JPS6337720Y2 - - Google Patents

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JPS6337720Y2
JPS6337720Y2 JP1978091819U JP9181978U JPS6337720Y2 JP S6337720 Y2 JPS6337720 Y2 JP S6337720Y2 JP 1978091819 U JP1978091819 U JP 1978091819U JP 9181978 U JP9181978 U JP 9181978U JP S6337720 Y2 JPS6337720 Y2 JP S6337720Y2
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JP
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magnetron
radiator fin
aluminum
radiator
copper
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JP1978091819U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は強制空冷形マグネトロンに係り、特に
ラジエータフインとマグネトロン本体との強制嵌
合部における熱伝導特性を改善したものに関す
る。
一般にマグネトロンでは陰極から放出された電
子が高速度で陽極、特にベインに射突するため
に、陽極は加熱されて温度上昇する。したがつ
て、陰極、作用空間を囲む陽極円筒あるいは更に
その外部に密接して設けた磁気回路よりなる、円
筒状マグネトロン本体に、通常複数枚のラジエー
タフインを強制嵌合させ、ラジエータフインやマ
グネトロン本体の所へ送風機により空気を圧送し
て、陽極の熱を冷却風に奪わせて運び去らせ、陽
極の温度上昇を低減させる、いわゆる強制空冷形
マグネトロンが多く用いられている。
第1図は従来のマグネトロンのラジエータフイ
ンの断面を示した正面図である。図中1はマグネ
トロン本体、2は出力部、3は入力部、4はラジ
エータフインである。ラジエータフイン4のほぼ
中央にバーリング加工してフープ部4aが設けら
れており、フープ部4aの元来の内径は、マグネ
トロン本体1の外径より多少小さくしてあるの
を、マグネトロン本体1に圧入して、ラジエータ
フイン4を強制嵌合によりマグネトロン本体1に
固着させてある。従来、ラジエータフイン4の材
料には、その良好な熱伝導率および加工性さらに
軽量などの利点からアルミニウム板が広く用いら
れていた。一方マグネトロン本体1の外部は、銅
製の陽極円筒が直接露出している場合と、内蔵磁
石形で磁気回路となる鉄製円筒の場合とがあつ
た。前記諸材料の熱膨脹係数は、アルミニウムは
23.6×10-6、銅は16.5×10-6、鉄は11.8×10-6であ
つて、マグネトロン動作中、発熱量が大きく、マ
グネトロン本体1の温度が高くなるほど、ラジエ
ータフイン4のフープ部4aとマグネトロン本体
1との間の強制嵌合部の圧着力が弱まり、この部
分の伝熱性が悪化し、冷却効率が低下するという
問題があつた。
本考案は上記の様な問題のないマグネトロンを
提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本考案においては、
ラジエータフイン材料として熱伝導率の高い金属
と弾性限界の高い金属との積層板材を用いること
とした。
第2図は本考案の一実施例図である。図中5は
弾性限界の比較的高い鉄に熱伝導率の高い銅ある
いはアルミニウムを積層した、いわゆるアルミニ
ウムクラツド鉄板を用いたラジエータフイン、5
aはラジエータフイン5のほぼ中央部にバーリン
グ加工によつて設けたフープ部で、その他の符号
は第1図の場合と同様である。マグネトロン本体
1の外部には、熱伝導率の高いアルミニウムが接
触するような方向にフープ部5aを設ける。この
ようにすればラジエータフイン5の基板が鉄であ
るから、フープ部5aとマグネトロン本体1の外
部との強制嵌合部の圧着力は低下しない。マグネ
トロン本体1の外部に陽極円筒の銅が直接露出し
ている場合に、ラジエータフイン5の材料にアル
ミニウムクラツド鉄板を用いても、基板の鉄の熱
膨脹が銅よりも小さいから、マグネトロン本体1
とフープ部5aとの強制嵌合部の圧着力は低下し
ない。現在熱伝導の良い実用的な金属材料は銅、
アルミニウムであるが、両者ともに比較的弾性限
界が低く塑性変形しやすい。従つてラジエータフ
インの材料に銅やアルミニウムの単板を用いた場
合には、フープ部の径をマグネトロン本体の径よ
り十分小さくとつても、銅やアルミニウムの塑性
変形のために、常温において既にラジエータフイ
ンのフープ部とマグネトロン本体間の圧着力は比
較的低いものとなり、まして加熱昇温時の圧着力
は小さいものとなるのである。これに対し現在最
も安価に入手できる鉄板、実は鋼板、は0.1%台
の炭素を含み、その機械的性質はアルミニウムや
銅などに比しはるかに良好で、比較的高い明瞭な
弾性限界を有している。したがつてラジエータフ
イン材料に本考案によりクラツド材を用いると、
常温時のマグネトロン本体とラジエータフインフ
ープ部間圧着力は銅やアルミニウムなどの塑性変
形のために、単板のフイン材の時と大差なかつた
としても、温度上昇時には鋼板の機械的性質の良
好なことと、熱膨脹係数の比較的小さいことのた
めに、強制嵌合部の圧着力は低下しない。なお真
空管の管内材料として鉄を用いる場合には、ガス
放出防止などのために例えば含炭量0.008%程度
以下の純鉄が好まれるが、ラジエータフインは真
空管外部で用いられるものであるから含炭量に関
する規制はなく、銅クラツドやアルミニウムクラ
ツド鉄板を用いたラジエータフインの価格は、銅
やアルミニウムの単板を用いたラジエータフイン
よりむしろ安価となる。
第2図に示した実施例は冷却風を管軸の横方向
に吹付けるものであつたが、ラジエータフインに
半径方向に切割りを設け、切割られた各部にひね
りを与えてプロペラ形とし、冷却風を管軸方向に
吹付けるものに対しても、同様に実施できること
は言うまでもない。
以上説明したように本考案によれば、使用中の
温度上昇時に、マグネトロン本体とラジエータフ
インの間の強制嵌合部における圧着力が低下する
ことを極めて簡単な手段で防止することができ、
したがつて冷却効率の低下を防止できる効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のマグネトロンの正面図、第2図
は本考案の一実施例図である。 1……マグネトロン本体、4,5……ラジエー
タフイン、4a,5a……フープ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 銅製の円筒状本体に強制嵌合させたラジエータ
    フインを備えた強制空冷形マグネトロンにおい
    て、ラジエータフイン材料として、熱伝導率の高
    いアルミニウム材とこれよりも弾性限界の高い鉄
    材との積層板材を用い、強制嵌合部において前記
    円筒状本体に接する側に前記アルミニウム材を配
    設したことを特徴とするマグネトロン。
JP1978091819U 1978-07-05 1978-07-05 Expired JPS6337720Y2 (ja)

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JP1978091819U JPS6337720Y2 (ja) 1978-07-05 1978-07-05

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JP1978091819U JPS6337720Y2 (ja) 1978-07-05 1978-07-05

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Publication Number Publication Date
JPS559039U JPS559039U (ja) 1980-01-21
JPS6337720Y2 true JPS6337720Y2 (ja) 1988-10-05

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ID=29021436

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JP1978091819U Expired JPS6337720Y2 (ja) 1978-07-05 1978-07-05

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5345860B2 (ja) * 1974-08-16 1978-12-09

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5553072Y2 (ja) * 1974-08-19 1980-12-09
JPS5345860U (ja) * 1976-09-22 1978-04-19

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5345860B2 (ja) * 1974-08-16 1978-12-09

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JPS559039U (ja) 1980-01-21

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