JPS6361721A

JPS6361721A - 廃熱利用ドライヤ−システム

Info

Publication number: JPS6361721A
Application number: JP61206412A
Authority: JP
Inventors: Nobutaka Tsuchimoto; 土本　信孝
Original assignee: Takuma Co Ltd
Current assignee: Takuma Co Ltd
Priority date: 1986-09-02
Filing date: 1986-09-02
Publication date: 1988-03-17
Also published as: JPH0474530B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、建材用の合板やチップを乾燥させるドライヤ
ーを備えた廃熱利用ドライヤーシステムに関する。

（従来の技術）一般に、合板工場やパーティクル工場に於いては、合板
やチップを乾燥させるのに各種のドライヤー装置が使用
されている。

即ち、合板を乾燥させるドライヤー装置としては、第２
図及び第３図に示す構造のロールドライヤー装置及び連
続ドライヤー装置が使用されており、これらは、高温ガ
スを発生する重油焚き若しくは木屑焚きの熱風発生炉３
３と、熱風発生炉３３に接続されて熱風発生炉３３で発
生した高温ガスを熱源として合板を乾燥させるドライヤ
ー３４等から構成されている。尚、第２図及び第３図に
於いて３５は熱風発生炉３３へ供給される燃料量を調節
する制御弁、３６は熱風発生炉３３へ燃焼用空気を供給
する空気押し込みファン、３７はミックスチャンバー、
３８はドライヤー３４内のガスをミックスチャンバー３
７へ供給してドライヤー３４へ供給される高温ガスの温
度を調節する循環ファン、３９はドライヤー３４内のガ
スを大気へ排出する排気ファン、４０はドライヤー３４
内に配置したヒーター、４１はヒーター４０へ供給され
る蒸気量を制御する制御弁である。

一方、チップを乾燥させるドライヤー装置としては、第
４図に示す構造のチップドライヤー装置が使用されてお
り、これは、熱風発生炉３３と、熱風発生炉３３に接続
されたドライヤー３４等から構成されている。尚、第４
図に於いて、３５は燃料量調節用の制御弁、３６は燃焼
用空気の空気押し込みファン、３７はミックスチャンバ
ー、４２はドライヤー３４へ湿りチップを供給するホッ
パー、４３はガスとチップを分離するサイクロン、３８
は循環ファン、３９は排気ファンである。

然し乍ら、前記各種のドライヤー装置にあっては、通常
熱風発生炉３３て使用する燃焼用空気には常温のものを
使用している為、熱風発生炉３３の燃料消費量が比較的
多くなり、省エネルギー化を図り難いと云う問題がある
。特に、ロールドライヤー装置にあっては、蒸気を消費
する為、特別にボイラ設備が必要になり、様々な不都合
を生じることになる。

又、各種ドライヤー装置を使用する工場にあっては、工
場全体で多量の電力を消費するが、この電力は全て電力
会社から供給される電力により賄われている為、電力消
費量が増大し、省エネルギー化を図り難いと云う問題も
ある。

（発明が解決しようとする問題点）本発明は、上記の問題点を解決する為に創案されたもの
であり、その目的は省エネルギー化を図れると共に、工
場内で使用される電力や蒸気等を賄える廃熱利用ドライ
ヤーシステムを提供するにある○ （問題点を解決する為の手段）本発明の廃熱利用ドライヤーシステムは、ガスタービン
発電装置と、ガスタービン発電装置に接続されてそのガ
スタービンから排出される排ガスを熱回収する廃熱ボイ
ラと、廃熱ボイラに接続されて廃熱ボイラから排出され
る排ガスを燃焼用空気の代りに使用する熱風発生炉と、
ガスタービンから排出される排ガスを廃熱ボイラをバイ
パスさせて熱風発生炉へ導くバイパスダクトと、廃熱ボ
イラから排出される排ガスを大気中へ排出する分岐ダク
トと、熱風発生炉に接続されて熱風発生炉で発生する高
温ガスを熱源とするドライヤーとから成り、廃熱ボイラ
へ流入する排ガス量と熱風発生炉へ流入するυトガス量
を適宜調節して廃熱ボイラ及び熱風発生炉を制御するよ
うに構成したことに特徴がある。

（作用）ガスタービン発電装置のガスタービンから排出された排
ガス゛は、廃熱ボイラに供給されてここで熱回収された
後、熱風発生炉へ供給されて燃焼用空気として利用され
る。

そして、熱風発生炉で発生した高温ガスは、ドライヤー
に供給されて合板若しくはチップを乾燥させる。

一方、ガスタービン発電装置で発生した電力は、工場内
で使用される。又、廃熱ボイラで発生した蒸気は、ロー
ルドライヤー装置や工場内の冷暖房等に使用される。

尚、廃熱ボイラは、これに流入する排ガス量を適宜調節
することによりぐ熱風発生炉は、これに流入する排ガス
量を適宜調節することにより、夫々制御される。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図は本発明の実施例に係る廃熱利用ドライヤーシス
テムの系統図であって、ｌはガスタービン発電装置、２
は廃熱ボイラ、３はドライヤー装置、４はバイパスダク
ト、５は分岐ダクトである。

