JPWO2011048737A1 - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制でき、かつ、自由なレイアウト設計を可能にする、半導体装置のレイアウトを提供する。セル(C1)のゲートパターン(G1,G2,G3)は同一ピッチで配置されており、その終端部(e1,e2,e3)はY方向の位置およびX方向の幅が互いに同一である。セル(C2)のゲートパターン(G4)はY方向にセル(C1)に向かって延びる突出部(4b)を有し、この突出部(4b)が対向終端部(eo1,eo2,eo3)を構成している。対向終端部(eo1,eo2,eo3)は、ゲートパターン(G1,G2,G3)と同一ピッチで配置され、Y方向の位置およびX方向の幅が互いに同一である。

Description

本発明は、半導体装置のレイアウトに関するものであり、特に、光近接効果の抑制に対して有効な技術に関するものである。
半導体集積回路の製造プロセスでは、一般に、レジスト塗布、露光、現像を含むフォトリソグラフィ工程と、レジストマスクを用いて要素のパターニングを行うためのエッチング工程と、レジスト除去工程とを繰り返すことにより、半導体基板上に集積回路を形成する。フォトリソグラフィ工程の露光の際に、パターン寸法が露光波長以下になると、回折光の影響による光近接効果によって、設計時のレイアウト寸法と半導体基板上のパターン寸法との誤差が大きくなる。
また、半導体集積回路において、トランジスタのゲート長は、その性能を決める重要な要素である。このため、製造プロセスでゲート寸法のずれが生じると、半導体集積回路の動作性能に大きな影響を与える。
このため、微細化の進展とともに、半導体集積回路の製造プロセスにおいて、配線などのパターンを描画・露光する際に、光近接効果によって生じるパターンの寸法ずれを補正することが不可欠になっている。光近接効果を補正する技術として、OPC(Optical Proximity effect Correction)がある。OPCとは、ゲートとそれに近接する他のゲートパターンまでの距離から光近接効果によるゲート長変動量を予測し、ゲートを形成するためのフォトレジストのマスク値を、予測した変動量を打ち消すように予め補正することによって、露光後のゲート長の仕上がり値を一定値に保つ技術である。
ところが従来は、ゲートパターンは規格化されておらず、ゲート長やゲート間隔はチップ全体でまちまちであったため、OPCによるゲートマスクの補正は、TAT(Turn Around Time)の増加や処理量の増大といった問題を招いていた。
この問題を回避するために、例えば特許文献1では、ゲート長やゲート間隔を一種類または数種類の値に限定してレイアウトを行っている。これにより、OPCによるゲートマスクの修正を行わずとも、ゲート長の仕上がり値を一定値に保つことができ、光近接効果によるゲート長のばらつきを抑制することができる。
特開2007−12855号公報
ところが、特許文献1のようにゲート寸法を一種類または数種類の値に限定した場合には、レイアウト設計の自由度が損なわれる。このため、例えば、通常のトランジスタよりもゲート長が大きい容量トランジスタを配置するような場合には、特許文献1のようにゲート寸法を限定することは現実的ではない。なお、容量トランジスタとは、ソースおよびドレインを電源電位または接地電位に固定し、電源−接地間の容量として作用するトランジスタを指す。
図11は容量トランジスタが配置された半導体装置のレイアウトパターンの一例である。図11において、標準セルC1にはゲートパターンG1,G2,G3が配置されており、標準セルC2には、トランジスタT1よりもゲート長が大きい容量トランジスタT2を構成する、ゲートパターンG4が配置されている。
ここで、領域R1では、ゲートパターンG1,G2,G3の終端部と、ゲートパターンG4の端部とが対向している。そしてゲートパターンG1,G2,G3は幅L1、間隔S1で配置されているのに対して、ゲートパターンG4は、L1よりも格段に大きい幅L2で幅広状態で配置されている。このため、ゲートパターンG1,G2,G3の終端部とゲートパターンG4の端部とに、形状規則性がなく、したがって、光近接効果によるゲート長のばらつきを招いてしまう。
また、光近接効果によるゲート長のばらつきを抑制するためには、例えば図11において、ゲートパターンの間隔S2を十分大きくすればよい。ところがこの場合は、回路面積の増大につながってしまう。
本発明は、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制でき、かつ、自由なレイアウト設計を可能にする、半導体装置のレイアウトを提供することを目的とする。
本発明の第1態様では、半導体装置は、
第1の方向に延びており、かつ、前記第1の方向に直交する第2の方向において同一ピッチで配置された3個以上のゲートパターンを有する、第1のセルと、
前記第1のセルに、前記第1の方向において隣り合う第2のセルとを備え、
前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンは、前記第2のセルとの間のセル境界近傍で終端しており、各終端部が、前記第1の方向において互いに同じ位置にあり、かつ、前記第2の方向における幅が互いに同一であり、
前記第2のセルは、
前記セル境界近傍において、前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンの終端部に対向するように配置された、ゲートパターンからなる複数の対向終端部を備えており、
前記各対向終端部は、前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンと前記第2の方向において同一ピッチで配置されており、前記第1の方向において互いに同じ位置にあり、かつ、前記第2の方向における幅が互いに同一であり、
前記複数の対向終端部のうち少なくとも一部は、前記第2のセルが有する単一の第1のゲートパターンから、前記第1の方向において前記第1のセルに向けて突出した2個以上の突出部によって、構成されている。
この第1態様によると、第1のセルの3個以上のゲートパターンは、同一ピッチで配置されており、その終端部は、第1の方向の位置および第2の方向の幅が互いに同一である。第1のセルに第1の方向において隣り合う第2のセルは、第1の方向に第1のセルに向かって延びる2個以上の突出部を有する第1のゲートパターンを有し、この突出部が、第1のセルのゲートパターンの終端部に対向するように配置された対向終端部を構成している。対向終端部は、第1のセルのゲートパターンと同一ピッチで配置され、第1の方向の位置および第2の方向の幅が互いに同一である。すなわち、第1のセルのゲートパターンの終端部と、第2のセルのゲートパターンの対向終端部とが、同じ形状規則性を持っているので、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制することができる。しかも、第2のセルにおける第1のゲートパターンを、例えば、ゲート長の大きいトランジスタとして活用することが可能になる。
本発明の第2態様では、半導体装置は、
第1の方向に延びており、かつ、前記第1の方向に直交する第2の方向において同一ピッチで配置された3個以上のゲートパターンを有する、第1のセルと、
前記第1のセルに、前記第1の方向において隣り合う第2のセルとを備え、
前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンは、前記第2のセルとの間のセル境界近傍で終端しており、各終端部が、前記第1の方向において互いに同じ位置にあり、かつ、前記第2の方向における幅が互いに同一であり、
前記第2のセルは、
前記セル境界近傍において、前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンの終端部に対向するように配置された、ゲートパターンからなる複数の対向終端部を備えており、
前記各対向終端部は、前記第2の方向において前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンと同一ピッチで配置されており、前記第1の方向において互いに同じ位置にあり、かつ、前記第2の方向における幅が互いに同一であり、
前記第2のセルは、
