JPS6343956B2 - - Google Patents

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JPS6343956B2
JPS6343956B2 JP53128653A JP12865378A JPS6343956B2 JP S6343956 B2 JPS6343956 B2 JP S6343956B2 JP 53128653 A JP53128653 A JP 53128653A JP 12865378 A JP12865378 A JP 12865378A JP S6343956 B2 JPS6343956 B2 JP S6343956B2
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separation device
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JP53128653A
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English (en)
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JPS5481028A (en
Inventor
Furanku Matsukusemuchatsuku Nikorasu
Kumaa Shaama Dohiraji
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AT&T Corp
Original Assignee
AT&T Technologies Inc
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Publication date
Application filed by AT&T Technologies Inc filed Critical AT&T Technologies Inc
Publication of JPS5481028A publication Critical patent/JPS5481028A/ja
Publication of JPS6343956B2 publication Critical patent/JPS6343956B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/77Circuits for processing the brightness signal and the chrominance signal relative to each other, e.g. adjusting the phase of the brightness signal relative to the colour signal, correcting differential gain or differential phase
    • H04N9/78Circuits for processing the brightness signal and the chrominance signal relative to each other, e.g. adjusting the phase of the brightness signal relative to the colour signal, correcting differential gain or differential phase for separating the brightness signal or the chrominance signal from the colour television signal, e.g. using comb filter

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は画像を表わすカラービデオ信号を明度
成分と色度成分とに分離する装置に関する。 カラービデオ信号を効率よく符号化するために
は種々の方式が工夫されている。このような方式
の多くは所望のビツト周波数の低減を実現するた
めに色度成分と明度成分の間の相互関係を利用し
ている。このような手法の例としてはA.N.ネト
ラバリおよびC.B.ルビンスタインの出願による米
国特許出願第826025および第826057がある。これ
によれば、混合ビデオ信号を色度成分と明度成分
に能率良く分離することが極めて重要である。 従来技術の構成では、分離は例えば米国特許第
4003079に図示されているようにくし型フイルタ
と低域フイルタとを用いて実行される。これらの
フイルタは一般に「非適応的」であつて画面の全
領域を同様に取扱かう。このため局部的な特性が
平均的特性とかけはなれているような画面の縁に
近い所では分離の不正確さが生ずる。さらにデイ
ジタル処理に関連してくると、このようなフイル
タ操作は一般的な係数による比較的多数回の掛算
を実行するデイジタルフイルタを使用することに
なる。このような掛算は超高速のRAMを伴つて
実現されるので、システムの複雑さが増し、コス
トがふえる。 本発明に従えば、上述の問題はカラービデオ信
号を第1および第2の方向に空間的に波して明
度および色度成分の第1および第2の推定値を画
面の特定の画素について形成し、さらに画素値に
応動して推定値のひとつを選択する手段を組合せ
ることによつて解決される。 本発明に従えば、上述の問題は二つの異なるデ
イジタルフイルタを使用することによつて少くと
も二つの異なる画の方向に明度および色度成分の
少くとも二つの独立した推定値を誘導する分離手
法によつて実現される。最良の推定値は局部的画
面の特性によつて選択される。第1の推定値は画
素を処理すると同じ走査線路上の画素について誘
導され、一方第2の推定値は現在の線の上あるい
は下にある異なる線上の画素から誘導される。
各々の推定値は個々の成分値を隣接した画素の成
分値と比較することによつて評価される。例え
ば、与えられた画素についての推定された成分値
