JPS63230491A - エスカレ−タおよび移動歩道の制御装置 - Google Patents

エスカレ−タおよび移動歩道の制御装置

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JPS63230491A
JPS63230491A JP6327987A JP6327987A JPS63230491A JP S63230491 A JPS63230491 A JP S63230491A JP 6327987 A JP6327987 A JP 6327987A JP 6327987 A JP6327987 A JP 6327987A JP S63230491 A JPS63230491 A JP S63230491A
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JP
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relay
escalator
handrail
contact
switch
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JP6327987A
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浜崎 梅吉
基博 中島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明はエスカレータおよび移動歩道の制御装置にか
かわり、特にその安全装置と連動しての運転制御する制
御装置の改良を図ったエスカレータおよび移動歩道の制
御装置に関するものである。
(従来の技術) 以下はエスカレータについて述べるが動く歩道(移動歩
道)についてもほぼ同様である。
エスカレータは第3図に示すように左右の欄干1に挾ま
れる通路部の上下の乗降口2間で無端状に連結された踏
段(乗客を乗せて搬送する踏板部)3と乗客のつかまる
手すりベルトである移動手すり4とを連続的に循環移動
させて乗客を搬送するものである。
踏段3及び移動手すり4は、誘導電動機5を含んで構成
される駆動装置6から、それぞれチエ−ン及びスプロケ
ットを数段に設けた動力伝達のだ・めの装置である踏段
駆動機構7と移動手すり駆動機構8を介して動力を受は
駆動される。尚、22はエスカレータの乗降口における
床板である乗降板、24はインレット、アウトレット部
近傍の空間である。
上記の電動機5は、第4図に示す主回路9と第5図に示
す制御回路10によって運転される。
すなわち、主回路9では、電動機5はエスカレータの運
転方向を切換える上昇下降運転切換器11を介して電源
と接続される。又、制御回路10は、起動スイッチ12
、上昇運転指令用リレー13とその接点14、下降運転
指令用リレー15とその接点16、異物が挾まれたり、
巻込まれたりしたときに動作して運転を停止させる安全
スイッチの接a17.”+8と安全確認リレー19及び
その接点20と停止スイッチ21から構成されている。
また、第5図において、安全スイッチの接点17.18
は通常開じており、従って安全確認リレー19は常時励
磁され、接点20は閉じている。
このとき起動スイッチ12を、例えば上昇側へ投入する
と上昇運転用リレー13が励磁され、接点14が閉じて
上昇運転用リレーは励磁状態が保持される。この結果第
4図の上昇下降運転切換器11は上昇側に保持され上昇
運転が行なわれる。
下降運転においても同様である。
このような状態において運転されるエスカレータでは循
環移動する踏段3あるいは移動手すり4と固定部である
欄干1あるいは乗降板22などの間では相対運動が起こ
るわけであるが、このように一方が固定で他方が移動す
ると言う関係上、例えばエスカレータにおいては、第6
図に示す踏段3と欄干1とのわずかな隙間23に踏段3
上の乗客の足が引き込まれて挾まれたり、また、第3図
及びその一部(8部)を拡大した第7図に示すようなイ
ンレット、アウトレット部近傍、すなわち、乗降板22
と欄干1の先端側下部の移動手すり4の反転部で形成さ
れる空間24に、この付近で遊んでいる子供が巻き込ま
れると言った危険性があつた。
そして、このような部分に乗客が挾まれたり巻き込まれ
た場合、例えばエスカレータの場合では第3図における
欄干1、踏板3部分のA−A矢示断面図である第6図の
ように、欄干1の下方を構成するスカートガードパネル
1aの裏面に安全スイッチ25を設け、スカートガード
パネル1aは偏倚可能な構造としておくことにより、ス
カートガードパネル1aが異物によって外方向へ押され
ると接触片25aがバネ25bを押し込み、接触片25
