JPS637566A - 書換え可能な光デイスクの初期化方法ならびに書換え可能な光デイスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は書換え可能な光ディスク装置およびデ−タの再
生誤り率が高い光ディスク媒体の初期化方法に関する。

従来の技術 光ディスクを用いた清報記録再生装置では、光ディスク
媒体そのものが有する欠陥のため、再生データの誤り発
生率が高い一方で再生データの誤り発生はデータを記録
再生処理してはじめて検出できるという面をもっている
。

従来のこの種の元ディスク装置では誤りの発生検出を通
常のデータ記録再生処理中に行って、再生不可能な不良
セクタが発生すると、不良セクタをマーキングして代替
セクタ処理を行っていた。

−方、書換え可能な光ディスクの出現によって書換え可
能であるという特徴をいかして、通常のデータの記録再
生処理以前にあらかじめ、初期化手段等によって不良セ
クタのマーキングを行う方法も考えられる。これは公知
の磁気ディスク等で行なわれている、いわゆるフォーマ
ツティング処理に相当するものである。

発明が解決しようとする問題点 光ディスクは媒体上の誤り発生率が高いため、前記手段
のようにデータ処理中に代替セクタ処理を行うと処理速
度が低下するという問題点を有する。

また前記、磁気ディスク等のフォーマツティングに相当
する初期化手段をとった場合でも、１〜２μｍピッチで
約２００００トラツクを有する高密度な光ディスクを単
純に全トラックに対して初期化しようとしてもその処理
時間が膨大になってしまい、実用に耐えないという問題
点を有する。

本発明はかかる点て鑑み、高密度で書換え可能な光ディ
スクのトラック密度を媒体欠陥の発生分布を考慮して、
処理時間を低減させて効率的に不良セクタを検出、マー
キングする書換え可能な光ディスクの初期化方法、なら
びＫその初期化手段を有する書換え可能な光ディスク装
置を提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明は所定のトラック間隔でデータを記録、再生し前
記記録データと再生データとを比較し、再生データ誤り
がセクタ単位で所定のレベルを越えた時は該当セクタを
不良セクタとしてマークし、所定のトラック間隔毎の隣
接するトラックの同一セクタ部で再生データ誤りが所定
のレベルを越え、かつ再生データの誤り発生位置が略等
しい時、前記所定のトラック間隔内の全トラックの前記
同一セクタ部を不良セクタとすることを特徴とする書換
え可能な光ディスクの初期化方法ならびにその初期化手
段を備えた書換え可能な光ディスク装置である。

作用 本発明は前記した構成の初期化手段により、通常のデー
タ記録再生処理以前に光ディスク媒体上の複数のトラッ
ク間にまたがる大きな欠陥をあらかじめ検出、マークし
、通常のデータ記録再生時における代替セクタ処理等不
要なアクセス処理を低減する。

実施例 第１図は本発明の実施例における書換え可能な光ディス
ク装置の構成図を示すものである。第１図において、１
は本装置の全体制御を行う主制御部でマイクロコンピュ
ータ等で構成される。２は書換え機能を有する光ディス
クのドライブ部で主制御部１の制御指令によってデータ
の記録、再生駆動ならびにトラック位置決め機構等を有
する。

３は光ディスク・ドライブ２のトラック位置決め制御を
行うドライブ制御部、４は主制御部１の記録制御信号、
記録データを受けて記録変調、光ディスク・ドライブ２
への記録制御を行う記録部、５は光ディスク・ドライブ
２の再生信号を受けて、データ再生、復調を行う再生部
、６は記録部４の記録データと再生部５の再生データを
比較するデータ比較部、７はデータ比較部６の比較結果
をトラック上で複数に分割されたセクタ単位でデータ・
エラーの個数を計数するデータ・エラー計数部、８はデ
ータ比較部らの比較結果をデータ・エラー計数部７と同
様にセクタ単位で、セクタ始端部からのエラー発生位置
を検出するエラー発生位置検出部、９は主制御部１が不
良セクタの検出時、光ディスク・ドライブ２に対し、不
良セクタのマーキング信号を発生し、また光ディスク・
ドライブ２からの不良セクタマーキング信号を検出して
主制御部１に通知する不良セクタ・マーキング発生／検
出部である。

