JPS63288754A

JPS63288754A - 印刷機のシリンダ洗滌装置

Info

Publication number: JPS63288754A
Application number: JP12493387A
Authority: JP
Inventors: Akira Hara; 瑛原; Minoru Ochiai; 稔落合
Original assignee: NIPPON BALDWIN KK
Current assignee: NIPPON BALDWIN KK
Priority date: 1987-05-21
Filing date: 1987-05-21
Publication date: 1988-11-25
Also published as: JPH0446759B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はオフセット印刷機のブランケット胴、グラビア
印刷機の版胴などの印刷機のシリンダ外周面を洗滌する
印刷機のシリンダ洗滌装置に係り、特に印刷機のシリン
ダ外周面に軸中心線と平行に形成されたシート部材巻込
み用の溝内に洗浄布に付着したインキ、紙等の異物が入
り込むのを防ぐのに好適な印刷機のシリンダ洗滌装置に
関する。

〔従来の技術〕

以後の記述にはオフセット印刷機のブランケット胴洗滌
装置について述べるが、他の印刷機１例えばグラビア印
刷機の洗滌の場合も全く同様である、オフセット印刷機
は通常第８図に示すように構成されている。同図におい
て、３本の円筒状の版胴１．ブランケット胴２および圧
胴３がそれぞれ軸中心線を平行にして、かつ相互に当接
可能に配設されており、版胴１には振鉛またはアルミニ
ウムよりなる印刷版（図示せず）が、またブランケット
胴２にはゴムなどよりなる薄板状のシート部材であるブ
ランケット１５（第１０図参照）が巻回されている。印
刷版は表面が梨地状になっており、水を反撥する性質を
有する文字や画像の層が形成されていて、この印刷版の
表面に湿し装置４により水を与えることにより、文字や
画像の層以外の印刷版の表面はぬれた状態になる。この
ような印刷版の表面にインキ着装置５により油性インキ
を塗布すれば、文字または画像の層の部分には水が付着
していないので、インキが付着し、他の部分は梨地面に
保持された水分のためインキが反撥されて付着しない、
この印刷版上のインキをブランケット１５上に転写し、
ブランケット胴２と圧胴３との間を通る印刷用紙６上に
さらに転写することにより印刷が行なわれる１以上がオ
フセット印刷の原理である。

上記のように構成されたオフセット印刷機において、あ
る時間印刷を継続するとブランケット１５上にインキが
残留して累積されるため汚れてくる。このため、第９図
および第１０図に示すようなブランケット１５の表面を
洗滌する洗滌装置が開発されている。同図において、印
刷機本体の両側のフレームに取付けられた１対のサイド
プレート７に１対の布供給ロール８および布巻取リロー
ル９がブランケット胴２の軸中心線と平行に回転可能に
支持されている。そしてこれらのロール８．９には帯状
の洗滌布１０の両端が巻回されており、所定の張力が与
えられている。そして布巻取りロール９は駆動装置（図
示せず）により所定の速度で間欠的に（２秒に１回）回
転駆動される。

ロール８，９間にはこれらのロール８，９の軸方向と平
行に、断面がほぼ丁字形のステー１１が設けられており
、両端はサイドプレート７に固定されている。このステ
ー１１のブランケット胴２に対向する部分は中空となっ
ており、この対向面には洗滌布１０の押圧手段である弾
性部材よりなるプレッシャバッド１２が気密に装着され
ている。

そしてステー１１の先端部とプレッシャバッド１２とに
より形成される圧力室１３は外部に設けられたコンプレ
ッサ（図示せず）と接続されており、空気が供給される
とプレッシャバッド１２が膨張して、このプレッシャパ
ッド１２外面を摺動して移動する洗滌布１０をブランケ
ット胴２に押圧するようになっている。そしてこの間に
ブランケット胴２の外周面に巻回されたブランケット１
５の表面を拭き取って清浄にする。またブランケット１
５の両端部は、ブランケット胴２外周面に軸中心線と平
行に形成されたブランケット巻込み用の溝１６内に該溝
１６に沿って設けられた１対のブランケット巻込み軸１
８に係止されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで第１１図に示すように、洗滌布１０によって拭
き取られたブランケット１５の異物２０は、プレッシャ
パラ８１２通過直後の洗滌布１０にたまって付着する。

このような状態において。

ブランケット胴２の溝開口部であるギャップ１６ａがプ
レッシャバッド１２を通過すると、洗滌布１０に付着し
た異物２０が第１図（ｂ）、（Ｃ）に示すようにギャッ
プ１６ａ内に押し込まれて付着するという問題がある。

