JPWO2005049502A1 - バイオガス発生後の排水処理システム - Google Patents

Abstract

本発明は、バイオガス（メタンガス）発生の際に排出される排水の処理のための、オゾン発生器、オゾン・排水混合タンク及び電気分解・触媒用タンクを有する廃水処理システムに関するものである。オゾン発生器は、オゾン・排水混合タンク内部の底面に設けられたオゾン排出管に接続されている。電気分解・触媒用タンクは、内部に銀材からなる任意数のグリッド型電極とプラチナ材からなる任意数のグリッド型電極が設けられており、かつ、オゾン・排水混合タンクに接続されている。また、オゾン・排水混合タンク及び電気分解・触媒用タンクには、それぞれ処理の制御のために上面センサ及び下面センサが設けられている。

Description

この発明は、バイオガス発生後の固形物から脱水された排水の処理システムに関する。

従来、動物排泄物、食品及び生ごみ等の有機物を対象としたメタンガス発生システム、即ち、バイオガス発生装置後の有機性の固形物から脱水した排水の処理であり、排水中に含有された汚染物体及び各種の菌を消菌、悪臭をなくす事に色々な手段が提供されてきたが、完全な手段、方法はいまだに提供されていない。

本発明はバイオガス（メタンガス）発生後の残留存在物の固形物からの排水処理のために、オゾン発生器、オゾン・排水混合物、電気分解・触媒用タンクを接続した排水処理システムである。

第１図は、本発明のブロックダイアグラム図である。
第２図は、銀材によるグリッド形状電極の斜視図である。
第３図は、プラチナ材によるグリット形状電極の斜視図である。
発明の実施するための最良の形態
発明の実施の形態について図１、図２及び図３を参照にして説明する。
有機物からのメタンガスを発生した後の有機固形物に含まれた水分を脱水機３４にて脱水された排水をポンプ３０によりパイプ３５を経て、パイプ３１、バルブ３２を経て、オゾン・排水混合タンク２４の内部に送り込まれる。
送り込まれた排水２５は、オゾン・排水混合タンク２４の内部に設けた上面センサ３４により、オゾン・排水混合タンク２４に投入された排水２５の上面を感知して、ポンプ３０の作動を停止させ、排水の投入を停止させる。
次に、オゾン発生器２０より発生されたオゾンをパイプ２１を経て、オゾン・排水混合タンク２４の内部の底面に設けてあるオゾン排出管２２に設けてある任意数の排出穴２３より、排水２５内に放出され、排水中に混入される。
混入後、任意時間を経て、制御装置８により電磁弁１２を作動させて、パイプ２６を経て、電気分解・触媒用タンク１の内部に送水される。
送水された排水の上面を電気分解・触媒用タンク１の内部の上部に設けてある上面センサ６により制御装置８が作動して、電磁弁１２を接続回路１１を経て、電磁弁１２を閉口状態にして、オゾン・排水混合タンク２４からの送水を停止させる。
又、オゾン・排水混合タンク２４内の排水が減少して、下面センサ３５に達すると、下面センサ３５が作動して、ポンプ３０が作動して、脱水機３４から排水を吸水して、パイプ３１、バルブ３２を経て、再び、オゾン・排水混合タンク２４内に排水を送水する事になる。
又、下面センサ３５が作動すると同時に、下面センサ３５に接続されている電気回路３３に接続されている電気回路３７によりオゾン発生器２０の作動を停止させる。
次に、送水された排水２５が上面センサ３４に到達するとポンプ３０は停止されるが、オゾン発生器２０が再び作動する事になる。
又、電気分解・触媒用タンク１の内部に設けた上面センサ６に接続してある電気回路９に接続した電気回路１６により、電源装置１３が作動して、電気分解・触媒用タンク１の内部に設けた、第２図及び第３図に示した銀材によるグリット型電極Ａとプラチナ材によるグリット型電極Ｂに通電される。
又、排水２が排出されると、下面センサ７が作動し、下面センサ７に接続されている電気回路１０に接続している電気回路１７により、電源装置１３の作動が停止して、銀材によるグリット型電極Ａとプラチナ材によるグリッド型電極Ｂに供給されている電圧が停止される。
電気分解・触媒用タンク１の内部の排水は、銀材によるグリッド型電極Ａとプラチナ材によるグリット型電極Ｂとにより、排水２が処理されて、任意時間後、バルブ１３を開いてパイプ１５を通して、パイプ１５の排水口１５Ａより外部に排水される。
下面センサ７が作動すると、下面センサ７に接続された電気回路１０により作動されて、パイプ２６に接続してある電磁弁１２を開口して、オゾン・排水混合タンク２４より、排水２５が電気分解・触媒用タンク１の内部に給水され、上面センサ６に達すると、電磁弁１２が閉口して、電気分解・触媒用タンク１の内部への送水を停止させる。
それと同時に、電源装置１３が作動して、各グリッド型電極Ａ、Ｂに電圧を供給する。
以上の動作を繰り返して、脱水機３４からの汚れた悪臭のある排水が処理される事になる。

以上の本発明により、オゾンの特性により、排水中の悪臭を除去すると共に、混入された各種の菌及び大腸菌を解消させると共に、排出中に酸素を供給させる利点がある。
又、銀材及びプラチナ材による電気分解は、排水中に混入している各種物質を電気的に無害状とし、触媒により含有有害ガスを低減、又は消滅する事が出来る利点を有する。

Claims (1)

1. オゾン発生器をオゾン・排水混合タンクに接続し、オゾン・排水混合タンク内部の底面にオゾン排出用の任意穴を有するオゾン排出管を設け、オゾン・排水混合タンクと銀材からなる任意数のグリッド型電極とプラチナ材からなる任意数のグリッド型電極を内部に設けた電気分解・触媒用タンクとを接続し、オゾン・排水混合タンクの内部に上面センサと下面センサとを設け、この上面センサ、下面センサを制御装置に接続、これ等の上部センサと下面センサで送水ポンプとオゾン発生器の作動が出来ると共に、電気分解・触媒用タンク内に設けた上面センサ、下面センサの作動により、オゾン・排水混合タンク間に設けた電磁弁の開閉と、銀材からなる任意数のグリット型電極とプラチナ材からなる任意数のグリッド型電極に電圧を供給する電源装置を作動するバイオガス発生後の排水処理システム。

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