の間の差によつて隣接した画素の成分値と比較で
き、最小の差を与える推定値が選択される。この
代りに遅延分離手法を使用することもでき、この
場合には、ひとつあるいはそれ以上の連続した画
素のすべての可能性のある分離成分値が前の画素
の成分値との組合せについて試験されて、どの組
合せが一番良い結果を生ずるかの判定が行なわれ
る。 本発明に従えば、処理されている画素から、例
えば水平および垂直の方向のような異なる方向に
対して伸びる短フイルタによつて各々の画素の成
分信号の異なる推定値が発生される。フイルタは
適切な方向の多項式を明度および色度信号にフイ
ツテイングすることによつて設計される。有利な
ことにフイルタは一般に(1/2)iの形の値をとり、
これは小数の加算器を使用して有利に実現でき
る。 本発明に従えば、分離性能が改善されることが
わかつており、ひとつあるいはそれ以上の成分が
急速に変化するような画面の領域でも、うまく働
くことがわかつている。平坦な画面の領域におけ
る特性もまた満足できるものである。さらに、先
に述べたように、分離用フイルタは容易に実現で
き、高速のRAMを必要とすることがない。 以下の説明においては次のことを仮定する。ま
ずNTSCのテレビジヨン信号がカラーサブキヤリ
ア(色副搬送波)の4倍の周波数でサンプルさ
れ、サンプリング信号の位相とカラーサブキヤリ
アの位相の整合をとる。従つて、交互のサンプル
は二つの色度成分C1およびC2に関連した情報を
含むことになる。このサンプリング周波数では画
像情報の各走査線ごとに910個のサンプルが形成
される。 本明細書で使用する用語については第1図に示
されている。第1図において、画面10は線1
1,12,13のような走査線に沿つて一般に走
査される。走査装置からの出力信号はカラーサブ
キヤリア周波数の4倍の周波数でサンブルされ、
各サンプルは画面中の特定の画素に固有に関連す
ることになる。画素は直角座標系に従つて配置さ
れている。従つて現在処理されている画素は第l
行目の第iサンプル位置にあると表現され、この
画素(たとえば線12の画素21)の映像信号の
複合値はX(i、l)と記される。同様に、これ
に続く画素22,23の映像信号の複合値はX
(i+1、l)、X(i+2、l)で表わされる。
線13上の画素21の直下にあるサンプル24は
X(i、l+1)で与えられる複合値を持つ。 画素21の前にある現在処理中の線12上の画
素については、複合信号Xは本発明の装置によつ
て明度成分Yと色度成分Cに分離される。従つて
線12上の画素21の直前の画素はそれぞれY
(i−1、l)、C(i−1、l)で表わされる明
度成分と色度成分を持ち、現在の画素21の二つ
前の画素は成分値Y(i−2、l)、C(i−2、
l)を持つ。前の線の画素18(画素21のすぐ
上にある。)はY(i、l−1)、C(i、l−1)
で与えられる成分値を有する。 前述のように本発明はX(i、l)を夫々その
明度成分および色度成分Y(i、l)、C(i、l)
に分解するものである。一般的に言つてこれは現
在の画素のまわりで、少くとも二つの画素の集合
についてこれらの成分の少くとも二つの推定値を
形成し、最良の推定値を選択することによつて行
なわれる。Y(i、l)およびC(i、l)がひと
たび決定されると、IおよびQは通常のように I(i、l) =(−1)lcos(iπ/2)C(i、l) iが偶数のとき (1) Q(i、l) =(−1)lsin(iπ/2)C(i、l) iが奇数のとき (2) として求められる。画素の第1の集合は以下の説
明の便宜のため同じ走差線上の現在の画素の前後
の画素(19−23)を含んでいる。画素の第2
の集合は現在の画素の上下の画素(18,21,
24)を含むことができ、これは現在のサンプル
から線走査の整数倍はなされたサンプルに対応す
る画素である。第1の推定値は従つて水平推定値
と呼ばれ、第2の推定値は垂直推定値と呼ばれ
る。画素の他の集合を使用しても良いことは了解
されるであろう。 本発明に従えば、明度および色度成分はYV
CVで示される垂直推定値の形成に際して1次多
項式で表わされると仮定されている。従つて、 YV(i、l+K)=Y0+Y1K (3) CV(i、l+K)=(C0+C1K)(−1)K (4) ここでKはX(i、l)画素からの画素の距離で
ある。また、係数Y0,Y1,C0およびC1はKにつ
いての多項式の係数であり、以下のように決定さ
れる。式(3)、(4)から次の連立式が導びかれる。 この解は次式で与えられる。 水平推定値に関しては、明度成分YHは2次の
多項式で表わされるものと仮定する。連続した色
度成分はC1とC2の異なる信号であると仮定され、
第(i−2)、第i、第(i+2)がC1であり、
第(i−1)、第(i+1)はC2である。各色度
成分は1次の多項式であり、従つて表現は Y(i+K、l)=YA+YBK+YCK2 (7) C1(i+K、l)=(Ca+CbK)(−1)K (8) C2(i+K、l)=(Cc+CdK)(−1)K (9) となる。ここで、係数YA、YB、YC、Ca、Cbおよ
びCdはKについての多項式の係数であり、以下
のように決定される。これから連立式 が得られ、その解は となる。 上述の推定値は第2図のブロツク図で示した垂
直フイルタと水平フイルタによつて計算される
が、これについては以下に詳述する。フイルタは
サンプルに関連した画素の位置に従つて特定のサ
ンプルについて作用するから、空間フイルタと呼
ぶことができる。フイルタの入力の一部は遅延回
路201から誘導されるが、これについても後述
する。残りのフイルタ入力は判定回路204(こ
れについても後述する)から得られるが、これは
所望の最適の予測値を与えるものである。 遅延回路201は第3図に詳述されている。こ
の回路の目的はフイルタ202にその値がX(i、
l)、X(i+2、l)、X(i、l+1)であるサ
ンプル21,23,24の値を同時に与えるもの
である。各走査線が910個のサンプルを含むもの
とすれば、遅延回路は908サンプルの遅延を持
つ第1の遅延素子と第1の素子と直列に接続され
た2サンプル分の遅延を持つ第2の遅延素子から