aの他端がマイクロスイッチ25cを押して制御回路の
安全スイッチの接点18を遮断する構成とすることによ
り、エスカレータの運転を非常停止する構成となってい
る。
また、乗降板22と欄干1の先端の移動手すり4の反転
部で形成される空間24においては、その一部の拡大断
面図である第7図に示すように、この空間24に異物が
挾まった場合に作動する安全スイッチ26を設けており
、例えば第7図の場合、異物によって移動インレットカ
バー26aがエスカレータ内部へ押されると、案内コロ
26bによって移動インレットカバー受け260が内部
へ押され、接触片26dがバネ28eを押し込み、接触
片26dの他端がマイクロスイッチ26fを押して制御
回路の安全スイッチの接点17を遮断する構成として運
転の非常停止をする構成となっている。
この結果、第5図の接点17.18が開き、安全確認リ
レー19が消勢され、このリレー19の接点20が開き
、上昇あるいは下降運転指令用リレー13.15が消勢
され、第4図の上昇下降運転切換器11の回路が遮断さ
れエスカレータを停止させる。なお、これらの空間に挾
まった異物が取り除かれると安全スイッチ25.26は
そのバネ25b 、26eによって自動的に初期の位置
に復帰し、運転可能な状態とする構造をとっている。
(発明が解決しようとする問題点) このようにエスカレータでは踏板3とスカートガードパ
ネル1a、インレット部近傍の空間に異物が巻き込まれ
たり、挾まれたりした場合に動6一 作する安全スイッチを設けて異常時に運転を非常停止さ
せる。しかし、人身事故発生時にエスカレータが一旦停
止すると、前述のスキ間23や空間24に巻き込まれた
乗客は、エスカレータが停止した位置に巻きこまれたま
ま放置されることになる。このようなとき巻き込まれた
所から自刃で抜は出すのは非常に困難なことが多く、け
がなどがなくとも巻き込まれた際の被災者の精神的動揺
は大きく、被災後、早急に救助することが望ましい。
しかしながらこのような場合、被災者の近辺の者が事故
に気付き、しかるべき救助者が到着して救助が開始され
るまである程度の時間を要することになり、被災者の救
助は遅れがちとなっていた。
また、たとえ自刃で抜は出せるような場合でも巻き込ま
れた所から引き抜くために、大きな苦痛を伴なうことに
なる。
そこで、この発明の目的とするところは、前述のような
状況で安全装置が作動した場合、エスカレータにはさま
れた被災者をできるだけ早く救出できるようにしたエス
カレータおよび移動歩道の制御装置を提供することにあ
る。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 上記問題点を達成するため、本発明は次のように構成す
る。
すなわち、床部に無端状の踏板部を配し、この踏板部の
布設方向に沿ってその側方に設けた欄干に無端状ベルト
による移動手すりを掛け渡してこれらを誘導電動機によ
り周方向に周期的に循環駆動させるようにしたエスカレ
ータおよび移動歩道の制御装置において、踏板部と欄干
下部および移動手すりの欄干先端部側下部への回り込み
部での異物引き込みを検知して動作する安全検出手段と
、電動機供給電源周波数を定速用/微速用の周波数に変
換して前記電動機に与え、この電動機の回転を少なくと
も定速駆動/微速駆動の2速に速度切換えするための周
波数変換手段と、前記安全検出手段の検知動作により動
作し、周波数変換手段を定速駆動周波数から微速駆動周
波数に切換えると共に電動機の回転方向を逆転方向に切
換操作する切換制御手段とを備えて構成する。
(作 用) このような構成において、定速駆動側に設定された周波
数変換手段の出力周波数により定速回転駆動する電動機
の回転力により指定方向に定速度で踏板部と移動手すり
は循環駆動する。そして、運転中に踏板部と欄干下部、
あるいは移動手すりの欄干先端部側下部への回り込み部
で、異物を引込んだりすると安全検出手段が動作する。
これにより、切換制御手段が機能して周波数変換手段を
微速駆動周波数に切換え、更に切換制御手段は電動機の
回転方向を逆転方向に切換える。
従って、電動機は供給電源周波が微速度用の周波数とな
るから微速で逆転を開始することとなり、挾った異物を
容易に外すことができる。そのため、人身事故が発生し
た場合でも被害者と居合せた回りの人(あるいは本人自
身が)が直ちに挾った部分から脱出させて救出すること
ができるようになり、迅速に被害者救済が行えて、しか
も、被害者の苦痛を早く軽減させることができるように
なる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図及び第2図を用いて説
明する。
