JPS63225054A - ポリエステルフイルムロ−ル - Google Patents

ポリエステルフイルムロ−ル

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JPS63225054A
JPS63225054A JP5535987A JP5535987A JPS63225054A JP S63225054 A JPS63225054 A JP S63225054A JP 5535987 A JP5535987 A JP 5535987A JP 5535987 A JP5535987 A JP 5535987A JP S63225054 A JPS63225054 A JP S63225054A
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film
core
roll
water
film roll
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JP5535987A
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Toshiya Yoshii
吉井 俊哉
Yuji Takita
滝田 祐二
Hideo Inada
稲田 日出雄
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、プラスチックコアの上に巻かれたポリエステ
ルフィルムからなるポリエステルフィルムロールに関す
るものである。
[従来の技術] 製11[から出てくる広幅フィルム(通常3〜7m幅)
を、ターレット式巻取機のコア(通常、鋼鉄などの金属
製)に巻きつける時、粘着性物質や水を用いて、フィル
ム巻き始め部をコアに仮止めして巻き始め、中間製品(
いわゆるミルロール)を作ることは、特開昭、17−3
4751.47−34752.49−99156M公報
などで公知である。また、上記ミルロールをスリッター
にかけて、所定幅(通常0.1〜1.3m幅)にスリッ
トし、これを紙製、プラスチックを含浸した紙製あるい
は塩化ビニル樹脂からなるプラスチック製のコアに巻き
つけて、最終製品であるフィルムロールとする時、フィ
ルム巻初め端部とコア表面との仮止めに、水やアルコー
ルなどの液体を用いる方法あるいは両面接着テープや粘
着剤などの粘着層を用いる方法も公知である。
[発明が解決しようとする問題点コ しかし、最近、ビデオテープ用ベースなどに汎用される
ようになった表面の平滑なポリエステルフィルムをプラ
スチックコアに巻きつけて、最終製品であるフィルムロ
ールにする時、フィルム巻始め端部とコア表面との仮止
めに、上記した従来方法を用いると、次のような問題点
がめることが明らかになってきた。
(1)、水やアルコールのような液体を用いると、時々
、液滴が飛散して、これがフィルム面に付着し、この付
着部分でフィルム同志がくっついてしまう。すると、フ
ィルムを巻戻して使用する時、そのくっついた部分から
破れてしまう。この破れを″<つつき破れ″という。
(2)9両面接着テープや通常の粘着剤などの粘着層を
用いると、フィルムに、ぶつぶつした小さな突起(これ
をパップ″という)が出やすい。これが出ると、フィル
ムの平滑性や平面性が劣ることになるので、各種用途で
障害になる。プラスチックコアは高価ゆえ、回収して再
使用することが多いが、この“ツブ″の発生は、再使用
する場合、特にひどくなる。
本発明は、上記のような問題点を改善し、゛くっつき破
れ″が少なく、かつ“′ツブ″の発生の少ないポリエス
テルフィルムロールを提供することを目的とするもので
ある。゛ [問題点を解決するための手段] 本発明は、平均表面粗さ0.001〜0.03Oμmの
ポリエステルフィルムがプラスチックコアに巻かれてな
るフィルムロールにおいて、プラスチックコア表面とフ
ィルム巻き始め端部とが、水溶性高分子で貼り合わされ
ていることを特徴とするポリエステルフィルムロールを
その骨子とするものである。
本発明でいうポリエステルフィルムとは、ポリエチレン
テレフタレート、ポリエチレンナフタレートあるいはエ
チレン−α、β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン
4,4゛−ジカルボキシレートを繰返し単位とするポリ
エステルエーテルなどのエステル結合を主体とするポリ
マを二軸延伸してなる、いわゆる二軸配向フィルムのこ
とである。以後の説明には、ポリエステルフィルムの代
表として、ポリエチレンテレフタレートフィルム(以後
PETフィルムと略記する)を用いる。
本発明でいうPETフィルムの厚さは、必ずしも限定さ
れるものではないが、通常、3〜30μm、特に5〜2
0μmの厚さの範囲のものに本発明の効果が顕著である
。この範囲より厚いフィルムでは、もともと“くっつき
破れ″は起こりにくいし、逆に、この範囲より薄いフィ
ルムでは、フィルムが博すぎて、本発明を適用しにくい
ことが多い。
本発明で対象とするPETフィルムは、その表面の平均
