JPWO2004074892A1 - 光伝送媒体の接続方法、光学接続構造及び光伝送媒体接続部品 - Google Patents

光伝送媒体の接続方法、光学接続構造及び光伝送媒体接続部品 Download PDF

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Abstract

本発明は、作業者が接続作業を負担なく行え、光伝送媒体が損傷せず、スペースを有効に使用できる光伝送媒体の接続方法、及びそれによって形成される光学接続構造を提供する。本発明の光伝送媒体の接続方法は、光伝送媒体を接続部材(2)の収納溝(3)に載置する工程、光伝送媒体(1a)を載置した接続部材と整列溝(5)を有する整列部材(4)とを、該接続部材の収納溝(3)の開口部と整列部材の整列溝(5)の開口部同士が向い合うように配置する工程、該光伝送媒体の少なくとも光学接続すべき端部を収納溝(3)から整列溝(5)に移動させる工程、移動させた光伝送媒体(1a)の端部を他の光伝送媒体(1b)の端部と突き合わせる工程を有する。

Description

本発明は、光伝送媒体の接続方法、光学接続構造、光伝送媒体接続部品及び光回路部品に関するものであり、特に光伝送媒体を上方向から設置し、容易に光伝送媒体同士の位置合わせが可能な光伝送媒体の接続方法、それによって形成される光伝送媒体の光学接続構造、及びそのために使用する光伝送媒体接続部品に関する。
光伝送媒体の接続部品に関しては、単心接続用においては、FC、SC、MU、LC等、また多心接続用としてはMPO、MPX、MTPタイプ等の接続部品が提供されている。一般的にこれらのコネクタは、光ファイバの軸方向から突き合わせることにより、光ファイバの接続を可能としている(特開平8−5869号公報および特開平8−240746号公報)。例えば、MPO形光コネクタでは、光コネクタアダプタに対向する両側から光コネクタプラグを挿入することで、光コネクタアダプタに内蔵された内部ハウジング内にて光コネクタプラグ同士が位置決めされ、光コネクタプラグの先端に保持されたMTコネクタフェルール同士が突き合わされ接続される。このように、光ファイバに軸方向の抜き差しを容易にしたプッシュ・プル方式が提案されているが、これらのプッシュ・プル式コネクタは、接続される光ファイバの軸方向に抜き差しするため、バックプレーン等の装置壁面に取り付けられたアダプタとの接続に関しては、簡便に光ファイバの接続を行うことができるという特徴がある。しかしながら、プリント基板(例えば、マザーボード等)上や装置内における光ファイバの接続に用いる際には、抜き差し方向への作業者の視野が悪くなり、作業時間が長くなったり、差し込む際にフェルール端部が割りスリーブやガイド用シャフトに接触し、破損または損傷する恐れがあった。また、コネクタの抜き差しスペースを確保するために、他のデバイスの配置を考慮したり、また極端な場合は、設置ができなくなる等、スペースを有効に使えなかった。さらに、マザーボード上や装置内部の光モジュール同士の接続を行う際には、コネクタの差し込み移動量および作業性のために光ファイバに余長を設けることが必要であるが、この光ファイバの余長により、マザーボード上や装置内で光ファイバが嵩張り、過大なスペースが必要となる。さらにまた、マルチモード光ファイバを用いる際には、光ファイバに余分な弛み等ができ、モーダルノイズが過多に発生し、装置の光学特性に多大な影響を及ぼす恐れがあった。
現在使用されているコネクタは、精密成形されたフェルールまたはプラグに光ファイバを固定し、精密成形されたスリーブまたはガイドピンにより光ファイバの位置合わせがされているが、この場合、設計および作製冶具コストが高くなっていた。そのため、光ファイバをV溝や貫通孔内で突き合わせることで接続させる方法が数多く提案されているが(例えば、特開2002−139642号公報)、プラグから光ファイバが露出しており、光ファイバをV溝や貫通孔に設置する場合に、光ファイバが破損する可能性が大きかった。また、保護部材や、位置合わせ部材を設けた場合、部品構成が複雑となり、単純に光ファイバの接続を可能にするV溝のメリットが失われていた。
本発明は、従来の技術における上記のような問題点を解決することを目的としてなされたものである。すなわち、本発明の目的は、上記のような光素子、光回路パッケージ、光回路装置等の端部から引き出された光伝送媒体、特に光ファイバを接続するに際して、特にプリント基板(例えば、マザーボード等)上や装置内での光ファイバを接続するに際して、光ファイバ、特に被覆を除去した光ファイバ素線同士の位置合わせをして接続するように接続部材(プラグ)を整列部材(アダプタ)に固定する場合において、作業者が接続作業を負担なく行え、光伝送媒体が損傷せず、基板上のスペースを有効に使用できる光伝送媒体の接続方法及び形成される光学接続構造を提供することにある。
本発明の光伝送媒体の接続方法は、光伝送媒体を接続部材に載置する工程、光伝送媒体を載置した接続部材と整列溝を有する整列部材とを、該接続部材に載置された光伝送媒体と整列部材の整列溝の開口部が向い合うように配置する工程、該光伝送媒体の少なくとも光学接続すべき端部を整列溝に移動させる工程、移動させた光伝送媒体の端部を他の光伝送媒体の端部と突き合わせる工程を有することを特徴とする。上記の場合、光伝送媒体を載置した接続部材は収納溝を有し、その収納溝に光伝送媒体が載置されているのが好ましい。
本発明の上記の接続方法において、光伝送媒体接続部品として、光伝送媒体が載置される部分に開口した貫通孔を有する接続部材と、該貫通孔に挿入された光伝送媒体を押圧するための押圧部材とを有するものが好ましく使用される。そして光伝送媒体が載置された際に、光伝送媒体の少なくとも端部が、上記貫通孔に挿入した押圧部材を押圧することにより押し出される。この場合、接続部材には光伝送媒体を載置する収納溝を有し、貫通孔が収納溝に開口しているものが好ましい。また、接続部材は、押圧部材を挿入する貫通孔又は切り欠きを有する基板と、光伝送媒体を載置する収納溝を有する収納板とよりなり、そして、その収納溝には、押圧部材によって押圧されて光伝送媒体が移動可能なように収納溝の一端に達する開口部が形成されているものであってもよい。さらに、押圧部材には、その押圧面に光伝送媒体が収納される溝を有する収納板が固定されていてもよい。
本発明の光伝送媒体の光学接続構造は、上記の接続方法によって形成されるものであって、整列溝を有する整列部材と、上記整列溝の開口に向き合うように光伝送媒体を載置した接続部材と、少なくとも光学接続すべき端部が整列部材の該整列溝に収容された該光伝送媒体と、上記光伝送媒体と光学接続された他の光伝送媒体とよりなり、整列溝に移動された光伝送媒体の端部が、整列溝内または整列溝端部において他の光伝送媒体の端部と突き合わされていることを特徴とする。上記接続部材は、光伝送媒体が載置される収納溝を有するのが好ましい。また、本発明において、整列溝および収納溝は、それぞれ複数存在していてもよく、それによって複数の光伝送媒体を相互に結合することができる。
