JPWO2013141066A1 - ゾーンコントローラ、並びに、コンベア装置 - Google Patents

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Abstract

分散制御を実施するコンベア装置で不具合が発生したとき、不具合発生箇所の特定を容易化できるゾーンコントローラ、並びに、コンベア装置を提供することを課題とする。複数のゾーンコンベア(2)が直列的に並べられたコンベア装置(1)に使用され、1又は複数のゾーンコンベア(2)を所轄してその動作を制御するゾーンコントローラ(10)であって、他のゾーンコントローラ(10)から信号を受信可能であり、且つ信号を外部に発信可能であるゾーンコントローラ(10)において、自己が所轄するゾーンで異常が発生した場合に所定の異常報知信号を作成して外部に発信する信号作成機能と、他のゾーンコントローラ(10)から異常報知信号を受信する信号受信機能と、受信した異常報知信号に一定の加工を付加する信号加工機能と、前記信号加工機能によって加工された信号を異常報知信号として外部に発信する加工信号発信機能とを有するものとする。

Description

本発明は、分散制御型のコンベア装置であり、特に故障等の異常が発生した場合に、異常箇所を容易に突き止めることが可能であると共に上位制御装置との通信を容易に実施できるコンベア装置に関するものである。また本発明は、分散制御型のコンベア装置に採用するゾーンコントローラに関するものである。
宅配便や郵便局の集荷場では、コンベア装置が使用されている。ここでコンベア装置には、搬送ラインに円筒状の搬送用ローラを配列したローラコンベア装置や、搬送用ベルトを張装したベルトコンベア装置等がある。
またコンベア装置の制御方式として分散制御が知られている(特許文献1)。分散制御とは、複数のゾーンコンベアを直列的に並べて一連の搬送路を形成するものであり、各ゾーンコンベアはそれぞれ独立した動力(モータ)を持っている。また各ゾーンコンベアにはゾーンコントローラが付属し、ゾーンコントローラがそれぞれのゾーンコンベアを管轄制御する。
ゾーンコントローラは、モータの駆動信号を出力する他、各ゾーンに設けられた在荷センサの信号が入力される。
またゾーンコントローラは、通信機能を備え、隣接するゾーンのゾーンコントローラと信号の受渡しが行われる。
例えば、隣接するゾーンの在荷センサのオン・オフ状態や、隣接するゾーンのモータが起動しているか否かの情報が交換される。
そして例えば自己のゾーンに搬送物が存在し、下流側のゾーンに搬送物が存在しないといった所定の条件が揃うと、自己のゾーンのモータを起動し、搬送物を下流側のゾーンに送る。
分散制御によるコンベア装置は、レイアウトの変更が容易であるという利点がある。例えば、コンベア装置の全長を延ばしたい場合は、既設のコンベア装置の末端や中間部に、新たなゾーンコンベアを装入する。逆に全長を縮めたい場合には、いずれかのゾーンコンベアを外してその間を詰めればよい。
特開2005−231745号公報
分散制御によるコンベア装置の欠点として、故障等が発生した場合に、故障箇所等がどこであるかを突き止めにくいという問題がある。また試運転の際に不具合箇所を発見しにくいという問題もある。
即ちコンベア装置には、多数のモータや、センサが付属するので、故障が発生する頻度も高い。またコンベア装置を設置する際には、前記したモータやセンサを一つ一つ配線する必要があるが、誤配線する場合もある。
故障が発生した場合や、試運転で所望の動作が成されなかった場合には、不具合箇所を見つけて修理や修正を行うこととなる。
しかしながら分散制御によるコンベア装置は、そもそも中央制御装置を持たないか、あるいは中央制御装置があったとしても、その機能は限定的なものであり、個々のモータやセンサは、中央制御装置とは直接的に接続されておらず、中央制御装置では、どこのゾーンのどの部品に不具合があるのかを知ることができない。
即ち、分散制御によるコンベア装置では、個々のゾーンのモータへの動力供給や、個々のゾーンに属するセンサの信号の入出力は、ゾーンコンベアを管轄制御するゾーンコントローラを介して行われるから、個々の部品が正常であるか不具合があるかの情報は、各ゾーンコントローラに止まり、中央制御装置側で不具合箇所を検索することができない。
そこで本発明は、従来技術の上記した問題点に注目し、故障等の不具合箇所を容易に発見できるゾーンコントローラ、並びに、コンベア装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するための本発明の一つの様相は、複数のゾーンコンベアが直列的に並べられたコンベア装置に使用され、1又は複数のゾーンコンベアを所轄してその動作を制御するゾーンコントローラであって、他のゾーンコントローラから信号を受信可能であり、且つ信号を外部に発信可能であるゾーンコントローラにおいて、自己が所轄するゾーンで異常が発生した場合に所定の異常報知信号を作成して外部に発信する信号作成機能と、他のゾーンコントローラから異常報知信号を受信する信号受信機能と、受信した異常報知信号に一定の加工を付加する信号加工機能と、前記信号加工機能によって加工された信号を異常報知信号として外部に発信する加工信号発信機能とを有することを特徴とするゾーンコントローラである。
本様相のゾーンコントローラは、複数のゾーンコンベアが直列的に並べられたコンベア装置に使用されるものであり、コンベア装置を分散制御するものである。
本様相のゾーンコントローラは、他のゾーンコントローラから信号を受信可能であり、且つ信号を外部に発信可能であるので、隣接するゾーンのゾーンコントローラと信号の受渡しが行われ、例えば、隣接するゾーンの在荷センサのオン・オフ状態や、隣接するゾーンのモータが起動しているか否かの情報が交換され、搬送物を隣接するゾーンに送ることができる。
また本様相のゾーンコントローラは信号作成機能を備え、自己が所轄するゾーンで異常が発生した場合に所定の異常報知信号を作成して外部に発信する。
隣接するゾーンコントローラは、この異常報知信号を受信することとなるが、他のゾーンコントローラから異常報知信号を受信した場合は、受信した異常報知信号に一定の加工が付加される。
そして信号加工機能によって加工された信号を異常報知信号として外部に発信する。またさらにその隣に隣接するゾーンコントローラは、加工後の異常報知信号を受信することとなり、さらにそのゾーンコントローラによって再度加工が行われる。そのため、当該コントローラから発信される異常報知信号は、二度に渡って加工がなされたものとなる。こうして信号が加工されつつ順次、隣接するゾーンコントローラを経由して進む。即ち、異常信号の受信、加工、発信が連鎖的に行われる。
