JPS6334321Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6334321Y2 JPS6334321Y2 JP1982035955U JP3595582U JPS6334321Y2 JP S6334321 Y2 JPS6334321 Y2 JP S6334321Y2 JP 1982035955 U JP1982035955 U JP 1982035955U JP 3595582 U JP3595582 U JP 3595582U JP S6334321 Y2 JPS6334321 Y2 JP S6334321Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waveguide
- threaded
- screw
- adjustment
- backward
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 3
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 description 2
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000006355 external stress Effects 0.000 description 1
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- 230000035882 stress Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Waveguide Connection Structure (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(a) 考案の技術分野
本考案は導波管回路を構成する筐体のH又はE
面に調整ねじを取付け、インピーダンス整合等と
して用いられる調整ねじ機構の改良に関する。
面に調整ねじを取付け、インピーダンス整合等と
して用いられる調整ねじ機構の改良に関する。
(b) 技術の背景
一般的な電気回路はR(抵抗体)、L(コイル)、
C(コンデンサ)を使用して形成されるが、マイ
クロ波ではこれらの素子(エレメント)は何れも
立体回路で構成される。例えば、導波管内に導体
で形成される障害物を設けると、インピーダンス
が不連続となり、進行波の一部は反射し、そのた
め通過電力は減少し、同時に位相も変化する。
C(コンデンサ)を使用して形成されるが、マイ
クロ波ではこれらの素子(エレメント)は何れも
立体回路で構成される。例えば、導波管内に導体
で形成される障害物を設けると、インピーダンス
が不連続となり、進行波の一部は反射し、そのた
め通過電力は減少し、同時に位相も変化する。
障害物を導体で形成し、導体抵抗をゼロに等し
くすると電力は全く消費されることなく、伝送路
に並列に入る容量性Cとして作用するか誘導性L
として作用する。その相違点は形状によつて決ま
る。
くすると電力は全く消費されることなく、伝送路
に並列に入る容量性Cとして作用するか誘導性L
として作用する。その相違点は形状によつて決ま
る。
このため一定形状の障害物を予め筐体内に容量
性窓又は誘導性窓として設けるが、固定されてい
るため簡単に値を可変させることは不可能である
ため、微調整用の調整ねじを設けるのが一般的で
ある。
性窓又は誘導性窓として設けるが、固定されてい
るため簡単に値を可変させることは不可能である
ため、微調整用の調整ねじを設けるのが一般的で
ある。
(c) 従来技術と問題点
第1図は従来の調整ねじを示す外形図であり、
第2図は従来例である調整ねじを導波管に取付け
た斜視図である。
第2図は従来例である調整ねじを導波管に取付け
た斜視図である。
図中、1は調整ねじ、2はねじ中心線、3は傾
斜角、4は導波管、5は調整ねじ挿入ねじ孔をそ
れぞれ示す。
斜角、4は導波管、5は調整ねじ挿入ねじ孔をそ
れぞれ示す。
調整ねじ1は導電性の金属でなり、ねじ部をそ
の中心線2に沿つて上方ねじ部1aと下方ねじ部
1cとの中間に設けられた細径の首部1bで所定
角度θだけ曲げて傾斜角3をもたせ、導波管4の
ねじ孔5に螺入時、上記曲げ部の撓みによる復元
力によつておねじ、めねじのねじ山の嵌合を密に
させ、ガタをなくし、マイクロ波のマツチング調
整に際して微調整ができかつ係止し得るように工
夫してある。
の中心線2に沿つて上方ねじ部1aと下方ねじ部
1cとの中間に設けられた細径の首部1bで所定
角度θだけ曲げて傾斜角3をもたせ、導波管4の
ねじ孔5に螺入時、上記曲げ部の撓みによる復元
力によつておねじ、めねじのねじ山の嵌合を密に
させ、ガタをなくし、マイクロ波のマツチング調
整に際して微調整ができかつ係止し得るように工
夫してある。
従つて、ある程度強力に螺入する必要があり、
曲げ角度θをあまり大にすると調整ねじの折損、
ねじ山破損を生じる。
曲げ角度θをあまり大にすると調整ねじの折損、
ねじ山破損を生じる。
導波管4の上面に伝送路に対して垂直に所定位
置にねじ孔5を設けて調整ねじ1を図のように螺
入する。
置にねじ孔5を設けて調整ねじ1を図のように螺
入する。
第3図は従来の調整ねじ嵌合部を示す断面図で