また、本発明の上記の接続構造において、収納溝を有する接続部材として、収納溝に開口した貫通孔を有し、その貫通孔に押圧部材が挿入されており、押圧部材によって光伝送媒体の少なくとも光学接続すべき端部が整列溝に移動されたものである構造を有するものが好ましい。さらに、本発明において、整列溝の開口部幅は、収納溝の開口部幅よりも大きいことが好ましい。
本発明の接続方法を利用して得られる光ファイバ等の光接続構造や光コネクタ等の製品においては、上記のように、光学接続に用いられるV字溝等の整列溝を有する整列部材と、その上方に光ファイバ等を載置する接続部材とを用い、特に光ファイバを収納するための収納溝を備えたもの、または、載置された光ファイバ等を整列溝の方向に移動させる手段、特に、光ファイバ等を押出すための押圧手段を備えたものを用いることによって、光ファイバ等を接続するから、接続された2本の光ファイバ等には接続部において上下の段差が生じているという特徴を具備している場合がある。この特徴を具備している限り、本発明を実施して得られる製品であるということができる。
発明の効果
本発明の光伝送媒体の光学接続方法は、上記の構成を有するから、上方から接続部材を整列部材に設置して光伝送媒体の光学接続を行うことができ、したがって、プリント配線基板上のスペースを有効に使用できるようになり、また、接続作業も上方向から負担なく簡単に行うことができるので、作業効率が著しく向上する。したがって、製品歩留りが向上する。さらにまた、位置合わせ精度を向上するための特別の部品を必要とせず、部品点数を少なくできたため、低コストで光学接続を行うことが可能になる。
また、接続部材が収納溝を有する場合、光素子、光回路パッケージ、光回路装置等の端部から引き出された光ファイバを有する構造体を、プリント基板(例えば、マザーボード等)上や装置内での光ファイバの接続の際に、光伝送媒体が収納溝で保護されているために光伝送媒体が他の部材に接触して、破損または損傷することがなくなる。
また、本発明においては、光伝送媒体が光ファイバ、特に被覆を除去した光ファイバ素線同士を光学接続する場合、軸合わせをして接続するための接続部材(プラグ)の整列部材への固定において、光ファイバをV溝や貫通孔に設置する際に、光ファイバを破損または損傷する恐れがなくなる。さらにまた、本発明の光学接続方法は、上方から接続部材を整列部材に設置して光伝送媒体の光学接続を行うことができるから、プリント配線基板上のスペースを有効に使用できるようになり、また、接続の際に、光伝送媒体が収納溝で保護されているために光伝送媒体が他の部材に接触して、破損または損傷することがなくなる。また、光伝送媒体が光ファイバ、特に被覆を除去した光ファイバ素線同士を光学接続する場合、軸合わせをして接続するための接続部材(プラグ)の整列部材への固定において、光ファイバをV溝や貫通孔に設置する際に、光ファイバを破損または損傷する恐れがなくなる。
図1は、本発明の光伝送媒体の接続方法の一例を説明する一部破砕側面図である。
図2は、本発明の光伝送媒体の接続方法の他の一例を説明する一部破砕側面図である。
図3は、図1の接続方法に用いる接続部材の一例の斜視図である。
図4は、図2の接続方法に用いる接続部材の一例の斜視図である。
図5は、図1及び図2の接続方法に用いる整列部材の一例の斜視図である。
図6は、本発明の接続方法に用いる接続部材の一例の斜視図である。
図7は、図6の接続部材を用いる場合の接続方法を説明する工程図である。
図8は、本発明の接続方法に用いる接続部材の他の一例の斜視図である。
図9は、整列溝の幅と収納溝の幅との関係を説明する図である。
図10は、本発明の接続方法の他の一例を説明する工程図である。
図11は、接続部材と整列部材とが係合した状態を説明する断面図である。
図12は、本発明の光伝送媒体の接続方法の一例を説明する一部破砕側面図である。
図13は、本発明の光伝送媒体の接続方法の一例を説明する一部破砕側面図である。
図14は、本発明の光伝送媒体の接続方法の一例を説明する一部破砕側面図である。
図15は、本発明の光学接続構造の一例の斜視図である。
図16は、本発明に使用する光導波路及びそれを用いた光学接続構造の一例の斜視図である。
図17は、本発明の光伝送媒体の接続方法の一例を説明する一部破砕側面図である。
図18は、本発明の光学接続構造の一例の斜視図および一部破砕側面図である。
図19は、位置合わせ部材を用いた整列部材の一例の斜視図である。
図20は、図19の整列部材を用いて光学接続構造を形成する場合を説明する一部破砕側面図である。
図21は、位置合わせ部材を用いた接続部材の一例の斜視図である。
図22は、図21の接続部材を用いて光学接続構造を形成する場合を説明する一部破砕側面図である。
図23は、位置合わせ方法の一例を説明する図であって、(a)は整列部材の斜視図、(b)はその整列部材を用いた位置合わせ方法を説明する図である。
図24は、本発明の光学接続構造を用いた光回路部品の概略構成図である。
図25は、実施例1に用いる接合部材及び整列部材の斜視図である。
図26は、実施例1の光伝送接続部品の断面図及び光学接合構造の断面図である。
図27は、実施例1の光学接続構造及び接続方法を説明する一部破砕側面図による工程図である。
図28は、実施例2に用いる接合部材及び整列部材の斜視図である。
図29は、実施例2の光学接続構造及び接続方法を説明する一部破砕側面図による工程図である。
図30は、実施例3に用いる接合部材の構成を説明する斜視図および組み立て正面図である。
図31は、実施例4〜6の整列部材に用いる4心プラスチックV溝基板の斜視図である。
図32は、実施例4〜6の整列部材の斜視図である。
図33は、実施例4の光学接続構造及び接続方法を説明する一部破砕側面図による工程図である。
図34は、実施例5に用いる接続部材の斜視図である。
図35は、実施例6に用いる押圧部材の斜視図である。
図36は、実施例6の光学接続構造及び接続方法を説明する一部破砕側面図による工程図である。
図37は、実施例7の光学接続構造及び接続方法を説明する一部破砕側面図による工程図である。
図38は、実施例8に用いる接続部材および整列部材の斜視図である。
図39は、実施例8の光伝送接続部品の断面図及び光学接合構造の断面図である。
図40は、実施例9の光学接続構造及び接続方法を説明する一部破砕側面図による工程図である。
図41は、実施例9に用いる接続部材および整列部材の斜視図である。
図42は、実施例9の光学接続構造及び接続方法を説明する一部破砕側面図による工程図である。
符号の説明
1…光伝送媒体、2…接続部材、3…収納溝、4…整列部材、5…整列溝、6…貫通孔、7…押圧部材、8…固定部位、9…切り欠き部、10…光学接続構造、11…光ファイバ、12…磁性体皮膜、13…磁力、14…ラッチ、15…ラッチ係合部、16…貫通孔部材、17…光導波路基板、18…光導波路、19…ロッドレンズ、20…光モジュール、21…プリント基板、22,23…位置合わせ部材、24…位置合わせ孔、25…基板、28…光部品、30…貫通孔、31…接続部材、32…収納溝、33…整列部材、34…整列溝、35…押圧治具、35a…凸状端部、36…発泡ウレタン樹脂、37…光ファイバ心線、38…光ファイバ素線、39…ラッチ、40…固定部材、41…接続部材基板、42…貫通孔、43…ラッチ、44…光ファイバ収納板、45…V字形溝、46…開口部、50…整列部材、51…アクリル樹脂製基板、52…ラッチ係合部、53…4心プラスチックV溝基板、54…整列溝、60…接続部材、61…収納溝、62…貫通孔、63…ラッチ、64…4心光ファイバテープ心線、65…4心プラスチックV溝基板。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2は、本発明の光伝送媒体の接続方法を概略的に説明する図であって、図1は、光伝送媒体全体を収納溝から整列溝に移動させる場合を示し、図2は、光伝送媒体の端部部分を収納溝から整列溝に移動させる場合を示す。また、図3は、図1の接続方法に用いる接続部材の一例の斜視図であり、図4は、図2の接続方法に用いる接続部材の一例の斜視図である。さらに図5は、図1及び図2の接続方法に用いる整列部材の一例の斜視図である。
