JPS6345229A - 静注用免疫グロブリン製剤 - Google Patents

静注用免疫グロブリン製剤

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JPS6345229A
JPS6345229A JP20482487A JP20482487A JPS6345229A JP S6345229 A JPS6345229 A JP S6345229A JP 20482487 A JP20482487 A JP 20482487A JP 20482487 A JP20482487 A JP 20482487A JP S6345229 A JPS6345229 A JP S6345229A
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immunoglobulin
peg
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Yatsuhiro Kamimura
上村 八尋
Katsuhiro Uryu
瓜生 勝寛
Kazuo Takechi
武智 和男
Yutaka Hirao
平尾 豊
Tadakazu Suyama
須山 忠和
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  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は静注用免疫グロブリン製剤に関する。
〔従来の技術〕
静注用免疫グロブリン製剤は、これまで広(感染症の予
防および治療に用いられているが、熱安定性に欠けるた
めに市販品は加熱処理が行われていないのが実情である
しかし、肝炎ウィルス等の夾雑ウィルスの混在は必ずし
も否認されていない、そこで、夾雑ウィルスの不活化法
として液状加熱処理法〔特開昭61−191622号等
〕或いは乾熱処理法〔特開昭61−78730号、特願
昭60−270195号等〕が提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、この加熱処理法を発展させて臨床上通
用できる製剤、すなわち、安全性と有効性の高い静注用
免疫グロブリン製剤を提供することにある。
本発明者らは、この目的に沿って工業的な製法について
検討し、ポリエチレングリコール(以下、PEGという
)分画処理、加熱処理等を組み合わせ、各工程の処理条
件を設定することによって、安全性と有効性の高い新規
静注用免疫グロブリン製剤が得られることを見出し、本
発明を完成した。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、ウィルスが不活化するまで加熱することを基
本とすることによって、非感染性とされてなるウィルス
および免疫グロブリンを含有し、感染性ウィルスを実質
的に含まず、かつ変性型の免疫グロブリンを実質的に含
まない静注用免疫グロブリン製剤であり、特に免疫グロ
ブリンを含む両分を出発原料とする、以下の処理によっ
て製造され得る静注用免疫グロブリン製剤に関する。
(5)pH4〜6、イオン強度0.0001〜0.1M
温度0〜4℃の条件下、分子II、000〜10,00
0のPEGで処理して上清を回収する。
Chi  (alの上清をpl(6〜9、イオン強度0
.0001〜0.1M、温度0〜4℃の条件下、分子i
i 1 、000〜10,000のPEGIO〜15W
/v%で処理して沈澱を回収する。
(C)所望の工程で夾雑するウィルスが不活化するのに
充分な条件下、安定化剤の存在下で加熱処理する。
(1)出発原料 本発明製剤の出発原料としては、免疫グロブリンを含む
画分が使用され、これはヒト血漿由来であって、免疫グ
ロブリン画分を含むものであれば特に限定されない、具
体的には、コーンのエタノール分画により得られる画分
n+m、画分■、および免疫グロブリンを含むこれらと
同等の両分のペースト等が挙げられる。また、この出発
原料は、ヒト血液型抗体、カリクレイン、プレカリクレ
イン、IgM、、Igc;重合体などを含んでいてもよ
い。
(2)製法 本発明製剤を得るための製造方法は、好ましくは以下の
処理よりなる。
■低濃度PEG処理工程 本工程は出発原料を低4度PEGで処理し、上清を回収
する工程である。
出発原料を適当な水性溶媒に懸濁する。水性溶媒のf@
