JPS6321754Y2 - - Google Patents
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- JPS6321754Y2 JPS6321754Y2 JP5658683U JP5658683U JPS6321754Y2 JP S6321754 Y2 JPS6321754 Y2 JP S6321754Y2 JP 5658683 U JP5658683 U JP 5658683U JP 5658683 U JP5658683 U JP 5658683U JP S6321754 Y2 JPS6321754 Y2 JP S6321754Y2
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- Japan
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- housing
- discharge port
- sleeve
- center housing
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Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本考案は、エンジンの過給機として使用される
ベーン式の回転圧縮機、特に回転スリーブを有す
る回転圧縮機に関する。 (従来技術) 一般に、エンジンの過給機としては排気エネル
ギを利用した排気タービン過給機が使用されてい
るが、この過給機は排気エネルギが小さいエンジ
ンの低回転域で所要の過給効果が得られず、また
エンジン可速時の応答性が悪いという欠点があ
る。 そこで、近時、低回転域から過給効果が得られ
且つ加速応答性に優れた過給機として機械式過給
機、特にベーン式の回転圧縮機の使用が試みられ
ている。これは、偏心ロータに複数のベーンを放
射方向に出退自在に装着し、該ロータの回転によ
つて各ベーン間に画成された圧縮室の容積を増減
させて吸入、吐出使用を行わせるように構成した
ものである。 然るにこの回転圧縮機をエンジンの過給機とし
て、特にエンジンの低回転域から所要の過給効果
を得る目的で使用した場合、次のような問題が生
じる。つまり、低回転域で所要の吐出圧力が得ら
れるように容量やエンジン回転との速度比を設定
した時に、高回転時に過圧縮の状態、即ち吐出行
程にある圧縮室内の吐出ポートの上流位置に内圧
が異常に高くなる圧力過大領域が発生し、これが
駆動抵抗となつてエンジンに作用する負荷を著し
く増大させるのである。 ところで、この種の回転圧縮機においては、従
来、ベーンの先端とハウジング内周面との高速摺
動によつて該ベーンの先端が早期に摩耗するとい
う問題があつたが、この問題は、ハウジングの内
側にベーンと共に回転する回転スリーブを嵌合す
ることによつて解消されようとしている
ベーン式の回転圧縮機、特に回転スリーブを有す
る回転圧縮機に関する。 (従来技術) 一般に、エンジンの過給機としては排気エネル
ギを利用した排気タービン過給機が使用されてい
るが、この過給機は排気エネルギが小さいエンジ
ンの低回転域で所要の過給効果が得られず、また
エンジン可速時の応答性が悪いという欠点があ
る。 そこで、近時、低回転域から過給効果が得られ
且つ加速応答性に優れた過給機として機械式過給
機、特にベーン式の回転圧縮機の使用が試みられ
ている。これは、偏心ロータに複数のベーンを放
射方向に出退自在に装着し、該ロータの回転によ
つて各ベーン間に画成された圧縮室の容積を増減
させて吸入、吐出使用を行わせるように構成した
ものである。 然るにこの回転圧縮機をエンジンの過給機とし
て、特にエンジンの低回転域から所要の過給効果
を得る目的で使用した場合、次のような問題が生
じる。つまり、低回転域で所要の吐出圧力が得ら
れるように容量やエンジン回転との速度比を設定
した時に、高回転時に過圧縮の状態、即ち吐出行
程にある圧縮室内の吐出ポートの上流位置に内圧
が異常に高くなる圧力過大領域が発生し、これが
駆動抵抗となつてエンジンに作用する負荷を著し
