JPS63277730A - 複合材料用繊維体とその製造方法 - Google Patents

複合材料用繊維体とその製造方法

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JPS63277730A
JPS63277730A JP5582387A JP5582387A JPS63277730A JP S63277730 A JPS63277730 A JP S63277730A JP 5582387 A JP5582387 A JP 5582387A JP 5582387 A JP5582387 A JP 5582387A JP S63277730 A JPS63277730 A JP S63277730A
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whiskers
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fine particles
continuous
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JP5582387A
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Shinichi Towata
真一 砥綿
Hajime Ikuno
元 生野
Senichi Yamada
山田 銑一
Taketami Yamamura
武民 山村
Toshihiro Ishikawa
敏弘 石川
Masaki Shibuya
昌樹 渋谷
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Toyota Central R&D Labs Inc
Ube Corp
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Ube Industries Ltd
Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野ン 本発明は複合材料用繊維体とその製造方法。
さらに詳しくは繊維強化金属、繊維強化グラスチック、
繊維強化セラミックなどの複合材料に用いる繊維体とそ
の製造方法に関するものである。
(従来の技術) 近年、各種機械部品や構造材などにおいて、橿捌の複合
材料例えば彊属を繊維で強化した繊維強化金属(F几M
)などが使用されているOFRMなどに用いられる強化
繊維はマトリックス金属、特にアルミニウム付合やマグ
ネシウム台金などとは濡れにくい反面、一旦滴れると反
応して繊維が劣化する@この為、一般には強化繊維に表
面処理が行なわれる@処理法としては例えばCVD法、
メッキ法が挙げられる◇これらの方法では強化繊維の表
面に金属やセラミックを均一に膜状に被覆するが1強化
繊維との間の熱膨張係数の差による剥離が生じて表面処
理の効果が減少したシ、まな、皮B!X1に厚くすると
強化繊維のしなやかさが失われたシ、硬く、脆くなるた
め繊維が損傷し易くなるなどの問題が多い。
更に、繊維一本一本に表面処理を行なう念めには複雑な
装ftを必要とし、コスト的にも不利である@ま九、こ
れらの強化繊維を使用して高圧凝固鋳造法によってFR
Mを装造すると、繊維が片寄り繊維の分布が粗な部分と
密な部分が生じ易い◇この喪め、FRM中の繊維体積率
(Vf)の制御が困雌であり、特にVfが小さい場合に
は強化繊維が均一に分散したFルM本来の特色である設
計の自由度が損なわれてい九〇 このような欠点を解決する九め、従来よp複合材料に用
いる強化繊維として連続m維または長繊維と短繊維およ
び/またはウィスカとを組み合わせて使用する方法等が
提案されている・例えば、 FILM部材の内部には長
繊維t−使用し。
外側には短RR維を使用する方法、又は長繊維と短埴維
とを混在せしめて加圧成形することによりFRM用のプ
リプレグ(前駆体)を製造する方法がある@ (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前記従来例においても例えば長R維と短
