JPS6325024A - 二軸延伸ポリプロピレンフイルム - Google Patents
二軸延伸ポリプロピレンフイルムInfo
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- JPS6325024A JPS6325024A JP16879986A JP16879986A JPS6325024A JP S6325024 A JPS6325024 A JP S6325024A JP 16879986 A JP16879986 A JP 16879986A JP 16879986 A JP16879986 A JP 16879986A JP S6325024 A JPS6325024 A JP S6325024A
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Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は透明性に優れ、かつ、スリップ性の良い二軸延
伸ポリプロピレンフィルムに関するもので′ある。
伸ポリプロピレンフィルムに関するもので′ある。
[従来の技術]
従来、二軸延伸ポリプロピレンフィルムのすべり性を改
善したものとして、無機フィラーたとえばサイロイドを
添加したフィルムや、脂肪酸アミドたとえばオレイン酸
アミドなどを添加したフィルムが知られている。
善したものとして、無機フィラーたとえばサイロイドを
添加したフィルムや、脂肪酸アミドたとえばオレイン酸
アミドなどを添加したフィルムが知られている。
[発明が解決しようとする問題点]
しかし、かかる従来の無機フィラー添加のフィルムでは
、十分なすべり性が得られるまで無機フィラーを添加す
ると、透明性の悪化が避けられなく、脂肪酸アミドなど
の有機滑剤添加したフィルムでも同様の結果しか得られ
なく、かつ高温(約80℃以上)になるとすべり性が急
激に低下するという致命的な欠点を有していた。
、十分なすべり性が得られるまで無機フィラーを添加す
ると、透明性の悪化が避けられなく、脂肪酸アミドなど
の有機滑剤添加したフィルムでも同様の結果しか得られ
なく、かつ高温(約80℃以上)になるとすべり性が急
激に低下するという致命的な欠点を有していた。
本発明は、上記問題点を解消し、すべり性に優れかつ透
明性の良い二軸延伸ポリプロピレンフィルムを提供する
ものである。
明性の良い二軸延伸ポリプロピレンフィルムを提供する
ものである。
[問題点を解決するための手段]
本発明は、ポリプロピレン98.5〜99.9wt%と
ポリビニリデンフロライド0.1〜1.5wt%との混
合物を主体とした二軸延伸フィルムであって、該フィル
ムは表面に突起を有し、かつ、クロスが120〜145
である二軸延伸ポリプロピレンフィルムを特徴とするも
のである。
ポリビニリデンフロライド0.1〜1.5wt%との混
合物を主体とした二軸延伸フィルムであって、該フィル
ムは表面に突起を有し、かつ、クロスが120〜145
である二軸延伸ポリプロピレンフィルムを特徴とするも
のである。
本発明におけるポリプロピレン(以下、PPと略称する
)とは、ポリプロピレンを主体とするものであればよく
、極限粘度[η] (135°C、テトラリン溶液で
測定〉が1.2〜2.5dl/(lの範囲のものを用い
るのがより好ましい。
)とは、ポリプロピレンを主体とするものであればよく
、極限粘度[η] (135°C、テトラリン溶液で
測定〉が1.2〜2.5dl/(lの範囲のものを用い
るのがより好ましい。
なお、本発明のポリプロピレンには、プロピレンに例え
ばエチレン、ブテン、ペンテンなどの]モノマーをラン
ダムあるいはブロック状に共重合させたものも含むもの
とし、この場合、プロピレン成分の含有量は9Qwt%
以上が好ましく、984%以上がより好ましい。
ばエチレン、ブテン、ペンテンなどの]モノマーをラン
ダムあるいはブロック状に共重合させたものも含むもの
とし、この場合、プロピレン成分の含有量は9Qwt%
以上が好ましく、984%以上がより好ましい。
本発明におけるポリビニリデンフロライド(以下、PV
DFと略称する)とは、ビニリデンフロライド成分を主
体とするものであればよいが、メルトフローインテック
スMI(ASTM D−1238−70,10均加重
、250’Cで測定)が0.1〜709/10分(好ま
しくは0.5〜50y/10分)、極限粘度[η] (
30℃、 DMF溶液で測定)が0.6〜1.5dl/
g(好ましくは0.75〜1.3dl/!?>、規則性
