JPWO2011036780A1 - 車両用インパネリインフォースメントの取付構造 - Google Patents

車両用インパネリインフォースメントの取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2011036780A1
JPWO2011036780A1 JP2011501053A JP2011501053A JPWO2011036780A1 JP WO2011036780 A1 JPWO2011036780 A1 JP WO2011036780A1 JP 2011501053 A JP2011501053 A JP 2011501053A JP 2011501053 A JP2011501053 A JP 2011501053A JP WO2011036780 A1 JPWO2011036780 A1 JP WO2011036780A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
instrument panel
seat side
panel reinforcement
vehicle
brace member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011501053A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5071583B2 (ja
Inventor
泰伸 山▲崎▼
泰伸 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP5071583B2 publication Critical patent/JP5071583B2/ja
Publication of JPWO2011036780A1 publication Critical patent/JPWO2011036780A1/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • B62D25/14Dashboards as superstructure sub-units
    • B62D25/145Dashboards as superstructure sub-units having a crossbeam incorporated therein
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • B62D25/081Cowls

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)

Abstract

インパネリインフォースメントの運転席側と助手席側とに入力される衝突荷重の大きさに差があっても、インパネリインフォースメントの変形を効果的に抑制する。インパネリインフォースメント(14)の助手席側には、カウルインナパネル(20)とインパネリインフォースメント(14)の小径部(14B)とを車両前後方向に連結する助手席側ブレース部材(26)が配設されている。助手席側ブレース部材(26)は前側ブラケット(28)と後ろ側ブラケット(30)とを離脱可能にボルト(40)で連結することにより構成されている。従って、運転席側でオフセット衝突してインパネリインフォースメント(14)の大径部に大きな荷重が入力され、小径部(14B)が車両後方側へ引っ張られると、後ろ側ブラケット(30)が離脱されるようになっている。