図3及び図4の接続部材2は、光伝送部材を載置するための収納溝3、及びその収納溝に開口する貫通孔6が設けられている。この貫通孔には、収納溝に載置された光伝送媒体を押圧するための押圧部材が挿入されるようになっている。一方、図5の整列部材4には、その一面に光伝送媒体を載置するための整列溝5(図においては断面V字状)が設けられている。
図1においては、まず、接続部材2の収納溝3に光伝送媒体1a(例えば、光ファイバ)を載置する。この場合、収納溝3に載置した光伝送媒体は、接続操作の間に収納溝から離脱しない程度に固定されることが必要である。例えば収納溝との接触摩擦による固定、仮接着による固定等、適宜の方法で固定することができる。一方、整列部材4の整列溝5には、接続されるべき光伝送媒体1bを適宜の方法で載置する(図1(a))。
次に、これらの整列部材4と接続部材2とを、接続部材の収納溝3の開口部と整列部材の整列溝5の開口部同士が向い合うように配置する(図1(b))。次いで、接続部材の貫通孔に挿入された押圧部材7によって光伝送媒体1aを押圧し、収納溝から整列溝に移動させる(図1(c))。その後、整列部材の整列溝に載置された光伝送媒体1bを図示する矢印方向に移動して、その端部を整列溝に移動した光伝送媒体1aの端部に突き合わせ、接続を完了する。最後に、図示していない適宜の手段、例えば、接着剤によって、または後記するように接続部材に設けたラッチと整列部材に設けたラッチ係合部とによって、接続部材と整列部材とを固定する。それにより本発明の光学接続構造が形成される(図1(d))。
また、図2においては、まず、図4に示す接続部材2の収納溝3に光伝送媒体1aを載置し、その固定部位8で接続部材2に固定する(図2(a))。固定は如何なる方法で行ってもよく、例えば接着剤によって固定してもよい。次いで、図1に記載の場合と同様に、整列溝5に光伝送媒体1bが載置された整列部材と、上記の接続部材とを、接続部材の収納溝3の開口部と整列部材の整列溝5の開口部同士が向い合うように配置する(図2(b))。その後、光伝送媒体1aを、押圧部材7によって押圧して収納溝から整列溝に移動させる。図2に示す場合、光伝送媒体の固定部位8が接続部材に固定され、また、光伝送媒体1aの端部部分のみが押圧部材によって押圧されるので、光伝送媒体の端部部分が整列溝に移動する(図2(c))。次いで、整列部材の整列溝に載置された光伝送媒体1bを図示する矢印方向に移動して、その端部を整列溝に移動した光伝送媒体1aの端部に突き合わせ、接続を完了する。最後に、図示していない適宜の手段によって、接続部材と整列部材とを固定する。それにより本発明の光学接続構造が形成される(図2(d))。
上記図2に示す接続方法の場合、形成される本発明の光伝送媒体の接続構造は、光伝送媒体の一部が接続部材に固定されているため、接続部材から光伝送媒体の脱落がなく、さらに、光伝送媒体の弾性を利用して、光伝送媒体を突出、収納させることができるため、構成部品が少なくなり、低コストで接続部品を構成することができるという利点がある。
上記図2に示す接続方法の場合に用いる貫通孔を有する接続部材の代わりに、図6に示すような端部に切り欠き部9を有する接続部材2を用いてもよい。この場合には、図7に示すように、切り欠き部9に押圧部材7を挿入して、光伝送媒体1aの端部部分を押圧し、接続部材2の収納溝3から整列部材4の整列溝5に光伝送媒体の端部を移動させることになる。
本発明に使用される接続部材の材料および形状は特に限定されず、材料としてはプラスチック、セラミック、金属等で作製されたものが好ましく使用される。また、収納溝の断面形状は、光ファイバ等の光伝送媒体が安定的に収納できればよく、断面が四角、半円、V字状のものが好ましく使用される。また、収納溝の数は特に限定されなく、1個でも複数個存在していてもよい。
また、接続部材は、押圧部材を挿入する貫通孔又は切り欠きを有する基板と、光伝送媒体を載置する収納溝を有する収納板とよりなり、そしてその収納溝には、押圧部材によって押圧されて光伝送媒体が移動可能なように収納溝の一端に達する開口部が形成されているものであってもよい。図8はその場合の一例を示すものであって、図8(a)は接続部材基板、(b)は収納板、(c)は、収納板に光ファイバを収納して基板に固定された状態を示す。接続部材基板2aには、押圧部材を挿入する貫通孔6が設けられている。また、収納板2bには、光ファイバを収納する、例えば断面V字形の収納溝3aが形成されており、この収納溝には、押圧されて光ファイバが移動可能なように収納溝の一端に達する開口部6bが形成されている。この押圧部材の場合、収納溝に光ファイバ11を収納し、収納板2bを接続部材基板2aに接着剤によって固定して使用すればよい。
本発明に使用される整列部材の材料および形状は特に限定されず、材料としてはプラスチック、セラミック、金属等で作製されたものが好ましく使用される。また、整列溝の断面形状は、光伝送媒体の位置あわせができればよく、断面が四角、半円、V字状のものが好ましく使用される。また、整列溝の数も特に限定されないため、1個でも複数個存在していてもよい。本発明において、収納溝と整列溝の本数と整列溝の数とは一致させる必要はなく、また、光伝送媒体の個数と一致させる必要もないが、整列溝の数は、収納溝、光伝送媒体の数以上であればよい。
また、整列部材は、基板の上に整列溝を有するプラスチック板を貼り付けた複合構造のものであってもよい。
本発明の接続方法が適用される光伝送媒体は、光が閉じ込められ伝送される媒体であれば如何なるものでもよく、材料は、石英、ソーダガラス、プラスチック等、光が伝送できるものであれば制限はない。また、形状は、光ファイバ、ロッドレンズ等の円筒状のもの、また平面光導波路等の板状のものであっても構わない。しかしながら、接続部材の収納溝に載置する光伝送媒体は収納溝に載置できるものでなければならず、したがって、接続部材の収納溝に載置する光伝送媒体としては、光ファイバ、ロッドレンズ、光導波路等があげられ、光ファイバが特に好ましい。また、本発明において、接続される光伝送媒体は同種のものとは限らず、異種の光伝送媒体を接続させてもよい。具体的には、接続部材の収納溝に載置する光伝送媒体として光ファイバを用い、それを、他の光ファイバ、ロッドレンズ又は光導波路と接続する場合を挙げることができる。