く増大させるのである。 ところで、この種の回転圧縮機においては、従
来、ベーンの先端とハウジング内周面との高速摺
動によつて該ベーンの先端が早期に摩耗するとい
う問題があつたが、この問題は、ハウジングの内
側にベーンと共に回転する回転スリーブを嵌合す
ることによつて解消されようとしている
【例えば
「容積形圧縮機」(昭和54年4月5日産業図書株式
会社発行)の図15.1(a)参照】。しかし、この回転
スリーブを備えた回転圧縮機においては、回転ス
リーブとハウジングとの間にオイルを供給してオ
イル軸受により回転スリーブを回転自在に支持す
るものであるため、粘度の高いオイルにより回転
スリーブの回転抵抗が増大すると共に、一部のオ
イルがエンジンの吸気系に混入するという問題が
あり、エンジンの過給機としては使用できない。 一方、この種の回転スリーブを備えた回転圧縮
機においては、各圧縮室内の圧力差に基づく内的
作用力によつて該スリーブがハウジング内周面の
吐出ポート側に押し付けられるという問題があ
り、特に上記の如き過圧縮の状態が発生すると、
その傾向が著しくなつて該回転スリーブの円滑な
回転が阻害され、駆動抵抗が一層増大するのであ
る。 (考案の目的) 本考案は、エンジンの過給機として使用される
回転圧縮機、特に回転スリーブを有する回転圧縮
機における上記の如き問題を解消し、もつて低回
転域から所要の過給効果が得られ、しかも高回転
時にも回転スリーブが円滑に回転して、駆動抵抗
の著しい増大を生じない回転圧縮機を実現するこ
とを目的とする。 (考案の構成) 本考案に係る回転圧縮機は、上記目的の達成の
ため次のように構成したことを特徴とする。 即ち、円筒状のセンタハウジングとその両側に
取り付けられたサイドハウジングとによつて形成
され且つ吸入ポートと吐出ポートとを有するケー
シング内に、外径が上記センタハウジングの内径
より稍小さい回転スリーブをセンタハウジングと
の間に形成されるエアベアリングにより回転自在
に嵌合支持すると共に、該回転スリーブの内側に
偏心状にロータを備え、且つ該ロータに複数のベ
ーンを放射方向に出退自在に装着して上記回転ス
リーブ内に複数の圧縮室を画成し、これらの圧縮
室の容積をロータの回転によつて増減させること
により、上記吸入ポートからのエアの吸入作用及
び吐出ポートからの吐出作用を行わせるようにし
た構成において、上記サイドハウジングの内側面
における吐出ポートの直上流位置から該サイドハ
ウジングとセンタハウジングとの合せ部を経てセ
ンタハウジングにおける吐出ポート付近の内周面
に至るエア通路を設ける。このエア通路により、
吐出ポートの上流位置から一部のエアを抜いて、
該位置に圧力過大領域が発生することを防止する
と共に、この抜き取つたエアをセンタハウジング
における吐出ポート付近の内周面から回転スリー
ブの外周面との間のエアベアリングを構成する間
隙に噴出させ、該スリーブが内的作用力によつて
センタハウジングの内周面に押し付けられること
を阻止する。 (考案の効果) 上記の如き構成によれば、低回転域から所要の
過給効果が得られるように設定した回転スリーブ
を有する回転圧縮機において、高回転時における
駆動抵抗の著しい増大が防止され、且つ回転スリ
ーブが常に円滑に回転することになる。もつて、
エンジンの過給機として、過給性能に優れ且つ駆
動損失の少い回転圧縮機が実現される。 (実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。 第1,2図に示すように、回転圧縮機のケーシ
ング1は、円筒状のセンタハウジング2と、その
両側に複数のボルト3…3によつて取り付けられ
た一対のサイドハウジング4,4とによつて形成
され、且つ一方のサイドハウジング4には該ケー
シング1の内外を連通させる吸入ポート5と吐出
ポート6とが設けられている。 該ケーシング1内には、外径がセンタハウジン
グ2の内径より稍小径の回転スリーブ7が回転自
在に嵌合されていると共に、該スリーブ7の外周
面7aとセンタハウジング2の内周面2aとの間
に生じる微小な間隙(例えば30〜50μ)が該スリ
ーブ7をフローテイング支持するエアベアリング
