JPS63274534A - シ−トカッティング方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、シートを所望の形状にカットするシートカッ
ティング方法に関する。

［従来技術］ 紙箱、段ボール箱等の見本を作製するためにボール紙、
段ボール紙等のシートをシートカッティング装置にセッ
トして展開された形状に切り抜き、組み立てることが行
われている。通常、このシートカッティング装置は、平
台状のテーブルとこのテーブル上をＸＹ方向に移動し、
シートをカットするカッティングヘッドとを備え、テー
ブル上に載置されたシートを別途作成されたカッティン
グデータに基づきカットする構成となっている。このよ
うな装置でカットできるシートのサイズは、通常テーブ
ルの大きざに規制され、大きなサイズの紙をカットする
ためにはそのサイズに応じた大きざのテーブルとする必
要があった。

［発明が解決すべき問題点］ しかしながら、大きなサイズの紙をカットするために単
純にカッティング装置のテーブルの大きさを大きくし、
装置自体を大形化して対応することはＶｉｔ置の設置ス
ペースを広くとる必要があるばかりでなく、カッティン
グ装置駆動用のボールネジの撓み等が発生し、精度を低
下させる問題点があり、これを避けて小型の装置と同等
の精度を得ようとすると装置が複雑となると共に高価と
なる問題点があった。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので
あり、位置合わせ用の格子状の基準線が形成され、カッ
トすべきシートを載置するテーブルと、カッター刃と描
画ペンを有し、テーブル上鏝するシートカッティング装
置を用い、カッティングデータに基づき前記ヘッドを駆
動して前記装置のカッティング可能領域よりも大ぎい図
形をカットする方法であって、下記（１）〜（４）の工
程を含むことを特徴とするシートカッティング方法であ
る。

■カッティングデータに対してウィンドウ処理し、カッ
ティング対象エリアを設定すること。

■ウィンドウ外のデータがあればウィンドウの枠とデー
タとの交点近傍の余白部に位置合わせ十字マークを描画
し、ウィンドウ内のカッティング対象エリアにあるデー
タについてシートのカットを行うとともにこの十字マー
クの交点部分を切り抜くこと。

■シートを平行移動し、十字マークとテーブルの基準線
とを一致せしめて位置合わせし、シートの移動但と一致
するカッティングデータの座標移動を行うこと。

（４）すべてのカッティングデータが終了するまで（１
）〜（３）の工程を繰り返すこと。

［作用］ 上記の如くの構成とすることにより、カッティングデー
タを適切な位置で２或いはそれ以上に分割し、各パーツ
に分けてシートをカットするようにしたので、小型のカ
ッティング装置で大きな図形データの分割カッティング
が可能となる。

［実施例］ 以下に、本発明を図面に示す実施例により詳細に説明す
る。

第１図および第２図は本発明にかかるカッティング方法
に用いる装置の平面図および側面図である。

１はカットすべきシートを載置するテーブルであり、そ
の表面にはゴムシート２が配置されており、後述するカ
ッター刃が接触しても損傷することのないよう構成され
ている。ゴムシート２には一定間隔（例えば１００ｍ＞
で位置合わせ用の格子状の基準線１４が形成されており
、また載置されたシートを急着固定出来るようにするた
めの小孔（図示せず）が設けられている。

テーブル１の１つの対向する側縁にはＹ軸シール１１．
１１が設置されており、このＹ軸シール１１．１１に一
本のＸ軸シール１２が架設されている。Ｘ軸し−ル１２
にはカッティングヘッド３が取り付けられている。Ｘ軸
シールはＹ軸モータによりＹ軸シール上を移動可能であ
り、ヘッド３がＸ軸モータの駆動によりＸ軸に沿って移
動可能であることから、結果的にヘッド３はテーブル上
をＸＹ方向に移動可能となっている。また、１３は動作
の開始および終了などの指示、数値入力などを行う操作
キーである。