前記複数の対向終端部のうち少なくとも一部を構成するダミーパターンと、
前記ダミーパターンと前記第1の方向において隣り合う第1のトランジスタとを備えている。
この第2態様によると、第1のセルの3個以上のゲートパターンは、同一ピッチで配置されており、その終端部は、第1の方向の位置および第2の方向の幅が互いに同一である。第1のセルに第1の方向において隣り合う第2のセルは、ダミーパターンと、このダミーパターンと第1の方向において隣り合う第1のトランジスタとを備えている。そして、このダミーパターンが、第1のセルのゲートパターンの終端部に対向するように配置された対向終端部の少なくとも一部を構成している。対向終端部は、第1のセルのゲートパターンと同一ピッチで配置され、第1の方向の位置および第2の方向の幅が互いに同一である。すなわち、第1のセルのゲートパターンの終端部と、第2のセルのゲートパターンの対向終端部とが、同じ形状規則性を持っているので、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制することができる。しかも、第2のセルにおける第1のトランジスタを、例えば、ゲート長の大きいトランジスタとして活用することが可能になる。
本発明の第3態様では、半導体装置は、
第1の方向に延びており、かつ、前記第1の方向に直交する第2の方向において同一ピッチで配置された3個以上のゲートパターンを有する、セル配置領域の端部に配置された第1のセルと、
セル配置領域の外部に配置され、前記第1のセルに、前記第1の方向において隣り合うダミーパターンとを備え、
前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンは、前記ダミーパターンとの間のセル境界近傍で終端しており、各終端部が、前記第1の方向において互いに同じ位置にあり、かつ、前記第2の方向における幅が互いに同一であり、
前記ダミーパターンは、前記第2の方向に延びるパターン本体と、前記パターン本体から前記第1の方向において前記第1のセルに向けて突出した2個以上の突出部とを備え、
前記各突出部が、前記セル境界近傍において、前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンの終端部に対向するように配置された、複数の対向終端部を構成しており、
前記各対向終端部は、前記第2の方向において前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンと同一ピッチで配置されており、前記第1の方向において互いに同じ位置にあり、かつ、前記第2の方向における幅が互いに同一である。
この第3態様によると、セル配置領域の端部に配置された第1のセルは、同一ピッチで配置された3個以上のゲートパターンを有している。ゲートパターンの終端部は、第1の方向の位置および第2の方向の幅が互いに同一である。また、セル配置領域の外部に、第1のセルに第1の方向において隣り合うダミーパターンが配置されている。このダミーパターンは、第2の方向に延びるパターン本体と、パターン本体から第1の方向において第1のセルに向けて突出した2個以上の突出部とを備えている。この突出部が、第1のセルのゲートパターンの終端部に対向するように配置された対向終端部を構成している。対向終端部は、第1のセルのゲートパターンと同一ピッチで配置され、第1の方向の位置および第2の方向の幅が互いに同一である。すなわち、第1のセルのゲートパターンの終端部と、ダミーパターンの突出部によって構成された対向終端部とが、同じ形状規則性を持っているので、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制することができる。
本発明の半導体装置によると、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制しつつ、自由なレイアウト設計を可能にすることができる。
実施形態1に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。 図1にメタル配線とコンタクトを加えた簡略図である。 実施形態1の変形例に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。 実施形態1の他の変形例に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。 実施形態2に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。 実施形態2の変形例に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。 実施形態3に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。 実施形態3の変形例に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。 実施形態4に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。 実施形態4の変形例に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。 容量トランジスタが配置された半導体装置のレイアウトパターンの一例である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は実施形態1に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。図1では、ゲートパターンと拡散領域のレイアウトを示しており、セル境界を実線で示している(他の図も同様)。なお、ゲートパターンとは、トランジスタのゲート電極に使われる層に形成されたパターンを指し、ポリシリコンなどの材料を用いて製造される。トランジスタはゲートパターンと拡散領域によって構成され、ゲートパターンの拡散領域に挟まれた部分がトランジスタのゲートとして機能する。図1に示すように、第1のセルとしての標準セルC1は、第1の方向としてのY方向(図の上下方向)に延びており、かつ、第2の方向としてのX方向(図の左右方向)において同一ピッチで配置されたゲートパターンG1,G2,G3を有している。ゲートパターンG1,G2,G3の幅はL1,間隔はS1であり、ゲートパターンG2はトランジスタT1を形成している。トランジスタを面積効率良く配置するため、ゲートパターンG1,G2,G3の幅L1と間隔S1は、通常、最小寸法で設定される。
そして、第2のセルとしての標準セルC2は、標準セルC1にY方向において隣り合っている。標準セルC2は、容量トランジスタとして機能させるトランジスタT2を形成するための、第1のゲートパターンとしての大きな単一のゲートパターンG4を有している。ゲートパターンG4の幅、すなわちトランジスタT2のゲート長L2は、第2のトランジスタとしてのトランジスタT1のゲート長L1よりも大きく設定されている。
また図2は、図1のレイアウトパターンにメタル配線とコンタクトを加えた簡略図である。
ここで、標準セルC1が有するゲートパターンG1,G2,G3と標準セルC2が有するゲートパターンG4とが対向している領域である終端部領域R1に注目する。ゲートパターンG1,G2,G3は、セル境界近傍で終端しており、その各終端部e1,e2,e3は、Y方向において互いに同じ位置にあり、かつ、X方向における幅が互いに同一(すなわち幅L1)である。一方、ゲートパターンG4は、Y方向において標準セルC1に向けて突出した複数の突出部4bを備えており、この突出部4bが、ゲートパターンG1,G2,G3の各終端部e1,e2,e3に対向するように配置された対向終端部eo1,eo2,eo3を構成している。すなわち、ゲートパターンG4の標準セルC1側の端部はくし形形状になっている。そして対向終端部eo1,eo2,eo3は、X方向においてゲートパターンG1,G2,G3と同一ピッチで配置されており、Y方向において互いに同じ位置にあり、かつ、X方向における幅が互いに同一である。すなわち、終端部領域R1において、終端部e1,e2,e3と対向終端部eo1,eo2,eo3とが、同じ形状規則性を持っている。