そして遂に信号は、特定の(例えば最も端部の)ゾーンコントローラに行き着く。そして当該特定の(例えば最も端部の)ゾーンコントローラから発信される異常報知信号を分析し、加工の内容を調べることによって、最初に異常報知信号を作成したゾーンコントローラを特定することができる。
即ち、本構成によると、実際に異常が発生したゾーンのゾーンコントローラから発信される異常報知信号は、一回も加工が成されていない信号である。隣接するゾーンコントローラから発信される異常報知信号は、一回だけ加工がなされている。そしてその隣は、2回の加工、さらにその隣は3回の加工が施されているから、信号を抽出したゾーンコントローラから、加工回数だけ信号伝達経路を戻った位置にあるゾーンコントローラが実際に異常が発生したゾーンのゾーンコントローラである。
また、好ましくは、前記信号作成機能によって作成される異常報知信号は、一定時間長さのパルス信号であり、前記信号加工機能は、パルス信号に対してパルス幅を増加又は減少させるものである。
本様相によると、信号伝達経路で経由されるゾーンコントローラの数と、パルス幅(異常報知信号の時間長さ)の間に相関関係が生じる。そのためパルス幅(異常報知信号の時間長さ)から信号伝達経路で経由されるゾーンコントローラの数を算出し、実際に異常が発生したゾーンのゾーンコントローラを検索することができる。
また、好ましくは、前記信号作成機能によって作成される所定の信号は、一定時間長さのパルス信号であり、前記信号加工機能は、パルス信号に対して新たなパルスを追加又は削減してパルスの数を増加又は減少させるものである。
本様相によると、信号伝達経路で経由されるゾーンコントローラの数と、異常報知信号のパルスの数の間に相関関係が生じる。そのため異常報知信号のパルスの数から信号伝達経路で経由されるゾーンコントローラの数を算出し、実際に異常が発生したゾーンのゾーンコントローラを検索することができる。
本発明の他の様相は、複数のゾーンコンベアが直列的に並べられたコンベア装置に使用され、1又は複数のゾーンコンベアを所轄してその動作を制御するゾーンコントローラであって、他のゾーンコントローラから信号を受信可能であり、且つ信号を外部に発信可能であるゾーンコントローラにおいて、他のゾーンコントローラからパルス信号を受信する信号受信機能と、受信したパルス信号を一定の関数に基いて一定の加工を付加する信号加工機能と、信号加工機能によって加工された信号を外部に発信する加工信号発信機能とを有することを特徴とするゾーンコントローラである。
本様相においても、他のゾーンコントローラからパルス信号を受信し、受信したパルス信号を一定の関数に基いて一定の加工を付加した後、加工された信号を外部に発信することが可能であるので、上記したような異常が発生したゾーンに対応するゾーンコントローラの特定が可能となる。
さらに、本様相によると、ゾーンコントローラが自己を特定するための情報を付加した信号をも外部へ発信可能となる。このため、コンベア装置を構成するそれぞれのゾーンコントローラに制御信号を発信可能な中央制御装置等の機器と、複数のゾーンコントローラのうちの特定のゾーンコントローラとの制御信号のやりとりが容易に実施可能となる。このことにより、複数のゾーンコントローラのうちで特定のゾーンコントローラのみを対象とする制御を容易に実施可能となる。
また、好ましくは、自己が加工した信号又は当該信号に関連する情報を記憶する記憶手段を備える。
本様相によると、信号の加工や、信号の加工のための演算処理等を、信号を送信する毎に実施する必要がなく、制御信号のやりとりをより容易に実施できる。
また、本様相では、自己が所轄するゾーンで異常が発生した場合に所定の異常報知信号を作成して外部に発信する信号作成機能を備え、前記異常報知信号と、前記記憶手段に記憶された情報に基づく信号を発信することが好ましい。
この好ましい様相では、異常報知信号と、記憶手段に記憶された情報に基づく信号とを発信することにより、異常が発生したゾーンに対応するゾーンコントローラの特定してもよい。このようにゾーンコントローラを特定すると、信号の加工回数等を演算等により取得することなく、ゾーンコントローラの特定が可能となる。
本様相では、受信したパルス信号に基づいて自己のノード番号を決定するノード番号算出機能を備え、前記ノード番号決定機能によって形成されたノード番号に係る情報が、前記記憶手段に記憶されることが好ましい。
なお、ここでいう「受信したパルス信号に基づいて自己のノード番号を決定する」とは、受信したパルス信号そのものに基いて自己のノード番号を決定する動作と、信号加工機能が受信したパルス信号に一定の加工を付加することによって形成される信号に基いて自己のノード番号を決定する動作の双方を含むものとする。
また、好ましくは、前記ノード番号算出機能は、受信したパルス信号のパルス幅又はパルスの数に基づいて自己ノード番号を決定する。
本様相では、自己が所轄するゾーンで異常が発生した場合に所定の異常報知信号を作成して外部に発信する信号作成機能を備え、前記記憶手段は、ノード番号に係る情報を記憶可能なものであって、前記加工信号発信機能は、前記ノード番号に係る情報を示す信号と、異常報知信号の双方を出力することが好ましい。
また、擬似的な異常報知信号を出力可能であることが好ましい。
本発明の他の様相は、複数のゾーンコンベアが直列的に並べられたコンベア装置であって、各ゾーン又は複数のゾーンの組ごとに上述のゾーンコントローラが配され、隣接するゾーンコントローラの間で信号の授受が行われるコンベア装置において、前記信号受信機能によって一方に隣接するゾーンコントローラから前記所定の信号を受信した場合に、前記信号加工機能によって加工された信号を異常報知信号として他方に隣接するゾーンコントローラに発信することを特徴とするコンベア装置である。
本様相によると、実際に異常が発生したゾーンのゾーンコントローラを特定することができる。
本様相では、擬似的に異常報知信号を作成してゾーンコントローラに発信し、擬似的に作成された異常報知信号を受信したゾーンコントローラは、前記信号加工機能によって受信した信号を加工すると共に前記加工信号発信機能によって他方に隣接するゾーンコントローラに加工した信号を発信する工程を連鎖的に実行させ、各ゾーンコントローラに自己が加工した信号又は当該信号に関連する情報を記憶させることができることが好ましい。