表面粗さくRa)が、0.001〜0゜O3C1m、好
ましくは、00oO5〜0.020μmの範囲のもので
ある。Raが上記範囲より大きい場合には、“くっつき
破れ″も“1ツブ″の発生も少なくなるので、本発明を
適用する効果が小さくなる。また、逆に、Raが上記範
囲より小さい場合には、フィルムの滑性が悪すぎるため
、巻姿の良いフィルムロールを得ることが極めてむずか
しくなる。
次に、本発明でいうプラスチックコアとは、フィルムの
接するコアの表面が実質的に、熱可塑性または熱硬化性
樹脂から成っている円筒状巻芯のことであり、その直径
は、通常3インチあるいは6インチのものである。具体
例をあげれば、紙を巻いて作った紙管の表面に、フェノ
ール樹脂を含浸せしめたコア、塩化ビニル樹脂あるいは
高衝撃性塩化ビニル樹脂を円筒形に成形したコア、塩化
ビニル樹脂で作った円筒の表層に、カーボンブラックを
含有する樹脂層を設けたコア、ガラス繊維に不飽和ポリ
エステル樹脂のような熱硬化性樹脂を含浸せしめて円筒
形とし、この表層に、カーボンブラックを含有する樹脂
層を設けたコアなどがある。本発明には、このように表
面がプラスデックから成るコアを用いるわけであるが、
本発明効果のひとつである″ツブ″の発生を更に減少さ
せるには、コア表面のプラスチック層の表面抵抗を10
2〜1010Ω/口の範囲にすることが好ましい。この
範囲の表面抵抗とする具体策としてば、コアの表層を形
成するプラスチックの中に、カーボンブラック、金属微
粒子おるいは酸化スズ微粒子のような導電性微粒子を、
該表層プラスチック樹脂重量基準で、15〜35重量%
程度含有せしめればよい。この表面抵抗が上記範囲より
大きいと、“ツブ″を減少させる効果が少なくなり、ま
た逆に、上記範囲より小さいと、コアの表面が粗くなり
すぎるため、フィルムロールの巻姿が劣ったものとなり
やすいので好ましくない。
次に、本発明でいう水溶性高分子とは、常温(20〜3
0℃)の水に溶解しつる高分子のことであり、具体的に
は、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポ
リアルキレンオキサイド、水溶性ポリエステル共重合体
、水溶性ポリアミド共重合体、水溶性アクリル酸系重合
体あるいは共重合体、ポリアクリル酸アンモン、ポリア
クリルアミド、水溶性酢酸ビニル共重合体、インブテン
・無水マレイン酸共重合体、カルボキシメヂルセルロー
スなどの水溶性セルロース誘導体、デン粉、アルギン酸
(塩)、アルブミンなどでおる。このような水溶性高分
子を水に溶解して水溶液とし、この水溶液をプラスチッ
クコア表面にすじ状に塗布し、ここに、PETフィルム
巻き始め端部を重ね合ぜて仮止めし、それからスリッタ
ーを稼動せしめて、フィルムを巻き上げていくわけであ
る。
このようにすることにより、″りっつき破れ″も発生し
にくく、かつ、″ツブ″の発生も少ないPETフィルム
ロールとすることができる。このフィルムロールは、フ
ィルム長さを3,000m以上巻きあげた状態において
、その最外側から測定したフィルムロールの巻き硬度を
85〜95の範囲に入れることが望ましい。これより軟
く巻いても硬く巻いても、−フィルムに横じわヤ縦じわ
が入りやすくなるので好ましくない。このような巻き硬
度の調整は、センターワインドとサーフェイスワインド
との併用式スリッターを用いて、フィルムの巻取張力と
、フィルム巻上部に面圧をかけるコンタクトロールの面
圧とを適宜調節することにより、可能である。
[特性の測定方法コ 1、平均表面粗さくRa) 高精度薄膜段差測定器ET−10型に、信号解析装置(
いずれも■小板研究所製)を接続して測定した。Ra算
出原理は、J i 5−80601−1976に準じで
ある。測定条件は次のとおり。
高さ方向倍率: 100,000倍 測定面方向倍率:500倍 測定長さ:4mm(フィルム幅方向に測定)カットオフ
値:0.08mm 2、プラスチックコアの表面抵抗 ASTM−D257に述べられている表面抵抗の測定方
法の原理を用いて測定した。
3、フィルムロールの巻き硬度 フィルムの巻長ざ3,000m以上を巻きあげたフィル
ムロールの外側から、高分子計器■製のハードネステス
ター、タイプCを押しあてて測定した。測定点は、フィ
ルムロールの軸方向に5点(但し、フィルムロール両端
部の10mmづつは除いた全幅を5等分して、各等分の
中央部を測る)づつ、円周方向に120度間隔で3ケ所
、合計15ケ所を測り、これらの値の算術平均を、その
フィルムロールの巻きvf!度とした。
[実施例] 本発明を実施例にもとづいて説明する。
実施例1゜ 平均粒径0.20μmの酸化チタン微粒子0゜5重口%
および平均粒径1.2μmの合成炭酸カルシウム微粒子
0.05重量%を含有する二軸配向PETフィルム(厚
さ10μmoRaは0.012μm)の中間製品(ミル
ロール。フィルム幅5.2m)を、センターワインド、
サーフェイスワインド併用方式のスリッターにセットし
、1゜Omm調製品ロール5木取れるようにした。製品