(ビニリデンフロライドモノマーの結合がヘッド−テー
ルになっている割合で、NMRスペクトルにより測定)
が85%以上(好ましくは90%以上)のものを用いる
のがより好ましい。
DFと略称する)とは、ビニリデンフロライド成分を主
体とするものであればよいが、メルトフローインテック
スMI(ASTM D−1238−70,10均加重
、250’Cで測定)が0.1〜709/10分(好ま
しくは0.5〜50y/10分)、極限粘度[η] (
30℃、 DMF溶液で測定)が0.6〜1.5dl/
g(好ましくは0.75〜1.3dl/!?>、規則性
(ビニリデンフロライドモノマーの結合がヘッド−テー
ルになっている割合で、NMRスペクトルにより測定)
が85%以上(好ましくは90%以上)のものを用いる
のがより好ましい。
また、ビニリデンフロライド以外にもモノクロロートリ
フロロエチレンなどのコモノマーをランダムあるいはブ
ロック状に共重合させても良いが、ビニリデンフロライ
ド成分は90%以上が好ましく、95%以上が更に好ま
しい。
フロロエチレンなどのコモノマーをランダムあるいはブ
ロック状に共重合させても良いが、ビニリデンフロライ
ド成分は90%以上が好ましく、95%以上が更に好ま
しい。
PVDFの添加量は0.1〜1.5wt%でなければな
らない。添加量がQ、’1wt%未満では、すべり性が
悪く、また、添加mが1.5wt%を超えると、透明性
が悪化する。より好ましい添加量はQ、3wt%以上、
1.Qwt%未満である。
らない。添加量がQ、’1wt%未満では、すべり性が
悪く、また、添加mが1.5wt%を超えると、透明性
が悪化する。より好ましい添加量はQ、3wt%以上、
1.Qwt%未満である。
なあ、多層フィルムで、各層の融点が異なる場合、融点
が最も高くないPP層、たとえばホモPPとPP共重合
体の2層フィルムで共重合体層の滑剤としてPVDFを
使用する場合、延伸工程において、PP共重合体層は溶
融あるいは半溶融状態になるため、PVDFはフィルム
表面に突出しにくい。したがってこの場合好ましいPV
DFの添加量はQ、5wt%以上、1.Qwt%未満で
ある。
が最も高くないPP層、たとえばホモPPとPP共重合
体の2層フィルムで共重合体層の滑剤としてPVDFを
使用する場合、延伸工程において、PP共重合体層は溶
融あるいは半溶融状態になるため、PVDFはフィルム
表面に突出しにくい。したがってこの場合好ましいPV
DFの添加量はQ、5wt%以上、1.Qwt%未満で
ある。
本発明における二軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下
、OPPフィルムと略称する)とは、PPとPVDFと
の混合物を主体とした組成物を公知の方法で二軸方向に
延伸したものでおる。
、OPPフィルムと略称する)とは、PPとPVDFと
の混合物を主体とした組成物を公知の方法で二軸方向に
延伸したものでおる。
なお、延伸倍率は、特に限定されないが各軸方向の延伸
倍率の積、すなわち、面積倍率を30倍以上とするのが
好ましく、40倍以上とするのがより好ましい。
倍率の積、すなわち、面積倍率を30倍以上とするのが
好ましく、40倍以上とするのがより好ましい。
本発明の二軸延伸フィルムの表面には突起が形成されて
なければならない。突起は、二軸延伸によりフィルム中
のPVDFがフィルム表面に突出されたもので、この突
起によりフィルムは十分なすべり性が得られる。なお、
突起の大きざ、高さ、個数は特に限定されないが、大き
ざが2〜30μ、高さが0.1〜1μの範囲にあるもの
が0.15〜8コ/ mmでおるのが好ましく、0.3
〜4コ≠きざ、高さが上記範囲の上限値を外れたもの、
すなわち、粗大突起を含む場合、その粗大突起の個数は
、上記の範囲内にある突起の個数の10%以下であるの
がより好ましい。
なければならない。突起は、二軸延伸によりフィルム中
のPVDFがフィルム表面に突出されたもので、この突
起によりフィルムは十分なすべり性が得られる。なお、
突起の大きざ、高さ、個数は特に限定されないが、大き
ざが2〜30μ、高さが0.1〜1μの範囲にあるもの
が0.15〜8コ/ mmでおるのが好ましく、0.3
〜4コ≠きざ、高さが上記範囲の上限値を外れたもの、
すなわち、粗大突起を含む場合、その粗大突起の個数は
、上記の範囲内にある突起の個数の10%以下であるの
がより好ましい。
このような突起を形成するために添加するPVDFの粒
径は、特に限定されないが平均粒径1〜10μで、その
分布は95%以上が0.5〜15μであるのが好ましい
。