本様相は、各ゾーンコントローラに自己の信号経路上の位置を記憶させることができるものである。
即ち擬似的に異常報知信号を作成してゾーンコントローラに発信し、受信したゾーンコントローラの信号加工機能によって信号を加工すると共に加工信号発信機能によって他方に隣接するゾーンコントローラに発信する工程を連鎖的に実行させると、各ゾーンコントローラは加工回数の異なる異常信号を受信又は発信することとなる。そのためこの様な自己が加工した信号又は当該信号に関連する情報を記憶させると、最初に擬似信号を受信、又は発信したゾーンコントローラと自己のゾーンコントローラの間に介在されたゾーンコントローラの数が特定され、自己の位置が間接的に記憶されることとなる。そのため、本発明のコンベア装置は、各ゾーンコントローラの相対位置が記憶されることとなる。
本発明の他の様相は、複数のゾーンコンベアが直列的に並べられたコンベア装置であって、各ゾーン又は複数のゾーンの組ごとに上述のゾーンコントローラが配され、隣接するゾーンコントローラの間で信号の授受が行われるコンベア装置において、各ゾーンコントローラは、受信したパルス信号のパルス幅又はパルスの数に基づいて自己のノード番号を決定するノード番号算出機能と、ノード番号を記憶可能な記憶手段とを備えており、各ゾーンコントローラは、受信した信号に基いてノード番号を決定する工程と、決定したノード番号を記憶する工程と、前記信号加工機能によって受信した信号を加工する工程と、前記加工信号発信機能によって隣接するゾーンコントローラに加工した信号を発信する工程とを実施するノード番号決定動作を実行可能であり、各ゾーンコントローラにおいてノード番号決定動作を連鎖的に実施することにより、各ゾーンコントローラのそれぞれにノード番号を記憶させることが可能であることを特徴とするコンベア装置である。
本様相では、各ゾーンコントローラは、擬似的に作成された異常報知信号又は当該異常報知信号を加工した信号に基いてノード番号を決定及び記憶可能なものであって、前記ノード番号決定動作は、少なくとも1のゾーンコントローラが作成した擬似的な異常報知信号、外部の機器によって送信された擬似的な異常報知信号、擬似的な異常報知信号を加工して形成される信号からなる群の少なくとも1の信号に基いて実行されることが好ましい。
本様相では、各ゾーンコントローラのそれぞれにノード番号を記憶させた状態において、各ゾーンコントローラは、ノード番号に係る情報を示す信号及び指令信号を受信する工程と、受信したノード番号に係る情報が自己のノード番号を特定するものであった場合に指令信号によって特定される動作を実行する工程と、受信したノード番号に係る情報を示す信号及び指令信号を加工せずに隣接するゾーンコントローラに発信する工程とを実施する個別指令動作を実施可能であり、各ゾーンコントローラにおいて個別指令動作を連鎖的に実施することにより、所定のゾーンコントローラに対してのみ、指令信号によって特定される動作を実行させることが可能であることが好ましい。
なお、指令信号によって特定される動作とは、モータの速度を変更させる動作、ゾーンコントローラの搬送速度を変更させる動作、ゾーンコントローラの搬送動作を開始、停止、又は一時停止させる動作、ゾーンコントローラのプログラムを書き換える動作等を含むものとする。
また本様相では、各ゾーンコントローラは、自己が所轄するゾーンで異常が発生した場合に所定の異常報知信号を作成して外部に発信する信号作成機能と、自己が加工した信号又は当該信号に関連する情報を記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段は、ノード番号に係る情報を記憶可能なものであって、前記加工信号発信機能は、前記ノード番号に係る情報を示す信号と、異常報知信号の双方を出力することが可能であり、各ゾーンコントローラは、自己が所轄するゾーンで異常が発生した場合、前記ノード番号に係る情報を示す信号と異常報知信号からなる2つの信号を隣接するゾーンコントローラへ出力するものであり、一方に隣接するゾーンコントローラから前記2つの信号を受信したゾーンコントローラは、他方に隣接するゾーンコントローラへと2つの信号を加工せずに出力することが好ましい。
さらに本様相では、受信した信号を加工し、加工した信号を隣接するゾーンコントローラに発信する工程を連鎖的に実行するとき、各ゾーンコントローラ間で送受信される加工前の信号及び加工後の信号は、いずれも一定の周期であってパルス幅又はパルスの数が異なっていることが好ましい。
本発明のゾーンコントローラ及びコンベア装置によると、故障等の不具合箇所を容易に発見することができ、メンテナンスや試運転を円滑に行うことができる。
本発明の実施形態のコンベア装置の斜視図である。 図1のコンベア装置のゾーンコンベアの斜視図である。 図1のコンベア装置の配線を示す概念図である。 図1のコンベア装置で採用するゾーンコントローラの配線図である。 図1のコンベア装置に故障検索装置を接続した状態を示す説明図である。 図5の説明図に、各ゾーンコントローラから出力される異常報知信号を併記したものである。 図1のコンベア装置に、擬似信号発生装置を接続した場合の説明図であり、各ゾーンコントローラに記憶されるノード番号を併記したものである。 図6とは異なる位置に故障検索装置を接続した状態を示す説明図である。 本発明の他の実施形態のコンベア装置に故障検索装置を接続した状態を示す説明図であり、各ゾーンコントローラから出力される異常報知信号を併記したものである。
以下さらに本発明の実施形態にかかるコンベア装置1について説明する。
コンベア装置1は、図1に示すように、複数のゾーンコンベア2(2a,2b,2c・・・)が搬送方向に直列に配置されたものである。各ゾーンコンベア2(2a,2b,2c・・・)は、主に搬送ローラ5と、在荷センサS(Sa,Sb,Sc・・・)と、ゾーンコントローラ10(10a,10b,10c・・・)とによって構成された搬送用装置となっている。なお、各ゾーンコンベア2(2a,2b,2c,2d・・・)の機械的構造やサイズは、いずれも同一であるから、代表として図面中央のゾーンコンベア2bの構造について詳細に説明する。
ゾーンコンベア2bは、図2で示されるように、平行に配置された左右の一対のサイドフレーム3,3間に搬送物を搬送する複数の搬送ローラ5が搬送方向に所定間隔で軸支されたものである。この搬送ローラ5は、自由に回転する従動ローラ5bと、駆動用モータ4a(図2では図示せず、図3参照)を内蔵するモータ内蔵ローラ5aとからなる。本実施形態では、モータ内蔵ローラ5aは1本だけであり、他はすべて従動ローラ5bである。
