JPWO2013160979A1 - 管理装置、基地局、共用周波数の使用制御方法、及びプログラム - Google Patents

管理装置、基地局、共用周波数の使用制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

一実施形態において、無線通信システム(100)で使用される基地局(1)は、処理部(10)を有する。処理部(10)は、無線通信システム(100)を含む複数の無線システムで共用される共用周波数の基地局(1)による使用状態に関係する負荷情報を管理エンティティ(3)に送信するよう動作する。ここで、管理エンティティ(3)は、無線通信システム(100)による共用周波数の使用を管理する。これにより、例えば、複数の無線システムで共用される共用周波数の基地局による使用状態を周波数管理エンティティにおいて把握できる。

Description

本発明は、無線通信システムによる共用周波数の使用制御に関する。
周囲の無線環境を認知し、その無線環境に応じて通信パラメータの最適化を行うコグニティブ無線が知られている。コグニティブ無線の例として、複数の無線システムが周波数帯域を共用するケースを挙げることができる。例えば、ある無線システム(プライマリシステムと呼ばれる)が優先的に利用可能な周波数帯域を他の無線システム(セカンダリシステムと呼ばれる)が二次利用するケースがある。Institute of Electrical and Electronic Engineers(IEEE)802.22では、プライマリシステムとしてのTV放送システムにライセンスされた周波数帯域(TVチャネル)を二次利用するセカンダリシステムとしての地域無線ネットワーク(Wireless Regional Area Network:WRAN)の標準化が議論されている。
プライマリシステムにライセンスされた周波数帯域をセカンダリシステムが二次利用する際、セカンダリシステムは、プライマリシステムが提供するサービスに影響を及ぼさないようにする必要がある。したがって、セカンダリシステムは、プライマリシステムへの干渉を回避するために、プライマリシステムによって時間的若しくは空間的に使用されていない周波数帯域を使用するか、又はプライマリシステムに与える干渉が許容レベルを下回るように送信電力を調整する(例えば特許文献1を参照)。
コグニティブ無線の一例として、プライマリシステムがTV放送システムであり、セカンダリシステムがセルラシステムである場合を想定した検討が盛んに行われている。なお、TV放送システムで時間的又は空間的に使用されていない周波数帯域は、TVホワイトスペース(White Space:WS)と呼ばれる(例えば非特許文献1を参照)。
未使用の周波数帯域を特定するためのコグニティブ無線技術として、Geo-location Database(GDB)、周波数センシング、及びビーコン(又はCognitive Pilot Channel (CPC))が知られている。これらのうち2つ以上、例えばGDBと周波数センシング、又はGDBとビーコン、が組み合わせて用いられる場合もある。GDBは、地理的位置に応じた共用周波数帯域(e.g. TV band)の使用状況、又は二次利用可能な(つまり未使用の)周波数帯域(e.g. TVWS)の情報を提供する。
図1は、非特許文献1に記載されたシーケンス図であり、セルラシステムへのTVWSの割り当て手順を示している。なお、Third Generation Partnership Project(3GGP)においてLong Term Evolution(LTE) Release 10の一部として標準化されているキャリアアグリゲーション(carrier aggregation(CA))を利用する例を示している。つまり、セルラシステムは、複数のコンポーネントキャリア(component carrier(CC))の1つとしてTV bandスペクトラムを使用する。典型的には、セルラシステムにライセンスされた周波数帯域(i.e. ライセンスバンド)がプライマリキャリア(又はプライマリセル)として使用され、TV bandスペクトラムがセカンダリキャリア(又はセカンダリセル)として使用される。
図1のステップ1〜7について以下に説明する。
ステップ1:基地局は、TVWSリソースの割り当てを依頼するために、TVWS Allocation Request を Central Control Point(CCP)に送る。TVWS Allocation Requestは、基地局の位置情報を含み、TVWSのセンシング結果を含んでもよい。CCPは、GDBに接続することができ、TV bandの使用状況、又は使用可能なTVWSの情報をGDBから取得する。CCPは、周波数管理エンティティ、運用管理装置、運用管理システム、Operation Administration and Maintenance (OAM)システム、Spectrum Manager(SM)、周波数管理装置、又は周波数管理システムと呼ぶこともできる。
ステップ2:CCPは、当該基地局の位置において利用可能なTVWS周波数帯域が存在するか否かをGDBに問い合わせる。
ステップ3:CCPは、GDBから取得した情報、及び自身が把握している周辺の無線使用状況に基づいて、基地局に対するTVWS周波数の割り当てを決定する。CCPは、例えば、同一セルラシステム内の隣接セル間における干渉マネジメントを行う。
ステップ4:もし基地局の位置において利用可能なTVWS周波数が存在するなら、CCPは、TVWS Allocation Responseを基地局に送る。TVWS Allocation Responseは、基地局に割り当てられたTVWSの情報を含む。他の設定情報(e.g.複数の候補周波数情報、レギュレーションにより制限される送信電力)が同様に基地局に送信されてもよい。そうでなければ、CCPは、基地局の位置において利用可能なTVWS周波数が存在しないことを基地局に通知する。
ステップ5:基地局は、CCPからのTVWSの通知に基づいて、キャリアアグリゲーションを行うためのコンポーネントキャリアとして使用されるTV bandスペクトラムを決定する。そして、基地局は、CAを行うために自身を設定する。
ステップ6:基地局は、更新された設定情報を含むBS Configuration UpdateメッセージをCCPに送信する。CCPは、BS Configuration Update ACKメッセージを基地局に返信する。