径は、特に限定されないが平均粒径1〜10μで、その
分布は95%以上が0.5〜15μであるのが好ましい
。
本発明のフィルムは、クロスが120〜145でなけれ
ばならない。クロスが120未満では透明性が悪く、1
45を越えるとすべり性が悪くなる。
ばならない。クロスが120未満では透明性が悪く、1
45を越えるとすべり性が悪くなる。
本発明のフィルムのすべり性を維持したままで更に透明
性を改善するためには、PP、PVDF混合フィルム層
をPPフィルムの少なくとも片面に積層したフィルムと
するのが最も好ましい。すなわち積層フィルムとするこ
とにより2本発明のフィルム部の厚みを薄クシ、フィル
ム全体としての透明性を改善することができる。
性を改善するためには、PP、PVDF混合フィルム層
をPPフィルムの少なくとも片面に積層したフィルムと
するのが最も好ましい。すなわち積層フィルムとするこ
とにより2本発明のフィルム部の厚みを薄クシ、フィル
ム全体としての透明性を改善することができる。
本発明のOPPフィルム厚みは特に限定しないが3〜1
00μ、好ましくは5〜60μmで積層フィルムとした
場合2本発明のフィルム1厚みを好ましくは0.5〜8
μ、更に好ましくは1〜5μとするのが良い。
00μ、好ましくは5〜60μmで積層フィルムとした
場合2本発明のフィルム1厚みを好ましくは0.5〜8
μ、更に好ましくは1〜5μとするのが良い。
次に本発明のフィルム製造法について説明する。
PP98.5〜99.9wt%とPVDFo、1〜1.
5wt%を混合しポリマー温度180〜260′Cでス
リット状の口金から吐出させ、表面温度20〜90’C
の冷却ドラム上にキャスト冷却固化する。キャストした
上記フィルムを100〜150℃に加熱した後、長手方
向に4〜7倍延伸し、次にテンタ式延伸装置で幅方向に
150〜165℃で6〜12倍に延伸する。延伸終了後
、必要に応じて該延伸フィルムを幅方向に0〜10%の
リラックスをしながら150〜162°Cで3〜10秒
間熱処理しても良い。
5wt%を混合しポリマー温度180〜260′Cでス
リット状の口金から吐出させ、表面温度20〜90’C
の冷却ドラム上にキャスト冷却固化する。キャストした
上記フィルムを100〜150℃に加熱した後、長手方
向に4〜7倍延伸し、次にテンタ式延伸装置で幅方向に
150〜165℃で6〜12倍に延伸する。延伸終了後
、必要に応じて該延伸フィルムを幅方向に0〜10%の
リラックスをしながら150〜162°Cで3〜10秒
間熱処理しても良い。
PVDFの添加量が増大するとフィルムのクロスは低下
し、一方、PVDFの添加量が減少すると、フィルムの
クロスは高くなる。したがってクロスを120〜145
とするには、PVDFの添加MがQ、5wt%以上の場
合、キャスト時に球晶が成長しない様急冷するのが好ま
しく、PVDFの添加量がQ、 5wt%未満では、逆
にキャスト時に除冷し、球晶により表面を若干粗面化さ
せるのが好ましい。
し、一方、PVDFの添加量が減少すると、フィルムの
クロスは高くなる。したがってクロスを120〜145
とするには、PVDFの添加MがQ、5wt%以上の場
合、キャスト時に球晶が成長しない様急冷するのが好ま
しく、PVDFの添加量がQ、 5wt%未満では、逆
にキャスト時に除冷し、球晶により表面を若干粗面化さ
せるのが好ましい。
冷却ドラムの表面温度は押出フィルム厚み、キャスト速
度により最適温度が左右されるが、おあよそ、前者の場
合20〜60 ’C,後者の場合50〜90℃である。
度により最適温度が左右されるが、おあよそ、前者の場
合20〜60 ’C,後者の場合50〜90℃である。
なお、積層フィルムとする場合、PPにPVDFを混合
した物と、PPとを共押出法により積層、おるいは、上
記混合物を一軸延伸1多または二軸延伸後にPPを押出
し積層する方法などがあるが、いずれの方法で実施して
もよい。
した物と、PPとを共押出法により積層、おるいは、上
記混合物を一軸延伸1多または二軸延伸後にPPを押出
し積層する方法などがあるが、いずれの方法で実施して
もよい。
ざらに、本発明のフィルムを空気中、炭酸ガス。
窒素ガスなどの単独あるいは混合ガス下でコロナ放電処
理あるいはプラズマ処理をし、表面接着性を向上させた
後、金属蒸着、印刷などを行なっても良い。
理あるいはプラズマ処理をし、表面接着性を向上させた
後、金属蒸着、印刷などを行なっても良い。
本発明のフィルムは、包装用、粘着テープ、プリントラ
ミネートなどの用途に適している。
ミネートなどの用途に適している。
[測定法、評価法]
