JPS6329481B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6329481B2
JPS6329481B2 JP7755179A JP7755179A JPS6329481B2 JP S6329481 B2 JPS6329481 B2 JP S6329481B2 JP 7755179 A JP7755179 A JP 7755179A JP 7755179 A JP7755179 A JP 7755179A JP S6329481 B2 JPS6329481 B2 JP S6329481B2
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JP
Japan
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circuit
chopper
regenerative brake
contactor
current
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JP7755179A
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English (en)
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JPS563504A (en
Inventor
Michimasa Horiuchi
Masahiko Ibamoto
Hiroshi Narita
Minoru Kaminaga
Jinichi Toyama
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP7755179A priority Critical patent/JPS563504A/ja
Publication of JPS563504A publication Critical patent/JPS563504A/ja
Publication of JPS6329481B2 publication Critical patent/JPS6329481B2/ja
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Stopping Of Electric Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はバツテリフオークリフトなどのような
電気車の制御装置に係り、特に力行から回生ブレ
ーキへの切換えに好適な制御装置に関する。
従来バツテリフオークリフトにおいては、電気
ブレーキとしてプラギングを行なうことが一般化
している。これは電気ブレーキを行なうために特
に主回路をつなぎ変える必要がないことと、電気
ブレーキ終了後そのまま連続して逆転運転に移行
できることが、プラギングを採用する理由になつ
ている。しかし、プラギングはブレーキエネルギ
ー全てをモータ電機子の内部抵抗で熱として消費
させるため効率が悪く、また電機子の発熱が大き
くなるため、絶縁劣化、冷却特の問題によりモー
タは高価なものになつてしまう欠点がある。この
ような理由からバツテリフオークリフトにおいて
も鉄道車両等で採用されている回生ブレーキを行
う方式が注目されている。
ところで、一般に鉄道車両等では運転席に前進
又は後進を選択する切換レバーとモータの駆動力
並びにブレーキ力を可変する主レバーと力行又は
回生ブレーキを選択する切換レバーが設置されて
おり、運転者が前後進切換レバーと力行回生ブレ
ーキ切換レバーを操作すると、その選択位置によ
り主回路が後進又は前進の力行回路またはブレー
キ回路に切換えられ、その後運転者は主レバーに
よつて所要の駆動力またはブレーキ力を加減する
ようになつている。すなわち、鉄道車両等では前
進走行あるいは後進走行状態からの回生ブレーキ
回路への切換は人為的に行なわれるようになつて
いる。
一方、バツテリフオークリフトでは、運転席に
前進または後進を選択する切換レバーと、駆動力
並びにブレーキ力を可変するアクセルペタルが設
置されているだけで力行または回生ブレーキを選
択するレバーは設置されていない。これは、前後
進切換レバーの切換が頻繁で、力行回生ブレーキ
切換レバーの操作を行う時間的余裕がないためで
あり、力行から回生ブレーキへの回路切換を人為
