JPS63247047A

JPS63247047A - インク残量検知装置

Info

Publication number: JPS63247047A
Application number: JP8112887A
Authority: JP
Inventors: Yasushi Iida; 飯田　泰史; Akihiro Yamanaka; 山中　昭弘; Masamichi Suzumura; 鈴村　雅道
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1987-04-03
Filing date: 1987-04-03
Publication date: 1988-10-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、インク残量検知装置に関し、特にインク供給
系に配設され、インク残量をその圧力変化によって検知
するようにしたインク残量検知装置に関するものである
。

（従来の技術）従来のこの種インク残量検知装置には、インクジェット
プリンタの本体に固定されたインク供給源としてのイン
ク貯蔵容器（インクタンク）に設けられるものや、記録
ヘッドをキャリッジに搭載した形態のインクジェットプ
リンタにあってはキャリッジに搭載された予備インクタ
ンクに設けられるものがある。そして、このような従来
のインク残量検知装置では、インク液面の変化に従って
浮動する磁石内蔵の浮きをリードスイッチで検出したり
、あるいは発光手段および受光手段を設け、インク液面
が所定値以下になったときに発光手段からの光がインク
に遮断されることなく受光手段に到達することを利用し
て、インク残量を検出したりしていた。

しかし、このような従来のインク残量検知装置のうちで
、特に固定のインクタンクとして、インクタンクが偏平
で柔軟な袋で形成されている場合、インク残量の減少に
伴う液面変化の割合が少ないので、正確で信頼性のある
検出ができなかった。

また、この種のインク残量検知装置はインクタンク交換
時に同時に交換されることになるので、上述のような検
知手段を設けたのではいたずらにインクタンクの高価格
化をまねく。

一方、インク残量検知装置をキャリッジ上に搭載された
予備インクタンクに設けた場合にあっては、キャリッジ
が所定の方向に移動する際に予備インクタンク内の液面
が揺れるのでインク残量検知装置に誤動作が生じること
があり、加えてインク残量検知装置に必要な電気的な接
続手段もキャリッジに伴って移動するので接続部の信頼
性が問題となる。

そこで、記録ヘッドとインクタンク間のインク供給系に
設けられるインク残量検知装置が提案されてきたが、大
気開放型のインク残量検知装置、例えばインクレベルを
検知するためのマノメータを有する装置の場合、その装
置が適用される液体噴射記録装置の非動作時あるいは運
搬時を考慮してインク漏れやインク蒸発を防止するよう
な構成でなければならず、従って装置が大型化し、かつ
製造コストの増大を招く。

また、密閉型のインク残量検知装置、例えば密閉のため
に可撓膜が配置され、その可撓膜にインクの液圧によっ
て発生する変形を利用してインク残量検知が行われるダ
イヤフラム型のインク残量検知装置にあって、可撓膜の
材質や寸法に起因する検知出力のばらつきを補正するた
めの調整機構を有するものが提案されているが、微小圧
力による変形を利用するために、動的な圧力変動、例え
ばキャリッジターン時やヘッドの目詰り等を回復する回
復装置使用時などに発生する圧力変動によっても動作し
てしまうので、これを防止する為に検知時期の制御手段
や誤動作しても警報を外部に発生させない制御手段を設
ける必要があり、やはり装置全体が大型化し、製造コス
トが増大する。

（発明が解決しようとする問題点）本発明の目的は、上述従来の問題点に着目し、その解決
を図るべく、インク供給系の途中に介装され、インクの
液圧変化によってインク残量を検知する形態のインク残
量検知装置において、急激な液圧変動によって誤動作が
起らないように緩衝手段を具えたインク残量検知装置を
提供することにある。

（問題点を解決するための手段）かかる目的を達成するために、本発明は、液体噴射記録
装置のインク供給系に介装され、インク供給系にお叶る
インクの残量をインクの液圧の変化に基づいて検知する
ようにしたインク残量検知装置において、インクの液圧
の変化に基づいて作動し、インクの残量を検知する作動
検知部材と、作動検知部材に関連して設け、当該作動検
知部材のインクの液圧の急激な変化に基づく動作を緩衝
する緩衝手段とを具えたことを特徴とするものである。

（作　用）本発明インク残量検知装置にあっては、インク室内のイ
ンク液に急激な負圧や圧力変動が生じたり、あるいは衝
撃等によって調整部材が過激に下降を強いられたりして
も緩衝手段によってその動作が抑制されるので、誤動作
を防止することができる。