なお、本発明において用いる用語および特性の評価法に
ついて説明する。
ついて説明する。
(1)へイズ
J Is−に−6782に従って測定した。
(2)クロス
J Is−に−8741に従い60” −60゜で測定
した。
した。
(3〉フィルム表面の突起の大きざ、高さ、数J l5
−8−0601に準じて測定した。
−8−0601に準じて測定した。
小板研究所(株)%j4の解析装置付三次元万能表面形
状測定器Model 5E−3FKSを用いてフィル
ムの表面を次の測定条件で測定した。
状測定器Model 5E−3FKSを用いてフィル
ムの表面を次の測定条件で測定した。
測定長・・・・2 mm
縦倍率・・・・10000倍
横倍率・・・・100倍
送り速度・・・0.1mm/SeC
カットオフ値・0.251T1m
測定間隔・・・10μ
測定数・・・・25個
上記条件にて得られた粗さ曲線から該当する大きざと高
さの山数をかぞえ、1 mm当りの平均山数を算出する
。
さの山数をかぞえ、1 mm当りの平均山数を算出する
。
(4)すべり係数
幅75×長さ100mの試料フィルムを20°C165
%RHで24時間以上調湿した後、スリップテスター(
京都マキノ社製TYPE200G−15ONO101)
を用いてすべり抵抗値L(g)を読み取り、下記式によ
りすべり係数(静マサツ係数μs、動マサツ係数μd)
を算出する。試料フィルムは表裏を重ね、積層フィルム
の場合滑剤添加層同志を重ねる>2009の荷重をのせ
すべり速度を150m/分とした。
%RHで24時間以上調湿した後、スリップテスター(
京都マキノ社製TYPE200G−15ONO101)
を用いてすべり抵抗値L(g)を読み取り、下記式によ
りすべり係数(静マサツ係数μs、動マサツ係数μd)
を算出する。試料フィルムは表裏を重ね、積層フィルム
の場合滑剤添加層同志を重ねる>2009の荷重をのせ
すべり速度を150m/分とした。
すべり係数=L/200
(5)パウダーの粒径分布、平均粒子径平均径は等価球
換算値であり、その測定は日本化学機械(株)製コール
ターカウンター(TA−■型)を用いて行なった。
換算値であり、その測定は日本化学機械(株)製コール
ターカウンター(TA−■型)を用いて行なった。
[実施例]
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
実施例1.2および比較例1.2
平均粒子径及び粒径分イ[添加量が表1の実施例1.2
に示した値のPVDFパウダー([η]=1.2dl/
!7、MI=29/10分)とPPパウダー([η]=
1.8dl/g、アイソタクチックインデックスII(
沸1n−へブタン抽出法で測定)=97%)をヘンシェ
ルミキサーにて混合し、二軸押出機にて250°Cで押
出造粒した。この造粒チップをTダイ法にてポリマー温
度240’Cで押出し、40’Cに保たれた冷却ドラム
上で冷却固化して、2種の未延伸シートを得た。
に示した値のPVDFパウダー([η]=1.2dl/
!7、MI=29/10分)とPPパウダー([η]=
1.8dl/g、アイソタクチックインデックスII(
沸1n−へブタン抽出法で測定)=97%)をヘンシェ
ルミキサーにて混合し、二軸押出機にて250°Cで押
出造粒した。この造粒チップをTダイ法にてポリマー温
度240’Cで押出し、40’Cに保たれた冷却ドラム
上で冷却固化して、2種の未延伸シートを得た。
該未延伸シートを140℃に加熱し、長手方向に5倍延
伸し、ただちに40℃に冷却し、次いで160’Cに保
たれたテンターに導き幅方向に8倍延伸し、厚み15μ
の二軸延伸フィルムを2種得た(実施例1.2)。
伸し、ただちに40℃に冷却し、次いで160’Cに保
たれたテンターに導き幅方向に8倍延伸し、厚み15μ
の二軸延伸フィルムを2種得た(実施例1.2)。
比較のため、実施例1のPVDFの添加量をO1Q’
5 wt%(比較例1)、3wt%(比較例2)とし伯
は実施例1と同様にしてフィルムを得た。
5 wt%(比較例1)、3wt%(比較例2)とし伯
は実施例1と同様にしてフィルムを得た。
実施例1.2、比較例1.2で得られた各フィルムの特
性を表1に示したが、実施例1.2で示したOPPフィ
ルムは比較例に比べすべり性、透明性の両特性を満足す
るものであった。実施例2は透明性がやや悪かったが実
用上問題のないレベルであった。比較例1はすベリ性が
悪く、比較例2は透明性の悪いものでめった。
性を表1に示したが、実施例1.2で示したOPPフィ
ルムは比較例に比べすべり性、透明性の両特性を満足す
