JPS63244465A - 情報処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、情報処理装置に係わり、例えば光ディスク
を用いて情報を光学的に再生する情報処理装置に関する
。

（従来の技術） 近年、文書データや画像情報を大容量記憶した例えば光
ディスクから、これらのデータや情報を読み取る光デイ
スク装置が開発されている。この光デイスク装置に用い
られる情報記憶媒体としての光ディスクには、周波数変
調された情報の信号が長方形の小孔（ビット）の形で情
報記憶層に記憶され、この情報記憶層に透明な基板が積
層されている。このような光ディスクはカセットに収納
され、光ディスクの基板に多量に塵埃が付着したり直接
手が触れてこの手の汚れが付着するのを防止している。

光デイスク装置には、このような光ディスクをカセット
から露出させて回転駆動させる回転駆動部と、情報記憶
層を焦点として光学ヘッドからし−ザ光を照射しその反
射光又は透過光によって情報を読み取るための光学ヘッ
ドとを有する機構部が備えられている。この機構部は箱
状の筐体内に収装され、筐体の前面にはカセットを挿入
し又は取出すための開口部が形成されている。そして、
開口部にはシャッタが取付けられ、このシャッタはカレ
ッ１〜の挿入時又は取出時以外は閉成して筐体内部へ塵
埃等が侵入するのを防止している。

ところで、光デイスク装置の光学ヘッドは、光ディスク
の情報記憶層を焦点としてレーザ光を照射するため、基
板の表面に少量の塵埃が付着してもこの塵埃が情報の読
取性能に与える影響は小さい。

ところが、光デイスク装置を長年使用していると、シャ
ッタ開成時の開口部や開口部とシャッタとの隙間から塵
埃が侵入して機構部内に侵入する。

一方、光ディスクの使用時にはこのようにして塵埃が侵
入した機構部でカレッ１−から露出されるため、この塵
埃が基板に付着し、塵埃が積もって部分的に多量になる
虞れがある。また、光ディスクはカセット内に収納され
ていても、長年の使用により塵埃がカセットの隙間から
侵入して基板に付着し部分的に多量になる虞れがある。

このようにして、多量に塵埃が付着した光ディスクを光
デイスク装置に挿入して使用すると、この多量の塵埃の
ために光学ヘッドから照射されるレーザ光が影響を受け
ることになる。

しかしながら、従来の光デイスク装置にあっては、光デ
ィスクに付着した多量の塵埃を取り除く機構が設けられ
ておらず、照射されるレーザ光が影響を受けることによ
って情報の読み取りが正確になされないという問題があ
る。

（発明が解決しようとする問題点） 上記のように、従来の情報処理装置には情報記憶媒体に
付着した塵埃を取り除く機構が設けられておらず、情報
の読み取りが正確になされない虞れがある。

また、光デイスク装置１に前述したような塵埃を取り除
く機構がない場合には、あえてこの光ディスク１１が収
納されたカセット５を分解して、中に収納された光ディ
スク１１を取り出して、これに付着した塵埃をレコード
クリーナーのようなもので拭き取らなければならなくな
る。

この発明は、上記問題に着目してなされたもので、情報
記憶媒体に付着した塵埃を取り除くことができる情報処
理装置の提供を目的とする。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するために、この発明は、情報を記憶可
能な情報記憶媒体を回転させる回転駆動手段と、この回
転駆動手段にＪ：り回転する前記情報記憶媒体の基板表
面に対して摺動可能に設けられてこの表面を払拭するた
めの払拭部材と、この払拭部材を前記情報記憶媒体の基
板表面に離接させる離接駆動手段と、前記回転駆動手段
の駆動により回転する前記情報記憶媒体に記憶された情
報を読み取るための読取手段とを備え、この読取手段と
前記離接駆動手段とは、互いに前記情報記憶媒体の回転
中心に対し対称位置にある構成とした。

