JPS63236445A - デ−タ通信システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的］ −（産業上の利用分野） 本光明は、ファクシミリ装置等のデータ通信；４．Ｈｉ
末を用いてデータの通信を行なうデータ通信システムに
関し、特に、効率的な通信を行なうための通信速度の設
定方法の改良に関する。

（従来の技術） 今日、オフィス等において最も馴染み深いデータ通信シ
ステムの・一つとしてファクシミリ通信システムが知ら
れている。

第２図は、この種の一般的なファクシミリ通信システム
の実態図を概念的に示したものであり、送信側のファク
シミリ装ａ　１　Ａと受信側のファクシミリ装置２Ｂと
が通信回線２を介して接続されている。

この種の従来のファクシミリ通信システムでは、送信側
のファクシミリ装ｆＦｌ　Ｉ　Ａから受信側のファクシ
ミリ装置１Ｂへ例えばｎ枚の原稿３（１枚目を３．２枚
目を３２．・・・・・・、ｎ枚目３　とする）１ｎ を送信しようとする場合、第３図に示す如くの通信手順
によりこれを実行していた。

第３図では、横軸方向に送信側のファクシミリ装置１Ａ
と受信側のファクシミリ装置１Ｂとの通信に係る時間経
過が示され、この時間経過に伴なうファクシミリ装置１
Ａと１Ｂ間における信号の送受プロセス（Ｐ１〜Ｐ６で
表わす）が縦軸方向に矢印により示されている。

まず原稿３の送信要求の発生に伴ない送信側のファクシ
ミリ装置１Ａでは受信側のファクシミリ装置１Ｂに対し
てダイヤル（Ｐｌ）、回線接続を行なった後、該受信側
のファクシミリ装置１Ｂからトレーニング信号を受信す
る（Ｐ２）。

このトレーニング信号の受信に対応して送信側のファク
シミリ装置１Ａでも受信側のファクシミリ装置１Ｂに対
してトレーニング信号を送信した後（Ｐ３）、引き続き
ｎ枚の原稿３に対応した画信号を１枚目から順に当該受
信側のファクシミリ装＠１Ｂへ送信する（Ｐ　　、Ｐ　
　、Ｐ　　）。

係るファクシミリ通信手順において１．Ｐ２〜Ｐ３のプ
ロセスは通信回線２の品質をチェックし、この回線品質
に応じて通信速度を設定するためのブロセ゛スである。

例えばＰ２〜Ｐ３のプロセスにおける最初の処理として
互いのファクシミリ装置１Ａおよび１Ｂが有する最高の
通信速度でトレーニング信号の交換を行ない、このとき
回線品質が良好であるのに伴ないトレーニング信号が正
常に受信された場合。

Ｐ４以後のプロセスにおける通信はこの最高の通信速度
により実施されることになる。

また、前述した最初の処理において回線品質が悪くトレ
ーニング信号が正常に受信されない場合、次第に通信速
度を低速化（フォールバック）しつつトレーニング信号
の交換を繰り返し試み、当該トレーニング信号が正常に
受信された時の通信速度によりＰ４以後のプロセスにお
ける通信を行なうことになる。

このように実際の通信制御では、ファクシミリ装置１Ａ
と１Ｂ間におけるトレーニング信号の交換をそれぞれ賃
なる通信速度で繰り返し実行し、該トレーニング信号が
正常に受信される最高の通信速度をもってＰ４以後のプ
ロセスにおける通信速度を設定するようにしている。

尚、通信開始初期のプロセス（Ｐ２〜Ｐ３）により一度
設定された通信速度は、その襖の回線状態にかかわらず
通信終了まで維持されるのが一般的である。

このため係るファクシミリ通信システムに代表されるよ
うな従来のデータ通信システムによれば、例えば送信側
端末と受信側端末との間に最高９６００　ｂｉｔ／ｓｅ
ｔの通信速度を有するものでは、初期の回線品質が悪い
場合等には通信速度が４８００　ｂｉｔ／ｓｅｃまでフ
ォールバックされた後、通信が開始されることがある。