るものであった。実施例2は透明性がやや悪かったが実
用上問題のないレベルであった。比較例1はすベリ性が
悪く、比較例2は透明性の悪いものでめった。
なお突起は大きざが2〜30μ、高さが0.1〜1μの
範囲にあるものを測定した(以下同じ)。
範囲にあるものを測定した(以下同じ)。
実施例3.4および比較例3.4
平均粒子径及び粒径分布添加量が表1の実施例3.4に
示した値のPVDFパウダー([η]=1.2dl/g
、MI=29/10分)と、エチレン−プロピレンラン
ダムコポリマー(エチレン含有量4,5wt%、[η]
=1.8dl/y>との混合物を一担、押出し造粒した
。
示した値のPVDFパウダー([η]=1.2dl/g
、MI=29/10分)と、エチレン−プロピレンラン
ダムコポリマー(エチレン含有量4,5wt%、[η]
=1.8dl/y>との混合物を一担、押出し造粒した
。
この造粒したものと、PPパウダー([η]=1.8d
l/9、II=97%)を別々の押出し機で240’C
に加熱溶融し、一つの口金内で合流複合して共押出しし
、これを40℃に保たれた冷却ドラム上で冷却固化し、
2種の未延伸積層シートを得た。
l/9、II=97%)を別々の押出し機で240’C
に加熱溶融し、一つの口金内で合流複合して共押出しし
、これを40℃に保たれた冷却ドラム上で冷却固化し、
2種の未延伸積層シートを得た。
該両未延伸シートを実施例1と同様に二軸延伸し、フィ
ルム全厚み15μ、コポリマー層厚み3μの二軸延伸フ
ィルムを得た(実施例3.4)。
ルム全厚み15μ、コポリマー層厚み3μの二軸延伸フ
ィルムを得た(実施例3.4)。
比較のため、実施例3のPVDFの添加量を0゜05w
t%(比較例3)、実施例3のPVDFの代りに粒径3
μで95%以上が1〜10μのサイロイド244の添加
量を0.8wt%(比較例4)とし、他は実施例3と同
様にして二軸延伸フィルムを得た。
t%(比較例3)、実施例3のPVDFの代りに粒径3
μで95%以上が1〜10μのサイロイド244の添加
量を0.8wt%(比較例4)とし、他は実施例3と同
様にして二軸延伸フィルムを得た。
実施例3.4、比較例3.4の各フィルム特性を表1に
示したが、実施例3.4の積層二軸延伸フィルムはいず
れもすべり性、透明性の両特性を満足するものであった
。ただし、実施例3においてはすべり性がやや悪かった
が実用上問題のないものでめった。比較例3はすべり性
が悪く、比較例4の無ta滑剤を用いたものは透明性が
不十分であった。
示したが、実施例3.4の積層二軸延伸フィルムはいず
れもすべり性、透明性の両特性を満足するものであった
。ただし、実施例3においてはすべり性がやや悪かった
が実用上問題のないものでめった。比較例3はすべり性
が悪く、比較例4の無ta滑剤を用いたものは透明性が
不十分であった。
実施例5
実施例1で使用したPVDFパウダーとPPパウダーを
それぞれQ、5wt%、99.4wt%をへンシェルミ
キサーにて混合し、二軸押出機にて250℃で押出造粒
した。この造粒チップと前記PPパウダーを別々の押出
機で240’Cに加熱溶融し、PVDF添加PP層がP
VDF無添加PP層の両側にくる様口金内で合流複合し
て共押出し、これを40℃に保たれた冷却ドラム上で冷
却固化し、3層の未延伸シートを1qだ。該未延伸シー
トを実施例1と同様に二軸延伸し、フィルム全厚み15
μ、PVDF添加PP層厚み片側1.5μの二軸延伸フ
ィルムを得た。なお、そのフィルムの特性を表1に示し
た。
それぞれQ、5wt%、99.4wt%をへンシェルミ
キサーにて混合し、二軸押出機にて250℃で押出造粒
した。この造粒チップと前記PPパウダーを別々の押出
機で240’Cに加熱溶融し、PVDF添加PP層がP
VDF無添加PP層の両側にくる様口金内で合流複合し
て共押出し、これを40℃に保たれた冷却ドラム上で冷
却固化し、3層の未延伸シートを1qだ。該未延伸シー
トを実施例1と同様に二軸延伸し、フィルム全厚み15
μ、PVDF添加PP層厚み片側1.5μの二軸延伸フ
ィルムを得た。なお、そのフィルムの特性を表1に示し
た。
実施例5のフィルムは実施例1に比べ、同一のすべり性
を有しながら透明性は更に優れたちのであった。
を有しながら透明性は更に優れたちのであった。
[発明の効果]
本発明は、PPにPVDFを特定量混合した二軸延伸フ
ィルムとし、該フィルムは、表面に突起を有し、かつ、
クロスを120〜145としたので、透明性を維持した
まま良好なすべり性を有するという優れた効果が得られ
た。
ィルムとし、該フィルムは、表面に突起を有し、かつ、