また、収納溝と整列溝は、光伝送媒体が移動できる程度の精度で位置合わせされていればよいが、その際、図9(a)に示すように、整列溝の開口部幅W2は、光伝送媒体の幅W1よりも大きくするのが好ましく、特に、図9(b)に示すように、整列溝の開口部幅W2が収納溝の開口部幅W3よりも大きいことがより好ましい。このことにより、光伝送媒体が整列溝開口部に接触して破損することがなくなる。したがって、各部品に高度な加工精度および位置決め精度がなくても、簡単な接続工程で光伝送媒体を接続することが可能になる。
接続部材の貫通孔または切り欠き部に挿入して本発明の光伝送接続部材を構成する上記の押圧部材は、その材料、形状等、光伝送媒体を破損しないものである限り、特に限定されなるものではないが、プラスチック、金属、ゴム系の材料が好ましく使用される。また、光伝送媒体との接触部品にのみゴム系材料を用い、他の部分をプラスチックで構成したもの等、複合構造を有するものでも構わない。また、接続部材の貫通孔または切り欠き部に挿入される押圧部材の先端部を、接着剤によって光伝送媒体と接着した状態にしてもよい。また、接続部材の貫通孔または切り欠き部に挿入される押圧部材の先端部(押圧面)には、収納溝を有する収納板を接着剤などによって固定したものであってもよい。これら押圧部材を用いることにより、機械的に簡単に光伝送部品を整列溝に位置合わせ・固定できるようになり、光伝送媒体の接続状態を安定的に保つことができる。
上記図1及び図2においては、光伝送媒体を接続部材の収納溝から整列部材の整列溝に移動させる手段として押圧部材を用いる場合について説明したが、光伝送媒体を接続部材の収納溝から整列部材の整列溝に移動させる手段としては、他の如何なる手段を使用してもよい。例えば下記に述べる磁力を利用する方法でもよく、光伝送媒体を物理的に押したり引き寄せたりすることによって移動させる方法を適宜用いることができる。図10は、磁力を利用する場合の一例を示すものである。すなわち、光伝送媒体1の端部近傍を金属その他の磁性体皮膜12で覆い、上記図2に示すように接続部材2の収納溝3に載置し、収納溝の開口部が整列部材4の整列溝5の開口部と向い合うように配置した後、磁界をかけることによって磁力13により光伝送媒体の端部を整列部材の整列溝に引き寄せ、光伝送媒体を整列溝に移動させる。
本発明において、接続部材と整列部材とは、最終的に互いに固定されるが、固定する時期及び固定方法は特に限定されない。永久接続の場合は、接続部材と整列部材を接着剤等で接着し、固定してもよい。その際、固定用接着剤としては、如何なるものでも使用でき、例えばウレタン系、アクリル系、エポキシ系、ナイロン系、フェノール系、ポリイミド系、ビニル系、シリコーン系、ゴム系、フッ素化エポキシ系、フッ素化アクリル系、フッ素化ポリイミド系等各種の感圧接着剤(粘着剤)、熱可塑性接着剤、熱硬化性接着剤、紫外線(UV)硬化性接着剤を使用することができる。作業の容易さからは、UV硬化性接着剤および熱可塑性接着剤が好ましく使用される。また、脱着可能に固定する場合、機械的な固定方法が好ましい。例えば、図11(a)に示すように、接続部材2にラッチ14、整列部材4にラッチ係合部15を設けるか、または図11(b)に示すように、接続部材2にラッチ係合部15、整列部材4にラッチ14を設け、それらを係合して固定してもよい。ラッチおよびラッチ係合部の形状および係合方法は、公知の如何なるものでも使用することが可能である。また、ラッチを接続部材または整列部材と一体に成形してもよく、あるいはラッチのみを他の材料で作製し、接続部材または整列部材に組み付ける形態にしてもよい。
なお、上記の場合については、上部方向から接続部材を整列部材に装着する場合を図示しているが、逆に下部方向、或いは横方向から装着しても何等問題はない。
光伝送媒体を突き合わせる際には、光伝送媒体端面に押圧力がかかるようにすればよいが、押圧力は既存の如何なる方法を用いて与えても構わない。例えば、光伝送媒体が移動するように、その中心軸方向に直接押圧力をかけてもよく、また、光伝送媒体を固定した接続部材に押圧力をかけて、接続部材を移動させることによって、光伝送媒体の中心軸方向に間接的に押圧力をかけてもよい。また、押圧力は、接続部材または整列部材に設置した板バネや、樹脂等の弾性力を利用して発生させるのが好ましい。
また、接続される光伝送媒体間に屈折率整合剤を設け、光伝送媒体の端面同士を突き合わせることも可能である。屈折率整合剤について、その材料、形態、設置方法は特に限定されず、材料としては、光ファイバの屈折率、材質により適宜材料を選択して使用することができ、例えば、シリコーンオイル、シリコーングリス等が好ましく使用される。また、屈折率整合剤の形態は液状でも固体でもよく、オイル状、グリス状、ジェル状、フィルム状のものでもよい。
次に、本発明の光伝送媒体の接続方法の他の変形具体例について説明する。
図12及び図13は、本発明の光伝送媒体の接続方法のさらに他の例を説明する図であって、2つの接続部材に載置された光伝送媒体同士を接続する場合を示している。まず、図12においては、2つの接続部材2a,2bの各収納溝3a、3bに、それぞれ光伝送媒体1a、1bを載置し、図2におけると同様に固定部位8a、8bで接続部材2に固定する。次いで、光伝送媒体が載置された各接続部材2a、2bと整列部材4とを、接続部材の収納溝3a、3bの開口部と整列部材の整列溝5の開口部同士が向い合うように配置する(図12(a))。その後、各光伝送媒体1a、1bを、押圧部材7a、7bによる押圧によって収納溝から各光伝送媒体の端部を整列溝に移動させる(図12(b))。次いで、一方の接続部材(図では2b)を矢印方向に移動させて、整列部材の整列溝に載置された光伝送媒体(図では1b)の端部を光伝送媒体1aの端部に突き合わせ、接続を完了する。最後に、図示していない適宜の手段によって接続部材と整列部材とを固定する。それにより本発明の光学接続構造が形成される(図12(c))。
図13においては、図12に示すように、2つの接続部材に載置された光伝送媒体同士を接続するが、整列部材の整列溝の一部に、貫通孔が設けられ、その貫通孔において光伝送媒体が突き合わされて光学接続される場合を示している。すなわち、整列部材4の整列溝5の中央部には、貫通孔を有する貫通孔部材16が設けられている。まず、2つの接続部材2a、2bの各収納溝3a、3bに、それぞれ光伝送媒体1a、1bを載置し、固定部位8a、8bで接続部材2a、2bに固定する。次いで、光伝送媒体が載置された各接続部材2a、2bと整列部材4とを、接続部材の収納溝3a、3bの開口部と整列部材の整列溝5の開口部同士が向い合うように配置する(図13(a))。その後、各光伝送媒体3a、3bの端部部分を、押圧部材7a、7bによって押圧して、各光伝送媒体の端部を収納溝から整列溝に移動させる(図13(b))。次いで、各接続部材2a、2bを矢印方向に移動させて、整列部材の整列溝に載置された各光伝送媒体の端部を貫通孔部材16の貫通孔内部で突き合わせ、接続を完了する。最後に、図示していない適宜の手段によって、接続部材と整列部材とを固定する。それにより本発明の光学接続構造が形成される(図13(c))。
図14ないし図17は、本発明の光伝送媒体の接続方法のさらに他の変形例を説明する図であって、異なる光伝送媒体を接続する場合を示している。