Description

本発明は、車両用インパネリインフォースメントの取付構造に関する。
下記特許文献1(特開2008−114645号公報)には、運転席側において、インパネリインフォースメントとカウルとをカウルトゥブレースによって車両前後方向に連結する技術が開示されている。簡単に説明すると、インパネリインフォースメントは左右のフロントピラーを連結するパイプ状の高強度の部材である。また、カウルはインパネリインフォースメントの車両前方側に配置された樋状の部材である。そして、アーム状に形成されたカウルトゥブレースの前端部をカウルの後端部に固定すると共に、カウルトゥブレースの後端部をインパネリインフォースメントに固定することで、両者を車両前後方向に連結している。
また、特許文献2(特開平10−129520号公報)には、運転席側と助手席側の双方において、インパネリインフォースメントとダッシュパネルとを車両前後方向に沿って延在するダッシュブレースで連結する技術が開示されている。
上述したカウルトゥブレースやダッシュブレースは、車室内の騒音の一種であるこもり音の低減等の目的で設置されている。
特開2008−114645号公報 特開平10−129520号公報
ところで、一般にインパネリインフォースメントは、運転席側では太く助手席側では細く形成されている。つまり、インパネリインフォースメントは運転席側と助手席側とで断面形状が相違している。このため、カウルブレースも運転席側と助手席側とでは形状及び構造が異なる。
また、エンジンのレイアウトは車両幅方向の中心に対して左右対称ではないので、前面衝突時にカウル、ダッシュパネルに伝達される衝突荷重の大きさは、運転席側と助手席側とでは異なる。つまり、カウル、ダッシュパネルの後退量が運転席側と助手席側とでは異なっている。
加えて、前面衝突といっても、フルラップ衝突とオフセット衝突とでは、衝突形態が異なる。このため、インパネリインフォースメントの運転席側に伝達される衝突荷重と、助手席側に伝達される衝突荷重とでは、大きさがかなり異なる。
以上に起因して、前面衝突時におけるインパネリインフォースメントの運転席側(大径部)と助手席側(小径部)の後退量に差が生じ、両者の接続部に過度な応力が集中することがある。従って、上記先行技術は、この点において、改善の余地があった。
本発明は上記事実を考慮し、インパネリインフォースメントの運転席側と助手席側とに入力される衝突荷重の大きさに差があっても、インパネリインフォースメントの変形を効果的に抑制することができる車両用インパネリインフォースメントの取付構造を得ることが目的である。
本発明の第1の態様に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造は、運転席側が助手席側よりも断面係数が大きくなるように形成されたインパネリインフォースメントに適用され、前記インパネリインフォースメントの運転席側及び助手席側にそれぞれ配置されると共に各々長尺状に形成され、当該インパネリインフォースメントとその車両前方側に配置されたカウル又はダッシュボードとを連結する運転席側ブレース部材及び助手席側ブレース部材と、前記助手席側ブレース部材に設けられ、所定値以上の引張荷重が作用すると助手席側ブレース部材の少なくとも引張荷重の作用方向側を、当該助手席側ブレース部材の取付位置に対して車両後方側へ相対移動させる相対移動部と、を有している。
本発明の第2の態様に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造は、運転席側が助手席側よりも断面係数が大きくなるように形成されたインパネリインフォースメントに適用され、前記インパネリインフォースメントの運転席側及び助手席側にそれぞれ配置されると共に各々長尺状に形成され、当該インパネリインフォースメントとその車両前方側に配置されたカウル又はダッシュボードとを連結する運転席側ブレース部材及び助手席側ブレース部材と、前記助手席側ブレース部材に設けられ、所定値以上の引張荷重が作用すると助手席側ブレース部材の少なくとも引張荷重の作用方向側を車体から離脱させる離脱部と、を有している。
本発明の第3の態様に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造は、第1の態様又は第2の態様において、前記助手席側ブレース部材は、締結部で締結固定された前後一対の前側ブラケット及び後ろ側ブラケットによって構成されており、前記相対移動部又は前記離脱部は、前記所定値以上の引張荷重が作用すると当該締結部の締結固定状態を解除する締結固定状態解除機構を含んで構成されている、ことを特徴としている。
本発明の第4の態様に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造は、第3の態様において、前記締結固定状態解除機構は、部材の破断を伴わずに前記後ろ側ブラケットを前記前側ブラケットから離脱させる離脱機構として構成されている、ことを特徴としている。
本発明の第5の態様に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造は、第4の態様において、前記離脱機構は、前記前側ブラケット又は前記後ろ側ブラケットに形成されると共に前記締結部を構成するボルトが通るスリットを有し、前記所定値以上の引張荷重が作用すると、当該スリットが当該ボルトから抜けることにより又は当該ボルトが当該スリットから抜けることにより、後ろ側ブラケットが前側ブラケットから離脱されるように構成されている、ことを特徴としている。
本発明の第6の態様に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造は、第1の態様又は第2の態様において、前記助手席側ブレース部材は、一のブラケットによって構成されており、前記相対移動部又は前記離脱部は、当該ブラケットに設けられかつ前記所定値以上の引張荷重が作用すると破断する脆弱部である、ことを特徴としている。
本発明の第7の態様に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造は、運転席側が助手席側よりも断面係数が大きくなるように形成されたインパネリインフォースメントに適用され、前記インパネリインフォースメントの運転席側及び助手席側にそれぞれ配置されると共に各々長尺状に形成され、当該インパネリインフォースメントとその車両前方側に配置されたカウル又はダッシュボードとを連結する運転席側ブレース部材及び助手席側ブレース部材と、前記助手席側ブレース部材に設けられ、所定値以上の引張荷重が作用すると当該助手席側ブレース部材を引張荷重の作用方向側へ伸長させる伸長構造部と、を有している。
本発明の第8の態様に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造は、第1の態様又は第7の態様において、前記助手席側ブレース部材は、締結部で締結固定された前後一対の前側ブラケット及び後ろ側ブラケットによって構成されており、前記相対移動部又は前記伸長構造部は、前記前側ブラケット又は前記後ろ側ブラケットに形成されると共に前記締結部を構成するボルトが通る長孔を有し、前記所定値以上の引張荷重が作用すると、当該長孔が当該ボルトに対してスライドすることにより又は当該ボルトが当該長孔内をスライドすることにより、後ろ側ブラケットが前側ブラケットに対して伸長するように構成されている、ことを特徴としている。
本発明の第9の態様に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造は、第7の態様において、前記助手席側ブレース部材は、一のブラケットによって構成されていると共に長手方向の中間部において車両上方側又は車両下方側に折り曲げられており、かつ当該ブラケットに前記所定値以上の引張荷重が作用すると折り曲げ部が伸長するように構成されている、ことを特徴としている。
本発明の第1の態様によれば、例えば運転席側に大荷重が入力されるオフセット衝突をした場合、その荷重は車体の変形等により吸収されるものの、比較的大きな荷重が運転席側ブレース部材を介してインパネリインフォースメントの運転席側に伝達される。一方、インパネリインフォースメントの助手席側は助手席側ブレース部材によってカウル又はダッシュボードに連結されているが、衝突荷重は直接的には伝達されない。このため、インパネリインフォースメントの運転席側と助手席側とでは直接的に伝達される衝突荷重の大きさに差があり、車両後方側への変位量(後退量)が異なる。但し、インパネリインフォースメントは運転席側から助手席側まで繋がっているので、インパネリインフォースメントの運転席側が車両後方側へ後退しようとすると、インパネリインフォースメントの助手席側も車両後方側へ引っ張られる。その結果、インパネリインフォースメントの運転席側と助手席側の境界部に比較的大きな応力集中が生じる。
ここで、本発明では、助手席側ブレース部材に相対移動部を設けたので、インパネリインフォースメントの運転席側によってインパネリインフォースメントの助手席側が車両後方側へ引っ張られ、助手席側ブレース部材に所定値以上の引張荷重が作用すると、助手席側ブレース部材の少なくとも引張荷重の作用方向側が、助手席側ブレース部材の取付位置に対して車両後方側へ相対移動される。その結果、インパネリインフォースメントの運転席側と助手席側との境界部に過度な応力集中が発生して大きな変形が生じることが抑制される。