繊維とを部材の内部で使い分ける方法はFI(、Mの製
造工程が繁雑となるotた製品の強度も充分でない・更
にプリプレグ製造時に長繊維と短繊維とを混在せしめる
方法は、長轍維束の表面に短繊mを付着させることはで
きるが、内部の長繊維一本一本のJ&面に均一に付着さ
せることは困難であり、繊維体のII!I質が不均一と
なる◇この問題点を解決するため1本発明者らは先に、
短繊維、ウィスカまたは粉末tMf1した溶液中に連続
繊維束を浸漬することにより繊維の一本一本の表面に短
繊維、ウィスカまたは粉末を付着させる方法を提案した
りこの方法はFRMの作製に関し優れたものであるが、
更に詳細に検討した結果、FRMのマトリックスの組成
によってはかならずしも充分でない場合があることが判
かった。
本発明は上記従来技術における問題点を解決する九めの
ものであり、その目的とするところは、FRM等に使用
した場合に金属マトリックスとの濡れ性を改善し、同時
にマトリックス中の添加元素との反応によって連続繊維
の強度が低下することを防ぎ、更に複合材中に連続繊維
を均一に分散させて繊維体積率を制御でき、また。
互いに特性の異なる連続繊維を組み合せることにより、
例えば連続繊維とマトリックス間の熱応力軽減等の複合
材の機械特性を向上させることができる複合材料用繊維
体とその製造方法を提供することにある〇 (問題点を解決するための手段) すなわち本発明の複合材料用繊維体は、セラミック、炭
素および金属よりなる群から選択された少なくとも1m
t−構成成分とする連続繊維の表面に、セラミック、炭
素、金属等の耐熱物質より選択された少なくとも1種か
らなる微粒子、および短繊維および/またはウィスカが
付着されている連続繊維束あるいは該連続繊維束よりな
る織布からなることt−特徴とする・本発明の繊維体の
好ましい実施態様としては例えd以下のものが挙げられ
る◎ (7)微粒子が連続繊維の表面近傍に多く付着されてな
り、短繊維および/またはウィスカがその外側に多く付
層されて°なる繊維体・(イ) 微粒子の平均粒径が短
IR維および/またはウィスカの平均長さの1150以
下である繊維体O (オ 竜ラミックが、炭化物、!a化物、棚化物および
酸化物から選択され九少なくとも1種である繊維体。
(:#  セラミックが。
(a)  実質的にSi、 M、 Cおよび0からなる
非晶質物質、または。
(b)  実質的にβ−SiC1MC%β−SiCとM
Cの固溶体および/またはMC(□□)の粒径500A
以下の各結晶質超微粒子および非晶質のSiO1とMO
,からなる集合体、iたは。
(C)  上記(a)の非晶質物質と上記(b)の結晶
質超微粒子および非晶質からなる集合体との混合物、 (但し、上記式中、M#iTiまたはZrを表わし、X
は0より大きく1未満の数である)である繊維体〇 また1本発明の複合材料用fa維体の製造方法は、セラ
ミック、炭素および金属よりなる群から選択された少な
くとも1檎″ft構成成分とする連続繊維からなる連続
繊維束あるいは該連続繊維束よりなる織布を、セラミッ
ク、炭素、金属等の耐熱物質より選択された少なくとも
1種からなる微粒子、および短繊維および/またはウィ
スカを懸濁した処理液中に浸漬し、該連続繊維1本1本
の表面に、該微粒子、および該短繊維および/またはウ
ィスカを付着させることを特徴とする◎ 本発明の方法の好ましい実施態様としては例えば以下の
方法が挙げられる。
(3)微粒子が連続繊維の表面近傍に多く付着されてな
り、短繊維および/またはウィスカがその外側に多く付
着されてなる方法〇 (2) セラミックが、炭化物、窒化物、硼化物および
酸化物から選択され九少なくとも1樵である方法・ (剣 セラミックが。
(a)  実質的にSi、 M、 Cおよび0からなる
非晶質物質、または。
(b)  実質的にβ−SiC,MO,β−SiCとM
Cの固溶体および/または”C(r−x)の粒径500
A以下の各結晶質超微粒子および非晶質の5i01とM