ゾーンコンベア2b内で隣接する搬送ローラ5同士は伝動ベルト6で巻回されている。そのため、モータ内蔵ローラ5aの回転駆動力を全ての従動ローラ5bに伝動することができる。本実施形態では、中央部にモータ内蔵ローラ5aを配している。
また図2に示すように、ゾーンコンベア2bには在荷センサSbが設けられている。在荷センサSbは、サイドフレーム3上に設けられている。また在荷センサSbの位置は、下流端の近傍である。
在荷センサSbは、光電センサであって、対向するサイドフレーム3に発光ダイオードや赤外線ダイオード等の発光素子20が設けられている。これにより、搬送物が搬送されてくると、発光素子20からの光が遮られてオン(Hレベル)信号を出力し、被搬送物が存在しない場合にはオフ(Lレベル)信号を出力する。この様に光電センサがオン/オフされ、搬送物が所定位置まで搬送されたことを検知可能となっている。
ゾーンコンベア2bの一方のサイドフレーム3には、図2、図3で示されるように、モータ内蔵ローラ5a内に内蔵された駆動用モータ4a(図3参照)の駆動制御を行うためのゾーンコントローラ10bが取り付けられている。なお、この駆動用モータ4aには、公知のブラシレスモータが採用されている。
ここで、図3で示されるように、隣接するゾーンコンベア2(2a,2b,2c,2d・・・)にそれぞれ設けられたゾーンコントローラ10(10a,・・・10c,・・・10n)同士の間は、信号線7で相互に接続されている。また、ゾーンコントローラ10(10a・・・10n)のうちの少なくとも一つ(本実施形態ではゾーンコンベア2a)と、上位制御装置50とは、信号線8を介して接続されている。
図4は、ゾーンコントローラ10a〜10nの内部構成および接続状態を、さらに詳細に示したものである。ゾーンコントローラ10a〜10nは同一構成であるから、代表してゾーンコントローラ10bについて説明する。
ゾーンコントローラ10bは、自己のゾーンの在荷センサSbからの信号が入力されるものである。即ちゾーンコントローラ10bは、センサ信号入力端子21を備えている。
また在荷センサSbと一対の発光素子20に対して発光信号を送ることができる。即ちゾーンコントローラ10bは、発光素子駆動端子22を備えている。
またゾーンコントローラ10bは、演算部11,信号入力部12、信号発信部13、センサ駆動回路14およびモータ駆動回路15を備えている。なお信号入力部12は、右側入力端子25と左側入力端子28に接続されており、右側入力端子25から入力される信号と、左側入力端子28から入力端子から入力される信号を個別に処理して演算部11に出力する。
本実施形態では、信号入力部12は、通常の搬送時に使用する信号を受信する他に、隣接するゾーンコントローラ10a,10cから異常報知信号を受信する信号受信機能を合わせ持っている。
信号発信部13は、演算部11から出力された信号を外部に発信する回路であり、右側出力端子27と左側出力端子26に接続されている。
本実施形態では、信号発信部13は、通常の搬送時に使用する信号を発信する他に、信号加工機能によって加工された信号を異常報知信号として外部に発信する加工信号発信機能を合わせ持っている。
演算部11は、搬送物を円滑に搬送するための通常の搬送用プログラムと、本実施形態に特有のプログラムを内蔵している。搬送用プログラムは、搬送物同士の衝突を回避可能な制御であるゼロプレッシャ蓄積制御(ZPA制御)を行うZPAコントローラからなる演算回路を含んで形成され、信号入力部12に入力される信号あるいは信号発信部13に出力する信号の少なくともいずれかの信号を参照し、駆動用モータ4aを駆動するための制御信号を生成してモータ駆動回路15へ送出する。
また、演算部11は上位制御装置50からのRUN/STOP信号などの外部入力信号を受けてモータ駆動回路15へ必要な制御信号を生成送出する動作も行う。
さらに、演算部11は、ノード番号(詳しくは後述する)を記憶するためのノード番号記憶メモリ(記憶手段)を備えている。
演算部11の特徴的プログラムについては後記する。
演算部11で参照される信号は図示しないスイッチによって選択的に設定される。即ち、本実施形態では、搬送用プログラムは、一斉搬送モード、分離搬送モードおよび搬送禁止モードに切り換え設定可能であり、設定に応じて演算部11で参照する信号が選択される構成としている。各搬送モードについての説明は、省略する。
モータ駆動回路15は、演算部11の制御信号とモータ内蔵ローラ5aに内蔵された駆動用モータ4aに設けられたホール素子(磁極位置検出子であり図示せず)の検知信号を受けつつ駆動用モータ4aを駆動する。
ここで、各ゾーンコントローラ10の間で、送受信を行い得る信号は所望のものとすることができる。
本実施形態のゾーンコントローラ10(ゾーンコントローラ10b)は、搬送物の流れ方向の上流側に隣接するゾーンコントローラ10(ゾーンコントローラ10a)の在荷信号、下流側に隣接するゾーンコントローラ10(ゾーンコントローラ10c)の在荷信号および下流側のゾーンの駆動状態信号が、信号入力部12を介してゾーンコントローラ10bに入力される。
また、ゾーンコントローラ10bの演算部11から出力される在荷信号および駆動状態信号が、信号発信部13を介して他のゾーンコントローラ10a,10cに伝送される。
ここで、在荷信号は、各制御ゾーンに設けられた在荷センサSa〜Sc(図1、図3参照)の検知信号である。
本実施形態のコンベア装置1では、各ゾーンコントローラ10は、上流側および下流側の在荷信号と、下流側の駆動状態信号とを参照可能となっている。
また、上位制御装置50からの指令信号は、信号線8を介して所定のゾーンコントローラ10(ゾーンコントローラ10a)に伝送され、さらに、この所定のゾーンコントローラ10(ゾーンコントローラ10a)からコンベア装置1を構成する全てのゾーンコントローラ10に伝送される(図3参照)。
そして、各ゾーンコントローラ10は、隣接するゾーンの在荷センサSのオン・オフ状態や、隣接するゾーンの駆動用モータ4aが起動しているか否かの情報が交換される。
そして例えば自己のゾーンに搬送物が存在し、下流側のゾーンに搬送物が存在しないといった所定の条件が揃うと、自己のゾーンの駆動用モータ4aを起動し、搬送物を下流側のゾーンに送る。
本実施形態のゾーンコントローラ10は、搬送物を円滑に搬送するための前記したプログラム(搬送用プログラム)に加えて、異常が発生したゾーンを特定するためのプログラム(以下異常箇所検知プログラムと称する)を備えている。
