JPS632615Y2 - - Google Patents

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JPS632615Y2
JPS632615Y2 JP3714780U JP3714780U JPS632615Y2 JP S632615 Y2 JPS632615 Y2 JP S632615Y2 JP 3714780 U JP3714780 U JP 3714780U JP 3714780 U JP3714780 U JP 3714780U JP S632615 Y2 JPS632615 Y2 JP S632615Y2
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stepped
piston
case
spring
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JP3714780U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は可変容積形のアキシアルピストンポン
プの馬力制御装置に係り、特に制御馬力を必要に
応じて変更できるようにした馬力制御装置に関す
るものである。
可変容積形のアキシアルピストンポンプは、そ
の駆動源である原動機の出力をほぼ一定に保つ馬
力制御装置と組み合わされて広く使用されている
が、最近は原動機の出力を最大限に有効利用した
いという要求が強くなつてきており、種々の発
明・考案がなされている。
第1図は従来の馬力制御装置の一例を示す回路
図を示し、この装置はケース2内に納められ、原
動機Mによつて駆動される可変容積形のポンプ1
の容積制御部に連結されたピストン34と、この
ピストン34をポンプ1の容積を最大にする方向
に押圧すように作用させたばね9と、そのばね受
け36と、ケース35内に納められ上記ばね9の
ばね受け36に連結されたピストン37と、この
ピストン37を上記ばね9の力量増大方向に押圧
するように作用させたばね38とよりなる馬力制
御機構C1をポンプに取付け、この馬力制御機構
C1のピストン34にはポンプ1の吐出圧を絞り
30を介してポンプ1の容積減少方向に作用さ
せ、ピストン37には油圧源32の制御圧を上記
ばね38の力量増大方向に作用させて構成したも
のである。
この従来装置では油圧源32の制御圧を変化さ
せることによつてばね38の力量と釣合うピスト
ン37の位置を変えることができ従つてばね9の
初期力量を任意に設定することができる。ポンプ
1を原動機Mにより駆動し、その吐出圧Pを絞り
30を経てピストン34に作用させると、ピスト
ン34に作用する圧力(絞り後の圧力)P′とピス
トン34の受圧部断面積Aとの積AP′による力と
前記制御圧値によつて設定したばね9の力量とが
釣合う位置までピストン34は移動せしめられ、
その結果ピストン34に容積制御部を連結したポ
ンプ1の容積が変化せしめられて定馬力制御が行
われる。油圧源32の制御圧を変えれば定馬力の
値を変えることができる。
しかしこの従来装置ではその構造から明らかな
ように、ばね38の取付時力量はばね9の最大力
量よりも大きい必要があり、従つてばね38の形
状は大きくなり、これにつれてケース35やピス
トン37も大型になる問題点があつた。
このため、ばね9の力量設定用のばね38、ピ
ストン37等を用いない第2図に示すような馬力
制御装置も従来提案されている。
この従来装置は馬力制御機構をケース2内にば
ね9とピストン34とを納めただけの馬力制御機
構C2とし、ポンプ1の吐出圧Pを絞り30を介
してピストン34に作用させると共に、この絞り
30の下流側の管路を分岐させて絞り30の下流
側とタンク33間を連通する分岐管路41を設
け、この分岐管路41中に、該分岐管路41を絞
り40を介して開通する位置にばね17により規
制され、かつパイロツトポート22に油圧源32
の制御圧を加えることによりばね17に抗して分
岐管路41を遮断する位置に切換えられる2位置
切換弁39を挿設して構成したものである。
この従来装置では油圧源32の制御圧を断つて
切換弁39を図示の絞り位置に位置させ、分岐管
路41を絞り40を介して開通させると共に絞り
40を全開にして圧力P′の値を最小にすればポン
プ1の容積は最大に制御され、即ち制御馬力は最
大になる。絞り40を絞るに従つて制御馬力は次
第に小さくなる。油圧源32の油圧を切換弁39
に導入し切換弁39を図示の絞り位置から左行さ
せて遮断位置に切換え、分岐管路41を遮断する
と制御馬力は最小となる。
しかしこの従来装置では最小馬力制御のときを
除いて常にタンク33へのドレンが生じ、この部
分のエネルギ損失が避けられない問題点があり、
絞り40の特性が圧力と油温とによつて変化しや
すく調整が困難なこと、最大と最小の馬力の中間
で制御するときは手動で絞り40を操作する必要
があることなどの問題点がある。
本考案は上記したような従来のアキシアルピス