この問題を解決するためには、洗滌作業中、洗滌布１０
の汚れていない部分がギャップ１６ａと当接するように
洗滌布１０を巻取りロール９によって巻取る必要がある
。

しかし、従来の洗滌装置では、洗滌布１０の巻取りは、
ブランケットｌ１１２のギャップ１６ａが洗滌布１０と
当接する周期と全く関係なく巻取られており、洗滌布１
０に異物２０かたまっている状態でギャップ１６ａがプ
レッシャバッド１２を通過することが多い、そのためギ
ャップ１６ａの汚れが甚しく、印刷用紙６に異物２０が
付着することがあり印刷性能を低下させるという問題が
あった。そこで、ブランケット１５の洗滌が終った後に
ブランケット胴２の回転を止めて作業者が布などにより
手作業でギャップ１６ａに入り込んだ異物２０を拭き取
っている。このように従来は手作業によるギャップ１６
ａの洗滌作業があるため多くの労力と時間を要するとい
う問題があった。

本発明の目的は、印刷機のシリンダ洗滌時にシリンダの
外周面に形成されたシート部材巻込み用の溝のギャップ
に異物が入り込むのを防ぐようにした印刷機のシリンダ
洗滌装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

かかる目的達成のため１本発明は、サイドプレートにそ
れぞれ回転可能に支持された布供給ロールと布巻取リロ
ールとの間に懸架された帯状の洗滌布と、前記巻取リロ
ールを回転させ前記洗滌布を巻取る巻取り機構と、外周
面にシート状のシート部材が巻回されかつ該シート部材
の両端部巻込み用の溝が形成された印刷機のシリンダと
、該印刷機のシリンダの外周面に前記洗滌布を押圧又は
離脱させる押圧手段とを備えた印刷機のシリンダ洗滌装
置において、前記溝のギャップが前記洗滌布と当接する
直前近傍に配設され、前記溝のギャップを検知するギャ
ップ検知部と、該ギャップ検知部からの検知信号により
前記巻取り機構を駆動させる駆動制御部とを設けたもの
である。

〔作用〕

上記の構成によれば、ギャップが洗滌布と当接する直前
において、ギャップ検知部によりギャップの位置が検知
され、この検知時に発する信号により駆動制御部が作動
して布巻取リロールが回転し洗滌布を巻取る。これによ
って異物の付着した洗滌布は布巻取リロール側に移動し
、ギャップは新鮮な洗滌布と当接する。従って、異物が
ギャップに入り込むのを防ぐことができる。

〔実施例〕

以下、本発明を図面に示す実施例に基いて説明する。

第１図は本発明の第１実施例に係り、同図において第８
図から第１０図に示す従来例と同−又は同等部分には同
一符号を付して示し、説明を省略する。

本実施例の特徴は溝開口部であるギャップ１６ａの位置
を検出するギャップ検知部２１を設けた点にある。該ギ
ャップ検知部２１はプレッシャパッド１２通過直後の洗
滌布１０近傍に配置されており、反射式のフォトセルを
使用している。そして、ギャップ検知部２１からの検知
時に発する信号により、駆動制御部５１が作動し、該駆
動制御部５１により巻取り機構５２が駆動して布巻取り
ロール９を間欠的に回転させ洗滌布１０を巻取るように
構成されている。

次に本発明の第１実施例の作用を説明する。

第１図（ａ）に示すように洗滌時においては、洗滌布１
０はプレッシャパッド１２によりブランケット１５表面
に押圧され当接しており、この当接部Ｐでブランケット
１５の表面を洗滌している。

そして洗滌が進むに伴ってプレッシャパッド１２通過直
後の洗滌布１０に付着する異物２０の集まりが大きくな
る。

このような状態において、ギャップ１６ａが洗滌布１０
の当接部Ｐ近傍に達すると、ギャップ１６ａの位置がギ
ャップ検知部２１によって検知される。すると、ギャッ
プ検知部２１からの検出信号によって駆動制御部５１が
作動し、巻取り機構５２が駆動して布巻取リロール９が
図中反時計方向に間欠的に回転し洗滌布１０を適当量（
５〜１０鵬／鵬）巻取り、これによって当接部Ｐ近傍の
異物２０の付着している洗滌布１０が移動し、第１図（
ｂ）に示すように新鮮な洗滌布１０がブランケット１５
に当接するようになる。この状態でギャップ１６ａが当
接部Ｐを通過することにより、第１図（ｂ）、（Ｃ）に
示す如く、異物２０がギャップ１６ａに入り込むことは
ない。

第２図および第３図は本発明の第２実施例に係り、ギャ
ップ検知部２１は近接センサ２２とセンサドッグ２３と
からなっている。近接センサ２２は第１実施例と同様、
プレッシャパッド１２通過直後の洗滌布１０近傍に配置
されサイドプレート７に固定されている。センサドッグ
２３はギャップｌｅａ近傍のブランケット胴２端面に固
定されている。そしてセンサドッグ２３が近接センサ２
２に到達すると、該近傍センサ２２からの検出信号によ
り巻取りロール９が前述の如く回転する。

その他の構成および作用は第１実施例に示すものと同様
である。なお、第２図および第３図において、２５はブ
ランケット軸、２６は軸受である。

第４図および第５図は本発明の第３実施例に係り、ギャ
ップ検出部２１はリミットスイッチ２８とカム２９とか
らなっている。リミットスイッチ２８は第２実施例の近
傍センサ２２と同様の位置に配置されサイドプレート７
に固定されている。