形成される。素子301への入力がX(i、l+
1)すなわちサンプル24であれば、素子301
の出力はX(i+2、l)すなわちサンプル23
であり、一方素子302の出力はX(i、l)す
なわちサンプル21である。X(i、l)は線2
20を通して垂直フイルタ202に結合され、線
221を通して水平フイルタ203に結合され
る。X(i、l+1)は線222を用してフイル
タ202に結合され、一方X(i+2、l)は線
223を通してフイルタ203に結合される。 式6を解く垂直フイルタ202を第4図に詳細
に示す。フイルタは4個の入力401―404を
持ち、その各々は対応する掛算器405―408
に接続されている。入力403は第3図の遅延素
子302の出力から値X(i、l)を受信する。
入力404は遅延素子301の入力からX(i、
l+1)を受信する。入力401および402は
第2図の夫々接続205および206を通して判
定回路204から前の(i−1)番目の線上の第
iサンプルの明度値および色度値を受信する。 式6に従えば、掛算器405,406および4
08の各々は掛算係数1/4を有し、一方掛算器4
07は係数1/2を有する。これらの係数は1/2のべ
き乗であるから、被乗数の2進表示を伝送する線
を移動することによつて掛算は容易に実行され、
これは一連の加算器409―411でこれを組合
せる前に実行され、従つて最後の加算器411の
出力は式6に定義された垂直明度推定値YV(i、
l)となる。第4図のフイルタに設けられた追加
の代数加算器412はX(i、l)と明度の推定
値YV(i、l)の差を形成するものである。式6
を参照すれば、この差は垂直色度推定値に等しい
ことがわかる。両方の推定値はリード207およ
び208を経由して判定回路204に結合され
る。 式11を解く水平フイルタ203を第5図に詳細
に示す。このフイルタは各々が対応する掛算器5
06―510の入力に接続された5個の入力50
1―505を有している。入力504は第3図の
遅延素子302の出力から値X(i、l)を受信
し、一方入力505は遅延素子301の出力から
値X(i+2、l)を受信する。入力501,5
02はそれぞれ第l線の第(i−2)画素の明度
および色度値であり、これらの値はY^(i−2、
l)で示される。ここで∧という記号は以下に示
す遅延分離方式の場合に値が一時的なものである
ことを示す。入力503は第l線の第(i−1)
要素の明度値である。これらの三つの入力50
1,502,503は第2図の接続209,21
0,211を通して判定回路204から誘導され
るものである。 式11に従えば、掛算器507,510は1/8の
係数を有し、掛算器509は1/4の係数を有し、
掛算器506は3/8の係数を有し、掛算器508
(並列記述のために、必要となるだけである)は
1の係数を有している。掛算器の出力は一連の加
算器511―514で代数的に組合され、これは
掛算器507―510の出力を加算して、その和
から掛算器506の出力を引き算すようになつて
いる。最後の加算器514の出力は式11で定義さ
れるように水平明度推定値YH(i、l)である。
第5図のフイルタには追加の代数的加算器515
が設けられており、X(i、l)と明度推定値YH
(i、l)の間の差が得られる。式11をしらべて
みれば、この差は水平色度推定値CH(i、l)に
等しいことがわかる。両方の推定値はリード21
2,213を通して判定回路204に結合され
る。 判定回路204の全体のブロツク図を第6図に
示す。この回路の目的は前述したように明度推定
値、色度推定値の内のいずれのものが最良かを判
定するものである。この判定を行なうには単に各
成分の垂直予測値と水平予測値と処理されている
要素に近い要素の成分値の差を比較するだけであ
る。ここで近くあるいは隣接画素とは簡単のため
に(a)明度予測のためには処理されている画素の直
前の画素および処理されている画素の直上の画像
であり、(b)色度予測のためには現在の画素から2
サンプル前の画素および処理されている画素の直
上の画素であると仮定する。しかし“近くの”と
してこれ以外の条件を使用することもでき、また
判定回路を制御する推定値と隣接値の間の関係も
単なる代数的な差に限定されるものではなく差の
2乗あるいはこれ以外の関数に従うこともある。 どの予測が最良であるかを判定した後、選択さ
れた明度および色度値を第6図の判定回路からた
だちに出力してもよい。しかしながら、仮の判定
をしておいて、最終的な判定の前に同一の線の前
の値の種々の組合せにもとづいてこれにつづく予
測値を評価することが有利であることが分つてい
る。この方法は前述のように遅延分離と呼ばれる
が、いくつかの遅延レベルで実行し、各レベルは
1サンプル時間の遅延を持つようにしておいても
よい。従つて、第6図の判定回路の出力はY(i
−L、l)、C(i−L、l)で示され、ここでL
は使用されるサンプル遅延の数を示す整数であ
る。L=0(遅延なし)のときには判定は水平フ
イルタ出力と垂直フイルタ出力の二つの間の選択
となる。L=1(1サンプル遅延)の場合には四
つの選択、すなわち現在のサンプルの二つの選択
と前のサンプルの二つの選択ができる。 L=2(2サンプル遅延)では八つの選択があ
る。すなわち第i−2サンプルには二つの可能な
値があり、第i−1サンプルには四つの可能な値
があらり、第iサンプルには八つの可能な値があ
る。一般に可能なバリエーシヨンの数は2L+1で与
えられる。 第6図ではLサンプル遅延の一般的な場合を示
しているが、判定回路への入力は第2図の出力2
07および212からの水平および垂直明度推定
値ならびに第2図の出力208,213からの水
平および垂直色度推定値である。出力はY(i−
L、l)およびC(i−L、l)であり、これは
第2図では夫々230および231で示されてい
る。 明度推定値YV(i、l)およびYH(i、l)は
第1のシーケンススイツチ620の位置に応じて
明度ストア601あるいは信号変化回路610に
与えられる(この両者については後述する。)同
様に色度推定値CV(i、l)およびCH(i、l)
の内のいずれかが第2のシーケンススイツチ62