ステップ7:基地局は、例えばライセンスバンドにおけるシステム情報を用いて、移動局(User Equipment(UE))にキャリアアグリゲーションのステイタスを通知する。接続モード(connected mode)のUEに関して、基地局は、ライセンスバンドのトラフィックをオフロードするために、追加されたTVバンドへ当該UEをリダイレクトしてもよい。
また、図示は省略するが、非特許文献1は、GDBからの要求に応じて、基地局によるTVWSの使用を停止する手順を開示している。
特開2011−166721号公報
特許文献1は、プライマリシステムへの干渉レベルが許容レベルを下回るように、セカンダリシステムに含まれる複数の基地局の送信電力を決定することを開示している。しかしながら、特許文献1に開示された手法は、基地局数と伝搬損失に応じて、複数の基地局に送信電力を単純に分配するのみである。つまり、特許文献1の手法は、各基地局による共用周波数の使用状態を考慮していない。このため、特許文献1に開示された手法は、共用周波数を効率的に使用できないおそれがある。
例えば、既に共用周波数を割り当てられている基地局が当該共用周波数における無線リソース(e.g. 周波数リソース又は送信出力リソース)を十分に使用していないことが把握できれば、余剰なリソースを他の基地局に割り当てることができる。したがって、本発明の目的の1つは、基地局による共用周波数の使用状態を周波数管理エンティティにおいて把握できるようにするための管理装置、基地局、共用周波数の使用制御方法、及びプログラムを提供することである。
第1の態様では、管理装置は、第1及び第2の基地局を含む無線通信システムによる第1の周波数の使用を制御する制御部を有する。ここで、前記第1の周波数は、前記無線通信システムを含む複数の無線システムで共用される。また、前記制御部は、前記第1の基地局による前記第1の周波数の使用状態に関係する負荷情報を受信するよう動作するとともに、前記第1の周波数の割り当てに関する設定情報を前記第1及び第2の基地局の少なくとも一方に送信するよう動作する。
第2の態様では、無線通信システムで使用される基地局が提供される。前記基地局は、前記基地局による第1の周波数の使用状態に関係する負荷情報を管理エンティティに送信するよう動作する処理部を有する。ここで、前記第1の周波数は、前記無線通信システムを含む複数の無線システムで共用される。また、前記管理エンティティは、前記無線通信システムによる前記第1の周波数の使用を管理する。
第3の態様では、周波数の使用制御方法が提供される。前記方法は、以下の(a)及び(b)を含む。
(a)無線通信システムを含む複数の無線システムで共用される第1の周波数の第1の基地局による使用状態に関係する負荷情報を受信すること、及び
(b)前記第1の周波数の割り当てに関する設定情報を前記第1の基地局及び第2の基地局の少なくとも一方に送信すること。
第4の態様では、無線通信システムで使用される基地局に実装される方法が提供される。前記方法は、前記基地局による第1の周波数の使用状態に関係する負荷情報を管理エンティティに送信することを含む。ここで、前記第1の周波数は、前記無線通信システムを含む複数の無線システムで共用される。また、前記管理エンティティは、前記無線通信システムによる前記第1の周波数の使用を管理する。
第5の態様では、上述した第3の態様に係る方法をコンピュータに行わせるためのプログラムが提供される。
第6の態様では、上述した第4の態様に係る方法をコンピュータに行わせるためのプログラムが提供される。
上述した各態様によれば、基地局による共用周波数の使用状態を周波数管理エンティティにおいて把握できるようにするための管理装置、基地局、共用周波数の使用制御方法、及びプログラムを提供できる。
背景技術に係るシーケンス図である。 第1の実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 第1の実施形態における負荷情報の送信手順を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る無線通信システムの他の構成例を示す図である。 第2の実施形態における負荷情報の送信手順を示すシーケンス図である。 第2の実施形態に係る基地局の動作の具体例を示すフローチャートである。 第3の実施形態における負荷情報の送信手順を示すシーケンス図である。 第4の実施形態における共用周波数の使用制御手順の具体例を示すシーケンス図である。 第4の実施の形態に係る周波数管理エンティティによる共用周波数の使用制御手順の具体例を示すフローチャートである。 第5の実施形態における共用周波数の使用制御手順の具体例を示すシーケンス図である。 第5の実施の形態に係る周波数管理エンティティの動作の具体例を示すフローチャートである。 第6の実施形態における共用周波数の使用制御手順の具体例を示すシーケンス図である。 第7の実施形態における共用周波数の使用制御手順の具体例を示すシーケンス図である。
以下では、具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<第1の実施形態>
図2は、本実施形態に係るネットワークの構成例を示している。図2のネットワークは、無線通信システム100及び周波数管理エンティティ3を含む。無線通信システム100は、セルラシステム(e.g. LTEシステム、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)、CDMA2000システム(EV-DO、1xRTT、HPRD)、又はGlobal System for Mobile Communications (GSM)システム)であってもよい。また、無線通信システム100は、非セルラシステム(e.g. WiMAXシステム、無線Local Area Network(LAN)システム)であってもよい。
無線通信システム100は、基地局1及び移動局2を含む。基地局1は、例えば、基地局、中継局(Relay Node(RN))、又はアクセスポイントと呼ばれる。移動局2は、例えば、移動局、User Equipment(UE)、又はWireless Transmit/Receive Unit(WTRU)と呼ばれる。セル11は、基地局1のカバレッジエリアを意味する。セル11は、セクタ・セルであってもよい。
