JPWO2010074229A1 - 履歴型ダンパー - Google Patents

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芳顯 後藤
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Abstract

【課題】耐劣化性と形状の自己復元能力とを兼ね備え、かつ簡便性に優れた履歴型ダンパーを提供する。【解決手段】エネルギー吸収を担う超塑性合金からなる第1の部材10、20、30、40、50と、形状の自己復元能力を持つ超弾性合金からなり、第1の部材に対して並列に配置される第2の部材11、21、31、41、51と、第1、第2の部材の両端側の部位同士を結合する結合部材12、22、32、52とを備える。具体的には、第1の部材および第2の部材に対して、ダンパー作用方向F1、F2と直交する方向への変形を拘束する拘束部材14、34、54を備え、第2の部材は、第1の部材を挟むように配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、弾塑性材の変形に伴うヒステリシスを活用してエネルギーを消費することでエネルギーを吸収する履歴型ダンパーに関する。
一般に、土木構造物に用いられるパッシブ型の制震装置は地震後に自動的に元位置へ復旧する自己復元能力は持ち合わせてはいない。そのため、制震装置として機能した極大地震後には、制震装置に発生した残留変形を取り除くための作業が必要である。
そこで、従来、自己復元能力を持ち合わせた制震技術がいくつか提案されている。まず、機械的な自己復元能力を有するパッシブ型の制震構造としては、特許文献1、非特許文献1のロッキング型免震制震構造と、非特許文献2のPTED構造が挙げられる。
特許文献1、非特許文献1の構造は、塑性変形した軸降伏型金属ダンパー(履歴型ダンパー)の形状を、構造物の自重(死加重)により復元する構造である。
非特許文献2の構造は、塑性変形した軸降伏型ダンパー(履歴型ダンパー)を、プレストレスを導入したPC鋼棒により元の形状に復元する構造である。具体的には、柱と梁の接合部において、軸降伏型ダンパーを柱の軸線方向に配置し、さらに軸降伏型ダンパーとは別個に、プレストレスを導入したPC鋼棒を柱の軸線方向に配置している。
なお、特許文献2には、超塑性合金を用いたせん断型ダンパー(履歴型ダンパー)が記載されている。特許文献2のせん断型ダンパーでは、繰り返し荷重下での塑性ひずみ蓄積に対する耐劣化性に優れた超塑性合金を用いることにより地震後の交換を不要としている。
また、非特許文献3には、ダンパー部材に形状記憶合金を用いた制震装置が記載されている。非特許文献3の制震装置では、地震後に元位置へ復旧させる際に、形状記憶合金の超弾性効果を利用する。
特開2007−197930号公報 特開2001−234974号公報
後藤芳顯、奥村徹:ロッキング挙動を利用した免震・制震機構の上路式鋼アーチ橋への適用、土木学会論文集A,Vol.62,No.4,835−853,2006 後藤芳顯、Amjad Al Helwani、奥村徹:無損傷で自己復元特性を有する鋼製門型ラーメン橋脚を目標とした免震・制震機構の提案、土木学会論文集A,Vol.63,No.4,pp.811−827,2007. 足立幸郎、運上茂樹、近藤益央:形状記憶合金の橋梁ダンパーへの適用性に関する研究、土木技術資料、Vol.40,No.10,pp.54−59,1998。
特許文献1、非特許文献1の従来技術では、自己復元のための力として構造物の自重(死荷重)を利用するため、自己復元のための力を構造物の自重と無関係に適切に設計することができず、自己復元のための力の設計の自由度が低いという問題がある。
非特許文献2の従来技術では、軸降伏型ダンパー(履歴型ダンパー)とは別個に、プレストレスを導入したPC鋼棒を設ける必要があるとともに、軸降伏型ダンパー(履歴型ダンパー)とPC鋼棒とが相互に効果的に働く設計とする必要がある。このため、制震装置全体としての大規模化および複雑化をもたらすため、適切な設計、施工のためには高い技術力と経験を要し、簡便性に欠ける。
特許文献2の従来技術では、超塑性材料は元位置へ復元する機能は持ち合わせていないため、残留変形の発生を回避するためには別途機構を付加するか、あるいは地震後に元の位置へ復元する作業が必要となる。
非特許文献3の従来技術では、地震後に元位置へ復旧させる際には、形状記憶合金の加熱作業が必要となる。したがって、制震装置自体は自己復元能力は持ち合わせていない。