1に応じて色度ストア602あるいは変更回路に
与えられる。スイツチ620,621は後述する
2進カウントを与える状態カウンタ630の下位
のビツトによつて制御される。従つてスイツチは
図示の二つの位置の間で結合されて動作する。 状態カウンタ630は0から2L+1までの計数を
行なうように構成された2進カウンタとして実現
される。従つて、L=2ではカウンタの出力は
000,001,010,011……111となる。そのとき分
離されている信号のサンプリング周期の間に完全
な計数サイクルが行なわれ、また複合ビデオ信号
とカウンタ630の間の適切な同期は当業者には
周知の種々の方法によつて実現される。 第6図に戻つて明度ストア601および色度ス
トア602は前のサンプルの明度値および色度値
を蓄積するのに使用され、後述する遅延素子とレ
ジスタを含んでいる。両方のストアはタイミング
をとる目的で状態カウンタ630の入力を受け
る。明度ストア601は出力230上の分離され
た明度値Y(i−L、l)の他に夫々線501,
503,401上に第4図および第5図のフイル
タで必要となる値Y^(i−2、l)、Y^(i−1、
l)、Y(i、l−1)を与える。さらに隣接した
画素の明度値Y(i、I−1)およびY^(i−1、
l)がストア601から変化回路610に結合さ
れる。同様にして色度ストア602は出力231
上の分離した色度値C(i−L、l)の他に第4
図、第5図のフイルタが必要とする値C^(i−2、
l)およびC(i、l−1)を夫々線502,4
02上に与える。さらに隣接した画素の色度値C
(i、l−1)、C^(i−2、l)はストア602
から変化回路610に結合される。ここで前の画
素の色度値はC(i−2、l)であり、C(i−
1、l)ではないことに注意されたい。これは前
述のように複合信号X(t)の交互のサンプルが
C1およびC2の情報を含むためである。 ここで信号変化回路610について詳しく述べ
よう。前述のようにこれは処理されている画素お
よびその隣接画素の明度値と色度値の推定値の間
の差を計算するように設計されている。回路61
0の出力はKをカウンタ630からの状態番号と
して変化値あるいは誤差値EK(i)と呼ばれる。こ
の出力は変化蓄積回路611と最小変化回路61
2に結合される。明度および色度成分の各推定値
を隣接した推定値と順次に比較する必要があり、
ひとつの計算の結果は他の計算の間保持しておか
なければならないために蓄積回路611が必要と
なる。さらに遅延分離の場合には画素値そのもの
は最終的なものではなく、従つて複数個の変化値
を蓄積する必要がある。変化蓄積回路611はま
た変化回路610に出力614を与えるが、これ
は前の誤差値E^J(i−1)を示し、これが現在の
誤差値に加算されてEK(i)を生ずることにある。
後述のように最小変化回路612は変化回路61
0の出力の誤差値出力の走行和を維持し、どの推
定値が最小の変化あるいは誤差を生ずるかを判定
する。回路612の出力613は最小の変化を生
ずる推定値に対応する最良の数字と呼ばれ、これ
は0と2L+1−1の間の2進数であるが、蓄積回路
601,602,611に結合される。最小変化
回路612はまた出力615を通して変化回路6
10に対して前のサンプルについて計算された最
小変化値Enio(i−1)を送る。これは遅延分離
の場合に誤差の長い連鎖から最小誤差値を減算し
て正規化し、不必要な過負荷を防止するために行
なわれる。回路611,612の両者は状態カウ
ンタ630からタイミング信号を受信する。 明度ストア601および色度ストア602の構
造は本発明の分離装置に使用される遅延のレベル
Lによつて決まる。明らかに分離の判定を何サン
プル間隔か遅延することによつてよりよい結果が
得られる。これはどのパタンが最良かを調べるた
めに一時的な分離のすべての結果を見ることがで
きるからである。しかし遅延の大きさが増大する
と、蓄積量は2Lの関数で大きくなるから、複雑さ
とコスト増を来すことになる。この説明の目的で
はストア601,602はまず遅延がないとき
(L=0)について説明し、次にサンプル遅延が
L=2である場合について説明する。 第7図にはL=0のときの明度ストアを示して
いる。ストアは第6図のスイツチ620からY^
(i、l)で示される入力を受信し、これは先に
述べたように、カウンタ630からの下位のビツ
トが“0”のときに値YV(i、l)を持ち、下位
のビツトが“1”であるときにYH(i、l)の値
を持つ。この入力はスイツチ701を通して第1
のレジスタ702あるいは第2のレジスタ703
に与えられる。スイツチ701の位置は、スイツ
チ620と同様に状態カウンタ630の下位のビ
ツトによつて制御され、従つてレジスタ702は
状態“0”ではYV(i、l)を蓄積し、レジスタ
703は状態“1”ではYH(i、l)を蓄積す
る。状態2ではレジスタ702あるいは703か
ら最良の推定明度値が読み出される。これはレジ
スタ704中に線613上の最小変化回路612
からの最良数出力を蓄積し、状態2の間に蓄積さ
れた値に従つて選択スイツチ705の位置を制御
することによつて実行される。第7図に示すよう
にスイツチ705は値YV(i、l)をスイツチ7
05を通して遅延回路706に結合するような位
置におかれている。これはこの例では垂直推定値
が最良のものだからである。 遅延素子706は1対の直列接続された1サン
プル遅延回路707,708の後に、サンプル遅
延回路709を接続したものである。素子706
の入力は第2図の出力230に対応する所望のフ
イルタ出力Y(i−L、l)である。(この例で
は、L=0であるからY(i−L、l)=Y(i、
l)である。回路707からの出力は第2図の出
力230に対応するY^(i−1、l)であり、一
方回路708,709からの出力は夫々第2図の
出力501,401に対応するY^(i−2、l)
およびY^(i、l−1)である。 色度ストア602は別々には示されていない
が、これは第7図の明度ストアと同様の方法で構
成することができる。 L=2の場合には、明度ストアは第8図に示す
