JPS6326627A

JPS6326627A - 液晶表示素子の製造方法

Info

Publication number: JPS6326627A
Application number: JP61170565A
Authority: JP
Inventors: Yoshizo Tashiro; 田代　美三; Minoru Hirota; 実広田
Original assignee: Alps Electric Co Ltd
Current assignee: Alps Alpine Co Ltd
Priority date: 1986-07-19
Filing date: 1986-07-19
Publication date: 1988-02-04
Also published as: JPH0541970B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「技術分野」本発明は、カラーフィルタを用いた透過式ネガ表示のＴ
Ｎ型液晶表示素子の製造方法に関する。

［従来技術およびその問題点」従来、カラーフィルタを用いた透過式ネガ表示のＴＮ型
液晶表示素子は、バック照明と、カラーフィルターと、
偏光軸が同一方向の１対の偏光板と、この偏光板の門に
耐雪されたＴＮ型液晶セルとを備えている。そして、電
圧が印加されないオフ状態においでは、カラーフィルタ
を通ったバック照明の光が第１の偏光板を通過した後、
ＴＮ型液晶セルにおいで旋光し、蔦２の偏光板を通るこ
とができないため、暗色の背景部を形成する。また、電
圧を印加した状態では、ＴＮ型液晶セルの旋光能が消失
するので、カラーフィルタを通ったバック照明の光が第
１の偏光板、液晶セル、第２の偏光板を通しで視認され
、暗色の背景部に着色光からなるネガ型の表示がなされ
る。

このようなネガ表示のＴＮ型液晶表示素子においては、
背景部が暗色、ざらには黒色であることが好ましい、こ
のため、少なくとも一方の基板の表示パターンを除く部
分にブラ・シフマスクなどのマスク層を形成したものが
知られている。

従来、上記マスク層の形成に際しでは、酸化クロム等の
金属酸化物を蒸着あるいはスパッタリングにより全面（
こ形成した復、エツチングによりバターン化する方法、
あるいは感光剤を含有したゼラチンを全面にコーティン
グしで形成した後、フォトエツチングなどの手段でパタ
ーン化し、これを黒の染料で染色する方法などが採用さ
れていた。

しかしながら、上記のマスク層形成方涛では、いずれも
工程数が多くで高価な設備を要するのでコスト高となり
、また、マスク層の密着力が弱くて剥離しやすいという
不都合があった。

「発明の構成」本発明は、カラーフィルタを用いた透過式ネガ表示のＴ
Ｎ型液晶表示素子の製造方法において、少なくとも一方
の基板の表示パターンを除く部分に、酸化重合型のイン
クを印刷塗布しで硬化させることにより、マスク層を形
成することを特徴とする。

このように、酸化重合型のインクを印刷塗布して硬化さ
せることにより、マスク層を容易に生彦牲良く形成する
ことができ、がっ、基板に対すると着惟も良好なものが
得られる。

本発明の好ましい態様（こよれば、前記インクの塗布は
オフセット印刷によって行なう、オフセット印刷を採用
することにより、−回の塗布でパターンを正確かつ容易
に形成でき、がっ、膜厚も比較的薄いものが形成できる
利点が得られる。

本発明において、酸化重合型のインクとしては、いわゆ
る金属用のインクとして市販されでいるもの、すなわち
、乾性油脂肪酸により変性した加熱による酸化重合タイ
プのアルキド樹脂を溶剤により粘度調整し、これにカー
ボンや有機顔料を添加したものが好ましい。この場合、
インクの粘度は８万ボイズ前後が好適である。なお、い
わゆる紙用のインクとして市販されているもの、すなわ
ち、ロジンとフェノールで変性したアルキド樹脂を溶剤
で溶がし、これにカーボンや有機顔料を添加したものは
、金属用インクに対してと着性等が劣る欠点がある。マ
スク層の厚さは、０．５〜３ｕｌＴ＋程度が好ましく、
０．５　ｕｍ未満では背景色が薄くなって本発明の効果
が充分に得られず、３ｕｍを超えるとその上に形成する
配向膜に段差ができで液晶の配向不良が生じやすくなる
＃なお、マスク層は必ずしも完全な黒色である必要はな
く、黒色に近い暗色系統のものであればよい。

「発明の実施例」（実施例１）第１図には、本発明の実施例により製造された液晶表示
素子が示されている。

すなわち、ガラス板からなる表示基板１の内面にＩＴＯ
膜などからなる透明な表示電極２をパターン形成する。

また、同しくガラス板からなる対向基板３の内面にＩＴ
Ｏ膜などからなる透明な対向電極４をパターン形成する
。この表示電極２と対向電極４との重なり部分が表示パ
ターンとなる。

そして、対向基板３の表示パターン以外の部分に、下記
の組成からなる黒色のインクをオフセット印刷してマス
ク層５を形成する。

・有機顔料（カーボンあるいは黄・マセンダ・シアンの
顔料）：２０〜２５重量％・アルキッＦ：樹脂ワニス：５０〜６０重量％・石油系
炭化水素（訓点３００〜３４０℃）；１０〜１５重量％・ドライヤー、１〜１．５重量％・乾燥抑制剤；０．５重量％上記インクをオフセット印刷した後、１５０℃で１時間
加熱処理しでで化させ、厚さ０．５〜３　ｕｍのマスク
層５を形成する。