O!からなる集合体、または、(C)  上記(a)の
非晶質物質と上記tb)の結晶質超微粒子および非晶質
からなる集合体との混合物。
(但し、上記式中1MはTiまたはZrを表わし、Xは
0より大きく1未満の数である)である方法〇 (至)処理液に超音波振動を与える方法。
(刀 処理液を入れた処理槽を1つ用いる方法。
(コ)微粒子の平均粒径が短Pjk碇および/またはウ
ィスカの平均長さの1/30以下であり、連続繊維の表
面近傍に微粒子を多く付着させ、短繊維および/または
ウィスカをその外側に多く付着させる上記(列の方法〇 (ロ)処理液を入れ九処理槽t−2つ以上用いる方法O (財)連続繊維束あるいは織布を、微粒子をM濁した処
理液中に浸漬し、その後短憶維および/またはウィスカ
を!IB濁した処理液中に浸漬し、連続繊維の表面近傍
に微粒子を多く付着させ、短繊維および/またはウィス
カをその外側に多く付着させる上記(、リノの方法。
連続繊維としてはセラミック例えば炭化ケイ素、窒化ケ
イ素、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、アルミナ、シリ
カ、ポリメタロカルボシランの焼成物または耐熱性非金
鵜元素例えば炭素。
ホウ素、耐熱性金属若しくは合金例えば鋼、ステンレス
鋼、タングステン等の材料よりなる繊維を単独または組
み合わせて用いる事ができる。
上記のポリメタロカルボシランの焼成物は。
(a)  実質的にSi、M、Cおよび0からなる非晶
質物質、を念岐。
tb)  実質的にβ−3iC,MC、β−SiCとM
Cの固溶体および/まなはMC(1−x)の粒径500
A以下の各結晶質超微粒子および非晶質のSiO゜とM
鶴からなる集合体、または、 (C)  上記(a)の非晶質物・賞と上記(b)の結
晶質超微粒子および非晶質からなる集合体との混合物。
(但し、上記式中1MはTiまたはZrを表わし、Xは
0より大きく1未満の数である)を表わす。
繊維の太さや断面形状等の性状は用途に応じて選択する
・ 微粒子としては前記連続繊維に使用したものと同一の材
料を用いて製造し九ものを用いることができる@微粒子
はいずれか1alを用いてもよいし、2種以上を組み合
わせてもよい0短繊維やウィスカとしては前記連続繊維
あるいは微粒子に使用したものと同一の材料を用いて製
造したものを用いることができる0また。いずれか1徨
を用いても良いし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
短繊維やウィスカの長さ、太さ及び断面形状は微粒子の
平均粒径等の性状、連続繊維との組合せや要求特性を考
慮して選択するとよいが。
短繊維、ウィスカは連続繊維の平均直径の115000
〜115の平均直径およびアスペクト比50〜1000
であるものが、また、微粒子は連続繊維の平均直径の1
15000〜1/2の平均直径を有するものが望ましい
連続繊維に付着させる微粒子、あるいは短繊維および/
またはウィスカの量は両者の性状や製造した繊維体の用
途等によっても異なるが。
F几Mに用いる場合には短繊維、ウィスカ及び微粒子の
合計の連続繊維に対する体槓軍は11%〜500チS度
とするのが好ましい0ま九、微粒子と短繊維および/″
またはウィスカとの比率は体積比で(Ll:5〜40:
1の範囲が好ましい0本発明の繊維体が使用できるマト
リックス金属としてはアルミニウム、マグネシウム等の
金属が挙げられる。
本発明の繊維体の製造方法は懸濁液浸漬法であり、これ
は簡便さ及び適用範囲の広さ等の点で好ましい。この懸
濁液浸漬法の一例としては。
例えばボビン等に巻き付けた連続繊維または適当数の該
繊維を束ね次連続繊維束またはこの連続繊維束からなる
織布t−巻き戻して、微粉末と短繊維および/またはウ
ィスカを同時に懸濁し念液体中に浸漬して再びボビンに
巻き取る方法が挙げられる◎この様にして得られた繊維
束または織布は連続繊維一本一本の表面に微粒子と短繊
維および/またはウィスカとが付層した状態となる・こ
の場合、処理液を入れ九処理債は。
1つでもよいが1種々の変法のため異なる組成の処理W