図2の例は、2つの基地局1A及び1Bを含む。基地局1Aは、セル11Aを運用し、セル11Aに帰属する移動局2Aと通信する。同様に、基地局1Bは、セル11Bを運用し、セル11Bに帰属する移動局2Bと通信する。なお、図2では、2つの基地局1を示しているが、無線通信システム100は、少なくとも1つの基地局1を含めばよい。つまり、無線通信システム100は、1つの基地局1のみを含んでもよいし、3つ以上の基地局1を含んでもよい。
周波数管理エンティティ3は、無線通信システム100に含まれる少なくとも1つの基地局1による共用周波数の使用を管理する。共用周波数は、無線通信システム100を含む複数の無線システムで共用されるとともに、無線通信システム100にライセンスされた周波数に追加して基地局1において使用される。なお、周波数管理エンティティ3は、無線通信システム100を含む複数の無線通信システムを管理してもよい。1つの例では、複数の無線通信システムは、1つのオペレータによって管理されるシステムであってもよい。また、他の例では、複数の無線通信システムは、異なるオペレータによって運用されるシステムを含んでもよい。周波数管理エンティティ3は、運用管理装置、運用管理システム、Operation Administration and Maintenance (OAM)システム、Spectrum Manager(SM)、周波数管理装置、又は周波数管理システムと呼ぶこともできる。周波数管理エンティティ3は、背景技術で述べたCentral Control Point(CCP)であってもよい。
共用周波数は、例えばTVWSのように、プライマリシステムにライセンスされた周波数帯域であってもよい。この場合、セカンダリシステムとしての無線通信システム100は、例えば、共用周波数がプライマリシステムによって時間的又は空間的に使用されていない場合に共用周波数を二次利用することができる。言い換えると、無線通信システム100は、無線通信システム100にライセンスされた周波数を利用できるだけでなく、無線通信システム100にライセンスされていない共用周波数(e.g. TVWS)を二次利用することができる。なお、プライマリシステムは存在しなくてもよい。この場合、共用周波数は、複数の無線通信システム、例えば、異なるオペレータによって運用される複数の無線通信システムによって平等に共用されてもよい。複数の無線通信システムは、同じ無線アクセス技術(e.g. LTE)を用いるシステムのみを含んでもよいし、異なる無線アクセス技術(e.g. LTE、CDMA2000、GSM、WiMAX)を用いるシステムを含んでもよい。
周波数管理エンティティ3は、制御部30を有する。制御部30は、無線通信システム100に含まれる複数の基地局1による共用周波数の使用を制御する。制御部30によって行われる共用周波数の使用制御は、例えば、以下の(a)〜(e)のうち少なくとも1つを含む。
(a)基地局1による共用周波数の使用を許可すること;
(b)共用周波数の無線リソース(e.g. 周波数リソース、送信電力リソース)を基地局1に割り当てること;
(c)基地局1に割り当て済みの共用周波数の無線リソースを更新すること(e.g. リソースの増減);
(d)基地局1による共用周波数の使用を停止すること;及び
(e)基地局1への共用周波数の無線リソースの割り当てを解放すること。
さらに、本実施形態に係る基地局1(e.g. 1A及び1B)は、処理部10を有する。処理部10は、基地局1による共用周波数の使用状態に関係する負荷情報(以下、ホワイトスペース(WS)負荷情報)を周波数管理エンティティ3に送信するよう動作する。WS負荷情報は、周波数管理エンティティ3から基地局1に割り当てられた共用周波数の無線リソース(e.g. 周波数リソース及び送信電力リソースの少なくとも一方)を基地局1がどの程度使用しているかを直接的に又は間接的に示す情報を含めばよい。負荷情報の具体例は、例えば、以下の(a)〜(h)のうち少なくとも1つを含む。
(a)割り当てられた周波数リソースの使用量又は使用率;
(b)割り当てられた送信電力リソースの使用量又は使用率;
(c)割り当てられた共用周波数におけるリソースブロック使用量又は使用率;
(d)共用周波数を使用する移動局2の数;
(e)共用周波数を用いて運用されるセル11に帰属する移動局2の数;
(f)共用周波数を用いて運用されるセル11に帰属する移動局2の総トラフィック量
(g)上述した(a)〜(f)の少なくとも1つが所定の閾値を超えることを示す通知;及び
(h)上述した(a)〜(f)の少なくとも1つが所定の閾値を下回ることを示す通知。
図3は、本実施形態に係る基地局1によるWS負荷情報の送信手順を示すシーケンス図である。ステップS101では、基地局1は、WS負荷情報を周波数管理エンティティ3に送信する。WS負荷情報の送信をトリガーする条件は、特に限定されない。つまり、基地局1は、WS負荷情報を周期的に送信してもよいし、非周期的に送信してもよい。非周期的な送信は、周波数管理エンティティ3からの非周期的な送信要求に応答して行われてもよい。また、非周期的な送信は、所定の送信条件を満足したことに応じて、基地局1により自発的に行われてもよい。
上述したように、本実施の形態では、基地局1は、自身による共用周波数の使用状態を表すWS負荷情報を周波数管理エンティティ3に送信する。したがって、周波数管理エンティティ3は、共用周波数を割り当て済みの基地局1による共用周波数の使用状態を考慮して、無線通信システム100による共用周波数の使用を制御することができる。周波数管理エンティティ3は、基地局1から受信したWS負荷情報に基づいて、当該情報の送信元の基地局1による共用周波数の使用を制御してもよい。また、周波数管理エンティティ3は、WS負荷情報の送信元とは異なる他の基地局1による共用周波数の使用を制御してもよい。
例えば、周波数管理エンティティ3は、基地局1からのWS負荷情報を参照することによって、当該情報の送信元の基地局1が割り当て済みの無線リソース(e.g. 周波数リソース又は送信出力リソース)を十分に使用していないことを把握できる。周波数管理エンティティ3は、例えば、その基地局1から余剰なリソースを回収して他の基地局1に割り当てることができる。