ように構成できる。一般的に言つて、明度ストア
は直列のレジスタ801―805,810―81
2,815および816を含み、この各々はひと
つの推定明度値を蓄積するように設計されてい
る。レジスタは段(列)を形成するようになつて
おり、トリー形の構成として相互接続されてい
る。詳しく述べれば水平フイルタ推定値に関して
言えば、第1の列はレジスタ802―805を含
み、第2の列はレジスタ810―811を含み、
第3のタイヤはレジスタ816を含んでいる。垂
直推定値の場合には、第1、第2および第3の列
は夫々レジスタ801,812,815を含んで
いる。 第1の列のレジスタ802―805は1対のス
イツチ808,809を通して第2の列のレジス
タ810,811に接続されており、スイツチの
位置は最小変化回路612からの最良数出力によ
つて制御され他のレジスタ807に蓄積されてい
る。同様に、第2列のレジスタはスイツチ814
を通して第3のタイヤのレジスタ816に相互接
続されておりこれもレジスタ807の内容によつ
て制御される。また第3列のレジスタ815およ
び816は蓄積された最良数の制御下にスイツチ
817を経由して遅延素子820に接続されてい
る。レジスタ801,812および815は直列
に接続されている。 第1列のレジスタ801―805は下記のよう
に、前のサンプルの値の種々の組合せに従つて
YV(i、l)およびYH(i、l)の仮の値を受信
する。同様に第2列のレジスタ810―812は
前の値の種々の組合せにもとづいてYV(i−1、
l)およびYH(i−1、l)の仮の値を受信す
る。第2列は前のサンプルY(i−2、l)がひ
とつあるいは二つの可能な値(すなわちひとつの
垂直フイルタ値と二つの水平フイルタ値)を持つ
可能性であり、これらの二つの値が次にY^(i−
1、l)の二つの値(すなわち垂直フイルタ値と
水平フイルタ値)を生ずる可能性があるために三
つのレジスタを有している。従つてY^(i−1、
l)の値としては全部で四つの値が可能である。
しかし垂直フイルタの出力は両方共同じであるか
ら、結果は第8図に示されるように三つのレジス
タ810―812に蓄積することができる。Y^
(i−1、l)の四つの可能な値からY^(i、l)
の垂直および水平のフイルタ他を生じ、従つて全
部で8種の可能な値を生ずるが、垂直フイルタの
値は四つすべて等しいから、結果を5個のレジス
タ801―805に入れることができるのは明ら
かであり、第1列は5個のレジスタを有してい
る。これらの値は、有利なYV(i、l)とYH1
(i、l)−YH4(i、l)であり、YH1−YH4を計
算するのに使用する入力は次の第1表に示され
る。
【表】 〈 〈 〈
Y(i〓1、l) Y(i〓2、l) C(i〓2、l)
YH1(i、 l) Y(i〓1、l) Y(i〓2、l) C(i
〓2、l)
YH2(i、 l) YH1(i〓1、l) Y(i〓2、l) C(i
〓2、l)
YH3(i、 l) Y(i〓1、l) Y(i〓2、l) C(i
〓2、l)
YH4(i、 l) YH2(i〓1、l) Y(i〓2、l) C(i
〓2、l)
サンプル期間の終りで、レジスタの内容はシフ
トされてレジスタ801〜805が新しいデータ
で一杯になり、第1列のあるレジスタからの値が
第2列のレジスタ810〜812にシフトされ
る。レジスタ812に蓄積される値をYV(i−
1、l)と呼び、一方レジスタ810および81
1に蓄積される値をそれぞれYH1(i−1、l)、
YH2(i−1、l)と呼ぶ。同様にして各サンプ
ル期間の終りで、レジスタ810〜812には新
らしい値が入り、一方第2列のあるレジスタの値
は第3列のレジスタ815,816にシフトされ
る。レジスタ815に蓄積される値をYV(i−
2、l)と呼び、一方レジスタ816に入る値を
YH(i−2、l)と呼ぶ。同時にスイツチ818
はYV(i−2、l)あるいはYH(i−2、l)の
いずれかを遅延回路820に結合する。 上述したシフト手順を理解するにはX(i、l)
サンプルを処理する所与の時間における回路の動
作を考察するのが一番良い。このとき、スイツチ
817がYV(i−2、l)あるいはYH(i−2、
l)のいずれかを選択するときに第(i−2)サ
ンプルの判定が行なわれる。これと同時に、選択
されない値を利用した次の推定値は捨てられる。
例えば、もしYV(i−2、l)がY^(i−2、l)
として選択されゝば、先の表からYH2(i−1、
l)は今は正しくない仮定となつたY^(i−2、
l)=YH(i−2、l)から求められるためYH2
(i−1、l)の値は捨てられる。従つてスイツ
チ814はYH1(i−1、l)をレジスタ810
からレジスタ816に結合する。もしYH(i−
2、l)が選択されゝば、その逆が成立し、従つ
てスイツチ817と814は一体となつて制御さ
れる。 YH2(i−1、l)を捨てたから、第1表を見
るとYH3(i、l)YH4(i、l)の両方の値はY^
(i−2、l)=YH(i−2、l)を仮定して計算
されているため、これらの両方も捨てられる。こ
れはスイツチ808がYH2(i、l)をレジスタ
803からレジスタ811にスイツチ809が
YH1(i、l)をレジスタ802からレジスタ8
10に結合したときに実行される。これらは保留
された値である。スイツチ808および809は
このようにスイツチ814および817と相互に
一体となつて動作する。 状態カウンタ630の状態が0と7の間にある
ときには、Y^(i、l)からの差の値は第4図お
よび第5図のフイルタによつて計算され、多位置
スイツチ806の位置を適切にすることによつ
て、フイルタ出力は第1列の適切なレジスタ80
1〜805に入れられる。詳しく述べれば、状態
0,2,4,6ではスイツチ806は単一のレジ
スタ801に接続される。これは垂直画素YV
(i、l)の値は同じ線上の前のサンプルの値に
依存しないためである。(式6参照)状態1,3,
5,7ではスイツチ806は夫々YH1(i、l)−
YH4(i、l)をレジスタ802〜805に入れ
る。また状態(0〜7)では変化値は明度および
色度フイルタ830,831によつて制御される