、を入れ九処理情を2つ以上用いてもよいO また、処理液としては、微粒子と短繊維および/または
ウィスカとを同時に懸濁したものを使用してもよく、あ
るいは微粒子を懸濁した処理液と短繊維および/または
ウィスカを懸濁した処理液を2種の処理槽に入れて使用
してもよい@後者の場合、連続繊維束または織布を浸漬
する順序は、微粒子を懸濁した処理液からでも、短繊維
および/またはウィスカを懸濁した処理液からでもよい
ここで、連続繊維表面近傍に微粒子が多く付着されて、
短繊維および/′またけウィスカがその外側に多く付層
されてなる連続繊維束ある麿は織布は、以下のようにし
て製造することができる。
すなわち、連続繊維tXあるいは織布を、微粒子を@濁
した処理液に浸漬したm、短繊維および/またはウィス
カを懸濁した処理液に′&漬する。この場合、箇ず微粒
子が連続繊維束の中へ侵入し、 get、m一本一本の
表面に付層する0これにより、繊維間が広がり、その後
の短繊維および/またはウィスカの連続繊維束中への侵
入が容易になる。
あるいFi、平均粒径が短繊維および/またはウィスカ
の平均長さの1730以下の微粒子と。
短繊維および/またはウィスカとを同時に懸濁した処理
液に連続繊維束あるいは織布を浸漬する・この場合、微
粒子が主としてまず繊維間隙へ侵入し、繊維の表面に付
着して繊維間を押し広げることによって短繊維および/
またはウィスカの繊維間隙への侵入が容易になる0また
超音波により撮動を与えると各繊維に均一に繊維束内部
の繊維まで付層を行なうことができる@超音波は処理液
を入れ九容器の外側に設けた超音波付加器によって与え
てもよいし、または適当数の超音aa動子1例えばセラ
ミック振動子を処理液中に適轟に配置して与えても良い
。超音波の照射パターンは連続的であってもパルス状で
あってもよい@その強度や振動数及び照射時間は連続繊
維やこれに付着させる短Ili維、ウィスカまたは微粒
子の種類、あるいは前記付着物の液中密度、連続繊維の
浸漬時間などの処理条件によって選択するが1例えば振
動数は10KHz〜2000KHz程度が使用し易い。
付着させるべき物kM濁させる液体は水でもよいが、連
続繊維の表面にサイジング剤が塗布されている場合には
、サイジング剤の表面活性剤か溶剤を用いるとよい。例
えばエタノール。
メタノール、アセトン特にエタノールなどの有機溶剤は
、揮発性が水に比べて高いので乾燥が早く、生産性が向
上する利点がある・また、前記有機溶剤と水との混合物
を使用してもよい。
1櫨の付着物を懸濁した処理液を複数用いる場合と2n
1以上の付着物ftMi濁し九処理液を1つ用いる場合
のいずれも処Jl液中の付着物濃度は特に限定されない
が、あまり小さいと連続繊維上に均一な付層が見られず
効果がなくなり、ま九逆に大きすぎると付着量が必要以
上に多くなるため1例えば付着物として平均直径15μ
鱒の炭化ケイ素ウィスカと平均粒径0.3μ隅の炭化ケ
イ1g微粒子を用い積維赦6000本/ヤーンの連続繊
維束を処理する場合、これらの付着物の濃yFiCL 
5 t7t 〜a o t/l at:がitしい◎浸
漬時間の14!iは可動ロールなどの通常の方法により
行なうことができる◎また必要ならば処理した連続繊維
束をボビンに巻き取る前に乾燥炉や赤外線乾燥機、熱風
乾燥機等を用いて乾燥させる0さらに、処理中に短繊維
や微粒子の沈殿を防ぐために攪拌手段1例えばスターラ
ーを用いるか、気体を吹き込んでも良い・本発明に用い
る連続繊維やこの表面に付着させる微粒子、短繊維、ウ
ィスカは市販品をそのまま使用することができる。
〔実施例〕
以下の実施例において本発明を更に詳細に説明する@な
お、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
実施例1 第1図は本発明の方法に用いる製造装置の一例を示す・
炭化ケイ素ウィスカ(平均直径約α2μ属、平均長さ約
100μ57100fと炭化ケイ素微粒子(平均粒径(
L28μwa)250fをエチルアルコール5000 
ccの入った処理槽1中に投入後、超音波付加器2によ
