JPS6393515A - 棒鋼ラインにおける最適切断制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は棒鋼ラインで棒材を最適長さに切断するため
の棒鋼ラインにおける最適切断制御方法に関するもので
ある。

〔従来の技術〕

一般に棒鋼ミルでは、ストリップや線材とは違い１本の
素材よシ注文長を採るのにフライングシャーで一旦複数
本に分割し、これを並列に並べて再度コールドシャーで
切断する切断方法をとっているために切断ロスが発生す
る。

第３図は、例えば、「第８９回計測部会」昭６０゜３の
「プロセス−コンピュータによる棒鋼最適切断制御」に
示された従来の棒鋼ラインの最適切断制御方法である。

図において、１は生産計画ブロックで切断モデル計算ブ
ロック３にトラッキングデータ、生産計画データ等の情
報を入力する。２は先行材実績ブロックで切断モデル計
算ブロック３に前記同様圧延長実測、切断長取込み等の
データを入力する。４はコントローラに与えるデータを
設定する設定ブロックで必る。

次に動作について説明する。まず、生産計画ブロック１
と先行材実績ブロック２の両人カデータとより切断モデ
ル計算ブロック３にて圧延全長。

圧延残長、圧延全長・残長学習値を計算し、設定ブロッ
ク４に計算結果の設定値を送シ込み、棒線切断最適シス
テムのコントローラ（図示せず）に指示を与える。ここ
で、予測全長Ｌｏ及び圧延残長Ｌｚは夫々次式にて求め
られる。

Ｌｚ　＝　Ｌｏ’　−（−ｇｃｕｔ＋Δ−１３）−・−
・−・・−＋２）但し、 ＬＯ：圧延の予測全長 ＷＯ：　素材重量 ＷＣ：　クロップ重量 に９／ｍ　：　　製品単位重量 Ｓα　：　スケールロス係数 Ｌｚ　：　圧延（予測）残長 Ａｃｕｔ：　　切断済累積長 Δ−ｅ　：　シャー前回カット点までの距離予測全長Ｌ
ｏの学習は、圧延全長りを（３）式により求め、製品単
位重量を逆算し、次材に反映させる。

但し、 Ｎ　：　全長パルス数 Ｄ　＝　ロール実効径 ｎｏ　　：　　Ｏ−ル１回転めたシのパルス数Ｌ　：　
圧延全長 圧延残長Ｌｚの学習は、実測値を次材残長予測に反映さ
せる。残長実測形は、（４）式で求められる。

但し、 ｎ　　：残長パルス数 −ｅ　　＝圧延残長 ４ｓｄ：最終スタンドルシャー間距離 〔発明が解決しようとする問題点〕 従来の最適切断制御方法は、以上のように構成されてい
るので、棒材の切断ロスを最小にする歩留９向上のため
の最適切断が狙いでアシ、時間的な操業効率を向上させ
る最適切断は考えられていないという問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、棒材切断に当っては材料の歩留シ向上と併せ
て時間的な操業効率をも考慮した棒鋼ラインにおける最
適切断制御方法を得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る棒鋼ラインにおける最適切断制御方法は
、棒材の最終切断長さ及び本数等によって、コールドシ
ャーでの最適切断パターン及びフライングシャーでの分
割長さを設定することにょシ歩留向上と併せて操業効率
を向上させるようにしたものである。

〔作　用〕

この発明における棒鋼ラインにおける最適切断制御方法
は、最終定尺寸法よシコールドシャー切断パターン、フ
ライングシャー分割長さを決定するようＫし、設定順序
を従来の方法と逆にすることによυ時間的効率及び歩留
）向上を図る。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図において説明する。第１
図はこの発明の最適切断制御方法を実施するブロック図
で、図において、１１は集積群分類決定ブロック、１２
は最適切断パターン決定ブロック、１３は前記最適切断
パターン決定ブロック１２及び棒材長さ測定機能１４か
らデータを得て動作する分割長さ決定ブロックである。

次に第２図のフローチャートを参照し動作について説明
する。まず、上位のコンピュータからの命令により決定
された棒材の最終寸法及び所要本数を集積群分類決定ブ
ロック１１に入力する（ＳＴｌ）と例えばオーダ単位等
で切断優先順位を決定Ｌ　（Ｓ　Ｔ　２　）、１集積群
毎の切断する最終切断長さ及び本数を決定する。その決
定に当っては以丁の制約を考慮する。