すなわち、図14は、光ファイバと光導波路とを接続する場合を説明する図であり、図15は、図14に示す接続方法によって形成された光学接続構造(図14(d))の斜視図である。まず、接続部材2の収納溝3に光ファイバ11を載置し、例えば接着剤を用いて光ファイバの固定部位8を収納溝に固定する。一方、光導波路基板17に設けた光導波路18を、整列部材4の整列溝5と位置合わせされた状態にする(図14(a))。これら接続部材2と整列部材4とを、収納溝開口部と整列溝開口部とが向い合うように配置し(図14(b))、押圧部材7によって光ファイバの端部を収納溝3から整列溝5に移動させる(図14(c))。次いで、接続部材を移動させて、光ファイバの端部を整列溝5に位置合わせされている光導波路18と突き合わせて接続させ(図14(d))、最終的に適宜の手段によってそれらを固定し、光ファイバと光導波路との光学接続構造が形成される(図15)。
また、図16においては、整列溝5を有する整列部材4が光導波路基板17に一体に形成されている(図16(a))。この図の場合、整列溝5を設けた整列部材4の上に接続部材2を載置し、例えば接着剤を用いて光ファイバの固定部位を収納溝に固定する。次いで、押圧部材7によって光ファイバ11の先端部分を整列溝5に移動させ、適宜の手段によって固定することによって、光ファイバ11と光導波路18との光学接続構造が形成される(図16(b))。
図17は、光ファイバとロッドレンズとを接続する場合を説明する図である。まず、接続部材2の収納溝3に光ファイバ11を載置し、例えば接着剤を用いて光ファイバの固定部位8を収納溝に固定する。一方、ロッドレンズ19を整列部材4の上に固定して、ロッドレンズが整列部材の整列溝5と位置合わせされた状態にする(図17(a))。上記の接続部材2と整列部材4とを、収納溝開口部と整列溝開口部とが向い合うように配置し(図17(b))、押圧部材7によって光ファイバの端部を収納溝3から整列溝5に移動させる(図17(c))。次いで、接続部材を移動させて、光ファイバ11の端部を整列溝5に位置合わせされているロッドレンズ19と突き合わせて接続させ(図17(d)、最終的に適宜の手段によってそれらを固定し、光ファイバとロッドレンズとの光伝送接続構造が形成される。
本発明の光学接続方法は、また、光モジュールに設置される光伝送媒体と他の光モジュールや、プリント基板に設置されている光伝送媒体と接続する場合に用いることができる。図18(a)は、光モジュールから引き出された光ファイバとプリント基板上に設置された光導波路との接続に本発明の光学接続方法が適用された場合を示す斜視図であり、図18(b)は、その一部破砕側面図である。図において、光モジュール20から引き出された複数(図では4本)の光ファイバ11を接続部材2の収納溝に載置し、そして、その接続部材2を、プリント基板21上に設けた整列部材4の上に、収納溝の開口部が整列部材の整列溝5の開口部と向き合うように装着する。次いで押圧部材7によって光ファイバ11の端部を接続部材2の収納溝から整列部材4の整列溝5に移動させ、そして光ファイバをプリント基板21の上に載置された光導波路基板17に設けた光導波路18と突き合わせ、光伝送接続構造を形成する。それにより、整列部材4上で光モジュール20側の光ファイバ11とプリント基板21側の光導波路18aが接続される。この場合、接続部材は光モジュール等の他の部品と一体となっていても構わず、また、図18における光ファイバが外部に露出している部分を全て接続部材で覆って保護した構造にしても構わない。
なお、本発明の光学接続方法に用いる接続部材の収納溝と整列部材の整列溝の位置合わせ方法は、特に制限されることはなく、直接的に溝同士を位置合わせする方法や、接続部材と整列部材の外形を位置合わせることにより間接的に溝同士を位置合わせする方法等を用いることができる。図19〜図22は、位置合わせ方法を説明する図である。例えば、整列部材4の整列溝5に位置合わせ部材22を装着し(図19)、光伝送媒体1を載置した接続部材2を整列部材4上に装着する際に、収納溝3に位置合わせ部材22をはめ込むことによって、収納溝3の開口部と整列溝5の開口部との位置合わせを行うことができる(図20(a)、(b))。また逆に、図21に示すように光伝送媒体1を載置した接続部材2の収納溝3に位置合わせ部材22を装着し(図21)、接続部材2を整列部材4上に装着する際に、整列溝5に位置合わせ部材22をはめ込むことによって、収納溝3の開口部と整列溝5の開口部との位置合わせを行うことができる(図22(a)、(b))。さらにまた、例えば、図23(a)及び(b)に示すように、接続部材2に位置合わせ部材23を設け、一方整列部材4に位置合わせ孔24を設けてもよい。この場合、接続部材を整列部材上に載置する際に、位置合わせ部材23を位置合わせ孔24に挿入することによって、収納溝3の開口部と整列溝5の開口部との位置合わせを行うことができる。なお、図23に示す場合は、整列部材4上に光導波路基板17が載置され、光導波路18が整列溝5に位置合わせされている。
図24は、本発明の光学接続構造を用いた光回路部品の概略構成図である。基板25上に、3個の光部品28が光伝送媒体1により本発明の光学接続構造10を介して相互に接続されている。これらの光学接続構造10を並列に複数配置することによって、コンパクトな回路設計が可能になる。
以下、本発明をさらに具体的な実施例によって説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
図25(a)に示すような、断面が0.26mm×0.26mmの収納溝32および、その溝を貫通する1mm×8mmの矩形貫通孔30を有するアクリル系樹脂で作製したラッチ39を有する接続部材31(サイズ:5mm×12mm×3mm)2組、及び凸状端部35aに厚さ1mmのシリコーンゴムを有する押圧冶具35を2組と図25(b)に示すような、断面が一辺0.3mmの正三角形のV字形整列溝34を有する整列部材33(サイズ5mm×28mm×3mm)1個とを用意した。
そして、図26(a)に示すように、押圧冶具35を接続部材31の矩形貫通孔に挿入し、発泡ウレタン樹脂36により接続部材31に固定して、光伝送接続部材を形成した。その後、光ファイバ心線37(古河電工社製、250μm径)の被覆を端部から15mmを除去し、被覆端部から10mmのところで光ファイバ素線38(125μm径)をカットし、そして接続部材31の収納溝32内にこれらの光ファイバ心線37を載置し、シリコーン粘着剤により押圧冶具35の凸状端部35aに固定した(図26(a))。
接続作業は次のようにして行った。図27に示すように、整列部材33上の整列溝34と上記の接続部材31の収納溝32とを位置合わせし、整列部材33に装着した(図27(a))。次に、押圧冶具35により下方に荷重をかけた。それによって、発泡ウレタン樹脂36が変形し、光ファイバ心線37a、37b及び光ファイバ素線38a、38bがともに整列溝34に押し込まれ、2つの接続部材31に装着された光ファイバ素線断面が位置合わせされた(図27(b))。次に2つの接続部材31同士を突き合わせることにより、光ファイバ素線38a、38bも同時に突き合わせることができ、本発明の光学接続構造が形成された(図27(c)、図26(b))。