本発明は上記点に鑑みて、耐劣化性と形状の自己復元能力とを兼ね備え、かつ簡便性に優れた履歴型ダンパーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、エネルギー吸収を担う超塑性合金からなる第1の部材(10、20、30、40、50)と、
形状の自己復元能力を持つ超弾性合金からなり、第1の部材に対して並列に配置される第2の部材(11、21、31、41、51)と、
第1、第2の部材の両端側の部位同士を結合する結合部材(12、22、32、52)とを備えることを特徴とする。
これによると、超塑性合金からなる第1の部材がエネルギー吸収を担うので、優れた耐劣化性を備えることができる。さらに、形状の自己復元能力を持つ超弾性合金からなる第2の部材を第1の部材に対して並列に配置し、第1、第2の部材の両端側の部位同士を結合部材で結合しているので、第2の部材が持つ形状の自己復元能力を、第1の部材の形状の復元のために利用することができる。このため、耐劣化性と形状の自己復元能力とを兼ね備えた履歴型ダンパーを実現することができる。
しかも、第1、第2の部材の両端側の部位同士を結合部材で結合するといった非常に簡素な構成であるので、エネルギー吸収を担う機構と形状の自己復元のための機構とを一体化できるとともに、第1、第2の部材の長さや断面積を設計することによってエネルギー吸収能力と形状の自己復元能力とを調整することができる。このため、簡便性に優れた履歴型ダンパーを実現することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の履歴型ダンパーにおいて、第1の部材および第2の部材に対して、ダンパー作用方向(F1、F2)と直交する方向への変形を拘束する拘束部材(14、34、54)を備えることを特徴とする。
これによると、1、第2の部材に座屈等の望ましくない変形が生じることを拘束部材によって抑制できる。このため、エネルギー吸収能力および形状の自己復元能力を効果的に発揮することができる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の履歴型ダンパーにおいて、第1の部材および第2の部材のうち少なくとも一方の部材と拘束部材との間には、第1の部材、第2の部材および拘束部材よりも摩擦係数、粘性係数および弾性係数の小さいアンボンド材(15、16、35、36、46、55)が配置されていることを特徴とする。
これによると、ダンパー機能を発揮する際に第1、第2の部材のうち少なくとも一方の部材と拘束部材との間に生じる摩擦をアンボンド材によって抑制することができるので、エネルギー吸収能力と形状の自己復元能力とを高めることができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1または2に記載の履歴型ダンパーにおいて、第2の部材は、第1の部材を挟むように配置されていることを特徴とする。
これにより、第2の部材が持つ形状の自己復元能力を、第1の部材の形状の復元のために効果的に利用することができるので、形状の自己復元能力を効果的に発揮することができる。
請求項5に記載の発明では、請求項1または2に記載の履歴型ダンパーにおいて、第2の部材は、第1の部材を挟むように配置されており、第1の部材(10、40)と第2の部材(11、41)との間には、第1の部材(10、40)および第2の部材(11、41)よりも摩擦係数、粘性係数および弾性係数の小さいアンボンド材(15、45)が配置されていることを特徴とする。
これによると、ダンパー機能を発揮する際に第1、第2の部材間に生じる摩擦をアンボンド材によって抑制することができるので、エネルギー吸収能力と形状の自己復元能力とを高めることができる。
請求項6に記載の発明では、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の履歴型ダンパーにおいて、第1の部材(10、30、40)および第2の部材(11、31、41)は棒状または細長い板状に形成され、
結合部材(12、32)は、第1の部材および第2の部材のうち長手方向両端側の部位同士を結合していることを特徴とする。これにより、いわゆる軸降伏型ダンパーに本発明を良好に適用できる。
請求項7に記載の発明では、請求項6に記載の履歴型ダンパーにおいて、第2の部材(11、31、41)と第1の部材(10、30、40)との断面積比A/Aは、下記2つの数式を満足するように設定されていることを特徴とする。
