JPS635487A - 布帛の識別方法 - Google Patents

布帛の識別方法

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JPS635487A
JPS635487A JP61149111A JP14911186A JPS635487A JP S635487 A JPS635487 A JP S635487A JP 61149111 A JP61149111 A JP 61149111A JP 14911186 A JP14911186 A JP 14911186A JP S635487 A JPS635487 A JP S635487A
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JP
Japan
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identification code
fabric
mark
timing mark
timing
Prior art date
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Pending
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JP61149111A
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English (en)
Inventor
Shoji Takahashi
昭二 高橋
Masami Okino
沖野 雅美
Masahiko Kamiyama
神山 征彦
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は布帛の種類を識別するための布帛の識別方法
に関するものである。
〔従来の技術〕
布帛を加工する場合、例えば布帛を乾燥する場合におい
ては、布帛の種類によって乾燥時間を変える必要がある
。このため、従来は、布帛に予めマークベンまたはミシ
ンによって反番等の識別番号を布帛の加工時の送り方向
の始端付近(布帛の継ぎ目付近)に数字で付加しておき
、例えば乾燥工程において作業者が布帛に付加された識
別番号を読み取り、その識別番号に対応した加工条件(
布帛の送り速度および乾燥速度)を乾燥装置に手動設定
し、布帛を上記の加工条件で乾燥させるようになってい
た。なお、加工条件の設定は、例えば各識別番号に対応
した加工条件を登録したカードを予め卓備しておき、読
み取った識別番号に対応するカードを選択して乾燥装置
に装填することにより行う。
(発明が解決しようとする問題点〕 布帛の加工工程において、作業者が布帛から識別番号を
読み取り、その識別番号に合わせて加工条件を加工装置
に対して手動設定するのは、きわめて面倒であった。こ
のように、布帛の種類に合わせて加工条件を手動設定し
なければならないのは、布帛に付加した識別番号を自動
的に読み取ることができないからであり、識別番号を自
動的に読み取ることができれば、布帛の種類に合わせた
加工条件の設定の自動化は簡単に実現できるものと考え
られる。
この発明の目的は、布帛を自動的に識別することができ
る布帛の識別方法を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明の布帛の識別方法は、2進数で表わされた識別
コードの各桁に対応して蛍光性を有するタイミングマー
クを予め布帛に形成するとともに、前記識別コードにお
いていずれか一方の2値データをもつ桁についてのみ布
帛におけるその桁のタイミングマークに対応する位置に
予め蛍光性を有する識別コードマークを形成し、前記タ
イミングマーク上および識別コードマーク上を蛍光検出
型のタイミングマーク検出器および識別コードマーク検
出器がそれぞれ横断するように前記布帛に対し前記タイ
ミングマーク検出器および識別コードマーク検出器を相
対的に移動させ、前記タイミングマーク検出器が前記タ
イミングマークを検出した時の前記識別コードマーク検
出器の出力を2値化して前記識別コードを復元し、復元
した識別コードから前記布帛を識別する方法である。
〔作用〕
この発明の布帛の識別方法によれば、識別コードの各桁
に対応してタイミングマークを予め布帛に形成するとと
もに、識別コードにおいていずれか一方の2値データを