り超音tILi動を与えて懸濁させ、処理液3をM整し
た◇東邦レーヨンHM35炭素繊維束(繊維直径7μm
、繊維数6000本、サイジング削性)からなる連続繊
維束4をボビン5から巻き戻し、浸漬時間が約15秒と
なるよう可動ローラ6および7によって調節して処理液
5中に浸漬しながら通し、同時に処理液3に超音波を付
加して、更に、空気を吹き込んで攪拌し1次いで、圧力
ロー28及び?によって押圧した後再びボビン10に巻
き取り、憲1m、大気中で乾燥させた・図中11はプロ
ワ。
12は乾燥炉を示し、必要に応じて使用する@また13
は攪拌機を示す〇 処理前黒色であった繊維は処理後灰緑色を帯U、 電子
1微鏡(8EM)il[o#*、 連続繊維の表面主に
微粒子が、更にその外側に主にウィスカが付着している
のが認められ九〇また。処理後秤量の結果1体積比で1
0sの微粒子とウィスカが付着していた〇 実施例2 炭化ケイ素ウィスカの代9に窒化ケイ素ウィスカ(平均
直径約α3μ舅、平均長さ約200 put )100
fと前述の炭化ケイ素微籾子100fを水5000cc
中に懸濁し丸板を用いて、実施例1と同様の方法により
アルミナ繊維を処理したところ1体積比で約5噂の微粒
子とウィスカが付着した。
実施例5 炭化ケイ素微粒子100f’t”エタノール5oocc
中にミキサーにて攪拌して懸濁した液に超音波を付加し
ながら、宇部−産■製S i −’r i −C−0繊
維(チラノ繊維)を連続的に浸漬した後に1次いで窒化
ケイ素ウィスカ150fiエタノール500cc中にミ
キサーにて攪拌して懸濁し丸板を用いて同様の方法で1
!!漬処理して乾燥させたところ、体積比で約14係の
微粒子とウィスカが付着した@ 実施例4 実施例5と同一の条件で、チラノ繊維束の代りに炭化ケ
イ素繊維にカロン繊維)500本ヤーンを平織にした織
布を用いて実施したところ。
処理前に黒色であった織布は灰緑色を帯び、繊維一本一
本の表面に主に微粒子が、その外側に主にウィスカが付
着した織布が得られた。秤量の結果、体積比で18係の
ウィスーカと微粒子が付着していることが判った@ 本発明の複合材料用繊維体を用いて梨遺し念1?RMの
一例の金属組織の電子顕微鏡写真を第2図に示すOFF
RM連続繊維14は微粒子15とその外側のウィスカ1
6等の付着により繊維の間隔が適度に保たれる九めマト
リックス金属17中に均一に分散し、付着させない場合
に比べて繊維同士の接触などは減少した0また、炭素繊
維/アルミニウム複合材の場合、繊維軸に垂直方向の曲
は強度は付着処理を行なわない物は2瞳/−であったが
、炭素ケイ素微粒子を付着させ更にその内側に炭化ケイ
素ウィスカを付着させた本発明の繊維体を使用した物は
j O#/aJとなり大幅に改善された・ 第3図は連続繊維としてSiC繊維束を用いた場合の該
繊維に垂直方向の引張試験結果を示したもので、微粒子
やウィスカを付着させない連続峰維のみのFRMの強さ
は、マトリックス金属とほぼ同じであるのに対し、微粒
子とウィスカを同時に添加した本発明の繊維体を用いた
F)LMはマトリックス金属の1.5倍の強度を示した
破断歪も前者が(L2俤であるのに対し後者は大きな塑
性変形を示し破断歪は1.2チ以上であった。以上はい
ずれもマトリックス金属として純AAを用いた結果であ
る。
第4図ないし第6図に各種FRMの金属組織の光学顕微
鏡写真を示す0第4図のFRMの組成は(チラノ繊維+
SiC微粒子/AA−5チNi )であり、第5図のF
RMの組成は(チラノ繊維+SiCウイスカ/AA−5
esNi ) テあり、第6図(D F’)LMの組成
は(チラノ繊維+SiC微粒子+SiCウィスカ/At
−51Ni )である〇 @4図にみられるように、連続#!維の外に微粒子のみ
を添加する場合・には繊維同士の接触は防止できるが、
gL維が比較的密につまる傾向があシ、繊維間隔を広げ
て繊維体積率を制御することはむづかしい◎また。第5
図のようにウィスカや短繊維のみを添加する場合にFi
繊維同士の接触を完全に防止することはむづかしい。そ
こで第6図に示すよう罠、連続繊維に微粒子とウィスカ