本発明の第2の態様によれば、助手席側ブレース部材に離脱部を設けたので、インパネリインフォースメントの運転席側によってインパネリインフォースメントの助手席側が車両後方側へ引っ張られ、助手席側ブレース部材に所定値以上の引張荷重が作用すると、助手席側ブレース部材の少なくとも引張荷重の作用方向側が車体から離脱される。その結果、インパネリインフォースメントの運転席側と助手席側との境界部に過度な応力集中が発生して大きな変形が生じることが抑制される。
また、離脱後は、インパネリインフォースメントの運転席側から助手席側に荷重が伝達されることはない。
本発明の第3の態様によれば、助手席側ブレース部材は、締結部で締結された前後一対の前側ブラケット及び後ろ側ブラケットによって構成されている。また、相対移動部又は離脱部は、締結固定状態解除機構を含んで構成されている。このため、助手席側ブレース部材に所定値以上の引張荷重が作用すると、前側ブラケットと後ろ側ブラケットの締結部の締結固定状態が解除される。これにより、後ろ側ブラケットは前側ブラケットに対して車両後方側へ相対移動される。
このように本発明の場合、インパネリインフォースメントの助手席側を車両後方側へ相対移動させるときの荷重は、締結部の締結荷重で決まる。換言すれば、締結部の締結荷重を変更すれば、どの程度の引張荷重が助手席側ブレース部材の締結部に作用したときにインパネリインフォースメントの助手席側を車両後方側へ相対移動させるのかを変えることができる。
本発明の第4の態様によれば、締結固定状態解除機構が部材の破断を伴わない離脱機構として構成されているので、締結部の締結荷重だけで離脱を管理することができる。
本発明の第5の態様によれば、離脱機構がスリットを有した構成とされるので、締結部の締結荷重を超える引張荷重が後ろ側ブラケットに作用すると、当該スリットが当該ボルトから抜けることにより又は当該ボルトが当該スリットから抜けることにより、後ろ側ブラケットが前側ブラケットに対して車両後方側へ滑り始める。そして、スリットがボルトを通りきると又はボルトがスリットを通りきると、後ろ側ブラケットが前側ブラケットから離脱される。
本発明の第6の態様によれば、助手席側ブレース部材は一のブラケットによって構成されており、当該ブラケットには脆弱部が設けられている。このため、所定値以上の引張荷重がブラケットに作用すると、ブラケットは脆弱部から破断される。このように本発明では、最小限の部品点数で助手席側ブレース部材によるインパネリインフォースメントの助手席側と車体との連結状態を解除することができる。
本発明の第7の態様によれば、助手席側ブレース部材に伸長構造部を設けたので、インパネリインフォースメントの運転席側によってインパネリインフォースメントの助手席側が車両後方側へ引っ張られ、助手席側ブレース部材に所定値以上の引張荷重が作用すると、助手席側ブレース部材は引張荷重の作用方向側へ伸長される。その結果、インパネリインフォースメントの運転席側と助手席側との境界部に過度な応力集中が発生して大きな変形が生じることが抑制される。
本発明の第8の態様によれば、伸長構造部が長孔を有した構成とされるので、締結部の締結荷重を超える引張荷重が後ろ側ブラケットに作用すると、当該長孔が当該ボルトに対してスライドすることにより又は当該ボルトが当該長孔内をスライドすることにより、後ろ側ブラケットが前側ブラケットに対して車両後方側へ滑り始める。そして、長孔の終端がボルトに到達すると又はボルトが長孔の終端に到達すると、前側ブラケットに対する後ろ側ブラケットの車両後方側への相対移動が停止される。
本発明の第9の態様によれば、助手席側ブレース部材は一のブラケットによって構成されており、かつ長手方向の中間部において車両上方側又は車両下方側に折り曲げられている。そして、所定値以上の引張荷重がブラケットに作用すると、ブラケットの折り曲げ部が伸長される。その結果、インパネリインフォースメントの助手席側は、ブラケットが伸長した分、車両後方側へ相対移動することができる。
以上説明したように、本発明の第1の態様に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造は、インパネリインフォースメントの運転席側と助手席側とに入力される衝突荷重の大きさに差があっても、インパネリインフォースメントの変形を効果的に抑制するという優れた効果を有する。
本発明の第2の態様に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造は、インパネリインフォースメントの運転席側と助手席側とに入力される衝突荷重の大きさに差があっても、インパネリインフォースメントの変形を効果的に抑制するという優れた効果を有する。さらに、本発明は、離脱後はインパネリインフォースメントの運転席側と助手席側との境界部に変形が生じることがないという優れた効果を有する。
本発明の第3の態様に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造は、インパネリインフォースメントの助手席側を車両後方側へ相対移動させるときの荷重を調整し易いという優れた効果を有する。
本発明の第4の態様に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造は、後ろ側ブラケットを前側ブラケットから離脱させる際の離脱荷重にバラツキが生じにくいという優れた効果を有する。
本発明の第5の態様に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造は、離脱機構がスリットを有した構成とされるので、比較的構成を簡単に成立させることができ、ひいては高い信頼性が得られるという優れた効果を有する。
本発明の第6の態様に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造は、コスト削減を図ることができるという優れた効果を有する。
本発明の第7の態様に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造は、インパネリインフォースメントの運転席側と助手席側とに入力される衝突荷重の大きさに差があっても、インパネリインフォースメントの変形を効果的に抑制するという優れた効果を有する。さらに、本発明は、インパネリインフォースメントの助手席側は後ろ側ブラケット及び前側ブラケットを介してカウル又はダッシュボードに繋がっているので、インパネリインフォースメントの助手席側が車両後方側へ相対移動した後の姿勢の変動が少ないという優れた効果を有する。
本発明の第8の態様に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造は、伸長構造部が長孔を有した構成とされるので、比較的構成を簡単に成立させることができ、ひいては高い信頼性が得られるという優れた効果を有する。
本発明の第9の態様に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造は、コスト削減を図ることができるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造が適用されたインストルメントパネルモジュールの助手席側での縦断面図である。 図1に示されるインパネリインフォースメントの斜視図である。 図1に示される助手席側ブレース部材の結合部(図1のA線矢視部)を拡大して示す分解斜視図である。 図1に示される助手席側ブレース部材の組付状態を拡大して示す拡大縦断面図である。 図4に示される状態から後ろ側ブラケットが前側ブラケットから離脱した状態を示す図4に対応する拡大断面図である。 図4の6−6線に沿って切断した状態を示す助手席側ブレース部材の拡大横断面図である。 第2実施形態に係り、助手席側ブレース部材の結合部を拡大して示す図3に対応する分解斜視図である。 図7に示される助手席側ブレース部材の組付状態を示す縦断面図である。 図8に示される状態から後ろ側ブラケットが前側ブラケットから離脱した状態を示す図8に対応する断面図である。 第3実施形態に係り、助手席側ブレース部材の結合部を拡大して示す図3に対応する分解斜視図である。 図10に示される助手席側ブレース部材の組付状態を示す縦断面図である。 図11に示される状態から後ろ側ブラケットが前側ブラケットに対して車両後方側へ相対移動した状態を示す図11に対応する断面図である。 第4実施形態に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造が適用されたインストルメントパネルモジュールの助手席側での縦断面図である。 図13に示される助手席側ブレース部材の組付状態を拡大して示す拡大縦断面図である。 図14に示される状態から助手席側ブレース部材が直線状に伸びた状態を示す図14に対応する拡大断面図である。 変形例に係る助手席側ブレース部材の変形前後の状態を示す図14に対応する拡大縦断面図である。 別の変形例に係る助手席側ブレース部材の変形前後の状態を示す図16に対応する拡大縦断面図である。