カッティングヘッド３にはカッター刃４、描画ベン５、
および折り曲げラインに形を付ける筋押し刃６が取り付
けられており、各々選択的に動作可能となっている。

次に、本発明にかかるカッティング装置のデータ処理回
路を第３図に基づき説明する。第３図は処理回路のブロ
ックダイヤグラムであり、ＲＯＭ２３に格納されたプロ
グラムに基づきＣＰＵ２２にてデータの演算処理が為さ
れ、動作の制御が行われる。ＲＡＭ２４は演算５１１理
のためのデータを記憶するものであり１、これらのＣＰ
ＬＪ２２、ＲＯＭ２３、ＲＡＭ２４は前記した操作キー
１３とともにパスライン２１に接続されている。また、
前述したＸ軸モータ、Ｙ軸モータ２６はモータドライバ
２７を介してパスライン２１に接続され、カッティング
ヘッドの位置を置るためにＸ軸モータ２５、Ｙ軸モータ
２６と同軸に取り付けられたＸ軸エンコーダ２８、Ｙ軸
エンコーダ２９からのパルス信号がカウンター３０．３
１に入力され、このカウンターからの信号が座標情報と
してパスライン２１に入力される。

次に、上記のごとくの構成の装置を用い、第６図に７０
−チト一トとして示されるＲＯＭに格納されたプログラ
ムに基づくシートの切り抜き動作について説明する。

第４図はシートＳから切り抜くべき図形の説明図である
。この図形Ｉは段ボール箱の展開図であり、Ｙ軸方向の
長さは約３０００ｍあり、実ｔａ５０はカッティングラ
インであり、一点鎖線５１は筋押しラインである。この
様な図形を、−違約３ＱＱＣｍのテーブルをもつ大形装
置でカットするのではなく、約半分或いはそれ以下のサ
イズのテーブルをもつ装置にてカッティングする。この
実施例では、２分割してＡ、Ｂの図形に分けてカットす
る。

切り抜くべき図形に対応する別途ＣＡＤシステム等で作
成されたカッティングデータをオンライン或いはフロッ
ピーディスク等からＲＡＭ２４の所定のエリアに読み込
む。このデータに対して第４図に示す如くのカッティン
グ装置に対応した座標系を考える。まず、Ａの図形だけ
を対象とするタメニ、４点Ｐ１（ｘｌ、Ｙｌ）、Ｐ２（
×１゜Ｙ２）　、Ｐ３　（Ｘ２．　Ｙ２）　、Ｐ４　（
Ｘ２．　Ｙｌ）を入力してウィンドウ枠を設定し、ウィ
ンドウ処理し、カッティング対象エリアを特定する。こ
こで、枠のｍｍＰ２Ｐ３が図形Ｉを分割することになる
。入力の具体的な方法として、カッティングデータをデ
ィスプレイ上に表示させ、表示された図形に対してカー
ソルでウィンドウの範囲をを決定する方法、或いｉ接操
作キーから座標値を入力する方法等の公知の方法を採用
することができる。また、ウィンドウ処理についてもＣ
ＲＴディスプレイ、プロッター等で公知であるためこれ
以上の説明は省略する。

上記の如くの処理の後、ウィンドウ内のカッティングデ
ーｔ）、に基づくカッティングがシートＳに対して行わ
れる。

次にウィンドウ外の残っているカッティングデータが存
在するか否かを判断する。この判断は、オペレーターに
よる指示であっても良いし、またプログラムにより残り
のデータの有無をチェックさせるようにしても良い。

残りのデータがあった場合、ウィンドウの枠のｍｍＰ２
Ｐ３の近傍のシートの余白部に位置あわせ用の一対の十
字マーク１５．１６を描き、かつこの十字マーク１５．
１６の交点部分を切り抜き（自動または手作業にて）孔
１７．１８を形成する。次に、途中まで図形がカットさ
れたシートＳを残りのデータを続けてカットできるよう
に、Ｙ軸に付いてマイ応方向へ平行移動してカッティン
グ装置のカッティング可能領域に入るようにし、位置あ
わせする。この位置合わせは次のように行う。即ち、シ
ートＳの十字マーク１５．１６の中央部の孔１７．１８
を利用し、基準線の適当な交点と十字マーク１５．１６
とが一致するようにする。次に、シートＳの移動量だけ
元のカッティングデータの座標移動を行う。この状態を
第５図に示す。