もつ桁についてのみ布帛におけるその桁のタイミングマ
ークに対応する位置に予め識別コードマークを形成し、
タイミングマークおよび識別コードマークをタイミング
マーク検出器および識別コードマーク検出器がそれぞれ
横断するように布帛に対してタイミングマーク検出器オ
よび識別コードマーク検出器を相対的に移動させ、タイ
ミングマーク検出器が各桁のタイミングマークを検出し
た時の識別コードマーク検出器の出力を2値化して識別
コードを復元し、復元した識別コードから布帛を識別す
るため、布帛の種類を自動的に識別することができる。
この結果、布帛の種類によって異なる加工条件を加工装
置に対して自動的に設定することができる。
また、タイミングマークおよび識別コードマークに蛍光
性をもたせ、タイミングマークおよび識別コードマーク
の蛍光を蛍光検出型のタイミングマーク検出器および識
別コードマーク検出器でそれぞれ検出するため、布帛の
色柄に無関係にタイミングマークおよび識別コードマー
クを検出でき、布帛の色柄によるタイミングマークおよ
び識別コードマークの誤検出は防止できる。
〔実施例〕
この発明の一実施例を第1図に基づいて説明する。この
布帛の識別方法は、第1図に示すように、複数桁例えば
6桁の2進数で表わされた識別コードの各桁に対応して
蛍光性を有するタイミングマーク1を予め布帛3の移送
方向(矢印Aで示す)の始端付近(布帛3どお乙の継ぎ
目付近)において−列に並べて形成するとともに、識別
コードにおいていずれか一方の2値データ、例えば「1
」をもつ桁について布帛3の移送方向の始端付近におい
てその桁のタイミングマークlに対応する位置に予め蛍
光性を有する識別コードマーク2を形成し、タイミング
マークl上および識別コードマーク2上をタイミングマ
ーク検出器4および識別コードマーク検出器5がそれぞ
れ横断するように布帛3をタイミングマーク検出器4お
よび識別コードマーク検出器5に対して移動させ、タイ
ミングマーク検出器4が各桁のタイミングマーク1をそ
れぞれ検出した時の識別コードマーク検出器5の出力を
それぞれ2値化して識別コードを復元し、復元した識別
コードから布帛3を識別する方法である。
なお、第1図では、識別コードが6桁であって、6個の
タイミングマーク1が布帛3の一側において布帛3の移
送方向に一列に並べて形成されており、識別コードマー
ク2は布帛3の他側において布帛3の移送方向に一列に
並べて形成されている。
この場合、識別コードは、例えばrlollolJとな
っているので、第1.第3.第4.第6桁のタイミング
マーク1に対応して識別コードマーク2が形成され、そ
れ以外の第2.第5桁には識別コードマーク2は設けて
いない。
また、識別コードは1桁のみであってもよい。
また、識別コードマーク2は識別コードにおいて2値デ
ータ「0」をもつ桁についてのみ形成するようにしても
よい。
つぎに、この布帛の識別方法を実施する布帛識別装置に
ついて第1図ないし第16図に基づいて説明する。この
布帛の識別方法は、第2図に示すように、タイミングマ
ーク検出器4および識別コードマーク検出器5の検出出
力に基づいてマイクロコンピュータなどの処理装置6が
第3図に示すようなフローを実行することにより、第1
図に示すように布帛3に形成されたタイミングマーク1
および識別コードマーク2から識別コードを復元するこ
とになる。
識別コードの検出対象である布帛3は、加工の都合上複
数反が長手方向に継いであって、第1図に示すように、
矢印Aの方向にローラ(図示せず)などによって移送さ
れ、移送方向の始端付近、すなわち継ぎ目の後ろ付近に
おいて識別コードの各桁に対応して蛍光性を有するタイ
ミングマーク1がインクジェット方式などにより形成さ
れ、また識別コードにおいていずれか一方の2値データ
、例えば「1」をもつ桁(「0」の桁でもよい)におい
てのみ移送方向の始端付近においてその桁のタイミング
マーク1に対応する位置にインクジェット方式などによ
り識別コードマーク2を形成している。この場合、タイ
ミングマーク1は、布帛3の一側において布帛3の移送
方向に一列にほぼ等間隔で並べて形成されている。なお
、タイミングマーク1の間隔は等間隔でなくてもよい。
また、識別コードマーク2は、布帛3の他側において布
帛3の移送方向に一列に並べて形成されている。
そして、タイミングマーク検出器4は、布帛3の移送に
伴うタイミングマーク1の移動軌跡上に固定配置され、
識別コードマーク検出器5は、同じく識別コードマーク