得られた光学接続構造は、上方から接続部材を装着することによって形成されるので、基板上での作業スペースを省スペース化することができた。また,光ファイバが収納溝に格納されていることから、接続部材を整列部材に接着する際に、光ファイバが破損することなく、容易に光ファイバ同士を接続することができた。また、アクリル系樹脂等の熱収縮変形が大きい樹脂においても十分に加工・位置合わせが可能となった。
その後、接続点において接続損失を測定したところ、0.2dB以下であり、光学接続構造として十分使用可能なものであった。
図28(a)に示すような、断面が0.26mm×0.26mmの収納溝32および、その溝を貫通する1mm×3mmの矩形の貫通孔30を有するアクリル系樹脂で作製したラッチ39を有する接続部材31(サイズ:5mm×12mm×3mm)及び凸状端部35aに圧さ0.5mmのシリコーンゴム突起物を有する押圧冶具35と、図28(b)に示すような、断面が一辺0.4mmの正三角形のV字形整列溝34を有する、ラッチ係合部を設けた整列部材33(サイズ5mm×28mm×3mm)をそれぞれ1組用意した。そして接続部材31と押圧冶具35を発泡ウレタン樹脂36で固定した。その後、光ファイバ心線37a(古河電工社製、250μm径)の被覆を端部から15mmを除去し、被覆端部から10mmのところで光ファイバ素線38a(125μm径)をカットし、接続部材31の収納溝32内に光ファイバ心線37aを設置し、アクリル系接着剤により光ファイバ心線の被覆部37aを接続部材に固定した。
接続作業は次のようにして行った。図29に示すように、上記と同様にして被覆除去、カットした光ファイバ心線37bを整列部材33の整列溝34内に載置し、上記接続部材と同様な構造のラッチを設けた固定部材40によって固定した(図29(a))。固定は、接着剤によって光ファイバ心線の一部(40a)を固定部材に接着して行った。次いで、整列部材33上の整列溝34と接着部材31の収納溝32を位置合わせし、接続部材31を整列部材33に装着した(図29(b))。その後、押圧冶具35により下方に荷重をかけた。それによって、発泡ウレタン樹脂36が変形し、光ファイバ素線38aが整列溝に押し込まれ、整列溝において、接続部材31に装着された光ファイバ素線38aの断面と整列部材の整列溝に載置された光ファイバ素線38bとが位置合わせされた。次に固定部材40を移動させることにより、光ファイバ素線38a、38bを突き合わせ、本発明の光学接続構造が形成された(図29(c))。
得られた光学接続構造は、上方から接続部材を装着することによって形成されるので、基板上での作業スペースを省スペース化することができた。また、光ファイバが収納溝に格納されていることから、接続部材を整列部材に接着する際に、光ファイバが破損することなく、容易に光ファイバ同士を接続することができた。また、アクリル系樹脂等の熱収縮変形が大きい樹脂においても十分に加工、位置合わせが可能となった。
その後、接続点において接続損失を測定したところ、0.2dB以下であり、光学接続構造として十分使用可能であった。
図30(a)に示す構造の1mm×3mmの矩形の貫通孔42を有するアクリル系樹脂で作製したラッチ43を有する接続部材基板41(サイズ:5mm×12mm×2.5mm)および図30(b)に示す構造の、V字形溝45を有し、端部から長さ7mm、幅0.2mmで貫通している開口部46を有する光ファイバ収納板44を用意した。次いで、光ファイバ収納板44のV字形溝45に、実施例2の場合と同様にして被覆除去、カットした光ファイバ心線の光ファイバ素線38aを装着し、その後、接続部材基板41に光ファイバ収納板44を接着剤により固定することによって、図30(c)に示す構造の接続部材を作製した。一方、整列部材として、断面が一辺0.26mmの正三角形のV字形整列溝を有するラッチ係合部を設けたもの(サイズ:5mm×28mm×3mm)を用意し、この整列部材に、被覆除去、カットした光ファイバ心線を載置した。その後、実施例2と同様な押圧部材を用いて同様にして接続作業を行い、本発明の光学接続構造を形成した。
得られた光学接続構造は、上方から接続部材を装着することによって形成されるので、基板上での作業スペースを省スペース化することができた。また、光ファイバが収納溝に格納されることから、接続部材を整列部材に装着する際に、光ファイバが破損することはなかった。また、V字形溝を有する光ファイバ収納板を用いることで、実施例1と同じ開口幅の整列溝にも容易に光ファイバを載置させて光ファイバ同士を接続することができた。また、アクリル系樹脂等の熱収縮変形が大きい樹脂においても十分に加工、位置合わせが可能となった。
その後、接続点において接続損失を測定したところ、0.3dB以下であり、光学接続構造として十分使用可能であった。
実施例2と同様にして、接続部材、押圧部材を作製した。一方、図32に示すように、整列部材50としては、ラッチ係合部52を設けたアクリル樹脂製基板51に、図31に示すようなサイズ5mm×10mmに加工した断面V字形の整列溝54を有する4心プラスチックV溝基板53(250μmφシングルモード用;日新化成社製)を固定したものを用いた(図32)。光ファイバの接続には4本の整列溝のうち、1本のみを用いた。
接続作業は上記の接続部材、押圧部材および整列部材によって、実施例2と同様にして行った。すなわち、実施例2の場合と同様にして被覆除去、カットした光ファイバ心線37bを整列部材50の整列溝54内に載置し、上記接続部材と同様な構造のラッチを設けた固定部材40によって固定した(図33(a))。次いで、光ファイバ心線37aを収納溝に載置した接続部材31を整列部材50に載置した(図33(b))。その後、押圧冶具35により下方に荷重をかけた。それによって、発泡ウレタン樹脂36が変形し、光ファイバ素線38aが整列溝54に押し込まれ、整列溝において、接続部材31に装着された光ファイバ素線38aの断面と整列部材の整列溝に載置された光ファイバ素線38bとが位置合わせされた。次に固定部材40を移動させることにより、光ファイバ素線38a、38bを突き合わせ、本発明の光学接続構造が形成された(図33(c))。
得られた光学接続構造は、上方から接続部材を装着することによって形成されるので、基板上での作業スペースを省スペース化することができた。また、光ファイバが収納溝に格納されることから、接続部材を整列部材に装着する際に、光ファイバが破損することはなかった。また、アクリル系樹脂等の熱収縮変形が大きい樹脂においても十分に加工、位置合わせが可能となった。
その後、接続点において接続損失を測定したところ、0.2dB以下であり、光学接続構造として十分使用可能であった。
図34に示すような、断面が1.1mm×0.27mmの矩形の収納溝61、および、その溝を貫通する1mm×3mmの矩形の貫通孔62を有するアクリル系樹脂で作製したラッチ63を有する接続部材60(サイズ:5mm×12mm×2.5mm)を用いた以外は、実施例4と同様に作製した押圧部材および整列部材を用いた。その後、4心光ファイバテープ心線(古河電工社製、250μm径)の被覆を端部から15mmを除去し、被覆端部から10mmのところで光ファイバ素線をカットし、接続部材の収納溝内に4心光ファイバテープ心線64aを設置し、アクリル系接着剤により光ファイバテープ心線の被覆部を接続部材に固定した。