ロールを巻き取るためのプラスチックコアとして、ガラ
ス繊維をスパイラルに巻きまわして、それに不飽和ポリ
エステル樹脂を含浸硬化せしめた円筒の表面に、カーボ
ンブラックを30重量%含有する樹脂層を被覆した形の
コアを使用した。このコア表層の表面抵抗は3X104
Ω/口、コアの外径は6インチであった。このプラスチ
ックコアの表面に、ポリビニルピロリドンを3重量%溶
かした水溶液を、約10mm幅でコアの軸方向に塗布し
、この上に、1m幅のフィルム巻き始め端部を重ねて仮
止めし、つづいて、スリッターを稼動せしめて、巻き長
さが6,000mのフィルムロール5本を巻き上げた。
これら5本のフィルムロールの巻き硬度は、すべて88
〜90の範囲内に入っていた。これらのフィルムロール
を外観検査した結果、“′ツブ″の存在は認められなか
った。また、これらのフィルムロールを、25°C65
%RHの雰囲気中に2週間放置した後、300m/分の
速度で巻芯まで巻き返してみたが、′りっつき破れ″は
全く起らなかった。
実施例2゜ 平均粒径0.15μmのシリカ微粒子0.3重量%およ
び平均粒径0.8μmの炭酸カルシウム微粒子0.03
@i%を含有する二軸配向PETフィルム(厚さ7μm
0長手方向強力化タイプで長手方向のヤング率650k
g/myd、Raは0゜008μm)のミルロール(フ
ィルム幅3.2m>を、実施例1と同方式のスリッター
にセットして、0.6m幅製品ロールを5木取れるよう
にセットした。製品ロールを巻き取るためのプラスチッ
クコアとして、高衝撃性塩化ビニル樹脂からなる円筒の
表層に、カーボンブラックを32重但%含有する樹脂層
を被覆せしめたコアを使用した。このコア表層の表面抵
抗は8X103Ω/口、コアの外径は6インチであった
。このプラスチックコアの表面に、ポリエチレンオキサ
イドの水溶液を実施例1と同様に塗イ「シ、実施例1と
同様にして製品でおるフィルムロール(0,6m幅)5
本を巻き上げた。巻き長さは4,500mでおり、各ロ
ールの巻き硬度はすべて89〜91の範囲内に入ってい
た。これらのロールをすべて実施例1と同様にして評価
したが、“′ツブ″の存在もなく、“くっつき破れパも
起らなかった。
[発明の効果] 本発明は、表面の平滑なポリエステルフィルムをプラス
チックコアに巻き上げるに際して、プラスチックコア表
面とフィルム巻き始め端部とを水溶性高分子で貼り合わ
せることにより、゛′ツブ″の発生が少なく、゛くっつ
き破れ″も起こりにくいフィルムロールを1qることか
できたものである。
このようなポリエステルフィルムロールは、特に、ビデ
オテープ、メモリーテープ、ディジタルオーディオテー
プなどのベース用として好適であり、また、その他にも
、コンデンサー用、熱転写リボン用、孔版印刷原紙用、
ソーラコントロールフィルム用あるいは包装用などの各
種用途に用いることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 平均表面粗さ0.001〜0.030μmのポリエステ
    ルフィルムがプラスチックコアに巻かれてなるフィルム
    ロールにおいて、プラスチックコア表面とフィルム巻き
    始め端部とが水溶性高分子で貼り合わされていることを
    特徴とするポリエステルフィルムロール。
JP62055359A 1987-03-12 1987-03-12 ポリエステルフイルムロ−ル Expired - Lifetime JPH0676160B2 (ja)

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JP62055359A JPH0676160B2 (ja) 1987-03-12 1987-03-12 ポリエステルフイルムロ−ル

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JP62055359A JPH0676160B2 (ja) 1987-03-12 1987-03-12 ポリエステルフイルムロ−ル

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JPH0676160B2 JPH0676160B2 (ja) 1994-09-28

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02117550A (ja) * 1988-10-24 1990-05-02 Takafuji Kasei:Kk フイルムシート巻取方法
JP2007301794A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 General Technology Kk 熱転写リボン

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55180672U (ja) * 1979-06-12 1980-12-25

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