Y^(i、l)およびC^(i、l)の値を使用してフ
イルタ出力の各々について計算される。詳しく言
えば、状態(0,1,2,3)の間はスイツチ8
31はレジスタ815を線501に接続すること
によつてY^(i−2、l)をY^V(i−2、l)に
セツトする。状態(4,5,6,7)の間はスイ
ツチ831はレジスタ816を線501に接続す
ることによつてY^(i−2、l)をYH(i−2、
l)にセツトする。状態(0,1,4,5)の間
はスイツチ830はレジスタ812を線503に
接続することによつてY^(i−1、l)をYV(i
−1、l)にセツトする。線501および503
は従つて正しい入力を第4図および第5図のフイ
ルタと第9図の信号変化回路に与える。種々のY^
(i、l)の計算と対応する変化計算の後で、ス
イツチ808,809および814は前述のよう
にレジスタ807に蓄積された値によつて一体と
して制御され、蓄積された明度値のいずれを蓄積
するかを決める。さらに、スイツチ807は明度
値の推定値として最良の推定値であると判定され
たY(i−L、l)の値(この例ではY(i−2、
l))を選択し、これを遅延素子820に与える
が、これはこの例では、906サンプル遅延を持
つ遅延回路818を含んでいる。回路818の出
力は線401上の値Y(i、l−1)である。 色度ストア602は再び、明度ストア601に
ついて上述したのと同様の方法で構成される。 第6図の信号変化回路610は第9図に示され
るように構成される。この回路の目的は前述のよ
うに、与えられたサンプルの明度および色度成分
の特定の推定値(Y^(i、l)およびC^(i、l))
と与えられたサンプルの近くのサンプルの値の差
を判定するものである。こゝでは二つの隣接した
サンプル、第(i−1、l)番号のサンプルと第
(i、l)番目のサンプルが存在するものと仮定
している。第9図に於てはY^(i、l)と隣接サ
ンプルY(i、l−1)の間の差は減算器901
によつて形成され、Y^(i、l)とY^(i−1、
l)の間の差は減算器902によつて形成され
る。同様にC^(i、l)とその近傍(C^(i−2、
l)およびC(i、l−1))の間の差は夫々1対
の減算器903,904で形成される。しかしな
がら色度成分の交互のサンプルは相互に180度逆
相になつているので、C^(i、l)の値はインバ
ータ906,907でまず反転される。減算器9
01〜904の出力は共通の加算回路905に与
えられ、これはさらに変化蓄積回路611からの
入力E^J(i−1)最小変化回路612からの負入
力Enio(i−1)を受信する。加算器905の出
力はEnio(i−1)の値によつて正規化された所
望の変化値であり、第6図に示すようにEK(i)と
呼ばれる。この値は変化回路612と蓄積回路6
11に戻されて結合される。 L=2について上述した例では、変化値(E0
〜E7)は処理されている各サンプルについて計
算される。次の表はこれらの計算を行なうのに必
要な値の一覧である。
【表】 第9図の回路によつて計算された変化値は、現
在値EK(i)を先に蓄積された値EJ(i−1)に加算
することによつて前の変化の走行和を蓄積できる
ようにするために、1サンプル時間の間蓄積して
おかなければならない。この蓄積機能はL=2を
仮定して示された第10図の変化蓄積回路によつ
て実現される。この例ではスイツチ1010の位
置を状態カウンタ630の状態に従つて決めるこ
とによつて他E0(i)乃至E7(i)がレジスタ1000
乃至1007に入れられる。状態(8)の間では蓄積
された変化値の半分がスイツチ1015〜101
8の位置に従つてレジスタの第2のシリーズ10
11〜1014にシフトされる。これらのスイツ
チはレジスタ707中に蓄積された最良の数によ
つて制御される。第8図の明度ストア中のレジス
タの第1列から第2列にシフトされた明度値に対
応する変化値がシフトされるが、他の変化値は捨
てられた明度値に対応するので捨てられることに
なる。最後に保持されていた変化値が状態カウン
タ630の下位のビツト以外のすべてによつて制
御されるスイツチ1020を通してレジスタ10
11〜1014から読み出される。 最小変化回路612は第11図に示すように構
成される。一般にこの回路は二つの目的を有して
いる。第1にこれは誤差値EK(i)の内のどれが最
小かを判定する。第2にこれはその最小値に関連
した最良数信号を判定する。第11図において第
9図の回路で計算された変化値EK(i)はストア1
101と比較器1102に与えられる。比較器は
現在の入力EK(i)をEnio(i)で示されるレジスタ11
01中に蓄積された値と比較し、いずれが小さい
かを判定する。もし現在の入力が蓄積された値よ
り小さければ、EK(i)のその値は新らしいEnio(i)と
なつて、リード1103上の格納信号によつてレ
ジスタ1101に与えられる。従つてレジスタ1
101に蓄積された値は第11図の回路に与えら
れるEK(i)値のシリーズの内の最小のものとなつ
ている。レジスタ1101に蓄積された値は状態
カウンタ630の最後の状態の間に出力ストア1
104に転送され、従つてストア1104の出力
は所望値Enio(i−1)となる。比較器1102
が線1103に格納信号を出すたびに、これはま
た状態カウンタ630の出力が最良数レジスタ1
105に与えられるようにする。この結果として
サンプル期間の終りでは、レジスタ1105に蓄
積された値は前述の最良数となる。 前述のように、本発明の上述の実施例は、図示
の目的のためにある種の設計上の特徴を有してい
るが、当業者には他の設計を行なうようにするこ
とも可能である。例えば、処理されている画素の
近傍の画素の定義は、現在の画素の上および左の
画素に限定されるものではなく、他の隣接した画
素を使用してもよく、もし、必要があれば、異る
画素に対しては異る重み付けを与えてもよい。さ
らに、判定は水平フイルタ推定値と垂直フイルタ
推定値の間で行なう必要はなく、この代りに、重
み付けがいずれの推定値がその近傍の値に関して
最小の変化を生ずるかの関数として変化するよう
に重み付け方式に従つて両方のフイルタの出力を