なお、基地局1は、WS負荷情報だけでなく、無線通信システム100の専有周波数としてライセンスされた周波数(i.e. ライセンスバンド)の基地局1による使用状態を示す負荷情報を周波数管理エンティティ3に送信してもよい。これにより、周波数管理エンティティ3は、基地局1による共用周波数(i.e. WS)及びライセンスバンドの使用状態を考慮して、無線通信システム100による共用周波数の使用を制御することができる。例えば、周波数管理エンティティ3は、基地局1に割り当てられた共用周波数の無線リソースの使用率が所定値以下であり、かつ基地局1によるライセンスバンドの無線リソースの使用率も所定値以下である場合に、その基地局1から余剰な共用周波数の無線リソースを回収するように共用周波数の割り当て設定を更新してもよい。
本実施形態は、図4に示すように、無線通信システム100がTVWSを二次利用する場合に適用されてもよい。図4のネットワーク構成例は、TV放送システム200を含む。TV放送システム200は、共用周波数を使用する他の無線システムの具体例である。Geo-location Database(GDB)4は、TV放送システム200にライセンスされた周波数帯域(i.e. TV band)の使用状況を管理し、二次利用可能な周波数帯域(e.g. TVWS)の情報を提供する。
周波数管理エンティティ3は、GDB4と通信し、共用周波数情報をGDB4から受信する。共用周波数情報は、使用可能な共用周波数(i.e. 少なくとも1つの候補周波数)を示す。なお、周波数管理エンティティ3は、他のシステムを介して共用周波数情報を受信してもよい。例えば、周波数管理エンティティ3が無線通信システム100を管理するOAMシステムである場合、OAMシステムとしての周波数管理エンティティ3は、Spectrum Manager(SM)を介して共用周波数情報を受信してもよい。
以下の第2〜第7の実施形態では、基地局1によるWS負荷情報の非周期的な送信の具体例、および周波数管理エンティティ3による共用周波数の使用制御の具体例などについて説明する。
<第2の実施形態>
本実施形態では、第1の実施形態で述べた基地局1によるWS負荷情報の非周期的な送信の具体例の1つを説明する。本実施形態に係る無線通信システム100を含むネットワークの構成例は、図2又は図4に示した通りである。本実施形態に係る基地局1は、予め定められた条件が成立したことに応じて自発的にWS負荷情報を送信する。例えば、基地局1は、周波数管理エンティティ3から割り当てられた共用周波数の自身による使用状態が閾値より低いことに応じて、WS負荷情報を送信してもよい。この場合、送信されるWS負荷情報は、基地局1による共用周波数の使用状態が低いことを示す。
既に述べたように、共用周波数の使用状態は、割り当てられた無線リソース(e.g. 周波数リソース、送信電力リソース、及びリソースブロックのうち少なくとも1つ)の使用状態によって表されてもよい。例えば、基地局1は、割り当てられた共用周波数におけるリソースブロック使用率が閾値より低いことに応じて、WS負荷情報を送信してもよい。また、基地局1は、割り当てられた共用周波数におけるリソースブロック使用率が閾値より低いことに応じて、WS負荷情報を送信してもよい。
また、共用周波数の使用状態は、共用周波数を用いて運用されるセル11に帰属する移動局2の数又はトラフィック量によって表されてもよい。例えば、基地局1は、自身のセル11において共用周波数を利用する移動局2の数が閾値より低いことに応じて、WS負荷情報を送信してもよい。
図5は、本実施形態に係る基地局1によるWS負荷情報の送信手順を示すシーケンス図である。ステップS201では、基地局1は、共用周波数の使用状態を報告するか否かを判定する。基地局1は、上述した所定の条件の成立を判定すればよい。報告必要と判定した場合、基地局1は、WS負荷情報を送信する(ステップS101)。
図6は、基地局1によるWS負荷情報の送信動作の具体例を示すフローチャートである。図6の例では、基地局1は、共用周波数の使用状態(e.g. 周波数リソース、送信電力リソース、又はリソースブロックの使用率)が閾値以下である場合に(ステップS11でYES)、WS負荷情報を送信する(ステップS12)。
本実施の形態では、基地局1が、自発的に、共用周波数の使用状態の報告(つまり、WS負荷情報の送信)を行う例を示した。これにより、基地局1は、例えば、割り当てられた共用周波数を十分に使用していないこと、又は使用率が著しく高いこと等を自発的に通知できる。したがって、周波数管理エンティティ3は、基地局1からのWS負荷情報の受信をトリガーとして、送信元の基地局1又は他の基地局1の共用周波数の割り当てを見直すことによって、無線通信システム100による共用周波数の利用を効率化できる。
また、基地局1は、例えば、共用周波数を適切に使用している場合、又は以前に報告したときから共用周波数の使用状態に変化がない場合には、WS使用負荷情報の送信を抑制することができる。これにより、無駄なシグナリングを抑制できる。
<第3の実施形態>
本実施形態では、第1の実施形態で述べた基地局1によるWS負荷情報の非周期的な送信の他の例について説明する。本実施形態に係る無線通信システム100を含むネットワークの構成例は、図2又は図4に示した通りである。図7は、本実施形態に係る基地局1によるWS負荷情報の送信手順を示すシーケンス図である。本実施形態に係る基地局1は、周波数管理エンティティ3からの報告要求に応答して(ステップS301)、WS負荷情報を送信する(ステップS101)。
周波数管理エンティティ3は、報告要求を周期的に送信してもよい。この場合、基地局1もWS負荷情報を周期的に送信する。
一方、周波数管理エンティティ3は、報告要求を非周期的に送信してもよい。この場合、基地局1もWS負荷情報を非周期的に送信する。例えば、周波数管理エンティティ3は、複数の基地局1に対する共用周波数の割り当てを見直す必要があるときに、報告要求を送信してもよい。これにより、周波数管理エンティティ3は、基地局1による最新の使用状態を把握することができ、基地局1による最新の使用状態に基づいて共用周波数の割り当てを見直すことができる。