以下、この異常箇所検知プログラムについて説明する。
異常箇所検知プログラムは、異常検知プログラム(異常検知機能)と、信号作成プログラム(信号作成機能)と、信号加工プログラム(信号加工機能)によって構成されている。
異常検知プログラム(異常検知機能)は、自己が所轄するゾーンの異常を検知するプログラムである。
異常の具体的内容は、任意であり、駆動用モータ4aの断線、駆動用モータ4aの過電流、駆動用モータ4aの温度異常、センサの断線、センサの検知異常、センサのノイズ、発光素子20の異常、他のゾーンコントローラ10から入力される信号の検知異常、信号の発信不良、供給電圧の低下その他が挙げられる。
またゾーンコントローラ10b自体の異常についても検知することが望ましい。
信号作成プログラム(信号作成機能)は、異常検知プログラム(異常検知機能)で異常が検知された場合に機能するものであり、一定時間のパルス信号を発生させるプログラムである。
即ち、信号作成プログラム(信号作成機能)は、異常検知プログラム(異常検知機能)で異常が検知されることを条件として、一定の周期で、一定時間長さ(基準長さ)のパルス信号を生成する。
このパルス信号のパルス長さ(パルス幅)は、周期に対して十分に短いものであり、例えば、周期に対して、20分の1未満の長さであり、より望ましくは、50分の1未満の長さである。
ただし、パルス長さは、周期に対して、100分の1以上であることが望ましい。
本実施形態では、周期が6秒であり、発生させるパルス長さ(基準長さ)は、0.1秒である。即ち、生成されるパルス信号は、周期が6秒であって、そのうち、ONである時間が0.1秒、OFFである時間が5.9秒のパルス信号となっている。
信号作成プログラム(信号作成機能)で作られたパルス信号は、他の信号と区別されて異常報知信号として機能し、信号発信部13を経て、いずれか一方の出力端子から出力される。本実施形態では、右側出力端子27と左側出力端子26の内、左側出力端子26から異常報知信号が出力されるものとする。
信号加工プログラム(信号加工機能)は、他のゾーンコントローラ10から当該ゾーンコントローラ10bに異常報知信号が入力された場合に機能するものであり、異常報知信号をパルス幅を一定時間だけ延長する。
本実施形態では、当初のパルス長さ(基準長さ)を加えた長さとする。具体的には、入力された異常報知信号を0.1秒だけ延ばす。したがって、仮に0.1秒の異常報知信号が入力された場合には、これに0.1秒を加えて、0.2秒のパルスを作り、新たな異常報知信号として、左側出力端子26から出力する。より具体的には、周期が6秒、ONである時間が0.1秒、OFFである時間が5.9秒のパルス信号が入力された場合、パルス幅を増加させ、ONである時間が0.2秒、OFFである時間が5.8秒のパルス信号として出力する。
また同様に、仮に2.5秒の異常報知信号が入力された場合には、これに0.1秒を加えて、2.6秒のパルスを作り、新たな異常報知信号として、左側出力端子26から出力する。
次に、本実施形態のコンベア装置1に特有の機能について説明する。
本実施形態のコンベア装置1は、前記した様に複数のゾーンコンベア2a,2b,2c,2d・・・が搬送方向に直列に配置されたものである。
ここで、図5に示す様に、7個のゾーンコンベア2a,2b,2c,2d,2e,2f,2gが搬送方向に直列に配置されたものと仮定する。
そしてコンベア装置1を試運転する際や、何らかの故障が発生した場合には、任意のゾーンコンベア2(本実施形態ではゾーンコンベア2a)に、故障検索装置30を接続する。
本実施形態では、端部のゾーンコンベア2aのゾーンコントローラ10aに故障検索装置30が接続されている。
ここで故障検索装置30は、ゾーンコンベア2から出力される異常報知信号を入力し、これを分析する装置である。本実施形態では、異常報知信号は、左側出力端子26から出力されるので、故障検索装置30はゾーンコントローラ10aの左側出力端子26に接続されることとなる。
故障検索装置30は、異常報知信号のパルス長さ(パルス幅)を検知し、これの長さを基準長さで除する演算が実行される。
仮に、図6に示す様に、ゾーンコンベア2fで異常が発生したと仮定する。
本実施形態のコンベア装置1では、異常が発生すると、当該ゾーンを所轄するゾーンコントローラ10fの異常検知プログラム(異常検知機能)が異常があったという事実を検知する。
続いて、信号作成プログラム(信号作成機能)の機能によって、6秒周期であってパルス長さが基準長さである0.1秒のパルス信号(周期が6秒、ONである時間が0.1秒、OFFである時間が5.9秒のパルス信号)が生成され、生成されたパルス信号が信号発信部13を経て左側出力端子26から異常報知信号として発信される(図6参照)。
ここでゾーンコンベア2fの左側出力端子26は、隣接するゾーンコントローラ10eの右側入力端子25に接続されているから、異常発生源たるゾーンコントローラ10fで作られたパルス長さが0.1秒の異常報知信号は、図面左に隣接するゾーンコントローラ10eに入力される。
そして図6の様に、ゾーンコントローラ10eでは、信号加工プログラム(信号加工機能)によって、基準長さが付加され、パルス長さが0.2秒のパルス信号(周期が6秒、ONである時間が0.2秒、OFFである時間が5.8秒のパルス信号)が作られる。そして、パルス長さが0.2秒のパルス信号が、異常報知信号としてゾーンコントローラ10eの左側出力端子26から出力される。さらに、ゾーンコントローラ10eの左側出力端子26は、隣接するゾーンコントローラ10dの右側入力端子25に接続されているから、二番目のゾーンコントローラ10fで作られた0.2秒パルスの異常報知信号は、さらに図面左に隣接するゾーンコントローラ10dに入力され、さらに基準長さが付加されてパルス長さ0.3秒のパルス信号(周期が6秒、ONである時間が0.3秒、OFFである時間が5.7秒のパルス信号)が作られる。
同様に、パルス長さ0.3秒のパルス信号は、ゾーンコントローラ10dの左側出力端子26から、隣接するゾーンコントローラ10cに入力され、さらに基準長さが付加されてパルス長さ0.4秒のパルス信号(周期が6秒、ONである時間が0.4秒、OFFである時間が5.6秒のパルス信号)が作られる。
こうして図6の様に、ゾーンコントローラ10を経るごとに、基準長さが付加されてパルス長さが増加し、遂には端部のゾーンコントローラ10aから、故障検索装置30に、パルス長さ0.6秒のパルス信号(周期が6秒、ONである時間が0.6秒、OFFである時間が5.4秒のパルス信号)が入力される。