第1図は誘導電動機5を含む主回路で、11は上昇下降
運転切換器、28は少なくとも微速度運転を含む2種類
以上の速度に相当する周波数をセットできる周波数変換
器である。この周波数変換器28は本実施例では微速度
運転と通常速度運転の2種類をセットできるものとし、
これらを介して電動機5は電源と接続されている。
第2図(a )はこれらを制御してエスカレータ運転を
制御する制御回路の構成を示す図であり、通常の正/逆
転運転を行うための起動スイッチ12、運転を停止させ
るための停止スイッチ21と、起動スイッチ12の投入
方向により対応して励磁される上昇下降運転指令用リレ
ー13,15、異物を挾んだり巻き込んだりしたとき働
く安全スイッチ25.26の接点17.18とそれらに
異常がない時に励磁する安全確認リレー1つとから構成
されるのは従来通りである。ただしここでは更に上昇・
下降運転指令用リレー13.15の接点としてそれぞれ
接点30.31を新たに設ける。
さらに、本実施例においては安全スイッチ25゜26の
状況を判断するための安全確認リレー19を設けてその
接点として接点(Ea )32.33゜34及び接点(
Eb )35,36.37を設ける。
又、起動スイッチ12の部分には起動時に回路全体の状
態を初期状態と同等の状態に戻すリセット用のリセット
リレー38とその接点391゜392.393を設ける
又、上昇あるいは下降運転の運転方向を記録するための
上昇運転補助リレー40とその接点41゜42と下降運
転補助リレー43とその接点44゜45を設ける。さら
に、本実施例では速度切換指令用リレーとして微速度指
令用リレー46とその接点として接点(La)47及び
接点(Lb )48.49と定常運転速度指令用リレー
50とその接点51の2種類を設ける。
さらに本実施例においては安全スイッチ25゜26が動
作しその接点17.18が開いたときに鳴動する報知器
52とこの回路を保持するリレー53とその接点54及
びこの回路を停止させるスイッチ55を設ける。
すなわち、正負種電源母線P、N間にリセツ1〜用リレ
ー38.2経路選択形でモメンタリ(操作時にのみ接触
動作)方式の起動スイッチ12、指令用リレー13.1
5の直列回路を接続する。起動スイッチ12は正転側と
、逆転側の二経路を選択できるので、正転(上り;UP
)方向の端子は上り指令用のリレー13が、また逆転(
下り;DN)方向の端子は下り指令用のリレー15が直
列接続されることになる。
また、母線Pと起動スイッチ12の正転方向の端子UP
との間に常閉形の停止スイッチ21、安全確認リレー1
9の常開接点20、微速度指令用リレー46の常閉接点
49、上昇運転指令用リレー13の常開接点14よりな
る直列回路を接続し、また、駆動スイッチ12の逆転方
向の端子DNと上記常閉接点49及び常閉接点14の接
続点との間に下降運転指令用リレー15の常開接点16
を介在させである。
更に母線Pと起動スイッチ12の逆転用の端子DNとの
間にはこれと並列に安全確認リレー19の常閉接点35
と上昇運転補助リレー40の常開接点42よりなる直列
回路が接続され、また、常閉接点35と常開接点42の
接続点と起動スイッチ12の正転用の端子UPとの間に
は、下降運転補助リレー43の常開接点45が接続され
る。
また、上昇運転補助リレー40は安全確認リレー19の
常開接点32及び上昇指令運転用リレー15の常開接点
3oの直列回路及びこれと並列に接続される上昇運転補
助リレー40の常開接点41、リセットリレー38の常
閉接点393の直列回路を介して母線P、N間に接続さ
れる。
また、同様に下降運転補助リレー43は安全確認リレー
19の常開接点33及び下降運転指令用リレー15の常
開接点31よりなる直列回路とこれに並列接続した下降
運転補助リレー43の常開接点44及びリセットリレー
38の常開接点392による直列回路を介して母線P、
N間に接続される。
更に報知器52の自己保持回路として、報知器52、報
知器停止用の常閉形スイッチ55、リレー53の常開接
点54、よりなる直列回路と、これに並列接続される安
全確認リレー19の常閉接点36よりなる回路を介して
リレー53を母線P。
N間に接続してあり、また、定常運転速度指令用リレー
50は安全確認リレー19の常開接点34と微速度指令
用リレー46の常閉接点48の直列回路を介して母線P
、N間に接続される。
また、微速度指令用リレー46は安全確認リレー19の
常閉接点37、定常運転速度指令用リレー50の常閉接
点51よりなる直列回路とこれに並列に接続される微速
度指令用リレー46の常開接点47とリセットリレー3
8の常開接点391よりなる直列回路を介して母線P、
N間に接続される。
また、安全確認リレー19は安全スイッチの接点17.