8とされ、且つ該スリーブ7にはその内側からエ
アベアリング8にエアを供給するための多数の通
孔7b…7bが穿設されている。また、上記サイ
ドハウジング4,4の内側面4a,4aにおける
回転スリーブ7の端面に対向する位置には環状の
シール溝4b,4bが形成され、該溝4b,4b
に回転スリーブの端面が摺接するガスシール用の
サイドシール9,9が嵌着されている。 また、ケーシング1内には、両端の軸部10
a,10aが上記サイドハウジング4,4に軸受
11,11を介して軸承されたロータ10がセン
タハウジング2の中心ないし回転スリーブ7の回
転中心に対して偏心させて備えられ、該ロータ1
0の外周面10bと回転スリーブ7の内周面7c
の間に略三カ月状の空間が形成されている。そし
て、該ロータ10には、外周面10bから中心に
向つて等角度間隔で複数(図例においては90゜間
隔で4個)のベーン溝10c…10cが切り込ま
れており、該溝10c…10cに夫々板状のベー
ン12…12が放射方向に出退自在に嵌装されて
いる。このベーン12…12はロータ10の回転
時に遠心力によつて外方に突出され、その先端部
が回転スリーブ7の内周面7cに当接して上記の
三カ月状空間を複数の圧縮室13…13に画成す
ると共に、該当接部における摩擦によつて回転ス
リーブ7を回転駆動する。 ここで、第2図に示すようにロータ10の一方
の軸部10aにはプーリ14が固着され、該プー
リ14に巻掛けられたベルト15を介して該ロー
タ10がエンジン(図示せず)によつて第1図A
方向に回転駆動されるように構成されており、ま
た上記吸入ポート5はエアクリーナに、吐出ポー
ト6はエンジンの燃焼室に夫々連通されている。 然して、上記ケーシング1には、第1図に示す
ように一方のサイドハウジング4(図例において
は吸入、吐出ポート5,6が設けられたサイドハ
ウジング)とセンタハウジング2とに跨つてエア
通路16が設けられている。このエア通路16
は、第3,4図に示すように、サイドハウジング
4の内側面4aにおける吐出ポート6の直上流位
置から該サイドハウジング4の外周部に向つてL
状に設けられた導入孔16aと、該サイドハウジ
ング4の外周部におけるセンタハウジング2との
合せ面4cに形成されて上記導入孔16aが連通
された円弧状の溝16bと、センタハウジング2
におけるサイドハウジング4との合せ面2bから
該ハウジング2の幅方向に穿設された複数本(図
例においては4本)の孔16c…16cと、この
幅方向の孔16c…16cの夫々から複数個(図
例においては3個)づつ分岐されて該センタハウ
ジング2におけ吐出ポート6の付近の内周面2a
に開口するエア噴出孔16d…16dとから構成
され、上記サイドハウジング4とセンタハウジン
グ2とが結合された時に、サイドハウジング4に
おける溝16bとセンタハウジング2における幅
方向の孔16c…16cとが連通されて、上記導
入孔16aからエア噴出孔16d…16dに通じ
るように構成されている。ここで、この実施例に
おいては、各エア噴出孔16d…16dは、セン
タハウジング2の内周面2aに対して回転スリー
ブ7の回転方向(A方向)と反対方向にエアを噴
出するように傾斜状に設けられている。 上記の構成によれば、ロータ10の回転により
各ベーン12…12が外方に突出されて、その先
端部が回転スリーブ7の内周面7cに当接するこ
とにより、該回転スリーブ7内に複数の圧縮室1
3…13が画成されると共に、該回転スリーブ7
がベーン先端部との摩擦によつて該ベーン12…
12を介してロータ10と同期的に回転される。
その場合に、ロータ10はセンタハウジング2な
いし回転スリーブ7に対して偏心状に備えられて
いるから、上記各圧縮室13…13は吸入ポート
5を通過する際には容積が次第に増加し、吐出ポ
ート6を通過する際には容積が次第に減少する。
これにより、吸入ポート5からエアを吸入し、こ
れを吐出ポート6から吐出する圧縮機としての作
用を行う。 然して、その過程において、容積が次第に減少
しながら前部から吐出ポート6に通じて、該ポー
ト6からエアの吐出作用を行つている圧縮室13