（作用） 上記構成において、回転駆動手段の作動により回転する
情報記憶媒体の下側の表面に対し、離接駆動手段が払拭
部材を接触させてを摺動させる。

一方、この離接駆動手段とは互いに情報記憶媒体の回転
中心に対し対称位置にある読取手段が、情報記憶媒体の
情報を読み取る。

（実施例） 以下図面に基づき、この発明の実施例を詳細に説明する
。

第１図乃至第３図は、この発明の一実施例に係わる情報
処理装置として光デイスク装置を示している。

第１図において、光デイスク装置１は、筐体３の前面に
カセット５（収納部材）を筐体３内に挿入し又は取出す
ための開口部７が形成されている。

この開口部７にはシャッタ９が取り付けられ、このシャ
ッタ９はカセット５の挿入時又は取出時以外は開成して
筐体３内部へ塵埃等が侵入するのを防止する。

カセット５には情報記憶媒体として円盤状の光ディスク
１１が収納されている。光ディスク１１はその情報記憶
層に直径約０．８μｍ程度のピットが形成され、情報記
憶層の表面には強化ガラス等よりなる基板が積層されて
いる。

カセット５は、光デイスク装置１への挿入方向に対して
例えばその中央から前半分の部分の第１収納部１３と後
半分の部分の第２収納部１５とに二分割可能となってい
る。そして、光ディスク１１の使用時には、カセット５
が分割されて光ディスク１１の中央部が直径方向に露出
することになる。また、光ディスク１１の非使用時には
、図外のロック機構が作用してカセット５が分割されず
、光ディスク１１の表面に塵埃が付着されるのを防止し
ている。

筐体３内には平板状のベース１７が筐体３の底面に対し
て配設されている。ベース１７は筐体３の底面に対しゴ
ム等の弾性体からなる防振脚部１９により防振支持され
ている。従って、筐体３が底面の面方向又はこの面方向
と直交する方向に加振されても、その撮動を防振脚部１
９が吸収してベース１７に伝達されるのを抑えることが
できる。

ベース１７上には回動軸（図示しない）を中心として回
動自在なフィーダ（図示しない）が設けられている。フ
ィーダには、開口部７から挿入されたカセットを筐体３
内部に搬送させるだめの上下一対のローラ２１ａ、２１
ｂがその前部から後部にかけて順に複数個配設されてい
る。ローラ２１ａ、２１ｂは図示しないローディング機
構のモータにより正逆回転駆動される構成となっている
。

また、フィーダには、ローラ２１ａ　、２１ｂによって
第２図および第３図に示す所定位置に達したカセット５
を固定させる固定装置と、カセット５のロック機構を解
除して第１収納部１３および第２収納部１５に二分割さ
せる分割装置も取付けられている（共に図示しない）。

これにより、光ディスク１１の中央部が、カセット５か
ら直径方向に露出することになる。

ベース１７上には、光ディスク１１を載置するためのタ
ーンテーブル２３と、このターンテープル２３を回転駆
動させる回転駆動手段としてのスピンドルモータ２５と
が備えられている。スピンドルモータ２５はベース１７
に固定されたモータ取付枠２６に取付けられている。一
方、フィーダにはカセット５の上方であってターンテー
ブル２３と対向する位置にクランパ２７が設けられてい
る。

フィーダはカセット５の挿入時および取出時には上方に
回動されているが、カセット５が上記所定位置に達する
とクランパ２７が光ディスク１１を押圧保持する方向に
回動される。これにより、光ディスク１１の中央部はタ
ーンテーブル２３とクランパ２７との間に挾持されるこ
とになる。

なお、ベース１７には円柱状の支柱２９が立設され、光
ディスク１１が挾持された状態ではカセット５が支柱２
９に支持されている。従って、光ディスク１１がカセッ
ト５の内壁と接触することはない。

このようにしてターンテーブル２３上に載置された光デ
ィスク１１の下面側であってベース１７上には例えば第
３図に示すように光ディスク１１の挿入方向から見て左
側（第３図中上側〉に光学ヘッド３１（読取手段）が設
けられている。光学ヘッド３１は光ディスク１１の下面
に対しレーザ光を照射してその反射光を受ける構成とな
っている。

光学ヘッド３１はスライダ３３に固設されており、スラ
イダ３３は一対のシャフト３５に摺動自在に取り付けら
れている。シャフト３５はベース１７上に設けられ、光
ディスク１１の半径方向に平行に延設されている。

スライダ３３はベース１７上に設けられたりニアモータ
３７に取り付けられ、リニアモータ３７の駆動によりシ
ャフト３５に沿って往復動する構成となっている。これ
により、スピンドルモータ２５の駆動によって回転する
光ディスク１１に記憶された記憶情報を読み取ることが
できる。また、光学ヘッド３１には、光ディスク１１の
情報を正確に読み取るためのフォーカシング機構および
トラッキング機構等が備えられている。