および/または短繊維を同時に加えることくよって繊維
同志の接触を防ぐとともにFRM中の繊維体積率の制御
が容易となタ、繊維の分布も均一となる0 すなわち、微粒子のみの場合には繊維間隔は広がるがマ
トリックス金属への重加元素が連続繊維まで達しやすく
繊維と接触して繊維が劣化する。またウィスカおよび/
または短繊維のみの場合は添加元素は繊維表面に達しに
くいが繊維の間隔が広がりにくく一部に連続繊維同士の
接触が見られる・また繊維体積率は付着処理を行なわな
い物では60〜70嗟の範囲でしか設定できなかったが
本発明の繊維体では微粒子やウィスカの付着ff1t変
えることによって10〜70チの範囲で設定できるよう
になった0 実用材料ではマトリックス金属としてA4合金が用いら
れる0主として用いられる添加元素はCu、Si、 M
g、 Znなどがある。これらの添加物はマトリックス
金属の性質向上に非常に有用であるが、FRMの強化を
分担する連続繊維にとっては以下に示す理由で好ましく
ない場合が多い。
(1)共晶生成物を作り、これが繊維同士をつないでF
RMの強度を低下させる・ (1)  繊維と反応して繊維の強度を低下させる@(
1)  化合物の生成によりマトリックスの靭性を低下
させるOA1合金としては問題とならない程度の靭性低
下でもFRMの場合には著しい靭性低下となる@ #J7図ないし第12図に本発明の複合材料用繊維体を
用いたFRMおよび従来の方法で得られ九FBMの断面
の元素分析結果を示す。第7図は本発明の繊維体を用い
九PRMの連続繊維と直交する方向の電子顕微鏡4真で
あや、第8図は第7図のマトリックス金属であるAtに
対する分析結果を示し1図中白い部分がAtを示す。ま
た@9図はw、7図の添加元素であるCuに対する分析
結果を示し1図中白い部分がCuを示す。
一方、第10図は従来のFRMの連続繊維と直交する方
向の電子顕微鏡写真である・第11図および第12図は
第1Ω図のAtおよびCuに対する分析結果を各々示し
1図中白い部分がAtおよびCut−各々示す。
本発明の繊維体を用いて作つ念に″几Mは凝固の過程で
第9図に示すようにウィスカおよび/または短繊維の周
囲に添加元素が濃縮され、連続繊維表面では第12図に
見られるような添加元素のミクロ偏析が減少する0この
ため、化合物の成長が抑制され粗大化せず、繊維同士を
つなぐような粘性相が減少するため複合側強度が達成さ
れる。
〈性能比較試験結果〉 下記第1表は連続繊維としてチラシ繊維および炭素繊維
HM35を用いた各種F凡Mの曲げ強さを示したもので
ある0連続繊維のみで作製したFRM (比較材1およ
び4)はROM値に比べて低い値である・微粒子あるい
はウィスカを加えたFRM(比較材2,3および5,6
ンは大巾な強度上昇がみられる0しかし1本発明による
微粒子とウィスカを加えたF)4M (本発明材1およ
び2]の曲げ強さはともにROM値と等しく1本発明の
複合材料用繊維体を用い九F几Mは従来の方法により得
られるFRMに比べて機械特性が優れているのが判る0 第1表 各種FRMの曲げ強さ り凡OM値:引張り強さから求めた計算値2)  pは
微粒子を意味する・ 5) wはウィスカを意味する・ (発明の効果) 上述のように本発明の複合材料用繊維体は、連続繊維の
それぞれの表面に微粒子と短繊維および/またはウィス
カを付着させた連続繊維束よりなるものでおるため複合
材料中にそれぞれの連続繊維を均一に分散させることが
でき、R維の体積物を非常に広範囲に制御することが可
能である@ま念連続礒維四士の接触が減少し。
かつ複合材を形成した場合その組成が均一となるため強
さなどの機械特性も改善され九〇さらに連続繊維のそれ
ぞれの表面近傍には微粒子を多く付着させ、その外側に
は短繊維および/またはウィスカを多く付着させること
によって一層効果的になった0 また、本発明の製造方法は前記の付着させるべきものを
懸濁した処理液中に連続繊維またはその束あるいはその
織布を例えは巻き戻し5巻き取る手段によp浸漬する方
法であるため簡便で生産効率が高い@更に処理液に超音
波を付加することにより微粒子、ウィスカ、短繊維の連