前記ガスタービン発電装置１は、ガスタービン燃焼させ
ると、高温、高圧の燃焼ガスが発生し、これがガスター
ビン６を回して発電機８を駆動させるように為されてい
る。

前記廃熱ボイラ２は、第１排ガスダク）　１０を介して
ガスタービン６に接続されており、ガスタービン６から
Ｕｊミ出された排ガスＧを熱回収して蒸気Ｓを発生させ
るものである。尚、廃熱ボイラ２には過熱器（図示省略
）や節炭器（図示省略）を備え付けたものを使用しても
良い。又、廃熱ボイラ２には自然循環式若しくは強制循
環式の何れを使用しても良い。

前記ドライヤー装置３は、合板やチップを乾燥させるも
のであり、本実施例に於いては、ドライヤー装置３には
従来公知のロールドライヤー装置が使用されている。

即ち、ドライヤー装置３は、高温ガスＧを発生する重油
焚き等の熱風発生炉１１と、熱風発生炉１１へ燃料を供
給する燃料供給管１２と、燃料供給管１２に介設された
燃料制御弁１３と、熱風発生炉１１に高温ガスダクト１
４を介して接続されて熱風発生炉１１で発生した高温ガ
スＧを熱源として合板を乾燥させるドライヤー１５と、
高温ガスダクｌ−１４に介設されたミックスチーＡツン
パー１６と、ドライヤー１５内のガスをミックスチャン
バー１６へ導く循環用ダクト１７と、循環用ダクト１７
に介設された循環ファン１８と、ドライヤー１５内のガ
スを煙突１９へ導びく排気ダクト２０と、排気ダクト２
０に介設された排気ファン２１と、ドライヤー１５内に
配設されたヒーター２２と、ヒーター２２へ蒸気Ｓを供
給する蒸気供給管２３と、蒸気供給管２３に介設された
蒸気制御弁２４等から構成されている。

そして、ドライヤー装置３の熱風発生炉１１は、第２排
ガスダクト２５を介して廃熱ボイラ２に接続され、廃熱
ボイラ２から排出される排ガスＧを燃焼用空気として利
用するものである。又、第２排ガスダクト２５には熱風
発生炉１１へ燃焼用空気を導ひく燃焼用空気供給管２６
が接続され、該燃焼用空気供給管２６には空気押し込み
ファン２７及びダンパー２８が介設されている。

前記バイパスダクト４は、ガスタービン６から排出され
た排ガスＧを廃熱ボイラ２をバイパスさせて熱風発生炉
１１へ導くものであり、一端が第１排ガスダクト１０に
接続されると共に、他端が第２排ガスダクト２５に接続
されている。

前記分岐ダクト５は、廃熱ボイラ２から排出される排ガ
スＧを大気へ排出するものであり、一端が第２排ガスダ
クト２５に接続されると共に、他端カＨ％突１９に接続
されている。

尚、バイパスダクト４の入口側と廃熱ボイラ２との間の
第１排ガスダク）１．０．バイパスダクト４、第２排ガ
スダクト２５並びに分岐ダクト５には排ガス量を適宜調
節する第１ダンパー２９、第２ダンパー３（１１第３ダ
ンバー３１及び第４ダンパー３２カ夫々介設されている
。

而して、ガスタービン６の燃焼室９で圧縮空気と燃料を
混合して燃焼させると、高温、高圧の燃焼ガスが発生し
、これがガスタービンＧを回して発電機８を駆動させる
。尚、１ｏｏｏＴ侃〜５０００　ＫＷの産業用ガスター
ビン発電装置では熱効率が一般的に１８〜３０％位であ
り、ガスタービン６から排出される排ガスＧは、その温
度が約５００°Ｃ０２濃度が８　　約１５％でダスト濃
度の低いクリーンなものであるガスタービン６から排出
された排ガスＧは、第１排ガスダクト１０により廃熱ボ
イラ２に供給されてここで熱回収された後、第２排ガス
ダクト２５により熱風発生炉１１へ供給され、該熱風発
生炉１１に於いて燃料供給管１２より供給される燃料の
燃焼用空気として利用される。

そして、熱風発生炉１１で発生した高温ガスＧは、ミッ
クスチャンバー１６で循環用ダクトエフからのガスと混
合された後、高温ガスダクト１４によりドライヤー１５
へ供給されて合板を乾燥させる。