故障検索装置30では、入力された異常報知信号のパルスの長さを検知し、これの長さを基準長さで除する演算が実行される。
その結果、演算値が算出される。この演算値は、発生源のゾーンコントローラ10fを含めて故障検索装置30に至る間に経由されたゾーンコントローラ10の数と一致する。そのため、最終のゾーンコントローラ10aを含めて、信号の上流側に向かって演算値を数えると、発生源のゾーンコントローラ10fに行き着くこととなる。
従って、異常発生源たる、ゾーンコンベア2fを特定することができる。
ところで、本実施形態のコンベア装置1では、末端側(信号の流れを基準とすると最も上流側となる)のゾーンコントローラ10gに擬似的に異常報知信号を入力することにより、各ゾーンコントローラ10にノード番号を記憶させることができる。この動作につき、以下で具体的に説明する。
この動作は、例えば、コンベア装置1の試運転の際に実施するものであり、末端のゾーンコントローラ10gの右側入力端子25にパルス長さが0.1秒であるパルス信号(上記した異常報知信号と同様のパルス信号)を入力する。具体的には、図7の様に、末端のゾーンコントローラ10gの右側入力端子25に擬似信号発生装置を接続し、擬似信号発生装置でパルス長さが基準長さのパルス信号を作成し、これを擬似的な異常報知信号として末端のゾーンコントローラ10gに入力する。
そして、末端のゾーンコントローラ10gでは、入力されたパルス信号のパルス長さに応じてノード番号を自己決定し、演算部11のノード番号記憶メモリ(図4参照)に記憶する。ゾーンコントローラ10gに入力されるパルス信号のパルス長さは、0.1秒であるから、ノード番号が1と記憶される。
ここで、このゾーンコントローラ10gでは、上記した異常発生源であるゾーンコンベア2を検出するときの動作と同じく、信号加工プログラム(信号加工機能)によってパルス信号のパルス長さに基準長さが付加される。即ち、ゾーンコントローラ10gにおいて、パルス長さが0.2秒のパルス信号(周期が6秒、ONである時間が0.2秒、OFFである時間が5.8秒のパルス信号)が作られる。そして、このパルス長さが0.2秒のパルス信号がゾーンコントローラ10fに入力される。即ち、上記したゾーンコンベア2を検出するときの動作における異常報知信号の入力と同様に、擬似的に生成した異常報知信号が隣接したゾーンコントローラ10fに入力される。
パルス長さが0.2秒のパルス信号が入力されたゾーンコントローラ10fにおいても、入力されたパルス信号のパルス長さに応じてノード番号を自己決定し、演算部11のノード番号記憶メモリに記憶する。このゾーンコントローラ10fに入力されるパルス信号のパルス長さは、0.2秒であるから、ノード番号が2と記憶される。
即ち、各ゾーンコントローラ10は、入力されたパルス信号のパルス長さからノード番号を算出するノード番号算出機能を有している。そして、入力されたパルス信号からノード番号を算出、ノード番号を記憶、パルス信号の加工、加工したパルス信号を隣接するゾーンコントローラ10(又は故障検索装置30)へ出力、といった各動作を実施する。なお、パルス信号の加工、加工したパルス信号の出力は、異常発生源であるゾーンコンベア2を検出する動作と同様の動作により実施する。
したがって、擬似信号発生装置が生成したパルス信号が連鎖的に入力されていくことにより、順次、各ゾーンコントローラ10にノード番号が付与され、各ゾーンコントローラ10にノード番号が記憶されていく。
このように、各ゾーンコントローラ10にノード番号が記憶された状態でコンベア装置1を運用すると、上位制御装置50と各ゾーンコントローラ10との間での信号のやりとりが容易になるという利点がある。
具体的に説明すると、上記したように、上位制御装置50からの指令信号は、信号線8を介して所定のゾーンコントローラ10(ゾーンコントローラ10a)に伝送され、さらに、この所定のゾーンコントローラ10(ゾーンコントローラ10a)からコンベア装置1を構成する全てのゾーンコントローラ10に伝送されていく(図3参照)。
したがって、上位制御装置50がノード番号(又はノード番号を特定するための関連情報)を示す信号と指令信号とを出力すると、出力された信号は所定のゾーンコントローラ10(ゾーンコントローラ10a)から、隣接するゾーンコントローラ10(ゾーンコントローラ10b)へと出力され、以下連鎖的に隣接するゾーンコントローラ10に出力されていく。このとき、各ゾーンコントローラ10では、指令信号と共に出力されたノード番号を示す信号が自身のノード番号を示すものか否かを識別し、自己のノード番号と同じであれば指令信号で指示された動作を実施し、自己のノード番号でなければ送信された指令信号で指示された動作を実施せず、入力された信号をそのまま隣接するゾーンコントローラ10へ出力する。つまり、各ゾーンコントローラ10にノード番号が記憶された状態でコンベア装置1を運用すると、各ゾーンコントローラ10で上位制御装置50から出力された指令信号の解析等を実施することなく、所定のゾーンコントローラ10のみに指令信号に係る動作を実施させることができる。このため、上位制御装置50と複数のゾーンコントローラ10のうちの所定のゾーンコントローラ10との間で信号のやりとりが容易になる。
より詳細には、各ゾーンコントローラ10にノード番号が記憶されている場合、上位制御装置50から指令信号を出力するだけで、所定のゾーンコントローラ10のみに対し、管轄するモータの速度を変更する動作を実施させることができる。また、所定のゾーンコントローラ10のみに対し、管轄するゾーンコンベア2での搬送速度の設定(スロースタートの設定)を変更させることができる。さらに、所定のゾーンコントローラ10のみに対し、プログラムの書き換えを実施することができる。
つまり、ゾーンコントローラ10の制御の変更やプログラムの書き換えを実施するとき、必ずしもゾーンコントローラ10と上位制御装置50を直接接続する必要がなく、コンベア装置1に属する所定のゾーンコントローラ10に上位制御装置50を接続するだけで、これらの動作を実施させることができる。別言すると、所定のゾーンコントローラ10と上位制御装置50を直接接続してプログラムを書き換えた後、他のゾーンコントローラ10と上位制御装置50を接続し直してプログラムを書き換えるといった具合に煩雑な接続作業を実施する必要ない。このため、上位制御装置50と各ゾーンコントローラ10との間での信号のやりとりが容易になる