例えば、周波数管理エンティティ3は、いずれの基地局にも未だ割り当てていない、つまり割り当て可能な共用周波数の無線リソース(e.g. 周波数リソース、送信電力リソース)が少なくなった場合に、共用周波数の使用状態の報告を少なくとも1つの基地局1に対して要求してもよい。例えば、周波数管理エンティティ3は、割り当て可能な共用周波数の無線リソースが閾値以下になったことに応じて、WS負荷情報の報告要求を送信してもよい。
また、周波数管理エンティティ3は、いずれかの基地局1から共用周波数の割当要求(以下、WS割当要求)を受信したことに応じて、共用周波数を既に割り当て済みの他の基地局1に対して報告要求を送信してもよい。
また、周波数管理エンティティ3は、上述した2つの条件を共に満たす場合に、報告要求を送信してもよい。つまり、周波数管理エンティティ3は、いずれかの基地局1から共用周波数の割当要求(以下、WS割当要求)を受信したものの、割り当て可能な共用周波数の無線リソースが当該WS割当要求に応えるために十分でない場合に、共用周波数を既に割り当て済みの他の基地局1に対して報告要求を送信してもよい。
<第4の実施形態>
本実施形態では、周波数管理エンティティ3による共用周波数の使用制御の具体例について説明する。具体的には、本実施形態では、基地局1からのWS負荷情報に基づいて、そのWS負荷情報の送信元の基地局1に対する共用周波数の割り当てを更新する例について説明する。本実施形態に係る無線通信システム100を含むネットワークの構成例は、図2又は図4に示した通りである。
図8は、本実施形態における共用周波数の使用制御手順の具体例を示すシーケンス図である。図8のステップS101では、基地局1はWS負荷情報を送信し、周波数管理エンティティ3はこれを受信する。既に述べた通り、ステップS101におけるWS負荷情報の送信は、周期的又は非周期的に行われ、報告要求に応答して又は自発的に行われる。
ステップS402では、周波数管理エンティティ3は、基地局1から受信したWS負荷情報に基づいて、そのWS負荷情報の送信元の基地局1に対する共用周波数の無線リソース割り当てを更新する。周波数管理エンティティ3は、更新されたWS設定情報を生成する。WS設定情報は、共用周波数の無線リソース(e.g. 周波数リソース及び送信電力リソースの少なくとも一方)の設定情報を含む。
ステップS402における処理は、周期的又は非周期的に行われる。例えば、周波数管理エンティティ3は、基地局1からのWS負荷情報の受信に応じて、ステップS402の処理を行なってもよい。また、周波数管理エンティティ3は、いずれかの基地局1からWS割当要求を受信したことに応じて、ステップS402の処理を行なってもよい。また、周波数管理エンティティ3は、いずれかの基地局1からWS割当要求を受信したものの、割り当て可能な共用周波数の無線リソースが当該WS割当要求に応えるために十分でない場合に、ステップS402の処理を行なってもよい。
ここで、ステップS402における共用周波数の無線リソース割り当ての更新のいくつかの例について説明する。周波数管理エンティティ3は、割り当てた無線リソースが基地局1によって適切に使用された状態を目標とすればよい。そのために、周波数管理エンティティ3は、基地局1から余剰リソースを回収するようにしてもよい。例えば、周波数管理エンティティ3は、基地局1による周波数リソース又はリソースブロックの使用率が閾値以上となるように、基地局1に対する周波数リソース又はリソースブロックの割り当てを減少させてもよい。また、周波数管理エンティティ3は、移動局2当たりの平均送信電力と移動局2の数の積を用いて、基地局1に割り当てる送信電力リソースを決定してもよい。
なお、周波数管理エンティティ3は、基地局1による共用周波数の無線リソースの使用状態が良好である場合や、割り当て可能な共用周波数の無線リソースが十分に残っている場合等には、WS負荷情報の送信元の基地局1に対する共用周波数の割り当てを更新しなくてもよい。
ステップS403では、周波数管理エンティティ3は、更新されたWS設定情報を基地局1に送信する。基地局1に対する共用周波数の割り当てを更新しない場合、周波数管理エンティティ3は、更新しないことを示す通知を基地局1に送信してもよい。基地局1は、周波数管理エンティティ3からWS設定情報を受信する。
ステップS404では、基地局1は、受信したWS設定情報に従って自身の設定を行う。つまり、基地局1は、WS設定情報に示された共用周波数の無線リソース(e.g. 周波数リソース及び送信電力リソースの少なくとも一方)の設定情報に従って、セル11を設定して運用する。
図9は、周波数管理エンティティ3によるWS設定情報の送信動作の具体例を示すフローチャートである。図9の例では、周波数管理エンティティ3は、共用周波数の割り当て設定(図9におけるWS設定)の更新条件を満足する場合に(ステップS21でYES)、更新されたWS負荷情報を基地局1に送信する(ステップS22)。
<第5の実施形態>
本実施形態では、周波数管理エンティティ3による共用周波数の使用制御の他の例について説明する。具体的には、本実施形態では、基地局1からのWS負荷情報に基づいて、そのWS負荷情報の送信元とは異なる他の基地局1に対する共用周波数の無線リソースの割り当てを行う例について説明する。なお、周波数管理エンティティ3は、WS負荷情報の送信元の基地局1に対する共用周波数の無線リソースの割り当ても必要に応じて更新してもよい。本実施形態に係る無線通信システム100を含むネットワークの構成例は、図2又は図4に示した通りである。
図10は、本実施形態における共用周波数の使用制御手順の具体例を示すシーケンス図である。図10のステップS101では、周波数管理エンティティ3は、基地局1AからWS負荷情報を受信する。既に述べた通り、ステップS101におけるWS負荷情報の送信は、周期的又は非周期的に行われ、報告要求に応答して又は自発的に行われる。
ステップS502では、周波数管理エンティティ3は、基地局1Aから受信したWS負荷情報に基づいて、他の基地局1Bに対する共用周波数の無線リソースの新規割り当て又は割り当ての更新を行う。ステップS502では、基地局1BからのWS負荷情報も併せて考慮されてもよい。ステップS502における処理は、周期的又は非周期的に行われる。例えば、周波数管理エンティティ3は、基地局1A又は基地局1BからのWS負荷情報の受信に応じて、ステップS502の処理を行なってもよい。また、周波数管理エンティティ3は、共用周波数の無線リソースの新規割当要求を基地局1Bから受信したことに応じて、ステップS502の処理を行なってもよい。