的に行なうことができない。
本発明は、この点に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、簡単な回路構成により回生ブレーキ可
能状態を検出して確実に回生ブレーキへの切換え
を行い得る電気車制御装置を提供するにある。
この目的を達成するため、本発明は、正転逆転
切換手段の切換動作によつて一旦プラギング回路
を構成し、プラギング回路が構成された状態での
チヨツパの通流率を通流率検出手段で検出し、そ
の値が所定値以下になつたときに、回生ブレーキ
制御手段により力行回生ブレーキ切換手段を回生
ブレーキ側に切換動作させるようにしたことを特
徴とする。
以下、本発明の実施例を図面について詳細に説
明する。
第1図は本発明の一実施例を示すバツテリフオ
ークリフトの力行回生ブレーキ切換回路である。
第1図において、バツテリBと力行回生ブレー
キ切換コンタクタCBを介してモータ電機子Mと
前進後進コンタクタCF,CRを介してモータ界磁
FとチヨツパCHが直列接続されている。コンタ
クタCBのノーマルオープン接点(a接点)とモ
ータ界磁Fとの間には回生ブレーキ時の予備励磁
電流を制限する予備励磁抵抗rRが接続されてい
る。また、モータ電機子Mとプラギングダイオー
ドDPとコンタクタCBのノーマルクローズ接点
(b接点)の閉回路、電機子MとコンタクタCF
CRを介した界磁Fとフリーホイールダイオード
DFとコンタクタCBのb接点の閉回路並びに電機
子MとコンタクタCF,CRを介した界磁Fとチヨ
ツパCHと逆流阻止ダイオードDSの閉回路がそれ
ぞれ構成されている。チヨツパCHはモータ電流
IMを分流器SHで帰還し、ゲート制御回路GCCに
よつて指令値(アクセルペタルの踏量を電気変換
したもの)との偏差に応じて通流期間が制御され
ている。RBCはコンタクタCBの励磁コイルCCB
制御する回生ブレーキ検知回路であり、回路状態
を検出して力行回生ブレーキ切換を行う作用をす
る。
第2図は本発明に係る回生ブレーキ検知回路
RBCの一実施例を示す図である。ゲート制御回
路GCCは指令回路1とテヨツパ通流率制御回路
2から成り、指令値IPと帰還電流IM′の偏差に応
じてチヨツパCHの通流率γを制御する。回生ブ
レーキ検知回路RBCは、チヨツパCHの通流率γ
を検出する通流率検出回路3と、指令値IPをチヨ
ツパ通流率γに変換する指令値通流率変換回路4
と、その出力を比較する通流率比較器5と、比較
器5の出力を記憶するメモリ回路6と、その出力
により力行回生ブレーキ切換コンタクタCBの励
磁コイルCCBを励磁するトランジスタTRと、回
生ブレーキ終了時にメモリ回路6をリセツトする
回生ブレーキ解除回路7で構成されている。
以下回生ブレーキへの切換動作について説明す
る。
前進力行時には、第1図のコンタクタCB,CF
CRは図示方向でチヨツパCHが動作している。コ
ンタクタCBがb接点にある理由を次に説明する。
第2図の指令値通流率変換回路4の特性を第3図
の実線で示すか、モータを回転しないようにロツ
クした状態の指令値IP対通流率γの特性γlをわず
かに下回る特性γl′となつている。特性γlはほぼγl
=IM・RM/VB(RM:モータ回路抵抗,IM∝IP
VB:バツテリ電圧)で表わされ、最大指令値
(IP)max時の通流率は(γl)maxとなり、VB
48Vのモータで(γl)maxは0.3〜0.4程度である。
ところで、力行時はモータ誘起電圧EMが第1図
の方向に発生しているめ、チヨツパの通流率γは
ほぼγ=(EM+IMRM)/VBで表わされ、同一指
令値に対してγ>γlとなる。これより力行時は、
通流率検出回路3の出力γが指令値通流率変換回
路4の出力γl′を常に上回る値であるため、通流
率比較器5を第4図の如く演算増幅器OPで構成
すれば、メモリ回路6に入力が与えられないの
で、トランジスタTRがオフでコンタクタCBの励
磁コイルCCBが励磁されない。
前進力行中に一旦チヨツパCHをオフし、コン
タクタCFを下側、コンタクタCRを上側に切換え
て再びチヨツパCHを動作させると、モータは前
進方向に回転した情態で電機子Mには力行時と同
じ向きの、界磁Fには力行時と逆向きの電流が流
れて逆転制動、いわゆるプラギングとなる。プラ
ギング状態ではモータ誘起電圧EMが第1図と逆
向きに発生し、プラギングダイオードDPが導通
する。すなわち、プラギング時はモータ回路のイ
ンピーダンスが見かけ上きわめて低くなるため、