また、ゾーンコントローラ10にノード番号が記憶された状態で運用した場合も、コンベア装置1で何らかの異常が発生したときに、異常発生源であるゾーンコンベア2fの特定が容易となる。
具体的には、異常が発生したとき、異常が発生したゾーンを所轄するゾーンコントローラ10の異常検知プログラムが異常があったという事実を検知すると、そのゾーンコントローラ10が自己が記憶するノード番号(又はノード番号を特定するための関連情報)を示す信号と、異常報知信号とを出力する構成とする。さらに、他のゾーンコントローラ10では、入力された信号をそのまま隣接するゾーンコントローラ10(又は故障検索装置30)へ信号を出力する構成とする。
このような構成によると、異常が発生したとき、ゾーンコントローラ10から発信された信号は、必要に応じて他のゾーンコントローラ10を経て、そのまま故障検索装置30へ出力されることとなる。ここで、発信された信号に自己が記憶するノード番号(又はノード番号を特定するための関連情報)を示す信号が含まれていることにより、故障検索装置30は異常が発生したゾーンコントローラ10を特定できる。即ち、予めノード番号を記憶させてから運用する構成によると、各ゾーンコントローラ10で異常報知信号の加工等を実施することなく、異常が発生したゾーンコントローラ10を特定できる。
上記した実施形態では、ゾーンコントローラ10に擬似信号発生装置を接続し、擬似信号発生装置から末端側のゾーンコントローラ10gに擬似的な異常報知信号を出力して、各ゾーンコントローラ10にノード番号を記憶させる例について説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、ゾーンコントローラ10のいずれかが擬似的な異常報知信号を出力することにより、各ゾーンコントローラにノード番号を記憶させる構成であってもよい。
また、各ゾーンコントローラにノード番号を記憶させる時期は、上記した試運転時に限るものではなく、例えば、コンベア装置1の電源投入時に自動で実施する構成であってもよい。
上記した実施形態では、故障検索装置30を端部のゾーンコントローラ10aに接続して故障箇所を検索する例について説明したが、本発明はこれに限るものではない。故障検索装置30の接続箇所は、故障箇所の下流側(信号の流れの下流側)であれば、どこの位置に接続してもよい。例えば、図8で示されるように、ゾーンコントローラ10cに故障検索装置30を取り付けた場合は、故障検索装置30に、パルス長さ0.4秒のパルス信号が入力されることとなり、故障箇所を特定することができる。
また上記した実施形態では、ゾーンコントローラ10を経る度に、パルス長さを増加する例について説明したが、図9で示されるように、パルスの発生個数を増加させていってもよい。
例えば、信号加工プログラム(信号加工機能)を、他のゾーンコントローラから異常報知信号が入力された場合に、異常報知信号に所定長さ(例えば、基準長さであって0.1秒)のパルスを追加する構成としてもよい。このようにすると、異常報知信号がゾーンコントローラを経る度に、パルスの数が1づつ増加して行く。そのため、故障検索装置30でパルスの数を取得するだけで、故障箇所を特定することができる。
加えて、上記した場合とは逆に、パルス長さやパルスの数をゾーンコントローラを経る度に減少させて行く方策も可能である。
また、これらに加えて、パルス信号を2進法(又は10進法や16進法等)で解析し、解析したパルス信号に加算(又は減算)する加工を実施した後、加工したパルス信号を発信する構成であってもよい。
いずれにせよ、信号加工機能は、一定の法則に則った関数に基いて加工するものであればよい。
また上記した構成に加えて、故障等が発生したゾーンをより発見し易くするため、故障が発生したゾーンの発光素子を点滅させたり、他の発光素子を消灯した上で、当該ゾーンの発光素子だけを発光させる構成を併用することも推奨される。
また、上記した実施形態では、1つのゾーンコンベア2を1つのゾーンコントローラ10で制御する例を示したが、本発明のコンベア装置はこれに限るものではない。例えば、複数のゾーンコンベアを1つのゾーンコントローラで制御するコンベア装置であってもよい。この場合も、上記したように、故障が発生したゾーンコンベアを所轄するゾーンコントローラを特定することで、コンベア装置における故障箇所を特定できる。
上記した実施形態では、ゾーンコンベア2としてローラコンベアを採用した例を示したが、本発明のコンベア装置はこれに限るものではない。例えば、ゾーンコンベアとしてベルトコンベアを採用する構成であってもよい。
1 コンベア装置
2 ゾーンコンベア
10 ゾーンコントローラ
12 信号入力部(信号受信機能)
13 信号発信部(加工信号発信機能)

Claims (17)

  1. 複数のゾーンコンベアが直列的に並べられたコンベア装置に使用され、1又は複数のゾーンコンベアを所轄してその動作を制御するゾーンコントローラであって、他のゾーンコントローラから信号を受信可能であり、且つ信号を外部に発信可能であるゾーンコントローラにおいて、
    自己が所轄するゾーンで異常が発生した場合に所定の異常報知信号を作成して外部に発信する信号作成機能と、
    他のゾーンコントローラから異常報知信号を受信する信号受信機能と、
    受信した異常報知信号に一定の加工を付加する信号加工機能と、
    前記信号加工機能によって加工された信号を異常報知信号として外部に発信する加工信号発信機能とを有することを特徴とするゾーンコントローラ。
  2. 前記信号作成機能によって作成される異常報知信号は、一定時間長さのパルス信号であり、前記信号加工機能は、パルス信号に対してパルス幅を増加又は減少させるものであることを特徴とする請求項1に記載のゾーンコントローラ。
  3. 前記信号作成機能によって作成される所定の信号は、一定時間長さのパルス信号であり、前記信号加工機能は、パルス信号に対して新たなパルスを追加又は削減してパルスの数を増加又は減少させるものであることを特徴とする請求項1に記載のゾーンコントローラ。
  4. 複数のゾーンコンベアが直列的に並べられたコンベア装置に使用され、1又は複数のゾーンコンベアを所轄してその動作を制御するゾーンコントローラであって、他のゾーンコントローラから信号を受信可能であり、且つ信号を外部に発信可能であるゾーンコントローラにおいて、
    他のゾーンコントローラからパルス信号を受信する信号受信機能と、
    受信したパルス信号を一定の関数に基いて一定の加工を付加する信号加工機能と、
    信号加工機能によって加工された信号を外部に発信する加工信号発信機能とを有することを特徴とするゾーンコントローラ。