18と直列接続して母線P、N間に接続しである。
尚、上昇下降運転切換器11は上記制御回路の上昇運転
指令用リレー13の付勢時に上昇運転すべく主回路を切
換え、また、下降運転指令用リレー15の付勢時に下降
運転すべく主回路を切換え、また、周波数変換器28は
制御回路の上記定常運転速度指令用リレー50の付勢時
に定常運転速度となる周波数を、また、微速度指令用リ
レー46の付勢時に微速度運転となるような周波数を発
生して電動機5に与え、速度制御することになる。
次に、上記構成の本装置の作用を説明する。
第2図(a )において、起動スイッチ12を例えば上
昇運転方向(UP)に投入する。このとき、リセット用
リレー38が励磁され、接点391゜392.393が
開き、またこのときエスカレータ上で異常がないとすれ
ば、安全スイッチ17゜18は閉じているので安全確認
リレー19が励磁されていて、このため接点37は開い
ており、この結果、微速度指令用リレー46及び上昇運
転補助リレー40、下降運転補助リレー43は消勢され
る。
また、安全確認リレー19の励磁により接点20は閉じ
、微速度指令用リレー46の消勢により接点49も閉じ
た状態であり、この時起動スイッチ12を上昇運転方向
に投入したとすると、上昇運転指令用リレー13が励磁
され、接点14によってこのリレー13が自己保持され
ることになる。
又、安全確認リレー19は励磁されているので接点34
が閉じており、又微速度指令用リレー46の消勢により
接点48も閉じた状態なので、上昇運転指令用リレー1
3の励磁と同時に定常運転速度指令リレー50が励磁さ
れる。
この結果、起動スイッチ12投入とほぼ同時に上昇運転
指令用リレー13と定常運転速度指令リレー50が励磁
され、第1図の主回路27の上昇下降運転切換器11と
周波数変換器28が作動し、エスカレータは定常速度上
昇運転を開始する。
さらに、この時、安全確認リレー19により接点32が
、また、上昇運転指令用リレー13により接点30がそ
れぞれ閉じているので、上昇運転補助リレー40が励磁
され、接点41が閉じ、また、リセットリレー38の接
点393も起動スイッチ12の復帰に伴って閉じている
のでリレー40は自己保持され、この結果、接点42も
閉じた状態となっている。以上の状態で、定常速度で上
昇運転が継続されることになる。
次に定常運転時に事故が生じ、前述の安全スイッチ25
又は26が動作したとする。すると、安全スイッチの接
点17又は18が開き、安全確認リレー19が消勢され
る。
そのため、接点20が開き、上昇運転指令用リレー13
は消勢される。代って、接点35が閉じ、既に接点42
が上昇運転補助リレー40により閉じているので、下降
運転指令用リレー15が励磁される。さらにこのとき、
安全確認リレー19の消勢により接点34が開いており
、この結果定常運転速度指令リレー50が消勢される。
一方、安全確認リレー19の消勢により接点37が、ま
た、定常運転速度指令用リレー50の消勢により接点5
1が閉じ、微速度指令用リレー46が励磁され、これに
より接点47が閉じ、この微速度指令用リレー46は自
己保持回路を形成する。
この結果、安全スイッチ25あるいは26が動作すると
それまでとは反対方向の下降運転指令用リレー15と微
速度指令用リレー46が励磁され、主回路の上昇下降運
転切換器11及び周波数変換器28に指令を与え微速度
下降運転を開始する。
さらに微速度下降運転を継続して、乗客などの挾まれ、
た部分が抜(プ出すと、安全スイッチ25あるいは26
は第6図あるいは第7図に示すように、バネ25bある
いは26eによって自動的に初期の位置に復帰する。
従って安全スイッチ17あるいは18が閉じて、再び安
全確認リレー19が励磁される。この結果、安全確認リ
レー19の接点35が再び開き下降運転も停止する。な
おこのとき微速度指令用リレー46が励磁したままであ
るので、接点49は開いたままであり、下降運転を継続
することはない。
さらに本実施例においては、報知器52を設は安全スイ
ッチ25あるいは26が作動して、安全確認リレー19
が消勢するとその接点36が閉じ、リレー53が励磁し
