JPS6362927A - 湿式摩擦材 - Google Patents

湿式摩擦材

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JPS6362927A
JPS6362927A JP20700586A JP20700586A JPS6362927A JP S6362927 A JPS6362927 A JP S6362927A JP 20700586 A JP20700586 A JP 20700586A JP 20700586 A JP20700586 A JP 20700586A JP S6362927 A JPS6362927 A JP S6362927A
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JP
Japan
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cashew dust
friction
paper
filaments
friction material
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JP20700586A
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JPH0261661B2 (ja
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Hideto Nakagawa
英人 中川
Eiji Hamada
浜田 英二
Masaaki Yasui
安井 賢明
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Aisin Chemical Co Ltd
Original Assignee
Aisin Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はクラッチの摩擦材、特に油中で使用するのに適
した湿式摩擦材に関するものである。
[従来の技術] 内燃機関を原動機とする自動車などでは、原動機と変速
機との間にクラッチを設ける。クラッチは発進時や変速
時などに必要なすへりを僕えると共に、歯車変速機の変
速段の切換えに動力の断続を行う必要かある。これらの
機能をはだすため、摩擦クラッチが広く採用されている
r9擦クラッチは、摩擦板が乾燥状態で使用される乾式
と、油中に浸して使用される湿式とにわかれる。湿式は
主に自動変速機内の摩擦要素として湿式多板クラッチの
形で使用される。
湿式多板クラッチの摩擦材は、古くはメタル(焼結合金
)であったが、最近は熱硬化性樹脂を含浸、硬化させた
紙質基材の摩擦材か主流である。
これはT′i擦特性が良好なこと、さらに軽く、安価で
あると同時に耐久性も充分であることが実証されている
ことからである。
熱硬化性樹脂を含浸、硬化させた紙質基材の摩擦材(以
下単に湿式W、擦材という。)は、木材パルプなどの有
機繊維、アスベストなどの無81繊維と、無R質充填材
、摩擦2整剤とを湿式抄造した紙質基材に、フェノール
樹脂などの熱硬化性樹脂を含浸させ圧縮成形したちので
ある。
湿式摩擦材には摩擦係数(特に最終動摩擦係数)を調整
するためにカシューダストが摩擦調整剤として使用され
ている。例えば特開昭57−85876号、特開昭59
−175639号がある。
[発明が解決しようとする問題点コ 従来の湿式摩擦材に用いられているカシューダストは、
カシューナツツ殻液とホルムアルデヒドまたはフルフラ
ールなどと縮重合させ、硬化剤を添加混合し酸又はアル
カリの存在下で硬化させ、硬化した塊状物を粉砕、さら
に精粒し50μI〜300μmの粒子状のカシューダス
ト(以下粒子状カシューダストという。)が使用されて
いる。
しかしこの粒子状カシューダストを配合して湿式抄紙し
た紙質基材は、乾燥工程、所定の型に打抜く工程、又は
運搬時にさまざまな力を受け、粒子状カシューダストが
紙質基材から脱落する。このカシューダストの脱落によ
り、製造装置や床の汚染なと作業環境の悪化をもたらす
ばかりでなく、湿式摩擦材の最終動摩擦係数の低下をも
たらし、摩擦特性に悪影響を与える。
さらに自動変速機に取り付けられた湿式摩擦材から、係
合時の衝撃や、摩耗により粒子状カシューダストが脱落
するときがある。この場合、脱落した粒子状カシューダ
ストは巨大摩耗粉となり自動変速機内の油で運搬され、
バルブステックを起す原因となる。
本発明はこれらの点に鑑みなされたもので、摩擦調整剤
であるカシューダストの紙質基材、湿式摩擦材からの脱
落を防止または低減し、摩擦特性の安定した湿式Fj擦
材を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明の湿式摩擦材は、繊維成分、熱硬化性樹脂および
摩擦調整剤からなり、この摩擦調整剤がカシューダスト
表面から複数の突出した径1〜20μm、長さ10〜3
00μmの短繊維を含有するカシューダスト(以下Ia
維金含有カシューダストいう。)であることを特徴とす
る。カシューダストに含まれる短繊維の適正な配合量は
、カシューダスト100重量部に対し50〜100重量
部である。
紙質基材の骨格部分を構成する繊維成分は、例えば木材
バルブ、リンターパルプ、芳香族ポリアミド繊維、ノボ
ロイド繊維などの有機繊維、ガラス繊維、チタン酸カリ
ウム繊維、シリカ繊維、ロックウール繊維、金属繊維な
どの無機繊維があり、これらのCIi独または2種以上
を混合して使用される。繊維成分の適正な配合比は、紙
質基材中の40〜75屯量%である。
熱硬化性樹脂は、例えばフェノール樹脂、メラミン樹脂
、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂などが使用できる。
熱硬化性樹脂は紙質基材100重量部に対し、20〜4
0重量部を含浸させる。
さらに無機質充填材として、炭酸カルシウム、酸化鉄、
ウオラストナイト、g、酸バリウム、酸化珪素、ケイソ
ー土などを使用することもできる。
無機質充填材の配合比は、紙質基材中の5〜40重量%
である。
この発明の要部をなす摩8!調整剤として使用する繊維
含有カシューダストは次の様な製造方法によって得られ
る。
カシューナツツ殻液とホルムアルデヒドまたはフルフラ
ールを原材料として公知の方法で縮重合物を得る。この
縮重合物に径1〜20μm、長さ10〜300μmの短
繊維を添加し、均一・に分散させたのち、ヘキサメチレ
ンテトラミン等の硬化物を加え、酸またはアルカリの存
在下で硬化させる。さらにこの硬化物を冷却し、粉砕機
にて粉砕して繊維含有カシューダストを得る。
この繊維含有カシューダストには、@記縮重合物に天然
ゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム等のゴム成分、
