JPS63304974A - 発泡酒の短期醸造法 - Google Patents

発泡酒の短期醸造法

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JPS63304974A
JPS63304974A JP62142927A JP14292787A JPS63304974A JP S63304974 A JPS63304974 A JP S63304974A JP 62142927 A JP62142927 A JP 62142927A JP 14292787 A JP14292787 A JP 14292787A JP S63304974 A JPS63304974 A JP S63304974A
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JP
Japan
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yeast
saccharified
column
fermentation
immobilized
Prior art date
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Pending
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JP62142927A
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English (en)
Inventor
Masato Hirotsune
正人 広常
Fujio Nakada
仲田 冨士男
Masaaki Hamachi
浜地 正昭
Takemitsu Honma
本馬 健光
Yataro Nunokawa
布川 弥太郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OOZEKI SYUZO KK
Ozeki Sake Brewing Co Ltd
KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
OOZEKI SYUZO KK
Ozeki Sake Brewing Co Ltd
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は発泡酒の短期醸造法、さらに詳しくは、醗酵に
より自然に発生する炭酸ガスを十分に内包させた発泡酒
を極めて短期間に製造する方法に関する。
発明の背景 従来から、酒類に炭酸ガスを内包させた発泡酒が種々知
られており、その製造法としては、例えば、酒類を製造
した後、それに外部から炭酸ガスを吹き込む方法および
主醗酵終了後、密閉容器中低温にて後醗酵させる方法な
どが挙げられる。
しかしながら、前者の方法においては、短期間で発泡酒
が得られるが内包されるガスが醗酵により発生した炭酸
ガスではなく、また、後者の方法においては、内包され
るガスが醗酵により発生した炭酸ガスであるが製造に長
期間を要するという問題点がある。
かかる問題点を解決し、本発明者らが先に特許出願した
発明にかかる固定化酵母カラムの前に遊離酵母を含んだ
前槽を設けることにより雑菌汚染を防ぐ新規な連続醗酵
法(特願昭61−076021号)を応用して、自然に
発生した炭酸ガスを内包させた商品価値の一層向上した
製品を得るべく鋭意研究を行なった。その結果、後醗酵
を行なう際に、密閉容器に導く連続醗酵(主醗酵)液中
に2XlO@細胞/jlQ以上の酵母を含有させること
により、醗酵により自然に発生した炭酸ガスを十分に内
包した発泡酒が極めて短期間に得られることを見出し、
本発明を完成するに至った。
発明の開示 本発明は、遊離酵母を含んだ前槽と固定化酵母カラムを
接続して連続醗酵を行なった後、固定化酵母カラム溶出
液を密閉容器中に導き、低温で後醗酵させて炭酸ガスを
内包させることを特徴とする発泡酒の短期醸造法に関す
る。
本発明の前槽に加える遊離酵母は別途培養したものを用
いてもよいが、連続醗酵を開始する前に前槽と固定化酵
母カラムを循環させ、固定化ゲルから溶出してくる酵母
を前槽内にて増殖させる方法がより有効である。前槽内
では、連続醗酵の間、酵母が底部に沈降しない程度に撹
拌しく約50〜200 rpg1)、浮遊状態に保つ。
本発明に用いる固定化酵母カラムは、公知のゲル包括法
に従って、酵母菌体を親水性高分子ゲル、例えば、アル
ギン酸またはペクチン酸の金属塩ゲル、寒天ゲル、カラ
ギーナンゲル等に包括させることにより形成される。
固定化酵母のゲル径は、直径1.5〜3 、5 nun
程度でよいが、固定化ゲルを大量に調製する場合には直
径2.5〜3 、0 mmが好ましい。用いる酵母は通
常の醸造酵母でもよいが、泡なし酵母と呼ばれる種類の
酵母は、カラムから発生する炭酸ガスの泡とともに流出
しにくいために通常の醸造酵母に比べて、アルコール濃
度および酵母数を高く保てることから泡なし酵母(例え
ば、協会701号酵母等)が好ましい。
かくして得られた固定化酵母ゲルを麹汁等の適当な培地
にて培養した後、カラムに充填する。植菌量は106〜
107細胞/11Q−ゲルの範囲とし、培養は、該培養
後のゲル中の酵母数を1〜2X109細胞/xQ−ゲル
と多くできることから好気条件(例えば、振盪またはエ
アレーション等)下で行うのが好ましい。用いるカラム
の容量は連続醗酵の規模により特に制限されないが、通
常、20e〜toooQとし、該カラムに充填するゲル
量は、カラム内でのゲルの流動性を保つためにカラム容
量の25〜50%とするのが好ましい。