第２図は本発明の書換え可能な光ディスク装置で使用す
る元ディスクの概略平面図の１例で、同心円あるいはス
パイラル状の１〜２μｍピッチのトラック（Ｔｎ）が約
２００００本、ディスク面上に構成されている。各トラ
ックはデータのブロック分割記録、再生が可能なように
セクタと呼ぶ複数のブロック（Ｓｏ　−３１＋　）に分
割されている。

また各セクタは、トラックアドレス、セクタアドレス等
のセクタ位置情報があらかじめ記録されたセクタ・マー
ク部（ＳＭｏ〜ＳＭ、、　）と記録再生データ部（Ｄｏ
％　Ｄ、、　）を有する。

第２図の光ディスクを第１図のように構成された書換え
可能な光ディスク装置で初期化する方法について、以下
、第３図のフロートチャートと共に説明する。

（イ）チエツク・トラックＴｘにデータを記録する。

（ロ）　トラックＴＸのデータを再生する。

（ハ）　トラックＴｘの記録データと再生データを比較
する。

に）　トラックＴｘの記録再生データの比較結果によっ
て、分割されたセクタ単位で不良セクタがあるかないか
を判断し、不良セクタがない場合は、次のトラックチエ
ツクを実行する為に、処理体）へ分岐し、不良セクタが
ある場合は処理（ホ）へ移る。

（ホ）検出されたトラックＴｘ内の不良セクタに対し、
不良セクタのマーキングを行う。

（へ）処理ＧＱで示すトラックｍ本ジャンピング前の前
回のチエツクトラックで不良セクタの発生の有無を判定
し、なかった場合は、処理（男へ分岐し、あった場合は
処理（ト）へ整る。

（ト）現在トラックＴｘＯ不良セクタ・データと前回の
チエツクトラックの不良セクタ・データについて比較し
、不良セクタ・アドレスが同一で、かつセクタ始端点か
らのエラー発生位置が等しければ、処理（イ）へ移行し
、いずれかが異なれば、処理（男へ分岐する。

（ト）　ここでは、前回のチエツク・トラックと現在の
チエツク・トラックの不良セクタが同一の欠陥によって
発生したものと判断して、両トラック間の処理Ｑりで示
すｍ本トラックの前記不良セクタと同一のセクタを不良
セクタとしてマーキングする。

（男　不良セクタのアドレス、不良セクタのセクタ始端
位置からのデータエラー発生位置データを格納する。こ
の不良セクタ・データは、前記の処理（へ）、（ト）で
使用する。

し〕　光ディスク上の全トラックの記録再生データチエ
ツクによる初期化処理を終了したかを判定し、終了でな
い場合、処理Ｑ→を行って処理を継続する。

（ホ）次のチエツク・トラックとしてｍ本トラック・ジ
ャンプを行って、再び処理（イ）から（ヌ）を繰返す。

第３図の初期化処理のフローチャートの具体的な欠陥処
理について、第４図の光ディスクの拡大図と第５図の再
生アナログ信号を用いて説明する。

第３図の処理（１０のトラック・ジャンピングの本数ｍ
を５として、第４図のトラックＴ＋ｏ＋の記録再生デー
タチエツクを行ったとすると欠陥り。ｆによって再生ア
ナログ信号は第６図の５ＴＩＯｊのようになる。”ＴＩ
。、信号ではセクタＳｎにセクタ始端点から時間ｔ１を
おいて区間ｔ２の振幅劣化が生じるため、本初期処理で
はセクタＳｎを不良セクタとしてマーキングすると共に
そのセクタ・アドレスと時間ｔ１、区間ｔ２を不良セク
タ・データとして格納する。次にトラック５本をジャン
ピングしてトラックで１０５の記録再生データチエツク
を行う。トラックＴ１０５の再生アナログ信号５Ｔｊ０
５では前記欠陥Ｄｅｆによって時間ｔ６から区間ｔ４の
振幅劣化が生じるため、前記と同様にセクタＳｎを不良
セクタとしてマーキングすると共にそのセクタ・アドレ
スと時間ｔ３、区間ｔ４を不良セクタ・データとして格
納する。ここで前回のチエツク・トラックＴ、。、にお
いても不良セクタが発生し、そのセクタ・アドレスＳｎ
が同一でかっ、エラの発生位置データｔ２とｔ４　が交
差しているため、−つの欠陥がトラックＴ１０１とＴ、
。５に渡っていると判断できるため、その中間のトラッ
クＴ［２からＴ１０４のセクタＳｎについても不良セク
タとしてマーキングして１つの大きな欠陥による不良セ
クタの検出、マーキングを終了する。

