JPWO2011161756A1 - プラグコネクタ及びインフレータ接続装置の組立体 - Google Patents

プラグコネクタ及びインフレータ接続装置の組立体 Download PDF

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Abstract

嵌合の作業性を向上させ、相手側部材を比較的簡単な構造にし、反嵌合側で保証部材を操作できるプラグコネクタと、インフレータ接続装置の組立体を提供する。プラグ部(122)を有して一対の電気端子(110)を収容するハウジング(120)と、反嵌合側に露出した操作部(131)と嵌合方向へ延びる制御部(132)とを有してハウジングの本体(121)に第1位置と第2位置との間を移動自在になるように設けられ、第1位置ではプラグ部の相手側部材(200)との嵌合又は離脱を許容し、第2位置では制御部により嵌合力を補強するように構成された保証部材(130)と、保証部材が第1位置にあるときには一対の電気端子を導通させ、保証部材が第2位置にあるときには導通を解除するようにハウジングに設けられた短絡部材(140)とを備えたプラグコネクタ(100)である。

Description

本発明は電気コネクタの技術分野に属し、相手側部材に嵌合するプラグコネクタと、このようなプラグコネクタ及び相手側部材を備えたインフレータ接続装置の組立体に関する。
特許文献1は、次のような掛け止め要素を有する電気的接続装置を開示している。これは第1の電気コネクタ要素13を支持する第1の構成要素2を備え、第2の構成要素3は第1の構成要素2に係合され、第2の構成要素3は、雄型の第1の電気コネクタ要素13と係合する雌型の第2の電気コネクタ要素30を支持する。雄型の第1の電気コネクタ要素13を短絡させる短絡要素4が第1の構成要素2に予め取り付けられている。掛け止め要素5が第2の構成要素3に対して第1の掛け止め位置で予め掛け止めされている。この掛け止め要素5を押すことにより、第2の構成要素3が第1の構成要素2に係合し、同時に上記第1の掛け止め位置が解消され、掛け止め要素5が更に第2の掛け止め位置に押し込まれる。この第2の掛け止め位置で、掛け止め要素5は上記短絡要素4の短絡を解消する(符号は同文献から引用)。
特許文献2は、上記特許文献1の電気的接続装置における掛け止め要素に類似したスライダ450を備えた雌コネクタ400を開示している(符号は同文献から引用)。
特許文献3は、次のようなコネクタを開示している。すなわち、雌ハウジング11に収容された2個の雌形端子金具15の間には、撓み変形可能な短絡端子18が装着され、両雌形端子金具15と接触して短絡状態に保持している。相手の雄ハウジング12には弾性的に傾動変位可能なロックアーム36が設けられ、突起38が係止部41を乗り越えてその後面に係止することで両ハウジング11、12が嵌合状態に保持されるようになっている。短絡端子18の上方には、撓み変形可能な中間アーム46が設けられている。ロックアーム36を傾動変位させつつ両ハウジング11、12が嵌合され、突起38が係止部41を乗り越えて元姿勢に復帰すると、突起38で押されて中間アーム46が下方に撓み、さらに短絡端子18が下方に撓んで短絡状態が解除される(符号は同文献から引用)。
特開2001−319747号公報 特開2002−151181号公報 特開平8−250226号公報 特開平10−92517号公報 特開2005−302715号公報 特開2002−324638号公報 特開2010−27522号公報
上記特許文献1の掛け止め要素を有する電気的接続装置では、上記第1の構成要素2に上記第2の構成要素3を嵌合するに先だって上記短絡要素4を上記第1の構成要素2へ取り付けることになるが、このときの取り付け作業性が良くない。この取り付けは、例えば同文献の実施形態に開示されるように、上記第1の構成要素2のソケット11に、短絡クリップ24を備えた短絡インサート4を嵌めることにより行われる。そのとき、上記短絡クリップ24により上記第1のコネクタ要素13が擦られて、これらが損傷を受けるおそれがある。上記短絡クリップ24及び上記第1のコネクタ要素13は外部に対して剥き出しであるため、これらに塵埃等が付着していることがあり、そのときには、上記損傷のおそれがさらに増す。そのため、上記短絡クリップ24を側方へ撓ませながら上記取り付けが行われるが、それでは作業性が悪い。このような問題は上記特許文献2の雌コネクタ400においても同様に生じ得る。
これに対して上記特許文献3のコネクタの場合、上記短絡端子18が予め上記雌ハウジング11に内蔵されているので、上記雌ハウジング11と上記雄ハウジング12とを嵌合するに先立って行う作業が不要である。また、上記短絡端子18が上記雄ハウジング12に取り付けられていないため、上記短絡端子18によりタブ34が擦られて、これらが損傷を受けるおそれがない。しかしながら、上記ロックアーム36が上記雄ハウジング12に設けられ、上記中間アーム46が上記雌ハウジング11に設けられていて、上記短絡端子18を撓ませるための可動部材が両方のハウジングにあるので、可動部材を一方のハウジングに集中的に配置して他方のハウジングを比較的簡単な構造にすることができない。そのため、相手側部材として公知のコネクタ等を用いることが難しい。また、これらの可動部材は両ハウジングにおける嵌合部の周囲に設けられているので、ハウジングにおける嵌合口と反対側である反嵌合側で可動部材を操作したいという要望に応えることができない。
本発明は、このような点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、上記掛け止め要素のようにコネクタの嵌合側で操作されて相手側部材との嵌合力を補強する保証部材を備えたプラグコネクタを前提として、上記保証部材を可動部材として機能させ、コネクタの内部に短絡部材を収容して上記保証部材の動きにより上記短絡部材の作動不作動を切り替えることにより、上記短絡部材の上記相手側部材への取り付けを不要にして上記相手側部材との嵌合に先立つ作業を不要として嵌合の作業性を向上させ、また上記相手側部材を比較的簡単な構造にして公知のコネクタ等を用いる可能性を広げ、さらに反嵌合側で上記保証部材を操作することができるプラグコネクタを提供することにあり、さらに、このようなプラグコネクタ及び相手側部材を備えたインフレータ接続装置の組立体を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1のプラグコネクタは、
嵌合側に接触部が設けられ、外部導体との接続構造を有する接続部が設けられた一対の電気端子と、
本体と、上記本体から上記嵌合側に突出して設けられたプラグ部とを有し、内部に上記プラグ部の上記嵌合側の端部に開口して上記電気端子を収容する収容室が形成されたハウジングと、
上記本体の上記反嵌合側に露出した操作部と上記操作部から嵌合方向へ延びる制御部とを有して上記本体に第1位置と第2位置との間を移動自在となるように設けられ、上記第1位置では上記プラグ部の相手側部材との嵌合又は離脱を許容し、上記第2位置では上記制御部により上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合力を補強するように構成された保証部材と、
上記保証部材が上記第1位置にあるときには上記一対の電気端子の両方に接続又は接触してこれらを導通させ、上記保証部材が上記第2位置にあるときには上記一対の電気端子の少なくとも一方から離間して上記導通を解除するように上記ハウジングに設けられた短絡部材とを備えている。
上記保証部材を上記第1位置に位置づけ、上記プラグ部を上記相手側部材に嵌合すると、上記一対の電気端子が上記相手側部材の導電部に接触する。そのとき、上記短絡部材が上記一対の電気端子の両方に接続又は接触してこれらを導通させている。そして、上記操作部を操作することにより上記保証部材が上記第1位置から上記第2位置へ移動すると、上記保証部材により上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合力が補強され、上記短絡部材が上記一対の電気端子の少なくとも一方から離間して上記一対の電気端子の上記導通が解除される。また、上記操作部を操作することにより上記保証部材が上記第2位置から上記第1位置へ移動すると、上記保証部材により上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合力の補強が解除され、上記短絡部材が上記一対の電気端子の両方に接続又は接触してこれらを導通させる。そして、上記プラグ部の相手側部材からの離脱が可能となる。
上記プラグコネクタが上記短絡部材を内蔵するので、上記短絡部材の上記相手側部材への取り付けが不要になり、例えば従来のように上記短絡クリップを側方へ撓ませながら上記相手側部材に取り付けるというような、上記プラグコネクタの上記相手側部材との嵌合に先立つ作業が不要になるので、嵌合の作業性が向上する。また、上記保証部材を可動部材として機能させ、上記短絡部材の作動不作動を上記保証部材の動きによって切り替えるので、上記相手側部材が比較的簡単な構造になって公知のコネクタ等を用いる可能性が広がる。さらに、上記操作部が上記本体において上記反嵌合側に露出するように設けられているので、上記反嵌合側で上記保証部材を操作することができる。
本発明の第2のプラグコネクタは、上記第1のプラグコネクタにおいて、
上記保証部材の移動方向が、上記嵌合方向及び反嵌合方向に一致するように構成されている。
このようにすれば、上記保証部材を上記嵌合方向に沿って上記第1位置から上記第2位置へ移動すると上記保証部材により上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合力が補強され、上記保証部材を上記反嵌合方向に沿って上記第2位置から上記第1位置へ移動すると上記保証部材により上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合力の補強が解除される。
本発明の第3のプラグコネクタは、上記第1又は第2のプラグコネクタにおいて、さらに、
上記本体から上記嵌合方向へ延びて上記相手側部材に係合する突起が設けられた脚部を備え、上記脚部の突起の上記相手側部材への係合により上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合力を補強するように構成されている。