そして、この光ディスク１１の下面側であってベース１
７上には、光ディスク１１の挿入方向から見て右側（第
３図中下側）に払拭部材としてのクリーナ３９が設けら
れている。クリーナ３９は、例えば略四角柱のスポンジ
をフェルトで覆ったものであり、その長さ方向（第３図
中上下方向）の寸法は光ディスク１１に情報記憶層が形
成された半径方向の寸法と略同じ寸法となっている。

クリーナ３９は光ディスク１１の下面に対してその頂面
が離接可能な構成となっている。すなわち、クリーナ３
９は回動自在な断面路り字型の回動レバー４１の回動先
端に取り付けられ、回動レバー４１は回動軸４３を中心
として回動する。回動軸４３は軸受４５に軸支され、軸
受４５はビス等によりベース１７上に固定されている。

これにより、回動レバー４１がベース１７に対し実線で
示す光ディスク１１への接触状態と仮想線で示す非接触
状態とに回動し、クリーナ３５の頂面が光ディスク１１
の下面に離接するのである。

ベース１７上には光ディスク１１の下側であって軸受４
５より筐体３の奥側（第２図中右側）にソレノイド４７
が設けられている。ソレノイド４７は可動鉄心４９を有
し、可動鉄心４９の先端部にはビン５１が設けられてい
る。そして、ソレノイド４７とビン５１との間には圧縮
スプリング５３が縮設され、この圧縮スプリング５３に
より可動鉄心４つがソレノイド４７より回動レバー４１
側に付勢されている。

回動レバー４１の基端部５５と可動鉄心４９との間には
第１の引張りスプリング５７が張設されている。また、
ベース１７には軸受４５より筐体３の手前側（第２図中
左側）に係止部４９が設けられ、この係止部５９と回動
レバー４１の基端部５５との間には第２の引張りスプリ
ング６１が張設されている。

第１および第２の引張りスプリング５７．６１の引張力
は略等しくなっており、従って、自然状態では回動レバ
ー４１が第２図中仮想線で示す位置に回動しており、ク
リーナ３９は光ディスク１１に対し非接触状態を保持す
る。

一方、ソレノイド４７に電流を流すと、可動鉄心４９が
圧縮スプリング５３および第２の引張りスプリング６１
の付勢力に抗してソレノイド４７に引き付けられる。こ
の結果、第１の引張りスプリング５７を介して回動レバ
ー４１が第２図中時計回り方向に回動されてクリーナー
３９の頂面が光ディスク１１に接触するのである。−な
お、第１の引張りスプリング５７は、その引張り力によ
ってクリーナ３９が緩やかに光ディスク１１に接触する
のに寄与している。

上記のような回動レバー４１．ソレノイド４７および各
スプリング５３．５７．６１等は離接駆動手段を構成し
ている。そして、この離接駆動手段と光学ヘッド３１と
は、中央部が直径方向に露出する光ディスク１１の回転
中心に対し対象位置にあることになる。

次に上記構成を有した光デイスク装置１等に関し、その
作用を説明する。

上記構成において、カセット５を筺体３の開口部７から
光デイスク装置１に挿入すると、カレツト５はフィーダ
機構によって内部に搬送されロック装置により所定位置
に固定される。その後、カセット５が分割装置により分
割されて光ディスク１１の中央部が直径方向に露出する
。そして、フィーダ機構によりこの光ディスク１１はタ
ーンテーブル２３とクランパ２７との間に挾持される。

ところで、光ディスク１１を長年使用していると光ディ
スク１１の基板表面に塵埃が付着する。

そこで、例えば光デイスク装置１に設けられた図外のク
リーニングスイッチをマニュアル作動させることにより
、ソレノイド４７を通電させて光ディスク１１の下面に
クリーナ３９を接触さゼる。

なお、上記のようなりリーニングスイッチを設けずに自
動的に光ディスク１１の再生スイッチに連動して所定時
間クリーナ３９が光ディスク１１に接触するような構成
としてもよい。また、クリーナ３９が光ディスク１１に
接触する際、第２の引張りスプリング６１の付勢力によ
り緩やかに接触するためクリーナ３９の当接よるキズ等
が光ディスク１１に生じるのを抑えることができる。

