JPS6324374B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はジヤー炊飯器等の調理器における制御
部品の取付装置に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来の調理器、例えばジヤー炊飯器は第１図に
示すように本体１の側面に表示ボツクス２を取付
け、この表示ボツクス２内に制御部品３を収納し
ていた。なお４はスイツチレバーを示す。この表
示ボツクス２の大きさには外観上等の理由により
限度があり、電気発熱体の電流を半導体表示によ
り制御するような制御装置は収納不可能となる。
第２図は他の従来例を示すもので、本体５の底部
に二重の底板６，９を固着し、この二重の底板
６，９間に形成される空間に制御部品７，８を収
納してある。しかしながらこの場合は発熱体の容
量が小さいにもかかわらず、発熱体と底板６の距
離ａを大きくしなければならず、全体としての大
きさが大きくなるという欠点があつた。

発明の目的 本発明は上記従来の欠点に鑑みなされたもので
制御部品の熱対策と、水滴等の浸入防止とを図り
信頼性を高めることを目的とするものである。

発明の構成 上記目的を達成するため本発明は発熱体と、こ
の発熱体により加熱される鍋を内装した本体の底
部に開口を設け、上方に凸なる皿状の遮熱板で前
記開口を覆い、この遮熱板の下面に底板を固着
し、この底板と遮熱板の間に形成される空間に制
御部品を収納し、この制御部品を遮熱板の上方に
突出した段押し加工部分にビス穴を設けて前記制
御部品を固着したもので、遮熱板により断熱、防
水効果を得るようにしたものである。

実施例の説明 以下本発明の実施例について添付図面を参照し
て説明する。

第３図において１１は制御用の電子回路、１３
は電力制御素子ユニツトである。１２は本体底部
の開口部に装着された遮熱板であり、上方に凸な
る皿状である。１６は遮熱板１２の下面に固着さ
れた底板であり、この底板１６と遮熱板１２との
間に空間を形成し、この空間に制御用電子回路１
１、電力制御素子ユニツト１３が収納されてい
る。１７は遮熱板１２の上方に突出した段押し加
工部分であり、ビス穴を設けて制御用電子回路１
１がビス１９で固着してある。１４は遮熱板１２
に形成された底板当接用突起であり、この突起１
４により遮熱板１２と底板１６を部分的に当接す
るとともに、外気の流入、流出を可能にしてい
る。１５は脚である。

発明の効果 上記構成から明らかなように、本発明によれば
制御用の電子回路、電力制御素子ユニツト等の制
御部品をコンパクトに収納でき、組立性もよく、
かつ上方の発熱体からの熱は遮熱板により遮蔽で
き部品の温度を低下し、信頼性を向上することが
できる。また、上方から誤つて水滴下されても制
御部品の取付ビス穴部のみ周囲より高くしてある
ので水が侵入せず、部品の劣化が生じないなど、
その価値は大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の調理器の断面図、第２図は従来
の他の調理器の断面図、第３図は本発明の一実施
例を示す調理器の断面図、第４図は同要部の一部
欠截斜視図、第５図は同要部断面図である。 １１……制御用の電子回路、１２……遮熱板、
１３……電力制御素子ユニツト、１６……底板、
１７……段押し加工部品。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 発熱体と、この発熱体により加熱される鍋を
   内装した本体の底部に開口を設け、上方に凸なる
   皿状の遮熱板で前記開口を覆い、この遮熱板の下
   面に底板を固着し、この底板と遮熱板の間に形成
   される空間に制御部品を収納し、この制御部品を
   遮熱板の上方に突出した段押し加工部分にビス穴
   を設けて前記制御部品を固着した調理器の制御部
   品取付装置。