このように図1の構成によると、標準セルC1,C2のセル境界における終端部領域R1において、対向するゲートパターンに関して形状規則性を保ちつつ、標準セルC2内にゲート長の大きいトランジスタT2を配置することが可能になる。これにより、トランジスタT2を容量トランジスタとして用いる場合に十分大きな容量性能を確保しつつ、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制することができる。なお、トランジスタT2を、回路機能に寄与するトランジスタとして用いてもかまわない。
図3は本実施形態の変形例に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。図3の構成は図1とほぼ同様であるが、標準セルC2が有するゲートパターンG4の形状が少し異なっている。すなわち、ゲートパターンG4の側辺部が一部、切り欠かれており、幅L2よりも小さい幅L3の部分が形成されている。すなわち、容量トランジスタT2は、複数種類のゲート長L2,L3を有している。これは、容量トランジスタT2にコンタクトV1を確実に配置するためである。すなわち、トランジスタT2のゲート長L2が大きいので、コンタクトV1をプロセス最小加工寸法から余裕を持って配置できるように、ゲートパターンG4の形状に凹みを持たせている。このような構成によって、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制しつつ、容量トランジスタT2にコンタクトV1を確実に配置することが可能になる。
図4は本実施形態の他の変形例に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。図4の構成は図1とほぼ同様であるが、終端部領域R1において、終端部e1,e2,e3と対向終端部eo1,eo2,eo3とが、X方向において、ピッチの半分だけずらして配置されている(ずらし量SF)点が異なっている。すなわち、図1の構成では、終端部e1,e2,e3と対向終端部eo1,eo2,eo3とは、X方向における位置が一致しており、いわば完全にそろって対向していた。これに対して図4の構成のように、終端部e1,e2,e3と対向終端部eo1,eo2,eo3とが、同じ形状規則性を維持しつつ、半ピッチだけずらして配置されている構成であっても、図1の構成と同様に、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制することができる。
しかも、図4の構成の場合、ゲートパターンG1,G2,G3とゲートパターンG4との間隔、つまり標準セルC1,C2の間隔をさらに狭めることができるので、半導体装置の面積効率を高めることができる。なお、図4の例では、ずらし量SFはピッチの半分としたが、これに限られるものではない。
(実施形態2)
図5は実施形態2に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。図5の構成は、図1とほぼ同様であり、終端部領域R1において、終端部e1,e2,e3と対向終端部eo1,eo2,eo3に関して同じ形状規則性が保たれている。ただし、標準セルC2の内部構成が、図1とは異なっている。
図5において、標準セルC2は、第1のゲートパターンとしての大きな単一のゲートパターンG5を有している。ゲートパターンG5の幅、すなわちトランジスタT3のゲート長L3は、トランジスタT1のゲート長L1よりも大きく設定されている。そして、ゲートパターンG5は、Y方向において標準セルC1に向けて突出した複数の突出部5bを備えており、この突出部5bが対向終端部eo2,eo3を構成している。すなわち、ゲートパターンG5の標準セルC1側の端部はくし形形状になっている。
また、ゲートパターンG5のX方向における両側に、ゲートパターンG6,G7が設けられている。ゲートパターンG6,G7の幅はL1、ゲートパターンG5との間隔はS1である。第2のゲートパターンとしてのゲートパターンG6は、トランジスタT3に隣り合う他のトランジスタT4を構成しており、かつ、対向終端部eo1を構成している。さらには、ゲートパターンG5とゲートパターンG6,G7とは、電気的に接続されている。
図5の構成によると、図1の構成と同様に、標準セルC1,C2のセル境界における終端部領域R1において、対向するゲートパターンに関して同じ形状規則性を保ちつつ、標準セルC2内にゲート長の大きいトランジスタT3を配置することが可能になる。これにより、トランジスタT3を容量トランジスタとして用いる場合に、容量トランジスタとして十分大きな容量性能を確保しつつ、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制することができる。
さらに、ゲート長が大きいトランジスタT3に近接してトランジスタT4を配置したことによって、例えば隣の標準セルC3内のトランジスタへの光近接効果の影響を緩和することができる。したがって、より確実に、光近接効果によるゲート長のばらつきを抑制することができる。
また、標準セルC2内のゲート長が大きいトランジスタT3は、容量トランジスタとして用いてもよいし、回路機能に寄与するトランジスタとして用いてもよい。
図6は本実施形態の変形例に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。図6の構成では、トランジスタT3は、Y方向に隣り合うトランジスタT6とゲート同士が接続されており、回路機能に寄与する、電流能力を落としたトランジスタとして活用されている。このように本実施形態によると、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制しつつ、セル内のトランジスタ設計を自由に行うことが可能になる。
なお、本実施形態においても実施形態1で説明したのと同様に、終端部領域R1において、終端部e1,e2,e3と対向終端部eo1,eo2,eo3とが、X方向においてずらして配置されていてもかまわない。
(実施形態3)
図7は実施形態3に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。図7の構成は、図1とほぼ同様であり、終端部領域R1において、終端部e1,e2,e3と対向終端部eo1,eo2,eo3とに関して同じ形状規則性が保たれている。ただし、標準セルC2の内部構成が、図1とは異なっている。
図7において、標準セルC2は、第1のゲートパターンとしての単一のゲートパターンG8を有している。ゲートパターンG8はダミーパターンであり、X方向に延びるパターン本体8aと、パターン本体8aからY方向において標準セルC1に向けて突出した複数の突出部8bとを備えている。そして、この突出部8bが対向終端部eo1,eo2,eo3を構成している。すなわち、ゲートパターンG8はいわゆる冠型の形状を有している。そして、トランジスタ配置領域R2には、ゲートパターンG8とY方向において隣り合う第1のトランジスタとしてのトランジスタT5が配置されている。トランジスタT5のゲート長L5は、トランジスタT1のゲート長L1よりも大きい。
図7の構成によると、ダミーパターンであるゲートパターンG8を配置することによって、標準セルC1,C2のセル境界における終端部領域R1において、対向するゲートパターンに関して同じ形状規則性が保たれている。しかも、トランジスタ配置領域R2では、トランジスタを自由に配置することができる。したがって、標準セルC2内において自由なトランジスタ設計を可能にしつつ、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制することができる。
図8は本実施形態の変形例に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。図8の構成では、フラグ状のダミーパターンであるゲートパターンG9,G10,G11によって、終端部領域R1における対向終端部eo1,eo2,eo3がそれぞれ構成されている。図8の構成でも図7の構成と同様に、標準セルC1,C2のセル境界における終端部領域R1において、対向するゲートパターンに関して同じ形状規則性が保たれており、かつ、トランジスタ配置領域R2では、トランジスタを自由に配置することができる。したがって、標準セルC2内において自由なトランジスタ設計を可能にしつつ、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制することができる。