表示基板１および対向基板３のそれぞれの内面にポリイ
ミド樹脂などからなる配向膜６．７を形成する。そして
、表示基板１および対向基板３を対向配＝させ、周縁部
にシール剤を設けて貼り合せ、セルを構成する。このセ
ル内部に二色性色素８を含有するツイストネマチック型
の液晶９を注入しで封止する。二色性色素８は、下記の
二色性色素の混合物からなっている。

・黄味のアゾ系色素ｒＧ２３３Ｊ　　（ｉ１品名、日本
感光色素製）　　　　　　　　　　　　・・・６．１ｍ
ｑ・マゼンダ０未のアントラキノン系色素ｒ　ＬＳＲ４
０５Ｊ（商品名、三菱化成製）　　・・・Ｉ　、　４ｍ
ｑ・マゼンダ昧のアントラ主ノン系色素ｒＬＣＤ２０８
　Ｊ　　（商品名、日本化薬製）　　・・・０．２ｍ９
・青味のアントラ主ノン系色素ｒＬＭ８０４８　Ｊ（商
品名、三菱化成製）　　　　　・・・３．７ｍｑ・青味
のアントラキノン系色素ｒＬＭＢ　０４０　Ｊ（商品名
、三菱化成製）　　　　　・・・１３．６ｍｃ＋・青味
のアントラキノン系色素ｒＬｓＢ　３３５　Ｊ（商品名
、三菱化成製）　　　　　・・・１５．１ｍ９次に、こ
うして得た液晶セルを挾むように、対向基板３の外側に
第１の偏光板１０を添設し、表示基板１の外側に第２の
偏光板１１を添設する。この場合、偏光板１０．１１（
よそれらの偏光軸方向が平行ニコルとなるようにされで
いる。また、第１の偏光板１０のざら（こ外側には印刷
によりカラーフィルタ１２ヲ形成する。そして、液晶セ
ルの背面側には、バックライト１３ヲ配置する。

この液晶表示素子においては、電圧無印加の部分で、バ
ックライト１３の光は、カラーフィルタ１２および第１
の偏光板１０を透過するが、ＴＮ型液晶セルの液晶９に
より旋光するため、ｘ２の偏光板１１を透過できず、暗
色の背景部となる。また、電圧印加の部分では、ＴＮ型
液晶セルの旋光能が消失するので、バックライトＩ３の
光は、そのまま第２の偏光板１１をも透過して、暗色の
背景部の中にカラーフィルタ１２で着色されたネガ型の
表示がなされる。

また、この液晶表示素子においては、対向基板３内面の
表示パターンを除く部分が黒色のマスク５で覆われであ
り、かつ、液晶９中に黒色の二色性色素８が含有されて
いるので、背景部において、液晶セルの光の干渉による
色や、カラーフィルタ１２の色は、マスク層５および二
色性色素８によって打ち消され、純粋な黒に近い色が実
現される。

ところで、この液晶表示素子においでは、マスク層５が
、酸化重合型のアルキド樹脂ワニスを含有する上記のよ
うなインクをオフセット印刷しでなるので、基板に対す
る密着゛１が優れであり、耐久牲が向上する。すなわち
、この液晶表示素子を温度８０℃、相対湿度９５％の雰
囲気中に放言したところ、２４０時間を経過してもマス
ク層５が剥離することなく、高い信頼゛ｉが得られた。

（実施例２）マスク層５を形成するためのインクとして金属用インク
（商品名ｒＭＣ８５Ｊ　、大日本インキ■製）を用いた
他は実施例１と同様にして液晶表示素子を作製し、実施
例１と同様な高温高温試験をおこなったところ、同様の
結果が得られた。

（実施例３）マスク層５を形成するためのインクとして、金層用イン
クであるイエロー色のＭｃ（ｉ品名ｒ１０２５Ｇｏｌｄ
ｅｎ　Ｙｅｌｌｏｗ　Ｊ　、大日本インキ■製）、マセ
ンダ色のＭＣ（商品名ｒ　１０５２　Ｍａ９ｅｎｄａ」
、大日本インキ■製）、シアン色のＭＣ（商品名［１０
６５ＰｅａｃｏｋＢｌｕｅ」、大日本インキ■製）をそ
れぞれ重量比で１　　：０．８　　：０．８に混合した
ちの１００重量％に、前記の金属用インク（商品名ｒＭ
ｃ８５Ｊ大日本インキ■製）を２０〜５０重量％混合し
て濃い黒色としたものを用いる他は実施例１と同様にし
て液晶表示素子を作製し、実施例１と同様の高温高温試
験を行なっ茫ところ、同様の結果か得られた。

「発明の効果」以上説明したように、本発明によれば、少なくとも一方
の基板の表示パターンを除く部分に酸化重合型のインク
を印刷塗布して硬化することによりマスク層を形成した
ので、マスク層のと着力が強くなって剥離することがな
くなつ、高い信頼性を得ることができる。また、１回の
印刷塗布工程ですむため、安価に量産することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例により得られた液晶表示素子を
示す部分断面図である。図中、１は表示基板、２は表示電極、３は対向基板、４
は対向電極、５はマスク層、６．７は配向膜、８は二色
′注色素、９は液晶、１０は第１の偏光板、１１は第２
の偏光板、１２はカラーフィルタ、１３はバックライト
である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）カラーフィルタを用いた透過式ネガ表示のＴＮ型
液晶表示素子の製造方法において、少なくとも一方の基
板の表示パターンを除く部分に、酸化重合型のインクを
印刷塗布して硬化させることにより、マスク層を形成す
ることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
（２）特許請求の範囲第１項において、前記酸化重合型
のインクをオフセット印刷する液晶表示素子の製造方法
。