チヨツパCHの通流率γはきわめて小さく、第3
図に示した駆動モータロツク時通流率γlよりはる
かに小さな値となる。そのため、プラギングにな
ると、通流率検出回路3の出力γより指令値通流
率変換回路4の出力γl′が大きくなるので、第4
図に示した通流率比較器5が出力し、メモリ回路
6が出力してトランジスタTRがオンし、励磁コ
イルCCBが励磁される。すなわち、第1図のコン
タクタCBは図示と逆のa接点に接続される。こ
の状態では、チヨツパCHを動作させるのに伴つ
て、バツテリB→コンタクタCB→予備励磁抵抵rR
→コンタクタCR→界磁F→コンタクタCF→チヨ
ツパCHの回路で予備励磁電流が流れ、モータ誘
起電圧EMをプラギング時と同じく図示と逆向き
に発生させる。モータ誘起電圧EMが図示と逆向
きに発生すると、チヨツパCHがオン時には、電
機子M→コンタクタCR→界磁F→コンタクタCF
→チヨツパCH→逆流阻止ダイオードDS→電機子
Mの回路でモータ電流IMが流れる。一方、チヨツ
パがオフ時には、電機子M→コンタクタCR→界
磁F→コンタクタCF→フリーホイールダイオー
ドDF→バツテリB→逆流阻止ダイオードDS→電
機子Mの回路でモータ電流IMが流れ、これが回生
電流となつて回生ブレーキがかかる。ところで、
第2図においてメモリ回路6に一度入力が与えら
れると、以後メモリ回路6は回生ブレーキ解除回
路7の出力によつてリセツトされない限り出力を
出し続けるので、通流率比較器5の入出力がどの
ように変ろうと励磁コイルCCBは励磁され続け
る。第5図はメモリ回路6の一般的な例で、演算
増幅器OPで構成され、基準値は通流率比較器5
の出力値より小さく設定されている。
本発明の一実施例によれば、プラギングが行な
われた回路状態の検出により確実に回生ブレーキ
への切換えを行ない得る効果がある。
第6図は第2図の指令値通流率変換回路4の特
性を変えた実施例である。
第2図において、指令値IPと帰還電流IM′の偏
差に対するチヨツパCHの通流率γの特性を第7
図に示す。すなわち、あるモータ速度においては
指令値IP1に対して帰還電流IM′がIM1となり通流率
γはγAとなるが、モータ速度が高くなるに従つ
て帰還電流IM′が減少して通流率γが次第に大き
くなる。そして、帰還電流IM′がIP0点まで小さく
なると通流率γが最大値γnaxに達し、モータ電流
IMが指令値IP1に比例しなくなつてモータは自由
加速状態となる。これがモータ電流IMを指令値IP
に比例して制御する電流制御装置の基本である。
ところで、第1図においてコンタクタCBがa
接点側になり、界磁Fに予備励磁抵抗rRを介して
予備励磁電流を流している期間において、指令値
IPが第7図のIP0より大きいIP2の場合は、帰還電
流IM′が零であるから、チヨツパ通流率γは最大
値γnaxとなり、界磁Fに十分な予備励磁電流を流
すことができる。そのためにモータ誘起電圧EM
(第1図と逆向き)が発生し易くなり、容易に回
生ブレーキに成り得る。しかし、指令値IPがIP0
り小さいIP3のような場合には、チヨツパ通流率
が最大値γnaxにならないので、予備励磁電流が
γnax時に比べて小さくなる。そのためにモータ誘
起電圧EMを十分大きくできないので、回生ブレ
ーキとはならず、電気ブレーキが作用しない状態
が生ずる。
そこで、第6図の実線特性γl2では、指令値IP
が第7図のIP0より大きい範囲で第3図の特性γl1
を出力するようにしている。これより、指令値IP
がIP0以下で第1図のコンタクタCF,CRを切換え
てプラギングにした時は、第2図の通流率検出回
路3の出力が指令値通流率変換回路4の出力より
大きく、通流率比較器5が出力されないので、第
1図のコンタクタCBはa接点側に切換えられな
い。すなわち、このような場合には電気ブレーキ
としてプラギングとなる。
第6図の実線特性γl2の実止例では、第3図の
特性で得られる効果の他に電気ブレーキが作用し
ない状態を生じさせない効果がある。
第6図の一点鎖線特性γl3は他の実施例を示す
ものである。一般にプラギング時のチヨツパ通流
率はγlの特性以下であるのはもちろん、きわめて
小さな値で、一例を示せば(γlnax=30〜40%の
もので10%以下程度のことが多い。そこで、特性
γl3のように指令値IPがIP0以上で、IP0のときのモ
ータロツク時通流率γl0が出力するように、指令
値通流率変換回路4を構成しても実用上ほとんど
問題ない。