続繊維束あるいは織布中への分散が容易となる。
さらに処理液として有機溶剤を使用するなどの各種変法
が可能であり、これにより付着賃を制御できるため同−
設備で各種の複合材料繊維体t−製造することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の複合材料用繊維体の製造方法に用いる
製造装置の一例の概略構成図。 第2図線本発明の複合材料用繊維体を用いて羨遺したF
RMの一例の金属組織の電子顕微境写真・ 第5図は本発明の繊維体を用いて製造したFRMと従来
のF凡Mの繊維と直交する方向の引張応力と歪との関係
を示すグラフ。 144図はSiC微粒子t?添加し九PI(Mの金属組
織の光学顕微鏡写真。 第5図はSiCウイスカを添加し九F几Mの金属組織の
光学顕微鏡写真。 第6図はSIC微粒子とSjCウィスカとを添加し九F
凡Mの金属組織の光学顕微鏡写真、第7図は本発明の繊
維体を用いて製造し九F)LMの別の例の金属組織の電
子顕微鏡写真。 第8図Fii7図のFRMのAtに対する分析結果を示
す金属組織の電子顕微鏡写真。 第9図は第7図のFRMのCuに対する分析結果を示す
金属組織の電子顕微鏡写真。 第10図は従来のFRMの金属組織の電子顕微鏡写真。 第11図は第10図のに1凡Mの人tに対する分析結果
を示す金属組織の電子顕微鏡写真。 W、12図は@10図のFRMのCuに対する分析結果
を示す金属組織の電子顕微鏡写真である0凶中、 1・・・処理槽     2・・・超゛音波付加器3・
・・処理液     4・・・連続繊維束5.10・・
・ボビン    6,7・・可動ローラ8.9・・・圧
力ローラ   11・・・ブロワ12・・・乾燥炉  
   13・・・攪拌機14・・・連続fJM1  1
5・・・微粒子16・・・ウィスカ 17・・・マトリックス金属 特許出願人   株式会社豊田中央研究所同   宇部
興産株式会社 ;テ促p デ ζ−2、 俗    、           ′       
゛、               ・〜

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)セラミック、炭素および金属よりなる群から選択
    された少なくとも1種を構成成分とする連続繊維の表面
    に、セラミック、炭素、金属等の耐熱物質より選択され
    た少なくとも1種からなる微粒子、および短繊維および
    /またはウィスカが付着されている連続繊維束あるいは
    該連続繊維束よりなる織布からなることを特徴とする複
    合材料用繊維体。
  2. (2)微粒子が連続繊維の表面近傍に多く付着されてな
    り、短繊維および/またはウィスカがその外側に多く付
    着されてなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の複合材料用繊維体。
  3. (3)微粒子の平均粒径が短繊維および/またはウィス
    カの平均長さの1/30以下であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の複合材料用繊維体。
  4. (4)セラミックが、炭化物、窒化物、硼化物および酸
    化物から選択された少なくとも1種であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の複合材料用繊維体。
  5. (5)セラミックが、 (a)実質的にSi、M、CおよびOからなる非晶質物
    質、または、 (b)実質的にβ−SiC、MC、β−SiCとMCの
    固溶体および/またはMC_(_1_−_x_)の粒径
    500Å以下の各結晶質超微粒子および非晶質の SiO_2とMO_2からなる集合体、または、(c)
    上記(a)の非晶質物質と上記(b)の結晶質超微粒子
    および非晶質からなる集合体との混 合物、 (但し、上記式中、MはTiまたはZrを表わし、xは