接続作業は、上記と同様に被覆除去、カットした4心光ファイバテープ心線を固定部材により整列部材に装着した以外は、実施例2と同様に行い、本発明の光学接続構造が形成された。
得られた光学接続構造は、上方から接続部材を装着することによって形成されるので、基板上での作業スペースを省スペース化することができた。また、光ファイバが収納溝に格納されることから、接続部材を整列部材に装着する際に、光ファイバが破損することはなかった。また、アクリル系樹脂等の熱収縮変形が大きい樹脂においても十分に加工、位置合わせが可能となった。
その後、接続点において接続損失を測定したところ、4心の平均が0.2dB以下であり、多心光ファイバにおける光学接続構造として十分使用可能であった。
図35に示すように押圧部材35の下端の押圧部に、図31に示すものと同様な構造の、断面V字形のV溝を有する4心プラスチックV溝基板65を接着剤によって固定した。また、実施例5と同様な整列部材上に光ファイバを装着したものを用意した。接続作業は、接続時に押圧部材の下端に設けたプラスチックV溝基板によって整列部材上の整列溝54に光ファイバ素線を押し込むこと以外は、実施例5と同様に行った。図36は、その工程図を示すものである。まず、接続部材31の貫通孔に挿入した上記押圧冶具35の下端に固定した4心プラスチックV溝基板65のV溝に予め4心光ファイバテープ心線64aの光ファイバ素線38aを装着した(図36(a))。次いで、接続部材を上方から整列部材の上に載置した(図36(b))。その後、押圧冶具35により下方に荷重をかけた。それによって、発泡ウレタン樹脂36が変形し、光ファイバ心線38aが整列部材の4心プラスチックV溝基板53に設けられた整列溝54に押し込まれ、整列溝において接続部材31に装着された光ファイバ素線38aの断面と整列部材の整列溝に載置された4心光ファイバテープ心線64bの光ファイバ素線38bとが位置合わせされた。次に固定部材40を移動させることにより、光ファイバ素線38a、38bを突き合わせ、本発明の光学接続構造が形成された(図36(c))。
得られた光学接続構造は、上方から接続部材を装着することによって形成されるので、基板上での作業スペースを省スペース化することができた。また、光ファイバが収納溝に格納され、さらに収納溝に光ファイバ素線が装着されていることから、接続部材を整列部材に装着する際に、光ファイバが破損することはなかった。また、押圧部材の下端に設けたプラスチックV溝基板に光ファイバ素線が装着されていることから、光ファイバ素線ピッチが整列溝ピッチと一致し、多心の光ファイバを安全に整列溝に押し込むことができた。また、アクリル系樹脂等の熱収縮変形が大きい樹脂においても十分に加工、位置合わせが可能となった。
その後、接続点において接続損失を測定したところ、4心の平均が0.2dB以下であり、多心光ファイバにおける光学接続構造として十分使用可能であった。
図37に示すように、押圧部材35として、接続させる光ファイバ心線の両者を共に整列溝に固定することができるようなサイズの押圧部を下端に有するものを使用し、接続部材に装着されている光ファイバを整列部材の整列溝に押し込むとともに、他方の光ファイバを整列溝中に固定することを除いて、実施例2と同様に操作を行った。図37は、その工程図を示すものである。すなわち、接続部材31の収納溝内に、被覆除去、カットした光ファイバ心線37aを固定した。一方、被覆除去、カットした光ファイバ心線37bを整列部材33の整列溝34内に載置し、固定部材40によって固定した(図37(a))。次いで、整列部材33上の整列溝34に載置された光ファイバ心線37bの光ファイバ素線38bと接続部材31の収納溝に収納された光ファイバ心線37aの光ファイバ素線38aとが接合するように位置合わせして、接続部材31を整列部材33に載置した(図37(b))。その後、押圧冶具35により下方に荷重をかけると共に,整列部材の整列溝に載置された光ファイバ素線38bを突き合わせた。それによって、発泡ウレタン樹脂36が変形し、光ファイバ素線38aが整列溝に押し込まれ、整列溝において、光ファイバ素線38aと光ファイバ素線38bとが突き合わされ、本発明の光学接続構造が形成された(図37(c))。
得られた光学接続構造は、上方から接続部材を装着することによって形成されるので、基板上での作業スペースを省スペース化することができた。また、光ファイバが収納溝に格納されることから、接続部材を整列部材に装着する際に、光ファイバが破損することはなかった。また、アクリル系樹脂等の熱収縮変形が大きい樹脂においても十分に加工、位置合わせが可能となった。
その後、接続点において接続損失を測定したところ、0.2dB以下であり、多心光ファイバにおける光学接続構造として十分使用可能であった。
図38(a)に示すように、上部から下部に貫通する1mm×8mmの矩形貫通孔30を有するABS樹脂で作製したラッチ39を有する接続部材31(サイズ:5mm×12mm×3mm)2個、および凸状端部35aに厚さ1mmのシリコーンゴムを有する押圧治具35を2個と、図38(b)に示すような、断面が一辺0.3mmの正三角形のV字形整列溝34を有する整列部材33(サイズ5mm×28mm×3mm)1個とを用意した。
そして、図39(a)に示すように、押圧治具35を接続部材31の矩形貫通孔に挿入し、発泡ウレタン樹脂36により接続部材31に固定して、光伝送接続部材を形成した。その後、光ファイバ心線37(古河電工社製、250μm径)の被覆を端部から15mmを除去し、被覆端部から10mmのところで光ファイバ素線38(125μm径)をカットし、そして接続部材31に、これらの光ファイバ心線37を載置し、シリコーン粘着剤により押圧治具35の凸状端部35aに固定した。
接続作業は次のようにして行った。図40に示すように、整列部材33上の整列溝34と、上記の接続部材31に載置され、押圧治具に固定されている光ファイバ心線37a、37bとを位置合わせし、整列部材33に装着した(図40(a))。次に押圧治具35により下方に荷重をかけた。それによって、発泡ウレタン樹脂36が変形し、光ファイバ心線37a、37bおよび光ファイバ素線38a、38bの部分がともに整列溝34に押し込まれ(図39(b))、2つの接続部材31に装着された光ファイバ素線断面が位置合わせされた(図40(b))。次に、2つの接続部材同士を突き合わせることにより、光ファイバ素線38a、38bも同時に突き合わせることができ、本発明の光学接続構造が形成された(図40(c))。
得られた光学接続構造は、上方から接続部材を装着することによって形成されるので、基板上での作業スペースを省スペース化することができた。また、ABS樹脂等の熱収縮変形が大きい樹脂においても十分加工、位置合わせが可能になった。
その後、接続点において接続損失を測定したところ、0.2dB以下であり、光学接続構造として十分使用可能なものであった。