第8図は特性γl3と等価な出力を得る実施例で
あり、指令値IPがIP0以上であることを検出するレ
ベル比較器CPPと、通流率検出回路3の通流率γ
がγl0以上であることを検出するレベル比較器CP〓
と、両者が共に出力したときに出力するアンド回
路ANDから構成され、アンド回路ANDの出力が
メモリ回路6に与えられる。
第6図の一点鎖線特性γl3、すなわち第8図の
実施例でも、電気ブレーキが作用しない状態を生
じさせない効果がある。
さらに、第6図の特性γl2,γl3の実施例では、
さらに次のような効果が得られる。第1図に示し
た予備励磁方法では回生ブレーキになつた後もチ
ヨツパCHの通流率に応じて予備励磁抵rRに電流
が流れ続けるので、予備励磁抵抗rRのワツトロス
が大きくなる。このような理由から、第9図に示
すように、第2図のメモリ回路6の出力を遅延時
間回路8を介して一定時間トランジスタTRrをオ
ン状態にして予備励磁電流Irを流すようにした予
備励磁回路9を用いる場合がある。第10図は第
9図の動作波形図で、メモリ回路6の出力VM
予備励磁電流Irの関係を示している。このような
予備励磁回路の構成で、指令値IPが第7図のIP0
り小さいIP3でコンタクタCBがa接点になると、
予備励磁中のチヨツパ通流率γが小さく回生ブレ
ーキがかからない状態で、第10図の時点t1にな
るとトランジスタTRrがオフし、予備励磁電流Ir
が零になる。この状態では、フリホイールダイオ
ードDF,プラギングダイオードDP並びにトラン
ジスタTRrにより、チヨツパCHにはバツテリ電
圧が印加されないことになる。ところで、一般に
チヨツパCHの転流コンデンサにはバツテリBか
ら抵抗を介して充電電流を流す補充電回路を有し
ているが、この回路の充電時定数はチヨツパ動作
周期に比してきわめて大きな値である。そのた
め、チヨツパCHに主回路からバツテリ電圧が印
加されない状態でゲートパルスを与えるとチヨツ
パが転流失敗することになる。すなわち、第6図
によればこのような転流失敗が生じない効果があ
る。
これまでの実施例では、チヨツパCHの端子で
通流率γの検出を行つているが、これに限らずチ
ヨツパCHに流れる電流、チヨツパCHのゲート
信号等で検出しても作用、効果は同等である。
第11図は本発明の他の実施例を示すもので、
第1図並びに第2図と同一部分は同一符号で示
す。第2図と異なるのは、プラギングダイオード
DPを流れる電流を電流検出器SHPで検出して回
生ブレーキ検出回路RBCのメモリ回路6の入力
にしていることである。
第11図においてコンタクタCB,CF,CRが図
示方向で前進力行中はプラギングダイオードDP
に電流が流れないので、メモリ回路6(この場合
には第5図の基準値が零に設定されている。)の
入力が零であり、トランジスタTRがオフで励磁
コイルCCBが励磁されず、コンタクタCBはb接点
のままである。前進力行中に一旦チヨツパCHを
オフし、コンタクタCF,CRを切換えて再びチヨ
ツパCHを動作させると、プラギングとなり、プ
ラギングダイオードDPに電流が流れる。この電
流を電流検出器SHPで検出するのでメモリ回路6
に入力が与えられ、メモリ回路6が出力してトラ
ンジスタTRがオンし、励磁コイルCCBが励磁さ
れてコンタクタCBがa接点側となり、回生ブレ
ーキ回路が構成される。
この実施例でも第4図と同等の効果が得られ
る。なお、第11図においても第6図で説明した
と同様に、指令値IPがIP0を超えているときのみメ
モリ回路6に入力が与えられるようにすることに
より、第6図と同様の効果を得ることができる。
さらに、第11図はプラギングダイオードDP
の電流を検出する場合であるが、プラキングダイ
オードDPの順電圧降下を検出した場合でも作用、
効果は同等である。
これまでの実施例では、前進後進コンタクタ
CF,CRにより界磁Fの電流方向を切換えるよう
にした場合であつたが、電機子Mの電流方向を切
換えるようにした場合でも作用、効果は同等であ
る。
さらに、これまでの実施例によれば、次のよう
な波及効果が得られる。
すなわち、一般にモータは界磁電流を零にして
も界磁磁束は零にならず残留磁束があるため、電
機子には残留電圧が発生しており、前進走行中に
チヨツパCHをオフしても誘起電圧EMは図示方向
のままである。そこで、コンタクタCBをa接点
側に、コンタクタCFを下側、コンタクタCRを上
側に切換えて再びチヨツパ動作させた回生ブレー
キ当初はバツテリB、予備励磁梯抗rR、コンタク