においては、特に高回転時に、吐出抵抗が過大に
なり、吐出ポート6の上流位置(第1図のB部)
に圧力が異常に上昇する圧力過大領域が生じよう
とする。しかし、該位置Bにおいては、サイドハ
ウジング4の内周面4aにエア通路16の一端の
導入孔16aが開口されているから、該位置Bに
おける高圧のエアの一部が該エア通路16によつ
て逃がされ、これにより、圧縮室13における吐
出ポート6の上流側に圧力過大領域が発生するこ
とが防止される。 そして、エア通路16によつて圧縮室13から
抜き出された高圧エアは、センタハウジング2に
おける吐出ポート6付近の内周面2aに開口する
噴出孔16d…16dから該内周面2aと回転ス
リーブ7の外周面7aとの間のエアベアリング8
内に噴出され、回転スリーブ7が内的作用力によ
つて該吐出ポート6側に押し付けられようとする
力に対抗して、該スリーブ7をフローテイング状
態に保持する。その場合に、この実施例において
は上記噴出孔16d…16dが回転スリーブ7の
回転方向Aと反対方向にエアを噴出するように傾
斜されているから、該噴射孔16d…16dから
噴射されるエアが回転スリーブ7に押し戻され
て、該噴出孔16d…16dの近傍で局部的に圧
力が高まり、これにより上記内的作用力に対抗す
る力が強くなり、回転スリーブ7が確実にフロー
テイング状に保持される。このようにして、特に
高回転時における過圧縮の状態、及び回転スリー
ブがセンタハウジング内周面に押し付けられるこ
とが防止される。 尚、第5図はこの実施例で用いられた回転スリ
ーブ7の外観を示すもので、該スリーブ7の外周
面7aにはV状の圧縮溝7d…7dが周方向に並
べて多数形成されている。この圧縮溝7dは連通
孔7b,7bによつて該スリーブ7の内側から外
側に導入されたエアベアリング用のエアを該スリ
ーブ7のA方向の回転によつて中央部Cに集中さ
せ、該部Cにおける圧力を高めて回転スリーブ7
に対するフローテイング作用を向上させるもので
ある。 また、第6図は、この実施例による回転圧縮機
と従来の回転圧縮機の駆動トルクを比較した実験
結果を示すもので、実施例によるものが全回転範
囲で従来のものより駆動トルクが低下しているこ
とが示されている。尚、実験条件及び供試品は次
の通りである。 圧縮機 容量:400c.c./rev 吐出圧:0Kg/cm2 回転スリーブ:FCH、外周面コーテイング
なし ハウジング:Al、内面Crメツキ ベーン:カーボン樹脂焼成品
「容積形圧縮機」(昭和54年4月5日産業図書株式
会社発行)の図15.1(a)参照】。しかし、この回転
スリーブを備えた回転圧縮機においては、回転ス
リーブとハウジングとの間にオイルを供給してオ
イル軸受により回転スリーブを回転自在に支持す
るものであるため、粘度の高いオイルにより回転
スリーブの回転抵抗が増大すると共に、一部のオ
イルがエンジンの吸気系に混入するという問題が
あり、エンジンの過給機としては使用できない。 一方、この種の回転スリーブを備えた回転圧縮
機においては、各圧縮室内の圧力差に基づく内的
作用力によつて該スリーブがハウジング内周面の
吐出ポート側に押し付けられるという問題があ
り、特に上記の如き過圧縮の状態が発生すると、
その傾向が著しくなつて該回転スリーブの円滑な
回転が阻害され、駆動抵抗が一層増大するのであ
る。 (考案の目的) 本考案は、エンジンの過給機として使用される
回転圧縮機、特に回転スリーブを有する回転圧縮
機における上記の如き問題を解消し、もつて低回
転域から所要の過給効果が得られ、しかも高回転
時にも回転スリーブが円滑に回転して、駆動抵抗
の著しい増大を生じない回転圧縮機を実現するこ
とを目的とする。 (考案の構成) 本考案に係る回転圧縮機は、上記目的の達成の
ため次のように構成したことを特徴とする。 即ち、円筒状のセンタハウジングとその両側に
取り付けられたサイドハウジングとによつて形成
され且つ吸入ポートと吐出ポートとを有するケー
シング内に、外径が上記センタハウジングの内径
より稍小さい回転スリーブをセンタハウジングと
の間に形成されるエアベアリングにより回転自在
に嵌合支持すると共に、該回転スリーブの内側に