連続醗酵は、後記のごとき常法により得られる原料糖化
液を約15℃に維持した前槽に加え、前槽内の酵母数が
I X 10’細胞/M(1以上、かつ、アルコール濃
度が4%以上になった時点から開始し、その後酵母数が
2〜3XlO”細胞/酎およびアルコール濃度が4〜7
%になるように該原料糖化液を前槽に追加し、かつ、該
前槽液を後記流速にて約20℃に維持した固定化酵母カ
ラムに通して前槽内の組成を調整して定常状態を保つ以
外は常法により行なわれる。例えば、 l)ボーメ度lO〜15、直接還元糖分20〜25%お
よび酸度0.5〜10wQなる組成の原料糖化液を用い
、SVo、05〜0.1なる流速にて固定化酵母カラム
を通過させ、12〜14%のアルコール分を含有する連
続醗酵酒を生産するか、2)l)と同じ原料糖化液を用
い、svo、t〜0、!5なる流速にて固定化酵母カラ
ムを通過させ、10〜12%のアルコール分を含有する
連続醗酵酒を生産するか、または、 3)ボーメ度15〜20、直接還元糖分25〜30%お
よび酸度1.5〜2 、0 z(lなる組成の原料糖化
液を用い、SVo、05〜0.1なる流速にて固定化酵
母カラムを通過させ、12〜14%のアルコール分を含
有する連続醗酵酒を生産することにより行う。
連続醗酵が完了したら、連続醗酵液を温度および圧力の
調節ができる密閉式の後醗酵槽に導入し、低温(例えば
、0〜5℃)にて後醗酵させる。得られた連続醗酵液に
は約2〜3XIO@細胞/収の酵母が含有されているの
で前記の方法1)では該連続醗酵液に対して10〜25
%容量の原料糖化液を追加し、前記の方法2)および3
)では原料糖化液を追加せずにそのまま密閉容器中に導
入して新たに酵母を添加することなく後醗酵を行うこと
ができる。すなわち、後醗酵開始時において醗酵を行う
のに十分な1.5〜3xlO”細胞/好の酵母が含有さ
れているため、例えば、5℃にて3日間の後醗酵期間後
常法により処理して十分なガス圧を有する発泡酒が得ら
れる。
発明の効果 従来の固定化酵母カラムのみで連続醗酵を行う方法では
得られた連続醗酵液中に107細胞/R(1のオーダー
の酵母しか含有されておらず、該連続醗酵酒を用いて発
泡酒を製造するためには新たに酵母を培養して添加する
か、または、後醗酵期間を長くする必要があった(すな
わち、2週間以上)。
一方、本発明の醸造法によれば連続醗酵(主醗酵)およ
び後醗酵ともに極めて短期間(主醗酵1日問および後醗
酵3日間)しか要さずに、醗酵により自然に発生した炭
酸ガスを十分に内包した発泡酒を得ることができる。
X旗桝 つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが
、これらに限定されるものではない。
実施例1 常法に従い米粉を酵素剤で液化、糖化した後、炭素濾過
した米粉糖化液と米麹を糖化し炭素濾過した麹糖化液と
を混合して原料糖化液を得た。該糖化液は、通常、ボー
メ度10〜■5、直接還元糖分20〜25%、酸度0.
5〜1.OxQ、、pr−+5゜0〜5.5なる組成を
有している。
アルギン酸ナトリウム水溶液に5X10’細胞/xρと
なるように協会701号酵母を植菌し、公知の方法によ
り直径2.5〜3 、0 mmの固定化酵母ゲルを調製
した。麹汁培地中、25℃にて3日間エアレーションを
行い、2X109細胞/3112−ゲルの酵母を含んだ
固定化酵母ゲルを得た。得られた固定化酵母ゲル9Qを
2512のカラムに充填し、原料糖化液40jを入れた
前槽とポンプを介して接続し糖化液を循環させた。
15℃にて5日間循環を行い、前槽の酵母数がtxto
’細胞/MQ以上およびアルコール4%以上となった時
点より固定化酵母カラムの温度を20℃として、固定化
酵母カラムより溶出してくる連続醗酵液を別の容器に採
取した。翌日より、減少した量だけの原料糖化液を前槽
に毎日添加し、連続醗酵を開始した。SVo、05〜0
.1の範囲で前槽のアルコールが4〜7%に保たれるよ
うに流速を調整した。連続醗酵開始後5日目から定常状
態となり、40日間にわたり安定化した(第1図および
第2図参照)。得られた連続醗酵液は、アルコール分1
2〜14%、酸度3〜3 、53+12゜アミノ酸度0
.5〜l 、 Od、直接還元糖分0.5〜2%なる組
成を有していた。また、該連続醗酵液は2〜3XIO’
細胞/1112の酵母を含有していた。
ついで、得られた連続醗酵液に対して25%容量の糖化
液を添加し、密閉容器に入れた。この時点での醗酵液の
組成は、アルコール分9.9%、酸度2.60xQ、ア
ミノ酸度0,95112.直接還元糖分5.3%であり
、1,7xlO’細胞/雇の酵母を含有していた。5℃
にて3日間後醗酵を行った後瓶詰を行い、15℃でのガ
ス圧を測定したところ2.6 kg7OR″なる数値を
示した。比較のため、後醗酵開始時の酵母数を減らして
10’細胞/酎オーダーとした場合には、a、axto
’細胞/jl12にて1.65kg/cm”、 4.I
 X 10’細胞/zQにて1 、28 kg/cm’
、1.7xlO7細胞/l1l12にて0゜8に9/C
111といずれも低い値を示し、後醗酵期間を長くして
もガス圧はあまり増加しなかった(表1参照)。
実施例2 実施例1と同様の操作を行って得られた連続醗酵液に対
して25%容量の糖化液を添加し密閉容器に入れた。こ
の時点での該醗酵液の組成は、アルコール分10.1%
、酸度2.95J112、アミノ酸度1.10i12、
直接還元糖分5.3%であり、2゜2xlO’細胞/j
l(2の酵母を含有していた。
5℃にて3日間後醗酵を行った後、密閉状態のまま遠心
分離を行って酵母を除去し、瓶詰して発泡酒を得た。
得られた発泡酒は、アルコール分1O06%、酸度2.