〔実施例〕

以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳細かつ具体
的に説明する。

第１図はインク残量検知手段がインク供給系の途中に介
装される形態の本発明が適用可能な液体噴射記録装置の
主要な構成の一例を示す、第１図において、１はプラテ
ン２によって記録面が規制される記録媒体に対し液滴を
吐出する記録ヘッド、３は記録ヘッド１を搭載し、プラ
テン２の軸方向に延在するガイドＧに沿って移動可能な
キャリッジ、４はキャリッジ３に搭載された予備インク
タンク、５は予備インクタンク４内のインクを記録ヘッ
ド１に供給するための供給管である。６は予備インクタ
ンク４にインクを補給するための供給管６Ａと、ポンプ
７に接続され予備インクタンク４内の液量を保つため等
に使用される吸引管６Ｂとを、まとめた可撓性の連通部
材である。

ポンプ７はキャッピング８と連結しており、印字不良時
やインクタンク９の交換時などに記録ヘッド１先端より
インクを吸引する。なお、９はインク供給源としてのイ
ンクタンクであり、本例ではプラスチックやアルミ材等
で偏平かつ柔軟に形成された袋形状のものが示されてい
る。さらに、１０は供給管６Ａの途中に配設され、づン
クタンク１０に連通しているインク残量検知装置である
。

かかる構成においては、インクタンク９に貯蔵させたイ
ンクはインク残量検知装置１０および供給管６Ａを介し
、キャリッジ３に搭載された予備インクタンク４へ導か
れる。更にインクは予備インクタンク４から供給管５を
介してキャリッジ３上に搭載された記録ヘッド１に導か
れ、記録ヘッド１によってプラテン２上の不図示の記録
媒体に吐出されて記録が行われる。

ついで、第２図によりこのような位置に配置される本発
明インク残量検知装置の構成の一例について説明する。

ここで、１１および１２は、それぞれ、本体ケースおよ
びカバーであり、それらは接着、溶着あるいはビス等で
接合されており、本体ケース１１の方にはインク流入口
１１Ａおよびインク流出口１１Ｂが設けられている。１
３は本体ケース１１およびカバー１２によって形成され
る空間を仕切っている可撓性部材で構成された膜であり
、この可撓膜１３はその仕切られた本体ケース１１側の
空間が外気から完全に密封されるようにケース１１とカ
バー１２との接合部分で支持されている。

１４および１５は可撓膜１３を上下から挟持するように
して取付けられた上部作動板および下部作動板であって
、上部作動板は導電性材料で形成されており、更にこれ
らの作動板１４および１５にはねじ部１６Ａが形成され
た調整＠１６がカバー１２の上面を貫通するようにして
固定されている。１７はそのねじ部１６Ａに螺合された
調整用のナツト、１８はナツト１７の下面側に設けられ
カバ−１２上面との間にばね１９を保持しているばね押
え部材である。

また、２０Ａおよび２０Ｂはカバー１２の下面側に取付
けられた電極、２１Ａおよび２１Ｂはカバ−１２上面側
に設けられ、電極２０Ａおよび２０Ｂにそれぞれ接続し
ているリード線用端子である。そこで、本例においては
ナツト１７の締め方いかんによって、ばね１９による作
動板１４および１５の電極２０Ａおよび２０Ｂへ向けて
の偏倚力を調整することができるもので、一方、可撓膜
１３にはこれによって仕切られている本体ケース１１の
インク室２２内のインクから液圧を受けているため、可
撓膜１３はインクの液圧とばね１９の上述した偏倚力と
の双方を受けて、上部作動板１４が電極２０Ａ、２０Ｂ
に接した状態に保たれる。

またここで、調整軸１６は作動板１４．１５および可撓
膜１３を貫通してインク室２２内にまで延在されており
、その延在された調整軸１６の端部に緩衝板２３が取付
けられている。この緩衝板２３はインク室２２内の常に
インク液に浸漬される位置に設けられており、短時間内
に発生する圧力変動、例えばキャリッジ３の方向変換時
や記録ヘッド１における回復動作時に発生する圧力変動
に対して緩衝板２３に作用するインク液の粘性抵抗を利
用してこれを緩衝させようとするものである。