組合せてもよい。水平フイルタ出力から垂直フイ
ルタ出力への変化(あるいはその逆)が、変化の
あるあるいは変化のない成分値に対する変化信号
の間の差があるスレシヨルドに達するまで、生じ
ないようにするために、上述の判定回路にヒステ
リシスを導入してもよい。 本発明を要約すれば次の通りである。 (1) 複合ビデオ信号の各サンプルを明度成分値と
色度成分値に分離する装置において、 (a) 該サンプルの他のものとの第1の組の値に
もとづいて該サンプル中の特定のものに対す
る該成分値の第1の推定値を形成する手段
と、 (b) 該サンプルの他のものとの第2の組の値に
もとづいて該サンプル中の特定のものに対す
る該成分値の第2の推定値を形成する手段
と、 (c) 該推定値の各々と先に分離されたサンプル
の値の間の関係にもとづいて該第1の推定値
と該第2の推定値のいずれかを選出する判定
手段と を含む装置である。 (2) 前記第(1)項に記載の装置において該サンプル
の各々は該複合信号によつて表現される画素に
関連しており、 該サンプルの第1の組は該特定のサンプルに
対応する画素のまわりに垂直に配置された画素
に関連しており、 該サンプルの第2の組は該特定のサンプルに
対応する画素のまわりに水平に配置された画素
に関連している。 (3) 前記第(2)項に記載の装置において、該第1お
よび第2の形成手段の各々はそれに与えられた
サンプル値に対して多項式をフイツトすること
によつて設計されたフイルタを含んでいる。 (4) 前記第(1)項に記載の装置において、該先に分
離されたサンプルは該特定のサンプルに関連し
た画素の近傍にある画素に関連している。 (5) 前記第(4)項に記載の装置において、該判定手
段は該推定値の各々と該近傍の画素に関連した
サンプル値の間の差を計算する手段を含んでい
る。 (6) 前記第(1)項に記載の装置において、該装置は
さらに該第1および第2の推定された成分値に
もとづいて、該特定のサンプルに続く少くとも
1サンプルの成分値の将来の推定値を形成する
手段を含み、 該判定手段はさらに該将来の第1および第2
の推定値の各々の結果を評価する手段を含んで
いる。 (7) 前記第(6)項に記載の装置において、該装置は (a) 該第1および第2の推定値と該将来の推定
値を蓄積する手段と、 (b) 該将来の推定値の各々と近傍の該連続した
サンプルの画素に関連するサンプル値の間の
差値を順次に形成する手段と、 (c) 該差値を蓄積する手段と、 (d) 該将来の推定値と該第1および第2の推定
値のすべての組合せに関連して該蓄積された
差値を組合せる手段と を含む。 (8) 複合ビデオ信号の各サンプルを明度成分値と
色度成分値に分離する装置において、該サンプ
ル値の各々は該信号によつて表わされる特定の
画素に関連しており、該画素の各々は直交座標
系の上に配置されており、現在処理されている
サンプルは第l線上の第iサンプル位置の画素
であつて、該装置は 第l線上の他の画素に関連したサンプル値に
もとづいて、第(i、l)画素に関連した第1
のサンプルの明度および色度の推定値を形成す
る手段と、 現在の線に隣接した線上の第i番目のサンプ
ル位置上の他の画素に関連したサンプルの値に
もとづいて該第1のサンプルの明度成分と色度
成分の第2の推定値を形成する手段と、 該第1および第2の推定値と、該第(i、
l)画素の近傍の画素に関連するサンプルの推
定値との間の関係を表わす誤差信号を発生する
手段と、 該誤差信号に応動して該推定値のひとつを選
択する手段とを含む。 (9) 前記第(8)項に記載の装置において、該近傍の
画素は第l線の第(i−1)サンプル位置と、
第(l−1)線の第iサンプル位置とである。 (10) 前記第(9)項に記載の装置において、該第1お
よび第2の形成手段の各々は(a)該他の画素のサ
ンプルの該値に対して固定した系数を掛算する
ように形成された複数個の掛算器と、(b)該掛算
器の出力を代数的に組合せる手段とを含む。 (11) カラー・ビデオ信号の特定のサンプルX(i、
l)の明度成分値Y(i、l)と色度成分値C
(i、l)とを判定する装置において、該信号
の各サンプルは該信号によつて表わされる画面
中の画素に対応しており、該画素の各々は直交
座標系上に配置されており、lは線でiは線上
の画素位置であり、該装置は (a) 第l線上の画素に関連するサンプル値にも
とづいて、該特定のサンプルの成分の第1の
推定値(CH(i、l)、YH(i、l))を形成
する手段と、 (b) 前および後の線の第1サンプル位置の画素
に関連したサンプル値にもとづいて、該特定
のサンプルの成分の第2の推定値(CV(i、
l)、YV(i、l))を形成する手段と、 (c) 該特定のサンプルに関連した画素に隣接し
たサンプルの値にもとづいて、該装置の出力
の推定値のひとつを選択する判定手段と を含む。 (12) 前記第(11)項に記載の装置において、 (a) 該第1の推定値形成手段は YH(i、l)=(−3/8)Y(i−2、l)−(1
/8)C(i−2、l)+Y(i−1、l) +(1/4)×(i、l)+(1/8)×(i
+2、l) と CH(i、l)=X(i、l)−YH(i、l) を計算するように構成されており、 (b) 該第2の推定値形成手段は YV(i、l)=(1/4)Y(i、l−1)+(1
/4)C(i、l−1) +(1/2)×(i、l)+1/4×(i、l
+1) と CV(i、l)=X(i、l)−YV(i、l) を計算するように構成されている。 (13) 前記第(12)項に記載の装置において、該判定
手段は第1および第2の変化信号E、E2を次
式で計算するようになつており E1=|YH(i、l)−Y(i−1、l)|+|YH(i
、l)−Y(i、l−1)| +|GH(i、l)−C(i−2、l)|+|CH
i、l)−C(i、l−1)| E2=|YV(i、l)−Y(i−1、l)|+|YV(i
、l)−Y(i、l−1)| +|CV(i、l)−C(i−2、l)|+|CV
i、l)−C(i′l−1)| また判定手段はE1とE2の相対的な大きさに
もとづいて該第1の推定値あるいは該第2の推
定値のいずれかを選択するように構成されてい