なお、本実施形態においても実施形態1で説明したのと同様に、終端部領域R1において、終端部e1,e2,e3と対向終端部eo1,eo2,eo3とが、X方向においてずらして配置されていてもかまわない。
(実施形態4)
図9は実施形態4に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。図9の構成では、セル配置領域の端部に、第1のセルとしての標準セルC11が配置されている。標準セルC11は、Y方向に延びており、X方向において同一ピッチで配置されたゲートパターンG1,G2,G3を有している。そしてセル配置領域の外部に、標準セルC11にY方向において隣り合うように、ダミーパターンであるゲートパターンG12が設けられている。ゲートパターンG12は、図7に示すゲートパターンG8と同様に冠状の形状を有しており、X方向に延びるパターン本体12aと、パターン本体12aからY方向において標準セルC11に向けて突出した複数の突出部12bとを備えている。
標準セルC11のゲートパターンG1,G2,G3は、セル境界近傍で終端しており、その各終端部e1,e2,e3は、Y方向において互いに同じ位置にあり、かつ、X方向における幅が互いに同一である。また、ゲートパターンG12の突出部12bが、ゲートパターンG1,G2,G3の各終端部e1,e2,e3に対向するように配置された対向終端部eo1,eo2,eo3を構成している。そして対向終端部eo1,eo2,eo3は、X方向においてゲートパターンG1,G2,G3と同一ピッチで配置されており、Y方向において互いに同じ位置にあり、かつ、X方向における幅が互いに同一である。すなわち、終端部領域R11において、終端部e1,e2,e3と対向終端部eo1,eo2,eo3とに関して、同じ形状規則性が保たれている。
図9の構成によると、セル配置領域の外部に冠状のダミーパターンであるゲートパターンG12を設けることによって、セル配置領域端のセル境界における終端部領域R11において、対向するゲートパターンに関して同じ形状規則性を保つことができる。これにより、セル配置領域端部に配置された標準セルC11においても、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制することができる。
図10は本実施形態の変形例に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。図10の構成では、セル配置領域の外部に、図9に示すゲートパターンG12とは形状が異なっている、ダミーパターンであるゲートパターンG13が設けられている。ゲートパターンG13はH字状の形状を有しており、X方向に延びるパターン本体13aからY方向において標準セルC11に向けて突出した複数の突出部13bが、対向終端部eo1,eo2,eo3を構成している。図10の構成では、図9の構成と同様の効果が得られるのに加えて、ゲートパターンG13が安定して形成されるという効果が得られる。
なお、本実施形態においても実施形態1で説明したのと同様に、終端部領域R11において、終端部e1,e2,e3と対向終端部eo1,eo2,eo3とが、X方向においてずらして配置されていてもかまわない。
なお、外部に配置するゲートパターンは、ここで示した冠状やH字状のものに限られるものではなく、例えば、他の実施形態で示したような対向終端部を有する形状であれば、同様の効果が得られる。
本発明に係る半導体装置では、光近接効果によるゲート長のばらつきが生じることなく、自由なレイアウト設計が可能になるので、例えば、各種電子機器に搭載される半導体集積回路等に利用することができる。
C1 標準セル(第1のセル)
C2 標準セル(第2のセル)
C11 標準セル(第1のセル)
G1,G2,G3 ゲートパターン
G4 ゲートパターン(第1のゲートパターン)
G5 ゲートパターン(第1のゲートパターン)
G6 ゲートパターン(第2のゲートパタ−ン)
G8 ダミーパターン
G9,G10,G11 ダミーパターン
G12,G13 ダミーパターン
T1 トランジスタ(第2のトランジスタ)
T2 トランジスタ(第1のトランジスタ)
T3 トランジスタ(第1のトランジスタ)
T4 トランジスタ
T5 トランジスタ(第1のトランジスタ)
e1,e2,e3 終端部
eo1,eo2,eo3 対向終端部
4b 突出部
8a パターン本体
8b 突出部
12a,13a パターン本体
12b,13b 突出部
本発明は、半導体装置のレイアウトに関するものであり、特に、光近接効果の抑制に対して有効な技術に関するものである。
半導体集積回路の製造プロセスでは、一般に、レジスト塗布、露光、現像を含むフォトリソグラフィ工程と、レジストマスクを用いて要素のパターニングを行うためのエッチング工程と、レジスト除去工程とを繰り返すことにより、半導体基板上に集積回路を形成する。フォトリソグラフィ工程の露光の際に、パターン寸法が露光波長以下になると、回折光の影響による光近接効果によって、設計時のレイアウト寸法と半導体基板上のパターン寸法との誤差が大きくなる。
また、半導体集積回路において、トランジスタのゲート長は、その性能を決める重要な要素である。このため、製造プロセスでゲート寸法のずれが生じると、半導体集積回路の動作性能に大きな影響を与える。
このため、微細化の進展とともに、半導体集積回路の製造プロセスにおいて、配線などのパターンを描画・露光する際に、光近接効果によって生じるパターンの寸法ずれを補正することが不可欠になっている。光近接効果を補正する技術として、OPC(Optical Proximity effect Correction)がある。OPCとは、ゲートとそれに近接する他のゲートパターンまでの距離から光近接効果によるゲート長変動量を予測し、ゲートを形成するためのフォトレジストのマスク値を、予測した変動量を打ち消すように予め補正することによって、露光後のゲート長の仕上がり値を一定値に保つ技術である。
ところが従来は、ゲートパターンは規格化されておらず、ゲート長やゲート間隔はチップ全体でまちまちであったため、OPCによるゲートマスクの補正は、TAT(Turn Around Time)の増加や処理量の増大といった問題を招いていた。
この問題を回避するために、例えば特許文献1では、ゲート長やゲート間隔を一種類または数種類の値に限定してレイアウトを行っている。これにより、OPCによるゲートマスクの修正を行わずとも、ゲート長の仕上がり値を一定値に保つことができ、光近接効果によるゲート長のばらつきを抑制することができる。
特開2007−12855号公報
ところが、特許文献1のようにゲート寸法を一種類または数種類の値に限定した場合には、レイアウト設計の自由度が損なわれる。このため、例えば、通常のトランジスタよりもゲート長が大きい容量トランジスタを配置するような場合には、特許文献1のようにゲート寸法を限定することは現実的ではない。なお、容量トランジスタとは、ソースおよびドレインを電源電位または接地電位に固定し、電源−接地間の容量として作用するトランジスタを指す。
図11は容量トランジスタが配置された半導体装置のレイアウトパターンの一例である。図11において、標準セルC1にはゲートパターンG1,G2,G3が配置されており、標準セルC2には、トランジスタT1よりもゲート長が大きい容量トランジスタT2を構成する、ゲートパターンG4が配置されている。
ここで、領域R1では、ゲートパターンG1,G2,G3の終端部と、ゲートパターンG4の端部とが対向している。そしてゲートパターンG1,G2,G3は幅L1、間隔S1で配置されているのに対して、ゲートパターンG4は、L1よりも格段に大きい幅L2で幅広状態で配置されている。このため、ゲートパターンG1,G2,G3の終端部とゲートパターンG4の端部とに、形状規則性がなく、したがって、光近接効果によるゲート長のばらつきを招いてしまう。
また、光近接効果によるゲート長のばらつきを抑制するためには、例えば図11において、ゲートパターンの間隔S2を十分大きくすればよい。ところがこの場合は、回路面積の増大につながってしまう。
本発明は、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制でき、かつ、自由なレイアウト設計を可能にする、半導体装置のレイアウトを提供することを目的とする。