Figure 2010074229
Figure 2010074229
但し、δalは残留変位の許容値、σは超弾性合金の除荷における相転移時の応力、σは超塑性合金の降伏応力、Eは超弾性合金のヤング率、Lは超弾性合金の長さである。
これにより、軸降伏型ダンパーにおいて、残留変位が許容値δal以下となるような自己復元能力を確実に確保することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における軸降伏型ダンパーを示す断面図である。 図1に示す軸降伏型ダンパーの適用例を示す斜視図である。 (a)は超弾性合金の応力−ひずみ関係を示す図であり、(b)は超塑性合金の応力−ひずみ関係を示す図であり、(c)ダンパー部材としての応力−ひずみ関係を示す図である。 本発明の第1実施形態における軸降伏型ダンパーの一構成例を示す斜視図および断面図である。 本発明の第1実施形態における軸降伏型ダンパーの他の構成例を示す断面図である。 図2の適用例における軸降伏型ダンパーの構成例を示す斜視図である。

本発明の第2実施形態におけるせん断降伏型ダンパーを示す断面図である。 本発明の第3実施形態における軸降伏型ダンパーを示す斜視図および断面図である。 本発明の第3実施形態の変形例における軸降伏型ダンパーを示す斜視図および断面図である。 本発明の第4実施形態における軸降伏型ダンパーを示す断面図である。 本発明の第5実施形態におけるせん断降伏型ダンパーを示す斜視図および断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。本実施形態は、本発明の本発明の履歴型ダンパーを軸降伏型ダンパーに適用したものである。図1(a)は軸降伏型ダンパーの模式的な断面図である。図1(a)中の矢印F1は、軸降伏型ダンパーに加わる力の方向、換言すればダンパー作用方向を示している。
軸降伏型ダンパーは、エネルギー吸収を担う超塑性合金(superplastic alloy )からなる第1の部材10と、形状の自己復元能力を持つ超弾性合金(superelastic alloy )からなる第2の部材11とを並列に配置してなる複合構造を有するもので、具体的には、1枚の板状の第1の部材10を2枚の板状の第2の部材11で挟むように、第1の部材10と第2の部材11とを、応力がかかる方向(図1中の矢印F1方向)と直交する方向に積層して配置し、それらを鉄等の金属で形成された結合部材12で一体化した構造のものである。
ここで、超塑性合金とは、超塑性を示す合金のことである。超塑性とは、多結晶材料の引張変形において、変形応力が高い歪み速度依存性を示し、局部収縮(ネッキング)を生じることなく巨大な伸びを示す現象のことである。
超弾性合金とは、超弾性を示す合金のことである。超弾性とは、負荷時に応力誘起マルテンサイト変態によって生じた変形が、除荷時の逆変態によって回復する性質のことである。
図1(b)は図1(a)のA−A断面図である。第1の部材10および第2の部材11からなるダンパー部材は、第1の部材10を2枚の板状の第2の部材11で挟んだサンドイッチ構造としている。
図1(c)は、本実施形態の変形例を示す断面図であり、図1(b)に対応する断面を示している。図1(c)の軸降伏型ダンパーのように、第1の部材10の周囲を第2の部材11で囲んで第1の部材10と第2の部材11とを積層した構造とすることができる。
このような構造の軸降伏型ダンパーでは、地震等により図1(a)中の矢印F1の方向に力が加わると、その矢印F1の方向に軸降伏型ダンパーが伸び縮みする。
図2は、本実施形態の軸降伏型ダンパー1をアーチ橋に用いた例を示している。図2(a)はアーチ橋の全体を示す斜視図であり、図2(b)は図2(a)のB部拡大図であり、図2(c)は図2(a)のC部拡大図である。
図2の例では、アーチ橋におけるブレース材の一部(図2中の太実線部分)を軸降伏型ダンパー1に置き換えている。
なお、図2の例のように軸降伏型ダンパーを屋外で用いる場合には、軸降伏型ダンパーの全体に塗装を施したり、軸降伏型ダンパーの外側を図示しないカバーで全体的に覆ったりすることによって軸降伏型ダンパーの腐食を防止するのが好ましい。
第1の部材10を構成する超塑性合金としては、例えばZn−Al系の合金を用いることができ、第2の部材11を構成する超弾性合金としては、例えばTi−Ni系の合金を用いることができる。
図3(a)に、超弾性合金の応力−ひずみ関係の一例を示し、図3(b)に、超塑性合金の応力−ひずみ関係の一例を示す。