2の移動軌跡上に固定配置され、布帛3の移送によって
タイミングマーク検出器4および識別コードマーク検出
器5が布帛3に対して相対的に移動し、それぞれタイミ
ングマークl上および識別コードマーク2上を横断する
ことになる。なお、各桁のタイミングマーク1とこれに
対応する識別コードマーク2とは、タイミングマーク検
出器4および識別コードマーク検出器5によって同時に
検出できるように位置決めされ、その位置関係は、タイ
ミングマーク検出器4および識別コードマーク検出器5
の位置によって異なり、例えばタイミングマーク検出器
4と識別コードマーク検出器5とが布帛3の移送方向に
対して直交する方向に並べて設置してあれば、各桁のタ
イミングマークlとそれに対応する識別コードマーク2
も布帛3の移送方向に対して直交する方向に並べて設け
られることになる。
そして、タイミングマーク検出器4および識別コードマ
ーク検出器5は、タイミングマーク1および識別コード
マーク2がそれぞれ直下付近を通過しているときにそれ
ぞれ高レベルの出力、すなわち出力データ「1」を発生
し、それ以外のときに低レベルの出力、すなわち出力デ
ータrOJを発生する。
つぎに、処理装置6の動作を第3図のフローチャートに
基づいて説明する。この処理装置6は、第3図に示すよ
うに、タイミングマーク検出器4の出力データを取り込
み(ステップS1)、ついで取り込んだデータが「1」
であるかどうかを判定しくステップS2)、判定結果が
NoのときはステップS1にもどり、判定結果がYES
のときは次ステツプへ進む。このステップS1.82の
実行によってタイミングマーク検出器4の出力データが
rlJとなった時、すなわち識別コードにおけるあるN
iのタイミングマーク1をタイミングマーク検出器4が
検出した時を検知することになそして、ステップS2の
判定結果がYESのときに、識別コードマーク検出器5
の出力データを取り込み(ステップS3)、ついで取り
込んだデータを識別コード記憶エリアにおける検知した
タイミングマーク1の桁に対応する部分に格納する(ス
テップS、)。
ついで、桁数カウンタの内容CKを識別コードの全桁数
nに相当する数値より小さいかどうかを判定しくステッ
プS5)、この判定結果がYESのときは桁数カウンタ
を更新しくステップS6)、ステップS1にもどる。上
記判定結果がNoのときは、終了する。
なお、桁数カウンタは1に初期設定されている。
また、桁数カウンタ更新とはその内容を1だけ増加させ
ることである。
上記の一連の動作により、タイミングマーク1がタイミ
ングマーク検出器4で検出される毎に、識別コードマー
ク検出器5の出力データを読み込んで第4図に示すよう
に識別コード記憶エリア7内の対応する桁の部分に順次
格納される。すなわち、識別コードの第1桁目から第n
桁目までの各2値デークが順次識別コード記憶エリア7
に格納される。その後、識別動作が終了し、識別コード
記憶エリア7に格納された識別コードによって処理装置
6は、布帛3の種類を識別できることになる。
そして、処理装置6は、識別コードに基づいて加工装置
の加工条件を設定したり、あるいは加工装置の制御部へ
識別コードを送ることになる。なお、処理装置6が識別
コードを加工装置の制御部へ送るだけの場合、制御部が
識別コードに基づいて加工条件を設定する。
つぎに、タイミングマーク検出器4および識別コードマ
ーク検出器5の具体的構成について第5図ないし第15
図により説明する。なお、タイミングマーク検出器4と
識別コードマーク検出器5とは全く同じ構成であるので
、ここではタイミングマーク検出器4についてのみ説明
する。
このタイミングマーク検出器4は、第5図および第6図
に示すように、矢印への方向に移送される布帛3に形成
した蛍光性をもつタイミングマーク1を検出するもので
あって、 高周波点灯して長手方向に送られる布帛3に紫外線(矢
印B、、B3で示す)を照射するブラックライトブルー
放電ランプなどの紫外線ランプ22A、22Bと、布帛
3の移送方向(矢印Aの方向)に対して前後に並べて配
置され布帛3からの光(矢印B2.B4で示す)を検知
する第1および第2の光センサ23A、23Bと、この
第1および第2の光センサ23A、23Bの出力差を検
出する差動増幅器24Dと、この差動増幅器24Dの出
力中の紫外線ランプ22A、22Bの点灯周波数成分お
よび直流成分を除去する帯域フィルタ26と、この帯域
フィルタ26の出力をしきい値と比較するしきい値回路