本発明の第1態様では、半導体装置は、
第1の方向に延びており、かつ、前記第1の方向に直交する第2の方向において同一ピッチで配置された3個以上のゲートパターンを有する、第1のセルと、
前記第1のセルに、前記第1の方向において隣り合う第2のセルとを備え、
前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンは、前記第2のセルとの間のセル境界近傍で終端しており、各終端部が、前記第1の方向において互いに同じ位置にあり、かつ、前記第2の方向における幅が互いに同一であり、
前記第2のセルは、
前記セル境界近傍において、前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンの終端部に対向するように配置された、ゲートパターンからなる複数の対向終端部を備えており、
前記各対向終端部は、前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンと前記第2の方向において同一ピッチで配置されており、前記第1の方向において互いに同じ位置にあり、かつ、前記第2の方向における幅が互いに同一であり、
前記複数の対向終端部のうち少なくとも一部は、前記第2のセルが有する単一の第1のゲートパターンから、前記第1の方向において前記第1のセルに向けて突出した2個以上の突出部によって、構成されている。
この第1態様によると、第1のセルの3個以上のゲートパターンは、同一ピッチで配置されており、その終端部は、第1の方向の位置および第2の方向の幅が互いに同一である。第1のセルに第1の方向において隣り合う第2のセルは、第1の方向に第1のセルに向かって延びる2個以上の突出部を有する第1のゲートパターンを有し、この突出部が、第1のセルのゲートパターンの終端部に対向するように配置された対向終端部を構成している。対向終端部は、第1のセルのゲートパターンと同一ピッチで配置され、第1の方向の位置および第2の方向の幅が互いに同一である。すなわち、第1のセルのゲートパターンの終端部と、第2のセルのゲートパターンの対向終端部とが、同じ形状規則性を持っているので、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制することができる。しかも、第2のセルにおける第1のゲートパターンを、例えば、ゲート長の大きいトランジスタとして活用することが可能になる。
本発明の第2態様では、半導体装置は、
第1の方向に延びており、かつ、前記第1の方向に直交する第2の方向において同一ピッチで配置された3個以上のゲートパターンを有する、第1のセルと、
前記第1のセルに、前記第1の方向において隣り合う第2のセルとを備え、
前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンは、前記第2のセルとの間のセル境界近傍で終端しており、各終端部が、前記第1の方向において互いに同じ位置にあり、かつ、前記第2の方向における幅が互いに同一であり、
前記第2のセルは、
前記セル境界近傍において、前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンの終端部に対向するように配置された、ゲートパターンからなる複数の対向終端部を備えており、
前記各対向終端部は、前記第2の方向において前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンと同一ピッチで配置されており、前記第1の方向において互いに同じ位置にあり、かつ、前記第2の方向における幅が互いに同一であり、
前記第2のセルは、
前記複数の対向終端部のうち少なくとも一部を構成するダミーパターンと、
前記ダミーパターンと前記第1の方向において隣り合う第1のトランジスタとを備えている。
この第2態様によると、第1のセルの3個以上のゲートパターンは、同一ピッチで配置されており、その終端部は、第1の方向の位置および第2の方向の幅が互いに同一である。第1のセルに第1の方向において隣り合う第2のセルは、ダミーパターンと、このダミーパターンと第1の方向において隣り合う第1のトランジスタとを備えている。そして、このダミーパターンが、第1のセルのゲートパターンの終端部に対向するように配置された対向終端部の少なくとも一部を構成している。対向終端部は、第1のセルのゲートパターンと同一ピッチで配置され、第1の方向の位置および第2の方向の幅が互いに同一である。すなわち、第1のセルのゲートパターンの終端部と、第2のセルのゲートパターンの対向終端部とが、同じ形状規則性を持っているので、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制することができる。しかも、第2のセルにおける第1のトランジスタを、例えば、ゲート長の大きいトランジスタとして活用することが可能になる。
本発明の第3態様では、半導体装置は、
第1の方向に延びており、かつ、前記第1の方向に直交する第2の方向において同一ピッチで配置された3個以上のゲートパターンを有する、セル配置領域の端部に配置された第1のセルと、
セル配置領域の外部に配置され、前記第1のセルに、前記第1の方向において隣り合うダミーパターンとを備え、
前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンは、前記ダミーパターンとの間のセル境界近傍で終端しており、各終端部が、前記第1の方向において互いに同じ位置にあり、かつ、前記第2の方向における幅が互いに同一であり、
前記ダミーパターンは、前記第2の方向に延びるパターン本体と、前記パターン本体から前記第1の方向において前記第1のセルに向けて突出した2個以上の突出部とを備え、
前記各突出部が、前記セル境界近傍において、前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンの終端部に対向するように配置された、複数の対向終端部を構成しており、
前記各対向終端部は、前記第2の方向において前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンと同一ピッチで配置されており、前記第1の方向において互いに同じ位置にあり、かつ、前記第2の方向における幅が互いに同一である。
この第3態様によると、セル配置領域の端部に配置された第1のセルは、同一ピッチで配置された3個以上のゲートパターンを有している。ゲートパターンの終端部は、第1の方向の位置および第2の方向の幅が互いに同一である。また、セル配置領域の外部に、第1のセルに第1の方向において隣り合うダミーパターンが配置されている。このダミーパターンは、第2の方向に延びるパターン本体と、パターン本体から第1の方向において第1のセルに向けて突出した2個以上の突出部とを備えている。この突出部が、第1のセルのゲートパターンの終端部に対向するように配置された対向終端部を構成している。対向終端部は、第1のセルのゲートパターンと同一ピッチで配置され、第1の方向の位置および第2の方向の幅が互いに同一である。すなわち、第1のセルのゲートパターンの終端部と、ダミーパターンの突出部によって構成された対向終端部とが、同じ形状規則性を持っているので、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制することができる。
本発明の半導体装置によると、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制しつつ、自由なレイアウト設計を可能にすることができる。