図41(a)に示すように、断面が0.26mm×0.26mmの光伝送媒体収納溝(図示していない)および上部から下部に貫通する1mm×3mmの矩形貫通孔30を有するABS樹脂で作製したラッチ39を有する接続部材31(サイズ:5mm×12mm×3mm)、および凸状端部35aに厚さ1mmのシリコーンゴムを有する押圧治具35と、図41(b)に示すような、断面が一辺0.3mmの正三角形のV字形整列溝34を有する整列部材33(サイズ5mm×28mm×3mm)1組用意した。そして、接続部材31と押圧治具35を発泡ウレタン樹脂36で固定した。その後、光ファイバ心線(古河電工社製、250μm径)の被覆を端部から15mmを除去し、被覆端部から10mmのところで光ファイバ素線(125μm径)をカットし、そして接続部材の光伝送媒体収納溝に、これらの光ファイバ心線を載置し、アクリル系接着剤により光ファイバ心線の被覆部を接続部材収納溝に固定した。
接続作業は次のようにして行った。図42に示すように、上記と同様にして被覆除去、カットした光ファイバ心線37bを整列部材33の整列溝34に載置し、上記接続部材と同様な構造のラッチを設けた固定部材40によって固定した(図42(a))。固定は、接着剤によって光ファイバ心線の一部を固定部材に接着して行った。次いで、整列部材33上の整列溝34と上記の接着部材31の収納溝32に固定されて載置されている光ファイバ37aとを位置合わせして、整列部材33に装着した(図42(b))。次に、光ファイバ素線38aに、押圧治具35により下方に荷重をかけた。それによって、発泡ウレタン樹脂36が変形し、光ファイバ素線38aが整列溝に押し込まれ、整列溝において、接続部材31に装着された光ファイバ素線38a断面と整列部材の整列溝に載置された光ファイバ素線38bとが位置合わせされた。次に、固定部材40を移動させることにより、光ファイバ素線38a、38bも同時に突き合わせることができ、本発明の光学接続構造が形成された(図42(c))。
得られた光学接続構造は、上方から接続部材を装着することによって形成されるので、基板上での作業スペースを省スペース化することができた。また、ABS樹脂等の熱収縮変形が大きい樹脂においても十分加工、位置合わせが可能になった。
その後、接続点において接続損失を測定したところ、0.2dB以下であり、光学接続構造として十分使用可能なものであった。
以上の様に、本発明の光学接続方法は、光コネクタとして、例えば、光素子、光回路パッケージ、光回路装置等の端部から引き出された光ファイバを有する構造体を、プリント基板上や装置内での光ファイバの接続に使用するのに好適である。

Claims (20)

  1. 光伝送媒体を接続部材に載置する工程、光伝送媒体を載置した接続部材と整列溝を有する整列部材とを、該接続部材に載置された光伝送媒体と整列部材の整列溝の開口部が向い合うように配置する工程、該光伝送媒体の少なくとも光学接続すべき端部を整列溝に移動させる工程、移動させた光伝送媒体の端部を他の光伝送媒体の端部と突き合わせる工程を有することを特徴とする光伝送媒体の接続方法。
  2. 前記光伝送媒体を接続部材に載置する工程が、収納溝を有する接続部材の該収納溝に光伝送媒体を収納することからなり、前記光伝送媒体の少なくとも光学接続すべき端部を整列溝に移動させる工程が、光伝送媒体の少なくとも光学接続すべき端部を該収納溝から整列溝に移動させることからなることを特徴とする請求項1に記載の光伝送媒体の接続方法。
  3. 光伝送媒体の少なくとも光学接続すべき端部を収納溝から整列溝に移動させる工程において、光伝送媒体の移動を押圧部材を用いて行うことを特徴とする請求項2記載の光伝送媒体の接続方法。
  4. 接続部材に載置する光伝送媒体が光ファイバであることを特徴とする請求項1記載の光伝送媒体の接続方法。
  5. 突き合わされる他の光伝送媒体が光ファイバ、ロッドレンズまたは光導波路である請求項1または2に記載の光伝送媒体の接続方法。
  6. 光伝送媒体が載置される部分に開口した貫通孔または切り欠きを有する接続部材と、該貫通孔または切り欠きに挿入された光伝送媒体を押圧するための押圧部材とを有することを特徴とする請求項3に記載の光伝送媒体の接続方法に使用するための光伝送媒体接続部品。
  7. 前記接続部材が、光伝送媒体を載置するための収納溝を有しており、貫通孔または切り欠きが該収納溝に開口していることを特徴とする請求項6記載の光伝送媒体接続部品。
  8. 前記接続部材に載置された前記光伝送媒体の少なくとも端部が、貫通孔に挿入された押圧部材により押圧され、該接続部材から押し出されることを特徴とする請求項6記載の光伝送媒体接続部品。
  9. 接続部材が、押圧部材を挿入する貫通孔又は切り欠きを有する基板と、光伝送媒体を載置する収納溝を有する収納板とよりなり、該収納溝には、押圧部材によって押圧されて光伝送媒体が移動可能なように収納溝の一端に達する開口部が形成されていることを特徴とする請求項7記載の光伝送媒体接続部品。
  10. 押圧部材の押圧面に光伝送媒体が収納される溝を有する収納板が固定されていることを特徴とする請求項6記載の光伝送媒体接続部品。
  11. 整列溝を有する整列部材と、該整列溝の開口に向き合うように光伝送媒体を載置した接続部材と、少なくとも光学接続すべき端部が整列部材の該整列溝に収容された該光伝送媒体と、該光伝送媒体と光学接続された他の光伝送媒体とよりなり、整列溝に移動された光伝送媒体の端部が、整列溝内または整列溝端部において他の光伝送媒体の端部と突き合わされていることを特徴とする光学接続構造。
  12. 整列溝を有する整列部材と接続部材において、前記接続部材が光伝送媒体を載置するための収納溝を有することを特徴とする請求項11記載の光学接続構造。
  13. 前記整列溝に収容された前記光伝送媒体が、前記接続部材から該整列溝に移動させられたものであることを特徴とする請求項11記載の光学接続構造。
  14. 前記接続部材が押圧部材を具備しており、前記整列溝に収容された光伝送媒体が該押圧部材により押圧されて接続部材から該整列溝に移動させられたものであることを特徴とする請求項11記載の光学接続構造。
  15. 整列溝および収納溝がそれぞれ複数存在する請求項12記載の光伝送媒体の接続構造。
  16. 収納溝を有する接続部材が、収納溝に開口した貫通孔または切り欠きを有し、該貫通孔または切り欠きに押圧部材が挿入されており、該押圧部材によって光伝送媒体の少なくとも光学接続すべき端部が整列溝に移動されたものであることを特徴とする請求項12記載の光学接続構造。
  17. 整列溝の開口部幅が収納溝の開口部幅よりも大きいことを特徴とする請求項12記載の光学接続構造。
  18. 整列溝に移動された光伝送媒体が光ファイバであり、突き合わされる他の光伝送媒体が光ファイバ、ロッドレンズまたは光導波路である請求項11記載の光学接続構造。
  19. 整列溝を有する整列部材がプリント基板上に設置固定されており、該整列溝内に移動された光伝送媒体の端部と突き合わされる他の光伝送媒体が、該プリント基板上に設置固定された基板の表面または基板内部に形成されたものであることを特徴とする請求項11記載の光学接続構造。
  20. 複数の光デバイスが光伝送媒体によって接続された光回路部品において、該光デバイスと該光伝送媒体の接続部分が、請求項11に記載の光学接続構造よりなることを特徴とする光回路部品。
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