25とを備えている。
この場合、紫外線ランプ22A、22Bは、第6図のよ
うに、管軸が布帛3の移送方向(矢印Aの方向)と直交
し、かつ布帛3の移送方向に対して前後に並ぶように配
置し、光センサ23A。
23Bは、紫外線ランプ22A、23Bを挾むように配
置してあり、その間隔は10〜20口で、布帛3に20
〜30龍の間隔をあけて対面している。なお、第6図に
おいて、33は紫外線ランプ22A、22B、光センサ
23A、23Bを取付けるケースを図示している。
また、紫外線ランプ22A、22Bの点灯周波数は、タ
イミングマークlの幅に対応した周波数の100倍以上
の周波数であって、通常1〜30kHz程度に設定され
るが、この例では例えば30kHzに設定している。
帯域フィルタ26は、紫外線ランプ22A、  22B
の点灯周波数成分を除去するローパスフィルタ27と、
直流成分(布帛3が蛍光を発することによる)を除去す
るバイパスフィルタ28とで構成され、第7図に示すよ
うにタイミングマーク1からの蛍光が光センサ23A、
23Bに入射する時間に対応する周波数fに対し、(1
/10)  rから1Ofの周波数範囲で100%通過
させ、(1/l OO)f以下および100f以上の周
波数範囲で遮断する周波数特性をもたせてあり、ローパ
スフィルタ27の遮断周波数はlOrに設定され、バイ
パスフィルタ28の遮断周波数は(1/10)fに設定
されている。
第8図は各党の分光分布を示すもので、曲線C1は紫外
線ランプの分光分布を示し、曲線C2はタイミングマー
ク1から発せられる蛍光(可視光)の分光分布を示し、
曲線C3は光センサ23の感度分布を示し、ν。1は紫
外線の中心波長、ν。2は蛍光の中心波長である。
今、例えば第9図に示すように矢印Aの方向に移動して
いる布帛3のタイミングマーク付加部以外の部分が紫外
線ランプ22Aおよび光センサ23Aの下方に位置する
ときは、紫外線ランプ22Aからの紫外線が布帛3のタ
イミングマーク付加部以外の部分で反射して光センサ2
3Aに入射するだけである。−方、第10図に示すよう
に、布帛3上のタイミングマーク1が紫外線ランプ22
Aおよび光センサ23Aの下方付近に位置するときは、
紫外線ランプ22からの紫外線がタイミングマーク1で
反射して光センサ23Aに入射するとともに、タイミン
グマーク1から発する蛍光が光センサ23Aに入射する
ことになる。紫外線ランプ22B、光センサ23Bにつ
いても同様である。
つぎに、例えば第11図(A)に示すように、布帛3の
表側(光センサ23A、23B側)および裏側(光セン
サ23A、23Bの反対側)に−般照明用の蛍光灯、水
銀灯などの商用周波数(50Hzまたは6011z)で
点灯する照明灯30.31が配置されている場合におけ
る動作を説明する。これらの照明灯30.31からの光
が波形矢印D1゜D2で示すように布帛3の表面で反射
されて光センサ23A、23Bに入射したり、または布
帛3を透過して光センサ23A、23Bに入射すること
になる。
このとき、光センサ23Aの出力は、第11図(B)に
示すように、タイミングマーク1が紫外線ランプ22A
および光センサ23Aの下方付近にある場合にはタイミ
ングマーク1からの蛍光が光センサ23Aに入るととも
に、上記の反射光や透過光などの外乱光が光センサ23
Aに入り、商用周波数の交流信号の両波整流波形の電圧
に紫外線ランプ22Aの駆動電源周波数(例えば33k
llz)の両波整流波形に近似した波形の電圧を重畳し
た波形の電圧が現われることになる。−方、布帛3のタ
イミングマーク1の前後部分では蛍光は生しず、光セン
サ23Aの出力は外乱光による電圧のみが現われる。
また、光センサ23Bの出力は、第11図(C)に示す
ように、タイミングマーク1が紫外線ランプ22Bおよ
び光センサ23Bの下方付近にある場合にはタイミング
マーク1からの蛍光が光センサ23Bに入るとともに、
上記の反射光や透過光などの外乱光が光センサ23Bに
入り、商用周波数の交流信号の両波整流波形の電圧に紫
外線ランプ22Bの駆動電源周波数(例えば3 Q k
tlz)の両波整流波形に近似した波形の電圧を重畳し
た波形の電圧が現われることになる。−方、布帛3のタ
イミングマーク1の前後部分では蛍光は生じず、光セン
サ23Bの出力は外乱光による電圧のみが現われる。
ところが、光センサ23Aと光センサ23Bとは、布帛
3の送り方向に対して前後に並べて配置しているため、
タイミングマーク1が下方付近に位置するタイミングが