実施形態1に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。 図1にメタル配線とコンタクトを加えた簡略図である。 実施形態1の変形例に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。 実施形態1の他の変形例に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。 実施形態2に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。 実施形態2の変形例に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。 実施形態3に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。 実施形態3の変形例に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。 実施形態4に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。 実施形態4の変形例に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。 容量トランジスタが配置された半導体装置のレイアウトパターンの一例である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は実施形態1に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。図1では、ゲートパターンと拡散領域のレイアウトを示しており、セル境界を実線で示している(他の図も同様)。なお、ゲートパターンとは、トランジスタのゲート電極に使われる層に形成されたパターンを指し、ポリシリコンなどの材料を用いて製造される。トランジスタはゲートパターンと拡散領域によって構成され、ゲートパターンの拡散領域に挟まれた部分がトランジスタのゲートとして機能する。図1に示すように、第1のセルとしての標準セルC1は、第1の方向としてのY方向(図の上下方向)に延びており、かつ、第2の方向としてのX方向(図の左右方向)において同一ピッチで配置されたゲートパターンG1,G2,G3を有している。ゲートパターンG1,G2,G3の幅はL1,間隔はS1であり、ゲートパターンG2はトランジスタT1を形成している。トランジスタを面積効率良く配置するため、ゲートパターンG1,G2,G3の幅L1と間隔S1は、通常、最小寸法で設定される。
そして、第2のセルとしての標準セルC2は、標準セルC1にY方向において隣り合っている。標準セルC2は、容量トランジスタとして機能させるトランジスタT2を形成するための、第1のゲートパターンとしての大きな単一のゲートパターンG4を有している。ゲートパターンG4の幅、すなわちトランジスタT2のゲート長L2は、第2のトランジスタとしてのトランジスタT1のゲート長L1よりも大きく設定されている。
また図2は、図1のレイアウトパターンにメタル配線とコンタクトを加えた簡略図である。
ここで、標準セルC1が有するゲートパターンG1,G2,G3と標準セルC2が有するゲートパターンG4とが対向している領域である終端部領域R1に注目する。ゲートパターンG1,G2,G3は、セル境界近傍で終端しており、その各終端部e1,e2,e3は、Y方向において互いに同じ位置にあり、かつ、X方向における幅が互いに同一(すなわち幅L1)である。一方、ゲートパターンG4は、Y方向において標準セルC1に向けて突出した複数の突出部4bを備えており、この突出部4bが、ゲートパターンG1,G2,G3の各終端部e1,e2,e3に対向するように配置された対向終端部eo1,eo2,eo3を構成している。すなわち、ゲートパターンG4の標準セルC1側の端部はくし形形状になっている。そして対向終端部eo1,eo2,eo3は、X方向においてゲートパターンG1,G2,G3と同一ピッチで配置されており、Y方向において互いに同じ位置にあり、かつ、X方向における幅が互いに同一である。すなわち、終端部領域R1において、終端部e1,e2,e3と対向終端部eo1,eo2,eo3とが、同じ形状規則性を持っている。
このように図1の構成によると、標準セルC1,C2のセル境界における終端部領域R1において、対向するゲートパターンに関して形状規則性を保ちつつ、標準セルC2内にゲート長の大きいトランジスタT2を配置することが可能になる。これにより、トランジスタT2を容量トランジスタとして用いる場合に十分大きな容量性能を確保しつつ、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制することができる。なお、トランジスタT2を、回路機能に寄与するトランジスタとして用いてもかまわない。
図3は本実施形態の変形例に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。図3の構成は図1とほぼ同様であるが、標準セルC2が有するゲートパターンG4の形状が少し異なっている。すなわち、ゲートパターンG4の側辺部が一部、切り欠かれており、幅L2よりも小さい幅L3の部分が形成されている。すなわち、容量トランジスタT2は、複数種類のゲート長L2,L3を有している。これは、容量トランジスタT2にコンタクトV1を確実に配置するためである。すなわち、トランジスタT2のゲート長L2が大きいので、コンタクトV1をプロセス最小加工寸法から余裕を持って配置できるように、ゲートパターンG4の形状に凹みを持たせている。このような構成によって、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制しつつ、容量トランジスタT2にコンタクトV1を確実に配置することが可能になる。
図4は本実施形態の他の変形例に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。図4の構成は図1とほぼ同様であるが、終端部領域R1において、終端部e1,e2,e3と対向終端部eo1,eo2,eo3とが、X方向において、ピッチの半分だけずらして配置されている(ずらし量SF)点が異なっている。すなわち、図1の構成では、終端部e1,e2,e3と対向終端部eo1,eo2,eo3とは、X方向における位置が一致しており、いわば完全にそろって対向していた。これに対して図4の構成のように、終端部e1,e2,e3と対向終端部eo1,eo2,eo3とが、同じ形状規則性を維持しつつ、半ピッチだけずらして配置されている構成であっても、図1の構成と同様に、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制することができる。
しかも、図4の構成の場合、ゲートパターンG1,G2,G3とゲートパターンG4との間隔、つまり標準セルC1,C2の間隔をさらに狭めることができるので、半導体装置の面積効率を高めることができる。なお、図4の例では、ずらし量SFはピッチの半分としたが、これに限られるものではない。
(実施形態2)
図5は実施形態2に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。図5の構成は、図1とほぼ同様であり、終端部領域R1において、終端部e1,e2,e3と対向終端部eo1,eo2,eo3に関して同じ形状規則性が保たれている。ただし、標準セルC2の内部構成が、図1とは異なっている。
図5において、標準セルC2は、第1のゲートパターンとしての大きな単一のゲートパターンG5を有している。ゲートパターンG5の幅、すなわちトランジスタT3のゲート長L3は、トランジスタT1のゲート長L1よりも大きく設定されている。そして、ゲートパターンG5は、Y方向において標準セルC1に向けて突出した複数の突出部5bを備えており、この突出部5bが対向終端部eo2,eo3を構成している。すなわち、ゲートパターンG5の標準セルC1側の端部はくし形形状になっている。
また、ゲートパターンG5のX方向における両側に、ゲートパターンG6,G7が設けられている。ゲートパターンG6,G7の幅はL1、ゲートパターンG5との間隔はS1である。第2のゲートパターンとしてのゲートパターンG6は、トランジスタT3に隣り合う他のトランジスタT4を構成しており、かつ、対向終端部eo1を構成している。さらには、ゲートパターンG5とゲートパターンG6,G7とは、電気的に接続されている。
図5の構成によると、図1の構成と同様に、標準セルC1,C2のセル境界における終端部領域R1において、対向するゲートパターンに関して同じ形状規則性を保ちつつ、標準セルC2内にゲート長の大きいトランジスタT3を配置することが可能になる。これにより、トランジスタT3を容量トランジスタとして用いる場合に、容量トランジスタとして十分大きな容量性能を確保しつつ、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制することができる。