その結果、その接点54が閉じることにより、報知器5
2を鳴らす回路を設けている。この回路はリレー53の
自己保持回路形成により、エスカレータが微速度で反転
運転を行なった後も、報知器52を鳴らし続け、人為的
に押しボタン式のスイッチ55を押すまで鳴り止まない
これによって、事故発生をただちに知らせることができ
るようになる。
このように本発明は、エスカレータの欄干と踏段の隙間
、あるいは乗降板と移動手すりにより形成される空間に
乗客や異物が挾まれた場合、直ちに安全スイッチが働い
て、エスカレータを停止させるとともに、微速度で逆転
して挾まれた異物等を抜は出させ、これを安全スイッチ
が正常位置に復帰するまで続けるようにしたものである
この結果、挾まれた乗客は他者による救出を待たなくと
も容易に自刃で挾まれた場所から抜は出すことができる
。この場合、挾み込まれている時間を短かくして早く苦
痛から解放でき、また、それ以上に被災者の精神的動揺
を抑えることができる。これによってたとえけがなどが
なくとも、エスカレータ上で挾まれ、精神的に動揺する
ことにより、無理に挾まれた部分を動かし、一層被害を
大きくするなどということがなくなる。
又安全スイッチが作動し、エスカレータの急停止後、エ
スカレータは逆転するが、これは微速度運転とするため
他の乗客に与える影響は極めて小さい。
さらに、安全スイッチが動作すると報知器を鳴らして、
事故の発生を知らせるため、エスカレータ上の他の乗客
に、事故の発生及びそれに伴なうエスカレータの停止及
び微速度逆転運転に対する警告を与えることになる。
また、この報知器によりエスカレータの管理者に対して
も、事故の発生を知らせることができるとともに、被災
者が挾まれた部分から抜は出してエスカレータが完全に
停止しても人為的に報知器停止ボタンを押すまで鳴り続
けるので、管理者が事故現場に遅れて到着した後でも、
念のためエスカレータを点検するなどの処置ができる。
尚、本発明は上記し且つ図面に示す実施例に限定するこ
となく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実
施し得るものであり、例えば上述した本発明の実施例に
おいて、報知器の代わりに事故発生に伴なうエスカレー
タの急停止及びその後の微速度逆転運転を行なう旨の放
送をする装置とすることもできる。
また、上記の実施例においては、安全スイッチ作動後エ
スカレータあるいは動く歩道が微速度で逆転し、安全ス
イッチが正常な位置に復帰した場合、踏段と手すりベル
トを停止させる構成としたが、管理者等がエスカレータ
などにすぐ近づける所にいる場合、微速度逆転運転を継
続し、管理者が十分安全を確認した後、エスカレータを
手動スイッチで停止させるようにしてもよい。この場合
の回路図の一実施例を第2図(b)に示す。
この図において第2図(a)と異なるのは点線で囲って
符号■を付して示した部分である。この21一 部分における58はリレーで、安全確認リレー19が消
勢されたときに励磁され、その接点57により自己保持
されると共に微速度逆転運転を継続し、停止ボタン56
を押すことにより、停止すると言う構成である。これに
よって、管理者の責任で微速逆転駆動を止め、事故の処
置を行うことができるようになる。
更にまた、微速度逆転運転後、安全確保に十分な時間後
、エスカレータあるいは動く歩道を自動的に停止させる
ようにしてもよい。
この場合は、第2図(b)においてリレーに58をタイ
マーリレーとし一定時間後、接点57が開くようにすれ
ばよい。
又、警報発生回路については、本実施例では停止ボタン
55により警報を停止させるようにしたが、前記タイマ
ーリレー58などと連動させたり、安全確認リレー19
と連動させてもよい。この構造は容易に構成できるので
ここでは図示を省略する。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、エスカレータある
いは移動歩道の一部に乗客が挾まれた場合、運転を停止
させ、その後に微速度逆転運転を行い、被災者を挾まれ