ずれ、−方、外乱光による電圧は両方とも同じように変
化するので、ずれはない。
したがって、両者の差を差動増幅器24Dでとれば、そ
の出力は第11図(D)のようにタイミングマーク1か
らの蛍光による成分のみとなり、外乱光による成分は除
去されることになる。
上記差動増幅器24Dの出力をローパスフィルタ27に
通すと、紫外線ランプ22A、22Bの点灯周波数成分
が除去され、さらにバイパスフィルタ28に通して直流
分を除去すると、第11図(E)のような波形となり、
これをしきい値回路25でしきい値vT□と比較するこ
とにより、第11図(F)に示すような出力が得られる
ことになる。
なお、第11図の説明では、布帛3が蛍光を発しないも
のにおいて、外乱光の影響が差動増幅器24Dによって
除去される点について説明しているが、布帛3が蛍光を
発する場合における蛍光の影響はローパスフィルタ27
によって除去され、さらに布帛3が蛍光を発しかつ外乱
光が加えられる場合も、差動増幅器24Dおよびローパ
スフィルタ27によって布帛3の蛍光および外乱光の影
響が除去される。
ここで、上記布帛の識別装置を利用した乾燥装置を第1
2図に基づいて説明する。この乾燥装置は、第12図に
示すように、台車51に載置された長尺の布帛52をロ
ーラ53によって乾燥機54へ送り込んでおり、乾燥機
54の手前位置において布帛52と対向して布帛識別装
置55を配置し、タイミングマークおよび識別コードマ
ークを布帛識別装置55が検出し、布帛52の識別コー
ドを布達制御回路56へ加えている。布達制御回路56
は識別コードに対応した加工条件データ、すなわち布達
のデータをメモリ57から読み出し、乾燥機54内にお
ける布帛52の移送速度を制御することになる。この場
合、乾燥しやすい布帛52のときは布達が速く設定され
、乾燥しにくい布帛52のときは布速か遅(設定される
また、布帛の乾燥だけでなく、剪毛加工時における刃の
位置も識別コードによって適正な位置に設定できる。
この実施例の布帛の識別方法によれば、識別コードの各
桁に対応してタイミングマーク1を予め布帛3に形成す
るとともに、識別コードにおいていずれか一方の2値デ
ータをもつ桁についてのみ布帛3におけるその桁のタイ
ミングマークlに対応する位置に予め識別コードマーク
2を形成し、タイミングマークlおよび識別コードマー
ク2をタイミングマーク検出器4および識別コードマー
ク検出器5がそれぞれ横断するように布帛3に対してタ
イミングマーク検出器4および識別コードマーク検出器
5を相対的に移動させ、タイミングマーク検出器4が各
桁のタイミングマーク1を検出した時の識別コードマー
ク検出器5の出力を2値化して識別コードを復元し、復
元した識別コードから布帛3を識別するため、布帛3の
種類を自動的に識別することができる。この結果、布帛
3の種類によって異なる加工条件を加工装置に対して自
動的に設定することができる。
また、タイミングマーク1および識別コードマーク2に
蛍光性をもたせ、タイミングマーク1および識別コード
マーク2の蛍光を蛍光検出型のタイミングマーク検出器
4および識別コードマーク検出器5でそれぞれ検出する
ため、布帛3の色柄に無関係にタイミングマーク1およ
び識別コードマーク2を検出でき、布帛3の色柄による
タイミングマーク1および識別コードマーク2の誤検出
は防止できる。
さらに、布帛識別装置によれば、布帛3の移送方向に対
して前後に並べて配置した第1および第2の光センサ2
3A、23Bの出力差を差動増幅器24Dで検出し、差
動増幅器24Dの出力を信号処理するため、商用周波数
で点灯する照明器具からの外乱光や誘導ノイズ等によっ
て第1および第2の光センサ23A、23Bの出力中に
外乱成分が重畳することがあっても、この外乱成分は第
1および第2の光センサ23A、23Bの出力差をとる
ことにより相殺されてタイミングマークlの蛍光による
成分のみが残ることになり、外乱成分の影響を受けずに
タイミングマーク1を検出できる。識別コードマーク2
についても同様である。
また、高周波点灯する紫外線ランプ22A、  22B
から布帛3に紫外線を照射するため、差動増幅器24D
の出力におけるタイミングマーク1がらの蛍光が光セン
サ23に入射する時間に対応する周波数に対し紫外線ラ
ンプ22A、22Bの点灯周波数が十分離れることにな
り、紫外線ランプ22A。
22Bの点灯周波数成分を除去することができ、。
