができ、その反面、接着剤層44の厚さがおよそ100μmを超えると、製品全体としての柔軟性が低下するため望ましくない。
また、接着剤層44は、製品全体の厚さの規格にそって塗布量を適宜決定する。
封止樹脂層30は、例えば、リードフレーム部15及び多孔質熱可塑性基材22と接着可能、水分を透過せず薬品などに強い、衝撃吸収性及び折り曲げに対する柔軟性が高い、という物性を持ち、例えば、ホットメルト接着剤が好ましい。
以下、上記の非接触型情報媒体1の実施例及び比較例を説明する。
(エッチングアンテナを用いたICインレット10の作成)
本実施例において、アンテナシート基材11として、38μmのポリエチレンテレフタレート(PET)が用いられる。アンテナシート基材11の両面に、熱可塑性の接着剤が塗布され、アルミニウムフィルムが貼り合わせられる。アンテナシート基材11におけるアルミニウムフィルムの貼られた一方の面に、アンテナコイル形状のマスク層が印刷され、他方の面に、アンテナジャンパー形状のマスク層が印刷され、パターンエッチングによって表面にアンテナコイル12が形成され、裏面にアンテナジャンパー13が形成される。上記熱可塑性の接着剤としては、EVAを主成分とする溶剤系の接着剤が用いられる。さらに、レーザー溶接により、アンテナコイル12とアンテナジャンパー13とが接合され、アンテナコイル12の両末端が、ICチップ9のリードフレーム部15に溶接される。アンテナコイル12の外周は、80mm×48mmとし、内周は、67mm×37mmとする。アンテナコイル12の内側は、65mm×35mmの大きさで打ち抜いて除去される。さらに、アンテナコイル12の外周及びICチップ9から2mm離れた輪郭を確保し、この輪郭の外側のアンテナシート基材11を打ち抜いて除去しICインレット10が作製される。このICチップ9のモジュール部14の厚みは、およそ200μm、リードフレーム部15の厚みはおよそ200μmとする。
(非接触型情報媒体1の作製)
多孔質熱可塑性基材21,22として、およそ220μmの多孔質ポリオレフィンシートが準備され、各多孔質熱可塑性基材21,22の片面にポリオレフィン系接着剤がおよそ10μm塗布される。これらのシートは、乾燥された後、およそ150mm×200mmのシートに断裁され、ICチップ9と重なる部分にそれぞれ開口部25,26が形成される。上記で準備された一方の多孔質熱可塑性基材22の接着面側に、上記ICインレット10が重ねられ、ICインレット10の上に他方の多孔質熱可塑性基材21が、同じく接着剤面を内側にして重ねられることにより積層される。この積層されたシートは、2枚のSUS板に挟み込まれ加熱加圧されることで、接着される。接着された積層されたシートは、加熱部温度100℃から200℃、圧力10Kgf/cm2から50Kgf/cm2、処理時間10秒から60秒の条件の間で、適切に処理され、平滑な非接触型情報媒体1が作製される。
(非接触型情報媒体付属冊子2の作製)
作製された非接触型情報媒体1のICチップ9のモジュール部14側の面に、エポキシ系硬化剤を混合した酢酸ビニル水系接着剤を用いて、上質紙が張り合わされる。さらに、非接触型情報媒体のICチップ9のリードフレーム側の面に、反応型ウレタンホットメルト接着剤を用いて、表紙用部材42が貼り合わされる。これにより、非接触型情報媒体付属冊子2が作製される。反応型ウレタンホットメルト接着剤は、およそ10μmから100μmの間の塗布量で適切に塗布される。これにより、反応型ウレタンホットメルト接着剤は、ICチップ9のリードフレーム部15を完全に覆い、接着剤層44兼封止樹脂層30が形成される。
また、上記の工程で作製された非接触型情報媒体付属冊子2に対する比較例として、酢酸ビニル水系接着剤を用いて、表紙用部材が貼り合わされた比較用の非接触型情報媒体付属冊子も作製される。
(効果の確認)
作製された2種類の冊子を5%の塩水に72時間浸漬する。
酢酸ビニル水系接着剤を用いて表紙用部材42を貼り合わせた比較用冊子は、アンテナが溶解して使用不可能になった。
これに対して、反応型ウレタンホットメルト接着剤を用いた非接触型情報媒体付属冊子2は、アンテナが溶解しなかった。
これにより、リードフレーム部15に設けた封止樹脂層30が塩水の浸入を防ぐことが実証され、本実施形態及び実施例に係る非接触型情報1の有効性が確認される。
本発明は、アンテナコイルとICチップとを備え、非接触でICチップに情報を記録させることが可能な非接触型情報媒体及びこの非接触型情報媒体を備えた冊子に利用可能である。

Claims (6)

  1. ICチップと、
    前記ICチップに接続されたアンテナと、
    前記ICチップと前記アンテナとを挟装する複数の多孔質熱可塑性基材と、
    を具備し、
    前記ICチップを露出させる開口部が、前記複数の多孔質熱可塑性基材のそれぞれに形成されており、
    少なくとも前記ICチップのリードフレーム側の前記開口部を閉塞する封止樹脂層をさらに具備する、
    ことを特徴とする非接触型情報媒体。
  2. 前記封止樹脂層は、電解液又は各種イオンに対してバリア性を持つ、ことを特徴とする請求項1の非接触型情報媒体。
  3. 前記封止樹脂層は、反応型ホットメルト接着剤である、ことを特徴とする請求項2の非接触型情報媒体。
  4. 前記複数の多孔質熱可塑性基材の少なくとも一方の上に、電解液又は各種イオンに対してバリア性を持つ層をさらに備える、ことを特徴とする請求項3の非接触型情報媒体。
  5. 前記アンテナは、エッチング方式で形成されたアルミニウムアンテナである、ことを特徴とする請求項4の非接触型情報媒体。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の非接触型情報媒体を備える非接触型情報媒体付属冊子において、
    前記封止樹脂層と同じ材料の接着剤層により前記非接触型情報媒体を表紙用部材に接着することにより、前記非接触型情報媒体を冊子に備える、ことを特徴とする非接触型情報媒体付属冊子。
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