なお、ステップS502において、周波数管理エンティティ3は、WS負荷情報の送信元である基地局1Aに対する共用周波数の無線リソースの割り当て更新を併せて行なってもよい。例えば、周波数管理エンティティ3は、基地局1BからWS割当要求を受信したものの、割り当て可能な共用周波数の無線リソースが当該WS割当要求に応えるために十分でない場合に、基地局1Aに対する無線リソース割り当ての更新を併せて行えばよい。例えば、周波数管理エンティティ3は、基地局1Bに再割当てするために、基地局1Aから余剰リソースを回収するようにしてもよい。
周波数管理エンティティ3は、基地局1Bに対するWS設定情報を生成する。また、必要に応じて、周波数管理エンティティ3は、基地局1Aに対するWS設定情報を生成する。WS設定情報は、共用周波数の無線リソース(e.g. 周波数リソース及び送信電力リソースの少なくとも一方)の設定情報を含む。
ステップS503では、周波数管理エンティティ3は、WS設定情報を基地局1Bに送信する。基地局1Bは、周波数管理エンティティ3からWS設定情報を受信する。ステップS504では、基地局1Bは、受信したWS設定情報に従って自身の設定を行う。つまり、基地局1Bは、WS設定情報に示された共用周波数の無線リソース(e.g. 周波数リソース及び送信電力リソースの少なくとも一方)の設定情報に従って、セル11Bを設定して運用する。
なお、図10のステップS403及びS404は、基地局1Aに対するWS設定情報が更新されたことに応じて行われる。
図11は、周波数管理エンティティ3によるWS設定情報の送信動作の具体例を示すフローチャートである。図11のステップS31では、周波数管理エンティティ3は、共用周波数の無線リソースを割り当て済みの基地局1Aによるその無線リソースの使用状態を考慮して、他の基地局1Bへの共用周波数の無線リソースの割り当てを決定する。
ステップS32では、周波数管理エンティティ3は、基地局1Bへの無線リソース割り当てのために基地局1Aに対する無線リソース割り当て設定の更新が必要であるか否かを判定する。基地局1Aに対する無線リソース割り当て設定の更新が必要である場合(ステップS32でYES)、周波数管理エンティティ3は、更新されたWS設定情報を基地局1Aに送信する(ステップSS33)。例えば、周波数管理エンティティ3は、基地局1Bに割り当可能な共用周波数の無線リソースが十分に残っておらず、かつ割り当て済みの無線リソースの基地局1Aによる使用状態に余裕がある場合に、余剰リソースを回収するために、基地局1AにWS設定情報を送信してもよい。
ステップS34では、周波数管理エンティティ3は、基地局1BにWS設定情報を送信する。上述したことから理解されるように、ステップS34で送信されるWS設定情報は、基地局1Aから回収された余剰リソースの再割当てを示してもよい。
<第6の実施形態>
本実施形態では、共用周波数の無線リソースの割り当て設定の更新トリガーの具体例について説明する。第4及び第5の実施形態で既に述べたように、共用周波数の無線リソースの割り当て設定の更新(i.e. ステップS402又はS502)は、基地局1からのWS割当要求によってトリガーされてもよい。
図12は、本実施形態における共用周波数の使用制御手順の具体例を示すシーケンス図である。なお、図12は、既に説明した図10の変形例として記載されている。図12と図11の比較から明らかであるように、図12はステップS601を含む。ステップS601では、基地局1Bは、WS割当要求を周波数管理エンティティ3に送信する。そして、周波数管理エンティティ3は、WS割当要求を基地局1Bから受信したことに応じて、ステップ502の処理を行う。ステップS502では、周波数管理エンティティ3は、基地局1Bに対する共用周波数の無線リソースの新規割り当てを行うとともに、必要に応じて他の基地局1Aに対する無線リソース割り当てを更新する。
<第7の実施形態>
本実施の形態では、周波数管理エンティティ3は、基地局1(基地局1B)からの新たなWS割当要求の受信に応じて、既に共用周波数の無線リソースを割り当て済みである他の基地局(基地局1A)に対してWS負荷情報の報告要求を送信する。そして、周波数管理エンティティ3は、報告要求への応答として受信した基地局1AのWS負荷情報(つまり共用周波数の無線リソースの使用状態)を考慮して、基地局1Bに対する共用周波数の無線リソースの割り当てを行う。このとき、必要に応じて、周波数管理エンティティ3は、基地局1Aに対する無線リソース割り当てを更新してもよい。
図13は、本実施形態における共用周波数の使用制御手順の具体例を示すシーケンス図である。ステップS701では、基地局1Bは、WS割当要求を周波数管理エンティティ3に送信する。そして、ステップS702では、周波数管理エンティティ3は、WS割当要求を基地局1Bから受信したことに応じて、既に共用周波数の無線リソースを割り当て済みの基地局1AからWS負荷情報を取得するか否かを判定する。例えば、周波数管理エンティティ3は、以前に基地局1AのWS負荷情報を取得してから所定時間が経過している場合に、新たに基地局1AからWS負荷情報を取得してもよい。また、周波数管理エンティティ3は、割り当て可能な共用周波数の無線リソースが不足する場合に、基地局1AからWS負荷情報を取得してもよい。
ステップS702において基地局1AからWS負荷情報を取得することを決定した場合、周波数管理エンティティ3は、報告要求を基地局1Aに送信し(ステップS301)、WS負荷情報を基地局1Aから受信する(ステップS101)。図13のステップS502、S403〜S404、S503〜S504における処理は、図10に示した対応するステップ群における処理と同様である。
<その他の実施形態>
第1〜第7の実施形態は、適宜組み合わせて使用されてもよい。
第1〜第7の実施形態で説明した基地局1(処理部10)及び周波数管理エンティティ3(制御部30)により行われる処理は、Application Specific Integrated Circuit(ASIC)を含む半導体処理装置を用いて実現されてもよい。また、これらの処理は、少なくとも1つのプロセッサ(e.g. マイクロプロセッサ、MPU、Digital Signal Processor(DSP))を含むコンピュータシステムにプログラムを実行させることによって実現してもよい。具体的には、第1〜第6の実施形態で示された処理部10又は制御部30に関するアルゴリズムをコンピュータシステムに行わせるための命令群を含む1又は複数のプログラムを作成し、当該プログラムをコンピュータに供給すればよい。
このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、Compact Disc Read Only Memory(CD−ROM)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、Programmable ROM(PROM)、Erasable PROM(EPROM)、フラッシュROM、Random Access Memory(RAM))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
さらに、上述した実施形態は本件発明者により得られた技術思想の適用に関する例に過ぎない。すなわち、当該技術思想は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは勿論である。
この出願は、2012年4月27日に出願された日本出願特願2012−102334を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1、1A、1B 基地局
2、2A、2B 移動局
3 周波数管理エンティティ
4 Geo-location Database(GDB)
10 処理部
11、11A、11B セル
30 制御部
200 無線システム(e.g. TV放送システム)

Claims (50)

  1. 第1及び第2の基地局を含む無線通信システムによる第1の周波数の使用を制御する制御部を備え、
    前記第1の周波数は、前記無線通信システムを含む複数の無線システムで共用され、
    前記制御部は、前記第1の基地局による前記第1の周波数の使用状態に関係する負荷情報を受信するよう動作するとともに、前記第1の周波数の割り当てに関する設定情報を前記第1及び第2の基地局の少なくとも一方に送信するよう動作する、
    管理装置。
  2. 前記制御部は、前記負荷情報を受信した場合に、前記設定情報を送信するよう動作する、請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記制御部は、前記第2の基地局に前記設定情報を送信するよう動作する、請求項1又は2に記載の管理装置。
  4. 前記制御部は、前記第2の基地局からの周波数割当要求に応答して、前記設定情報を前記第2の基地局に送信するよう動作する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の管理装置。
  5. 前記制御部は、前記第2の基地局からの周波数割当要求に応答して、前記第1の基地局に前記負荷情報の送信要求を送信するよう動作する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の管理装置。
  6. 前記制御部は、前記負荷情報に基づいて前記設定情報を決定する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の管理装置。
  7. 前記制御部は、前記第1の基地局に前記設定情報を送信するよう動作する、請求項1又は2に記載の管理装置。
  8. 前記設定情報は、前記負荷情報に基づいて更新された設定を含む、請求項7に記載の管理装置。
  9. 前記制御部は、前記第1の基地局による前記第1の周波数の使用状態が閾値より低いことに応じて、更新された設定を含む前記設定情報を前記第1の基地局に送信するよう動作する、請求項7又は8に記載の管理装置。
  10. 前記第1の周波数の使用状態は、少なくとも、前記第1の周波数のリソースブロック使用率に関する請求項9に記載の管理装置。
  11. 前記制御部は、前記第1の基地局による前記第1の周波数のリソースブロック使用率が閾値以上となるように前記設定情報を決定する、請求項10に記載の管理装置。
  12. 前記第1の周波数の使用状態は、少なくとも、前記第1の周波数を利用する移動局の数に関する、請求項9に記載の管理装置。
  13. 前記負荷情報は、前記第1の基地局による前記第1の周波数の使用状態が閾値より低いことに応じて送信される、請求項7〜12のいずれか1項に記載の管理装置。
  14. 前記設定情報は第1及び第2の設定情報を含み、
    前記制御部は、前記第1の基地局に前記第1の設定情報を送信し、前記第2の基地局に前記第2の設定情報を送信するよう動作する、
    請求項1又は2に記載の管理装置。
  15. 前記第1の設定情報は、前記第1の周波数における前記第1の基地局への割り当てリソースの減少を示し、
    前記第2の設定情報は、前記第1の周波数における前記第2の基地局への新規なリソースの割り当て又は割り当てリソースの増加を示す、
    請求項14に記載の管理装置。
  16. 前記リソースは、周波数リソース及び送信電力リソースの少なくとも1つを含む、請求項15に記載の管理装置。
  17. 前記設定情報は、前記第1の周波数における送信電力の設定情報を含む、請求項1〜16のいずれか1項に記載の管理装置。
  18. 前記負荷情報は、さらに、前記無線通信システムにライセンスされた第2の周波数の前記第1の基地局による使用状態を示す、請求項1〜17のいずれか1項に記載の管理装置。
  19. 前記制御部は、周期的又は非周期的に、前記負荷情報の送信要求を前記第1の基地局に送信するよう動作する、請求項1〜18のいずれか1項に記載の管理装置。
  20. 前記負荷情報は、前記第1の基地局から自発的に送信される、請求項1〜18のいずれか1項に記載の管理装置。
  21. 前記第1の周波数は、プライマリシステムが優先的に利用可能であり、前記無線通信システムによって二次利用される、請求項1〜20のいずれか1項に記載の管理装置。
  22. 前記制御部は、前記第1及び第2の基地局を含む複数の基地局による他の無線システムへの干渉が所定の閾値以下となるように、送信電力の設定を含む前記設定情報を決定するよう動作する、請求項21に記載の管理装置。
  23. 無線通信システムで使用される基地局であって、