直流成分を除去したのちしきい値v’raと比較するこ
とによって、布帛3が蛍光特性を有する場合でも、タイ
ミングマークlと布帛3とで蛍光量に差があれば、しき
い値v1□を変えることなく確実にタイミングマーク1
を検知できる。識別コードマーク2についても同様であ
る。
なお、光センサ23A、23Bの感度分布が紫外線の分
光分布と部分的に重なるような場合には、光センサ23
A、23Bの受光部の前に紫外線を除去するフィルタを
配置すれば、紫外線による成分が光センサ23A、23
Bの出力に現われることはない。
また、布帛3における紫外線ランプ22A、  22B
および光センサ23A、23Bに対向している部分が揺
れると、この揺れによって差動増幅器240の出力レベ
ルが変化することになり、誤動作を起こすおそれがある
ので、布帛3における紫外線ランプ22A、22Bおよ
び光センサ23A、23Bに対向する部分は平板のよう
なものの上を移動させることによって布帛3の揺れを防
止するのが望ましい。
なお、上記タイミングマーク検出器4では、光センサ2
3A、23Bに対して、紫外線ランプ22A、22Bを
それぞれ設けたが、第13図に示すように、1本の紫外
線ランプ22を管軸が布帛3の移送方向と平行となるよ
うに配置し、1本の紫外線ランプ22で光センサ23A
、23Bの両方に共用することもできる。
タイミングマーク検出器4としては、上記のものの他に
、第14図および第15図に示すようなものも考えられ
る。このタイミングマーク検出器は、前記第5図ないし
第13図に示したもののように、単にしきい値回路25
によってレベル検出するのに代えて、以下に述べるよう
な回路ブロックによって高度な信号処理を行うようにし
たものである。
すなわち、第15図(A)に示すバイパスフィルタ28
の出力をしきい値回路41においてしきい値vTHと比
較することにより波形整形して第15図(C)のような
信号を得、この信号で単安定マルチバイブレークなどか
らなるタイミング回路42によって第15図(D)のよ
うな時間TAの幅をもつパルスを作る。この時間TAは
、光センサ23A、23Bの配置間隔および布帛3の移
送速度によって決まる。
また、バイパスフィルタ28の出力を反転回路43で第
15図CB)のように反転し、この反転回路43の出力
をしきい値回路44においてしきい値VTRと比較する
ことにより波形整形して第15図(E)のような信号を
得る。
そして、タイミング回路42の出力としきい値回路44
の出力とをアンド回路45に加え、アンド回路45から
第15図(F)に示すような出力を得るように構成して
いる。
速度変換器46は、布帛3の移送速度に応じてタイミン
グ回路42の出力パルスの時間TAを変化させるもので
ある。その他の構成は第5図ないし第13図のものと同
様である。
このように構成すると、タイミング回路42の出力パル
スの時間TAを適正に設定することにより、布帛3上の
タイミングマーク1が光センサ23Aの下方付近を通過
し、つづいて光センサ23Bの下方付近を通過し、差動
増幅器24Dに第15図(A)に示すように、正極性の
信号が現われ、この後時間TA以内に負極性の信号が現
われた場合のみタイミングマーク検出信号が出力される
ことになり、サージ等の電源ノイズ(単発的なノイズ)
によってタイミングマーク検出信号が誤まって出力され
るのを防止できる。
なお、上記のタイミングマーク検出器4は、布帛3のタ
イミングマーク1が蛍光を発する場合にもタイミングマ
ークlを検出できるようにするために、紫外線ランプ2
2A、22Bを高周波点灯させるとともに差動増幅器2
4Dの出力を帯域フィルタ26に通した後信号処理を行
うようにしているが、外乱光の影響を除去するという目
的だけから見れば、紫外線ランプ22A、22Bを高周
波点灯させ、差動増幅324Dの出力を帯域フィルタ2
6に通すということは必要ではない。言い換えれば、紫
外線ランプ22A、22Bを商用周波数で点灯させ、帯
域フィルタ26を通さずに、そのまま信号処理するだけ
でもよい。
なお、上記実施例では、タイミングマーク1および識別
コードマーク2を布帛3の移送方向に並べ、タイミング
マーク検出器4および識別コードマーク検出器5を固定
し、布帛3を移送することにより、タイミングマーク検
出器4および識別コードマーク検出器5を布帛3に対し
て相対的に移動させ、タイミングマーク検出器4および
識別コードマーク検出器5がタイミングマーク1上およ
び識別コードマーク2上をそれぞれ横断するように構成