さらに、ゲート長が大きいトランジスタT3に近接してトランジスタT4を配置したことによって、例えば隣の標準セルC3内のトランジスタへの光近接効果の影響を緩和することができる。したがって、より確実に、光近接効果によるゲート長のばらつきを抑制することができる。
また、標準セルC2内のゲート長が大きいトランジスタT3は、容量トランジスタとして用いてもよいし、回路機能に寄与するトランジスタとして用いてもよい。
図6は本実施形態の変形例に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。図6の構成では、トランジスタT3は、Y方向に隣り合うトランジスタT6とゲート同士が接続されており、回路機能に寄与する、電流能力を落としたトランジスタとして活用されている。このように本実施形態によると、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制しつつ、セル内のトランジスタ設計を自由に行うことが可能になる。
なお、本実施形態においても実施形態1で説明したのと同様に、終端部領域R1において、終端部e1,e2,e3と対向終端部eo1,eo2,eo3とが、X方向においてずらして配置されていてもかまわない。
(実施形態3)
図7は実施形態3に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。図7の構成は、図1とほぼ同様であり、終端部領域R1において、終端部e1,e2,e3と対向終端部eo1,eo2,eo3とに関して同じ形状規則性が保たれている。ただし、標準セルC2の内部構成が、図1とは異なっている。
図7において、標準セルC2は、第1のゲートパターンとしての単一のゲートパターンG8を有している。ゲートパターンG8はダミーパターンであり、X方向に延びるパターン本体8aと、パターン本体8aからY方向において標準セルC1に向けて突出した複数の突出部8bとを備えている。そして、この突出部8bが対向終端部eo1,eo2,eo3を構成している。すなわち、ゲートパターンG8はいわゆる冠型の形状を有している。そして、トランジスタ配置領域R2には、ゲートパターンG8とY方向において隣り合う第1のトランジスタとしてのトランジスタT5が配置されている。トランジスタT5のゲート長L5は、トランジスタT1のゲート長L1よりも大きい。
図7の構成によると、ダミーパターンであるゲートパターンG8を配置することによって、標準セルC1,C2のセル境界における終端部領域R1において、対向するゲートパターンに関して同じ形状規則性が保たれている。しかも、トランジスタ配置領域R2では、トランジスタを自由に配置することができる。したがって、標準セルC2内において自由なトランジスタ設計を可能にしつつ、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制することができる。
図8は本実施形態の変形例に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。図8の構成では、フラグ状のダミーパターンであるゲートパターンG9,G10,G11によって、終端部領域R1における対向終端部eo1,eo2,eo3がそれぞれ構成されている。図8の構成でも図7の構成と同様に、標準セルC1,C2のセル境界における終端部領域R1において、対向するゲートパターンに関して同じ形状規則性が保たれており、かつ、トランジスタ配置領域R2では、トランジスタを自由に配置することができる。したがって、標準セルC2内において自由なトランジスタ設計を可能にしつつ、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制することができる。
なお、本実施形態においても実施形態1で説明したのと同様に、終端部領域R1において、終端部e1,e2,e3と対向終端部eo1,eo2,eo3とが、X方向においてずらして配置されていてもかまわない。
(実施形態4)
図9は実施形態4に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。図9の構成では、セル配置領域の端部に、第1のセルとしての標準セルC11が配置されている。標準セルC11は、Y方向に延びており、X方向において同一ピッチで配置されたゲートパターンG1,G2,G3を有している。そしてセル配置領域の外部に、標準セルC11にY方向において隣り合うように、ダミーパターンであるゲートパターンG12が設けられている。ゲートパターンG12は、図7に示すゲートパターンG8と同様に冠状の形状を有しており、X方向に延びるパターン本体12aと、パターン本体12aからY方向において標準セルC11に向けて突出した複数の突出部12bとを備えている。
標準セルC11のゲートパターンG1,G2,G3は、セル境界近傍で終端しており、その各終端部e1,e2,e3は、Y方向において互いに同じ位置にあり、かつ、X方向における幅が互いに同一である。また、ゲートパターンG12の突出部12bが、ゲートパターンG1,G2,G3の各終端部e1,e2,e3に対向するように配置された対向終端部eo1,eo2,eo3を構成している。そして対向終端部eo1,eo2,eo3は、X方向においてゲートパターンG1,G2,G3と同一ピッチで配置されており、Y方向において互いに同じ位置にあり、かつ、X方向における幅が互いに同一である。すなわち、終端部領域R11において、終端部e1,e2,e3と対向終端部eo1,eo2,eo3とに関して、同じ形状規則性が保たれている。
図9の構成によると、セル配置領域の外部に冠状のダミーパターンであるゲートパターンG12を設けることによって、セル配置領域端のセル境界における終端部領域R11において、対向するゲートパターンに関して同じ形状規則性を保つことができる。これにより、セル配置領域端部に配置された標準セルC11においても、光近接効果によるゲート長のばらつきを確実に抑制することができる。
図10は本実施形態の変形例に係る半導体装置のレイアウトパターンの簡略図である。図10の構成では、セル配置領域の外部に、図9に示すゲートパターンG12とは形状が異なっている、ダミーパターンであるゲートパターンG13が設けられている。ゲートパターンG13はH字状の形状を有しており、X方向に延びるパターン本体13aからY方向において標準セルC11に向けて突出した複数の突出部13bが、対向終端部eo1,eo2,eo3を構成している。図10の構成では、図9の構成と同様の効果が得られるのに加えて、ゲートパターンG13が安定して形成されるという効果が得られる。
なお、本実施形態においても実施形態1で説明したのと同様に、終端部領域R11において、終端部e1,e2,e3と対向終端部eo1,eo2,eo3とが、X方向においてずらして配置されていてもかまわない。
なお、外部に配置するゲートパターンは、ここで示した冠状やH字状のものに限られるものではなく、例えば、他の実施形態で示したような対向終端部を有する形状であれば、同様の効果が得られる。
本発明に係る半導体装置では、光近接効果によるゲート長のばらつきが生じることなく、自由なレイアウト設計が可能になるので、例えば、各種電子機器に搭載される半導体集積回路等に利用することができる。
C1 標準セル(第1のセル)
C2 標準セル(第2のセル)
C11 標準セル(第1のセル)
G1,G2,G3 ゲートパターン
G4 ゲートパターン(第1のゲートパターン)
G5 ゲートパターン(第1のゲートパターン)
G6 ゲートパターン(第2のゲートパタ−ン)
G8 ダミーパターン
G9,G10,G11 ダミーパターン
G12,G13 ダミーパターン
T1 トランジスタ(第2のトランジスタ)
T2 トランジスタ(第1のトランジスタ)
T3 トランジスタ(第1のトランジスタ)
T4 トランジスタ
T5 トランジスタ(第1のトランジスタ)
e1,e2,e3 終端部
eo1,eo2,eo3 対向終端部
4b 突出部
8a パターン本体
8b 突出部
12a,13a パターン本体
12b,13b 突出部

Claims (18)

  1. 第1の方向に延びており、かつ、前記第1の方向に直交する第2の方向において同一ピッチで配置された3個以上のゲートパターンを有する、第1のセルと、
    前記第1のセルに、前記第1の方向において隣り合う第2のセルとを備え、