超塑性合金に応力が作用した場合、図3(b)中の矢印で示す関係に従ってひずみが生じるが、応力がなくなってもひずみは0には戻らない。一方、超弾性合金に応力が作用した場合、図3(a)中の矢印で示す関係に従ってひずみが生じるが、応力がなくなればひずみは0に戻る。
このような超弾性合金と超塑性合金とを用いて図1のようにダンパー部材を構成した場合、ダンパー部材としての応力−ひずみ関係は、図3(c)のようになる。
このような特性を有することにより、図1に示すダンパー部材において、地震により図1(a)中の矢印F1方向に力が加わった場合、超塑性合金からなる第1の部材10が変形して地震エネルギーを吸収する。地震エネルギーの吸収後、超塑性合金からなる第2の部材11による形状の自己復元能力により元位置に復帰する。
なお、図1の例では、超弾性合金からなる第2の部材11と超塑性合金からなる第1の部材10の長さ比を1:1、断面積比を1:2としている。
ここで、軸降伏型ダンパーが自己復元能力を確保するための条件の一例について説明する。軸降伏型ダンパーにおいて、ダンパー部材としての残留変位が許容値δal以下となるような自己復元能力を確保する場合には、超弾性材料の断面積Aと超塑性材料の断面積Aとの比A/Aが下記2つの数式を満足するよう設定する。
Figure 2010074229
Figure 2010074229
但し、σは超弾性合金の除荷における相転移時の応力、σは超塑性合金の降伏応力、Eは超弾性合金のヤング率、Lは超弾性合金の長さである。なお、上記2つの数式は、両合金の応力−ひずみ関係を図3(a)、(b)に示すものと設定した場合の一例である。
上記した実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。すなわち、エネルギー吸収を担う超塑性合金からなる第1の部材10と、形状の自己復元能力を持つ超弾性合金からなる第2の部材11とを並列に配置してなる複合構造としているので、地震時には超弾性挙動により超塑性合金の変形へ追随するとともに、地震後には自己復元能力により、超弾性合金自身の弾性ひずみおよび塑性変形の進行した超塑性合金の残留ひずみを使用上許容可能な範囲にまで戻すことができる。
このように自己復元特性と塑性ひずみ蓄積時の耐劣化特性を併せ持つダンパーとすることにより、地震後の元位置への復元作業およびダンパー材の交換が不要となるため、完全なメンテナンスフリーが実現される。また、メンテナンスフリー化に伴い、中規模地震動に対してもダンパーの塑性化を許容する設計が可能になるとともに、中規模地震でダンパーを無損傷とする制約条件を除くことができるので極大地震でもより高効率な制震構造とすることができる。
また、並列に配置する超弾性合金からなる第2の部材11と超塑性合金からなる第1の部材10の断面積および長さを変化させて設計することにより、これらの素材に作用する応力およびひずみの大きさを制御できるので、ダンパー部材としてのエネルギー吸収能と自己復元能力を調整することができる。
また、超弾性材料、超塑性材料とも繰り返し荷重下での塑性ひずみ蓄積による劣化の生じない範囲にて使用することで耐劣化性を確保することができる。
なお、第1、第2の部材10、11の間で局所的な力の伝達が生じるのを避けるために、第1の部材10および第2の部材11は互いに接着されていない構造になっている。
図4〜図6は、本実施形態の軸降伏型ダンパーのより具体的な構成例を示している。図4(a)は、軸降伏型ダンパーの一構成例を示す斜視図である。図4(b)は、図4(a)の断面図であって、図4(a)中に二点鎖線で示した仮想平面Dにおける断面を示している。
第1、第2の部材10、11は、ダンパー作用方向F1に細長い板状に形成されている。結合部材12は第1、第2の部材10、11のうち長手方向両端側の部位同士を結合する。この結合は、結合部材12と第1、第2の部材10、11とをボルト13で締結することによって行われている。
第1、第2の部材10、11の中間部は、鉄等の金属にて形成された拘束部材14に覆われている。拘束部材14は四角筒形状を有しており、拘束部材14の内部に第1、第2の部材10、11が挿入されている。
拘束部材14は、その両端側に配置された2つの結合部材12のうち少なくとも一方の結合部材12と所定間隔空けて配置されている。拘束部材14と第1、第2の部材10、11との接触は許容されているが、拘束部材14と第1、第2の部材10、11との接着は行われていない。これにより、拘束部材14にダンパー作用方向の応力が発生しないようにして、拘束部材14と第1、第2の部材10、11との間に摩擦が極力発生しないようにしている。