る。 (14) 複合カラービデオ信号の明度成分および色
度成分の内の少くとも一方の値の表わす出力信
号を発生する装置において、 該複合信号と該装置の出力信号とに応動し
て、該少くとも一方の成分の値の第1および第
2の推定値を形成するための第1および第2の
フイルタと、 該推定値の各々を該推定値の内の前の値と比
較して最小の変化を生ずる推定値を選択する手
段と、 該比較手段に応動して該装置の該出力の該選
択された推定値を結合する手段とを含む。 (15) 画像を表わすカラービデオ信号を明度成分
と色度成分として分離する装置において、該装
置は、 該信号を第1および第2の方向に空間的に
波して該画面の特定の画素に対する該成分の第
1および第2の推定値を形成する手段と、 以前の成分値にすとづいて該推定値の一方を
選択する手段とを含む。 (16) 前記第(15)項に記載の装置において、該
フイルタ手段は該フイルタに対する前の成分の
値のすべての組合せを与えるように構成されて
いる。 (17) 前記第(15)項に記載の装置において、該
選択手段は該推定値の各々と該特定の画素の近
傍の画素の以前の成分値の差を計算するように
構成されている。 (18) 複合カラービデオ信号を明度成分と色度成
分とに分離する装置において、該装置は、 (a) 該装置の以前の出力を蓄積する手段と、 (b) 該蓄積された出力と該複合信号とに応動し
て該成分の少くとも第1および第2の推定値
を形成する手段であつて、該形成手段は蓄積
された出力の第1の組に応動する第1のフイ
ルタと蓄積された出力の第2の組に応動する
第2のフイルタを含むような形成手段と、 (c) 該第1および第2の推定値を該以前の出力
の内の予め選択されたものと比較して最小変
化を生ずる該推定値を選択する手段と、 (d) 該比較手段に応動して該選択された推定値
を該蓄積手段に結合する手段 とを含む。
【図面の簡単な説明】
第1図はその合成ビデオ信号が分解される画面
中の画素の位置と、種々の画素に関連した明度値
および色度値に関連した用語を示す図、第2図は
本発明に従つて構成された分離装置の全体のブロ
ツク図、第3図は第2図の遅延回路201のブロ
ツク図、第4図は第2図の垂直フイルタ202の
ブロツク図、第5図は第2図の水平フイルタ20
3のブロツク図、第6図は第2図の判定回路20
4のブロツク図、第7図は遅延分離を使用しない
ときの第6図の明度蓄積回路601のブロツク
図、第8図は遅延分離を行なうときの明度蓄積回
路601のブロツク図、第9図は第6図の信号変
化回路610のブロツク図、第10図は第6図の
変化蓄積回路611のブロツク図、及び第11図
は第6図の最小変化回路612のブロツク図であ
る。 主要部分の符号の説明、
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 画像を表すカラービデオ信号を明度成分値と
    色度成分値とに分離する装置において、該画像を
    形成する画素の内の該サンプルの内の特定のもの
    について該特定の画素のまわりに垂直に配置され
    た第1の組のサンプル値にもとづいて前記2つの
    成分値の第1の推定値を形成する第1のフイルタ
    手段; 該画像を形成する画素の内の該サンプルの内の
    特定のものについて該特定の画素のまわりに水平
    に配置された第2の組のサンプル値にもとづいて
    前記2つの成分値の第2の推定値を形成する第2
    のフイルタ手段;および 前記推定値の形成に応動して当該推定値と前記
    特定の画素に隣接した画素の推定値との比較にも
    とづいて該第1の推定値と第2の推定値のいずれ
    かを選択するための判定回路、とを含むことを特
    徴とする画素成分分離装置。 2 特許請求の範囲第1項に記載の画像成分分離
    装置において、該サンプルの各々は該複合ビデオ
    信号によつて表される画面の画素に関するもので
    あることを特徴とする画像成分分離装置。 3 特許請求の範囲第1項に記載の画像成分分離
    装置において、該第1および第2のフイルタ手段
    の各々はそれに与えられたサンプル値の多項式を
    与えるのに適したフイルタを含むことを特徴とす
    る画像成分分離装置。 4 特許請求の範囲第1項に記載の画像成分分離
    装置において、該判定手段は該推定値の各々と隣
    接した画素のサンプル値の差を計算する手段を含
    むことを特徴とする画像成分分離装置。 5 特許請求の範囲第1項に記載の画像成分分離
    装置において、該装置はさらに該第1および第2
    の推定値の各々にもとづいて、該特定のサンプル
    に続く少なくとも1サンプルの成分値の推定値を
    形成する手段を含み、 該判定手段はさらに前記特定のサンプルに続く
    少なくとも1サンプルの成分値にもとづいて形成
    された推定値に対する該第1および第2の推定値
    の関連を評価する手段を含むことを特徴とする画
    像成分分離装置。 6 特許請求の範囲第5項に記載の画像成分分離
    装置において、該装置はさらに、 該第1および第2の推定値と該特定のサンプル
    に続く少なくとも1サンプルの成分値から形成さ
    れた推定値を蓄積する手段、 該特定のサンプルに続く少なくとも1サンプル
    の成分値から形成された推定値と該少なくとも1
    つのサンプルに隣接した画素のサンプル値との間
    の差を順次形成する手段、 前記差値を蓄積する手段、および 該第1および第2の推定値と該少なくとも1サ
    ンプルの推定値のすべての組合せについての該蓄
    積された差値を組合せる手段、 とを含むことを特徴とする画像成分分離装置。 7 特許請求の範囲第1項に記載の画像成分分離
    装置において、該選択手段は該推定値と該特定の
    画素の前にある近傍の画素の成分値との差を計算
    するように構成されていることを特徴とする画像
    成分分離装置。
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