JPWO2012077460A1 - コンデンサ、コンデンサ用ケースおよび回路付き基板 - Google Patents

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Abstract

コンデンサの製造工程を複雑化させることなく、かつ、基板表面に横向きにコンデンサが基板に取り付けられた場合において、安全弁から放出されるガスの放出方向が常に一定方向に特定されること。コンデンサ本体20と、一方の端面22Aに設けられた2本のリード線24A,24Bと、他方の端面の略中央部に設けられた凸部26と、他方の端面22に設けられた2つ以上の安全弁28A,28Bと、を少なくとも有し、他方の端面22Bにおいて、2つ以上の安全弁が28A,28B、凸部26に対して略回転対称を成すように配置され、かつ、凸部26の軸方向中心線と、コンデンサ10Aの軸方向中心線とが略一致しているコンデンサ、当該コンデンサに用いるコンデンサ用ケース、および、当該コンデンサを用いた回路付き基板。

Description

本発明は、コンデンサ、コンデンサ用ケースおよび回路付き基板に関するものである。
電解コンデンサは電解液を含有するコンデンサ素子を金属ケース内に収納している。そして、この電解コンデンサに定格よりも高い電圧が印加されるなどにより電解コンデンサが故障すると、ガス(水素ガス)が発生したり電解液が蒸気化したりすることにより金属ケースの内圧が上昇する。内圧が急上昇すると電解コンデンサが爆発することがあり、これを防ぐために、電解コンデンサには、内圧が所定の閾値を超えた場合に開弁する安全弁が設けられる(たとえば、特許文献1等参照)。この安全弁は、柱状の電解コンデンサの頭面に設けられたり、あるいは、電解コンデンサの側面に1つ設けられる。
柱状の電解コンデンサを備えた各種の回路付き基板の組み立てに際しては、回路付き基板を構成する基板に、電解コンデンサが半田付けにより実装される。この際、電解コンデンサ本体の一方の端面側から、電解コンデンサ本体の軸方向に伸びる2本のリード線が基板に設けられた貫通穴に差し込まれた状態で半田付けされる。しかし、この場合、電解コンデンサが、基板に対して略垂直に立った状態で取り付けられることになるため、回路付き基板を備えた電子機器を薄型化・小型化することができない。
このため、電解コンデンサを、基板に対して寝かせた状態で基板に実装した回路付き基板を作製する技術が提案されている(特許文献2〜6参照)。これらの技術では、電解コンデンサ本体の2本のリード線が設けられた側と反対側の端面に、電解コンデンサ本体の直径よりも十分に長く、かつ、電気的に機能しないリード線等からなる1本の補助端子を設け、2本のリード線と共に、この補助端子を基板の貫通穴に差し込んで半田付けすることにより、電解コンデンサを基板に実装する。
実開平01−129819号公報(図1) 特開平9−97741号公報(図1、図15等) 特開昭64−55818号公報(図4、図5等) 特開平4−37110号公報(図1等) 特開昭62−68225号公報(図1等) 特開昭54−2140号公報(図3等)
一方、特許文献2〜6に例示される電解コンデンサにおいて安全弁を設けようとした場合、通常、安全弁は、電解コンデンサ本体の外周面に設けられていた。この理由は、既に補助端子が取り付けられた端面に安全弁を設けることは技術的には可能であっても、この端面と比べて、外周面の方が、安全弁を形成するスペースの確保が極めて容易だからである。これに加えて、端面のような元々狭い領域内に、補助端子が既に取り付けられている面に、さらに安全弁を設けるよりも、外周面のような広い領域内に安全弁を設けた方が、設計段階では予知し得ない不測のトラブルも防止し易いためである。
しかしながら、基板表面と電解コンデンサの軸方向中心線とが略平行を成すように、2本のリード線と1本の補助端子を基板の貫通穴に差し込んで半田付けし、基板に対して電解コンデンサを固定する場合、次のような問題が生じる。すなわち、この場合、電解コンデンサの側面に安全弁が設けられているときは、安全弁の開弁により電解コンデンサ内から放出されるガスの向きを特定の方向に向けることができない。このため、(1)電解コンデンサから放出されたガスが、回路付き基板を内蔵する電子機器の外部へと吹き出すことにより、電子機器を使用するユーザーに不安を与える可能性や、あるいは、(2)基板上に配置されたその他の電子部品に放出されたガスが吹き付けられることで、当該その他の電子部品に悪影響を及ぼす可能性がある。そして、これらの問題は、故障によりコンデンサ内部に発生したガスを外部へと放出するための安全弁を設ける必要性のある電解型以外のその他のタイプのコンデンサにおいても同様に生じ得る。
このような問題を防止するためには、たとえば、コンデンサの外周面に設けられる安全弁を、2本のリード線が設けられた側の端面と、2本のリード線との2つの交点を結ぶ直線に対して略平行な位置に配置する方法が挙げられる。この場合、基板上に固定されたコンデンサから放出されるガスの放出方向を、必ず基板表面に対して略平行方向に向けることができる。しかしながら、上記に一例を示したように、2本のリード線に対する安全弁の配置位置を特定した状態でコンデンサを作製しようとすると、コンデンサの製造時に、コンデンサを構成する筐体(筒状ケース)の外周面に設けられた安全弁の位置を基準として、2本のリード線を取り付ける必要がある。このため、コンデンサの製造工程が複雑化し、実用性に乏しい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、コンデンサの製造工程を複雑化させることなく、かつ、基板表面に対して、コンデンサの軸方向が略平行を成すようにコンデンサが基板に取り付けられた場合において、安全弁から放出されるガスの放出方向が常に一定方向に特定されるコンデンサ、当該コンデンサに用いるコンデンサ用ケース、および、当該コンデンサを用いた回路付き基板を提供することを課題とする。
前記課題は以下の本発明により達成される。すなわち、
本発明のコンデンサは、略柱状のコンデンサ本体と、コンデンサ本体の一方の端面に設けられた2本の電極端子と、コンデンサ本体の他方の端面の略中央部に設けられた凸部と、他方の端面に設けられた2つ以上の安全弁と、を少なくとも有し、他方の端面において、2つ以上の安全弁が、凸部に対して略回転対称を成すように配置され、かつ、凸部の軸方向中心線と、コンデンサの軸方向中心線とが略一致していることを特徴とする。
本発明のコンデンサの一実施態様は、他方の端面に、安全弁が2つ設けられていることが好ましい。
本発明のコンデンサの他の実施態様は、凸部が、柱状部材からなり、柱状部材に対して、固定用補助端子が取り付けられていることが好ましい。