偏心状にロータを備え、且つ該ロータに複数のベ
ーンを放射方向に出退自在に装着して上記回転ス
リーブ内に複数の圧縮室を画成し、これらの圧縮
室の容積をロータの回転によつて増減させること
により、上記吸入ポートからのエアの吸入作用及
び吐出ポートからの吐出作用を行わせるようにし
た構成において、上記サイドハウジングの内側面
における吐出ポートの直上流位置から該サイドハ
ウジングとセンタハウジングとの合せ部を経てセ
ンタハウジングにおける吐出ポート付近の内周面
に至るエア通路を設ける。このエア通路により、
吐出ポートの上流位置から一部のエアを抜いて、
該位置に圧力過大領域が発生することを防止する
と共に、この抜き取つたエアをセンタハウジング
における吐出ポート付近の内周面から回転スリー
ブの外周面との間のエアベアリングを構成する間
隙に噴出させ、該スリーブが内的作用力によつて
センタハウジングの内周面に押し付けられること
を阻止する。 (考案の効果) 上記の如き構成によれば、低回転域から所要の
過給効果が得られるように設定した回転スリーブ
を有する回転圧縮機において、高回転時における
駆動抵抗の著しい増大が防止され、且つ回転スリ
ーブが常に円滑に回転することになる。もつて、
エンジンの過給機として、過給性能に優れ且つ駆
動損失の少い回転圧縮機が実現される。 (実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。 第1,2図に示すように、回転圧縮機のケーシ
ング1は、円筒状のセンタハウジング2と、その
両側に複数のボルト3…3によつて取り付けられ
た一対のサイドハウジング4,4とによつて形成
され、且つ一方のサイドハウジング4には該ケー
シング1の内外を連通させる吸入ポート5と吐出
ポート6とが設けられている。 該ケーシング1内には、外径がセンタハウジン
グ2の内径より稍小径の回転スリーブ7が回転自
在に嵌合されていると共に、該スリーブ7の外周
面7aとセンタハウジング2の内周面2aとの間
に生じる微小な間隙(例えば30〜50μ)が該スリ
ーブ7をフローテイング支持するエアベアリング
8とされ、且つ該スリーブ7にはその内側からエ
アベアリング8にエアを供給するための多数の通
孔7b…7bが穿設されている。また、上記サイ
ドハウジング4,4の内側面4a,4aにおける
回転スリーブ7の端面に対向する位置には環状の
シール溝4b,4bが形成され、該溝4b,4b
に回転スリーブの端面が摺接するガスシール用の
サイドシール9,9が嵌着されている。 また、ケーシング1内には、両端の軸部10
a,10aが上記サイドハウジング4,4に軸受
11,11を介して軸承されたロータ10がセン
タハウジング2の中心ないし回転スリーブ7の回
転中心に対して偏心させて備えられ、該ロータ1
0の外周面10bと回転スリーブ7の内周面7c
の間に略三カ月状の空間が形成されている。そし
て、該ロータ10には、外周面10bから中心に
向つて等角度間隔で複数(図例においては90゜間
隔で4個)のベーン溝10c…10cが切り込ま
れており、該溝10c…10cに夫々板状のベー
ン12…12が放射方向に出退自在に嵌装されて
いる。このベーン12…12はロータ10の回転
時に遠心力によつて外方に突出され、その先端部
が回転スリーブ7の内周面7cに当接して上記の
三カ月状空間を複数の圧縮室13…13に画成す
ると共に、該当接部における摩擦によつて回転ス
リーブ7を回転駆動する。 ここで、第2図に示すようにロータ10の一方
の軸部10aにはプーリ14が固着され、該プー
リ14に巻掛けられたベルト15を介して該ロー
タ10がエンジン(図示せず)によつて第1図A
方向に回転駆動されるように構成されており、ま
た上記吸入ポート5はエアクリーナに、吐出ポー
ト6はエンジンの燃焼室に夫々連通されている。 然して、上記ケーシング1には、第1図に示す
ように一方のサイドハウジング4(図例において
は吸入、吐出ポート5,6が設けられたサイドハ
ウジング)とセンタハウジング2とに跨つてエア
通路16が設けられている。このエア通路16
は、第3,4図に示すように、サイドハウジング