た所から早くしかも容易に脱出させることができ、被災
者の肉体的精神的苦痛を最少限に抑えることができるよ
うにしたエスカレータおよび移動歩道の制御装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すエスカレータの主回路
の構成図、第2図(a)は本発明のエスカレータ制御回
路の一実施例を示す図、第2図(11)は本発明のエス
カレータ制御回路の他の実施例を示す図、第3図はエス
カレータの概略構成図、第4図は従来のエスカレータの
主回路の構成図、第5図は従来のエスカレータ制御回路
を示す図、第6図は第3図のA−A矢示断面で踏段とス
カートガードバネル部の安全スイッチを示す図、第7図
は第3図のB部の拡大図で、一部内部を破断して示した
欄干先端の移動手すりと乗降板に対する安全スイッチ部
分の構造を示す図である。 1・・・欄干、1a・・・スカートガードパネル、2・
・・乗降口(上、下)、3・・・踏段、4・・・移動手
すり、5・・・電動機、6・・・駆動装置、7・・・踏
段駆動機構、8・・・移動手すり駆動機構、9・・・主
回路、10・・・制御回路、11・・・上昇下降運転切
換器、12・・・起動スイッチ、13・・・上昇運転指
令用リレー、14・・・13の接点、15・・・下降運
転指令用リレー、16・・・15の接点、17・・・安
全スイッチ、18・・・安全スイッチ、19・・・安全
確認リレー、20・・・19の接点、21・・・停止ス
イッチ、22・・・乗降板、23・・・スキ間、24・
・・空間、25・・・安全スイッチ、25a・・・接触
片、25b・・・バネ、25c・・・マイクロスイッチ
、26・・・安全スイッチ、26a・・・移動インレッ
トカバー、26b・・・案内コロ、26c・・・移動イ
ンレットカバー受け、26d・・・接触片、26e・・
・バネ、26f・・・マイクロスイッチ、27・・・主
回路、28・・・周波数変換器、29・・・制御回路、
30・・・13の接点、31・・・15の接点、32゜
33.34・・・19の接点、35,36.37・・・
19の接点、38・・・リセット用リレー、391゜3
92.393・・・38の接点、40・・・上昇運転補
助リレー、41.42・・・40の接点、43・・・下
降運転補助リレー、44.45・・・43の接点、46
・・・微速度指令用リレー、47・・・46の接点、4
8゜49・・・46の接点、50・・・定常運転速度指
令用リレー、51・・・50の接点、52・・・報知器
、53・・・リレー、54・・・53の接点、55・・
・停止スイッチ、56・・・微速度逆転運転停止スイッ
チ、57・・・リレー58の接点、58・・・リレー。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 (b) 第2図 9;主回路 第4図 特開口H63−230491(9) 26d   2 e □−5゛

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 床部に無端状の踏板部を配し、この踏板部の布設方向に
    沿ってその側方に設けた欄干に無端状ベルトによる移動
    手すりを掛け渡してこれらを誘導電動機により周方向に
    周期的に循環駆動させるようにしたエスカレータおよび
    移動歩道の制御装置において、踏板部と欄干下部および
    移動手すりの欄干先端部側下部への回り込み部での異物
    引き込みを検知して動作する安全検出手段と、電動機供
    給電源周波数を定速用/微速用の周波数に変換して前記
    電動機に与え、この電動機の回転を少なくとも定速駆動
    /微速駆動の2速に速度切換えするための周波数変換手
    段と、前記安全検出手段の検知動作により動作し、周波
    数変換手段を定速駆動周波数から微速駆動周波数に切換
    えると共に電動機の回転方向を逆転方向に切換操作する
    切換制御手段とを備えたことを特徴とするエスカレータ
    および移動歩道の制御装置。
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