本発明のコンデンサの他の実施態様は、凸部が、柱状部材からなり、柱状部材の頂面に線状部材が取り付けられていることが好ましい。
本発明のコンデンサの他の実施態様は、凸部が、線状端子であることが好ましい。
本発明のコンデンサの他の実施態様は、コンデンサ本体が、コンデンサ素子と、該コンデンサ素子に接続された2本の電極端子と、コンデンサ素子を収納する底付きの筒状ケースと、該筒状ケースの底部の外面の略中央部に設けられた柱状部材と、を少なくとも備え、筒状ケースと柱状部材とが一体成形されていることが好ましい。
本発明のコンデンサの他の実施態様は、コンデンサの直径に対する長さの比が、1.2以上であることが好ましい。
本発明のコンデンサ用ケースは、底付きの筒状ケースと、該筒状ケースの底部の外面の略中央部に設けられた凸部と、外面において、凸部に対して略回転対称を成すように配置された2つ以上の安全弁と、を少なくとも有することを特徴とする。
第一の本発明の回路付き基板は、厚み方向に貫通する3つ以上の貫通穴を有する基板と、凸部が柱状部材からなり、柱状部材に固定用補助端子が取り付けられた本発明のコンデンサと、を少なくとも備え、2本の電極端子および固定用補助端子が、3つ以上の貫通穴から選択されたいずれか3つの貫通穴に各々差し込まれた状態で、コンデンサが基板に固定されていることを特徴とする。
第二の本発明の回路付き基板は、厚み方向に貫通する3つ以上の貫通穴を有する基板と、凸部が柱状部材からなり、柱状部材の頂面に線状部材が取り付けられた本発明のコンデンサと、を少なくとも備え、2本の電極端子および柱状部材の頂面に設けられた線状部材が、3つ以上の貫通穴から選択されたいずれか3つの貫通穴に各々差し込まれた状態で、コンデンサが基板に固定されていることを特徴とする。
第三の本発明の回路付き基板は、厚み方向に貫通する3つ以上の貫通穴を有する基板と、凸部が線状端子からなる本発明のコンデンサと、を少なくとも備え、2本の電極端子および他方の端面に設けられた線状端子が、3つ以上の貫通穴から選択されたいずれか3つの貫通穴に各々差し込まれた状態で、コンデンサが基板に固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、コンデンサの製造工程を複雑化させることなく、かつ、基板表面に対して、コンデンサの軸方向が略平行を成すようにコンデンサが基板に取り付けられた場合において、安全弁から放出されるガスの放出方向が常に一定方向に特定されるコンデンサ、当該コンデンサに用いるコンデンサ用ケース、および、当該コンデンサを用いた回路付き基板を提供することができる。
本実施形態のコンデンサの一例を示す概略模式図である。ここで、図1(A)は、コンデンサを側面側から見た側面図であり、図1(B)は、コンデンサを上面側から見た上面図であり、図1(C)は、コンデンサを凸部が設けられた端面側から見た正面図である。 本実施形態のコンデンサの他の例を示す正面図である。 本実施形態のコンデンサの他の例を示す正面図である。 本実施形態のコンデンサの他の例を示す概略模式図である。ここで図4(A)は、コンデンサ本体を側面から見た側面図であり、図4(B)は、図4(A)の断面図である。 本実施形態のコンデンサの他の例を示す側面図である。 本実施形態のコンデンサの他の例を示す側面図である。 本実施形態のコンデンサに用いるコンデンサ本体の断面構造の一例を示す模式断面図である。 本実施形態のコンデンサ用ケースの一例を示す模式図である。ここで、図8(A)は、コンデンサ用ケースの側面図であり、図8(B)は、コンデンサ用ケースの正面図である。 第一の本実施形態の回路付き基板の一例を示す模式図である。ここで、図9(A)は、コンデンサ本体を側面から見た断面図を示し、図9(B)は、コンデンサ本体の一方の端面側から見た断面図を示し、図9(C)は、コンデンサ本体の他方の端面側から見た断面図を示す。 第二の本実施形態の回路付き基板の一例を示す模式断面図である。 第三の本実施形態の回路付き基板の一例を示す模式断面図である。
図1は、本実施形態のコンデンサの一例を示す概略模式図である。ここで、図1(A)が、コンデンサを側面側から見た側面図であり、図1(B)がコンデンサを上面側から見た上面図であり、図1(C)がコンデンサを凸部が設けられた端面側から見た正面図である。なお、図1(A)中の矢印U方向から見た図が図1(B)に相当し、図1(A)中の矢印E方向から見た図が図1(C)に相当する。
図1に示すコンデンサ10A(10)は、略円柱状のコンデンサ本体20と、コンデンサ本体20の一方の端面22Aに設けられた2本の電極端子(リード線24A、24B)と、コンデンサ本体20の他方の端面22Bの略中央部に設けられた円柱形状の柱状部材26A(凸部26)と、他方の端面22Bに設けられた2つの安全弁28A、28B(28)と、を少なくとも有する。なお、電極端子は、図1に例示したリード線に限らず、コンデンサ用の電極端子として利用可能な公知の電極端子であればいずれの電極端子を用いてもよい。
ここで、図1(C)に示すように、他方の端面22Bにおいて、安全弁28Aおよび安全弁28Bは、柱状部材26Aに対して略回転対称を成すように配置されている。また、図1(A)および図1(B)に示すように、柱状部材26Aの軸方向中心線と、コンデンサ本体20の軸方向中心線C1とは略一致している。すなわち、この軸方向中心C1は、コンデンサ10Aの軸方向中心線ともなっている。
このため、基板表面に対して、コンデンサ10Aの軸方向中心線C1が略平行を成すようにコンデンサ10Aが基板に取り付けられた場合において、安全弁28A、28Bから放出されるガスの放出方向は常に、コンデンサ本体20の端面22B側のみに特定されることになる。また、この場合、図1(C)に示すように、安全弁28Aおよび安全弁28Bは、柱状部材26Aに対して略回転対称を成すように配置される限り、端面22A側に位置する2本のリード線24A、24Bの配置位置に関係なく、端面22B内の任意の位置に配置できる。このため、コンデンサ10Aの製造時に、コンデンサ10Aを構成する筐体(筒状ケース)の端面、すなわち、端面22Bに設けられた安全弁28A、28Bの位置に関係無く、2本のリード線24A、24Bを取り付けることができる。このため、コンデンサの製造工程が従来以上に複雑化することも無い。