このようにすれば、上記保証部材を上記第1位置に位置づけ、上記プラグ部を上記相手側部材に嵌合すると、上記脚部の突起が上記相手側部材に係合して上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合力が補強され、上記保証部材を上記第1位置に位置づけ、上記プラグ部を上記相手側部材から離間させると、上記脚部の突起が上記相手側部材から離れて上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合力の補強が解除される。
本発明の第4のプラグコネクタは、上記第1ないし第3のうちいずれか一つのプラグコネクタにおいて、
上記制御部には、上記相手側部材に係合する突起が設けられ、上記制御部の突起の上記相手側部材への係合により上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合力を補強するように構成されている。
このようにすれば、上記プラグ部を上記相手側部材に嵌合してから上記保証部材を上記第1位置から上記第2位置へ移動すると、上記制御部の突起が上記相手側部材に係合して上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合力が補強され、上記保証部材を上記第2位置から上記第1位置へ移動すると、上記制御部の突起が上記相手側部材から離れて上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合力の補強が解除され、上記プラグ部を上記相手側部材から離間させることができる。
本発明の第5のプラグコネクタは、上記第1ないし第4のうちいずれか一つのプラグコネクタにおいて、
上記制御部には爪が設けられ、上記ハウジングには上記爪が上記反嵌合側から掛かるストッパが設けられており、上記操作部を操作すると、上記爪が上記ストッパを上記嵌合側へ押すことで上記プラグ部が上記相手側部材に嵌合し、上記制御部が上記相手側部材から上記プラグ部の中心部に向かって押されることで上記爪が上記ストッパから外れるように構成され、上記操作部の操作により上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合と、上記保証部材による上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合力の補強とが連続して行われるように構成されている。
このようにすれば、上記保証部材を上記第1位置に位置づけておいて、上記操作部を操作すると、上記爪が上記ストッパを上記嵌合側へ押すことで上記プラグ部が上記相手側部材に嵌合し、上記制御部が上記相手側部材から上記プラグ部の中心部に向かって押されることで上記爪が上記ストッパから外れ、引き続き上記操作部を操作すると、上記保証部材が上記第2位置へ移動して上記保証部材により上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合力が補強される。よって、上記操作部を操作することにより、上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合と、上記保証部材による上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合力の補強とが連続して行われる。
本発明の第6のプラグコネクタは、上記第1ないし第5のうちいずれか一つのプラグコネクタにおいて、
上記保証部材に押圧部が設けられ、
上記短絡部材の一端が上記一方の電気端子に接続され、上記短絡部材の他端が他方の電気端子に接触しており、
上記保証部材が上記第1位置から上記第2位置へ移動すると上記押圧部が上記短絡部材の中途部を押して上記短絡部材の他端を上記他方の電気端子から離間させるように構成している。
このようにすれば、上記保証部材が上記第1位置にあるときには上記一対の電気端子が上記短絡部材を介して導通し、上記保証部材が上記第1位置から上記第2位置へ移動すると上記押圧部が上記短絡部材の中途部を押して上記短絡部材の他端を上記他方の電気端子から離間させて上記導通が解除される。
本発明の第1のインフレータ接続装置の組立体は、
上記第1ないし第6のうちいずれか一つのプラグコネクタと、スクイブが設けられたインフレータハウジングと、リテーナとを備え、
上記インフレータハウジングには、上記嵌合側の表面から上記反嵌合側へ凹むソケットが設けられ、上記インフレータハウジングの上記反嵌合側に上記スクイブが設けられていて、上記ソケットの上記反嵌合側の端面から上記スクイブの二本の相手側電気端子が上記嵌合側へ立ち上がっており、
上記リテーナは上記ソケットに嵌合できるように上記インフレータハウジングの上記ソケットに対応する形状に形成されており、上記リテーナには上記嵌合側へ開口して上記プラグコネクタの上記プラグ部を収容できる受入部が設けられている。
上記ソケットに上記リテーナを嵌合し、上記保証部材を上記第1位置に位置づけて上記プラグ部を上記リテーナの上記受入部に嵌合し、上記保証部材が上記第1位置から上記第2位置へ移動すると上記プラグ部の上記リテーナとの嵌合力が補強され、上記保証部材を上記第1位置に位置づけておいて、上記プラグ部を上記インフレータハウジング及びリテーナから離間させると、上記プラグ部の上記リテーナとの嵌合力の補強が解除される。
本発明の第2のインフレータ接続装置の組立体は、上記第1のインフレータ接続装置の組立体において、
上記プラグコネクタが、第3もしくは第4、又はこれらを引用した第5もしくは第6のプラグコネクタであり、
上記ソケットの内壁に凹部が形成されており、この凹部に上記脚部の突起又は上記制御部の突起が係合するように構成されている。
このようにすれば、第3、又はこれを引用した第5もしくは第6のプラグコネクタの場合、上記保証部材を上記第1位置に位置づけ、上記プラグ部を上記リテーナの上記受入部に嵌合すると、上記脚部の突起が上記凹部に係合して上記プラグ部の上記リテーナとの嵌合力が補強され、上記保証部材を上記第1位置に位置づけ、上記プラグ部を上記リテーナの上記受入部から離間させると、上記脚部の突起が上記凹部から離れて上記プラグ部の上記リテーナとの嵌合力の補強が解除される。また、第4、又はこれを引用した第5もしくは第6のプラグコネクタの場合、上記保証部材を上記第1位置に位置づけ、上記プラグ部を上記リテーナの上記受入部に嵌合してから上記保証部材を上記第1位置から上記第2位置へ移動すると上記制御部の突起が上記凹部に係合して上記プラグ部の上記リテーナとの嵌合力が補強され、上記保証部材を上記第2位置から上記第1位置へ移動すると上記制御部の突起が上記凹部から離れて上記プラグ部の上記リテーナとの嵌合力の補強が解除される。
本発明の第1のプラグコネクタは、コネクタの嵌合側で操作されて相手側部材との嵌合力を補強する保証部材を備えたプラグコネクタを前提として、上記保証部材を可動部材として機能させ、上記プラグコネクタの内部に上記短絡部材を収容して上記保証部材の動きにより上記短絡部材の作動不作動を切り替えるので、上記短絡部材の上記相手側部材への取り付けを不要にして上記相手側部材との嵌合に先立つ作業を不要として嵌合の作業性を向上させ、また上記相手側部材を比較的簡単な構造にして公知のコネクタ等を用いる可能性を広げ、さらに反嵌合側で上記保証部材を操作することができる。
本発明の第2のプラグコネクタは、上記第1のプラグコネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記保証部材を上記嵌合方向及び反嵌合方向に移動することにより上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合力の補強又は解除を行うことができる。
本発明の第3のプラグコネクタは、上記第1又は第2のプラグコネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記本体から延びた上記脚部の突起を上記相手側部材に係合することにより上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合力を得ることができる。
本発明の第4のプラグコネクタは、上記第1ないし第3のうちいずれか一つのプラグコネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記制御部の突起を上記相手側部材に係合することにより上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合力が補強することができる。
本発明の第5のプラグコネクタは、上記第1ないし第4のうちいずれか一つのプラグコネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記操作部を操作することにより上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合と、上記保証部材による上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合力の補強とを連続して行うことができる。
本発明の第6のプラグコネクタは、上記第1ないし第5のうちいずれか一つのプラグコネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、比較的簡単な構造でもって、上記保証部材の動きにより上記短絡部材の作動不作動を切り替えることができる。
本発明の第1のインフレータ接続装置の組立体は、上記第1ないし第5のうちいずれか一つのプラグコネクタを利用しているので、上記第1ないし第5のうちいずれか一つのプラグコネクタにより得られる効果が得られる。
本発明の第2のインフレータ接続装置の組立体は、上記第1のインフレータ接続装置の組立体により得られる効果が得られることに加え、さらに、第3もしくは第4、又はこれらを引用した第5もしくは第6のプラグコネクタに対応したインフレータ接続装置の組立体を具体的に例示することができた。