タCR、界磁F、コンタクタCF、チヨツパCHを通
して流れる予備励磁電流によつて発生させる界磁
磁束は、モータ誘起電圧EMの方向を図示と逆向
きにし、その大きさをチヨツパCHとダイオード
DSの順電圧降下以上発生させるだけの大きさが
必要である。第12図は界磁Fの磁束φFを示す
もので、前進走行中にφF1の磁束が発生していて
チヨツパCHをオフすると界磁磁束φFはφF2の残
留磁束となる。今、回生ブレーキにするため必要
な誘起電圧を発生させ得る界磁磁束φFがφF3であ
るとすると、予備励磁電流はΔφF1だけ界磁磁束
φFを移動させるだけの値が必要となり、予備励
磁梯抗rRの消費電力が大きくなる。また、界磁電
流を流すことによつて生ずる界磁磁束には一般に
一次遅れがあるため、磁束変化量が大きいとφF3
になるまでに要する時間も長くなり、迅速な回生
ブレーキができない。これにより、迅速な回生ブ
レーキを行うためには、φF3に達する時間を短縮
する必要があり、この点からも予備励磁電流が大
きくなつて予備励磁抵抗rRの消費電力が増大す
る。ところが、これまでの実施例では、回生ブレ
ーキ以前に一旦プラギングが行なわれるので、こ
の間にモータ誘起電圧を第1図と逆向きにし、界
磁磁束を反転させて、予備励磁電流を少なくする
ことができる。
これを、第13図および第14図についてさら
に詳細に説明する。
第13図において、スイツチSWはバツテリフ
オークリフトの運転席に設けられた前進後進コン
タクタCF,CRの切換を行なう切換スイツチで、
このスイツチSWを介して励磁コイルCCF,CCR
が接続されている。ダイオードD1,D2は励磁コ
イルCCF,CCRが励磁されたことを検出するもの
で、この出力とメモリ回路6の出力を論理積回路
10の入力として、論理積回路10の出力を遅延
時間回路11を介してトランジスタTRをオン
し、力行回生ブレーキ切換コンタクタCBの励磁
コイルCCBを励磁するようになつている。
第1図において、コンタクタCBがb接点側、
コンタクタCFが上側、コンタクタCRが下側の前
進走行ではスイツチSWがF位置になつている。
前進走行中にスイツチSWをN位置にすると、チ
ヨツパCHがオフし、コンタクタCFが下側とな
る。そこで、スイツチSWをR位置にすると、励
磁コイルCCRが励磁され、コンタクタCRが上側と
なる。これと同時にダイオードD2が導通し、メ
モリ回路6が出力を出して論理積回路10が出力
し遅延時間回路11に与えられる。遅延時間回路
11は入力に対して一定時間遅れて出力されるの
で、トランジスタTRはすぐにはオンとならず、
力行回生ブレーキ切換コンタクタCBはb接点側
のままである。そこで、第1図のチヨツパCHを
動作させると、界磁Fには右から左向きに電流が
流れ、モータ誘起電圧EMは図示と逆向きで下側
が正、上側が負となり、プラギングダイオード
DPを通して電機子電流が流れてプラギングとな
る。プラギングが一定時間続いている間に第13
図の遅延時間回路11が出力するので、トランジ
スタTRがオンし、励磁コイルCCBが励磁されて
コンタクタCBがa接点側となり、回生ブレーキ
回路が構成される。コンタクタCBがa接点側に
なり、チヨツパCHが動作を続けると、予備励磁
抵抗rRを介して界磁Fに右から左に向つて予備励
磁電流が流れ、モータ誘起電圧EMはプラギング
のときと同方向の下側が正、上側が負の電圧が発
生し、モータは自励発電機となつて回生ブレーキ
になる。
第13図により第1図を制御した時の界磁磁束
φFを示すと第14図となる。φF1は前進力行時の
界磁磁束φFの向きであり、チヨツパCHがオフし
た時の界磁磁束φFは残留磁束φF2となる。次にチ
ヨツパCHを動作させてプラギングにすると、界
磁磁束φFの向きは前進力行時とは逆向きで零か
ら下向きに反転し、少なくとも逆向きの残留磁束
φF2以上になる。回生ブレーキのために必要な誘
起電圧EMに対応する界磁磁束φFが第12図と同
様φF3とするならば、コンタクタCBをa接点側に
して回生ブレーキを行うときの予備励磁電流は、
界磁磁束φFを最大でもφF3−φF2の差ΔφF2だけ発
生させる値でよいことになる。これより、従来の
第12図に比較して予備励磁電流によつて生じさ
せる界磁磁束φFは第14図の場合が小さく、そ
れだけ予備励磁電流が小さくでき、予備励磁抵抗
rRの消費電力を小さくすることができる。
なお、これまでの実施例で示した回生ブレーキ
