JPS632530A - 幅圧下プレスの押えロ−ル装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、連続的に送られている材料をプレスを用いて
幅圧下する際に、材料に座屈を生じさせないプレスの押
えロール装置に関するものである。

［従来の技術］ スラブなどの材料を幅圧下する場合、幅圧延に較べて圧
下量を大きく設定できるプレスの有用性か注目されてお
り、実用化のための研究が進められている。第５図は、
大きな幅圧下を受けた材料に座屈を生じさせない従来の
対策を示すもので、材料ａの上下面を押えロール兼ピン
チロールｂ、ｂで押えている。なお、図中、Ｃはスクリ
ューまたはシリンダなどで構成した高さ調節装置、ｄは
プレス用金型、ｅ、ｒはそれぞれ入側および出側に設け
た支持ロール、ｇは搬送ロール、ｈは材料の送り方向を
示す。

［発明が解決しようとする問題点］ しかし、上述の従来の装置によると、下部の押えロール
ｂおよび支持ロールｅ汀が、材料ａ下面をほぼ水平に支
持しているため、プレス出側における材料厚さ方向中心
面ｉか入側の材料中心面ｊよりも厚み増大量の半分Ａｔ
たけ高くなっている。従って、この材料ａを次工程で受
は入れる水平圧延機（図示せず）の上、下圧上量を均等
に保持するには水平圧延機のロールギャップ中心高さか
プレス入側の中心面ｊよりＪｔだけ高くなるように圧延
機を据付ける必要かある。

しかし、前述のＪｔは材料ａの性状および幅圧下量の設
定値の変更に従って変動するので、水平圧延機の据付レ
ベルを調整することによって目的を達成することはでき
ず圧延機の取扱いが困難になる。また、材料ａは高温と
自重によって図示のごとくロール上に弯曲して盛り上り
上部押えロールｂなどによって強く押圧されるので、ロ
ールとの接触部にへこみ変形を生じたり、コーナーキズ
を発生させるなどの問題点かあった。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、前述の問題点に鑑み、材料の性状および幅圧
下量の変化に無関係に次工程設備の材料受入れを容易に
し、また、ロールとの接触によるキズを生じない幅圧下
プレスの押えロール装置を提供するためになしたもので
、その要旨は幅圧下プレスの入側と出側と中間部分の各
下部にそれぞれ配設され、幅圧下中、厚みか増大する材
料の厚さ方向中心面が幅圧下前のそれとほぼ同じレベル
を維持するように材料下面を支持するためプレス入側か
ら出側に向って順次高さを低く設定した上下方向に可動
の下部ロールと、少くとも前記下部ロールのうちのプレ
ス中間部分のそれと対をなす上部ロールとを備え、該上
部ロールが前記材料上面を押圧し得るように上下方向に
可動に構成したものである。

［作　　　用］ プレスされた材料の厚さ方向中心面か、プレス前と同じ
レベルに保持された状態で水平移動するので、次工程設
備の材料受入れが容易になり、また、プレス加工時にキ
ズを発生するおそれがない。

［実　施　例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。第１
図および第２図は本発明の第１の実施例を示すもので、
図中、■は矢印に方向に連続的に送られている材料、２
は材料１の厚さ方向中心面、３．３は矢印！方向に押圧
駆動されるプレス用金型である。

プレスの入側下部、出側下部および中間部分上、下部に
はそれぞれ高さ調整装置４　（スクリュー機構など）を
有する支持ロール５，６および押えロール兼ピンチロー
ル７．８（以下、押えロールと呼ぶ）か配置され、各ロ
ール５，８．６の高さは幅圧下中、厚みか増大する材料
Ｉをほぼ水平に支持するように入側から出側に向ってｊ
順次低く設定されている。上部押えロール７には高さ調
整装置４のほか横方向に位置を調節するだめの横移動装
置９　（シリンダ装置またはスクリュー機構）が設けら
れ、幅圧下進行中、材料１に作用する上向きの力の移動
に追従して材４４１上面を効果的に下方に押圧するよう
になっている（同一発明者による昭和６１年５月１６日
付特許出願を参μζ０゜なお、ここには図示してないか
、上下の押えロール７．８は矢印ｍ方向に回転して材料
ｌを送る役割りを果たす。