図1は、本発明のプラグコネクタの第1の実施形態を示す分解斜視図である。 図2は、上記第1の実施形態のプラグコネクタの平面図である。 図3は、図2のIII−III線断面線における拡大断面図である。 図4は、上記第1の実施形態のプラグコネクタのハウジングを示す斜視図である。本体の嵌合側部材とプラグ部、脚部などを示す。 図5は、上記第1の実施形態の電気端子から短絡部材を分離して示した分解斜視図である。 図6は、上記第1の実施形態の電気端子を示す斜視図である。短絡部材と外部導体が接続されている。 図7は、上記第1の実施形態の一対の電気端子を示す斜視図である。短絡部材と外部導体と絶縁性の連結部材が接続されている。 図8は、図4で示した嵌合側部材に図7で示した電気端子を挿入して示した図4に相当する斜視図である。 図9は、図8で示した嵌合側部材に反嵌合側部材を取り付けて示した図4に相当する斜視図である。 図10は、図9で示したハウジングの本体に保証部材を取り付けてなるプラグコネクタを示した図4に相当する斜視図である。 図11は、図10のプラグコネクタを他の角度からみた斜視図である。 図12は、本発明の相手側部材の実施形態を示す斜視図である。 図13は、図12のXIII−XIII線断面線における拡大断面図である。スクイブは断面していない。 図14は、本発明のリテーナの実施形態を示す斜視図である。 図15は、図14のXV−XV線断面線における拡大断面図である。 図16は、上記第1の実施形態のプラグコネクタを実施形態の相手側部材に嵌入したときの拡大断面図である。断面線の位置は図2のIII−III線断面線と同様である。保証部材は第1位置にある。 図17は、図16で示したプラグコネクタが相手側部材に嵌合した直後の図16に相当する図である。 図18は、図16で示したプラグコネクタ及び相手側部材において保証部材を第2位置に位置づけたときの図16に相当する図である。 図19は、第2の実施形態のプラグコネクタを実施形態の相手側部材に嵌入したときの拡大断面図である。断面線の位置は図2のIII−III線断面線と同様である。保証部材は第1位置にある。 図20は、図19で示したプラグコネクタが相手側部材に嵌合した直後の図19に相当する図である。 図21は、図19で示したプラグコネクタ及び相手側部材において保証部材を第2位置に位置づけたときの図19に相当する図である。 図22は、本発明のプラグコネクタの第3の実施形態を示す分解斜視図である。 図23は、上記第3の実施形態のプラグコネクタに対応するリテーナの実施形態を示す斜視図である。 図24は、本発明のプラグコネクタの第4の実施形態を、これに対応するリテーナの実施形態と共に示す断面図である。保証部材は第1位置にある。断面線は、上記図2のIII−III線断面線に対応している。 図25は、図24における要部の拡大図である。上記保証部材は第2位置にある。 図26は、本発明のプラグコネクタの第5の実施形態を、これに対応するリテーナの実施形態と共に示す断面図である。保証部材は第1位置にある。断面線は、上記図2のIII−III線断面線に対応している。 図27は、図26における要部の拡大図である。上記保証部材は第2位置にある。 図28は、本発明のプラグコネクタの第6の実施形態を、これに対応するリテーナの実施形態と共に示す断面図である。保証部材は第1位置にある。断面線は、上記図2のIII−III線断面線に対応している。 図29は、図28と同様の断面図である。上記保証部材は第2位置にある。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1ないし図11は、プラグコネクタの第1の実施形態を示す。本発明のプラグコネクタが嵌合する相手側部材は、本発明のプラグコネクタのプラグ部が嵌合することができて本発明のプラグコネクタの電気端子が接触することができる導電部を有しておればよく、この相手側部材には、例えば、基板に実装されるコネクタ、電線の終端に接続されるコネクタなどが含まれる。そのなかで、上記第1の実施形態のプラグコネクタ100の相手側部材200は、スクイブ220が設けられたインフレータハウジング210と、リテーナ230とを備えたインフレータである。図14及び図15は、上記リテーナ230の実施形態を示し、図12及び図13は、上記リテーナ230に加えて、上記スクイブ220が設けられたインフレータハウジング210の実施形態を示す。上記プラグコネクタ100と、上記スクイブ220が設けられた上記インフレータハウジング210と、上記リテーナ230とにより、インフレータ接続装置の組立体Xの実施形態が構成されている。以下、部材又は部分に対して単に嵌合側若しくは嵌合方向又は反嵌合側若しくは反嵌合方向というときは、その部材又は部分がプラグコネクタに設けられているときは当該プラグコネクタの嵌合側若しくは嵌合方向又は反嵌合側若しくは反嵌合方向のことであり、その部材又は部分が上記相手側部材に設けられているときは当該相手側部材の嵌合側若しくは嵌合方向又は反嵌合側若しくは反嵌合方向のことである。上記嵌合側とは嵌合する側であり、上記嵌合方向とは嵌合させるべく接近させていく方向である。上記反嵌合側とは上記嵌合側と反対側であり、上記反嵌合方向とは上記嵌合方向と反対方向である。図3でいえば、上記プラグコネクタ100の上記嵌合側は図の下側を指し、上記嵌合方向は図の下方向を指し、上記反嵌合側は図の上側を指し、上記反嵌合方向は図の上方向を指す。図13でいえば、上記相手側部材200の上記嵌合側は図の上側を指し、上記嵌合方向は図の上方向を指し、上記反嵌合側は図の下側を指し、上記反嵌合方向は図の下方向を指す。
上記インフレータハウジングの材料は限定しないが、この実施形態の上記インフレータハウジング210はアルミ合金により形成されている。上記インフレータハウジング210には、上記嵌合側の表面から上記反嵌合側へ凹むソケット211が設けられている。上記ソケットの形状は特に限定しないが、この実施形態の上記ソケット211は、ほぼ上記嵌合方向に向いた底壁211aと、この底壁211aの周縁から立ち上がる周壁211bとを有しており、これらによって内部にほぼ円柱形の空間を有している。上記スクイブ220は、上記インフレータハウジング210の上記反嵌合側に設けられており、上記ソケット211の上記底壁211aの凹部から上記スクイブ220の二本の棒状のピンが上記嵌合側へ立ち上がっており、このピンが相手側電気端子221を構成している。上記相手側電気端子は導電性材料で形成されておればよいが、この実施形態の上記相手側電気端子221は錫鍍金された銅合金により形成されている。上記スクイブ220は、電気エネルギを受けて発熱する。上記スクイブ220の周囲には点火剤及びガス発生剤が配設される。上記スクイブ220はヒータを内蔵しており、上記相手側電気端子221は、上記ヒータに導通させて設けられている。上記インフレータハウジング210の裏側には収縮したエアバッグが納められている。そして、上記相手側電気端子221に通電して上記ヒータが発熱すると、点火剤が点火し、これによってガス発生剤がガスを発生し、このガスがエアバッグを展開させるようになっている。
上記リテーナは絶縁性材料で形成されておればよいが、この実施形態の上記リテーナ230は、合成樹脂により形成されている。上記リテーナ230は上記ソケット211に嵌合できるように上記インフレータハウジング210の上記ソケット211に対応する形状に形成されている。上記リテーナの形状は特に限定しないが、この実施形態の上記ソケット211に対応して、上記リテーナ230はほぼ円柱形に形成されている。上記リテーナ230には上記嵌合側へ開口して上記プラグコネクタ100の上記プラグ部122を収容できる受入部231が設けられている。上記受入部の形状は特に限定しないが、この実施形態の上記リテーナ230は、ほぼ円筒形の周壁232を有しており、この内側に上記受入部231が形成されている。上記リテーナ230には、上記受入部231において上記相手側電気端子221を囲うようにして立ち上がり、上記周壁232の反嵌合側の端部に接続された盛り上がり部233が形成されているが、この盛り上がり部233を設けないようにしてもよい。上記リテーナは上記インフレータハウジングに対して十分な嵌合力でもって嵌合されている。この実施形態の場合、上記リテーナ230の周壁232の外側における上記嵌合方向に沿った中途部には嵌合用の突起232bが突出して設けられていて、上記リテーナ230が上記ソケット211に嵌合すると上記嵌合用の突起232bが後述する上記ソケット211の凹部211cに嵌ることで十分な嵌合力が発揮されるようになっている。しかも、上記リテーナ230の周壁232の外側における反嵌合側の端部には圧入用の突起232cが突出して設けられていて、上記リテーナ230が上記ソケット211に嵌合すると上記圧入用の突起232cが上記ソケット211の周壁211bとの間で圧縮されることで十分な嵌合力が発揮されるようになっている。上記リテーナの上記インフレータハウジングに対する嵌合力を確保するための構造は、いずれか一方の上記突起によってもよいし、他の構造によってもよく、これらに限定されない。
図1に示すように、上記プラグコネクタ100は、一対の電気端子110と、上記一対の電気端子110を収容するハウジング120と、保証部材130と、短絡部材140とを備えている。上記電気端子と上記短絡部材は、いずれも導電性材料で形成されておればよいが、この実施形態の上記各電気端子110と上記短絡部材140は、いずれも錫鍍金された銅合金により形成されている。上記ハウジングと、上記保証部材は、後述する脚部、押圧部を含めて、いずれも絶縁性材料で形成されておればよいが、この実施形態の上記ハウジング120と、上記保証部材130と、後述する脚部124と、押圧部133は、いずれも合成樹脂により形成されている。図1、及び図5ないし図7に示すように、上記各電気端子110の上記嵌合側には接触部111が設けられている。この実施形態の場合、上記相手側部材200の上記相手側電気端子221が棒形のピンであるので、上記接触部111は上記嵌合側へ延びた筒形に形成されている。そして、上記接触部111を上記相手側電気端子221と上記嵌合方向に沿って対向して配置して上記嵌合側へ押し込むと上記接触部111が上記相手側電気端子221に外側から嵌って接触を果たすようになっている。しかし、上記接触部の形状は相手側電気端子の形状に応じて適宜に決められる。上記各電気端子110には、外部導体300との接続構造を有する接続部112が設けられている。この実施形態の場合、上記外部導体300は電線であるので、上記接続構造として圧着接続構造が採用されている。すなわち、上記接続部112は、板片よりなり電線を支持する本体部と、上記本体部の板幅方向の両側から立ち上がるワイヤバレルと、上記本体部における上記ワイヤバレルよりも接触部111から遠い側で板幅方向の両側から立ち上がるインシュレーションバレルとを備えており、上記ワイヤバレルにより上記外部導体300の終端において露出した芯線をかしめ、上記インシュレーションバレルにより上記外部導体300の終端の絶縁被覆をかしめるようにしている。上記接続部の接続構造は圧着接続構造に限定されず、例えば圧接接続構造、ピアシング接続構造、ハンダ付け接続構造などであってもよい。上記外部導体は電線に限定されず、例えばFFC(フレキシブルフラットケーブル)などであってもよい。上記接触部111は上記嵌合方向に沿って延びており、上記接続部112は上記接触部111の上記反嵌合側から上記嵌合方向に対してほぼ直交する方向に延びており、したがって上記各電気端子110は側方からみてほぼL字形に形成されているが、これによって上記電気端子の形状が限定解釈されることはなく、例えば電気端子が側方からみてほぼ真っ直ぐに形成されていてもよい。また、上記一対の電気端子110は、上記嵌合方向からみて上記接続部112がほぼ平行に延びるように、しかも上記接続部112が延びる方向からみて上記接触部111がほぼ平行に延びるように配置されているが、これによって上記一対の電気端子の配置が限定解釈されることはない。