そこで、上述のような圧力変動に対する緩衝により導体
の上部作動板１４が電１２０Ａおよび２０Ｂから解離し
ようとするのに対して時間遅れを発生させることができ
、上記圧力変動が消滅するまで、接触状態を継続させる
ことによって、例えばインク残量検知の警告を発生させ
るようなことがない。なお、ここで、ａａｉ板２３の形
状を緩衝に好適なようにすることによって時間遅れを適
切に調整することが可能である。

また、このように構成したインク残量検知装置において
は、インク室２２における正常な状態での液圧変化によ
り、可撓膜１３が下方に引下げられようとする場合、こ
れに抗する力はばね１９による偏倚力のみであり、しか
るが故にナツト１７のねじ締め操作により作動板１４．
１５の動作を介して検知される動作設定圧力の調整を実
施することができる。しかして、かかる調整により可撓
［１３やばね１９の特性に関するばらつきによる作動圧
力の変化をなくすことができる。

第３図は本発明の他の実施例を示す。本例は緩衝手段を
調整軸の周りに設けるようにするもので、調整軸１６の
カバー１２を貫通させる部分には空隙３１が周設されて
おり、更にその貫通部から上方にはばね１９の周囲を囲
繞するようにカバー１２の一部を延在させて囲壁１２Ａ
が設けられている。３２は上記空隙３１の下部に装填さ
れたシール部材、３３はＭｉ衝用のために調整軸１６か
ら突設した複数段のフィンであって、空隙３１および空
隙３１に連通するばね１９周囲の空間には粘性流体３４
が注入されていて、この粘性流体３４とフィン３３との
間の抵抗作用により調整軸１６の急激な下降動作を緩衝
することができる。

また、そのために上記のシール部材３２は粘性流体に対
して液密を保ち、かつ調整軸１６の動作を妨げないもの
である必要があり、例えばオイルシールの形態を有する
ものが好適である。なお、その他の構成は第２図の例に
準するものでその説明は省略する。

本例においても、インク室２２における負圧が異常に増
大するような液圧の急激な変動が生じても、上述したｉ
衡機能が働くことによって導電体の上部作動板が電極２
０Ａおよび２０Ｂから解離するタイミングを遅らせるこ
とができる。

〔発明の効果〕

以上説明してぎたように、本発明によれば、液圧の変化
によって作動し、インク残量が所定値に達したことを検
知する作動検知部材に関連してその急激な動作を緩衝さ
せる緩衝手段を設けたので、例えばキャリッジの方向変
換時や記録ヘッドの回復動作時等に発生しがちな異常の
急激な液圧変動があっても、緩衝手段を介して作動検知
部材の動作が緩衝されて誤動作を防止することができ、
特別にかかる誤動作防止のための制御回路等を設ける必
要もなく、廉価でかつコンパクトな高精度のインク残量
検知装置を提供することができる。

また、持続的に大きい負圧が生じても、！街手段がケー
スやカバーの一部に当接するように構成しであるので、
可撓膜にそれ以上の変形を強いることもなく、かかる大
きい負圧のために可撓膜が損われたりするのを防止する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明インク残量検知装置の適用が可能な液体
噴射記録装置の構成の一例を示す斜視図、第２図は本発明インク残量検知装置の構成の一例を示す
断面図、第３図は本発明の他の実施例の構成を示す断面図である
。１１・・・本体ケース、１２・・・カバー、１２Ａ・・・囲壁、１３・・・可撓膜、１４・・・上部作動板、１５・・・下部作動板、１６・・・調整軸、１６Ａ・・・ねじ部、１７・・・ナツト、１８・・・ばね押え部材、１９・・・ばね、２０Ａ、２０Ｂ・・・電極、２２・・・インク室、２３・・・緩衝板、３１・・・空隙、３２・・・シール部材、３３・・・フィン、３４・・・粘性流体。２７−７デン第１図第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】１）液体噴射記録装置のインク供給系に介装され、前記
インク供給系におけるインクの残量を前記インクの液圧
の変化に基づいて検知するようにしたインク残量検知装
置において、前記インクの液圧の変化に基づいて作動し
、前記インクの残量を検知する作動検知部材と、該作動検知部材に関連して設け、当該作動検知部材の前
記インクの液圧の急激な変化に基づく動作を緩衝する緩
衝手段とを具えたことを特徴とするインク残量検知装置。２）特許請求の範囲第１項記載のインク残量検知装置に
おいて、前記作動検知部材はその動作が前記緩衝手段によって規
制されるようにしたことを特徴とするインク残量検知装
置。