次に、本装置の作動および泡抜要領について説明する。

材料を幅圧下する際は、幅圧下量に相当した厚みの増大
を考慮して、幅圧下後の（イ料厚さ方向中心１７７２か
プレス入側の厚さ方向中心面とほぼ同じレベルを維持す
るように、支持ロール５．６および上、下の押えロール
７．８の高さを調節し、幅圧下進行中も前記レベルを維
持するようにする。材料ｌはプレス出入側の中間部分て
押えロール７．８によって上、下面を支持されているの
で、座屈を起こすおそれがない。

また、材料ｌの厚さ方向中心面２のレベルが不変なので
、次工程設備の材料受入れが容易であり、さらに材料１
は上方に盛り上ったり弯曲することらないので材料１に
キズか発生するおそれかない。なお、プレス内部で幅圧
下が進行する過程で圧下刃の作用重心位置■２が横方向
に移動するが、横移動装置９が上部押えロール７を作用
重心位置１２の移動に合わせて横方向に駆動するので（
矢印ｎ）、上部押えロール７は効果的に材料１を押える
ことができる。

本発明の第２の実施例を第３図に示す。この例はプレス
の入側、出側および中間部分の上、下部にそれぞれ支持
ロール５，５．６．８および押えロール７．８をプレス
入側の厚さ方向中心面に対し上下対称に配置し、且つ各
ロール５，５，６，６゜７．８にそれぞれ高さ調節用シ
リンダ■３を設け、さらに横移動装置９を取り除いたも
ので、これ以外は第１の実施例と変わるところはない。

この例は、第１の実施例におけるスクリュー機構に代え
てシリンダ装置でロール高さを調節するので、圧下進行
中の材料の厚みの増大に敏速に追従でき、材料１を確実
に押える利点かある。

本発明の第３の実施例を第４図に示す。この例は、第２
図の実施例に示す上、下の押えロール７．８にそれぞれ
横移動装置９を設けたもので、圧下刃の作用重心位置Ｉ
２の移動に正確に追従できる利点があり、それ以外は第
２の実施例と変わるところはない。

なお、本発明は前述の実施例にのみ限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変
更を加え得ることは勿論である。

［発明の効果コ 以上に述べたごとく本発明は次の優れた効果を発揮する
。

（１）上、下の押えロールがプレス出、入側の中間部分
にあって材料の上、下面を押えるので、座屈の発生を防
止できる。

（ｉｉ）　　上、下部の各ロールか、幅圧下中、厚みか
増大する材料を、材料厚さ方向中心面か幅圧下前のそれ
と同じレベルに維持するので、次工程設備の材料受入れ
か容易である。

■　第（ｎ）項と同じ理由により、材料が盛り上ったり
弯曲することがなく、材料にキズを発生させるおそれが
ない。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の第１の実施例を示し、第
１図は側面図、第２図は第１図における■−■方向から
の矢視図、第３図および第４図は、本発明の第２および
第３の実施例である、本装置の側面図、第５図は従来の
押えロール装置の側面図である。 図中、■は材料、３は金型、４は高さ工１節装置、５，
６は支持ロール、７，８は押えロール兼ピンチロール、
９は横移動装置、１３は高さ調節用シリンダを示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）幅圧下プレスの入側と出側と中間部分の各下部にそ
   れぞれ配設され、幅圧下中、厚みが増大する材料の厚さ
   方向中心面が幅圧下前のそれとほぼ同じレベルを維持す
   るように材料下面を支持するためプレス入側から出側に
   向って順次高さを低く設定した上下方向に可動の下部ロ
   ールと、少くとも前記下部ロールのうちのプレス中間部
   分のそれと対をなす上部ロールとを備え、該上部ロール
   が前記材料上面を押圧し得るように上下方向に可動に構
   成したことを特徴とする幅圧下プレスの押えロール装置
   。