第1、第2の部材10、11の中間部が拘束部材14に覆われていることによって、第1、第2の部材10、11に、座屈等のダンパー作用方向以外の方向への変形が生じることを抑制できる。このため、エネルギー吸収能力と形状の自己復元能力を効果的に発揮することができる。
第1、第2の部材10、11の相互間、および第1、第2の部材10、11と拘束部材14との間には、アンボンド材15が配置されている。アンボンド材15の材質としては、摩擦係数、粘性係数および弾性係数のいずれもが小さいものが採用される。このようなアンボンド材15の材質例としては、硬質ゴムシートやポリエチレンフィルム等が挙げられる。アンボンド材15は、第1、第2の部材10、11に生じる摩擦を低減する役割を果たす。
なお、アンボンド材15を配置する代わりに第1、第2の部材10、11、拘束部材14に表面加工を施すことによって、第1、第2の部材10、11、拘束部材14に生じる摩擦を低減するようにしてもよい。
図5は、軸降伏型ダンパーの他の構成例を示す断面図である。この構成例は、図1(c)の変形例に対応しており、アンボンド材15が第1、第2の部材10、11の相互間に配置されており、アンボンド材16が第2の部材11と拘束部材14との間に配置されている。
図6は、図2のアーチ橋に用いられる軸降伏型ダンパーのより具体的な構成例を示している。図6に示すように、結合部材12にボルト穴12aを設け、このボルト穴12aを用いて軸降伏型ダンパーをアーチ橋本体に取り付ける。これにより、結合部材12がアーチ橋本体への取付具を兼用することができる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、本発明の履歴型ダンパーを軸降伏型ダンパーに適用した例を示したが、本第2実施形態では、図7に示すように、本発明の履歴型ダンパーをせん断降伏型ダンパーに適用している。
図7(a)は、せん断降伏型ダンパーの模式図であり、図7(b)は図7(a)のE−E断面図である。このせん断降伏型ダンパーも、上記第1実施形態の軸降伏型ダンパーと同様に、超塑性合金からなる第1の部材20と超弾性合金からなる第2の部材21とを並列に配置してなる複合構造を有するもので、具体的には、応力がかかる方向(図7(a)中の矢印F2の方向)に、1枚の板状の第1の部材20を2枚の板状の第2の部材21で挟むように第1の部材20と第2の部材21とを離間して積層し、鉄等の金属で形成された結合部材22でそれらを一体化した構造のものである。
このような構造のせん断降伏型ダンパーでは、地震等により図7(a)中の矢印F2の方向に力が加わると、その矢印F2の方向にダンパーが変形する。このようなせん断降伏型ダンパーは、例えば、部材接合部に配置するダンパーとして用いることができる。
(第3実施形態)
上記第1実施形態では、軸降伏型ダンパーの第1の部材10と第2の部材11とが板状に形成されており、第1の部材10と第2の部材11とが積層して配置されているが、本第3実施形態では、図8に示すように、軸降伏型ダンパーの第1の部材30と第2の部材31とが棒状に形成されており、第1の部材30と第2の部材31とが並列に配置されている。
図8(a)は、本実施形態の軸降伏型ダンパーを示す斜視図であり、図8(b)は、図8(a)の断面図であって、図8(a)中に二点鎖線で示した仮想平面Gにおける断面を示している。
軸降伏型ダンパーは、全体としてダンパー作用方向F1と平行な円柱状の形状を有している。第1、第2の部材30、31は、ダンパー作用方向F1と平行な丸棒状に形成されており、軸降伏型ダンパーの周方向に交互に配置されている。
拘束部材34はダンパー作用方向F1と平行な円筒形状を有している。拘束部材34のうち中心孔34aの外側部位には、軸方向に貫通する貫通孔34bが、第1、第2の部材30、31の合計本数と同数個設けられている。図8の例では、第1、第2の部材30、31の合計本数が8本であるので、貫通孔34bが8個設けられている。
各々の貫通孔34bには、第1、第2の部材30、31のいずれかが1本ずつ挿入されている。貫通孔34bの断面形状は、第1、第2の部材30、31の断面形状とほぼ同形状(図8の例では円形状)になっている。
各々の貫通孔34bでは、第1、第2の部材30、31と拘束部材34との間にアンボンド材35が配置されている。
なお、アンボンド材35を配置する代わりに、第1、第2の部材30、31、拘束部材34に表面加工を施すことによって、第1、第2の部材30、31、拘束部材34に生じる摩擦を低減するようにしてもよい。
図9は本実施形態の変形例を示す断面図である。図9(a)は、変形例における軸降伏型ダンパーを示す斜視図であり、図9(b)は、図9(a)の断面図であって、図9(a)中に二点鎖線で示した仮想平面Hにおける断面を示している。
この変形例では、第1の部材30が軸降伏型ダンパーの中心部に1本配置され、第2の部材31が軸降伏型ダンパーの径方向外側部位に複数本配置されている。第1の部材30は、拘束部材34の中心孔34aに挿入されており、第2の部材31は、拘束部材34の貫通孔34bに挿入されている。
したがって、拘束部材34の貫通孔34bは、第2の部材31の本数と同数個設けられている。図9の例では、第2の部材31の本数が4本であるので、貫通孔34bが4個設けられている。
拘束部材34の中心孔34aの断面形状は、第1の部材30の断面形状とほぼ同形状(図9の例では円形状)になっており、貫通孔34bの断面形状は、第2の部材31の断面形状とほぼ同形状(図9の例では円形状)になっている。
中心孔34aでは、第1の部材30と拘束部材34との間にアンボンド材35が配置されている。また、貫通孔34bでは、第2の部材31と拘束部材34との間にアンボンド材36が配置されている。
なお、アンボンド材35、36を配置する代わりに、第1、第2の部材30、31、拘束部材34に表面加工を施すことによって、第1、第2の部材30、31、拘束部材34に生じる摩擦を低減するようにしてもよい。
(第4実施形態)
上記第3実施形態では、軸降伏型ダンパーの第1の部材30と第2の部材31とが丸棒状に形成されているが、本第4実施形態では、図10に示すように、軸降伏型ダンパーの第1の部材40が丸棒状に形成されており、第2の部材41が円筒状に形成されている。
図10は、本実施形態の軸降伏型ダンパーを示す断面図であって、ダンパー作用方向F1と直交する方向の断面を示している。
第1の部材40は、ダンパー作用方向F1(図10の紙面垂直方向)と平行な丸棒状に形成されている。第2の部材41は、ダンパー作用方向F1と平行な円筒状に形成されており、その内部に第1の部材40が挿入されている。
第1、第2の部材40、41のうちダンパー作用方向F1における両端側の部位同士は結合部材(図示せず)によって結合されている。
拘束部材44はダンパー作用方向F1と平行な円筒形状を有しており、拘束部材44の内部に第1、第2の部材40、41が挿入されている。
第1、第2の部材40、41の相互間にはアンボンド材45が配置されており、第2の部材41と拘束部材44との間にはアンボンド材46が配置されている。
なお、アンボンド材45、46を配置する代わりに、第1、第2の部材40、41、拘束部材44に表面加工を施すことによって、第1、第2の部材40、41、拘束部材44に生じる摩擦を低減するようにしてもよい。
(第5実施形態)
上記第2実施形態のせん断降伏型ダンパーでは、板状の第1、第2の部材20、21がダンパー作用方向F2に積層されているが、本第5実施形態のせん断降伏型ダンパーは、図11に示すように、板状の第1、第2の部材50、51がダンパー作用方向F2と直交する方向に積層されている。
図11(a)は、本実施形態のせん断降伏型ダンパーを示す斜視図である。図11(b)は、図11(a)の断面図であって、図11(a)中に二点鎖線で示した仮想平面Iにおける断面を示している。
結合部材52は、長方形板状の第1、第2の部材50、51のうちダンパー作用方向F2と直交する方向における両端側の部位同士を結合する。この結合は、結合部材52と第1、第2の部材50、51とをボルト53で締結することによって行われている。
第1、第2の部材50、51の中間部は、鉄等の金属にて形成された拘束部材54に覆われている。拘束部材54は四角筒形状を有しており、拘束部材54の内部に第1、第2の部材50、51が挿入されている。拘束部材54の内部には、第1、第2の部材50、51を互いに隔てる隔壁54aが設けられている。
拘束部材54は、その両端側に配置された2つの結合部材52のうち少なくとも一方の結合部材52と所定間隔空けて配置されている。
第1、第2の部材50、51の中間部が拘束部材54に覆われていることによって、第1、第2の部材50、51に、座屈等のダンパー作用方向以外の方向への変形が生じることを抑制できる。このため、エネルギー吸収能力と形状の自己復元能力を効果的に発揮することができる。
