JPS63307840A - モノクロルカルボン酸クロライドの製造方法 - Google Patents

モノクロルカルボン酸クロライドの製造方法

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JPS63307840A
JPS63307840A JP14246687A JP14246687A JPS63307840A JP S63307840 A JPS63307840 A JP S63307840A JP 14246687 A JP14246687 A JP 14246687A JP 14246687 A JP14246687 A JP 14246687A JP S63307840 A JPS63307840 A JP S63307840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monochlorocarboxylic
hydrochloric acid
gas
acid gas
acid chloride
Prior art date
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Pending
Application number
JP14246687A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuzo Miyazaki
宮崎 鉄三
Kiyokazu Murata
清和 村田
Hiroki Uchihara
内原 弘貴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はモノクロルカルボン酸無水物を塩酸ガスで分解
するにあたり、エゼクタ−を使用して塩酸ガスを循環さ
せ、モノクロルカルボン酸無水物を分解して生成するモ
ノクロルカルボン酸クロライドを多量の塩酸に同伴させ
、凝縮せしめて、モノクロルカルボン酸クロライドを得
る方法に関するものである。
〔従来の技術及び問題点〕
特開昭55−143931号公報に示されるモノクロル
カルボン酸クロライドの製造法において、無水酢酸とモ
ノクロルカルボン酸を反応させてモノクロルカルボン酸
無水物を得る第1工程を連続化することは反応蒸留法に
より比較的容易に実施される。モノクロルカルボン酸無
水物を塩酸ガスと反応させて、モノクロルカルボン酸ク
ロライドとモノクロルカルボン酸とする第2工程を連続
化する場合、反応の完結及び第1工程にリサイクルする
モノクロルカルボン酸中に残留するモノクロルカルボン
酸クロライドを極小とするためには、多量の塩酸ガスが
必要とされる。従って第2工程は、少量の塩酸ガスで反
応することができる回分法により実施されていたが、反
応時間が長くなるために、空時収量(以下、STYと略
称)が悪いという欠点を有していた。
〔問題点を解決するための手段〕
第2工程を連続化しSTYを上げる方法には2通りの方
法が考えられる。第1の方法は、多量の塩酸、ガスを反
応器に供給し、未反応の塩酸ガスを系外に放出する方法
である。第2の方法は塩酸ガスを循環使用し、反応器に
多量の塩酸ガスを供給する方法である。
第1の方法は、多量の塩酸ガス源を必要とすること、及
び過剰分の塩酸ガスに同伴して失うモノクロルカルボン
酸クロライドが増加すること等の点において工業的に有
利でない。
第2の方法は、多量の塩酸ガス源を必要としないだけで
なく、モノクロルカルボン酸クロライドの損失が少ない
という利点はあるが、腐食性の強い塩酸ガスを循環する
装置が必要となる。
ガス体の循環装置には、ブロワ−、コンプレッサー等い
ろいろあるが塩酸ガスに対して耐食性がある材質で製作
でき、構造が簡単で、容易に多量のガス体を循環できる
エゼクタ−に本発明者らは注目した。
エゼクタ−は、セラミックやカーボン等の比較的安価な
耐食性材料で制作でき、かつ、ガスを循環することが可
能である。しかしエゼクタ−の吐出圧力では気泡塔等の
反応装置に、ガスを吹込むだけの圧力を得ることは難し
いため、本発明者らは、気相部に気液混和で塩酸ガスと
モノクロルカルボン酸クロライドを供給した場合、反応
が進むかどうかについて検討した。その結果この反応は
塩酸ガスの液中への拡散律速であり、エゼクタ−のディ
フューザ一部での混合効果で、この塩酸ガスの液中への
拡散を十分に行い得ることを見出した。
故に、安価な耐食性材料で製作でき、塩酸ガスを循環で
きるエゼクタ−をモノクロルカルボン酸無水物の塩酸ガ
スとの反応に使用することは、工業的に十分メリットが
あるということを本発明者らは確認し、本発明に到達し
た。
即ち、本発明は、モノクロルカルボン酸無水物と塩酸ガ
スとを反応させてモノクロルカルボン酸クロライドを得
る反応において、エゼクタ−を用いて塩酸ガスを循環さ
せることを特徴とするモノクロルカルボン酸クロライド
の製造方法に関するものである。
本発明の方法は、モノクロルカルボン酸無水物を連続的
に供給しながら、連続的にモノクロルカルボン酸クロラ
イドを得る場合のみならず、回分的にモノクロルカルボ
ン酸無水物と塩酸ガスを反応させる場合にも反応時間を
短かくし、STYを上げることができるので、有用であ
る。
また、エゼクタ一部分で反応が十分でない場合は、あら
かじめ塩酸ガスでモノクロルカルボン酸無水物の一部を
分解しておけば良い。
以下図面を用いて本発明について説明する。
第1図はあらかじめモノクロルカルボン酸無水物を塩酸
で分解して反応させるための予備反応装置を設置した場
合のプロセスの1例を示す。
導管1を通ってモノクロルカルボン酸無水物が予備反応
器2に供給されており、また、導管15を通して新塩酸
ガスが供給されている。予備反応器2で一部反応した液
は、ポンプ3で本反応器6に供給され、本反応器6では
、ポンプ7を通して、本反応器の液をエゼクタ−8へ供
給し、導管13を通して塩酸ガスを循環させている。
本反応器6に供給された塩酸ガスは、導管16からコン
デンサーへ行く途中で、予備反応器2より導管4を通っ
てきた塩酸ガスと合流し、コンデンサー10.11を経
て、エゼクタ−8へ循環されている。一部の塩酸ガスは