その後、スピンドルモータ２５によってターンテーブル
２３を回転させて光ディスク１１を回転させる。このと
き、光ディスク１１の下面に接触したクリーナ３９が光
ディスク１１の下面を全周にわたって払拭して塵埃を容
易に拭き取ることができる。

そして、リニアモータ３７を駆動させることにより、光
学ヘッド３１がシャフト３５に沿って塵埃が拭き取られ
た光ディスク１１の半径方向に移動してレーザ光を照射
し、その反射光を受けて記憶情報を読み取るのである。

従って、光学ヘッド３１から照射されたレーザ光が塵埃
によって影響を受けることがなく、情報の読み取りを正
確に行なうことができる。

一方、ソレノイド４７の電流を切ると圧縮スプリング５
３および第２の引張りスプリング６１の付勢力によって
可動鉄心４９が第２図中左方向に押し出され、回動レバ
ー４１が第１の引張りスプリング５７を介して第２図中
反時計回り方向に回動する。これにより、回動レバー４
１が仮想線で示す原位置に復帰し、クリーナ３９は必要
時のみ光ディスク１１に接触するため両者の摺接による
摩耗を抑えることができる。

すなわち、この発明にあっては光ディスク１１に付着し
た塵埃はカセット５を光デイスク装置１に挿入すると、
カセット５を分解することなく、前述したようにクリー
ナ３９で拭き取るので、一般の使用者でも、光ディスク
１１に付着した塵埃を容易に取り除くことができる。

また、この発明に係る実施例では、カセット５が第１収
納部１３と第２収納部１５とに分割可能で光ディスク１
１の中央部が直径方向に露出するようになっている。そ
して、光学ヘッド３１が光ディスク１１の挿入方向から
見て左側に位置し、クリーナ３９およびその離接駆動手
段が同方向から見て右側に位置している。すなわち、カ
セット５から露出する光ディスク１１の直径方向におい
てこの光ディスク１１の回転中心に対し対称位置にある
。このため、筐体３を大きくすることなくデッドスペー
スを有効に活用することができ、レ−１５＝ イアウド設計を容易に行なうことができる。

なお、この発明は上記実施例のものに限定されず、例え
ば払拭部材として他の構成のものでも同様な効果が得ら
れる。この場合、例えばブラシ状のものが考えられる。

さらに、情報処理装置として光デイスク装置１について
述べたが、これに限らず情報記憶媒体の表面に付着した
塵埃を取り除く必要のある装置、例えばフロッピィディ
スク、固定磁気ディスク。

光カード、ビデオディスク、レーザディスクおよびコン
パクトディスク等を用いる装置にも適用できることはい
うまでもない。

（発明の効果） 以上説明したようにこの発明によれば、払拭部材が情報
記憶媒体の面を払拭して塵埃を取り除くため、塵埃が積
もって多量にならず読取手段の読み取り性能が不正確に
なるのを抑えることができる。しかも、読取手段と離接
駆動手段とは互いに情報記憶媒体の回転中心に対し対称
位置にあるため、装置全体を大きくすることなく容易な
レイアウト設計が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図はこの発明の一実施例に係る情報処理
装置を示し、第１図はこの情報処理装置と同装置に使用
される情報記憶媒体を示す全体斜視図、第２図は情報処
理装置の主要機構を示す側断面図、第３図は第２図の■
−■断面図である。 １・・・光デイスク装置（情報処理装置）１１・・・光
ディスク（情報記憶媒体）１５・・・スピンドルモータ
（回転駆動手段）３１・・・光学ヘッド（読取手段） ３９・・・クリーナ（払拭部材） 憚臥弁理士三好保男

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）情報を記憶可能な情報記憶媒体を回転させる回転
   駆動手段と、この回転駆動手段により回転する前記情報
   記憶媒体の基板表面に対して摺動可能に設けられてこの
   表面を払拭するための払拭部材と、この払拭部材を前記
   情報記憶媒体の基板表面に離接させる離接駆動手段と、
   前記回転駆動手段の駆動により回転する前記情報記憶媒
   体に記憶された情報を読み取るための読取手段とを備え
   、この読取手段と前記離接駆動手段とは、互いに前記情
   報記憶媒体の回転中心に対し対称位置にあることを特徴
   とする情報処理装置。
2. （２）前記情報記憶媒体は、この情報記憶媒体の直径相
   当部分が開閉可能な収納部材に収納されていることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の情報処理装置。