ある。
ある。
調整ねじ1の下方ねじ部1cは伝送路をなす管
内6にl寸法突出するとともに管壁内にl′寸法螺
合し、曲げ部の真直状態への撓みにより生ずる反
発弾性によりねじ嵌合は圧力をもつて互いに噛み
合う。調整ねじ1の進退により管路中への突出長
であるl寸法は可変でl寸法が適正値であると、
導波管回路はマツチングされて並列容量Cとして
作用し、更にl寸法を長くしλ/4(λ=自由空
間波長)近傍で直列共振素子として共振する。共
振時にはこの点で導波管は短絡状態となる。
内6にl寸法突出するとともに管壁内にl′寸法螺
合し、曲げ部の真直状態への撓みにより生ずる反
発弾性によりねじ嵌合は圧力をもつて互いに噛み
合う。調整ねじ1の進退により管路中への突出長
であるl寸法は可変でl寸法が適正値であると、
導波管回路はマツチングされて並列容量Cとして
作用し、更にl寸法を長くしλ/4(λ=自由空
間波長)近傍で直列共振素子として共振する。共
振時にはこの点で導波管は短絡状態となる。
この機構は前述したように任意の位置に調整可
能である反面、管壁内に螺合されるねじ部1Cの
螺合長l′寸法は変化しθ度に依存する撓みによる
反発弾性が変化するため接触圧が不安定となる。
少くともl寸法は帯域中の使用周波数のλ/4以
下の長さに規制し、外部からの衝撃、振動等の機
械的ストレスに耐えられる接触圧で螺合するねじ
機構とすることが望ましい。
能である反面、管壁内に螺合されるねじ部1Cの
螺合長l′寸法は変化しθ度に依存する撓みによる
反発弾性が変化するため接触圧が不安定となる。
少くともl寸法は帯域中の使用周波数のλ/4以
下の長さに規制し、外部からの衝撃、振動等の機
械的ストレスに耐えられる接触圧で螺合するねじ
機構とすることが望ましい。
(d) 考案の目的
本考案の目的は上記の問題点に鑑み、導波管回
路のマツチング等の調整において、一定の接触圧
で係合され、調整容易となる有効な調整ねじ機構
の提供にある。
路のマツチング等の調整において、一定の接触圧
で係合され、調整容易となる有効な調整ねじ機構
の提供にある。
(e) 考案の構成
上記目的は本考案によれば、中間の細径な首部
で所定角度に屈曲形成された金属性の調整ねじの
ねじ部が導波管回路の管壁を貫通するねじ孔中に
螺入埋没され、上記ねじ部がねじ孔よりも突出し
ない範囲で進退し、該ねじ部先端の細径突起部が
導波管の管路中に突出した状態で進退するように
したことによつて達成される。
で所定角度に屈曲形成された金属性の調整ねじの
ねじ部が導波管回路の管壁を貫通するねじ孔中に
螺入埋没され、上記ねじ部がねじ孔よりも突出し
ない範囲で進退し、該ねじ部先端の細径突起部が
導波管の管路中に突出した状態で進退するように
したことによつて達成される。
(f) 考案の実施例
以下本考案について図面により詳細に説明す
る。
る。
第4図は本考案にかかる調整ねじを示し、第5
図に本考案の一実施例である調整ねじ機構の断面
図を示す。
図に本考案の一実施例である調整ねじ機構の断面
図を示す。
第4図において、調整ねじ11のねじ部15を
上方のねじ部11aと下方のねじ部11cとの中
間に細径のねじ部11bを設け、この首部11b
で相互のねじ中心線12がθ度になるように傾斜
角14をなして屈曲させ、先端には細径の突起部
である調整ピン13をその長さPを使用帯域にお
ける使用周波数のλ/4またはそれ以下としてね
じ部15に段付として一体形成する。このねじ部
の全長L2は管壁18の厚みL1よりも短い。また
調整ピン13は上述のような一定の長さに形成さ
れる。
上方のねじ部11aと下方のねじ部11cとの中
間に細径のねじ部11bを設け、この首部11b
で相互のねじ中心線12がθ度になるように傾斜
角14をなして屈曲させ、先端には細径の突起部
である調整ピン13をその長さPを使用帯域にお
ける使用周波数のλ/4またはそれ以下としてね
じ部15に段付として一体形成する。このねじ部
の全長L2は管壁18の厚みL1よりも短い。また
調整ピン13は上述のような一定の長さに形成さ
れる。
傾斜角14を有する調整ねじ11は、管壁のね
じ孔に螺入時、ねじ部15の真直状態となる半径
方向に撓みのため反発力を伴なつて矯正され、お
す、めす相互のねじ山は一定の接触圧をもつて密
に嵌合する。調整ピン13の先端の長さPは前述
の長さに定められて形成されるため、調整位置は
最大でも第5図に示すように導波管16の管路1
7と上部管壁18との境界面18aが調整ねじ1
1の段付面11dと同一線上に並び内面に突出し
ない。
じ孔に螺入時、ねじ部15の真直状態となる半径
方向に撓みのため反発力を伴なつて矯正され、お
す、めす相互のねじ山は一定の接触圧をもつて密
に嵌合する。調整ピン13の先端の長さPは前述
の長さに定められて形成されるため、調整位置は
最大でも第5図に示すように導波管16の管路1
7と上部管壁18との境界面18aが調整ねじ1
1の段付面11dと同一線上に並び内面に突出し
ない。
さらにねじ部の全長L2が導波管上部管壁18
の厚みL1よりも短いため、従来のねじ係止寸法
(第3図l′参照)に比し嵌合部を増大させ、しか
もl′に相当する下方ねじ部11cは上部管壁18
のねじ孔内に埋没螺合されるから接触圧は常に一
定に保たれる。
の厚みL1よりも短いため、従来のねじ係止寸法