図1ないし図4、及び図8ないし図11に示すように、上記ハウジング120は、本体121と、この本体121に設けられたプラグ部122とを備えている。上記本体121は、嵌合側部材121aと、この嵌合側部材121aに上記反嵌合側から重なって係合する反嵌合側部材121bとを備えているが、上記本体は、これとは異なる分割構造にしてもよいし、分割せずに一体的に設けてもよい。上記プラグ部122は、上記本体121から上記嵌合側に突出して設けられている。このプラグ部122は、後述する相手側部材200に嵌合する部位である。この実施形態の場合、上記プラグ部122は、ほぼ上記嵌合方向に沿った仮想の中心軸を有する円筒形に形成されているが、これによって上記プラグ部の形状が限定解釈されることはない。上記ハウジング120の内部には、上記プラグ部122の上記嵌合側の端部に開口して上記電気端子110を収容する収容室123が形成されている。この収容室123は上記本体121から上記プラグ部122にわたって形成されており、上記収容室123のうち上記プラグ部122にある部分に上記各電気端子110の上記接触部111の側が収容され、上記本体121にある部分に上記各電気端子110の上記接続部112の側が収容されている。そして、上記二つの接続部112に接続された二本の外部導体300が上記本体121の端部から外部へ導出されるようになっている。上記プラグ部122には、上記プラグ部122の外周壁と上記収容室123の周囲壁とを残して上記嵌合側の端部から上記反嵌合側へ向かって凹む空洞部122aが設けられており、上記プラグ部122が上記リテーナ230に嵌合したときに上記リテーナ230の上記盛り上がり部233が上記空洞部122aへ嵌合するようにしているが、この空洞部を設けないようにしてもよい。
図1ないし図3、図10、及び図11に示すように、上記保証部材130は、操作部131と、この操作部131に設けられた制御部132とを備えている。上記操作部131は、板厚方向をほぼ上記嵌合方向に一致させたほぼ板状の部材であり、上記操作部131の上記反嵌合側の面が押圧面となり、上記嵌合側の面が上記ハウジング120の本体121の端面に対向している。上記操作部は板状に限定されることはなく、他の形状に形成されていてもよい。そして、上記操作部131は、上記本体121の上記反嵌合側に配置されており、これによって上記操作部131は上記本体121の上記反嵌合側に露出している。上記操作部は少なくともその一部が上記本体の上記反嵌合側に露出しておればよい。上記制御部132は、上記操作部131から上記嵌合方向へ延びている。上記制御部132は棒状に形成されている。この実施形態の場合、上記制御部132は二本設けられているが、一本であっても三本以上であってもよい。この実施形態の場合、上記制御部132は、上記本体121を上記嵌合方向に貫通している。上記制御部132は、上記本体121を貫通する貫通孔121cにそれぞれ上記嵌合方向及び反嵌合方向にスライド自在に嵌っている。上記保証部材130は上記本体121に、第1位置と第2位置との間を移動自在となるように設けられている。この実施形態の場合、上記保証部材130は、上記制御部132が上記貫通孔121cにそれぞれスライド自在に嵌っていること、後述する支持棒134が上記貫通孔121cにそれぞれスライド自在に嵌っていること、及び後述する押圧部133が連絡孔にスライド自在に嵌っていることにより上記本体121に移動自在に設けられている。しかし、上記保証部材は、これらの一部の嵌挿構造により、また他の構造により上記本体に移動自在に設けられていてもよい。そして、上記第1位置では上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合又は離脱を許容し、上記第2位置では上記制御部132により上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力を補強するように構成されている。この実施形態の場合、上記保証部材130の移動方向が、上記嵌合方向及び反嵌合方向に一致するように構成されている。すなわち、上記保証部材130は上記本体121に、上記嵌合方向及び反嵌合方向に沿ってスライド自在に設けられ、上記第1位置(図16に示す位置)と、この第1位置よりも上記嵌合側にある上記第2位置(図18に示す位置)との間を移動自在に設けられている。上記保証部材130が上記第1位置にあるときは上記操作部131が上記本体121の上記反嵌合側の面から上記反嵌合側へ所定距離だけ離れており、上記保証部材130が上記第2位置にあるときは上記操作部131が上記本体121の上記反嵌合側の面に接触している。上記制御部132は、上記プラグ部122の内側を上記嵌合方向へ延びているが、上記プラグ部122には開口が設られており、上述する第2の突起132aなどの上記制御部132の一部が上記開口を通して上記プラグ部122の外側へ出ている。上記制御部は上記プラグ部の内側にある空洞部などを通してもよいし外側を通してもよい。上記制御部を上記プラグ部の外側に通したときに、上記プラグ部に開口を設け、上記制御部の一部を上記開口を通して上記プラグ部の内側の空洞部などへ出すようにしてもよい。上記制御部132を複数設ける場合、この実施形態のように、上記制御部132は上記嵌合方向にみて上記本体121における上記プラグ部122の中心部を囲む環状部位のうち複数の箇所から上記嵌合方向へそれぞれ延びている。
上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合力は、上記プラグ部が上記相手側部材に設けられた凹部に嵌合したときに得られる連結力である。この実施形態の場合、この嵌合力は上記プラグ部122が上記リテーナ230の受入部231に嵌合することで得られる。さらに、この実施形態では、上記ハウジング120に第1の突起124aの付いた脚部124を設け、この第1の突起124aを上記相手側部材200に係合することで上記嵌合力を補強している。すなわち、上記脚部124は、上記本体121から上記嵌合方向へ延びており、上記脚部124には上記嵌合方向とほぼ直交し且つ上記プラグ部122の上記中心部から遠くなる方向へ突き出た第1の突起124aが設けられている。上記脚部124は、上記プラグ部122の外側を上記嵌合方向へ延びている。上記脚部は上記プラグ部の外側を通してもよいし内側にある空洞部などを通してもよい。その場合、上記制御部で適用したように上記プラグ部に開口を設け、上記脚部の一部を上記開口を通して上記プラグ部の内側又は外側へ出すようにしてもよい。そして、図16に示すように、上記保証部材130を上記第1位置に位置づけて上記プラグ部122を上記相手側部材200に嵌入してゆき、これらが嵌合すると、上記第1の突起124aが上記相手側部材200に係合する。この間、上記第1の突起124aが上記ソケット211の上記周壁211bに押されるので上記脚部124が上記プラグ部122の上記中心部に近づくように撓み、上記係合時に上記撓みが復原する。さらに、上記保証部材130を上記第1位置に位置づけ、上記プラグ部122を上記相手側部材200から離間させると、上記嵌合時と逆の動きにより上記第1の突起124aが上記相手側部材200から外れる。上記脚部124は二本設けられているが、一本であっても三本以上であってもよい。上記脚部124を複数設ける場合、この実施形態のように、上記脚部124は上記嵌合方向にみて上記プラグ部122の上記中心部を囲む環状部位のうち複数の箇所から上記嵌合方向へそれぞれ延びている。
また、この実施形態では、上記保証部材130による上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力の補強を、上記制御部132に設けた第2の突起132aを上記相手側部材200に係合することにより実現している。すなわち、上記各制御部132には、上記嵌合方向とほぼ直交し且つ上記プラグ部122の上記中心部から遠くなる方向へ突き出た第2の突起132aがそれぞれ設けられている。そして、図16、図17、図18へと順に示すように、上記プラグ部122を上記相手側部材200に嵌合してから上記保証部材130を上記第1位置から上記第2位置へ移動すると、上記第2の突起132aが上記相手側部材200に係合する。この間、上記第2の突起132aが上記ソケット211の上記周壁211bに押されるので上記制御部132が上記プラグ部122の上記中心部に近づくように撓み、上記係合時に上記撓みが復原する。さらに、上記保証部材130を上記第2位置から上記第1位置へ移動すると、上記嵌合時と逆の動きにより上記第2の突起132aが上記相手側部材200から外れる。