解除回路の構成は、特願昭50−138099号にその一
例が示されている。
以上説明したように、本発明によれば、チヨツ
パ通流率という既存の信号を利用して回生ブレー
キ可能状態を検出するので、高価な速度発電機等
の速度検出手段を設けることなく、簡単な回路構
成により回生ブレーキ可能状態を検出して確実に
回生ブレーキへの切換えを行なうことができる。
また、一旦プラギング状態とし、界磁磁束を逆
方向に切換えてから回生ブレーキに切換えるの
で、小さな励磁電流で直ちに回生電圧を立ち上げ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すバツテリフオ
ークリフトの力行回生ブレーキ切換回路の結線
図、第2図は第1図に示した回生ブレーキ検知回
路の一具体列を示すブロツク図、第3図は第2図
に示した指令値通流率変換回路の特性の一例を示
す動作説明図、第4図は第2図に示した通流率比
較器の構成図、第5図は第2図に示したメモリ回
路の構成図、第6図は第2図に示した指令値通流
率変換回路の特性の他例を示す動作説明図、第7
図は指令値と帰還電流の偏差に対するチヨツパの
通流率の特性を示す動作説明図、第8図は第1図
に示した回生ブレーキ検知回路の他の具体例を示
すブロツク図、第9図は本発明の他の実施例を示
す力行回生ブレーキ切換回路の要部結線図、第1
0図は第9図の動作波形図、第11図は本発明の
さらに他の実施例を示す力行回生ブレーキ切換回
路の結線図、第12図は従来の力行回生ブレーキ
切換回路におけるモータ界磁磁束を示す動作説明
図、第13図は本発明の一実施例を示す前進後進
切換回路部分の結線図、第14図は本発明の実施
例に係る力行回生ブレーキ切換回路のモータ界磁
磁束を示す動作説明図である。 B……バツテリ、CH……チヨツパ、M……モ
ータ電機子、CB……力行回生ブレーキ切換コン
タクタ、CF,CR……前後進コンタクタ、RBC…
…回生ブレーキ検出回路、SHP……電流検出器、
1……指令回路、3……通流率検出回路、4……
指令値通流率変換回路、5……通流率比較器、6
……メモリ回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 直流電源からチヨツパを介して給電される駆
    動モータと、この駆動モータの回転方向を切換え
    る正転逆転切換手段と、この正転逆転切換手段の
    切換動作により構成されるプラギング回路と、力
    行回生ブレーキ切換手段と、この力行回生ブレー
    キ切換手段の切換動作により構成される回生ブレ
    ーキ回路とを備えたものにおいて、上記チヨツパ
    の通流率を検出する通流率検出手段と、上記プラ
    ギング回路が構成された状態での上記チヨツパの
    通流率が所定値以下のとき上記力行回生ブレーキ
    切換手段を回生ブレーキ側に切換動作させる回生
    ブレーキ制御手段とを備えたことを特徴とする電
    気車制御装置。
JP7755179A 1979-06-21 1979-06-21 Control unit for electric motor vehicle Granted JPS563504A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7755179A JPS563504A (en) 1979-06-21 1979-06-21 Control unit for electric motor vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7755179A JPS563504A (en) 1979-06-21 1979-06-21 Control unit for electric motor vehicle

Publications (2)

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JPS563504A JPS563504A (en) 1981-01-14
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JPS60122870A (ja) * 1983-12-06 1985-07-01 株式会社前田製作所 ヒ−トポンプ用蒸発器の配管

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