このようなシートの移動に関しては次のようにすればさ
らに便利である。即ち、予めテーブル上に基準マーク１
９．２０を設けておき、ウィンドウを設定し、・シート
Ｓに十字マーク１５．１６を形成する際に十字マークの
形成位置が基準マークからのＹ方向の長さがウィンドウ
のＹ方向の長さと同一でかつＸ軸方向については同一座
標をもつように形成する。そして、シートＳの移動時Ｙ
軸についてウィンドウのＹ方向の長さだけマイナス方向
に移動し、十字マーク１５．１６と基準マーク１９．２
０とを一致せしめて位置決めする。カツティングデーに
ついてもシートＳの移動ｆｆ１（即ち、ウィンドウのＹ
方向の長さ）だけ座標移動すれば、移動量とウィンドウ
の大きざとを対応づけることができ便利である。

次に、第５図に示すようにこのカッティングデータに対
してＢの図形を含むように新たなウィンドウを設定する
。すなわち、前回のウィンドウ設定と同様にしてＰ５　
（Ｘ３．Ｙ３＞　、Ｐ６　（Ｘ３゜Ｙ４＞、Ｐ７　（Ｘ
４．　Ｙ４＞、ＰＢ　（Ｘ４．　Ｙ３）を入力し、ウィ
ンドウ処理する。ここでＰ５Ｐ６がＰ　２　Ｐ　３のカ
ッティングデータに対する分割ラインと同一となるよう
に設定する。しかる後、このウィンドウ内のデータを出
力してカッティングヘッドを駆動することにより、図形
Ｂの部分をカットすることができる。　Ｂの図形のカッ
ト終了後、なおりットされていないデータが残存してい
るかを確認し、残存していなければ動作を終了すする。

以上は、本発明の一実施例に基づく説明であり、本発明
は何等この実施例に限定されない。

例えばこのｉｔＭ例では切り央くべきＩの図形を２分割
してカッティングを行ったが、全体の図形の大きざとカ
ッティング装置のカッティング可能領域の大きさとの関
係でそれ以上に分割してカットするようにウィンドウ処
理を施しても良い。

［発明の効果］ 以上に述べた如くの本発明によれば、大ぎなサイズの図
形のカッティングであっても、これを適切な位置で分割
してカッティングし、後工程で張り合わせることにより
、小型のカッティング装置で対応することができ、この
ために設置スペースを取らずかつ安価で高精度のカット
が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はシートカッティングソウチの平面図、第２図は
同側面図、第３図は同ブロックダイヤグラム、第４図及
び第５図はカットすべき図形の説明図、第６図は処理の
フローチャートである。 第２１望１ １（スライン２〕 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）位置合わせ用の格子状の基準線が形成され、カット
   すべきシートを載置するテーブルと、カッター刃と描画
   ペンを有し、テーブル上をＸＹ方向に移動するカッティ
   ングヘッドとを具備するシートカッティング装置を用い
   、カッティングデータに基づき前記ヘッドを駆動して前
   記装置のカッティング可能領域よりも大きい図形をカッ
   トする方法であつて、下記（１）〜（４）の工程を含む
   ことを特徴とするシートカッティング方法。 （１）カッティングデータに対してウィンドウ処理し、
   カッティング対象エリアを設定すること。 （２）ウィンドウ外のデータがあればウィンドウの枠と
   データとの交点近傍の余白部に位置合わせ十字マークを
   描画し、ウィンドウ内のカッティング対象エリアにある
   データについてシートのカットを行うとともにこの十字
   マークの交点部分を切り抜くこと。 （３）シートを平行移動し、十字マークとテーブルの基
   準線とを一致せしめて位置合わせし、シートの移動量と
   一致するカッティングデータの座標移動を行うこと。 （４）すべてのカッティングデータが終了するまで（１
   ）〜（３）の工程を繰り返すこと。