そして、図12及び図13に示すように、上記ソケット211の内壁には凹部211cが設けられており、この凹部211cに上記脚部124の第1の突起124a及び上記制御部132の第2の突起132aが係合するように構成されている。この実施形態の場合、上記ソケット211の内壁のうち周壁211bに環状溝が設けられており、この環状溝により上記凹部211cが構成されている。この凹部211cは、上記周壁211bの上記嵌合方向の中途部に設けられており、上記嵌合方向からみて上記ソケット211の中心部から離れる方へ凹んでいる。上記凹部211cを構成する面のうち上記嵌合側の面は上記嵌合側へ向かうにつれて上記ソケット211の上記中心部へ近づくように傾斜しているが、そのように傾斜させなくてもよい。この実施形態では上記凹部211cは上記嵌合方向からみて環状に連続しているが、複数の溝を不連続に設けてもよい。本発明は、上記第1の突起を有する上記脚部と、上記制御部の第2の突起とのうち、少なくとも一方を備えたプラグコネクタの実施形態を含むので、上記ソケットの内壁に凹部を設け、この凹部に上記脚部の突起又は上記制御部の突起を係合するように構成した実施形態を含んでいる。本発明は、上記脚部も上記第2の突起も設けない実施形態を含んでいる。
そして、図1、図3、及び図5ないし図7に示すように、上記ハウジング120には上記短絡部材140が設けられている。上記短絡部材140は上記本体121の内部に設けられているが、上記プラグ部などのように上記ハウジングにおける他の部分に設けてもよい。上記短絡部材は、上記保証部材が上記第1位置にあるときには上記一対の電気端子の両方に接続又は接触してこれらを導通させ、上記保証部材が上記第2位置にあるときには上記一対の電気端子の少なくとも一方から離間して上記導通を解除するように上記ハウジングに設けられている。このように上記短絡部材は、上記保証部材に連動しており、上記保証部材が上記第1位置から上記第2位置へ移動すると、その動きに連動して上記短絡部材が移動し又は変形し、それによって上記一対の電気端子の両方に接続又は接触してこれらを導通させる状態から上記一対の電気端子の少なくとも一方から離間して上記導通を解除する状態へ移行するようになっている。この実施形態の場合、図5に示すように、上記短絡部材140は弾性を有する板片により形成されているが、例えば丸棒状などの他の形状に形成されていてもよい。上記短絡部材140は、上記一対の電気端子110における上記接触部111と上記接続部112との間の部位に接続又は接触するが、上記接触部又は上記接続部に接続又は接触させるようにしてもよい。便宜上、上記一対の電気端子110のうち一方を第1の電気端子110とし(図7の向かって左側の電気端子)、他方を第2の電気端子110とする(図7の向かって右側の電気端子)。上記短絡部材140の一端141は、上記第1の電気端子110の上記部位に接続されている。ここでは上記短絡部材140の一端141を上記第1の電気端子110に対してロー付けにより接続しているが、他の公知の接続構造により接続してもよいし、一体的に設けてもよい。上記短絡部材140の他端142は、上記第2の電気端子110の上記嵌合側に配置され、その先端には接点142aが設けられている。そして、上記短絡部材140は、この短絡部材140が有する弾性復原力により上記接点142aを所定の力でもって上記第2の電気端子110の上記部位に上記嵌合側から接触している。そして、上記短絡部材140の中途部143が上記嵌合側へ上記所定の力を超える力を受けると、上記接点142aが第2の電気端子110から離間する。上記短絡部材140の一端141はU字形に湾曲して形成され、これによって弾性復元力を調整しているが、そのようにせずに上記短絡部材を平板状に形成してもよい。そして、上記保証部材130に押圧部133が設けられている。上記押圧部133は上記短絡部材140に対して上記反嵌合側に配置されている。上記押圧部133は棒状に形成されて上記操作部131から上記嵌合方向に沿って上記短絡部材140の上記中途部143に向かって延びている。上記押圧部133は上記本体121の上記嵌合側から内部へ連通する連絡孔にスライド自在に嵌っている。そして、上記保証部材130が上記第1位置にあるときには上記押圧部133の上記嵌合側の先端が上記短絡部材140の上記中途部143に力をかけず、それによって上記第1の電気端子110と第2の電気端子110とが上記短絡部材140を介して導通し、上記保証部材130が上記第2位置にあるときには上記押圧部133の上記嵌合側の先端が上記短絡部材140の上記中途部143を上記嵌合側へ押して上記接点142aを上記第2の電気端子110から離間させ、それによって上記導通を解除するように構成されている。上記保証部材130が上記第1位置にあるときには上記押圧部133の上記嵌合側の先端が上記短絡部材140の上記中途部143から離間しているが、上記中途部143に対して上記所定の力を超える力をかけることさえなければ上記先端が上記中途部に接触していてもよい。これによって、上記短絡部材140は、上記保証部材130が上記第1位置にあるときには上記第1の電気端子110に接続し且つ上記第2の電気端子110に接触してこれらを導通させ、上記保証部材130が上記第2位置にあるときには上記第2の電気端子110から離間して上記導通を解除するように構成されている。上記短絡部材を上記一対の電気端子のいずれにも接続せずに上記押圧部に連結しておき、上記短絡部材が、上記保証部材が上記第1位置にあるときには上記一対の電気端子の両方に接触してこれらを導通させ、上記保証部材が上記第2位置にあるときには上記一対の電気端子の両方から離間して上記導通を解除するように構成してもよい。
さらに、この実施形態では、上記制御部132における比較的上記嵌合側寄りの部位に、上記嵌合方向と直交する方向へ突出する爪132bが設けられている。一方、上記プラグ部122には、上記爪132bの突出方向と対向する方向に沿って突出するストッパ122bが設けられている。上記爪132bと上記ストッパ122bとは上記嵌合方向にみて重なっていて、上記爪132bは上記ストッパ122bに対して上記反嵌合側から掛かるようになっており、これによって上記保証部材130が上記第1の位置から上記嵌合側へ移動することが阻止されている。そして、上記操作部131を操作すると、上記爪132bが上記ストッパ122bを上記嵌合側へ押すことで上記プラグ部122が上記相手側部材200に嵌合し、上記制御部132が上記相手側部材200から上記プラグ部122の上記中心部に向かって押されることで上記爪132bが上記ストッパ122bから外れるように構成され、上記操作部131の操作により上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合と、上記保証部材130による上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力の補強とが連続して行われるように構成されている。さらに、上記保証部材130を上記第2位置から上記第1位置へ移動すると、上記嵌合時と逆の動きにより上記爪132bが元の位置に戻る。この実施形態では、上記プラグコネクタ100を上記相手側部材200に上記嵌合側同士が対向するように当てがい、上記操作部131を上記嵌合側へ押すと、図16に示すように、上記爪132bが上記ストッパ122bを上記嵌合側へ押すことで上記プラグ部122が上記相手側部材200に嵌入していって両者が嵌合し、さらに上記操作部131を上記嵌合側へ押すと、上記第2の突起132aが上記ソケット211の上記周壁211bにより上記プラグ部122の上記中心部に向かって押されるので、上記制御部132が上記プラグ部122の上記中心部に近づくように撓み、上記爪132bが上記ストッパ122bから外れる。これによって、上記保証部材130の移動阻止が解除され、上記保証部材130が上記第1の位置から上記嵌合側へ移動することが可能となる。そして、図17から図18へ示すように、さらに上記操作部131を上記嵌合側へ押すと、上記保証部材130が上記第2の位置へ移動して、上記保証部材130による上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力の補強が行われる。上記爪は、上記制御部のどの部位に設けてもよく、また、上記ストッパは、上記爪に対応して設ければ、上記本体及び上記プラグ部を含む上記ハウジングのどの部位に設けてもよい。図1において、134は上記操作部131から上記嵌合方向へ延びた支持棒であり、この支持棒134は、上記本体121を貫通孔121cにそれぞれ上記嵌合方向及び反嵌合方向にスライド自在に嵌っている。上記支持棒134は二本設けられているが、一本であっても三本以上であってもよいし、このような支持棒を設けなくともよい。
次に、上記第1の実施形態の作用及び効果を説明する。上記保証部材130を上記第1位置に位置づけ、上記プラグ部122を上記相手側部材200に嵌合すると、上記一対の電気端子110が上記相手側部材200の導電部である上記相手側電気端子221にそれぞれ接触する。そのとき、上記短絡部材140が上記一対の電気端子110の両方に接続又は接触してこれらを導通させている。そして、上記操作部131を操作することにより上記保証部材130が上記第1位置から上記第2位置へ移動すると、上記保証部材130により上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力が補強され、上記短絡部材140が上記一対の電気端子110の一方から離間して上記一対の電気端子110の上記導通が解除される。また、上記操作部131を操作することにより上記保証部材130が上記第2位置から上記第1位置へ移動すると、上記保証部材130により上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力の補強が解除され、上記短絡部材140が上記一対の電気端子110の両方に接続又は接触してこれらを導通させる。そして、上記プラグ部122の相手側部材200からの離脱が可能となる。
上記プラグコネクタ100が上記短絡部材140を内蔵するので、上記短絡部材140の上記相手側部材200への取り付けが不要になり、例えば従来のように上記短絡クリップを側方へ撓ませながら上記相手側部材に取り付けるというような、上記プラグコネクタの上記相手側部材との嵌合に先立つ作業が不要になるので、嵌合の作業性が向上する。また、上記保証部材130を可動部材として機能させ、上記短絡部材140の作動不作動を上記保証部材130の動きによって切り替えるので、上記相手側部材200が比較的簡単な構造になって公知のコネクタ等を用いる可能性が広がる。さらに、上記操作部131が上記本体121において上記反嵌合側に露出するように設けられているので、上記反嵌合側で上記保証部材130を操作することができる。