〔第1実施形態〕
以下、図1〜図6を用いて、本発明に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造の第1実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車両幅方向内側を示している。
図1には、インストルメントパネルモジュールの車体への組付状態の縦断面図が示されている。また、図2には、インパネリインフォースメントを車両上方側から見た斜視図が示されている。これらの図に示されるように、インストルメントパネルモジュール10は、運転席及び助手席側の前方に配置された内装パネルであるインストルメントパネル12と、その内側に車両幅方向に沿って配設された金属製のインパネリインフォースメント14と、を含んで構成されている。
インパネリインフォースメント14は、断面形状が円形のパイプ状の部材として構成されている。また、インパネリインフォースメント14は、車両幅方向を長手方向として配置されている。インパネリインフォースメント14の長手方向の両端部は、車体の両側部に立設された図示しない左右一対のフロントピラーの高さ方向中間部に固定されている。換言すれば、インパネリインフォースメント14は、左右一対のフロントピラー間に架け渡されたボディー側構成部材である。
図2に示されるように、上記インパネリインフォースメント14の運転席側の外径は助手席側の外径よりも大きく設定されている。つまり、インパネリインフォースメント14は、運転席側の断面係数が助手席側の断面係数よりも大きくなるように運転席側を大径部14Aとし、助手席側を小径部14Bとしている。なお、図2は、左ハンドル車用のインパネリインフォースメント14を描いたものである。このように運転席側を大径部14Aとし、助手席側を小径部14Bとしているのは、運転席側には重量物である図示しないステアリングコラムが支持されるため、高い支持剛性が要求されるのに対し、助手席側には助手席用エアバッグ装置16(図1参照)等が支持されるが、ステアリングコラムよりは軽量な部品類を支持すればよいため、運転席側ほどの支持剛性は要求されないからである。このことからも解るように、インパネリインフォースメント14の運転席側の断面係数の方が助手席側の断面係数よりも大きくなるように、インパネリインフォースメント14の形状及び寸法が設定されている。
上記インパネリインフォースメント14の運転席側には運転席側ブレース部材18(図2参照)が設定されている。運転席側ブレース部材18は、車両前後方向に沿って延在するブレース部材として構成されている。運転席側ブレース部材18の車両前後方向の略中間部は、インパネリインフォースメント14の大径部14Aの外周面に溶接等によって固定されている。また、運転席側ブレース部材18の前端部18Aは、インパネリインフォースメント14の車両前方側に車両幅方向に沿って配置されたカウルインナパネル20(図1参照)の後壁部20Aにボルト22及びナット24(図4参照)で固定されている。
一方、インパネリインフォースメント14の助手席側には、本実施形態の要部に係る助手席側ブレース部材26が設定されている。以下、助手席側ブレース部材26の構造について詳細に説明する。
助手席側ブレース部材26は、全体として車両前後方向に長い長尺状の部材として構成されている。また、助手席側ブレース部材26は、車両前方側に配置された長尺状の前側ブラケット28と、この前側ブラケット28の車両後方側に一部重ねた状態で配置された長尺状の後ろ側ブラケット30と、によって構成されている。つまり、助手席側ブレース部材26は、前側ブラケット28及び後ろ側ブラケット30の複数部品(本実施形態では、二部品)に分割されている。これらの前側ブラケット28及び後ろ側ブラケット30はいずれも金属製とされており、又両者はいずれもプレス成形によって製作されている。
図3〜図6に示されるように、前側ブラケット28の車両幅方向に沿った縦断面形状は、車両下方側が開放された逆U字状とされている。また、前側ブラケット28は、前端部28A、中間部28B及び後端部28Cを備えている。前側ブラケット28の前端部28Aは、中間部28Bの前端から車両下方側かつ斜め前方側へ屈曲されている。この前端部28Aは、カウルインナパネル20の後壁部20Aにボルト22及びナット24で締結固定されている。一方、前側ブラケット28の中間部28Bと後端部28Cの間には段差32が設けられている。なお、段差32は、後述するケースナット38が納まる程度の深さに設定されている。また、後端部28Cの車両前後方向に沿った長さは、後述するケースナット38の前後方向寸法より若干長く設定されている。上記前側ブラケット28の後端部28Cの頂壁部の中央部には、円形のボルト挿通孔34が形成されている。
一方、後ろ側ブラケット30の車両幅方向に沿った縦断面形状も、車両下方側が開放された逆U字状とされている。また、後ろ側ブラケット30も、前側ブラケット28と同様に、前端部30A、中間部30B及び後端部30Cを備えている。後ろ側ブラケット30の後端部30Cは中間部30Bの頂壁部を車両後方側へ延設させて円弧状に形成した部分を含み、この円弧状に形成した部分がインパネリインフォースメント14の小径部14Bの外周面に溶接等により固定されている。また、前端部30Aの頂壁部の中央部には、車両前後方向に沿って直線状に形成されたスリット36が設けられている。スリット36は、前端が開放されかつ後端が閉止されている。前端部30Aの幅方向寸法は前側ブラケット28の後端部28Cの幅方向寸法よりも狭く設定されている。前側ブラケット28の後端部28Cは、後ろ側ブラケット30の前端部30Aに車両上方側から被せられている。スリット36は前側ブラケット28の後端部28Cを後ろ側ブラケット30の前端部30Aに重ねたときに、前側ブラケット28のボルト挿通孔34に重なるように形成位置、スリット幅及びスリット長がそれぞれ設定されている。
上述した前側ブラケット28と後ろ側ブラケット30とは、締結部としてのケースナット38及びボルト40によって締結固定されている。具体的には、ケースナット38は、側面視でC字状に形成された金属製の板ばねとして構成されている。ケースナット38の上部38A及び下部38Bの中央部には上下一対のボルト挿通孔42が形成されている。また、ケースナット38の下部38Bには、ボルト挿通孔42と同軸上にウエルドナット等でナット部38Cが設けられている。そして、ケースナット38を後ろ側ブラケット30の前端部30Aの頂壁部に挿し込み、その上から前側ブラケット28の後端部28Cを後ろ側ブラケット30の前端部30Aに車両上方側から重ねて、ボルト40をボルト挿通孔34、ケースナット38の上部38Aのボルト挿通孔42、スリット36の終端、ケースナット38の下部38Bのボルト挿通孔42に挿入し、ナット部38Cに螺合させることにより、前側ブラケット28の後端部28Cと後ろ側ブラケット30の前端部30Aとが所定の締結トルクで締結固定されている。
なお、上記構成において、スリット36、ケースナット38及びボルト40が本発明における「相対移動部」、「離脱部」、「締結固定状態解除機構」及び「離脱機構」に相当する。
(本実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
図1及び図4に示される状態が衝突前の状態である。この状態では、助手席側ブレース部材26を構成する前側ブラケット28及び後ろ側ブラケット30はボルト40及びナット部38Cによって締結固定された状態にある。また、ボルト40はスリット36の終端に位置されている。
この状態から運転席側でオフセット衝突すると、車体前部の運転席側に大きな荷重が入力される。具体的には、フロントバンパリインフォースメントから運転席側に配置されたフロントサイドメンバに衝突荷重が入力された後に、運転席側に配置されたフロントピラーに衝突荷重が伝達される。また、エンジンルーム側では、フロントバンパリインフォースメントからエンジン等の剛体に荷重が伝達された後、ダッシュパネルやカウル等に衝突荷重が伝達される。なお、これらの荷重伝達時にボディーが変形して所定のエネルギー吸収がなされる。
上記の如くして車体前部の運転席側に入力されたオフセット衝突時の衝突荷重F(図2参照)は、インパネリインフォースメント14の大径部14A(運転席側)に伝達される。このため、インパネリインフォースメント14の大径部14Aは車両後方側へ押圧されて、車両後方側へと変位する。但し、カウルインナパネル20とインパネリインフォースメント14の大径部14Aとは運転席側ブレース部材18によって連結されているので、インパネリインフォースメント14の大径部14Aの車両後方側への後退量は低減される。
一方、上記オフセット衝突時においては、衝突荷重は車体前部の助手席側にそれ程入力されない。しかし、インパネリインフォースメント14の大径部14Aと小径部14Bとは繋がっているので、大径部14Aが車両後方側へ所定量後退することによって、インパネリインフォースメント14の小径部14Bも車両後方側へ引っ張られる。インパネリインフォースメント14の小径部14Bとカウルインナパネル20とは助手席側ブレース部材26によって車両前後方向に連結されているため、小径部14Bが車両後方側へ引っ張られるのに伴って、助手席側ブレース部材26の後ろ側ブラケット30も車両後方側へ引っ張られる。