    前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンは、前記第2のセルとの間のセル境界近傍で終端しており、各終端部が、前記第1の方向において互いに同じ位置にあり、かつ、前記第2の方向における幅が互いに同一であり、
    前記第2のセルは、
    前記セル境界近傍において、前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンの終端部に対向するように配置された、ゲートパターンからなる複数の対向終端部を備えており、
    前記各対向終端部は、前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンと前記第2の方向において同一ピッチで配置されており、前記第1の方向において互いに同じ位置にあり、かつ、前記第2の方向における幅が互いに同一であり、
    前記複数の対向終端部のうち少なくとも一部は、前記第2のセルが有する単一の第1のゲートパターンから、前記第1の方向において前記第1のセルに向けて突出した2個以上の突出部によって、構成されている
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1において、
    前記各終端部と、前記各対向終端部とは、前記第2の方向における位置が、一致している
    ことを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1において、
    前記各終端部と、前記各対向終端部とは、前記第2の方向における位置が、ピッチの半分、ずれている
    ことを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1において、
    前記第1のゲートパターンは、第1のトランジスタを構成するものであり、
    前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンのうちの少なくとも1つは、第2のトランジスタを構成しており、
    前記1のトランジスタのゲート長は、前記第2のトランジスタのゲート長よりも大きい
    ことを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項4において、
    前記第1のトランジスタは、容量トランジスタである
    ことを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項4において、
    前記第1のトランジスタは、回路機能に寄与するトランジスタである
    ことを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項4において、
    前記第1のトランジスタは、複数種類のゲート長を有している
    ことを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項4において、
    前記第2のセルは、前記第1のトランジスタに隣り合う他のトランジスタを構成する第2のゲートパターンを備え、
    前記第2のゲートパターンは、前記対向終端部の1つを構成している
    ことを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項8において、
    前記第1のゲートパターンと、前記第2のゲートパターンとは、電気的に接続されている
    ことを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項1において、
    前記第1のゲートパターンは、ダミーパターンである
    ことを特徴とする半導体装置。
  11. 第1の方向に延びており、かつ、前記第1の方向に直交する第2の方向において同一ピッチで配置された3個以上のゲートパターンを有する、第1のセルと、
    前記第1のセルに、前記第1の方向において隣り合う第2のセルとを備え、
    前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンは、前記第2のセルとの間のセル境界近傍で終端しており、各終端部が、前記第1の方向において互いに同じ位置にあり、かつ、前記第2の方向における幅が互いに同一であり、
    前記第2のセルは、
    前記セル境界近傍において、前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンの終端部に対向するように配置された、ゲートパターンからなる複数の対向終端部を備えており、
    前記各対向終端部は、前記第2の方向において前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンと同一ピッチで配置されており、前記第1の方向において互いに同じ位置にあり、かつ、前記第2の方向における幅が互いに同一であり、
    前記第2のセルは、
    前記複数の対向終端部のうち少なくとも一部を構成するダミーパターンと、
    前記ダミーパターンと前記第1の方向において隣り合う第1のトランジスタとを備えている
    ことを特徴とする半導体装置。
  12. 請求項11において、
    前記ダミーパターンは、前記第2の方向に延びるパターン本体と、前記パターン本体から前記第1の方向において前記第1のセルに向けて突出した2個以上の突出部とを備えたものであり、
    前記各突出部が、前記対向終端部を構成している
    ことを特徴とする半導体装置。
  13. 請求項11において、
    前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンのうちの少なくとも1つは、第2のトランジスタを構成しており、
    前記1のトランジスタのゲート長は、前記第2のトランジスタのゲート長よりも大きい
    ことを特徴とする半導体装置。
  14. 請求項11において、
    前記各終端部と、前記各対向終端部とは、前記第2の方向における位置が、一致している
    ことを特徴とする半導体装置。
  15. 請求項11において、
    前記各終端部と、前記各対向終端部とは、前記第2の方向における位置が、ピッチの半分、ずれている
    ことを特徴とする半導体装置。
  16. 第1の方向に延びており、かつ、前記第1の方向に直交する第2の方向において同一ピッチで配置された3個以上のゲートパターンを有する、セル配置領域の端部に配置された第1のセルと、
    セル配置領域の外部に配置され、前記第1のセルに、前記第1の方向において隣り合うダミーパターンとを備え、
    前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンは、前記ダミーパターンとの間のセル境界近傍で終端しており、各終端部が、前記第1の方向において互いに同じ位置にあり、かつ、前記第2の方向における幅が互いに同一であり、
    前記ダミーパターンは、前記第2の方向に延びるパターン本体と、前記パターン本体から前記第1の方向において前記第1のセルに向けて突出した2個以上の突出部とを備え、
    前記各突出部が、前記セル境界近傍において、前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンの終端部に対向するように配置された、複数の対向終端部を構成しており、
    前記各対向終端部は、前記第2の方向において前記第1のセルが有する前記各ゲートパターンと同一ピッチで配置されており、前記第1の方向において互いに同じ位置にあり、かつ、前記第2の方向における幅が互いに同一である
    ことを特徴とする半導体装置。
  17. 請求項16において、
    前記各終端部と、前記各対向終端部とは、前記第2の方向における位置が、一致している
    ことを特徴とする半導体装置。
  18. 請求項16において、
    前記各終端部と、前記各対向終端部とは、前記第2の方向における位置が、ピッチの半分、ずれている
    ことを特徴とする半導体装置。
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