グラファイト等のカシューダスト以外の摩擦調整剤や前
記無機質充填材を添加、混合することができる。
カシューダストに含有される短繊維は、前記紙質基材の
骨格部分を構成する繊維成分と同一の繊維が使用できる
。特にフィブリル化した芳香族ポリアミド繊維(以下ア
ラミツドバルブという。)が好ましい。
湿式摩擦材を製造するには、繊維成分、繊維含有カシュ
ーダストおよび必要に応じて、無機質充基材や定着剤を
水中に分散させたのち、長網式または丸網式等の抄紙機
で抄紙し、乾燥したのち、所定の型に打ち抜く。次に打
抜かれた紙質基材に熱硬化性樹脂を含侵し、熱風炉など
て硬化させ湿式I7擦材を得ることができる。
[作用コ 本発明の湿式摩擦材に使用するya維金含有カシューダ
スト、その表面から突出した複数の短繊維を持)ている
ため、抄紙するとき紙質基材の骨格部分を構成する繊維
成分とのからみが強く、抄紙したのちの乾燥工程、打抜
き工程または運搬時にカシューダストの脱落が防止され
る。
[実施例] 以下、本発明を適用する湿式摩擦材の実施例を詳細に説
明する。
[実施例1] 木材バルブ50 wtに 、アラミツドバルブ10wt
宅を水中にて口水度580〜620 m lになる様に
叩解したのち、アラミツドバルブ含有カシューダスト1
0wtJi、ケイソー土30胃しtを順次仕込み、分散
させ、硫酸バンドにより定着させたのち、丸網式抄造機
により所定の坪量、ノ′メさに抄紙し、紙質基材を得る
この紙質基材を所定のリングに打抜き、フェノール樹脂
を紙質基材100重量部に対し30重量部をディッピン
グ方法により含浸させ、熱風炉にて160℃×45分間
硬化させる。
ざらに熱硬化性接着剤を塗布した芯金にてサンドイッチ
し、熱成型機にて170℃×2分間加熱加圧成形し所定
の厚さにA整し、湿式摩擦材を得る。
[実施例2コ アラミツトバルブ含有カシューダスト10wt、!Jを
アラミツドバルブ含有カシューダスト20胃ttにした
こと以外は実施例1と同様にして湿式摩擦材を得る。
[比較例1] アラミツトバルブ含有カシューダスト10wt’!を粒
子状カシューダスト10wtJとしたこと以外は、実施
例1と同様にして、湿式片1寮材を得た。
[比較例2] アラミツドバルブ含有カシューダスト10wt、96を
粒子状カシューダスト20wt%とじた以外は、実施例
1と同様にして湿式摩擦材を得た。
実施例1.2、比較例1.2の試験結果を第1表に示す
第1表 注)フェノール樹脂は1紙質基材100 重1f部に対
する重量部である。
(以下余白) 第1表に示すカシューダストの脱落は、抄紙工程のあと
、乾燥工程および打抜き工程でのカシューダストの脱落
の有無を表わし、○はほとんど脱落なし、×は脱落打っ
である。また最終動摩擦係数はSAE#2試験機にて、
油温120℃の油液中、慣性モーメント= 2 、 5
 kg−crn−5ec2、回転数=3600rpm、
荷重=300kgの測定条件下で2000サイクル試験
した時のPj擦係数である。
摩耗粉の大きさは、最終動摩擦係数の測定後、試験機内
の油をろ過し、摩耗粉を取り出し、摩耗粉の電子顕微鏡
写真により観察して大きさを測定した。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の湿式摩擦材は、製造工程
中にカシューダストの脱落がなく、製造装置、床の汚れ
を防Iトする。カシューダストが脱落しないため、最終
動摩擦係数が低下せず、摩擦特性が安定している。また
巨大摩耗粉の発生もない。製造工程中のカシューダスト
の脱落がないため、カシューダストの配合量の変動がな
く、品質上のバラツキが少なく湿式摩擦材としての信頼
性か高い。さらに材料ロスがなく経済的なメリットもあ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維成分、熱硬化性樹脂および摩擦調整剤からな
    る湿式摩擦材において、該摩擦調整剤がカシューダスト
    表面から複数の突出した径1〜20μm、長さ10〜3
    00μmの短繊維を含有するカシューダストであること
    を特徴とする湿式摩擦材。
  2. (2)短繊維がカシューダスト100重量部に対し50
    〜100重量部含有することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項の湿式摩擦材。
JP20700586A 1986-09-03 1986-09-03 湿式摩擦材 Granted JPS6362927A (ja)

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JP20700586A JPS6362927A (ja) 1986-09-03 1986-09-03 湿式摩擦材

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JP20700586A JPS6362927A (ja) 1986-09-03 1986-09-03 湿式摩擦材

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JPS6362927A true JPS6362927A (ja) 1988-03-19
JPH0261661B2 JPH0261661B2 (ja) 1990-12-20

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ID=16532616

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JP20700586A Granted JPS6362927A (ja) 1986-09-03 1986-09-03 湿式摩擦材

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0657099A (ja) * 1992-06-10 1994-03-01 Tohoku Kako Kk 摩擦材用充填剤
JP2010242002A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Akebono Brake Ind Co Ltd 摩擦調整材及び摩擦材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0657099A (ja) * 1992-06-10 1994-03-01 Tohoku Kako Kk 摩擦材用充填剤
JP2010242002A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Akebono Brake Ind Co Ltd 摩擦調整材及び摩擦材

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