トンポンプの馬力制御装置の問題点を改善し、エ
ネルギ損失が小さく、馬力制御が容易でしかも小
形なアキシアルピストンポンプ用の馬力制御装置
を提供することを目的とする。
以下図面に基づき上記目的を達成した本考案の
一実施例を詳細に説明する。
第3図はその回路図、第4図は同じくその構造
を示す断面図である。
本実施例は原動機Mによつて駆動される可変容
積形のアキシアルピストンポンプ1に取付けられ
た段付ピストン式の馬力制御機構Cと、2位置切
換弁Vを一体に併設して構成したものである。
段付ピストン式の馬力制御機構Cは、アキシア
ルピストンポンプ1に取付けられたケース2と、
このケース2の一端に取付けられた段付ケース3
と、この段付ケース3内に摺嵌された段付ピスト
ン4と、段付ケース3のガイド3aに摺嵌された
球面突起5aを有し段付ピストン4によつて移動
せしめられるポンプ1の容積制御用のロツド5
と、このロツド5とポンプ1の容積制御部(図示
せず)を連結するためのピボツトピン6と、ロツ
ド5に一体に設けられたばね受け7と、このばね
受け7と対向するようにケース2に固着されたば
ね受け8と、両ばね受け7,8間に設けらればね
受け7を介してロツド5及び当該ロツド5に連結
された段付ピストン4を上記ポンプ1の容積増大
側に押圧するように作用させた複数のばね9,1
0と、段付ケース3に設けられ段付ピストン4の
段付部の一方4a,当該段付部の他方4b及びケ
ース2内(タンク33に通じる)にそれぞれ連通
した流路18〜20とよりなる。
なお11はストツパであつてロツド5のストロ
ークを制御することによりポンプ1の最小容積を
規制するためのものである。
2位置切換弁Vはケース12に嵌装され2個の
ポート18a,19aを有するスリーブ13と、
このスリーブ13内に摺嵌されポート19a(流
路19′,19を介して段付ピストン4の段付部
の他方4bに連通する)をドレン(流路20′,
20を介してタンク33に連通する)側とポート
18a(流路18′,18を介して段付ピストン4
の段付部の一方4aに連通する)側に切換え連通
するためのピストン14と、このピストン14に
一体に設けられたばね受け15と、このばね受け
15と対向するようにケース12に固着されたば
ね受け16と、両ばね受け15,16間に設けら
れたばね17と、ケース12に形成されスリーブ
13のポート18aに常時ポンプ1の吐出圧を供
給するポート21及びこれらのポート18a,2
1に連通する流路18′と、ケース12に形成さ
れスリーブ13のポート19aに連通する流路1
9′と、同じくケース12に形成されポンプ1の
ケースにドレンを連通させる流路20′と、ケー
ス12に設けられピストン14にばね17の力量
増大方向に油圧を作用させるためのパイロツトポ
ート22とよりなり、段付ケース3に流路18〜
20と18′〜20′が連通するようにケース12
が取付けられる。
そしてばね9,10に抗してポンプ1の容積を
減少するように段付ピストン4の段付部の一方4
aとポンプ1の吐出管路42から分岐した第1管
路43とを接続すると共に、段付ピストン4の段
付部の他方4bとポンプ1の吐出管路42から分
岐した第2管路44及びタンク33のいずれか一
方とを2位置切換弁Vを介して切換可能に接続す
る。
以下その作用を説明する。
ポンプ1が原動機Mによつて駆動されこれより
作動流体を吐出しており、別の油圧源32は作動
流体をポート22に供給していないものとする
と、2位置切換弁Vのピストン14は、ばね17
により第3,第4図示位置に押された状態にあ
り、ポンプ1の吐出圧力は吐出管路42よりポー
ト21に供給され更に第1管路43の絞り30
(第3図参照)を通りポート18a、流路18′,
18を経て段付ピストン4の段付部の一方4aを
押圧すべく供給され、段付ピストン4を第4図の
上方(第3図では左方)に押し、従つてロツド5
はばね9に抗して第4図の上方に動こうとする。
ばね9の設定荷重よりも段付ピストン4の力が
大きくなるとロツド5は上方に動いてポンプ1の
容積を減少させる。ロツド5がなおも上方に動い
てばね10の端部10aがばね受け8の端部8a
に接してからはばね10も圧縮される。こうして
ポンプ1の吐出圧力が増大するとポンプ容積は減
少しポンプ1の出力はほぼ一定に保たれいわゆる
定馬力制御が行われる。なおばね10はこの定馬
力制御の精度を上げるためのもので所要精度に応
じてばね本数を増減すればよい。以上の制御は従
来の定馬力制御装置と同じ作用であつて、この場
合定馬力の値を変えることはできない。
次に油圧源32から吐出圧力がポート22に加
えられ、その圧力に基づく力がばね17の力より
大きくなると、ピストン14は第4図において上
方に動き、ポンプ1の吐出圧力は吐出管路42よ
りポート21に供給され、更に第1管路43の絞
り30(第3図参照)を通り第2管路44のポー
ト19a、流路19′,19を経て段付ピストン
4の段付部の他方4bを押圧すべく供給され、段