質として、たとえば塩化ナトリウム、リン酸ナトリウム
、リン酸カリウム、酢酸、酢酸ナトリウム、クエン酸、
クエン酸ナトリウム等を含ませてもよい。
この懸濁液を分子量1 、000〜10,000 (好
適には約2.000〜6,000 )のPEGで処理す
る(たとえば、両者を混合する)、処理条件としては、
PEG’Q度4〜LOW/V%(特に4〜8W/v%)
、pH4〜6 (特に4.5〜5.5)、イオン強度0
.0001〜0.1M(特に、0.0001−0.OI
M)であることが好ましい。
この際、蛋白濃度1〜20W/V%(特に、5〜15W
/V%)であることが好ましい。
当該処理は、0〜4℃程度で通常30分〜6時間程度攪
拌することによって行われる。
その後、たとえば遠心骨H(6000〜8000 r 
p m、10〜30分間)して上清を回収する。
■高濃度PEG処理工程 本工程は■の工程で得られた上清を高濃度PEGで処理
し、沈澱を回収する工程である。
上記上清を分子It 、 000〜10.000 (好
適には2、000〜6.000 )のPEGにてさらに
処理する(たとえば、両者を混合する)、処理条件とし
ては、PEG1′W度10〜15w/v%(特に、約1
1〜13w/v9A) 、pH6〜9 (特に7.5〜
8.5)、イオン強度0.0001〜0.1M(特に、
0.0001〜0.01M)であることが好ましい。
この際、蛋白7;度1〜2CW/V%(特に、5〜15
W/V%)であることが好ましい。
当該処理は、0〜4℃程度で通常30分〜6時間程度撹
拌することによって行われる。
その後、たとえば遠心分離(6000〜8000 r 
p m、10〜30分間)して沈澱を回収する。
■陰イオン交換体処理工程 本工程は■の工程で得られた沈澱画分を水性溶媒に溶解
後、または後記■の工程の処理後陰イオン交換体で接触
処理して非吸着画分を回収する工程である。
本工程は、IgM、IgG重合体を除くために行われる
(+)陰イオン交換体の調製 陰イオン交換体は陰イオン交換基を不溶性担体に結合し
たものであるが、陰イオン交換基としてはジエチルアミ
ノエチル(DEA、E)73、四級アミノエチル(Qへ
E)1等を、不ン容性世体としてはアガロース、セルロ
ース、デキストラン、ポリアクリルアミド等を用いるこ
とができる。
その結合は公知の方法で行われる。
(ii)処理方法 ■の工程で得られた沈澱画分を適当な水性溶媒に溶解す
る。水性溶媒はpH5〜8 (好ましくはp)I5.5
〜7.5)、低イオン強度(好ましくは0.01〜0.
2M)の水溶液であることが好ましい、■の工程と同様
の溶質を含んでいてもよい、蛋白濃度としては1〜15
W/V%(特に、3〜lOW/V%)が好ましい。
さらに、上記水性溶媒で平衡化した陰イオン交換体と接
触処理する。その処理に際してはバッチ法、カラム法の
どちらを用いてもよい。
たとえば、バッチ法では、陰イオン交換体1mlに対し
て処理対象溶液10〜100m1程度と混合させ、0〜
4℃で30分〜2時間程度攪拌した後、遠心分ji! 
(6000〜8000 r p m、 10〜30分間
)して上清を回収する。
カラム法でも、陰イオン交換体l■lに対して処理対象
溶液10〜100+1程度を接触させ、非吸着画分を回
収する。
なお、本■の工程は所望により省略することもできる。
また、液状加熱処理を行う場合には■の固定化ヒト血液
型物質処理後に当該陰イオン交換体処理を実施すること
が好ましい。
■固定化ジアミノ化合物による処理 本工程は、■の工程で得られた沈澱画分または■の工程
で得られた非吸着画分を固定化ジアミノ化合物で接触処
理して、非吸着画分を回収する工程である。
本工程はプレカリクレインまたはカリクレインを除くた
めに行われる。
(i)固定化ジアミノ化合物の調製 固定化ジアミノ化合物はジアミノ化合物を不溶性担体に
固定化したものである。
ジアミノ化合物としては、アミノベンズアミジン、アミ
ノベンズグアニジン、リジン、アルギニン等を用いるこ
とができる。
一方、不溶性担体としてはアガロース、セルロース、デ
キストラン、シリカゲル、ガラス等が用いられる。
固定化は公知の方法に準じればよい、たとえば、アガロ
ース、セルロース等は、たとえばCNBr活性化法によ
り、またシリカゲル、ガラス等はオキシラン法により、
ジアミノ化合物を固定化することができる。
(ti)処理方法 処理対象物、たとえば■の工程の非吸着画分をpH5〜
8 (特に、pH6〜7)、イオン強度0.O1〜0.