    0より大きく1未満の数である)であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の複合材料用繊維体。
  6. (6)セラミック、炭素および金属よりなる群から選択
    された少なくとも1種を構成成分とする連続繊維からな
    る連続繊維束あるいは該連続繊維束よりなる織布を、セ
    ラミック、炭素、金属等の耐熱物質より選択された少な
    くとも1種からなる微粒子、および短繊維および/また
    はウィスカを懸濁した処理液中に浸漬し、該連続繊維1
    本1本の表面に、該微粒子、および該短繊維および/ま
    たはウィスカを付着させることを特徴とする複合材料用
    繊維体の製造方法。
  7. (7)微粒子が連続繊維の表面近傍に多く付着されてな
    り、短繊維および/またはウィスカがその外側に多く付
    着されてなることを特徴とする特許請求の範囲第6項記
    載の複合材料用繊維体の製造方法。
  8. (8)セラミックが、炭化物、窒化物、硼化物および酸
    化物から選択された少なくとも1種であることを特徴と
    する特許請求の範囲第6項記載の複合材料用繊維体の製
    造方法。
  9. (9)セラミックが、 (a)実質的にSi、M、CおよびOからなる非晶質物
    質、または、 (b)実質的にβ−SiC、MC、β−SiCとMCの
    固溶体および/またはMC_(_1_−_x_)の粒径
    500Å以下の各結晶質超微粒子および非晶質の SiO_2とMO_2からなる集合体、または、(c)
    上記(a)の非晶質物質と上記(b)の結晶質超微粒子
    および非晶質からなる果合体との混 合物、 (但し、上記式中、MはTiまたはZrを表わし、xは
    0より大きく1未満の数である)であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第6項記載の複合材料用繊維体の製造
    方法。
  10. (10)処理液に超音波振動を与えることを特徴とする
    特許請求の範囲第6項記載の複合材料用繊維体の製造方
    法。
  11. (11)処理液を入れた処理槽を1つ用いることを特徴
    とする特許請求の範囲第6項記載の複合材料用繊維体の
    製造方法。
  12. (12)微粒子の平均粒径が短繊維および/またはウィ
    スカの平均長さの1/30以下であり、連続繊維の表面
    近傍に微粒子を多く付着させ、短繊維および/またはウ
    ィスカをその外側に多く付着させることを特徴とする特
    許請求の範囲第11項記載の複合材料用繊維体の製造方
    法。
  13. (13)処理液を入れた処理槽を2つ以上用いることを
    特徴とする特許請求の範囲第6項記載の複合材料用繊維
    体の製造方法。
  14. (14)連続繊維束あるいは織布を、微粒子を懸濁した
    処理液中に浸漬し、その後短繊維および/またはウィス
    カを懸濁した処理液中に浸漬し、連続繊維の表面近傍に
    微粒子を多く付着させ、短繊維および/またはウィスカ
    をその外側に多く付着させることを特徴とする特許請求
    の範囲第13項記載の複合材料用繊維体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0314670A (ja) * 1989-03-14 1991-01-23 Ube Ind Ltd ハイブリッド繊維、その製造方法及びこの繊維で強化された金属

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63120169A (ja) * 1986-11-07 1988-05-24 宇部興産株式会社 強化用無機繊維及び強化複合体
JPS63159439A (ja) * 1986-12-23 1988-07-02 Ube Ind Ltd ハイブリツド繊維強化複合体

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