JPS63285531A - 写真プリント方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真プリント方法に関し、更に詳しくは通常の
レンズで撮影したネガフィルムによって、あたかも望遠
レンズを利用して撮影した如くプリント可能な写真プリ
ント方法に関する。

〔従来の技術〕

従来、撮影済のフィルムをトリミングの手法を用いて拡
大プリントし、使用したレンズよりも長焦点のレンズを
利用した時と同様のプリントが得られるようにした写真
プリント方法は公知である。

さらに、こうした写真プリント方法において、ネガフィ
ルムのコマの近傍にトリミング情報を指示する所定のコ
ードを付与するようにしたものも特公昭６１−４３６９
８号公報で提案されている。

〔発明が解決しようとしている問題点〕こうした従来技
術においては、前記コードは例えば発光ダイオードにて
写し込んだマークを複数個同一直線上に配置したものを
用いるのが一般的である。しかしながら、こうしたマー
クは一定の形・大きさであるため、例えばコードの読み
取りの際にトリミング情報がどこからスタートするかが
明確でなく、最悪の場合誤検知する可能性があった。

〔問題点を解決するための手段（及び作用）〕本発明に
よれば、例えばネガフィルムの一部に記録され、トリミ
ング情報等を指示するコードを設定し、該コードの情報
のスタート位置に相当するマークを他のマークと区別で
きるように異なった形態とすることにより、コードの読
み取りの際のスタートタイミングを明確にし、読み取り
の際の誤動作の発生を防止するようにしたものである。

〔実施例〕

以下本発明の一実施例を図面に従って説明する。

第１図は、本発明の写真プリントを行なうのに用いられ
るネガフィルムの一例を示すもので、ｌはネガフィルム
、２は該ネガフィルム１の幅方向両端部に一定間隔で複
数個穿設されたパーフォレーション、Ｆ、　、Ｆ２は不
図示のカメラのアパーチャーにより露光されるコマであ
る。さらにＣはコマＦ１の周辺に記録されたコードで、
該コードＣはコマＦ１に対する情報を記録させるもので
ある。本実施例では、コードＣの最下端のマークは他の
マークと区別できるようフィルム走行方向に並ぶ２つの
円の形態を呈している。又、コードを隣接する２つのコ
マの間に設けているが、パーフォレーション２の近傍あ
るいはコマの内側に設けてもかまわない。前記コードＣ
の存在は、該当コマＦ、のプリントに際しプリン、トの
倍率を高（して例えばコマＦ１の破線で示す範囲をトリ
ミングした状態で拡大プリントしたトリミングプリント
Ｐ１（第２図）を得ることを指示するものである。この
時コードＣによりプリント倍率情報を指示できるように
してもよい。

尚、コードをネガフィルムに付与する方法としては、フ
ィルムをカメラに内蔵させた状態で行う場合と、撮影後
にフィルムをカメラから取りはずした状態で行なう場合
の２つがある。前者としては、例えば不図示のカメラの
アパーチャーの近傍に複数の発光ダイオードを配設し、
外部操作部材を作動させることにより複数個の発光ダイ
オードを選択的に発光させフィルム上にコードを写し込
むようにする。又、こうした発光ダイオードを用いた写
し込みの他に、フィルムにパンチ孔を穿設したり、ある
いは光を反射する紙等を貼付したり、磁気記録媒体を用
いるとかの方法によってコードを記録させてもよい。次
に後者としては、写真プリントの注文の際にユーザーに
所望のトリミング指定をしてもらい、前述と同様の方法
で写真店の店頭あるいはラボにおいて公知の自動写真焼
付機にかける前処理としてフィルムにコードを記録させ
ればよい。

以上の構成から成る本発明のプリント方法について以下
に順次説明する。

まず、前述の方法によりネガフィルム上にコードを記録
する。すなわち、第１図においてコマＦ１に対応してコ
ードＣを記録するが、この際前述のようにコードＣの最
下端のマークは他のマークと区別できるように異なる形
態を呈している。尚、コマＦ２はトリミングを必要とし
ないためコードは全く記録されない。こうして撮影及び
コードの記録の終了したフィルムは、ラボにまわされ自
動写真焼付機にて処理される。つまり、コマＦ１がプリ
ント位置に案内されてきた時幌は、不図示の検出器によ
りコードＣが検出され、第２図に示すトリミングプリン
トＰ、が自動的に行なわれる。この時コードＣの最下端
のマークにて読み取りのスタートタイミングを明確にし
ているので、読み取りの際の誤動作の発生を防止するこ
とができる。次に、コマＦ２がプリント位置に案内され
てきた時には、対応するコードが記録されていないため
、トリミングプリントは不要と判断され第３図に示す全
体プリントＰ２がプリントされる。

このようにフィルムを自動写真焼付機にセットすると、
コードによるトリミング情報に従って他のコマのものよ
り大きなプリント倍率でプリントが自動的に行なわれる
。尚、利用する印画紙はロール状に用意されている、例
えばサービス版のような定形サイズのものが一般的だが
、トリミングしてプリントするものについてのみ、異な
るサイズの印画紙に自動的に変換してプリントするよう
にしてもよい。

〔他の実施例〕

前記実施例では、コードを直接ネガフィルムに記録させ
るようにしたが、他の情報記録媒体、例えばバンチテー
プ、磁気テープ等に記録してもよいし、特別の様式を作
成しておいて、ユーザーに記入してもらい、以後の処理
はラボで行なうようにしてもよい。

尚、前記実施例では、コードのマークを円形状にし最下
端のマークのみ複数にしたものについて説明したが、こ
れに限定することなく、例えば最下端のマークのみ長円
形状や長方形のような異形にしてもかまわない。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明の写真プリント方法によれば
、例えばネガフィルムの一部に記録され、トリミング情
報等を指示するコードを設定し、該コードの情報のスタ
ート位置に相当するマークを他のマークと区別できるよ
うに異なった形態とするという簡単な方法で、コードの
読み取りの際のスタートタイミングを明確にし、読み取
りの際の誤動作の発生を防止する効果があり、極めて実
用性の高いものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の写真プリント方法を行なうためのネ
ガフィルムの平面図、第２図は第１図のコマＦ１に対応
するトリミングプリントの平面図、第３図は第１図のコ
マＦ２に対応する全体プリントの平面図である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）写真焼付機にてプリント処理される以前にトリミ
   ング情報等をコードにて記録させ、該コードによりトリ
   ミングプリントの指示等が行なわれるようにした写真プ
   リント方法において、前記コードは複数のマークの組合
   せから成り、該マークのうちスタート位置に相当するマ
   ークを他のマークと区別できるように異なった形態とす
   ることを特徴とする写真プリント方法。
2. （２）前記コードがネガフィルムに記録されていること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の写真プリント
   方法。
3. （３）前記コードがネガフィルムとは別体の記録媒体に
   記録されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の写真プリント方法。