2M(特に0.05〜0.15M)の条件下で固定化ジ
アミノ化合物と接触処理する。その際、蛋白濃度1〜1
5W/V%(特に、3〜IOW/V%)であることが好
ましく、またバッチ法、カラム法のいずれもが好適に使
用される。
たとえばバッチ法では、固定化ジアミノ化合物1@lに
対して上記画分10〜100+ml程度を混合さセ、0
〜10℃、好ましくは0〜4℃で30分〜4時間、好ま
しくは30分〜2時間程度攪拌した後、遠心分離(60
00〜8000r p m、 10〜30分間)して上
清を回収する。
カラム法でも、固定化ジアミノ化合物1II11に対し
て上記画分10〜100+al程度を接触させ、非吸着
画分を回収する。
本■の工程は所望により省略することも可能である。
■固定化ヒト血液型物質処理工程 本工程は■の工程の沈澱画分または■の非吸着画分また
は■の非吸着画分を固定化ヒト血液型物質で接触処理し
て、非吸着画分を回収する工程である。
本工程はヒト血液型抗体を除くために行われる。
(i)固定化ヒト血液型物質の調製 固定化ヒト血液型物質はヒト血液型物質を不溶性担体に
固定化したものである。
ヒト血液型物質の調製は、公知の方法を用いればよい、
たとえば、ヒトA、B、ABまたは0型の赤血球を低張
溶液中で溶血、または超音波処理した後、硫安分画法ま
たはPEG分画法により精製すること等により得られる
さらにこのヒト血液型物質は生理的食塩液に溶解後、夾
雑するウィルスの不活化に有効とされている、たとえば
、約50〜70℃、好ましくは約60℃で、7〜13時
間、好ましくは約10時間、又は約80〜130℃、好
ましくは95℃〜121℃で約1〜40分、好ましくは
約2〜30分間加熱処理する。その後、遠心分離して不
溶物を除去し、蒸留水に対して透析して、各ヒト血液型
物質を得る。
一方、不溶性担体としてはアガロース、セルロース、デ
キストラン、シリカゲル、ガラス等が用いられる。
固定化は公知の方法に準じればよい0例えば、アガロー
ス、セルロース等はCNBr活性化法により、シリカゲ
ル、ガラス等はオキシラン法によりヒト血液型物質を固
定化できる。
(ii )処理方法 処理対象物、たとえば■の工程の非吸着画分をpH5〜
8 (特にpH6〜7)、イオン濃度0.01〜0.2
M(特に0.05〜0.15M)の条件下で、上記水性
溶媒で平衡化した固定化ヒト血液型物質と接触処理する
。その際、蛋白濃度1〜15W/V%(特に、3〜lQ
w/v%)であることが好ましく、またバンチ法、カラ
ム法のどちらを用いてもよい。
たとえばバッチ法では、固定化ヒト血液型物質1mlに
対して処理対象溶液10〜100m1程度と混合させ、
0〜10℃、好ましくは0〜4℃で、30分〜4時間、
好ましくは30分〜2時間程度攪拌した後、遠心分離(
6,000〜8.00Or p m。
10〜30分間)して上清を回収する。
カラム法でも、固定化ヒト血液型物1j1mlに対して
処理対象溶液lO〜1001程度を接触させ、非吸着画
分を回収する。
■加熱処理工程 本工程は、所望の段階で安定化剤の存在下に免疫グロブ
リンの抗体活性の減少は最小限にとどめるが、夾雑する
ウィルス、例えばHBウィルス、AIDSウィルス等は
完全に不活化する条件下で加熱処理する工程である。こ
の加熱処理は、たとえば出発原料の段階、前記工程■〜
■のいずれかの2工程の間、または前記工程Φ〜■を終
了した段階等のいずれの処理段階においても行うことが
できる。加熱処理は、含湿度3%以下の乾燥状態(即ち