クロスを120〜145としたので、透明性を維持した
まま良好なすべり性を有するという優れた効果が得られ
た。
Claims (1)
- (1)ポリプロピレン98.5〜99.9wt%とポリ
ビニリデンフロライド0.1〜1.5wt%との混合物
を主体とした二軸延伸フィルムであつて、該フィルムは
表面に突起を有し、かつ、クロスが120〜145であ
る二軸延伸ポリプロピレンフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16879986A JPS6325024A (ja) | 1986-07-17 | 1986-07-17 | 二軸延伸ポリプロピレンフイルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16879986A JPS6325024A (ja) | 1986-07-17 | 1986-07-17 | 二軸延伸ポリプロピレンフイルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6325024A true JPS6325024A (ja) | 1988-02-02 |
Family
ID=15874692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16879986A Pending JPS6325024A (ja) | 1986-07-17 | 1986-07-17 | 二軸延伸ポリプロピレンフイルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6325024A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02308826A (ja) * | 1989-05-23 | 1990-12-21 | Mitsui Toatsu Chem Inc | ポリプロピレンの延伸フイルム |
JPH0859915A (ja) * | 1994-08-17 | 1996-03-05 | Toyobo Co Ltd | 二軸延伸ポリプロピレン系フィルム |
WO2001038076A1 (en) * | 1999-11-25 | 2001-05-31 | Lithium Power Technologies, Inc. | Low cost polyvinylidene fluoride copolymers and methods of manufacture thereof |
WO2018139262A1 (ja) * | 2017-01-25 | 2018-08-02 | 株式会社クレハ | フッ化ビニリデン系樹脂フィルム |
WO2018139264A1 (ja) * | 2017-01-25 | 2018-08-02 | 株式会社クレハ | フッ化ビニリデン系樹脂フィルム |
-
1986
- 1986-07-17 JP JP16879986A patent/JPS6325024A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02308826A (ja) * | 1989-05-23 | 1990-12-21 | Mitsui Toatsu Chem Inc | ポリプロピレンの延伸フイルム |
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WO2018139264A1 (ja) * | 2017-01-25 | 2018-08-02 | 株式会社クレハ | フッ化ビニリデン系樹脂フィルム |
CN110036062A (zh) * | 2017-01-25 | 2019-07-19 | 株式会社吴羽 | 偏氟乙烯系树脂膜 |
US10988586B2 (en) | 2017-01-25 | 2021-04-27 | Kureha Corporation | Vinylidene fluoride resin film |
CN110036062B (zh) * | 2017-01-25 | 2021-04-30 | 株式会社吴羽 | 偏氟乙烯系树脂膜 |
US11136440B2 (en) | 2017-01-25 | 2021-10-05 | Kureha Corporation | Vinylidene fluoride resin film |
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