このときの助手席側ブレース部材26に作用する引張荷重f(図1参照)がボルト40の締結トルクを超えると、ボルト40に対して後ろ側ブラケット30のスリット36が車両後方側へ相対移動される。そして、ボルト40とスリット36との係合状態が解除されると、後ろ側ブラケット30が前側ブラケット28から離脱される。その結果、インパネリインフォースメント14の大径部14Aと小径部14Bとの境界部(接続部)に過度な応力集中が発生して大きな変形が生じることが抑制される。すなわち、本実施形態によれば、インパネリインフォースメント14の運転席側と助手席側とに入力される衝突荷重の大きさに差があっても、インパネリインフォースメントの変形を効果的に抑制することができる。
また、上記のように本実施形態では、助手席側ブレース部材26を前側ブラケット28と後ろ側ブラケット30との二部品に分割し、両者を離脱可能に連結したので、助手席側ブレース部材26に所定値以上の引張荷重fが作用して、当該引張荷重fの作用方向側である後ろ側ブラケット30が車体(即ち、カウルインナパネル20の後壁部20Aに固定された前側ブラケット28)から離脱した後は、インパネリインフォースメント14の大径部14A(運転席側)から小径部14B(助手席側)に荷重が伝達されることはない。従って、両者の境界部に変形が生じることもない。よって、本実施形態によれば、インパネリインフォースメント14の大径部14A(運転席側)と小径部14B(助手席側)とに入力される衝突荷重の大きさに差があっても、インパネリインフォースメント14の変形を効果的に抑制することができる。
また、オフセット衝突時等にインストルメントパネル12の助手席側に設けられた助手席用エアバッグ装置16(図1参照)が作動して助手席用エアバッグが膨張展開した際に、助手席用エアバッグと乗員との隙間が狭くなるため、助手席用エアバッグによる乗員拘束性能を向上させることができる。
さらに、前側ブラケット28と後ろ側ブラケット30はボルト40及びナット部38Cで締結固定されており、締結荷重を超えると後ろ側ブラケット30が前側ブラケット28から離脱されるので、インパネリインフォースメント14の小径部14Bを車両後方側へ相対移動させるときの荷重は、ボルト40及びナット部38Cの締結荷重で決まる。換言すれば、ボルト40及びナット部38Cの締結荷重を変更すれば、どの程度の引張荷重が助手席側ブレース部材26の締結部に作用したときにインパネリインフォースメント14の小径部14Bを車両後方側へ相対移動させるのかを変えることができる。従って、本実施形態によれば、インパネリインフォースメント14の小径部14Bを車両後方側へ相対移動させるときの荷重を調整し易いという利点がある。さらに、離脱構造を採用することにより、インパネリインフォースメント14の建付け誤差(製造誤差)を吸収する効果も期待できる。
また、上記助手席側ブレース部材26の離脱機構は部材の破断を伴うものではないので、ボルト40及びナット部38Cの締結荷重だけで離脱動作を管理することができる。従って、本実施形態によれば、後ろ側ブラケット30を前側ブラケット28から離脱させる際の離脱荷重にバラツキが生じにくい。
さらに、上記離脱機構では、後ろ側ブラケット30にスリット36を形成し、スリット36がボルト40に対して相対移動することで、後ろ側ブラケット30が前側ブラケット28に対して車両後方側へ滑り始める。そして、スリット36がボルト40を通りきると、後ろ側ブラケット30が前側ブラケット28から離脱される。このように本実施形態では、離脱機構がスリット36を有した構成とされるので、比較的構成を簡単に成立させることができ、ひいては高い信頼性を得ることができる。
〔第2実施形態〕
以下、図7〜図9を用いて、本発明に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図7及び図8に示されるように、この第2実施形態においても、前述した第1実施形態と同様に、助手席側ブレース部材50は前側ブラケット52及び後ろ側ブラケット54の前後二部品に分割されている。但し、第1実施形態では後ろ側ブラケット30の前端部30Aにスリット36が形成されていたが、第2実施形態では、前側ブラケット52の後端部52Aにスリット36が形成されている。これに対応して、後ろ側ブラケット54の前端部54Aにケースナット38’が設定されている。なお、ケースナット38’は第1実施形態で説明したケースナット38よりも幅方向寸法が短い部品構成とされているが、各部の構造は同じであるので、第1実施形態で説明したケースナット38の各部の符号に「’」を付けてその説明を省略することにする。
また、後ろ側ブラケット54の前端部54Aにおける端部中央には、矩形状の切欠56が形成されている。切欠56の切欠幅はケースナット38’が挿入可能となるようにケースナット38’の幅より僅かに広く設定されている。これにより、ケースナット38’の車両幅方向への位置ずれを防止している。さらに、後ろ側ブラケット54の前端部54Aにはボルト挿通孔34が形成されている。そして、後ろ側ブラケット54の前端部54Aの切欠56にケースナット38’を車両前方側から挿し込むと共に、前側ブラケット52の後端部52Aを前側ブラケット52の前端部54Aに上方から被せ、スリット36の終端、ボルト挿通孔42’ 、ボルト挿通孔34、ナット部38C’を同軸上に位置させ、ボルト40をこの順に挿入してナット部38C’に螺合させる。これにより、前側ブラケット52と後ろ側ブラケット54とが離脱可能に締結固定されている。
なお、上記構成において、スリット36、ケースナット38’及びボルト40が本発明における「相対移動部」、「離脱部」、「締結固定状態解除機構」及び「離脱機構」に相当する。
(作用・効果)
上記構成によれば、オフセット衝突による衝突荷重がインパネリインフォースメント14を介して助手席側ブレース部材50に伝達されることで、後ろ側ブラケット54が車両後方側へ引っ張られる。このときの引張荷重がボルト40及びナット部38C’の締結荷重を超えると、図9に示されるように、ボルト40が前側ブラケット52に形成されたスリット36の終端を起点としてスリット36に沿って車両後方側へスライド(相対移動)し、ボルト40がスリット36から抜けていく。これにより、後ろ側ブラケット54が前側ブラケット52から離脱される。その後の作動は前述した第1実施形態と同様である。従って、第1実施形態と同様の作用・効果が得られる。
〔第3実施形態〕
以下、図10〜図12を用いて、本発明に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造の第3実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図10及び図11に示されるように、この第3実施形態においても、前述した第1実施形態と同様に、助手席側ブレース部材60は前側ブラケット28及び後ろ側ブラケット62の前後二部品に分割されている。但し、この第2実施形態では、後ろ側ブラケット62にスリット36が形成されるのではなく、長孔64が形成されている点に特徴がある。
具体的には、長孔64は後ろ側ブラケット62の前端部62Aの中央部に車両前後方向を長手方向として直線状に形成されている。また、長孔64の後端が始端部64Aであり、長孔64の前端が終端部64Bである。さらに、長孔64の幅方向寸法はボルト40が挿通可能な寸法に設定されており、ボルト40の軸の外径よりもわずかに大きく設定されている。また、組付け状態では、長孔64の始端部64Aで前側ブラケット28と後ろ側ブラケット62とがボルト40とケースナット38のナット部38Cとで締結固定されている。
なお、上記構成において、長孔64、ケースナット38及びボルト40が本発明における「相対移動部」及び「伸長構造部」に相当する。
(作用・効果)
上記構成によれば、図11に示される状態がオフセット衝突前の状態である。この状態のときには、ボルト40は長孔64の始端部64Aに位置されている。この状態から、運転席側でオフセット衝突すると、衝突荷重が運転席側ブレース部材18を介してインパネリインフォースメント14の大径部14Aに入力される。大径部14Aに入力された荷重は大径部14Aを車両後方側へ押圧すると同時に小径部14Bに伝達されて助手席側ブレース部材26の後ろ側ブラケット62を車両後方側へ引っ張る。そして、後ろ側ブラケット62に作用する引張荷重がボルト40及びナット部38Cの締結荷重を超えると、長孔64がボルト40に対して車両後方側へ相対移動される。これにより、後ろ側ブラケット62が前側ブラケット28に対して車両後方側へスライドされ、助手席側ブレース部材60が車両後方側へ伸長される。そして、ボルト40が長孔64の終端部64Bに到達すると、長孔64はボルト40に対してそれ以上車両後方側へ相対移動することができず、後ろ側ブラケット62の前側ブラケット28に対する車両後方側へのスライド動作が停止される。その結果、長孔64の長手方向の寸法に応じた距離だけ後ろ側ブラケット62は前側ブラケット28に対して伸長することができ、インパネリインフォースメント14が大径部14Aと小径部14Bとの境界部で変形するのが抑制又は防止される。