付ピストン4を第4図の上方に動かそうとする力
を強めるから、結果として段付ピストン4の段付
部の一方4aに圧力が加わつたのみの場合よりも
ポンプ1の容積は減少する。この段付部の他方4
bに加わる圧力はポート22に加わる圧力源32
の圧力に応じてポンプ1の容量を切り換えること
ができる。なお流路20,20′はピストン14
の切り換えに伴つて生ずるドレンをポンプ1のケ
ース内に開放するために必要なものである。また
段付ピストン4,ロツド5、ばね受け7等は必要
に応じ一体として形成してもよいことはもちろん
であり、ケース2、段付ケース3、ケース12等
も必要に応じて一体形成することが可能である。
以上説明したように本考案によれば2位置切換
弁Vのパイロツトポート22に圧力を加えてこれ
を切換え、ポンプ1の吐出圧力を吐出管路42及
び第1,第2管路43,44を通して段付ピスト
ン4の段付部の他方4bに供給して段付ピストン
4のばね9,10に対抗する力の大きさを変える
ことができるからポンプ1の吐出圧力が一定であ
つてもポンプ容積を変えることが可能になり、そ
の結果第5図示のようにポンプ1のある吐出圧力
P0に対して吐出量をQ1またはQ2に切り換えるこ
とが可能になる。
第5図のa特性線は段付ピストン4の段付部の
一方4aにのみ、ポンプ1の吐出圧力を加えた場
合の定馬力制御特性線を示し、同bの特性線は段
付部の他方4bにもポンプ1の吐出圧力を加えた
場合の定馬力制御特性線を示す。
またこのときポンプ1の吐出流体を段付ピスト
ン4の段付部の他方4bに作用させ、第2図示の
従来装置のように無駄にドレン(タンク33)に
開放するようなことはしていないので、ドレン開
放によるエネルギ損失を回避できるばかりでな
く、馬力制御機構として第2図示の従来のピスト
ン34式のものに代えて段付ピストン4式のもの
を用い、かつこの機構の段付ピストンにばね9,
10に抗して圧力を加えるための2位置切換弁V
を併用しただけであるのでその形状も大きさも第
2図示の従来装置に比して遜色なく比較的小形で
すむという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の一例を示す回路図、第2図
は従来装置の他の例を示す回路図、第3図は本考
案装置の一実施例を示す回路図、第4図はその構
造を示す断面図、第5図は本考案装置によつて得
られる吐出圧力と吐出量の関係説明用線図であ
る。 1……可変容積形アキシアルピストンポンプ、
2……ケース、3……段付ケース、4……段付ピ
ストン、5……ロツド、6……連結用のピボツト
ピン、9,10……ばね、12……ケース、14
……ピストン、17……ばね、22……パイロツ
トポート、30……絞り、32……油圧源、33
……タンク、C……段付ピストン式の馬力制御機
構、V……2位置切換弁、42……吐出管路、4
3……第1管路、44……第2管路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可変容積アキシアルピストンポンプ1に取付け
    られたケース2と、このケース2の一端に取付け
    られた段付ケース3と、この段付ケース3内に摺
    嵌されその一端を上記ポンプ1の容積制御用のロ
    ツド5に連接された段付ピストン4と、ケース2
    内に収容され段付ピストン4をポンプ1の容積を
    増大するように作用させた複数のばね9,10
    と、このばね9,10に抗してポンプ1の容積を
    減少するように段付ピストン4の段付部の一方4
    aと上記ポンプ1の吐出管路42から分岐した第
    一管路43とを接続してなる馬力制御装置におい
    て、段付ピストン4の段付部の他方4bと上記ポ
    ンプ1の吐出管路42から分岐した第2管路44
    およびタンク33のいずれか一方とを2位置切換
    弁Vを介して切換可能に接続したことを特徴とす
    るアキシアルピストンポンプの馬力制御装置。
JP3714780U 1980-03-21 1980-03-21 Expired JPS632615Y2 (ja)

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JP3714780U JPS632615Y2 (ja) 1980-03-21 1980-03-21

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Publication Number Publication Date
JPS56138165U JPS56138165U (ja) 1981-10-19
JPS632615Y2 true JPS632615Y2 (ja) 1988-01-22

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ID=29632719

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