カム２９はブランケット軸２５に固定されており。

その外周面に形成された凸部２９ａはギャップ１６ａ近
傍に対向する位置に配置されている。そして凸部２９ａ
がリミットスイッチ２８の接点２８ａに当接すると、リ
ミットスイッチ２８からの検出信号により巻取りロール
９が前述の如く回転する。その他の構成および作用は第
１実施例に示すものと同様である。

第６図および第７図は本発明の第４実施例に係り、ギャ
ップ検知部２１は光電管センサ３１を使用している。該
光電管センサ３１は第１実施例と同様、プレッシャパッ
ド１２通過直後の洗滌布１０近傍に配置されており、サ
イドプレート７に取り付けられた光電管取付は捧３２先
端に固定された光電管取付は板３３と、該光電管取付は
板３３に固定された光電管発光部３５および光電管受光
部３６とからなっている。そして第７図（ａ）に示すよ
うに、光電管発光部３５から発光した投射光３８による
ブランケット１５表面からの反射光３９が光電管受光部
３６に受光されるように設定されている。第７図（ｂ）
は、ギャップ１６ａが当接部Ｐに接近した状態を示した
もので、この状態では投射光３８による溝１６底面から
の反射光３９は光電管受光部３６に受光されない、する
と光電管受光部３６からの信号により巻取りロール９が
前述の如く回転する。その他の構成および作用は第１実
施例に示すものと同様である。

〔発明の効果〕

上述のとおり１本発明によれば、異物の付着した洗滌布
にギャップが当接する直前にギャップ検知部により洗滌
布を巻取り、常に新鮮な洗滌布とギャップが当接するよ
うになっているので、ギャップに異物が入り込むことな
く印刷性能が向上する。またギャップの洗滌作業が不要
となり、労力と時間を節減できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（ｂ）＝（ｃ）は本発明の第１実施例に
係る洗滌作業時における作動状態を示す説明図、第２図
およびは第３図は本発明の第２実施例に係り、第２図は
ギャップ検知手段に近接センサを設けた印刷機のシリン
ダ洗滌装置の概略正面図、第３図は第２図のｍ−ｍ矢視
概略側面図、第４図および第５図は本発明の実施例に係
り、第４図はギャップ検知手段によりリミットスイッチ
を設けた印刷機のシリンダ洗滌装置の概略正面図、第５
図は第４図の■−■矢視概略側面図、第６図および第７
図は本発明の第４実施例に係り、第６図はギャップ検知
手段に光電管センサを使用した印刷機のシリンダ洗滌装
置の概略正面図、第７図（ａ）。（ｂ）は第６図に示すもののギャップ検知装置の作動状
態を示す概略側面図、第８図はオフセット印刷機の概略
構成を示す側面図、第９図は従来のブランケット胴洗滌
装置の斜視図、第１０図は第９図の断面図、第１１図は
第９図に示すものの洗滌作業時における作動状態を示す
説明図である。１・・・印刷機のシリンダの一例であるブランケット胴
、７・・・サイドプレート、　　８・・・布供給ロール。９・・・布巻取リロール、　　　１０・・・洗滌布、１
２・・・洗滌布の押圧手段であるパレッシャパッド。１５・・・シート部材の一例であるブランケット。１６・・・シート部材巻込み用の溝。１６ａ・・・溝開口部であるギャップ、２１・・・ギャ
ップ検知部、　　２２・・・近接センサ。２２・・・リミットスイッチ。３１・・・光電管センサ、　　５１川駆動制御部。５２・・・巻取り機構。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）サイドプレートにそれぞれ回転可能に支持された
布供給ロールと布巻取りロールとの間に懸架された帯状
の洗滌布と、前記布巻取りロールを回転させ前記洗滌布
を巻取る巻取り機構と、外周面に薄板状のシート部材が
巻回されかつ該シート部材の両端部巻込み用の溝が形成
された印刷機のシリンダと、該印刷機のシリンダの外周
面に前記洗滌布を押圧又は離脱させる押圧手段とを備え
た印刷機のシリンダ洗滌装置において、前記溝のギャッ
プが前記洗滌布と当接する直前近傍に配設され、前記溝
のギャップを検知するギャップ検知部と、該ギャップ検
知部からの検知信号により前記巻取り機構を駆動させる
駆動制御部と、を設けた印刷機のシリンダ洗滌装置。
（２）前記ギャップ検知部において、ギャップ検知手段
に近接センサを使用した特許請求の範囲第１項記載の印
刷機のシリンダ洗滌装置。
（３）前記ギャップ検知部において、ギャップ検知手段
にリミットスイッチを使用した特許請求の範囲第１項記
載の印刷機のシリンダ洗滌装置。
（４）前記ギャップ検知部において、ギャップ検知手段
に光電管センサを使用した特許請求の範囲第１項記載の
印刷機のシリンダ洗滌装置。