なお、安全弁28の数は、図1に例示した2つに限定されるものではなく、2つ以上であれば任意に選択できる。図2は、本実施形態のコンデンサの他の例を示す正面図であり、柱状部材26A(凸部26)側から見た図である。ここで、図2(A)に示すコンデンサ10B(10)では、柱状部材26A(凸部26)に対して略回転対称を成すように3つの安全弁28A、28B、28Cが配置されており、図2(B)に示すコンデンサ10C(10)では、柱状部材26A(凸部26)に対して略回転対称を成すように4つの安全弁28A、28B、28C、28Dが配置されている。なお、端面22Bに設けられた安全弁28の数を除いてコンデンサ10B、10Cのその他の構成は、図1に示すコンデンサ10Aと同様である。
図1および図2に例示したような本実施形態のコンデンサ10では、端面22Bに、安全弁28が凸部26に対して略回転対称を成すように2つ以上設けられる。しかしながら、コンデンサ本体20内に発生したガスが、2つ以上の安全弁28を介して外部に放出される場合、開弁するのはいずれか1つである。たとえば、図1(C)に示す例であれば、安全弁28Aおよび安全弁28Bのうち、安全弁28Aのみが開弁するか、あるいは、安全弁28Bのみが開弁する。したがって、ガスの放出という観点では、安全弁28の数は1つで十分である。
ここで、安全弁28の数が1つである場合、後述する軸ズレ防止という観点で、凸部26に対する安全弁28の配置には、対称性が欠けることになる。これに加えて、安全弁28は、コンデンサ本体20内が高圧となった際に、圧力が集中して開裂しやすいように、端面22Bを構成する金属板部分に対して、プレス加工するなどにより形成される。このため、安全弁28の形成に際して、コンデンサ本体20Aの軸方向中心線C1に対して、端面22Bに設けられた凸部26の中心軸が大きく傾斜してしまうことは避けられない。このような軸ズレが生じた場合、回路付き基板を作製する際に、コンデンサ10の基板への取り付けが困難となる。また、軸ズレを有するコンデンサ10を基板に取り付けようとした場合、コンデンサ10毎に軸ズレの度合が異なる点を考慮して、手作業で軸ズレを修正する必要があるため、作業が極めて煩雑になる。
しかしながら、本実施形態のコンデンサ10では、端面22Bの略中央部に配置された凸部26に対して、略回転対称を成すように2つ以上の安全弁28が設けられる。このため、安全弁28の形成に際して、コンデンサ本体20Aの軸方向中心線C1に対して、端面22Bに設けられた凸部26の中心軸が大きく傾斜してしまうことが無い。それゆえ、上述したような問題が生じるのを防ぐことができる。
なお、以上に説明した点を考慮すれば、軸ズレも確実に防止しつつ、狭い面積を有する端面22B内での安全弁28の形成を容易とする観点から、端面22Bに設けられる安全弁28の数は、2つが最も好ましい。また、安全弁28の平面方向の形状は、図1および図2に例示した”十文字”形状以外にも、コンデンサ本体20内が高圧となった際に、開裂してガスが放出できる形状であれば特に限定されず、たとえば、直線状、V字状、Y字状、K字状等の形状であってもよい。
また、図1および図2に例示したように、安全弁28は、凸部26に対して略回転対称を成すようにされていることが必要であるが、凸部26に対して完全に回転対称を成すように配置されていることが最も好ましい。また、当該「略回転対称」として許容される範囲は、回路付き基板へのコンデンサ10の取付に際して支障が出るような軸ズレが効果的に防止できるのであれば特に限定されない。
ここで、凸部26に対して、複数個の安全弁28から選択されたいずれか1つの安全弁28(たとえば、図1および図2中の安全弁28A)の配置位置を基準角度(0度)とした場合、円周方向に隣接して配置された他の安全弁28(図1では安全弁28B、図2では安全弁28B、28C、図3では安全弁28B、28D)の凸部26に対する配置角度θは、回路付き基板へのコンデンサ10の取付時に支障を来す軸ズレを抑制する観点から、以下の通りであることが好ましい。すなわち、安全弁28の数が2つの場合(略2回対称の場合)、配置角度θは180度±30度の範囲内が好ましく、180度±22.5度の範囲内がより好ましい。また、安全弁28の数が3つの場合(略3回対称の場合)、配置角度θは120度±30度の範囲内が好ましく、120度±22.5度の範囲内がより好ましい。また、安全弁28の数が4つの場合(略4回対称の場合)、配置角度θは90度±22.5度の範囲内が好ましく、90度±15度の範囲内がより好ましい。
一方、端面22Bの形状が半径r(mm)を有する円形状である場合、凸部26の中心点から各々の安全弁28の中心点までの距離X(mm)は、r/4〜3r/4の範囲内が好ましく、r/3〜2r/3の範囲内がより好ましい。また、回路付き基板へのコンデンサ10の取付時に支障を来す軸ズレを抑制する観点から、個々の安全弁28の距離Xの最大ばらつきは、r/10以下が好ましい。
なお、配置角度θおよび距離Xを求める場合、凸部26の中心点と、安全弁28の中心点とを基準とする。ここで、安全弁28の中心点とは、安全弁28の形状が直線状である場合には、直線を2等分した位置を意味する。また、直線以外の形状の場合には、安全弁28を構成する形状(ライン)の最外端同士を結んだ図形の重心を意味する。たとえば、安全弁28の形状がY字状やV字状なら3角形の重心が、安全弁28の中心点であり、安全弁28の形状が十字状やK字状なら四角形の重心が、安全弁28の中心点である。
また、端面22Bの形状が短径r1(mm)と長径r2(mm)とを有する楕円形である場合、安全弁28の数は偶数個とすることが好ましく、4つまたは2つが好ましく、2つが最も好ましい。ここで、安全弁28の数が2つの場合には、長径方向または短径方向に沿って2つの安全弁28が配置されることが好ましい。また、安全弁28の数が4つの場合、長径方向および短径方向に沿って4つの安全弁28を配置するか、あるいは、楕円の中心点にて交差するように長径方向に対して±45度の角度を成す2本の直線に沿って4つの安全弁を配置することが好ましい。
凸部26が、図1および図2に例示されるような柱状部材26Aである場合、柱状部材26Aそれ自体は、太くて折り曲げ困難である上に長さも短いため、補助端子として機能しない。この場合、コンデンサ10は、さらに固定用補助端子を有する。ここで、基板に対してコンデンサ10を固定できるように、柱状部材26Aには、たとえば、固定用補助端子を取り付けることができる。
図3は、本実施形態のコンデンサの他の例を示す模式図であり、図1または図2に示すコンデンサ本体20の柱状部材26Aに固定用補助端子30A(30)が取り付けられた状態を示す模式図である。ここで、図3(A)は、図1(A)と同様にコンデンサ本体20を側面から見た側面図であり、図3(B)は、図1(A)と同様にコンデンサ本体20を端面22B側から見た正面図である。なお、図3(B)中、安全弁28については記載を省略してある。
図3に示すコンデンサ10D(10)の柱状部材26Aに取り付けられた固定用補助端子30A(30)は、同心円形状のリング状部材32(取付部材30)と棒状部材34とから構成されている。そして、リング状部材32の中心に設けられる円形孔である開口部(中空部)36の中心を、棒状部材34の軸方向中心線C2(図3(A)および図3(B)中、一点鎖線で示される直線C2)が通過するように、リング状部材32の外縁部に棒状部材34が接続されている。ここで、棒状部材34は、その軸方向中心線C2が、2本のリード線24A、24Bと端面22Aとが交差する2点間を結ぶ直線L(図1(B)および図3(B)中、点線で示される直線L)に対して略直交するように配置される。このように棒状部材34を配置することにより、2本のリード線24A、24Bを、棒状部材34の軸方向中心線C2と略平行を成すように、棒状部材34が設けられた側へと折り曲げることで、図中、不図示の基板の貫通穴に対してリード線24A、24Bおよび棒状部材34を差し込んだ後に、半田付けすることが極めて容易となる。そして、リング状部材32の開口部36内に凸部26が差し込まれた状態で、リング状部材32が柱状部材26Aに対して固定されている。なお、固定用補助端子30Aは、たとえば、柱状部材26Aの軸方向中心線C1に対して略直交する2つまたは3つの方向から、リング状部材32をかしめて圧着固定したり、リング状部材32と柱状部材26Aとを接着したりすることで、柱状部材26Aに取り付けることができる。なお、図3に示す例では、リング状部材32と棒状部材34とは一体的に成形された一つの部品を構成している。
また、リング状部材32の内縁側に沿って、開口部36の軸方向と略平行を成すように伸びるバーリング部を設けることもできる。このバーリング部は、バーリング加工により形成することができ、開口部36の周方向に対して、たとえば、均等に4分割されていてもよい。
図4は、本実施形態のコンデンサの他の例を示す概略模式図であり、図1または図2に示すコンデンサ本体20の柱状部材26Aに固定用補助端子30B(30)が取り付けられた状態を示す模式図である。ここで、図4(A)は、図1(A)と同様にコンデンサ本体20を側面から見た側面図であり、図4(B)は、図4(A)の断面図である。なお、図4(B)中、コンデンサ本体20内部の断面構造の詳細については記載を省略してある。
図4に示すコンデンサ10E(10)に用いられる固定用補助端子30B(30)は、底付き筒状部材36(取付部材30)と、筒状部材36の底部36Bの外面に接続された棒状部材34と、を有する。なお、棒状部材34は、その軸方向が、コンデンサ本体20の軸方向中心線C1と略一致するように、筒状部材36の底部36Bに接続されている。また、筒状部材36および棒状部材34の軸方向中心線は、図4に示す例では、凸部26およびコンデンサ本体20の軸方向中心線C1とも一致している。ここで、固定用補助端子30Bは、筒状部材36の両側から力を加えてかしめることで、コンデンサ本体20に取り付けてもよく、接着剤を用いて取り付けてもよい。なお、回路付き基板の作製に際して、基板にコンデンサ10Eを取り付ける場合には、2本のリード線24A、24B(図4中、不図示)および棒状部材34は、3本共に同じ方向に折り曲げられた後、基板の貫通穴に差し込まれ、半田付けされる。
なお、固定用補助端子30としては、図3および図4に例示したもの以外にも、柱状部材26Aに対して取付可能な構造を有する取付部材30と、この取付部材30に接続された棒状部分34とを有するものであれば、様々な構造を有するものが利用できる。また、固定用補助端子30は、図2に示すコンデンサ10B,10Cにも利用できる。
図3および図4に示した例では、柱状部材26Aに固定用補助端子30を取り付けることで、補助端子としての機能を確保している。しかしながら、図5に示すコンデンサ10F(10)のように、柱状部材26Aの頂面26ATに線状部材40を取り付けたり、図6に示すコンデンサ10G(10)ように、凸部26として、柱状部材26Aの代わりに線状端子26Bを用いることで、補助端子としての機能を確保することもできる。なお、線状部材40は、溶接または接着により、頂面26ATに取り付けることができる。また、線状端子26Bは、溶接または接着により、端面22Bの中央部近傍に取り付けることができる。そして、回路付き基板の作製に際して、コンデンサ10Fを取り付ける場合には、2本のリード線24A、24B(図5中、不図示)および線状部材40は、3本共に同じ方向に折り曲げられた後、基板の貫通穴に差し込まれ、半田付けされる。同様に、回路付き基板の作製に際して、コンデンサ10Gを取り付ける場合には、2本のリード線24A、24B(図5中、不図示)および線状端子26Bは、3本共に同じ方向に折り曲げられた後、基板の貫通穴に差し込まれ、半田付けされる。
ここで、柱状部材26Aは、折り曲げ困難な太さおよび材質を有する柱状部材であり、具体的には、直径が1mm以上のアルミニウム、アルミニウム合金等からなる金属製の柱状部材を意味する。柱状部材26Aを構成する材料は、電解コンデンサ本体20の外殻を構成するコンデンサ用ケースと同じ材料か構成されることが好ましい。なお、柱状部材26Aの直径は1.5mm〜5mmの範囲内が好ましい。また、線状部材40または線状端子42は、折り曲げ容易な太さおよび材質を有する柱状部材であり、具体的には直径が1.5mm以下の銅、銅合金、鉄、Cp線等の半田に対する濡れ性の高い材料からなるリード線またはメッキコート付きのリード線等の金属線材を意味する。なお、線状部材40または線状端子42の直径は0.4mm〜1.2mmの範囲内が好ましい。また、柱状部材26A、線状部材40または線状端子42の断面形状が円形以外の場合、「直径」とは、当該断面と同じ面積を有する円の直径(面積換算直径)を意味する。
次に、本実施形態のコンデンサ10に用いるコンデンサ本体20について説明する。このコンデンサ本体20は、2本のリード線24A、24Bが設けられた側の端面22Aと反対側の端面22Bに凸部26が設けられている以外は、従来公知のコンデンサと同様のものが利用できる。
コンデンサ本体20は、従来のコンデンサと同様に、通常、コンデンサ素子と、このコンデンサ素子に接続された2本のリード線24A、24Bと、コンデンサ素子を収納する底付きの筒状ケースと、を少なくとも有する。さらに、コンデンサ本体20は筒状ケースの底面の外側に突出するように凸部26が設けられる。
なお、凸部26が、図1〜図5に例示する柱状部材26Aである場合、柱状部材26Aは、筒状ケースの底面に対して、溶接や接着を利用して配置することも可能であるが、筒状ケースと柱状部材26Aとが一体成形されていることが特に好ましい。この理由は、柱状部材26A以外の部分が実質的に完成した状態のコンデンサ本体20に対して、柱状部材26Aを溶接等により取り付けようとすると、コンデンサ本体20の軸方向に押圧力が加わることになるためである。すなわち、この場合、コンデンサ本体20内に収納されたコンデンサ素子に圧力が加わることになり、コンデンサ10の電気的特性にばらつき等が生じやすくなる。さらに、筒状ケースと柱状部材26Aとが一体成形されていれば、コンデンサ10の製造に際して、柱状部材26Aを取り付ける工程を省略することもできる。
図7は、本実施形態のコンデンサ10に用いるコンデンサ本体20の断面構造の一例を示す模式断面図であり、具体的には、図1〜図5に示すコンデンサ本体20の断面構造について示したものである。なお、図7では、コンデンサ本体20の柱状部材26Aが設けられた側の断面構造について示し、リード線24A、24Bが設けられた側の断面構造については記載を省略してある。
図7に示す例では、コンデンサ本体20は、底付きの筒状ケース50の内部に、コンデンサ素子52が収納されている。そして、筒状ケース50の底部50Bの外面、すなわち、端面22Bには、筒状ケース50と一体的に形成された柱状部材26Aが設けられている。コンデンサ素子52の構造は、コンデンサの種類に応じて適宜選択される。たとえば、本実施形態のコンデンサ10が、電解コンデンサである場合、コンデンサ素子52は、陽極箔と電解紙と陰極箔とをこの順に積層した積層シートを巻回することで構成されている。ここで、陽極箔は、粗面化したアルミ箔の表面に、誘電体として機能する酸化アルミニウム膜を有する。陰極箔は、アルミ箔からなる。電解紙は、有機溶媒を用いた電解液を含浸させた紙基材であり、陽極箔と陰極箔とが接触することを防止する。また、コンデンサ素子52には、2本のリード線24A、24Bが電気的に接続されており、一方のリード線24Aが陽極箔に接続され、他方のリード線24Bが陰極箔に接続されている。また、筒状ケース50は、通常、アルミニウム等の金属から構成され、金属板をプレス加工等することで、柱状部材26Aと一体的に形成することができる。
柱状部材26Aの高さは特に限定されないが、具体的には下式(1)を満たすことが好ましい。
・式(1) 0<Hp≦DC/1.5
ここで、式(1)中、Hpは、柱状部材26Aの高さ(mm)を表し、DCは、コンデンサ本体20の直径(mm)を表す。高さHpをコンデンサ本体20の直径DC/1.5以下とすることにより、従来の補助端子付きのコンデンサあるいは図6に例示した線状端子26B付きのコンデンサ本体20と比べて、図1〜図5に例示した柱状部材26A付きのコンデンサ本体20の長さを非常にコンパクトなものとすることができる。このため、図1〜図6に例示した柱状部材26A付きのコンデンサ本体20またはその中間製品の作製に際して、従来の補助端子付きのコンデンサあるいは図6に例示した線状端子26B付きのコンデンサ本体20と比べて、取り扱いが極めて容易になる。これに加えて、既存の補助端子の無いコンデンサ用の製造ラインに対して多少の改造を加えるのみで、あるいは、実質的に殆ど改造すること無く、図1〜図5に例示したコンデンサ10A、10B、10C、10D、10E、10Fを製造することも極めて容易となる。なお、高さHpは、DC/1〜DC/1.5の範囲内がより好ましい。
本実施形態のコンデンサ10の作製に用いられるコンデンサ用ケースとしては、底付きの筒状ケースと、この筒状ケースの底部の外面の略中央部に設けられた凸部26と、当該外面において、凸部26に対して略回転対称を成すように配置された2つ以上の安全弁28とを、少なくとも有するものを用いることが特に好ましい。
図8は、本実施形態のコンデンサ用ケースの一例を示す模式図であり、具体的には、図1〜図5に示すコンデンサ10A、10B、10C、10D、10E、10Fの作製に用いるコンデンサ用ケースについて示す図である。ここで、図8(A)がコンデンサ用ケースの側面図であり、図8(B)がコンデンサ用ケースの正面図(底面図)である。図8に示すコンデンサ用ケース100は、底付きの筒状ケース110と筒状ケース110の底部の外面110B(コンデンサ本体20の端面22Bに相当)の略中央部に設けられた柱状部材26A(凸部26)とを、有している。なお、筒状ケース110の端面22Bと反対側の端は、開口している。また、外面110Bには柱状部材26Aに対して略回転対称を成すように配置された2つの安全弁28A、28Bが設けられている。なお、柱状部材26Aは、図7に示すように、筒状ケース110と一体的に形成されていることが特に好ましいが、筒状ケース110に接着して固定される別部材であってもよい。
また、縦長形状のコンデンサでは、省スペース化等を目的として、基板表面に対してコンデンサの軸方向中心線が略平行となるようにコンデンサを基板に取り付けるニーズが大きくなる。この点を考慮すれば、コンデンサ本体20の直径DCに対する長さLの比(L/DC)は、1.2以上であることが好ましく、1.5以上であることがより好ましい。一方、比(L/DC)の上限は特に限定されないが、実用上は10以下である。なお、ここで言う「長さL」とは、凸部26の高さまたは長さ、および、リード線24A、24Bの長さを除いた長さを意味する。
本実施形態のコンデンサ10は、コンデンサ本体20の形状が柱状であるならば、その種類は特に限定されず、たとえば、(1)アルミ電解コンデンサ、タンタル電解コンデンサ、ニオブコンデンサ等の電解型コンデンサ、(2)電気二重層型コンデンサ、(3)リチウムイオンキャパシタ等のいずれであってもよい。
次に、本実施形態のコンデンサ10を用いた回路付き基板について説明する。本実施形態の回路付き基板は、厚み方向に貫通する3つ以上の貫通穴を有する基板と、本実施形態のコンデンサ10とを、少なくとも備える。
ここで、コンデンサ10が、図3または図4に例示した固定用補助端子30付きのコンデンサ10D、10Eである場合、2本のリード線24A、24Bおよび固定用補助端子30が、3つ以上の貫通穴から選択されたいずれか3つの貫通穴に各々差し込まれた状態で、基板に対してコンデンサ10D、10Eが基板に固定される。この場合、基板に対してコンデンサ10D、10Eを略密着させるように固定することが好ましい。
図9は、第一の本実施形態の回路付き基板の一例を示す模式図であり、具体的には、図3に示す固定用補助端子30A付きのコンデンサ10Dが基板の表面に固定された状態を示す図である。ここで、図9(A)は、コンデンサ本体20を側面から見た断面図を示し、図9(B)は、コンデンサ本体20の一方の端面側から見た断面図を示し、図9(C)は、コンデンサ本体20の他方の端面側から見た断面図を示す。但し、図9(A)中、コンデンサ10Dの断面構造については記載を省略し、側面の外観を示してある。また、図9(A)中に示す基板210の断面は、基板210の表面210Tを直線的に切断した場合の断面構造を示すものではなく、棒状部材34が設けられた位置の断面構造、および、リード線24Aが設けられた位置またはリード線24Bが設けられた位置の断面構造について示したものである。
図9に示すように回路付き基板200A(200)は、基板210と、この基板210の表面210Tに、コンデンサ本体20の側面が密着して固定されたコンデンサ10Dとを有する。ここで、基板210には、基板210の厚み方向に貫通する貫通穴212A、212B、212Cが設けられている。貫通穴212Aにはリード線24Aが差し込まれ、貫通穴112Bにリード線24Bが差し込まれ、貫通穴212Cには棒状部材34が差し込まれている。なお、リード線24A、リード線24Bおよび棒状部材34の先端部は、基板210の裏面210Bに対して若干突出しており、これら先端部近傍の裏面210Bに対して半田付けすることにより、先端部の周囲は半田220により覆われている。なお、基板210に対して、コンデンサ10Dを取り付けるに際して、リード線24A、24Bは、棒状部材34の軸方向と同じ方向に折り曲げられる。なお、図3に示す固定用補助端子30A付きのコンデンサ10Dの代わりに、図4に示す固定用補助端子30B付きのコンデンサ10Eを用いる場合、回路付き基板200の作製に際して、棒状部材34は、リード線24A、24Bと同じ方向に折り曲げられる。
一方、コンデンサ10が、図5に例示したコンデンサ10Fである場合、2本のリード線24A、24Bおよび線状部材40が、3つ以上の貫通穴から選択されたいずれか3つの貫通穴に各々差し込まれた状態で、基板に対してコンデンサ10Fが固定される。この場合、基板に対してコンデンサ10Fを略密着させるように固定することが好ましい。図10は、第二の本実施形態の回路付き基板の一例を示す模式断面図であり、図5に示すコンデンサ10Fを用いた回路付き基板について示した図である。但し、図10中、コンデンサ10Fの断面構造については記載を省略し、側面の外観を示してある。
図10に示す回路付き基板200B(200)では、線状部材40が、リード線24A、24Bと同じ方向に折り曲げられた状態で、貫通穴212Cに差し込まれている。そして、基板210の裏面210Bに対して若干突出している線状部材40の先端部が、先端部近傍の裏面210Bに対して半田付けされている。この点を除けば、図10に示す回路付き基板200Bは、図9に示す回路付き基板200Aと同様の構成を有する。
また、コンデンサ10が、図6に例示したコンデンサ10Gである場合、2本のリード線24A、24Bおよび線状端子26Bが、3つ以上の貫通穴から選択されたいずれか3つの貫通穴に各々差し込まれた状態で、基板に対してコンデンサ10Gが固定される。この場合、基板に対してコンデンサ10Gを略密着させるように固定することが好ましい。図11は、第三の本実施形態の回路付き基板の一例を示す模式断面図であり、図6に示すコンデンサ10Gを用いた回路付き基板について示した図である。但し、図10中、コンデンサ10Gの断面構造については記載を省略し、側面の外観を示してある。
図11に示す回路付き基板200C(200)では、線状端子26Bが、リード線24A、24Bと同じ方向に折り曲げられた状態で、貫通穴212Cに差し込まれている。そして、基板210の裏面210Bに対して若干突出している線状端子26Bの先端部が、先端部近傍の裏面210Bに対して半田付けされている。この点を除けば、図11に示す回路付き基板200Cは、図9に示す回路付き基板200Aと同様の構成を有する。
図9〜図11に例示した本実施形態の回路付き基板200では、柱状のコンデンサ本体20は、その軸方向が基板210Tの表面と平行を成すように、コンデンサ10D、10F、10Gが基板210に固定されている。これに加えて、コンデンサ10D、10F、10Gが基板210の表面210Tに、柱状のコンデンサ本体20の側面が密着して固定されている。このため、回路付き基板200を小型化することができる。これに加えて、コンデンサ10D、10F、10Gは、その両端面22A、22Bに設けられた合計3本の端子を介して、基板200に固定されている。このためコンデンサ10D、10F、10Gは、基板200に対してより安定かつ強固に固定され、振動の影響も受けにくい。
さらに、安全弁28(図9〜図11中、不図示)は、端面22B側に配置されているため、コンデンサ本体20内のガスが外部に放出される場合、矢印Gとして示されるように、必ず基板210の表面210Aに対して平行を成し、かつ、特定の方向に放出されることになる。
10、10A、10B、10C、10D、10E、10F、10G コンデンサ
20 コンデンサ本体
22A、22B 端面
24A、24B リード線(電極端子)
26 凸部
26A 柱状部材(凸部)
26AT 頂面
26B 線状端子(凸部)
28、28A、28B、28C、28D 安全弁
30、30A、30B 固定用補助端子
32 リング状部材
34 棒状部材
36 筒状部材
36B 底部
50 筒状ケース
50B 底部
52 コンデンサ素子
100 コンデンサ用ケース
110 筒状ケース
110B 外面
200、200A、200B、200C 回路付き基板
210 基板
210T 表面
210B 裏面
212A、212B、212C 貫通穴
220 半田
実開平01−129819号公報(図1) 特開平9−97741号公報(図1、図15等) 特開昭64−55818号公報(図4、図5等) 特開平4−37110号公報(図1等) 実開昭62−68225号公報(図1等) 実開昭54−2140号公報(図3等)
本発明のコンデンサの他の実施態様は、コンデンサ本体の直径に対するコンデンサ本体の長さの比が、1.2以上であることが好ましい。
本実施形態のコンデンサの一例を示す概略模式図である。ここで、図1(A)は、コンデンサを側面側から見た側面図であり、図1(B)は、コンデンサを上面側から見た上面図であり、図1(C)は、コンデンサを凸部が設けられた端面側から見た正面図である。 本実施形態のコンデンサの他の例を示す正面図である。 本実施形態のコンデンサの他の例を示す概略模式図である。 本実施形態のコンデンサの他の例を示す概略模式図である。ここで図4(A)は、コンデンサ本体を側面から見た側面図であり、図4(B)は、図4(A)の断面図である。 本実施形態のコンデンサの他の例を示す側面図である。 本実施形態のコンデンサの他の例を示す側面図である。 本実施形態のコンデンサに用いるコンデンサ本体の断面構造の一例を示す模式断面図である。 本実施形態のコンデンサ用ケースの一例を示す模式図である。ここで、図8(A)は、コンデンサ用ケースの側面図であり、図8(B)は、コンデンサ用ケースの正面図である。 第一の本実施形態の回路付き基板の一例を示す模式図である。ここで、図9(A)は、コンデンサ本体を側面から見た断面図を示し、図9(B)は、コンデンサ本体の一方の端面側から見た断面図を示し、図9(C)は、コンデンサ本体の他方の端面側から見た断面図を示す。 第二の本実施形態の回路付き基板の一例を示す模式断面図である。 第三の本実施形態の回路付き基板の一例を示す模式断面図である。
ここで、図1(C)に示すように、他方の端面22Bにおいて、安全弁28Aおよび安全弁28Bは、柱状部材26Aに対して略回転対称を成すように配置されている。また、図1(A)および図1(B)に示すように、柱状部材26Aの軸方向中心線と、コンデンサ本体20の軸方向中心線C1とは略一致している。すなわち、この軸方向中心C1は、コンデンサ10Aの軸方向中心線ともなっている。
ここで、安全弁28の数が1つである場合、後述する軸ズレ防止という観点で、凸部26に対する安全弁28の配置には、対称性が欠けることになる。これに加えて、安全弁28は、コンデンサ本体20内が高圧となった際に、圧力が集中して開裂しやすいように、端面22Bを構成する金属板部分に対して、プレス加工するなどにより形成される。このため、安全弁28の形成に際して、コンデンサ本体20の軸方向中心線C1に対して、端面22Bに設けられた凸部26の中心軸が大きく傾斜してしまうことは避けられない。このような軸ズレが生じた場合、回路付き基板を作製する際に、コンデンサ10の基板への取り付けが困難となる。また、軸ズレを有するコンデンサ10を基板に取り付けようとした場合、コンデンサ10毎に軸ズレの度合が異なる点を考慮して、手作業で軸ズレを修正する必要があるため、作業が極めて煩雑になる。
しかしながら、本実施形態のコンデンサ10では、端面22Bの略中央部に配置された凸部26に対して、略回転対称を成すように2つ以上の安全弁28が設けられる。このため、安全弁28の形成に際して、コンデンサ本体20の軸方向中心線C1に対して、端面22Bに設けられた凸部26の中心軸が大きく傾斜してしまうことが無い。それゆえ、上述したような問題が生じるのを防ぐことができる。
ここで、凸部26に対して、複数個の安全弁28から選択されたいずれか1つの安全弁28(たとえば、図1および図2中の安全弁28A)の配置位置を基準角度(0度)とした場合、円周方向に隣接して配置された他の安全弁28(図1では安全弁28B、図2(A)では安全弁28B、28C、図2(B)では安全弁28B、28D)の凸部26に対する配置角度θは、回路付き基板へのコンデンサ10の取付時に支障を来す軸ズレを抑制する観点から、以下の通りであることが好ましい。すなわち、安全弁28の数が2つの場合(略2回対称の場合)、配置角度θは180度±30度の範囲内が好ましく、180度±22.5度の範囲内がより好ましい。また、安全弁28の数が3つの場合(略3回対称の場合)、配置角度θは120度±30度の範囲内が好ましく、120度±22.5度の範囲内がより好ましい。また、安全弁28の数が4つの場合(略4回対称の場合)、配置角度θは90度±22.5度の範囲内が好ましく、90度±15度の範囲内がより好ましい。
図3は、本実施形態のコンデンサの他の例を示す模式図であり、図1または図2に示すコンデンサ本体20の柱状部材26Aに固定用補助端子30A(30)が取り付けられた状態を示す模式図である。ここで、図3(A)は、図1(A)と同様にコンデンサ本体20を側面から見た側面図であり、図3(B)は、図1()と同様にコンデンサ本体20を端面22B側から見た正面図である。なお、図3(B)中、安全弁28については記載を省略してある。
図3および図4に示した例では、柱状部材26Aに固定用補助端子30を取り付けることで、補助端子としての機能を確保している。しかしながら、図5に示すコンデンサ10F(10)のように、柱状部材26Aの頂面26ATに線状部材40を取り付けたり、図6に示すコンデンサ10G(10)ように、凸部26として、柱状部材26Aの代わりに線状端子26Bを用いることで、補助端子としての機能を確保することもできる。なお、線状部材40は、溶接または接着により、頂面26ATに取り付けることができる。また、線状端子26Bは、溶接または接着により、端面22Bの中央部近傍に取り付けることができる。そして、回路付き基板の作製に際して、コンデンサ10Fを取り付ける場合には、2本のリード線24A、24B(図中、不図示)および線状部材40は、3本共に同じ方向に折り曲げられた後、基板の貫通穴に差し込まれ、半田付けされる。同様に、回路付き基板の作製に際して、コンデンサ10Gを取り付ける場合には、2本のリード線24A、24B(図5中、不図示)および線状端子26Bは、3本共に同じ方向に折り曲げられた後、基板の貫通穴に差し込まれ、半田付けされる。
ここで、柱状部材26Aは、折り曲げ困難な太さおよび材質を有する柱状部材であり、具体的には、直径が1mm以上のアルミニウム、アルミニウム合金等からなる金属製の柱状部材を意味する。柱状部材26Aを構成する材料は、電解コンデンサ本体20の外殻を構成するコンデンサ用ケースと同じ材料か構成されることが好ましい。なお、柱状部材26Aの直径は1.5mm〜5mmの範囲内が好ましい。また、線状部材40または線状端子26Bは、折り曲げ容易な太さおよび材質を有する柱状部材であり、具体的には直径が1.5mm以下の銅、銅合金、鉄、Cp線等の半田に対する濡れ性の高い材料からなるリード線またはメッキコート付きのリード線等の金属線材を意味する。なお、線状部材40または線状端子26Bの直径は0.4mm〜1.2mmの範囲内が好ましい。また、柱状部材26A、線状部材40または線状端子26Bの断面形状が円形以外の場合、「直径」とは、当該断面と同じ面積を有する円の直径(面積換算直径)を意味する。
ここで、式(1)中、Hpは、柱状部材26Aの高さ(mm)を表し、DCは、コンデンサ本体20の直径(mm)を表す。高さHpをコンデンサ本体20の直径DC/1.5以下とすることにより、従来の補助端子付きのコンデンサあるいは図6に例示した線状端子26B付きのコンデンサ本体20と比べて、図1〜図5に例示した柱状部材26A付きのコンデンサ本体20の長さを非常にコンパクトなものとすることができる。このため、図1〜図に例示した柱状部材26A付きのコンデンサ本体20またはその中間製品の作製に際して、従来の補助端子付きのコンデンサあるいは図6に例示した線状端子26B付きのコンデンサ本体20と比べて、取り扱いが極めて容易になる。これに加えて、既存の補助端子の無いコンデンサ用の製造ラインに対して多少の改造を加えるのみで、あるいは、実質的に殆ど改造すること無く、図1〜図5に例示したコンデンサ10A、10B、10C、10D、10E、10Fを製造することも極めて容易となる。なお、高さHpは、DC/1〜DC/1.5の範囲内がより好ましい。
図9に示すように回路付き基板200A(200)は、基板210と、この基板210の表面210Tに、コンデンサ本体20の側面が密着して固定されたコンデンサ10Dとを有する。ここで、基板210には、基板210の厚み方向に貫通する貫通穴212A、212B、212Cが設けられている。貫通穴212Aにはリード線24Aが差し込まれ、貫通穴12Bにリード線24Bが差し込まれ、貫通穴212Cには棒状部材34が差し込まれている。なお、リード線24A、リード線24Bおよび棒状部材34の先端部は、基板210の裏面210Bに対して若干突出しており、これら先端部近傍の裏面210Bに対して半田付けすることにより、先端部の周囲は半田220により覆われている。なお、基板210に対して、コンデンサ10Dを取り付けるに際して、リード線24A、24Bは、棒状部材34の軸方向と同じ方向に折り曲げられる。なお、図3に示す固定用補助端子30A付きのコンデンサ10Dの代わりに、図4に示す固定用補助端子30B付きのコンデンサ10Eを用いる場合、回路付き基板200の作製に際して、棒状部材34は、リード線24A、24Bと同じ方向に折り曲げられる。
また、コンデンサ10が、図6に例示したコンデンサ10Gである場合、2本のリード線24A、24Bおよび線状端子26Bが、3つ以上の貫通穴から選択されたいずれか3つの貫通穴に各々差し込まれた状態で、基板に対してコンデンサ10Gが固定される。この場合、基板に対してコンデンサ10Gを略密着させるように固定することが好ましい。図11は、第三の本実施形態の回路付き基板の一例を示す模式断面図であり、図6に示すコンデンサ10Gを用いた回路付き基板について示した図である。但し、図11中、コンデンサ10Gの断面構造については記載を省略し、側面の外観を示してある。
図9〜図11に例示した本実施形態の回路付き基板200では、柱状のコンデンサ本体20は、その軸方向が基板210の表面210Tと平行を成すように、コンデンサ10D、10F、10Gが基板210に固定されている。これに加えて、コンデンサ10D、10F、10Gが基板210の表面210Tに、柱状のコンデンサ本体20の側面が密着して固定されている。このため、回路付き基板200を小型化することができる。これに加えて、コンデンサ10D、10F、10Gは、その両端面22A、22Bに設けられた合計3本の端子を介して、基板210に固定されている。このためコンデンサ10D、10F、10Gは、基板210に対してより安定かつ強固に固定され、振動の影響も受けにくい。
さらに、安全弁28(図9〜図11中、不図示)は、端面22B側に配置されているため、コンデンサ本体20内のガスが外部に放出される場合、矢印Gとして示されるように、必ず基板210の表面210に対して平行を成し、かつ、特定の方向に放出されることになる。

Claims (11)

  1. 略柱状のコンデンサ本体と、
    前記コンデンサ本体の一方の端面に設けられた2本の電極端子と、
    前記コンデンサ本体の他方の端面の略中央部に設けられた凸部と、
    前記他方の端面に設けられた2つ以上の安全弁と、を少なくとも有し、
    前記他方の端面において、前記2つ以上の安全弁が、前記凸部に対して略回転対称を成すように配置され、かつ、
    前記凸部の軸方向中心線と、前記コンデンサの軸方向中心線とが略一致していることを特徴とするコンデンサ。
  2. 請求項1に記載のコンデンサにおいて、
    前記他方の端面に、前記安全弁が2つ設けられていることを特徴とするコンデンサ。
  3. 請求項1または2に記載のコンデンサにおいて、
    前記凸部が、柱状部材からなり、
    前記柱状部材に対して、固定用補助端子が取り付けられていることを特徴とするコンデンサ。
  4. 請求項1または2に記載のコンデンサにおいて、
    前記凸部が、柱状部材からなり、
    前記柱状部材の頂面に線状部材が取り付けられていることを特徴とするコンデンサ。
  5. 請求項1または2に記載のコンデンサにおいて、
    前記凸部が、線状端子であることを特徴とするコンデンサ。
  6. 請求項3または4に記載のコンデンサにおいて、
    前記コンデンサ本体が、
    コンデンサ素子と、
    該コンデンサ素子に接続された前記2本の電極端子と、
    前記コンデンサ素子を収納する底付きの筒状ケースと、
    該筒状ケースの底部の外面の略中央部に設けられた前記柱状部材と、を少なくとも備え、
    前記筒状ケースと前記柱状部材とが一体成形されていることを特徴とするコンデンサ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載のコンデンサにおいて、
    前記コンデンサの直径に対する長さの比が、1.2以上であることを特徴とするコンデンサ。
  8. 底付きの筒状ケースと、
    該筒状ケースの底部の外面の略中央部に設けられた凸部と、
    前記外面において、前記凸部に対して略回転対称を成すように配置された2つ以上の安全弁と、を少なくとも有することを特徴とするコンデンサ用ケース。
  9. 厚み方向に貫通する3つ以上の貫通穴を有する基板と、
    請求項3、6、7のいずれか1つに記載のコンデンサと、を少なくとも備え、
    前記2本の電極端子および前記固定用補助端子が、前記3つ以上の貫通穴から選択されたいずれか3つの貫通穴に各々差し込まれた状態で、前記コンデンサが前記基板に固定されていることを特徴とする回路付き基板。
  10. 厚み方向に貫通する3つ以上の貫通穴を有する基板と、
    請求項4、6、7のいずれか1つに記載のコンデンサと、を少なくとも備え、
    前記2本の電極端子および前記柱状部材の頂面に設けられた線状部材が、前記3つ以上の貫通穴から選択されたいずれか3つの貫通穴に各々差し込まれた状態で、前記コンデンサが前記基板に固定されていることを特徴とする回路付き基板。
  11. 厚み方向に貫通する3つ以上の貫通穴を有する基板と、
    請求項5〜7のいずれか1つに記載のコンデンサと、を少なくとも備え、
    前記2本の電極端子および前記他方の端面に設けられた線状端子が、前記3つ以上の貫通穴から選択されたいずれか3つの貫通穴に各々差し込まれた状態で、前記コンデンサが前記基板に固定されていることを特徴とする回路付き基板。
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