このように本実施形態においても、前述した第1実施形態と同様の作用・効果が得られる。加えて、本実施形態の場合、後ろ側ブラケット62は前側ブラケット28に対して離脱するのではなく、運転席側ブレース部材18を介してカウルインナパネル20に連結されているので、インパネリインフォースメント14の助手席側(小径部14B)が車両後方側へ相対移動した後の姿勢の変動が少ないというメリットがある。
また、スリット36を長孔64に替えただけであるから、スリット36を用いる場合と同様に、比較的構成を簡単に成立させることができ、ひいては高い信頼性が得られる。
さらに、長孔64を用いる場合、長孔64の長手方向寸法で後ろ側ブラケット62を前側ブラケット28に対してどの程度車両後方側へ相対移動させるかを任意に変更することができる。
なお、長孔64の始端部64A以降の部分の幅を狭めて狭幅な溝とし、ボルト40が始端部64Aから終端部64Bまで相対移動する際にボルト40が溝を裂いていく構成としてもよい。この場合、エネルギー吸収効果が得られる。
また、上記構成では、後ろ側ブラケット62に長孔64を形成して前側ブラケット28に立設されたボルト40に対して長孔64がスライドする構成を採ったが、これに限らず、逆にしてもよい。すなわち、後ろ側ブラケットにボルトを立設させると共に前側ブラケットに長孔を形成し、ボルトが長孔内を始端部から終端部までスライドすることにより、後ろ側ブラケットが前側ブラケットに対して伸長するようにしてもよい。
さらに、上記構成のように後ろ側ブラケット62に長孔64を形成してその長孔64の長さの範囲内で後ろ側ブラケット62を前側ブラケット28に対して相対移動させる構成以外にも、助手席側ブレース部材を伸長させることができる構成であれば適用可能である。例えば、前側ブラケットの車両幅方向に沿った横断面形状を略C字状にし、その中に一回り小さい同一断面形状の後側ブラケットを所定量挿入し、両者が重なる部分をシェアピンで連結し、車両後方側への引張荷重が所定値になるとシェアピンが破断して、後側ブラケットが前側ブラケットに対して車両後方側へ伸び出すようにしてもよい。
〔第4実施形態〕
以下、図13〜図17を用いて、本発明に係る車両用インパネリインフォースメントの取付構造の第4実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図13及び図14に示されるように、この第4実施形態では、前述した第1実施形態〜第3実施形態までと異なり、助手席側ブレース部材70が一部品で構成されている点に特徴がある。
具体的には、助手席側ブレース部材70は、車両前後方向に長い長尺状の部材として構成されている。また、助手席側ブレース部材70の車両幅方向に沿った縦断面形状は、車両下方側が開放された逆U字状とされている。さらに、助手席側ブレース部材70は、金属製とされており、プレス成形することにより製作されている。
また、図14に示されるように、助手席側ブレース部材70は、前端部70A、前部70B、後部70C及び後端部70Dを備えている。前端部70Aは、前部70Bの前端から車両下方側かつ斜め前方側へ屈曲されている。この前端部70Aは、カウルインナパネル20の後壁部20Aにボルト22及びナット24で締結固定されている。一方、後端部70Dは後部70Cの頂壁部を車両後方側へ延設させて円弧状に形成した部分を含み、この円弧状に形成した部分がインパネリインフォースメント14の小径部14Bの外周面に溶接等により固定されている。
上述した助手席側ブレース部材70は、車両側面視で長手方向の中間部(前部70Bと後部70Cとの境界部)が車両上方側へ凸となる逆V字状に形成されている。但し、助手席側ブレース部材70の折り曲げ部72の内角θは、90度よりも大きく180度よりも小さい鈍角(より好ましくは、θ=165度〜150度の範囲)に設定されている。
なお、上記構成において、折り曲げ部72が本発明における「伸長構造部」に相当する。
(作用・効果)
上記構成によれば、図14に示される状態がオフセット衝突前の状態である。この状態のときには、助手席側ブレース部材70は逆V字状の初期形状を保持している。この状態から、運転席側でオフセット衝突すると、衝突荷重が運転席側ブレース部材18を介してインパネリインフォースメント14の大径部14Aに入力される。大径部14Aに入力された荷重は大径部14Aを車両後方側へ押圧すると同時に小径部14Bに伝達されて助手席側ブレース部材70の後部70Cを車両後方側へ引っ張る。このため、図15に示されるように、助手席側ブレース部材70は直線状に塑性変形される。これにより、助手席側ブレース部材70は車両後方側へ伸長される。その結果、インパネリインフォースメント14が大径部14Aと小径部14Bとの境界部で変形するのが抑制又は防止される。
このように本実施形態においても、前述した第1実施形態と同様の作用・効果が得られる。加えて、本実施形態の場合、助手席側ブレース部材70が一部品で構成されるため、複数の部材を連結して助手席側ブレース部材を構成する場合に比し、部品点数を削減することができる。その結果、助手席側ブレース部材70のコストを削減することができる。
なお、上記構成では、助手席側ブレース部材70の折り曲げ部72近傍に意図的な脆弱部を設定していないが、これに限らず、図16及び図17に示されるように、助手席側ブレース部材の所定部位に脆弱部を設定して助手席側ブレース部材を破断させるようにしてもよい。例えば、図16に示される例では、助手席側ブレース部材70の両側部における折り曲げ部72の下方に位置する下縁部に車両側面視で逆V字状とされた脆弱部としての切欠80が形成されている。また、図17に示される例では、助手席側ブレース部材70の両側部における折り曲げ部72の下方に位置する下縁部に車両側面視で車両前後方向に細長い長孔状の切欠82が形成されている。
なお、上記構成において、折り曲げ部72及び切欠80、82が本発明における「相対移動部」及び「離脱部」に相当する。つまり、これらの変形例は、前述した第1実施形態及び第2実施形態のように二部品が分離することで離脱させるタイプではなく、一部品を破断して分離することにより離脱させるタイプである。なお、脆弱部としては、図16、図17に示されるような切欠80、82以外にも、薄肉部を設けたり、開口を設定する等の構成を採ってもよい。
上記構成の変形例によれば、いずれの変形例も、助手席側ブレース部材70の後部70Cに車両後方側への引張荷重が作用することにより、図16、図17に二点鎖線で示されるように助手席側ブレース部材70が直線状に塑性変形し、その分、助手席側ブレース部材70が車両後方側へ伸長される。そしてさらに助手席側ブレース部材70の後部70Cが車両後方側へ引っ張られると、当該後部70Cの両側部に切欠80、82から折り曲げ部72へ向かう亀裂が発生し、助手席側ブレース部材70が折り曲げ部72で破断される。助手席側ブレース部材70が破断した後はインパネリインフォースメント14の大径部14Aから小径部14Bに衝突荷重が伝達されることはないので、大径部14Aと小径部14Bとの境界部が変形することはない。
また、図13に示される助手席側ブレース部材26と同様に一部品で構成されるので、コスト削減を図ることができる。
なお、助手席側ブレース部材70の後部70Cに引張荷重が作用してから早いタイミングで破断させたい場合には、図16に示される逆V字状の切欠80を採用すればよい。逆に、当該引張荷重が作用してから少し遅いタイミングで破断させたい場合には、図17に示される長孔状の切欠82を採用すればよい。この場合には、切欠82の形状が切欠80のように尖塔形状をしていないので、応力集中が緩和される。従って、亀裂が生じるタイミングが少し遅れ、その分破断タイミングを遅くすることができる。
〔上記実施形態の補足説明〕
上述した第1実施形態では、助手席側ブレース部材26の前側ブラケット28の前端部28Aをカウルインナパネル20に連結したが、これに限らず、ダッシュボードに連結してもよい。なお、この点は第2実施形態〜第4実施形態についても同様に当てはまる。
また、上述した第1実施形態〜第4実施形態では、断面形状が円形のインパネリインフォースメント14を用いたが、これに限らず、運転席側が助手席側よりも断面係数が大きくなるように形成されたインパネリインフォースメントであれば適用可能である。従って、例えば矩形断面のインパネリインフォースメントを用いてもよい。
さらに、第1実施形態、第2実施形態及び第4実施形態の二つの変形例では、助手席側ブレース部材26等の後ろ側ブラケット30を前側ブラケット28から離脱させる構成を採った。この場合、助手席側ブレース部材26の後ろ側ブラケット30が本発明における「引張荷重の作用方向側」に相当し、カウルインナパネル20及びカウルインナパネル20側に残った前側ブラケット28が本発明における「車体」に相当する。しかし、これに限らず、助手席側ブレース部材の少なくとも引張荷重の作用方向側を車体から離脱させる構成であればよい。従って、第1実施形態を例にすると、助手席側ブレース部材が非分割構造とされており、当該助手席側ブレース部材の前端部とカウルインナパネル20との結合部位に離脱部が設定されていてもよく、その場合には助手席側ブレース部材の全体がカウルインナパネル20から離脱されることになる。