    前記基地局による第1の周波数の使用状態に関係する負荷情報を管理エンティティに送信するよう動作する処理部を備え、
    前記第1の周波数は、前記無線通信システムを含む複数の無線システムで共用され、
    前記管理エンティティは、前記無線通信システムによる前記第1の周波数の使用を管理する、
    基地局。
  24. 前記負荷情報は、さらに、前記無線通信システムにライセンスされた第2の周波数の前記基地局による使用状態を示す、請求項23に記載の基地局。
  25. 前記負荷情報は、前記管理エンティティにおいて、前記基地局とは異なる他の基地局への前記第1の周波数の割り当てを制御するために使用される、請求項23又は24に記載の基地局。
  26. 前記処理部は、前記基地局による前記第1の周波数の使用状態が閾値より低いことに応じて、前記負荷情報を送信するよう動作する、請求項23〜25のいずれか1項に記載の基地局。
  27. 前記処理部は、さらに、前記第1の周波数の割り当てに関する設定情報を前記管理エンティティから受信するよう動作する、請求項23〜26のいずれか1項に記載の基地局。
  28. 前記設定情報は、前記負荷情報に応答して前記管理エンティティから送信される、請求項27に記載の基地局。
  29. 前記設定情報は、前記負荷情報に基づいて更新された設定を含む、請求項27又は28に記載の基地局。
  30. 前記設定情報は、前記基地局による前記第1の周波数の使用状態が閾値以上となるように決定される、請求項27〜29のいずれか1項に記載の基地局。
  31. 前記設定情報は、前記第1の周波数における送信電力の設定情報を含む、請求項27〜30のいずれか1項に記載の基地局。
  32. 前記第1の周波数の使用状態は、少なくとも、前記第1の周波数のリソースブロック使用率に関する請求項23〜31のいずれか1項に記載の基地局。
  33. 前記第1の周波数の使用状態は、少なくとも、前記第1の周波数を利用する移動局の数に関する、請求項23〜32のいずれか1項に記載の基地局。
  34. 前記第1の周波数は、プライマリシステムが優先的に利用可能であり、前記無線通信システムによって二次利用される、請求項23〜33のいずれか1項に記載の基地局。
  35. 無線通信システムを含む複数の無線システムで共用される第1の周波数の第1の基地局による使用状態に関係する負荷情報を受信すること、及び
    前記第1の周波数の割り当てに関する設定情報を前記第1の基地局及び第2の基地局の少なくとも一方に送信すること、
    を備える、
    周波数の使用制御方法。
  36. 前記送信することは、前記負荷情報を受信した場合に前記設定情報を送信することを含む、請求項35に記載の方法。
  37. 前記送信することは、前記第2の基地局に前記設定情報を送信することを含む、請求項35又は36に記載の方法。
  38. 前記第2の基地局からの周波数割当要求に応答して、前記第1の基地局に前記負荷情報の送信要求を送信することをさらに備える、請求項35〜37のいずれか1項に記載の方法。
  39. 前記負荷情報に基づいて前記設定情報を決定することをさらに備える、請求項35〜38のいずれか1項に記載の方法。
  40. 前記送信することは、前記第1の基地局に前記設定情報を送信することを含む、請求項35又は36に記載の方法。
  41. 前記設定情報は、前記負荷情報に基づいて更新された設定を含む、請求項40に記載の方法。
  42. 前記送信することは、前記第1の基地局による前記第1の周波数の使用状態が閾値より低いことに応じて、更新された設定を含む前記設定情報を前記第1の基地局に送信することを含む、請求項40又は41に記載の方法。
  43. 無線通信システムで使用される基地局に実装される方法であって、
    前記基地局による第1の周波数の使用状態に関係する負荷情報を管理エンティティに送信することを備え、
    前記第1の周波数は、前記無線通信システムを含む複数の無線システムで共用され、
    前記管理エンティティは、前記無線通信システムによる前記第1の周波数の使用を管理する、
    方法。
  44. 前記負荷情報は、さらに、前記無線通信システムにライセンスされた第2の周波数の前記基地局による使用状態を示す、請求項43に記載の方法。
  45. 前記負荷情報は、前記管理エンティティにおいて、前記基地局とは異なる他の基地局への前記第1の周波数の割り当てを制御するために使用される、請求項43又は44に記載の方法。
  46. 前記送信することは、前記基地局による前記第1の周波数の使用状態が閾値より低いことに応じて、前記負荷情報を送信することを含む、請求項43〜45のいずれか1項に記載の方法。
  47. 前記第1の周波数の割り当てに関する設定情報を前記管理エンティティから受信することをさらに備える、請求項43〜46のいずれか1項に記載の方法。
  48. 前記設定情報は、前記負荷情報に応答して前記管理エンティティから送信される、請求項47に記載の方法。
  49. 周波数の使用制御方法をコンピュータに行わせるためのプログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
    前記方法は、
    無線通信システムを含む複数の無線システムで共用される第1の周波数の第1の基地局による使用状態に関係する負荷情報を受信するよう制御すること、及び
    前記第1の周波数の割り当てに関する設定情報を前記第1の基地局及び第2の基地局の少なくとも一方に送信するよう制御こと、
    を含む、
    非一時的なコンピュータ可読媒体。
  50. 無線通信システムで使用される基地局に実装される方法をコンピュータに行わせるためのプログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
    前記方法は、無線通信システムで使用される基地局による第1の周波数の使用状態に関係する負荷情報を管理エンティティに送信するよう制御することを備え、
    前記第1の周波数は、前記無線通信システムを含む複数の無線システムで共用され、
    前記管理エンティティは、前記無線通信システムによる前記第1の周波数の使用を管理する、
    非一時的なコンピュータ可読媒体。
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