していたが、タイミングマークlおよび識別コードマー
ク2を布帛3の移送方向の始端付近において布帛3の移
送方向と直交する方向に並べ、布帛3の移送中において
タイミングマーク検出器4および識別コードマーク検出
器5を布帛3の移送方向と直交する方向に高速で移動さ
せることにより、上記と同様にタイミングマーク1およ
び識別コードマーク2を検出することができる。なお、
タイミングマーク検出器4および識別コードマーク検出
器5の方を移動させる構成の場合は、布帛3は停止させ
ておいてもよく、布帛3の移送と無関係にタイミングマ
ーク1および識別コードマーク2を検出できる。
〔発明の効果〕
この発明の布帛の識別方法によれば、識別コードの各桁
に対応してタイミングマークを予め布帛に形成するとと
もに、識別コードにおいていずれか一方の2値データを
もつ桁についてのみ布帛におけるその桁のタイミングマ
ークに対応する位置に予め識別コードマークを形成し5
、タイミングマークおよび識別コードマークをタイミン
グマーク検出器および識別コードマーク検出器がそれぞ
れ横断するように布帛に対してタイミングマーク検出器
および識別コードマーク検出器を相対的に移動させ、タ
イミングマーク検出器が各桁のタイミングマークを検出
した時の識別コードマーク検出器の出力を2値化して識
別コードを復元し、復元した識別コードから布帛を識別
するため、布帛の種類を自動的に識別することができる
。この結果、布帛の種類によって異なる加工条件を加工
装置に対して自動的に設定することができる。
また、タイミングマークおよび識別コードマークに蛍光
性をもたせ、タイミングマークおよび識別コードマーク
の蛍光を蛍光検出型のタイミング7−り検出器および識
別コードマーク検出器テそれぞれ検出するため、布帛の
色柄に無関係にタイミングマークおよび識5jll−x
−ドマークを検出でき、布帛の色柄によるタイミングマ
ークおよび識別コードマークの誤検出は防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の布帛の識別方法の一実施例を示す概
略図、第2図は布帛識別装置の構成を示すプロ・2り図
、第3図は処理装置の動作を示すフローチャート、第4
図は識別コード記憶エリアの概念図、第5図はタイミン
グマーク検出器の具体的な構成の一例を示すブロック図
、第6図は紫外線ランプおよび光センサの位置関係を示
す概略図、第7図は帯域フィルタの周波数特性図、第8
図は紫外線および蛍光の分光分布ならびに光センサの感
度分布を示す図、第9図および第1O図は光センサに入
射する光の状態を示す概略図、第11図はタイミングマ
ーク検出器の動作説明図、第12図は乾燥装置の概略図
、第13図は第6図に対する変形例を示す概略図、第1
4図はタイミングマーク検出器の他の例を示すブロック
図、第15図はその各部の波形図、第16図はタイミン
グマークおよび識別コードマークの付加状態の変形例を
示す概略図である。 1・・・タイミングマーク、2・・・識別コードマーク
、3・・・布帛、4・・・タイミングマーク検出器、5
・・・識別コードマーク検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 2進数で表わされた識別コードの各桁に対応して蛍光性
    を有するタイミングマークを予め布帛に形成するととも
    に、前記識別コードにおいていずれか一方の2値データ
    をもつ桁についてのみ布帛におけるその桁のタイミング
    マークに対応する位置に予め蛍光性を有する識別コード
    マークを形成し、前記タイミングマーク上および識別コ
    ードマーク上を蛍光検出型のタイミングマーク検出器お
    よび識別コードマーク検出器がそれぞれ横断するように
    前記布帛に対し前記タイミングマーク検出器および識別
    コードマーク検出器を相対的に移動させ、前記タイミン
    グマーク検出器が前記タイミングマークを検出した時の
    前記識別コードマーク検出器の出力を2値化して前記識
    別コードを復元し、復元した識別コードから前記布帛を
    識別する布帛の識別方法。
JP61149111A 1986-06-25 1986-06-25 布帛の識別方法 Pending JPS635487A (ja)

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