Claims (9)

  1. 運転席側が助手席側よりも断面係数が大きくなるように形成されたインパネリインフォースメントに適用され、
    前記インパネリインフォースメントの運転席側及び助手席側にそれぞれ配置されると共に各々長尺状に形成され、当該インパネリインフォースメントとその車両前方側に配置されたカウル又はダッシュボードとを連結する運転席側ブレース部材及び助手席側ブレース部材と、
    前記助手席側ブレース部材に設けられ、所定値以上の引張荷重が作用すると助手席側ブレース部材の少なくとも引張荷重の作用方向側を、当該助手席側ブレース部材の取付位置に対して車両後方側へ相対移動させる相対移動部と、
    を有する車両用インパネリインフォースメントの取付構造。
  2. 運転席側が助手席側よりも断面係数が大きくなるように形成されたインパネリインフォースメントに適用され、
    前記インパネリインフォースメントの運転席側及び助手席側にそれぞれ配置されると共に各々長尺状に形成され、当該インパネリインフォースメントとその車両前方側に配置されたカウル又はダッシュボードとを連結する運転席側ブレース部材及び助手席側ブレース部材と、
    前記助手席側ブレース部材に設けられ、所定値以上の引張荷重が作用すると助手席側ブレース部材の少なくとも引張荷重の作用方向側を車体から離脱させる離脱部と、
    を有する車両用インパネリインフォースメントの取付構造。
  3. 前記助手席側ブレース部材は、締結部で締結固定された前後一対の前側ブラケット及び後ろ側ブラケットによって構成されており、
    前記相対移動部又は前記離脱部は、前記所定値以上の引張荷重が作用すると当該締結部の締結固定状態を解除する締結固定状態解除機構を含んで構成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用インパネリインフォースメントの取付構造。
  4. 前記締結固定状態解除機構は、部材の破断を伴わずに前記後ろ側ブラケットを前記前側ブラケットから離脱させる離脱機構として構成されている、
    ことを特徴とする請求項3記載の車両用インパネリインフォースメントの取付構造。
  5. 前記離脱機構は、前記前側ブラケット又は前記後ろ側ブラケットに形成されると共に前記締結部を構成するボルトが通るスリットを有し、前記所定値以上の引張荷重が作用すると、当該スリットが当該ボルトから抜けることにより又は当該ボルトが当該スリットから抜けることにより、後ろ側ブラケットが前側ブラケットから離脱されるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項4記載の車両用インパネリインフォースメントの取付構造。
  6. 前記助手席側ブレース部材は、一のブラケットによって構成されており、
    前記相対移動部又は前記離脱部は、当該ブラケットに設けられかつ前記所定値以上の引張荷重が作用すると破断する脆弱部である、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用インパネリインフォースメントの取付構造。
  7. 運転席側が助手席側よりも断面係数が大きくなるように形成されたインパネリインフォースメントに適用され、
    前記インパネリインフォースメントの運転席側及び助手席側にそれぞれ配置されると共に各々長尺状に形成され、当該インパネリインフォースメントとその車両前方側に配置されたカウル又はダッシュボードとを連結する運転席側ブレース部材及び助手席側ブレース部材と、
    前記助手席側ブレース部材に設けられ、所定値以上の引張荷重が作用すると当該助手席側ブレース部材を引張荷重の作用方向側へ伸長させる伸長構造部と、
    を有する車両用インパネリインフォースメントの取付構造。
  8. 前記助手席側ブレース部材は、締結部で締結固定された前後一対の前側ブラケット及び後ろ側ブラケットによって構成されており、
    前記相対移動部又は前記伸長構造部は、前記前側ブラケット又は前記後ろ側ブラケットに形成されると共に前記締結部を構成するボルトが通る長孔を有し、前記所定値以上の引張荷重が作用すると、当該長孔が当該ボルトに対してスライドすることにより又は当該ボルトが当該長孔内をスライドすることにより、後ろ側ブラケットが前側ブラケットに対して伸長するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項7記載の車両用インパネリインフォースメントの取付構造。
  9. 前記助手席側ブレース部材は、一のブラケットによって構成されていると共に長手方向の中間部において車両上方側又は車両下方側に折り曲げられており、
    かつ当該ブラケットに前記所定値以上の引張荷重が作用すると折り曲げ部が伸長するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項7記載の車両用インパネリインフォースメントの取付構造。
JP2011501053A 2009-09-25 2009-09-25 車両用インパネリインフォースメントの取付構造 Expired - Fee Related JP5071583B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2009/066702 WO2011036780A1 (ja) 2009-09-25 2009-09-25 車両用インパネリインフォースメントの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5071583B2 JP5071583B2 (ja) 2012-11-14
JPWO2011036780A1 true JPWO2011036780A1 (ja) 2013-02-14