以上のように本実施例によれば、１〜２μｍピッチのト
ラック幅の径方向の大きな欠陥を効率よく検出して、不
良セクタのマーキングを行うことができ、通常のデータ
記録再生処理における欠陥による処理速度の低減をはか
れる。

なお、本実施例において、チエツクするトラック間隔を
５本としだが、これは媒体の欠陥分布に依存するもので
、光ディスクのトラック間隔１〜２μｍとピンホール等
を除くゴミや傷等の大きさの欠陥を考えれば１０本前後
あるいはそれ以上に設定してもかまわない。

本実施例の不良セクタのマーキング方法としてはセクタ
・マーク部あるいはデータ部に特殊なパターンのデータ
記録を行う等、公知の手段によって行う。

本実施例では各セクタのデータ領域て対してのみ、記録
再生チエツクを行っているが、セクタ・マーク部に対し
ても再生のみによるセクタ・マークの欠陥を検出して実
施例におけるマーキング処理を行っても良い。

本実施例では不良セクタに対してマーキングを行うのみ
であるが、さらに全ての不良セクタの位置データを光デ
ィスク上の所定の領域、例えば、ディスクの管理領域を
設け、そこに格納し、光ディスク装置の起動時、常に前
記不良セクタの位置データをアクセスすれば、通常のデ
ータ記録再処理における不良セクタへのアクセスを完全
に排除できる。

発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、通常のデータ記録
再生処理以前の初期化手段によって光ディスク上の径方
向の大きな欠陥を処理速度を低減させて効率よく検出、
マーキングできるため、その実用的効果は太きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の書換え可能な光ディスク装
置の構成図、第２図は光ディスクの概略平面図、第３図
は本発明の一実施例の初期化処理のフローチャート図、
第４図は光ディスクの部分拡大図、第５図は再生アナロ
グ信号図である。 １・・・・・・主制御部、２・・・・・・書換え可能な
光ディスク・ドライブ、３・・・・・・ドライブ制御部
、４・・・・・・記録部、５・・・・・再生部、６・・
・・・・データ比較部、７・・・・・データ・エラー計
数部、８・・・・・・エラー発生位置検出部、９・・・
・・・不良セクタマーキング発生／検出部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 第　３　図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）同心円状あるいはスパイラル状のトラックを有し
   、前記トラックが複数のセクタに分割された書換え可能
   な光ディスクに、所定のトラック間隔でデータを記録、
   再生し、前記記録データと前記再生データを比較し、再
   生データ誤りがセクタ単位で所定のレベルを越えた時は
   該当セクタを不良セクタとしてマークし、所定のトラッ
   ク間隔毎の隣接するトラックの同一セクタで再生データ
   誤りが所定のレベルを越え、かつ再生データの誤り発生
   位置が略等しい時、所定のトラック間隔内の全トラック
   の前記同一セクタを不良セクタとしてマークすることを
   特徴とする書換え可能な光ディスクの初期化方法。
2. （２）同心円状あるいはスパイラル状のトラックを有し
   前記トラックが複数のセクタに分割された光ディスクに
   所定のトラック間隔でデータを記録する手段と、前記記
   録データを再生する手段と、前記記録データと前記再生
   データとを比較する手段と、比較結果から再生データ誤
   りがセクタ単位で所定のレベルを越えた時は該当セクタ
   を不良セクタとしてマークする手段と、所定のトラック
   間隔毎の隣接するトラックの同一セクタで再生データ誤
   りがセクタ単位で所定のレベルを越え、かつ、再生デー
   タの誤り発生位置が略等しい時、所定のトラック間隔内
   の全トラックの前記同一セクタを不良セクタとしてマー
   クする手段とを備えた書換え可能な光ディスク装置。
3. （３）検出した不良セクタのアドレスデータを光ディス
   クの所定の位置に記録する手段を備えた特許請求の範囲
   第２項記載の書換え可能な光ディスク装置。