、乾熱処理)、または溶液状態、即ち免疫グロブリンの
水溶液状fi(即ち、液状加熱処理)で行う、より好ま
しくは液状加熱処理が推奨される。
安定化剤としては、いずれの処理の場合も、三糖!If
 (例、サッカロース、マルトース)、糖アルコール(
例、ソルビトール、マンニトール)が好適に例示される
。より好ましくはソルビトールである。
安定化剤の添加量は、乾熱処理法では、二I!類、糖ア
ルコール等を0.5〜5 w / v%(好ましくは、
1〜3 w / v%)液状加熱処理法では二I!類、
糖アルコール等をIOW/V%以上(好ましくはlO〜
20W/V%)を用いることが好適に例示される。
加熱の対象となる免疫グロブリンの量は、乾熱処理では
、蛋白量として1〜IOW/V%(好ましくは3〜7 
w / v%)となるように調整することが好適である
。液状加熱処理では、蛋白量として0.1〜30 w 
/ v%(好ましくは5〜20W/V%)に調整するこ
とが好ましい。
加熱処理は、乾熱処理の場合、安定化剤を添加後、要す
れば除菌濾過し、たとえば凍結乾燥などによって含水率
3%以下、好ましくは1%以下とする。凍結乾燥の条件
としては0.5w+i1gの真空下、20〜40℃で2
4〜96時間程度が例示される。
次いで、たとえば50〜70℃(好ましくは60℃程度
)、10〜200時間(好ましくは50〜100時間程
度)で処理する。
また、本加熱処理工程は不活性ガス雰囲気下で行うこと
により、加熱時の安定性をより高めることができる。不
活性ガスとしては例えば、窒素ガス、アルゴン、ヘリウ
ムなどが挙げられる。
液状加熱処理の場合は水溶液のpHを4.5〜6.5、
好ましくはpH5〜6に調整し、液状加熱処理法ではた
とえば50〜70℃(好ましくは60℃程度)で10分
〜20時間(好ましくは10時間程度)処理される。
加熱処理の工程は、乾熱処理の場合は最終工程で行うこ
とが好ましく、たとえば■の工程の後に行うことが好ま
しい。
液状加熱処理の場合は、出発原料に対して、または■の
工程の後に行うのが好適である。なお、■の工程のあと
に行う場合は、■および■の処理を再度行うことが夾雑
物除去の点でより好ましい。
〔作用・効果〕
本発明の製剤は免疫グロブリンが実質的に不活化されて
おらず、しかも、抗ヒト血液型物質抗体等の夾雑物は含
まれず、加熱処理を施しているので夾雑ウィルスも実質
的に不活化され、溶解性もよく、抗補体活性も充分に低
い等の性質を有し、昭和60年度発行の日本国生物学的
製剤基準(以下、主基準)をパスできる安全な製剤であ
る。
本発明の製剤は、用時、適当な溶媒(例えば、注射用蒸
留水)に溶解して、静脈内投与、点滴などにより、感染
症等の予防または治療に用いられる。
本発明製剤を、たとえば感染症の治療に静注する場合、
通常、成人に対して、免疫グロブリン1000〜100
0(1+g/回が投与され、症状、年令等に応じて適宜
増減される。
(実施例〕 実施例1 コーン画分11+I[11kgに0.001Mの塩化ナ
トリウム溶液101を加え、pHを5.0に調整した後
、P E G #4000を終濃度が8%になるように
添加し、2℃で遠心分離を行った。
得られた上滑をIN−水酸化ナトリウムを用いpH8,
0とした後、P E G #4000を終濃度が12%
になるように加え、2℃で遠心分離を行い、IgG画分
を集めた。
このIgG画分を0.6%塩化ナトリウム溶液を用いI
gGfi度が7%になるように溶解せしめ、piを6.