Family

ID=43795550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011501053A Expired - Fee Related JP5071583B2 (ja) 2009-09-25 2009-09-25 車両用インパネリインフォースメントの取付構造

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8382196B2 (ja)
EP (1) EP2481623B1 (ja)
JP (1) JP5071583B2 (ja)
CN (1) CN102282034B (ja)
WO (1) WO2011036780A1 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009026297B4 (de) * 2009-07-31 2013-08-08 Thyssenkrupp Steel Europe Ag Cockpitquerträger mit variablem Lenksäulenneigungswinkel
JP5569771B2 (ja) * 2009-11-06 2014-08-13 スズキ株式会社 インストルメントパネル収納部の周辺構造
DE102011106225A1 (de) * 2011-05-20 2012-11-22 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Gesetzen des Staates Delaware) Befestigungseinrichtung für ein Panelelement einer Kraftfahrzeugkarosserie
CN102849121B (zh) * 2012-09-06 2016-08-24 浙江吉利汽车研究院有限公司杭州分公司 一种乘员舱形状保持装置及安装有该装置的汽车
JP6048276B2 (ja) * 2013-03-28 2016-12-21 スズキ株式会社 ステアリングサポートメンバーの構造
FR3014821B1 (fr) * 2013-12-18 2017-06-16 Peugeot Citroen Automobiles Sa Ensemble comportant une traverse de planche de bord pour vehicule automobile equipee d'un support pour fixer celle-ci au tablier du vehicule
CN105313986B (zh) * 2014-08-01 2018-06-15 上海汽车集团股份有限公司 汽车仪表板横梁
JP6347071B2 (ja) * 2014-09-30 2018-06-27 トヨタ車体株式会社 インパネリインフォースメント構造
DE102014221505B4 (de) * 2014-10-23 2023-05-11 Robert Bosch Gmbh Gehäuseeinrichtung in einem Kraftfahrzeug und Verfahren zum Führen einer Gehäuseeinrichtung in einer Instrumententafel sowie Instrumententafel mit einer Gehäuseeinrichtung
JP6384435B2 (ja) * 2015-09-04 2018-09-05 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造
FR3069517B1 (fr) 2017-07-26 2019-08-23 Faurecia Interieur Industrie Traverse de planche de bord a jambe de force effacee pour vehicule automobile
CN107662654A (zh) * 2017-08-08 2018-02-06 宝沃汽车(中国)有限公司 仪表板横梁通风罩组件和车辆
US10384723B2 (en) * 2017-12-19 2019-08-20 Ford Global Technologies, Llc Vehicle cross-car beam
US11001217B2 (en) * 2019-04-02 2021-05-11 Ford Global Technologies, Llc Vehicle airbag assembly
JP7376444B2 (ja) * 2020-09-17 2023-11-08 トヨタ自動車株式会社 車両構造
US11654986B2 (en) * 2020-11-13 2023-05-23 GM Global Technology Operations LLC Compound dowel for positioning components in vehicle structures
CN113635977B (zh) * 2021-08-30 2022-12-27 恒大新能源汽车投资控股集团有限公司 一种连接机构及仪表板横梁组件
FR3140059A1 (fr) * 2022-09-28 2024-03-29 Psa Automobiles Sa Traverse de planche de bord pourvue de moyens de déformation programmée en cas de choc frontal à faible recouvrement du côté conducteur

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0520622Y2 (ja) 1988-06-28 1993-05-27
JPH08192770A (ja) 1995-01-19 1996-07-30 Hino Motors Ltd ステアリングコラム支持部材の取付構造
JPH10129520A (ja) 1996-10-25 1998-05-19 Hino Motors Ltd キャブのインストルメントパネルクロスメンバの取付構造
JP3269412B2 (ja) * 1996-12-19 2002-03-25 トヨタ自動車株式会社 車両用ペダル支持構造
JPH10316032A (ja) 1997-05-16 1998-12-02 Nissan Motor Co Ltd 車両のステアリングメンバ支持構造
JP4496592B2 (ja) 2000-03-10 2010-07-07 日本軽金属株式会社 インパネリィンフォースメント
JP4821329B2 (ja) 2006-01-12 2011-11-24 トヨタ自動車株式会社 インストルメントパネルレインフォースメント構造
JP2007191014A (ja) 2006-01-18 2007-08-02 Toyota Motor Corp ブレーキペダルの締結構造
JP2008114645A (ja) 2006-11-01 2008-05-22 Toyota Motor Corp インストルメントパネルモジュール組付構造
US7735866B2 (en) 2007-11-27 2010-06-15 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Glove box energy absorbing structure
US8100463B2 (en) 2008-01-09 2012-01-24 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Integrated brackets for vehicle instrument panels
JP2009208590A (ja) 2008-03-04 2009-09-17 Nissan Motor Co Ltd ステアリングメンバ取付構造
DE102008036824B4 (de) * 2008-08-05 2014-10-09 Progress-Werk Oberkirch Ag Querträger für ein Kraftfahrzeug
US7810874B2 (en) * 2009-01-14 2010-10-12 Gm Global Technology Operations, Inc. Instrument panel support structure

Also Published As

Publication number Publication date
CN102282034A (zh) 2011-12-14
US20120038181A1 (en) 2012-02-16
JP5071583B2 (ja) 2012-11-14
WO2011036780A1 (ja) 2011-03-31
EP2481623A4 (en) 2013-01-23
EP2481623A1 (en) 2012-08-01
US8382196B2 (en) 2013-02-26
EP2481623B1 (en) 2014-07-30
CN102282034B (zh) 2013-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5071583B2 (ja) 車両用インパネリインフォースメントの取付構造
CN102161351B (zh) 汽车的下部结构
WO2010058832A1 (ja) 車体用高強度部材構造
CN102161352B (zh) 汽车的下部结构
US9150253B2 (en) Vehicle body frame structure for automobile
KR101730998B1 (ko) 자동차의 차실 전방 구조
JP5597682B2 (ja) 車体フレーム構造
JP5879205B2 (ja) 車体フレーム構造
JP2009073368A (ja) バンパ取付部構造
JP5896827B2 (ja) 自動車の車体フレーム構造
JP2016037084A (ja) インパネリインフォースの取付構造
JP5236443B2 (ja) 車体強度部材部構造
JP2019034726A (ja) 補強四節リンク機構
WO2018030472A1 (ja) ステアリングメンバ
JP5054712B2 (ja) 車体強度部材構造
JP6384435B2 (ja) 車両前部構造
CN112752702B (zh) 前副车架构造
JP2015016718A (ja) 自動車の車室前部構造
JP2006213142A (ja) 車体構造
JP2006199082A (ja) 車体前部構造
JP2000108709A (ja) 車両用変速操作装置の支持構造
JP2010228501A (ja) 車室前部の車体構造
JP2018111463A (ja) 車両前部構造

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120724

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120806

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5071583

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150831

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees