JPWO2006132048A1 - 光拡散板とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、フレネルシートおよび/またはレンチキュラーシートの基板に光拡散材を含ませ、かつ各レンズシートが2層の光拡散層(light diffusion layer)を有する場合には、光透過側から形状が均一な有機系材料からなる光拡散層、次いで、シリカなどの無機系材料からなる光拡散層の順にすることが提案されている(特許文献1参照)。この特許文献1には、上記により、レンチキュラーシートの観察者にもっとも近い光拡散層を、不均一な鱗片形状であることが多い無機系材料からなる光拡散層(ハードコート)とすることにより、光拡散層の表面が適度に荒れ、ギラツキが生じない旨記載されている。その実施例として、透明な樹脂基板の片面に、シリカを濃度30%で分散した紫外線硬化性アクリル系樹脂でハードコート層(層厚20μm)を塗布形成し、基板の他面に、MS(アクリルースチレン共重合)架橋ビーズを濃度10%で分散したアクリル系樹脂で有機層(層厚20μm)を塗布形成し、有機層を粘着層としてレンチキュラーシートに積層した構成が示されている。
また透明基板上に光拡散層を積層した構造とすれば、高剛性の光拡散板が容易に得られる。本発明者は、そのような拡散板に、PTVに求められるスクリーン特性を満たす拡散性、特に高精細PTVにも好適な拡散性をもたせるべく検討した。なお、光拡散材を多量に含ませるか光拡散層を厚くして拡散性を強くすることにより、シンチレーションが抑制されることは公知であるが、ピークゲイン、解像度およびコントラストが低下する課題がある。このため、これら特性と拡散性(視野角拡大)とのバランスを取る必要がある。
なお、拡散の均一性の評価手法としては、例えばCCDカメラ型の輝度計で、画面全体を取り込んで、その輝度のばらつきを評価するなどが考えられる。
また、本明細書において、マトリックスと光拡散材との屈折率差(Δn)とは、マトリックスと光拡散材との屈折率の差の絶対値をいう。
さらに、第2光拡散層中に光拡散材を複数種類含むことにより、さらにシンチレーションを防止できることを見出した。このような構造の拡散板が、上記特性を満たすものであることを確認し、以下のような本発明を完成するに至った。
また、本発明に係る光拡散板は、基板と、基板上に形成されてなる光拡散層とを含む光拡散板であって、光拡散層は、第1マトリックスおよび第1マトリックスとの屈折率差Δn1が0.04≦Δn1≦0.2である第1光拡散材を含む第1光拡散層と、第2マトリックスおよび第2マトリックスとの屈折率差Δn2が0.005≦Δn2<0.04である第2光拡散材を含む第2光拡散層との少なくとも2層からなり、第1光拡散材および/または第2光拡散材が複数種類の光拡散材を含み、第1光拡散層における第1光拡散材の体積率が35%未満であり、第2光拡散層における第2光拡散材の体積率が35%以上であり、光拡散層の層厚の合計が、硬化後の層厚で5〜200μmである光拡散板である。
例えば特許文献1には、シリカ濃度30%のハードコート層A(20μm)と、MS架橋ビーズ濃度10%の有機層B(20μm)とが、透明樹脂基板の両面に別々に積層された構造が示されている。しかし、この特許文献1では、各層について、Δnおよび体積率をなんら開示していない。特許文献1では、微粒子の形状を利用することが特徴であり、また正面輝度(front brightness)の低下を招くため、光拡散材の濃度を高くすることができない旨の記載があり、本発明とは根本的に異なる。
また特許文献2に開示される、有機系微粒子を5〜20wt%含む第1光拡散シートと、無機系微粒子を1〜10wt%含む第2光拡散シートとからなる2層構造が示されるが第1光拡散シートの厚みだけでも500〜1000μmと厚いものである。
透明基板の片面上に、光拡散材を含む2層の光拡散層(各20μm)を積層した構造を示す特許文献3も、各層についてのΔnおよび体積率は具体的に開示されていない。無機系および有機系を組合わせた光拡散材の使用により、各層でのΔnが異なる場合があっても、Δnの小さい光拡散材を40%超の体積率で高密度に含ませる態様、さらにはその必要性は示されていない。
また、特許文献3で示されているのは、光拡散材を含まない透明樹脂基板の一方の面に、光拡散材を含む樹脂層(光拡散層)を2層以上積層し、透明樹脂基板の他の面がレンチキュラーレンズに面するように、粘着層を介して積層される構成である。この構成においては、レンチキュラーレンズと拡散層との距離が長いため、映像の解像度が低下する課題がある。
さらに、2層構造の各層についてΔnを示す特許文献4の光拡散板では、Δnの小さい光拡散材を低濃度(0.1〜10重量%)で含む基板上に、Δnの大きい拡散材を高濃度(20〜50重量%)で含む層を積層した形態であり、光拡散層全体として少なくとも500μmの厚みを有する。また各層におけるΔnの大小と濃度の高低との関係は、Δnの大きい光拡散材を低密度(低体積率)で含む層と、Δnの小さい光拡散材を高密度(高体積率)で含む層との組合わせによる本発明と逆の組合わせである。
上記基板は、好ましくはガラス板である。上記において、好ましくは第2光拡散層が第1光拡散層に接して、第1光拡散層を介して基板上に形成される。第2光拡散層は、好ましくは透過光の入射側に配置される。
具体的には、基板と、基板上に形成された光拡散層とを含む光拡散板の製造方法であって、第1マトリックス形成成分および第1マトリックス形成成分との屈折率差Δn1が0.04≦Δn1≦0.2である第1光拡散材を含有し、かつ第1光拡散材の液中体積率が40%未満である第1光拡散層形成用塗布液を基板上に塗布し、第2マトリックス形成成分および第2マトリックス形成成分との屈折率差Δn2が0.005≦Δn2<0.04である第2光拡散材を含有し、かつ第2光拡散材の液中体積率が40%以上である第2光拡散層形成用塗布液を基板上に塗布することにより光拡散層を形成する光拡散板の製造方法である。
本発明に係る透過型スクリーンは、背面投射型プロジェクションテレビ用スクリーンとして好適である。
特にガラス板を基板とする光拡散板の態様では、耐擦傷性および耐候性などの耐久性に優れる。また、レンズシートの設計変更の影響を受けにくく、汎用性が高い。このような拡散板を含む本発明の透過型スクリーンは、背面投射型PTV用スクリーン、特に高精細のMDタイプのPTV用スクリーンとして好適である。
2…フレネルシート(レンズシート)
3…レンチキュラーシート(レンズシート)
31…遮光層
10…透過型スクリーン
100…基板
101…第1光拡散層(光拡散層)
102…第2光拡散層(光拡散層)
110…光拡散層
また、マトリックス形成成分は、塗布による層の形成を可能にする材料が好ましく、特に、熱、紫外線などにより硬化する架橋塗膜材料が好ましい。このようなマトリックス形成成分としては、例えばウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリメチルペンテン系樹脂、アクリル−スチレン共重合樹脂、エポキシ系樹脂、オレフィン系樹脂、シリコーン系樹脂などの樹脂材料、あるいは金属アルコキシドの加水分解物から得られる架橋物、低融点ガラスなどの無機材料またはこれらの混合物などが挙げられる。
光拡散材の平均粒子径は1〜20μm、特に5〜10μmであることが好ましい。1μm未満では光の屈折率に波長分散が生じやすく、20μm超では面内の輝度分布が粗い膜になりやすいため好ましくない。また、光拡散材の屈折率は、その材料によって値は異なるが、本発明における屈折率差を満たすような値であれば特に限定されない。具体的には、光拡散材の屈折率が1.42〜1.59であることが好ましい。
また、第2光拡散層に含まれる第2光拡散材は、第2マトリックスとの屈折率差Δn2が0.005≦Δn2<0.04、好ましくは0.01≦Δn2≦0.03となるものが選択される。なお、マトリックスの屈折率は、光拡散剤の屈折率よりも低くてもよいし、高くてもよく特に限定されない。なお、本明細書における屈折率差とは、2種の屈折率の差の絶対値を意味する。第1光拡散層における屈折率差および第2光拡散層における屈折率差を上記範囲とすることで所望の拡散性(視野角)を得ることが可能となる。
第1光拡散材および/または第2光拡散材は、ともに、1種類のみならず、複数種類であってもよい。複数種類である場合、上記Δn1およびΔn2は、光拡散材の種類を光拡散材a、光拡散材b・・とすると、下記の式のように計算される。
上記計算式から、光拡散材aとマトリックスとの屈折率差を、第1光拡散層の場合はΔn1a・・、第2光拡散層の場合はΔn2a・・とすると、個々の光拡散材の屈折率は、必ずしも0.04≦Δn1a≦0.2、0.005≦Δn2a<0.04といった範囲中にある必要はなく、上記数1のような式で求めたΔn1およびΔn2を満たすような値であればよい。ただし、複数種類含まれる光拡散材とマトリックスとの屈折率の差は、含まれるすべての光拡散材で、第1拡散層で0.01≦Δn1a≦0.2、第2拡散層で0.005≦Δn1b0.08であることが好ましい。上記範囲を外れると、局所的に拡散の度合いが変化し、拡散に不均一が生じる可能性があるため好ましくない。
さらに、複数種類の光拡散材として2種類の光拡散材を用いる場合、それぞれの光拡散材の屈折率の差は、第1拡散層で0.01〜0.3、第2拡散層で0.005〜0.1であることが、拡散に不均一が生じさせない点で好ましい。
特に、第2光拡散層に複数種類の光拡散材を用いることで、より拡散の均一性が高まる点で好ましい。
なお、第1光拡散材および/または第2光拡散材が複数種類である場合、層中体積率は、各々の光拡散材の層中体積率の和で算出される。また、複数種類の場合、層中体積率(第1)は、35%未満、好ましくは10%以上35%未満である。また、層中体積率(第2)は、35%以上、好ましくは35%以上60%である。第1光拡散層における体積率および第2光拡散層における体積率を上記範囲とすることで、微小な拡散を多くさせることができ、結果的に拡散の均一化を図ることができる。また、光拡散材を複数用いることにより、体積率を若干低下させても、十分な光の均一化の効果が得られる。
また、第2光拡散材は複数種類の光拡散材を用い、第1光拡散材は1種類の光拡散材を用いることがさらに好ましい。第2光拡散材を複数種類とすることで、複数種類の拡散が組み合わさることにより、拡散の均一性が高まるという効果が得られる。
複数種類の光拡散材として2種類の光拡散材を用いる場合、(屈折率の高い光拡散材の層中体積率)<(屈折率の低い光拡散材の層中体積率)であることが、拡散材の充填率を高め、拡散の均一性を維持できる点で好ましい。その場合、屈折率の高い光拡散材の層中体積率は1〜40%であり、屈折率の低い光拡散材の層中体積率は60〜99%であることが好ましい。
また、光拡散材が複数種類の場合、質量含有率は各々の光拡散材の質量含有率の和で計算される。また、光拡散材の比重は、光拡散材の種類を光拡散材a、光拡散材b・・とすると、下記式のように計算される。
40%未満では光拡散材が少なすぎてシンチレーション低減が不十分のため好ましくなく、60%超ではマトリックスの割合が少なすぎて基材との密着性が低下しやすくなるため好ましくない。マトリックス形成成分自体が液状である場合には、溶媒を用いることなくそのまま塗布液として使用することもできる。また、実質的な効果を発揮しうる充分な層厚を得るために、塗布液中の全固形分濃度を10質量%以上とすることが好ましい。
また、第1光拡散材および/または第2光拡散材が複数種類である場合、液中体積率は、各光拡散材の質量含有率の和で算出される。また、複数種類の場合、液中体積率(第1)は、35%未満、好ましくは10%以上35%未満である。また、液中体積率(第2)は、35%以上、好ましくは35%以上60%以下である。液中体積率を上記範囲とすることで、微小な拡散を多くさせることができ、結果的に拡散の均一化を図ることができる。
光拡散材として複数種類の光拡散材を用いる場合、光拡散材の種類を光拡散材a、光拡散材b・・とすると、下記の式のように計算される。
複数種類の光拡散材として2種類の光拡散材を用いる場合、(屈折率の高い光拡散材の液中体積率)<(屈折率の低い光拡散材の液中体積率)であることが、光拡散材の充填率を高め、拡散の均一性を維持できる点で好ましい。その場合、屈折率の高い光拡散材の体積率は1〜40%であり、屈折率の低い光拡散材の体積率は60〜99%であることが好ましい。
第1光拡散材および第2光拡散材は、ともに、1種類のみならず、複数種類であってもよい。複数種類である場合、上記Δn1およびΔn2は、光拡散材の種類を光拡散材a、光拡散材b・・とすると、下記の式のように計算される。
上記計算式から、光拡散材aとマトリックスとの屈折率差を、第1光拡散層の場合はΔn1a・・、第2光拡散層の場合はΔn2a・・とすると、各々の光拡散材の屈折率は、必ずしも0.04≦Δn1a≦0.2、0.005≦Δn2a<0.04といった範囲中にある必要はなく、上記数5のような式で求めたΔn1およびΔn2を満たすような値であればよい。ただし、複数種類含まれる光拡散材とマトリックスとの屈折率の差は、第1拡散層で0.01≦Δn1a≦0.3、第2拡散層で0.005≦Δn1b0.08であることが好ましい。上記範囲を外れると、局所的に拡散の度合いが変化し、拡散に不均一が生じる可能性があるため、好ましくない。
さらに、複数種類の光拡散材として2種類の光拡散材を用いる場合、お互いの光拡散材の屈折率の差は、第1拡散層で0.01〜0.3、第2拡散層で0.005〜0.1であることが、拡散に不均一が生じさせない点で好ましい。
塗布液の塗付方法は、塗膜形成に使用されるバーコート、スピンコート、ディップコート、スクリーン印刷、ダイコートなどの公知の方法を、特に制限なく適用することができる。特にバーコートであることが好ましい。塗膜の硬化は、必要に応じて加熱または紫外線照射などをマトリックス材料に応じて適宜に選択し、適用することができる。加熱は、あまり高くない温度で行うことが好ましく、大気中において80〜150℃の低温で、5〜60分間の加熱が好ましい。なお、第1(第2)塗布液の塗布後、上記加熱条件で加熱後に第2(第1)塗布液を塗布することが好ましい。
透過型スクリーン10は、フレネルシート2、レンチキュラーシート3および拡散板1の順に配置され、拡散板1は、光拡散層110側がレンチキュラーシート3側に配置されている。なお、各図において、同一符号は、同一または相当部材を示し、その重複説明を省略する。
フレネルシート2は、光学エンジンからの画像光を略平行光として出射し(観察者方向に向け)、画面全体を均一に明るくするためのレンズシートである。レンチキュラーシート3は、フレネルシート2からの略平行光を水平方向に屈折させる凸状のシリンドルカルレンズ群を水平方向に並列に配列したレンズシートであり、観察者の左右方向に画像光を屈折拡散させ、水平方向の視野角(観察領域)を拡げて出射する。
上記のような透過型スクリーンは、背面投射型PTV、特に投射光の指向性が高いMDなどの高精細PTV用透過型スクリーンとして好適である。
(実施例1)
<塗布液Aの調製>
マトリックス形成成分としてウレタン樹脂溶液(二液硬化型スクリーンインキMAB000、固形分45質量%、樹脂の比重1.2、屈折率1.55)を100g、上記ウレタン樹脂用の硬化剤(210硬化剤、比重1.1)を5g、ガラス用接着補強剤(帝国インキ製造(株)製)を0.5g、光拡散材としてアクリル樹脂微粒子(積水化成品工業(株)製:MBX−8(架橋PMMAの真球状微粒子)、比重1.2、平均粒子径8μm、屈折率1.49)を17.5g混合、撹拌し、塗布液Aを得た。塗布液Aの液中体積率は26%であり、固形分濃度は14質量%であった。
<塗布液Bの調製>
光拡散材として、アクリル樹脂微粒子の代わりにMS樹脂微粒子(積水化成品工業(株)製:SMX−8M(PMMA/PSの真球状微粒子)、比重1.1、平均粒子径8μm、屈折率1.56)を41g用いた以外は、上記と同様にして塗布液Bを得た。塗布液Bの液中体積率は47%であり、固形分濃度は28質量%であった。
なお、液中体積率は[数2]を用いて算出した。[数2]で用いられるマトリックスの比重は、マトリックス形成成分であるウレタン樹脂および硬化剤の比重および含有率から質量加重平均して算出した。このようにして求めた実施例1におけるマトリックスの比重は1.19であった。以下の例でも、上記計算により求めたマトリックスの比重を液中体積率の計算に用いた。
30cm角のガラス板(無強化ガラス、厚み3mm、可視光透過率(JIS K7361−1(1997年))91%)の表面に、塗布液Aをバーコーター(No.22)で塗布し、150℃の乾燥機で30分大気中で乾燥して第1光拡散層を形成した。続いて、塗布液Bをバーコーター(No.22)で塗布し、150℃の乾燥機で30分大気中で乾燥して第2光拡散層を積層し、ガラス板の片面に光拡散層を形成し光拡散板を得た。上記光拡散板について、以下の評価を行った。層構成および評価結果を表1に、塗布液の組成を表2に示す。なお、得られた光拡散板のコントラストは良好である。
なお、層中体積率はSEM写真により各層の断面を観察することにより求める。また、層厚はマイクロメータにより求めた。
正面輝度(ピークゲイン):光拡散層が形成された面を光源側にして、光拡散板をプロジェクター((株)日立製作所製:PJ−TX10−J)によって一定の照度で照らした。
光源と反対側の面での輝度を分光輝度計(コニカミノルタホールディングス(株)製:CS−1000A)により測定した。1100以上であることが実用上好ましい。
○:α≧11°
△:9°≦α<11°
×:α<9°
◎:シンチレーションは、鑑賞時全く気にならない。
○:シンチレーションは、鑑賞時気にならない。
△:シンチレーションが発生し、鑑賞時やや気になる。
×:シンチレーションが激しく、鑑賞し辛い。
○:解像度が高く、輪郭も明瞭である。
△:解像度がやや低く、輪郭が不明瞭である。
×:解像度が低く、画像がぼやけて見える。
実施例1において、塗布液AおよびBの塗布順序を逆にした以外は、実施例1と同様にしてガラス板の片面に光拡散層を形成し、光拡散板を得た。上記光拡散板について、実施例1と同様の評価を行った。層構成および評価結果を表1に、塗布液の組成を表2に示す。なお、得られた光拡散板のコントラストは良好である。
<塗布液の調製>
塗布液Aの光拡散材の量を、表2に示す量とした以外は、塗布液Aの調製と同様にして、塗布液Cを調製した。塗布液Cにおける液中体積率は44%であり、固形分濃度は27質量%であった。また、塗布液Bの光拡散材の量を、表2に示す量とした以外は、塗布液Bの調製と同様にして、塗布液Dを調製した。塗布液Dにおける液中体積率は27%であり、固形分濃度は14質量%であった。
<光拡散層の形成>
実施例1の塗布液Aの代わりに塗布液Cを、塗布液Bの代わりに塗布液Dを用いた以外は、実施例1と同様にして光拡散層を形成し、光拡散板を得た。上記光拡散板について、実施例1と同様の評価を行った。層構成および評価結果を表1に、塗布液の組成を表2に示す。
実施例1の塗布液Aの代わりに塗布液Dを、塗布液Bの代わりに塗布液Cを用いた以外は、実施例2と同様にして光拡散層を形成し、光拡散板を得た。上記光拡散板について、実施例1と同様の評価を行った。層構成および評価結果を表1に、塗布液の組成を表2に示す。
塗布液Aの光拡散材の量を、表2に示す量とした以外は、塗布液Aの調製と同様にして、塗布液Eを調製した。塗布液Eの液中体積率は33%であり、固形分濃度は19質量%であった。
30cm角のガラス板(無強化ガラス、厚み3mm、可視光透過率(JIS K7361−1(1997年))91%)の表面に、塗布液Eをバーコーター(No.22)で塗布し、150℃の乾燥機で30分大気中で乾燥して光拡散層を形成し、光拡散板を得た。
上記光拡散板について、実施例1と同様の評価を行った。層構成および評価結果を表1に、塗布液の組成を表2に示す。
比較例3において、塗布液Eの代わりに塗布液Bを用いる以外は比較例3と同様にして、光拡散板を得た。上記光拡散板について、実施例1と同様の評価を行った。層構成および評価結果を表1に、塗布液の組成を表2に示す。
塗布液Bの光拡散材の使用量を80gとした以外は、塗布液Bの調製と同様にして塗布液Fを得た。塗布液Fの液中体積率は63%であった。
比較例3において、塗布液Eの代わりに塗布液Fを用いる以外は比較例3と同様にして、光拡散板を得た。上記光拡散板について、実施例1と同様の評価を行った。層構成および評価結果を表1に、塗布液の組成を表2に示す。
市販の光拡散材練込み板について、実施例1と同様に評価した。層構成および評価結果を表1に、塗布液の組成を表2に示す。
なお、形成された光拡散板は、どの例においても、可視光透過率が90%以上である。
また、実施例1、2、後述する実施例3および比較例1〜5の光拡散板は、CCD型の輝度計でばらつきを評価したところ、これらの例について拡散が均一である。また、形成された光拡散板は、どの例においても、耐擦傷性および耐候性などの耐久性に優れている。
<塗布液の調製>
実施例1における塗布液Aの光拡散材であるアクリル樹脂微粒子17.5gの代わりに、スチレン樹脂微粒子(積水化成品工業(株)製:SBX−4(架橋ポリスチレンの真球状微粒子)、比重1.06、平均粒子径4μm、屈折率1.59)14.2gを用いた以外は実施例1と同様にして、塗布液A2を調製した。塗布液A2の液中体積率は24%であり、固形分濃度は12質量%であった。このときの、マトリックスと光拡散材との屈折率差Δnは0.04であった。
また、実施例1における塗布液Bの光拡散材であるMS樹脂微粒子41gの代わりに、アクリル樹脂微粒子(積水化成品工業(株)製:MBX−8(架橋PMMAの真球状微粒子)、比重1.2、平均粒子径8μm、屈折率1.49)14gおよびMS樹脂微粒子(積水化成品工業(株)製:SMX−8M(PMMA/PSの真球状微粒子)、比重1.1、平均粒子径8μm、屈折率1.56)20gの2種類の微粒子を用いた以外は実施例1と同様にして、塗布液B2を調製した。このときの、マトリックスと光拡散材との屈折率差Δnは、[数5]を用いて算出すると、0.03であった。
塗布液B2の液中体積率は、[数4]を用いて算出すると、2つの微粒子合計で41%であり、固形分濃度は2つの微粒子合計で24質量%であった。
<光拡散層の形成>
実施例1における塗布液Aの代わりに塗布液A2、塗布液Bの代わりに塗布液B2を用いる以外は実施例1と同様にして、光拡散層を形成し、光拡散板を得た。第1光拡散層における第1光拡散材と第1マトリックスとの屈折率差Δn1は0.04であり、第2光拡散層における第2光拡散材と第2マトリックスとの屈折率差Δn1は、[数1]を用いて算出すると、0.03であった。
層中体積率は、SEM写真により各層の断面を観察することにより求め、第1光拡散層は24%、第2光拡散層は41%であった。層厚は、マイクロメータの測定により、両方の層とも25μmであった。
この光拡散板について、実施例1と同様の評価を行った。その結果、正面輝度:1400、視野角および解像度は各々○で、シンチレーションは◎であった。なお、得られた光拡散板のコントラストは良好である。
実施例1および2は、屈折率差および体積率が本発明の範囲に入っており、拡散性、シンチレーションおよび解像度が良好である。また、輝度も練込板と同等なレベルであり良好である。
特に実施例3は第2光拡散層に複数の光拡散材を用いているため、より拡散の均一性が高められる結果、拡散性、シンチレーションおよび解像度が良好となる。
これに対し、比較例1〜2は、第2拡散層の屈折率差および体積率が本発明の範囲になく、微小な拡散を多くすることができず、シンチレーションが悪化し好ましくない。また、マトリックスとの屈折率差の大きい微粒子が多く含まれるという理由で輝度が低く、好ましくない。
比較例3〜5は、拡散層を1層のみ設けた層であるが、シンチレーションの特性を満たすことができず、好ましくない。また、比較例6の練込板も光拡散層が2mmと厚く、解像度が悪く好ましくない。
なお、2005年6月6日に出願された日本特許出願2005−165908の明細書、特許請求の範囲、図面及び要約書の全内容をここに引用し、本発明の明細書の開示として、取り入れるものである。
Claims (12)
- 基板と、基板上に形成されてなる光拡散層とを含む光拡散板であって、
光拡散層は、第1マトリックスおよび第1マトリックスとの屈折率差Δn1が0.04≦Δn1≦0.2である第1光拡散材を含む第1光拡散層と、第2マトリックスおよび第2マトリックスとの屈折率差Δn2が0.005≦Δn2<0.04である第2光拡散材を含む第2光拡散層との少なくとも2層からなり、
第1光拡散層における第1光拡散材の体積率が40%未満であり、第2光拡散層における第2光拡散材の体積率が40%以上であり、
光拡散層の層厚の合計が、硬化後の層厚で5〜200μmである光拡散板。 - 基板と、基板上に形成されてなる光拡散層とを含む光拡散板であって、
光拡散層は、第1マトリックスおよび第1マトリックスとの屈折率差Δn1が0.04≦Δn1≦0.2である第1光拡散材を含む第1光拡散層と、第2マトリックスおよび第2マトリックスとの屈折率差Δn2が0.005≦Δn2<0.04である第2光拡散材を含む第2光拡散層との少なくとも2層からなり、
第1光拡散材および/または第2光拡散材が複数種類の光拡散材を含み、
第1光拡散層における第1光拡散材の体積率が35%未満であり、第2光拡散層における第2光拡散材の体積率が35%以上であり、
光拡散層の層厚の合計が、硬化後の層厚で5〜200μmである光拡散板。 - 第2光拡散材として2種類の光拡散材を用いる場合、それぞれの光拡散材の屈折率の差が0.005〜0.1である請求項2に記載の光拡散板。
- 第1光拡散層における第1光拡散材の体積率が10%以上40%未満であり、第2光拡散層における第2光拡散材の体積率が40%以上60%以下である請求項1に記載の光拡散板。
- 第1光拡散層の層厚が1〜100μmであり、第2光拡散層の層厚が1〜100μmである請求項1〜4のいずれかに記載の光拡散板。
- 光拡散板の可視光透過率(JIS K7361−1(1997年))が85%以上である請求項1〜5のいずれかに記載の光拡散板。
- 基板が、ガラス板である請求項1〜6のいずれかに記載の光拡散板。
- 第2光拡散層が第1光拡散層を介して基板上に形成される請求項1〜7のいずれかに記載の光拡散板。
- フレネルシートおよびレンチキュラーシートとともに請求項1〜8のいずれかに記載の光拡散板を含み、フレネルシート、レンチキュラーシートおよび光拡散板の順に、かつ該光拡散板の光拡散層側が前記レンチキュラーシート側に配置されている透過型スクリーン。
- 請求項9に記載の透過型スクリーンを用いた背面投射型プロジェクションテレビ。
- 基板と、基板上に形成された光拡散層とを含む光拡散板の製造方法であって、
第1マトリックス形成成分および第1マトリックス形成成分との屈折率差Δn1が0.04≦Δn1≦0.2である第1光拡散材を含有し、かつ下記の[数1]に規定する第1光拡散材の液中体積率が40%未満である第1光拡散層形成用塗布液を基板上に塗布し、
第2マトリックス形成成分および第2マトリックス形成成分との屈折率差Δn2が0.005≦Δn2<0.04である第2光拡散材を含有し、かつ下記の[数1]に規定する第2光拡散材の液中体積率が40%以上である第2光拡散層形成用塗布液を基板上に塗布することにより光拡散層を形成する光拡散板の製造方法。
- 基板と、基板上に形成された光拡散層とを含む光拡散板の製造方法であって、
第1マトリックス形成成分および第1マトリックス形成成分との屈折率差Δn1が0.04≦Δn1≦0.2である第1光拡散材を含有し、かつ下記の[数2]に規定する第1光拡散材の液中体積率が35%未満である第1光拡散層形成用塗布液を基板上に塗布し、
第2マトリックス形成成分および第2マトリックス形成成分との屈折率差Δn2が0.005≦Δn2<0.04である第2光拡散材を含有し、かつ下記の[数2]に規定する第2光拡散材の液中体積率が35%以上である第2光拡散層形成用塗布液を基板上に塗布し、
第1光拡散材および/または第2光拡散材が複数種類の光拡散材を含んでいる光拡散板の製造方法。
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