、副反応で生じる不純ガスの蓄積を防ぐために導管12
より糸外にブローしている。生成したモノクロルカルボ
ン酸クロライドは、循環塩酸ガスに同伴されて、コンデ
ンサー10でモノクロルカルボン酸と分離された後、コ
ンデンサー11で凝縮し導管14を通して回収される。
他方モノクロルカルボン酸は導管9を通って第1工程に
供給される。
尚、予備の反応器を設置しない場合は、モノクロルカル
ボン酸無水物を導管5より供給し、新塩酸ガスはガスW
j環ラインの有利な部分に供給すれば良い。
〔発明の効果〕 モノクロルカルボン酸無水物と塩酸ガスとを反応させて
、モノクロルカルボン酸クロライドとモノクロルカルボ
ン酸を得る反応において、エゼクタ−を用いて塩酸を循
環させることによリ、工業的に有利な条件(多量の塩酸
ガス源を必要としない、モノクロルカルボン酸クロライ
ドの損失が少ない、STYが良い、塩酸ガス循環装置が
耐食性材料で製作でき構造が簡単)で反応させることに
成功した。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 〔モノクロルアセチルクロライドの製造〕 予備反応器のないフローで、モノクロル酢酸無水物と塩
酸ガスの反応を行なった0反応器は1Mのグラスライニ
ングの容器を用いた。モノクロル酢酸無水物(純度81
.7%)を28.6kg/Hr(0,137kg−mo
llor)で供給し、新塩酸ガスを4.3Nn?/Hr
(0,192kg−mollor)で供給した。また反
応温度は120℃、圧力0.1kf/d−G、滞留時間
15時間、循環塩酸ガス量は15.3 Nrrr/Hr
であった。
その結果、純度91.5%のクロルアセチルクロライド
を13.5kg/Ilr (0,109kg−moll
or) 、純度85.8%のモノクロル酢酸を20.3
kg/Hr (0,184瞳・mol/1lr)得た。
モノクロル酢酸無水物に対する収率は80%であり、転
化率は95%であった。
実施例2〔モノクロルアセチルクロライドの製造〕 第1図に示すフローで予備反応器(径105 φ、容積
1000cc)に、モノクロル酢酸無水物(純度84%
)を95 g / Hr (0,467g−mollo
r)で供給し、また新塩酸ガスを25 NA!/Hr(
1,12g −mollor)で供給した。エゼクタ−
による塩酸ガスの循環量を50 N l /Hr(2,
14g−mollor)として、モノクロル酢酸無水物
の塩酸分解を実施した。この時、予備反応器の反応温度
、滞留時間は、110℃及び15時間とした。同様に本
反応器では120℃及び7.5時間とした。その結果純
度80%のモノクロルアセチルクロライドを62.2g
/Hr(0,441g−mollor)と、純度98.
7%のモノクロル酢酸52.2g/)lr(0,545
g−+iol/Hr)を得た。モノクロル酢酸無水物に
対する収率は94.4%、転化率は99%であった。
実施例3〔α−モノクロルプロピオン酸クロライドの製
造〕 実施例2と同じ装置でα−モノクロルプロピオン酸無水
物(純度97%)を105g/Hr(0,528g ・
mollor)で予備反応器に供給した。予備反応器及
び本反応器の温度をそれぞれ100℃、110℃とした
以外は、実施例1と同一条件で反応を行ない、純度92
%のモノクロルプロピオン酸クロライドを67.8g/
Hr(0,491g −mollor) 、純度96%
のα−モノクロルプロピオン酸を55.4g/Hr(0
,490g−+*ol/1lr)得た。α−モノクロル
プロピオン酸無水物に対する収率は、93%で、転化率
は99%であった。
実施例4〔モノクロルアセチルクロライドの製造〕 予備反応器(Ion?、グラスライニング製)にモノク
ロル酢酸無水物(純度81.8%)を381.6kg/
Hr (1,82kg−mollor)で供給し、新塩
酸ガスを100N rrr/l1r(4,46kg−n
+ol/H)で供給した。エゼクタ−による塩酸ガスの
循環量は、18ONn?/fir(8,04kg−mo
l/H)とした、予備反応器の反応温度、滞留時間は1
10℃、15時間とした。同様に本反応器では、120
℃、4時間とした。その結果純度79%のモノクロルア
セチルクロライドを250.4 kg/Hr (1,7
5kg−mollor)得た。また純度93%のモノク
ロル酢酸を216.4kg/Hr(2,20kg−mo
llor)得た。モノクロル酢酸無水物に対する収率は
96.2%、転化率は99.2%であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造方法のプロセスの1例を示す図で
ある。 2・・・予備反応器 3.7・・・ポンプ 6・・・本反応器 8・・・エゼクタ− 1O111・・・コンデンサー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. モノクロルカルボン酸無水物と塩酸ガスとを反応させて
    モノクロルカルボン酸クロライドを得る反応において、
    エゼクターを用いて塩酸ガスを循環させることを特徴と
    するモノクロルカルボン酸クロライドの製造方法。
JP14246687A 1987-06-08 1987-06-08 モノクロルカルボン酸クロライドの製造方法 Pending JPS63307840A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4876819A (ja) * 1972-01-21 1973-10-16
JPS55143931A (en) * 1979-04-27 1980-11-10 Daicel Chem Ind Ltd Preparation of chlorocarboxylic acid chloride

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4876819A (ja) * 1972-01-21 1973-10-16
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