  5. 自己が加工した信号又は当該信号に関連する情報を記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載のゾーンコントローラ。
  6. 自己が所轄するゾーンで異常が発生した場合に所定の異常報知信号を作成して外部に発信する信号作成機能を備え、
    前記異常報知信号と、前記記憶手段に記憶された情報に基づく信号を発信することを特徴とする請求項5に記載のゾーンコントローラ。
  7. 受信したパルス信号に基づいて自己のノード番号を決定するノード番号算出機能を備え、
    前記ノード番号決定機能によって形成されたノード番号に係る情報が、前記記憶手段に記憶されることを特徴とする請求項5又は6に記載のゾーンコントローラ。
  8. 前記ノード番号算出機能は、受信したパルス信号のパルス幅又はパルスの数に基づいて自己ノード番号を決定することを特徴とする請求項7に記載のゾーンコントローラ。
  9. 自己が所轄するゾーンで異常が発生した場合に所定の異常報知信号を作成して外部に発信する信号作成機能を備え、
    前記記憶手段は、ノード番号に係る情報を記憶可能なものであって、
    前記加工信号発信機能は、前記ノード番号に係る情報を示す信号と、異常報知信号の双方を出力することを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記載のゾーンコントローラ。
  10. 擬似的な異常報知信号を出力可能であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のゾーンコントローラ。
  11. 複数のゾーンコンベアが直列的に並べられたコンベア装置であって、各ゾーン又は複数のゾーンの組ごとに請求項1乃至3のいずれかに記載のゾーンコントローラが配され、隣接するゾーンコントローラの間で信号の授受が行われるコンベア装置において、
    前記信号受信機能によって一方に隣接するゾーンコントローラから前記所定の信号を受信した場合に、前記信号加工機能によって加工された信号を異常報知信号として他方に隣接するゾーンコントローラに発信することを特徴とするコンベア装置。
  12. 擬似的に異常報知信号を作成してゾーンコントローラに発信し、擬似的に作成された異常報知信号を受信したゾーンコントローラは、前記信号加工機能によって受信した信号を加工すると共に前記加工信号発信機能によって他方に隣接するゾーンコントローラに加工した信号を発信する工程を連鎖的に実行させ、各ゾーンコントローラに自己が加工した信号又は当該信号に関連する情報を記憶させることができることを特徴とする請求項11に記載のコンベア装置。
  13. 複数のゾーンコンベアが直列的に並べられたコンベア装置であって、各ゾーン又は複数のゾーンの組ごとに請求項4乃至10のいずれかに記載のゾーンコントローラが配され、隣接するゾーンコントローラの間で信号の授受が行われるコンベア装置において、
    各ゾーンコントローラは、受信したパルス信号のパルス幅又はパルスの数に基づいて自己のノード番号を決定するノード番号算出機能と、ノード番号を記憶可能な記憶手段とを備えており、
    各ゾーンコントローラは、受信した信号に基いてノード番号を決定する工程と、決定したノード番号を記憶する工程と、前記信号加工機能によって受信した信号を加工する工程と、前記加工信号発信機能によって隣接するゾーンコントローラに加工した信号を発信する工程とを実施するノード番号決定動作を実行可能であり、
    各ゾーンコントローラにおいてノード番号決定動作を連鎖的に実施することにより、各ゾーンコントローラのそれぞれにノード番号を記憶させることが可能であることを特徴とするコンベア装置。
  14. 各ゾーンコントローラは、擬似的に作成された異常報知信号又は当該異常報知信号を加工した信号に基いてノード番号を決定及び記憶可能なものであって、
    前記ノード番号決定動作は、少なくとも1のゾーンコントローラが作成した擬似的な異常報知信号、外部の機器によって送信された擬似的な異常報知信号、擬似的な異常報知信号を加工して形成される信号からなる群の少なくとも1の信号に基いて実行されることを特徴とする請求項13に記載のコンベア装置。
  15. 各ゾーンコントローラのそれぞれにノード番号を記憶させた状態において、
    各ゾーンコントローラは、ノード番号に係る情報を示す信号及び指令信号を受信する工程と、受信したノード番号に係る情報が自己のノード番号を特定するものであった場合に指令信号によって特定される動作を実行する工程と、受信したノード番号に係る情報を示す信号及び指令信号を加工せずに隣接するゾーンコントローラに発信する工程とを実施する個別指令動作を実施可能であり、
    各ゾーンコントローラにおいて個別指令動作を連鎖的に実施することにより、所定のゾーンコントローラに対してのみ、指令信号によって特定される動作を実行させることが可能であることを特徴とする請求項13又は14に記載のコンベア装置。
  16. 各ゾーンコントローラは、自己が所轄するゾーンで異常が発生した場合に所定の異常報知信号を作成して外部に発信する信号作成機能と、自己が加工した信号又は当該信号に関連する情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記記憶手段は、ノード番号に係る情報を記憶可能なものであって、
    前記加工信号発信機能は、前記ノード番号に係る情報を示す信号と、異常報知信号の双方を出力することが可能であり、
    各ゾーンコントローラは、自己が所轄するゾーンで異常が発生した場合、前記ノード番号に係る情報を示す信号と異常報知信号からなる2つの信号を隣接するゾーンコントローラへ出力するものであり、一方に隣接するゾーンコントローラから前記2つの信号を受信したゾーンコントローラは、他方に隣接するゾーンコントローラへと2つの信号を加工せずに出力することを特徴とする請求項11乃至15のいずれかに記載のコンベア装置。
  17. 受信した信号を加工し、加工した信号を隣接するゾーンコントローラに発信する工程を連鎖的に実行するとき、
    各ゾーンコントローラ間で送受信される加工前の信号及び加工後の信号は、いずれも一定の周期であってパルス幅又はパルスの数が異なっていることを特徴とする請求項11乃至16のいずれかに記載のコンベア装置。
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