90畦、アミノ酸度0.95m12、直接還元糖分4.
7%なる組成を有しており、官能検査において十分な炭
酸ガスを内包した優れた品質のものであることが判明し
た。
比較のため、後醗酵開始時の酵母数を減らして、同様の
操作を行ったところ、1.lX1O”細胞/Iffテは
6日間、5,4XlO’細胞/R(lでは9日間の後醗
酵期間が必要であり、2.2XIO’細胞/zQでは1
2日間の後醗酵を行っても官能的にはやや弱いガス圧に
しがならなかった(表1参照)。
実施例3 実施例1と同様の操作で得られた原料糖化液をsvo、
t〜0.15の流速にて連続醗酵を行った。
得られた連続醗酵液は、アルコール分lO〜12%、酸
度3〜3.5xi2s 7ミ)酸度0.5〜1.0x(
1、直接還元糖分3.5〜5%なる組成を有しており、
2〜3XlO”細胞/MQの酵母を含有していた。
該連続醗酵液を密閉容器に導き、5℃にて3日間後醗酵
を行った後、密閉状態のまま遠心分離を行って酵母を除
去し、瓶詰して発泡酒を得た。
得られた発泡酒は、アルコール分11〜覧3%、酸度3
〜3.5m(1,7ミ/酸度0 、5〜1 蛙、直接還
元糖分2〜3.5%なる組成を有しており、官能検査に
おいて十分な炭酸ガスを内包した優れた品質のものであ
ることが判明した。
実施例4 水に浸漬した玄米を破砕して微粒化した後、常法に従い
酵素剤で液化・糖化し、ついで圧搾した液に炭素を加え
て濾過を行い、玄米糖化液を得た。
該玄米糖化液に糖濃度を高くする目的でコーンスターチ
の液化、糖化液を加えた後、乳酸を加えてpH4,0に
調整し、原料糖化液を得た。該糖化液は、通常ボーメ度
15〜20、直接還元糖分25〜30%、酸度1.5〜
2蛙なる組成を有している。
実施例1と同様の操作で連続醗酵を行った。得られた連
続醗酵液は、アルコール分!2〜14%、酸度4〜4 
、5 ff1Q、直接還元糖分5.5〜7%なる組成を
有しており、2〜3XlO”細胞/llI2の酵母を含
有していた。
該連続醗酵液を密閉容器に導き、5℃にて3日間後醗酵
を行った後、密閉状態のまま遠心分離を行って酵母を除
去し、瓶詰して発泡酒を得た。
得られた発泡酒は、アルコール分13〜15%、酸度4
〜4 、5 m(1,直接還元糖分4〜5.5%なる組
成を有しており、官能検査において十分な炭酸ガスを内
包した優れた品質のものであることが判明した。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1における原料糖化液の連続醗酵を示す
フローチャート、第2図は実施例Iにおける連続醗酵液
の性状を示すグラフである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)遊離酵母を含んだ前槽と固定化酵母カラムを接続
    して連続醗酵を行なった後、固定化酵母カラム溶出液を
    密閉容器中に導き、低温で後醗酵させて炭酸ガスを内包
    させることを特徴とする発泡酒の短期醸造法。
  2. (2)遊離酵母を含んだ前槽を撹拌することにより前槽
    内の酵母を浮遊状態に保つ前記第(1)項の短期醸造法
  3. (3)固定化酵母カラムに充填するゲルが好気培養した
    固定化酵母である前記第(1)〜(2)項の短期醸造法
  4. (4)密閉容器に導かれる固定化酵母カラム溶出液中に
    含まれる酵母数が2×10^8細胞/ml以上である前
    記第(1)〜(3)項の短期醸造法。
JP62142927A 1987-06-08 1987-06-08 発泡酒の短期醸造法 Pending JPS63304974A (ja)

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