4の内側面4aにおける吐出ポート6の直上流位
置から該サイドハウジング4の外周部に向つてL
状に設けられた導入孔16aと、該サイドハウジ
ング4の外周部におけるセンタハウジング2との
合せ面4cに形成されて上記導入孔16aが連通
された円弧状の溝16bと、センタハウジング2
におけるサイドハウジング4との合せ面2bから
該ハウジング2の幅方向に穿設された複数本(図
例においては4本)の孔16c…16cと、この
幅方向の孔16c…16cの夫々から複数個(図
例においては3個)づつ分岐されて該センタハウ
ジング2におけ吐出ポート6の付近の内周面2a
に開口するエア噴出孔16d…16dとから構成
され、上記サイドハウジング4とセンタハウジン
グ2とが結合された時に、サイドハウジング4に
おける溝16bとセンタハウジング2における幅
方向の孔16c…16cとが連通されて、上記導
入孔16aからエア噴出孔16d…16dに通じ
るように構成されている。ここで、この実施例に
おいては、各エア噴出孔16d…16dは、セン
タハウジング2の内周面2aに対して回転スリー
ブ7の回転方向(A方向)と反対方向にエアを噴
出するように傾斜状に設けられている。 上記の構成によれば、ロータ10の回転により
各ベーン12…12が外方に突出されて、その先
端部が回転スリーブ7の内周面7cに当接するこ
とにより、該回転スリーブ7内に複数の圧縮室1
3…13が画成されると共に、該回転スリーブ7
がベーン先端部との摩擦によつて該ベーン12…
12を介してロータ10と同期的に回転される。
その場合に、ロータ10はセンタハウジング2な
いし回転スリーブ7に対して偏心状に備えられて
いるから、上記各圧縮室13…13は吸入ポート
5を通過する際には容積が次第に増加し、吐出ポ
ート6を通過する際には容積が次第に減少する。
これにより、吸入ポート5からエアを吸入し、こ
れを吐出ポート6から吐出する圧縮機としての作
用を行う。 然して、その過程において、容積が次第に減少
しながら前部から吐出ポート6に通じて、該ポー
ト6からエアの吐出作用を行つている圧縮室13
においては、特に高回転時に、吐出抵抗が過大に
なり、吐出ポート6の上流位置(第1図のB部)
に圧力が異常に上昇する圧力過大領域が生じよう
とする。しかし、該位置Bにおいては、サイドハ
ウジング4の内周面4aにエア通路16の一端の
導入孔16aが開口されているから、該位置Bに
おける高圧のエアの一部が該エア通路16によつ
て逃がされ、これにより、圧縮室13における吐
出ポート6の上流側に圧力過大領域が発生するこ
とが防止される。 そして、エア通路16によつて圧縮室13から
抜き出された高圧エアは、センタハウジング2に
おける吐出ポート6付近の内周面2aに開口する
噴出孔16d…16dから該内周面2aと回転ス
リーブ7の外周面7aとの間のエアベアリング8
内に噴出され、回転スリーブ7が内的作用力によ
つて該吐出ポート6側に押し付けられようとする
力に対抗して、該スリーブ7をフローテイング状
態に保持する。その場合に、この実施例において
は上記噴出孔16d…16dが回転スリーブ7の
回転方向Aと反対方向にエアを噴出するように傾
斜されているから、該噴射孔16d…16dから
噴射されるエアが回転スリーブ7に押し戻され
て、該噴出孔16d…16dの近傍で局部的に圧
力が高まり、これにより上記内的作用力に対抗す
る力が強くなり、回転スリーブ7が確実にフロー
テイング状に保持される。このようにして、特に
高回転時における過圧縮の状態、及び回転スリー
ブがセンタハウジング内周面に押し付けられるこ
とが防止される。 尚、第5図はこの実施例で用いられた回転スリ
ーブ7の外観を示すもので、該スリーブ7の外周
面7aにはV状の圧縮溝7d…7dが周方向に並
べて多数形成されている。この圧縮溝7dは連通
孔7b,7bによつて該スリーブ7の内側から外
側に導入されたエアベアリング用のエアを該スリ
ーブ7のA方向の回転によつて中央部Cに集中さ
せ、該部Cにおける圧力を高めて回転スリーブ7
に対するフローテイング作用を向上させるもので
ある。 また、第6図は、この実施例による回転圧縮機