Ｎ　＜Ｎｍａｘ　　　　　　・・・・・・囮・・・・・
叩・・叫・・（５）Ｌｍｉｎ　＜Ｌ　（ｉ）　＜：　Ｌ
ｍａｘ　　　　−−−−−−−−−−−−−−−（６）
但し、Ｎ　：　１集積群の分割材本数 Ｌ（ｉ）：を集積群のｉ木目の分割材長さ以上の（５１
、（６）式の条件より、ｌ集積群の分割材の延べ長さは
、 Ｌｍｉｎ＜ΣＬ（ｉ）　＜Ｎｍａｘ　ｘ　Ｌｍａｘ　　
−・・−（刃裏 の範囲内となる。すなわち、ｌ集積群毎の最終切断長さ
、本数の延べ長さが上記の範囲内におさまるように分類
決定する（ＳＴ３）。決定された１集積群あたりの切断
長さ及び本数を最適切断パターン決定ブロック１２にお
いて、ｌ集積群らた９の最適な切断パターンを求める。

ここで、切断パターンを決定するにあたっては前記（５
）　、　（６）式を考慮してパターンを決定する（ＳＴ
４）。そして、最小処理時間で切断作業を行なうために
は、切断長さに対応する切断本数を考慮する。また、最
小処理時間にするためには、切断回数を最小にすること
である。従って、切断本数が最も多いものを分割材本数
と考え、同寸法のものが最小回数で切断できるようにあ
てはめる。但し、前記（５３、（６）式を満たさなくて
はいけない。また、切断時において待ち状態の分割材も
発生するため、切断対象材であるか否かの切り替え時間
を最小とするパターンを求めなくてはいけない。パター
ン決定方法は、同寸法切断長さ群単位を入れ替え、組み
合わせることにより切シ替え回数を求め、最小となるも
のが決定されプロセスコンピュータへ記憶される。

切断パターンが決定されることによりそのデータを分割
長さ決定ブロック１３に伝送し、分割長さが決定される
（ＳＴ５）。しかし、圧延ラインからの棒材長さ測定機
能１４において、複数の分割長さと１本の棒材長さとが
ほぼ一致しないで大幅な長さの相異があれば、無駄な分
割材が発生し、歩留り向上の妨げとなる。従って、棒材
の過不足分を考慮し、再び集積群分類決定ブロック１１
に戻し、再計算を行なう。分割材が決定されるとプロセ
スコンピュータ（図示せず）上に伝送され、棒鋼ライン
上へと実行される。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、コールドシャーライ
ンでの最適切断パターンを割シ出したことによシ切断に
要する時間的な短縮を図ることができ、かつ棒材を効率
よく所定本数、所定寸法長さに切断することができる。

また、切断パターンを基にしてフライングシャーでの切
断長さを予測し、圧延材での無駄な材をなくすために、
繰υ返し計算を行なうことによシ棒材の歩留）向上を図
ることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による棒材の切断モデルブ
ロック図、第２図は第１図の動作順序を示すフローチャ
ート、第３図は従来技術における棒材の切断モデルブロ
ック図である。 図において、１１は集積群分類決定ブロック、１２は最
適切断パターン決定ブロック、１３は分割長さ決定ブロ
ック、１４は棒材長さ測定機能である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）棒鋼ラインで並列に並べられた複数本の棒材をま
   とめて定尺寸法に切断する棒鋼ラインにおける最適切断
   制御方法において、前記複数本の棒材の最終寸法及び所
   要本数を上位コンピュータより集積群分類決定ブロック
   に入力して最終切断長さと本数とを決定し、前記決定し
   た１集積群あたりの切断長及び本数を最適切断パターン
   決定ブロックに入力して最適切断パターンを求め、前記
   求められた切断パターンをもとに分割長さ決定ブロック
   にて分割長さを決定し、前記決定した分割長さを棒材長
   測定機能によつて測定すると共に、該測定結果を上記集
   積群分類決定ブロックに戻して再計算を行うようにした
   ことを特徴とする棒鋼ラインにおける最適切断制御方法
   。
2. （２）前記最適切断パターン決定ブロックの最適切断パ
   ターン決定データをプロセスコンピュータに入力してコ
   ールドシャーで切断し、引続き分割長さ決定ブロックで
   決定した分割長さのデータを前記プロセスコンピュータ
   に入力してフライングシャーで分割するようにしたこと
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の棒鋼ラインに
   おける最適切断制御方法。