一方、ガスタービン発電装置１で得られた電力は、工場
内の各装置で使用され、廃熱ボイラ２で得られた蒸気Ｓ
は、ドライヤー１５や工場内の冷暖房等に使用される。

尚、廃熱ボイラ２で発生ずる蒸気量がプロセスで使用す
る蒸気量よりも多い場合には第１ダンパー２９及び第２
ダンパー３０を調節して蒸気発生量を制御する。又、熱
風発生炉１１ではドライヤー１５での必要熱量に応じて
燃焼量を調節しており、熱風発生炉１１からドライヤー
１５へは一定量のガスを流しているが、このガス量より
もカスタービン６がら排出される排ガス量が多い場合に
は第３ダンパー３１及び第４ダンパー３２を調節して余
剰の排ガスＧを分岐ダクト５を介して煙突１９から大気
中へ排出し、逆にガス量が不足する場合には空気押し込
みファン２７により燃焼用空気を熱風発生炉１１へ供給
する。

上記実施例に係る廃熱利用ドライヤーシステムは、ガス
タービン発電装置１と廃熱ボイラ２を組合セタモノつマ
リコージェネレーションシステムの熱効率が約７３３％
となり、極めて高い熱効率で電力と蒸気を得ることがで
きる。

又、前記ドライヤーシステムの熱風発生炉１１へ投入さ
れる熱量Ｑ、と、ドライヤー装置のみの熱風発生炉へ投
入される熱量Ｑ２とを比較した場合、両者の熱風発生炉
の取り出し熱量を同一に設定する　Ｋｃａｌ後者の投入熱量Ｑ２は４．．７１４−ＸＩＯ／となる。

従１〕って、前者の投入熱量Ｑ、は後者の投入熱量Ｑ２の約７
４％で済み、前者は約２６影の省エネルギー化が図れる
。

尚、上記実施例に於いては、ドライヤー装置３にはロー
ルドライヤー装置を使用したが、本発明は上記実施例の
ものに限定されるものではなく、ドライヤー装置３に連
続ドライヤー装置やチップドライヤー装置を使用しても
良い。

（発明の効果）上述の通り、本発明の廃熱利用ドライヤーシステムは、
ガスタービン発電装置、廃熱ボイラ、熱風発生炉及びド
ライヤーを順次接続し、ガスタービンから排出される排
ガスを廃熱ボイラをバイパスさせて熱風発生炉へ導くバ
イパスダクトを設けると共に、廃熱ボイラから排出され
る排ガスを大気中へ排出する分岐ダクトを設け、廃熱ボ
イラ及び熱風発生炉へ流入する排ガス量を適宜調節して
廃熱ボイラ及び熱風発生炉を制御する構成した為、前記
ガスタービン発電装置により工局内で使用する電力の一
部を賄えると共に、前記廃熱ボイラによりドライヤーや
工場内の冷暖房等で使用する蒸気を賄うことができ、省
エネルギー化を図れる。

又、廃熱ボイラから排出された排ガスを熱風発生炉の燃
焼用空気として利用している為、熱風発生炉へ供給する
燃料量が少なくても熱風発生炉では高い熱量を得ること
ができる。その結果、熱風発生炉の燃料消費量を低減さ
せることができ、省エネルギー化を図れる。

このように、本発明の廃熱利用ドライヤーシステムを利
用すれば、工場内で使用する電力や蒸気等を賄えると共
に、エネルギーを有効に利用できて省エネルギー化を図
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る廃熱利用ドライヤーシス
テムの系統図、第２図はロールドライヤー装置の系統図
、第３図は連続ドライヤー装置の系統図、第４図はチッ
プドライヤー装置の系統図である。１はガスタービン発電装置、２は廃熱ボイラ、４はバイ
パスダクト、５は分岐ダクト、６はガスタービン、１１
は熱風発生炉、１５はドライヤー、Ｇは排ガス、Ｇは高
温ガス。

Claims

【特許請求の範囲】

ガスタービン発電装置（１）と、ガスタービン発電装置
（１）に接続されてそのガスタービン（６）から排出さ
れる排ガス（Ｇ）を熱回収する廃熱ボイラ（２）と、廃
熱ボイラ（２）に接続されて廃熱ボイラ（２）から排出
される排ガス（Ｇ）を燃焼用空気の代りに使用する熱風
発生炉（１１）と、ガスタービン（６）から排出される
排ガス（Ｇ）を廃熱ボイラ（２）をバイパスさせて熱風
発生炉（１１）へ導くバイパスダクト（４）と、廃熱ボ
イラ（２）から排出される排ガス（Ｇ）を大気へ排出す
る分岐ダクト（５）と、熱風発生炉（１１）に接続され
て熱風発生炉（１１）で発生する高温ガス（Ｇ）を熱源
とするドライヤー（１５）とから成り、廃熱ボイラ（２
）へ流入する排ガス量と熱風発生炉（１１）へ流入する
排ガス量とを適宜調節して廃熱ボイラ（２）及び熱風発
生炉（１１）を制御するように構成したことを特徴とす
る廃熱利用ドライヤーシステム。