と従来の回転圧縮機の駆動トルクを比較した実験
結果を示すもので、実施例によるものが全回転範
囲で従来のものより駆動トルクが低下しているこ
とが示されている。尚、実験条件及び供試品は次
の通りである。 圧縮機 容量:400c.c./rev 吐出圧:0Kg/cm2 回転スリーブ:FCH、外周面コーテイング
なし ハウジング:Al、内面Crメツキ ベーン:カーボン樹脂焼成品
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
回転圧縮機の縦断正面図、第2図は第1図−
線で切断した断面図、第3図はサイドハウジング
単体の正面図、第4図は第1図−線で切断し
た要部断面図、第5図は回転スリーブの単体斜視
図、第6図は該実施例の効果を示すグラフであ
る。 1……ケーシング、2……センタハウジング、
2a……内周面、4……サイドハウジング、4a
……内側面、5……吸入ポート、6……吐出ポー
ト、7……回転スリーブ、8……エアベアリン
グ、10……ロータ、12……ベーン、13……
圧縮室、16……エア通路。
回転圧縮機の縦断正面図、第2図は第1図−
線で切断した断面図、第3図はサイドハウジング
単体の正面図、第4図は第1図−線で切断し
た要部断面図、第5図は回転スリーブの単体斜視
図、第6図は該実施例の効果を示すグラフであ
る。 1……ケーシング、2……センタハウジング、
2a……内周面、4……サイドハウジング、4a
……内側面、5……吸入ポート、6……吐出ポー
ト、7……回転スリーブ、8……エアベアリン
グ、10……ロータ、12……ベーン、13……
圧縮室、16……エア通路。
Claims (1)
- 円筒状のセンタハウジングとその両側に取り付
けられたサイドハウジングとによつて形成され且
つ吸入ポートと吐出ポートとを有するケーシング
内に、外径が上記センタハウジングの内径より稍
小さい回転スリーブをセンタハウジングとの間に
形成されるエアベアリングにより回転自在に嵌合
支持すると共に、該回転スリーブの内側に偏心状
にロータを備え、且つ該ロータに複数のベーンを
放射方向に出退自在に装着した構成において、上
記サイドハウジングの内側面における吐出ポート
の直上流位置からセンタハウジングにおける吐出
ポート付近の内周面に至るエア通路を設けたこと
を特徴とする回転スリーブを有する回転圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5658683U JPS59160878U (ja) | 1983-04-14 | 1983-04-14 | 回転スリ−ブを有する回転圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5658683U JPS59160878U (ja) | 1983-04-14 | 1983-04-14 | 回転スリ−ブを有する回転圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59160878U JPS59160878U (ja) | 1984-10-27 |
| JPS6321754Y2 true JPS6321754Y2 (ja) | 1988-06-15 |
Family
ID=30186908
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5658683U Granted JPS59160878U (ja) | 1983-04-14 | 1983-04-14 | 回転スリ−ブを有する回転圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59160878U (ja) |
-
1983
- 1983-04-14 JP JP5658683U patent/JPS59160878U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59160878U (ja) | 1984-10-27 |
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