このような場合には通信途中で回線品質が改善されたり
、端末の回線品質等化能力が最適な状態になることによ
り９６００　ｂｉｔ／　ｓｅｃの最高通信速度で通信が
可能になったにもかかわらず初期の回線品質により設定
された４　８００　ｂｉｔ／　ｓｅｃの通信速度が通信
終了まで維持されるために、回線品質に応じた効率的な
通信を行なえないことになった。

（発明が解決しようとする問題点） このように上記従来のデータ通信システムでは、通信要
求発生時の回線品質により設定された通信速度が、通信
途中における回線品質の変化にかかわらず通信終了時ま
で維持されるため、その時々の回線品質に応じた通信速
度による効率的な通信を行なえないという問題点があっ
た。

本発明は上記実状に鑑みてなされたものであり、通信開
始後においても回線品質の変化に応じた通信速度の再設
定により効率的な通信を行なうことができるデータ通信
システムを提供することを目的とする。

（発明の構成〕 （問題点を解決するための手段） 本発明のデータ通信システムは、送信開始時に送信側端
末と受信側端末との間で通信回線を通じてトレーニング
信号の交換を行ない、通信可能な最高の通信速度を前記
通信回線による通信のために設定する通信速度設定手段
と、前記通信速度によりデータの通信を開始した後、一
定母の当該データを送信し終える毎に、前記送信側端末
と前記受信側端末との間で前記トレーニング信号の交換
を行ない、前記通信速度設定手段により設定された通信
速度を再設定する通信速度再設定手段とを具備して構成
される。

（作　用） 本発明のデータ通信システムでは、通信開始後にも、一
定Φのデータを送信し終える毎にその都度回線品質に最
適な通信速度を再設定しつつ通信を継続させるようにす
ることにより上記目的を達成している。

〈実施例） 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて詳細に
説明する。

第１図は、本発明のデータ通信システムの一実施例とし
てのファクシミリ通信システム（’Ａ　２図参照）に適
用される通信手順の一例を示したものであり、横軸方向
には送信側のフアツジ・ミリ装置１Ａと受信側のファク
シミリ装置１Ｂとの間の通信に係る時間経過が示され、
この時間経過に伴なうファクシミリ装置１Ａと１Ｂとの
間における信号の送受プロセス（Ｐ１〜Ｐ８で表わし、
Ｐ１〜Ｐ６は第３図に示したものと同一）が縦軸方向に
矢印により示されている。

まず原稿３の送信要求の発生に伴ない送信側のファクシ
ミリ装置ａｌＡでは受信側のファクシミリ装置１Ｂに対
してダイヤルしくＰｌ）、回線接続を行なった後、通信
回ｍ２の品質をチェックし、当該回線品質に適合した通
信速度を設定するための１回目のトレーニング信号の交
換処理を実施する（Ｐ２〜′Ｐ３）。

係る１回目のトレーニング信号の交換処理は、最初、送
信側のファクシミリ装＠１Ａと受信側のファクシミリ装
置１Ｂとの間に設定し得る最高の通信速度例えば９６０
０　ｂｉｔ／ｓｅｔで行なう。

このとき回線品質が良好であるのに伴ないトレーニング
信号が正常に受信された場合、そのまま９６００　ｂｉ
ｔ／ｓｅｔの最高速度が以後通信における通信速度とし
て設定される。

また、前述した最初の交換処理において、回線品質が悪
くトレーニング信号を正常に受信できなかった場合、通
信速度を次第にフォールバックしつつトレーニング信号
の交換処理を繰り返し試み、これによって始めて当該ト
レーニング信号を正常に受信できたときの通信速度例え
ば４８００ｂｉｔ／Ｓｅｃを以後の通信における通信速
度として設定する。