5に調整した。
このIgG溶液100膳lを別途調整したベンズアミジ
ンセファロース(登録商標、ファルマシア社製)カラム
5ml及びヒト血液型物質フォルミルセルロファイン(
登録商標、生化学工業社製、ヒドロキシル基にホルミル
基を導入した化学修飾したセルロース)カラム3s+1
を通過させヒト血液型抗体を吸着除去した。この工程で
の吸着により血液型抗体は(1:32)から(1: 2
)に低下した。
この未吸着画分にIgG5w/v%溶液当りヒトアルブ
ミンを1 v / v%、サソヵロースヲ2W/V%添
加し、除菌濾過後、凍結乾燥した。
凍結乾燥後、60℃で72時間加熱処理を行い、静注用
免疫グロブリン製剤を得た。
本製剤は、実質的にIKG単量体のみを含み、ヒト血液
型抗体量も充分少なく、抗補体価も10〜15CHso
程度であった。
また、溶解性も高く、静注用免疫グロブリンとしての主
基準にも合格した。
実施例2 コーンの画分■ペーストからも同様に処理を行い、同等
の結果を得た。
実施例3 コーン画分II +II[1kgニ0.001 M(7
)塩化ナトリウム溶液1(lを加え、pHを5.0に調
整した後、P E G #4000を終濃度が8%にな
るように添加し、2℃で遠心分離を行った。
得られた上清をIN−水酸化ナトリウムを用いpH8,
0とした後、P E G #4000を終濃度が12%
になるように加え、2℃で遠心分離を行い、IgG画分
を集めた。
このIgG画分を水を用いIgGiQ度が10%になる
ように溶解せしめ、IgG10w/v%溶液の100■
l当りソルビトールを50g添加し、60℃で10時間
加熱処理を行った。
加熱処理後、pi(を6.8に調整した後、PEG#4
000を終濃度が6%になるように添加し、2℃で遠心
分離を行った。
得られた上清をIN−水酸化ナトリウムを用いpH8,
0トシタ後、P E G #4000を終濃度が12%
になるように加え、2℃で遠心分離を行い、沈澱画分に
IgG画分を得た。
このン容液にD E 、A E−セフアゾ7クスを添加
(50ml溶液当り1++1)シ、0〜4℃の条件下、
約1時間接触処理し、処理後遠心分M (7000rp
m、約20分間)して上清(IgC;溶液)を回収した
このIgG?8液100m1を別途調整したベンズアミ
ジンセファロース(登録商標、ファルマシア社製)カラ
ム5mlおよびヒト血液型物質フォルミルセルロファイ
ン力ラム31を通過させヒト血液型抗体を吸着除去した
。この工程での吸着により血液型抗体は(1: 32)
から(1:2)に低下した。
186画分を生理的等張液に対して透析後、除菌濾過し
、凍結乾燥して静注用免疫グロブリン製剤を得た。
本製剤は、実質的にIgG単量体のみを含み、ヒト血液
型抗体量も充分少なく、抗補体価も10〜15CHso
程度であった。
また、溶解性も高く、静注用免疫グロブリンとしての生
基準にも合格した。
実施例4 コーン画分11+ll11kgに0.OOIMの塩化ナ
トリウム溶液10jを加え、さらに100m1当たりソ
ルビトールを50g添加し、pHを5.5に調整した後
、60℃で10時間加熱処理を行った。
加熱処理後、p)lを5.5に調整し、P E G #
4000を終濃度が4%になるように添加し、2℃で遠
心分離を行った。
得られた上清をIN−水酸化ナトリウムを用いp)18
.8トした後、P E G #4000を終濃度が15
%になるように加え、2℃で遠心分離を行い、沈澱画分
にIgG両分を得た。
この溶液にDEAE−セファデックスを添加(501溶
液当り11)し、0〜4℃の条件下、約1時間接触処理
し、処理後遠心分H(7000rpm、約20分間)し
て上清CIgG溶液)を回収した。
このIgG溶液1001を別途!Ji!!Iしたベンズ
アミジンセファロース(登録商標、ファルマシア社製)
カラム5mlおよびヒト血液型物質フォルミルセルロフ
ァイン力ラム31を通過させヒト血液型抗体を吸着除去
した。この工程での吸着により血液型抗体は(1:32
)から(1: 2)に低下した。
IgG画分を生理的等張液に対して透析後、除菌濾過し
、凍結乾燥して静注用免疫グロブリン製剤を得た。
本製剤は、実質的にIgG単量体のみを含み、ヒト血液
型抗体量も充分少なく、抗補体価も10〜15cHso
程度であった。
また、溶解性も高く、静注用免疫グロブリンとしての生
基準にも合格した。
実施例5 コーン画分n+mlk、に水lO1を加え、さらに10
0輸1当たりソルビトールを50g添加し、pHを5.