(第3図l′参照)に比し嵌合部を増大させ、しか
もl′に相当する下方ねじ部11cは上部管壁18
のねじ孔内に埋没螺合されるから接触圧は常に一
定に保たれる。
ねじ部15は管壁内のねじ孔中に埋没された状
態でその上下面よりも突出しないように進退す
る。これによつて突起部である調整ピンは管路中
に突出した状態で進退するように定められる。
態でその上下面よりも突出しないように進退す
る。これによつて突起部である調整ピンは管路中
に突出した状態で進退するように定められる。
このため調整が容易になりしかも外部ストレス
にも影響されない安定性のある調整ねじ機構が得
られる。
にも影響されない安定性のある調整ねじ機構が得
られる。
管壁18の厚さが少ない場合はねじブツシユ等
を管壁に貫通植設することで応じ得る。
を管壁に貫通植設することで応じ得る。
(g) 考案の効果
以上詳細に説明したように本考案の調整ねじ機
構とすることにより、導波管回路のマツチング等
の調整において、常に一定接触圧で微調整が可能
となるため、作業性が向上しさらに安定性も増す
等の効果がある。
構とすることにより、導波管回路のマツチング等
の調整において、常に一定接触圧で微調整が可能
となるため、作業性が向上しさらに安定性も増す
等の効果がある。
第1図は従来の調整ねじを示す図、第2図は従
来例である調整ねじを導波管に取付けた斜視図、
第3図は従来の調整ねじ嵌合部を示す断面図、第
4図は本考案にかかる調整ねじを示す図、第5図
は本考案の一実施例である調整ねじ機構を示す断
面図である。 図において、11は調整ねじ、12は中心線、
13は調整ピン、14は傾斜角、15はねじ部、
16は導波管、17は管路、18は導波管上部壁
面、を示す。
来例である調整ねじを導波管に取付けた斜視図、
第3図は従来の調整ねじ嵌合部を示す断面図、第
4図は本考案にかかる調整ねじを示す図、第5図
は本考案の一実施例である調整ねじ機構を示す断
面図である。 図において、11は調整ねじ、12は中心線、
13は調整ピン、14は傾斜角、15はねじ部、
16は導波管、17は管路、18は導波管上部壁
面、を示す。
Claims (1)
- 中間の細径な首部で所定角度に形成された金属
製の調整ねじのねじ部が導波管回路の管壁を貫通
するねじ孔中に螺入埋没され、上記ねじ部がねじ
孔よりも突出しない範囲で進退し、該ねじ部先端
の細径突起部が導波管の管路中に突出した状態で
進退するようにしたことを特徴とする調整ねじ機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3595582U JPS58139701U (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | 調整ねじ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3595582U JPS58139701U (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | 調整ねじ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58139701U JPS58139701U (ja) | 1983-09-20 |
JPS6334321Y2 true JPS6334321Y2 (ja) | 1988-09-12 |
Family
ID=30047415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3595582U Granted JPS58139701U (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | 調整ねじ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58139701U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4606381B2 (ja) * | 2006-05-25 | 2011-01-05 | 株式会社神戸製鋼所 | 配管内無線通信構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5112387A (en) * | 1974-07-22 | 1976-01-30 | Omi Kagaku Kogyo Kk | Ekitai oyobi nyuekifunmatsukaho |
-
1982
- 1982-03-15 JP JP3595582U patent/JPS58139701U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5112387A (en) * | 1974-07-22 | 1976-01-30 | Omi Kagaku Kogyo Kk | Ekitai oyobi nyuekifunmatsukaho |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58139701U (ja) | 1983-09-20 |
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