次いで送信側のファクシミリ装置１Ａでは、前述したＰ
２〜Ｐ３のプロセスを経て設定された通信速度により１
枚目の１１を稿３１の画信号を受信側のファクシミリ装
置１Ａに送信する（Ｐ４）。

この１枚目の原稿３１の画信号の送信が終了すると送信
側のファクシミリ装置ｆｆ１Ａは、引き続き受信側のフ
ァクシミリ装置１Ｂからトレーニング信号を受信しくＰ
７）、更にこのトレーニング信号の受信に対する応答動
作として受信側のファクシミリ装置１Ｂへもトレーニン
グ信号を送信する（Ｐ８）。

このトレーニング信号の２回目の交換処理（Ｐ、Ｐ）に
より送信側のファクシミリ装置１Ａと受信側のファクシ
ミリ装置１Ｂ間には、当該時点での通信回線２の品質に
最適な通信速度が設定される。

従って１枚目の原稿３１の画信号の送信が終了した時点
で送信開始前より回線品質が改善されていれば当該回線
品質に応じて通信速度も高速なものに再設定され、逆に
悪化していれば更に低速な通信速度にフォールバックさ
れる。

その後、送信側のファクシミリ装置１Ａから受信側のフ
ァクシミリ装置１Ｂへ原私３　（３１〜３　　）の１枚
分の画信号を送信し終える毎にＰ７〜Ｐ８と同様のプロ
セスにより、その時点の通信回線２の品質に適合した最
高の通信速度を設定しつつ通信を継続し、ｎ枚目の原稿
３゜の画信号を送信し終えた後、所定の手順により回線
を切断する。

これによってｎ枚の原稿３１〜３ｏの各ページの画信号
は、その都度通信回線２の品質に最も適合した通信速度
で送信側の７１クシミリ装置１Ａから受信側のファクシ
ミリ装置１Ｂへ送信されることになり、全体としての通
信時間が短縮される等、極めて効率的な通信を行なうこ
とができる。

尚、上記実施例では回線品質をチェックするためのトレ
ーニング信号の交換処理を原稿１枚分の画信号を送信し
終える毎に行なう場合の例について述べたが、このよう
なトレーニング信号の交換処理の回数および周期は通信
形態等に合わせて任意に設定することができる。

このとぎトレーニング信号の交換処理に係る時間は、本
来のデータの通信時間に比べて極めて類い（１ｓｅｃ以
内）ため、その回数を増やしても通信効率に影響するよ
うなことはなく、むしろよりタイムリーな通信速度の設
定制御に貢献することが可能となる。

更に、本発明はファクシミリ装置に限らず他のデータ通
信端末にも適用できるのは前述した通りであり、特に同
期式のモデムを用いる専用回線用端末に適用すれば相当
の効果が期待できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明のデータ通信システムによれ
ば、通信開始後にも一定りのデータを送信し終える毎に
その都度回線品質に最適な通信速度を再設定しつつ通信
を継続するようにしたため、通信効率を飛躍的に向上さ
せることができるという優れた利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のデータ通信システムにおける通信手順
の一例を示す図、第２図はこの種のデータ通信システム
を代表するファクシミリ通信システムの一般的な構成を
示す実態図、第３図は従来のこの種の従来のデータ通信
システムにおける通信手順の一例を示す図である。 １Ａ、１Ｂ・・・ファクシミリ装置、２・・・通信回線
、３・・・３１〜３ｏ・・・原稿。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 送信開始時に送信側端末と受信側端末との間で通信回線
   を通じてトレーニング信号の交換を行ない、通信可能な
   最高の通信速度を前記通信回線による通信のために設定
   する通信速度設定手段と、前記通信速度によりデータの
   通信を開始した後、一定量の当該データを送信し終える
   毎に、前記送信側端末と前記受信側端末との間で前記ト
   レーニング信号の交換を行ない、前記通信速度設定手段
   により設定された通信速度を再設定する通信速度再設定
   手段と を具備することを特徴とするデータ通信システム。