5に調整した後、60℃で10時間加熱処理を行った。
加熱処理後、pHを5.5に調整した後、PEG#40
00を終濃度が4%になるように添加し、2℃で遠心分
離を行った。
得られた上清をIN−水酸化ナトリウムを用いpH8,
8とした後、P E G #4000を終2;度が15
%になるように加え、2℃で遠心分離を行い、沈澱画分
にtgc画分を得た。
この沈澱を水性溶媒に溶解し、この溶液にDEAE−セ
ファデックスを添加(50ml?8液当り1so1) 
シ、0〜4℃の条件下、約1時間接触処理し、処理後遠
心分離(7000rpm 、約20分間)して上清(l
 gG溶N!L)を回収した。
このIgG溶液1001をヒト血液型物質フォルミルセ
ルロファインヵラム3+slを通過させヒト血液型抗体
を吸着除去した。この工程での吸着により血液型抗体は
(112)から(1: 2)に低下した。
IgG画分を生理的等張液に対して透析後、除菌濾過し
、凍結乾燥して静注用免疫グロブリン製剤を得た。
本製剤は、実質的にIgG単量体のみを含み、ヒト血液
型抗体量も充分少なく、抗補体価も10〜15CHso
程度であった。
また、溶解性も高く、静注用免疫グロブリンとしての生
基準にも合格した。
実施例6 コーン画分11+I[11kgに水31を加え、さらに
100m1当たりソルビトールを50g添加し、ρNを
5.5に調整した後、60℃で10時間加熱処理を行っ
た。
加熱処理後、pHを5.5に調整した後、PEG#40
00を終濃度が6%になるように添加し、2℃3時間抽
出を行った後、2℃で遠心分離を行った。
得られた上清をIN−水酸化ナトリウムを用いp)18
.8とした後、P E G #4000を終濃度が12
9’6になるように加え、2℃で遠心分離を行い、沈澱
画分に180画分を得た。この沈澱を蒸溜水に溶解し、
このIgG溶液100m1を蒸溜水で平衡化したヒト血
液型物質フォルミルセルロファイン力ラム3mlを通過
させヒト血液型抗体を吸着除去した。この工程での吸着
により血液型抗体は(1:32)から(1: 2)に低
下した。この沈澱に0.47  %食塩水で平衡化した
DEAE−セフ・デ・クスを添加(50■l溶液当り2
m1) シ、0〜4℃の条件下、約1時間接触処理し、
処理後濾過にてDEAE−セファデフクスを除き濾過液
(IgG溶液)を回収した。
180画分に2%ソルビトール、0.5%N a C1
および1%アルブミンを添加溶解し、pu6.sとした
後、除菌2I!過し、凍結乾燥して静注用免疫グロブリ
ン製剤を得た。
本製剤は、実質的にIgG単量体のみを含み、ヒト血液
型抗体量も充分少なく、抗補体価も10〜15cHso
程度であった。
また、溶解性も高く、静注用免疫グロブリンとしての生
基準にも合格した。
じ二・・づ・

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ウィルスが不活化するまで加熱することを基本とするこ
    とによって、非感染性とされてなるウィルスおよび免疫
    グロブリンを含有し、感染性ウィルスを実質的に含まず
    、かつ変性型の免疫グロブリンを実質的に含まない静注
    用免疫グロブリン製剤。
JP62204824A 1987-08-18 1987-08-18 静注用免疫グロブリン製剤 Expired - Lifetime JP2618643B2 (ja)

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