ダンパー作用方向F2において、第1、第2の部材50、51と拘束部材54との間には所定間隔の隙間が形成されている。この隙間により、第1、第2の部材50、51にダンパー作用方向F2のせん断力が加わった際に第1、第2の部材10、11が長方形から平行四辺形にせん断変形することが許容される。
第1、第2の部材50、51と拘束部材54との間にはアンボンド材55が配置されている。
なお、アンボンド材55を配置する代わりに、第1、第2の部材50、51、拘束部材54に表面加工を施すことによって、第1、第2の部材50、51、拘束部材54に生じる摩擦を低減するようにしてもよい。
(他の実施形態)
なお、超塑性合金としては、図3(b)に示すような特性を有し、エネルギー吸収を担うものであれば、Zn−Al系の合金以外の合金、例えばAl系、Ti系の合金、低降伏点鋼などを用いてもよい。また、超塑性合金としては、図3(a)に示すような特性を有し、形状の自己復元能力を持つものであれば、Ti−Ni系の合金以外の合金、例えばCu−Zn−Al系、Fe−Mn−Si系の合金、高張力鋼系材料などを用いてもよい。
また、超塑性合金からなる第1の部材と超弾性合金からなる第2の部材とを並列に配置してなる複合構造を有するものであれば、上記各実施形態に示す構造のものに限らず、他の構造のものであってもよい。例えば、1枚の板状の第1の部材と1枚の板状の第2の部材とを積層した構造を採用してもよい。
本発明の履歴型ダンパーは、自己復元能力と耐劣化性を備えたメンテナンス性に優れた部材であり、中規模地震動に対しても機能させることにより高効率な制震構造を実現する。また、従来の軸降伏型ダンパーやせん断降伏型ダンパーと同様の設計、施工上の簡易さを有しており、新設および既設の土木構造物に容易に設置が可能である。
10 超塑性合金からなる第1の部材
11 超弾性合金からなる第2の部材
12 結合部材

Claims (7)

  1. エネルギー吸収を担う超塑性合金からなる第1の部材(10、20、30、40、50)と、
    形状の自己復元能力を持つ超弾性合金からなり、前記第1の部材に対して並列に配置される第2の部材(11、21、31、41、51)と、
    前記第1、第2の部材の両端側の部位同士を結合する結合部材(12、22、32、52)とを備えることを特徴とする履歴型ダンパー。
  2. 前記第1の部材および前記第2の部材に対して、ダンパー作用方向(F1、F2)と直交する方向への変形を拘束する拘束部材(14、34、44、54)を備えることを特徴とする請求項1に記載の履歴型ダンパー。
  3. 前記第1の部材および前記第2の部材のうち少なくとも一方の部材と前記拘束部材との間には、前記第1の部材、前記第2の部材および前記拘束部材よりも摩擦係数、粘性係数および弾性係数の小さいアンボンド材(15、16、35、36、46、55)が配置されていることを特徴とする請求項2に記載の履歴型ダンパー。
  4. 前記第2の部材は、前記第1の部材を挟むように配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の履歴型ダンパー。
  5. 前記第2の部材は、前記第1の部材を挟むように配置されており、
    前記第1の部材(10、40)と前記第2の部材(11、41)との間には、前記第1の部材(10、40)および前記第2の部材(11、41)よりも摩擦係数、粘性係数および弾性係数の小さいアンボンド材(15、45)が配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の履歴型ダンパー。
  6. 前記第1の部材(10、30、40)および前記第2の部材(11、31、41)は棒状または細長い板状に形成され、
    前記結合部材(12、32)は、前記第1の部材および前記第2の部材のうち長手方向両端側の部位同士を結合していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の履歴型ダンパー。
  7. 前記第2の部材(11、31、41)と前記第1の部材(10、30、40)との断面積比A/Aは、下記2つの数式を満足するように設定されていることを特徴とする請求項6に記載の履歴型ダンパー。
    Figure 2010074229
    Figure 2010074229
    但し、δalは残留変位の許容値、σは超弾性合金の除荷における相転移時の応力、σは超塑性合金の降伏応力、Eは超弾性合金のヤング率、Lは超弾性合金の長さである。
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