したがって、上記プラグコネクタ100は、コネクタの上記嵌合側で操作されて相手側部材との嵌合力を補強する保証部材を備えたプラグコネクタを前提として、上記保証部材130を可動部材として機能させ、上記プラグコネクタ100の内部に上記短絡部材140を収容して上記保証部材130の動きにより上記短絡部材140の作動不作動を切り替えるので、上記短絡部材140の上記相手側部材200への取り付けを不要にして上記相手側部材200との嵌合に先立つ作業を不要として嵌合の作業性を向上させ、また上記相手側部材200を比較的簡単な構造にして公知のコネクタ等を用いる可能性を広げ、さらに上記反嵌合側で上記保証部材130を操作することができる。
本発明のプラグコネクタは、上記保証部材の移動方向を限定しない。したがって、本発明は、例えば、後述する第3の実施形態で例示するように、上記保証部材が、上記プラグ部の上記中心部を通って上記嵌合方向と平行な仮想的な軸を中心に回動することで上記第1位置と上記第2位置との間を移動自在に設けられたプラグコネクタの実施形態を含んでいる。そのような種々の実施形態のなかで、上記第1の実施形態のプラグコネクタ100は、上記保証部材130の移動方向を、上記嵌合方向及び反嵌合方向に一致するように構成した。このようにすれば、上記保証部材130を上記嵌合方向に沿って上記第1位置から上記第2位置へ移動すると上記保証部材130により上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力が補強され、上記保証部材130を上記反嵌合方向に沿って上記第2位置から上記第1位置へ移動すると上記保証部材130により上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力の補強が解除される。
本発明のプラグコネクタは、上記本体に上記脚部を設けていない実施形態を含んでいる。そのような種々の実施形態のなかで、上記第1の実施形態のプラグコネクタ100は、上記本体121から上記嵌合方向へ延びて上記相手側部材200に係合する第1の突起124aが設けられた脚部124を備え、上記脚部124の第1の突起124aの上記相手側部材200への係合により上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力を補強するように構成した。このようにすれば、上記保証部材130を上記第1位置に位置づけ、上記プラグ部122を上記相手側部材200に嵌合すると、上記脚部124の第1の突起124aが上記相手側部材200に係合して上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力が補強され、上記保証部材130を上記第1位置に位置づけ、上記プラグ部122を上記相手側部材200から離間させると、上記脚部124の第1の突起124aが上記相手側部材200から離れて上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力の補強が解除される。
本発明のプラグコネクタは、上記制御部に上記第2の突起を設けない実施形態を含んでいる。そのような種々の実施形態のなかで、上記第1の実施形態のプラグコネクタ100は、上記制御部132に、上記相手側部材200に係合する第2の突起132aを設け、上記第2の突起132aの上記相手側部材200への係合により上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力を補強するように構成した。このようにすれば、上記プラグ部122を上記相手側部材200に嵌合してから上記保証部材130を上記第1位置から上記第2位置へ移動すると、上記第2の突起132aが上記相手側部材200に係合して上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力が補強され、上記保証部材130を上記第2位置から上記第1位置へ移動すると、上記第2の突起132aが上記相手側部材200から離れて上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力の補強が解除され、上記プラグ部122を上記相手側部材200から離間させることができる。
本発明のプラグコネクタは、上記爪及びストッパを設けていない実施形態を含んでいる。そのような種々の実施形態のなかで、上記第1の実施形態のプラグコネクタ100は、上記制御部132に上記爪132bを設け、上記ハウジング120の上記プラグ部122に上記爪132bが上記反嵌合側から掛かる上記ストッパ122bを設け、上記操作部131を操作すると、上記爪132bが上記ストッパ122bを上記嵌合側へ押すことで上記プラグ部122が上記相手側部材200に嵌合し、上記制御部132が上記相手側部材200から上記プラグ部122の上記中心部に向かって押されることで上記爪132bが上記ストッパ122bから外れるように構成され、上記操作部131の操作により上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合と、上記保証部材130による上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力の補強とが連続して行われるように構成されている。このようにすれば、上記保証部材130を上記第1位置に位置づけておいて、上記操作部131を操作すると、上記爪132bが上記ストッパ122bを上記嵌合側へ押すことで上記プラグ部122が上記相手側部材200に嵌合し、上記制御部132が上記相手側部材200から上記プラグ部122の上記中心部に向かって押されることで上記爪132bが上記ストッパ122bから外れ、引き続き上記操作部131を操作すると、上記保証部材130が上記第2位置へ移動して上記保証部材130により上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力が補強される。よって、上記操作部131を操作することにより、上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合と、上記保証部材130による上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力の補強とが連続して行われる。
本発明のプラグコネクタは、上記保証部材が上記第1位置にあるときには上記一対の電気端子の両方に接続又は接触してこれらを導通させ、上記保証部材が上記第2位置にあるときには上記一対の電気端子の少なくとも一方から離間して上記導通を解除するように上記ハウジングに設けられた短絡部材を備えておればよい。そのような種々の実施形態のなかで、上記第1の実施形態のプラグコネクタ100は、上記保証部材130に上記押圧部133を設け、上記短絡部材140の一端141を上記一方の電気端子110に接続し、上記短絡部材140の他端142を他方の電気端子110に接触させ、上記保証部材130が上記第1位置から上記第2位置へ移動すると上記押圧部133が上記短絡部材140の上記中途部143を押して上記短絡部材140の他端142を上記他方の電気端子110から離間させるように構成した。このようにすれば、上記保証部材130が上記第1位置にあるときには上記一対の電気端子110が上記短絡部材140を介して導通し、上記保証部材130が上記第1位置から上記第2位置へ移動すると上記押圧部133が上記短絡部材140の上記中途部143を押して上記短絡部材140の他端142を上記他方の電気端子110から離間させて上記導通が解除される。したがって、比較的簡単な構造でもって、上記保証部材130の動きにより上記短絡部材140の作動不作動を切り替えることができる。
また、上記インフレータ接続装置の組立体Xにおける上記ソケット211に上記リテーナ230を嵌合し、上記保証部材130を上記第1位置に位置づけて上記プラグ部122を上記リテーナ230の上記受入部231に嵌合し、上記保証部材130が上記第1位置から上記第2位置へ移動すると上記プラグ部122の上記リテーナ230との嵌合力が補強され、上記保証部材130を上記第1位置に位置づけておいて、上記プラグ部122を上記インフレータハウジング210及びリテーナ230から離間させると、上記プラグ部122の上記リテーナ230との嵌合力の補強が解除される。
本発明のインフレータ接続装置の組立体は、上記ソケットの内壁に凹部を設けていない実施形態を含んでいる。そのような種々の実施形態のなかで、上記実施形態のインフレータ接続装置の組立体Xは、本発明のプラグコネクタのうち、上記脚部を備えたプラグコネクタ、上記制御部に突起を設けたプラグコネクタ、及び上記第1の実施形態のように上記脚部を備えると共に上記制御部に突起を設けたプラグコネクタを対象として、上記ソケット211の内壁に凹部211cを設け、この凹部211cに上記脚部の突起又は上記制御部の突起を係合するように構成した。このようにすれば、上記対象としたプラグコネクタの場合、一例として上記第1の実施形態のプラグコネクタ100を用いて説明すれば、上記保証部材130を上記第1位置に位置づけ、上記プラグ部122を上記リテーナ230の上記受入部231に嵌合すると、上記脚部124の第1の突起124aが上記凹部211cに係合して上記プラグ部122の上記リテーナ230との嵌合力が補強され、上記保証部材130を上記第1位置に位置づけ、上記プラグ部122を上記リテーナ230の上記受入部231から離間させると、上記脚部124の第1の突起124aが上記凹部211cから離れて上記プラグ部122の上記リテーナ230との嵌合力の補強が解除される。また、上記対象としたプラグコネクタの場合、一例として上記第1の実施形態のプラグコネクタ100を用いて説明すれば、上記保証部材130を上記第1位置に位置づけ、上記プラグ部122を上記リテーナ230の上記受入部231に嵌合してから上記保証部材130を上記第1位置から上記第2位置へ移動すると上記制御部132の第2の突起132aが上記凹部211cに係合して上記プラグ部122の上記リテーナ230との嵌合力が補強され、上記保証部材130を上記第2位置から上記第1位置へ移動すると上記制御部132の第2の突起132aが上記凹部211cから離れて上記プラグ部122の上記リテーナ230との嵌合力の補強が解除される。したがって、上記脚部が設けられたプラグコネクタ、又は上記制御部に突起が設けられたプラグコネクタに対応したインフレータ接続装置の組立体Xを具体的に例示することができた。
以下、本発明のプラグコネクタの他の実施形態を説明する。これらの実施形態のプラグコネクタには上記第1の実施形態及びその変形例のプラグコネクタの構成をそのまま引用し、第1の実施形態及びその変形例の構成と異なる構成について追加的に説明する。図19ないし図21は本発明のプラグコネクタの第2の実施形態を示す。上記第1の実施形態では上記制御部132における比較的上記嵌合側寄りの部位に上記爪132bを設け、上記ハウジング120の上記プラグ部122に、上記爪132bに対応してストッパ122bを設けた。これに対し、上記第2の実施形態では上記制御部132における比較的上記反嵌合側寄りに上記爪132bを設け、上記ハウジング120の上記本体121に、上記爪132bに対応してストッパ121dを設けた。すなわち、上記制御部132における比較的上記反嵌合側寄りに、上記嵌合方向と直交する方向へ突出する爪132bが設けられている。一方、上記本体121には、上記爪132bの突出方向と対向する方向に沿って突出するストッパ121dが設けられている。上記爪132bと上記ストッパ121dとは上記嵌合方向にみて重なっていて、上記爪132bは上記ストッパ121dに対して上記反嵌合側から掛かるようになっており、これによって上記保証部材130が上記第1の位置から上記嵌合側へ移動することが阻止されている。そして、上記操作部131を操作すると、上記爪132bが上記ストッパ121dを押すことで上記プラグ部122が上記相手側部材200に嵌合し、上記制御部132が上記相手側部材200から押されることで上記爪132bが上記ストッパ121dから外れるように構成され、上記操作部131の操作により上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合と、上記保証部材130による上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力の補強とが連続して行われるように構成されている。さらに、上記保証部材130を上記第2位置から上記第1位置へ移動すると、上記嵌合時と逆の動きにより上記爪132bが元の位置に戻る。この実施形態では、上記プラグコネクタ100を上記相手側部材200に上記嵌合側同士が対向するように当てがい、上記操作部131を上記嵌合側へ押すと、図19に示すように、上記爪132bが上記ストッパ121dを押すことで上記プラグ部122が上記相手側部材200に嵌入していって両者が嵌合し、さらに上記操作部131を上記嵌合側へ押すと、上記第2の突起132aが上記ソケット211の上記周壁211bにより上記プラグ部122の上記中心部に向かって押されるので、上記制御部132が上記プラグ部122の上記中心部に近づくように撓み、上記爪132bが上記ストッパ121dから外れる。これによって、上記保証部材130の移動阻止が解除され、上記保証部材130が上記第1の位置から上記嵌合側へ移動することが可能となる。そして、図20から図21へ示すように、さらに上記操作部131を上記嵌合側へ押すと、上記保証部材130が上記第2の位置へ移動して、上記保証部材130による上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力の補強が行われる。上記電気端子110、上記ハウジング120、上記保証部材130、上記短絡部材140、上記インフレータハウジング210、上記スクイブ220、上記リテーナ230、上記外部導体300などにおけるその他の構成は上記第1実施形態と同様である。その他の作用及び効果は、上記第1の実施形態のプラグコネクタ100で得られる作用及び効果と同様である。
第3の実施形態のプラグコネクタ100は、上記制御部132により上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力を補強する構造が上記第1の実施形態と異なっている。すなわち、図22に示すように、保証部材130は、上記プラグ部122の上記中心部を通って上記嵌合方向と平行な仮想的な軸を中心に回動することで第1位置と第2位置との間を移動自在に設けられている。そして、上記保証部材130の操作部131から上記嵌合方向へ延びた上記制御部132の上記嵌合側の先端には、上記軸を中心とした円周に沿って一方側へ延びる回動突起132cが設けられている。図22では、上記回動突起132cは上記嵌合方向にみて時計回り方向へ延びているが、反時計回り方向へ延びていてもよい。上記保証部材130には上記第2の突起132aは設けられておらず、上記支持棒134も無い。この第3の実施形態では、上記第1の実施形態の上記押圧部133に代えて、他の形態の押圧部が設けられている。すなわち、上記操作部131の嵌合側には、上記円周方向に沿って傾斜した斜面が設けられており、この斜面が押圧部133を構成している。この斜面は、上記軸からその半径方向の外側へ離れた部位において、上記円周方向に沿って上記回動突起132cが延びる方向に向かうと上記反嵌合側へ向かうように設けられており、これによって上記保証部材130が上記第1位置から上記第2位置へ回動するにつれて、上記本体121からみて上記斜面が相対的に嵌合側へ近づくようになっている。図23に示すように、上記リテーナ230のほぼ円筒形の周壁232には、ほぼL字形の係合凹部234が設けられている。この係合凹部234は、上記周壁232の上記嵌合側の端縁から上記反嵌合方向へ延びてから、上記リテーナ230の上記中心部を通って上記嵌合方向と平行な仮想的な軸を中心とした円周に沿って一方側へ曲がって延びている。この係合凹部234が曲がっていく方向は、上記回動突起132cが延びる方向に対応しており、図23では上記嵌合方向にみて反時計回り方向へ曲がっているが、時計回り方向へ曲がっていてもよい。この係合凹部234は、上記制御部132の上記回動突起132cの数だけ設けられている。そして、上記保証部材130が上記第1位置にあるときは上記回動突起132cが上記係合凹部234に沿って上記嵌合方向及び反嵌合方向に移動できることから上記プラグ部122の上記相手側部材200の上記リテーナ230との嵌合又は離脱を許容し、上記プラグ部122を上記リテーナ230に嵌合させてから上記保証部材130の反嵌合側の端部にある上記操作部131を上記軸の周りに回す操作を行って上記保証部材130が上記第1位置から上記第2位置へ移動すると、上記回動突起132cが上記係合凹部234の上記円周に沿って曲がった部分に係合して上記嵌合方向及び反嵌合方向への移動が拘束され、これによって上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力を補強するように構成されている。上記短絡部材140の上記中途部143からは上記反嵌合方向へ延長棒144が延びている。そして、上記保証部材130が上記第1位置にあるときには上記押圧部133が上記延長棒144に力をかけず、それによって上記第1の電気端子110と第2の電気端子110とが上記短絡部材140を介して導通し、上記保証部材130が上記第1位置から上記第2位置へ移動すると、上記斜面よりなる上記押圧部133が上記延長棒144を上記嵌合側へ押して上記接点142aを上記第2の電気端子110から離間させ、それによって上記導通を解除するように構成されている。上記保証部材130が上記第1位置にあるときには上記押圧部133が上記延長棒144から離間しているが、上記延長棒144に対して上記所定の力を超える力をかけることさえなければ上記押圧部133が上記延長棒144に接触していてもよい。この実施形態には上記爪及びストッパが設けられていないが、これらを設けてもよい。上記電気端子110、上記ハウジング120、上記保証部材130、上記短絡部材140、上記インフレータハウジング210、上記スクイブ220、上記リテーナ230、上記外部導体300などにおけるその他の構成は上記第1実施形態と同様である。その他の作用及び効果は、上記第1の実施形態のプラグコネクタ100で得られる作用及び効果と同様である。
第4の実施形態のプラグコネクタ100は、上記制御部132により上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力を補強する構造が上記第1の実施形態と異なっている。すなわち、図24に示すように、上記プラグ部122の外周壁に凹部125が設けられている。また、上記リテーナ230の上記周壁232の内側に内周壁235が設けられて周壁が二重になっている。そして、上記内周壁235の内周面に上記凹部125に嵌合する内周突起235aが設けられている。上記保証部材130の移動方向は、上記嵌合方向及び反嵌合方向に一致している。そして、上記保証部材130が、図24に示した上記第1位置にあるときは上記プラグ部122の上記相手側部材200のリテーナ230との嵌合又は離脱を許容し、上記プラグ部122を上記リテーナ230に嵌合させて上記内周突起235aを上記凹部125に嵌合させてから上記操作部131を操作して上記保証部材130を、上記第1位置からそれよりも上記嵌合側にある上記第2位置へ移動させると(図25を参照)、上記保証部材130の上記操作部131から上記嵌合方向へ延びる上記制御部132の上記嵌合側の端部132dが上記周壁232と上記内周壁235との間に割り込んで上記内周壁235の外周側への変形を阻止して上記内周突起235aと上記凹部125との嵌合力を高め、これによって上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力を補強するように構成されている。この実施形態には上記爪及びストッパが設けられていないが、これらを設けてもよい。上記電気端子110、上記ハウジング120、上記保証部材130、上記短絡部材140、上記インフレータハウジング210、上記スクイブ220、上記リテーナ230、上記外部導体300などにおけるその他の構成は上記第1実施形態と同様である。そして、その他の作用及び効果は、上記第1の実施形態のプラグコネクタ100で得られる作用及び効果と同様である。
第5の実施形態のプラグコネクタ100は、上記制御部132により上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力を補強する構造が上記第1の実施形態と異なっている。すなわち、図26に示すように、上記本体121から上記嵌合方向へ上記脚部124とは別に脚部126が延びており、この脚部126には、上記プラグ部122の上記中心部から離れる側へ向かって突出した突起126aが設けられている。上記本体121に、上記突起126aを有する上記脚部126のみを設けると共に上記第1の実施形態における上記脚部124を設けないようにしてもよい。また、上記保証部材130の上記操作部131から上記嵌合方向へ延びる上記制御部132は上記脚部126よりも上記プラグ部122の上記中心部から離れた側に設けられている。上記制御部132には上記第2の突起132aが設けられているが、この第2の突起132aは、上記プラグ部122の上記中心部から離れた側は突出し且つ上記中心部に近い側は凹んでいる。上記保証部材130の移動方向は、上記嵌合方向及び反嵌合方向に一致している。そして、上記保証部材130が、図26に示した上記第1位置にあるときは上記プラグ部122の上記相手側部材200の上記リテーナ230との嵌合又は離脱を許容し、上記プラグ部122を上記リテーナ230に嵌合させてから上記操作部131を操作して上記保証部材130を、上記第1位置からそれよりも上記嵌合側にある上記第2位置へ移動させると(図27を参照)、上記制御部132の上記第2の突起132aが上記脚部126の上記突起126aと上記相手側部材200の上記ソケット211の上記周壁211bに設けられた上記凹部211cとの間に割り込み、上記第2の突起132aの上記プラグ部122の上記中心部から離れた側が上記ソケット211の上記周壁211bの上記凹部211cに係合すると共に上記第2の突起132aの上記プラグ部122の上記中心部に近い側に上記脚部126の上記突起126aが係合し、これによって上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力を補強するように構成されている。この実施形態には上記爪及びストッパが設けられていないが、これらを設けてもよい。上記電気端子110、上記ハウジング120、上記保証部材130、上記短絡部材140、上記インフレータハウジング210、上記スクイブ220、上記リテーナ230、上記外部導体300などにおけるその他の構成は上記第1実施形態と同様である。そして、その他の作用及び効果は、上記第1の実施形態のプラグコネクタ100で得られる作用及び効果と同様である。
第6の実施形態のプラグコネクタ100は、上記制御部132により上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力を補強する構造が上記第1の実施形態と異なっている。すなわち、図28に示すように、上記本体121から上記嵌合方向へ上記脚部124が延びており、この脚部124には、上記プラグ部122の上記中心部から離れる側へに向かって突出した上記第1の突起124aが設けられている。また、上記保証部材130の上記操作部131から上記嵌合方向へ延びる上記制御部132は上記脚部124よりも上記プラグ部122の上記中心部に近い側に設けられており、上記制御部132には上記プラグ部122の上記中心部から離れる側に突出する突起132eが設けられている。上記保証部材130の移動方向は、上記嵌合方向及び反嵌合方向に一致している。そして、上記保証部材130が、図28に示した上記第1位置にあるときは上記プラグ部122の上記相手側部材200の上記リテーナ230との嵌合又は離脱を許容し、上記プラグ部122を上記リテーナ230に嵌合させてから上記操作部131を操作して上記保証部材130を、上記第1位置からそれよりも上記嵌合側にある上記第2位置へ移動させると(図29を参照)、上記制御部132の上記突起132eが上記脚部124における上記プラグ部122の上記中心部に近い側に接触して、上記ソケット211の上記凹部211cに係合した上記脚部124の上記第1の突起124aが上記凹部211cから抜けることを阻止し、これによって上記プラグ部122の上記相手側部材200との嵌合力を補強するように構成されている。図中、124bは、上記脚部124における上記プラグ部122の上記中心部に近い側に設けられた凹部であって、上記保証部材130が上記第1位置にあって上記脚部124が上記プラグ部122の上記中心部に近い側へ撓んだときに上記突起132eが上記凹部124bに収容されるようになっている。この実施形態には上記爪及びストッパが設けられていないが、これらを設けてもよい。上記電気端子110、上記ハウジング120、上記保証部材130、上記短絡部材140、上記インフレータハウジング210、上記スクイブ220、上記リテーナ230、上記外部導体300などにおけるその他の構成は上記第1実施形態と同様である。そして、その他の作用及び効果は、上記第1の実施形態のプラグコネクタ100で得られる作用及び効果と同様である。
本発明のプラグコネクタ及びインフレータ接続装置の組立体は、以上で説明した各実施形態及び変形例の特徴を組み合わせた実施形態を含んでいる。さらに、以上で説明した実施形態は本発明のプラグコネクタ及びインフレータ接続装置の組立体のいくつかの例を示したに過ぎない。したがって、これらの実施形態の記載によって本発明のプラグコネクタ及びインフレータ接続装置の組立体が限定解釈されることはない。
100 プラグコネクタ
110 電気端子
111 接触部
112 接続部
120 ハウジング
121 本体
121d ストッパ
122 プラグ部
122b ストッパ
123 収容室
124 脚部
124a 第1の突起
130 保証部材
131 操作部
132 制御部
132a 第2の突起
132b 爪
133 押圧部
140 短絡部材
141 一端
142 他端
143 中途部
200 相手側部材
210 インフレータハウジング
211 ソケット
211c 凹部
220 スクイブ
221 相手側電気端子
230 リテーナ
231 受入部
300 外部導体(電線)

Claims (8)

  1. 嵌合側に接触部が設けられ、外部導体との接続構造を有する接続部が設けられた一対の電気端子と、
    本体と、上記本体から上記嵌合側に突出して設けられたプラグ部とを有し、内部に上記プラグ部の上記嵌合側の端部に開口して上記電気端子を収容する収容室が形成されたハウジングと、
    上記本体の上記反嵌合側に露出した操作部と上記操作部から嵌合方向へ延びる制御部とを有して上記本体に第1位置と第2位置との間を移動自在となるように設けられ、上記第1位置では上記プラグ部の相手側部材との嵌合又は離脱を許容し、上記第2位置では上記制御部により上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合力を補強するように構成された保証部材と、
    上記保証部材が上記第1位置にあるときには上記一対の電気端子の両方に接続又は接触してこれらを導通させ、上記保証部材が上記第2位置にあるときには上記一対の電気端子の少なくとも一方から離間して上記導通を解除するように上記ハウジングに設けられた短絡部材とを備えたプラグコネクタ。
  2. 上記保証部材の移動方向が、上記嵌合方向及び反嵌合方向に一致するように構成されている請求項1のプラグコネクタ。
  3. 請求項1又は請求項2のプラグコネクタにおいて、さらに、
    上記本体から上記嵌合方向へ延びて上記相手側部材に係合する突起が設けられた脚部を備え、上記脚部の突起の上記相手側部材への係合により上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合力を補強するように構成されたプラグコネクタ。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項のプラグコネクタにおいて、
    上記制御部には、上記相手側部材に係合する突起が設けられ、上記制御部の突起の上記相手側部材への係合により上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合力を補強するように構成されたプラグコネクタ。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項のプラグコネクタにおいて、
    上記制御部には爪が設けられ、上記ハウジングには上記爪が上記反嵌合側から掛かるストッパが設けられており、上記操作部を操作すると、上記爪が上記ストッパを上記嵌合側へ押すことで上記プラグ部が上記相手側部材に嵌合し、上記制御部が上記相手側部材から上記プラグ部の中心部に向かって押されることで上記爪が上記ストッパから外れるように構成され、上記操作部の操作により上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合と、上記保証部材による上記プラグ部の上記相手側部材との嵌合力の補強とが連続して行われるように構成されているプラグコネクタ。
  6. 上記保証部材に押圧部が設けられ、
    上記短絡部材の一端が上記一方の電気端子に接続され、上記短絡部材の他端が他方の電気端子に接触しており、
    上記保証部材が上記第1位置から第2位置へ移動すると上記押圧部が上記短絡部材の中途部を押して上記短絡部材の他端を上記他方の電気端子から離間させるように構成した請求項1ないし請求項5のうちいずれか1項のプラグコネクタ。
  7. 請求項1ないし請求項6のうちいずれか1項の上記プラグコネクタと、スクイブが設けられたインフレータハウジングと、リテーナとを備え、
    上記インフレータハウジングには、上記嵌合側の表面から上記反嵌合側へ凹むソケットが設けられ、上記インフレータハウジングの上記反嵌合側に上記スクイブが設けられていて、上記ソケットの上記反嵌合側の端面から上記スクイブの二本の相手側電気端子が上記嵌合側へ立ち上がっており、
    上記リテーナは上記ソケットに嵌合できるように上記インフレータハウジングの上記ソケットに対応する形状に形成されており、上記リテーナには上記嵌合側へ開口して上記プラグコネクタの上記プラグ部を収容できる受入部が設けられているインフレータ接続装置の組立体。
  8. 請求項7のインフレータ接続装置の組立体において、
    上記プラグコネクタが、請求項3もしくは請求項4、又はこれらを引用した請求項5もしくは請求項6のプラグコネクタであり、
    上記ソケットの内壁に凹部が形成されており、この凹部に上記脚部の突起又は上記制御部の突起が係合するように構成されているインフレータ接続装置の組立体。
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