JPS63216484A - メバロン酸の製造方法 - Google Patents

メバロン酸の製造方法

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JPS63216484A
JPS63216484A JP4962087A JP4962087A JPS63216484A JP S63216484 A JPS63216484 A JP S63216484A JP 4962087 A JP4962087 A JP 4962087A JP 4962087 A JP4962087 A JP 4962087A JP S63216484 A JPS63216484 A JP S63216484A
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Akira Endo
遠藤 章
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はメバロン酸の製造方法、特に、メバロン酸を高
収率で得る方法に関するものである。
尚、メバロン酸は酸型、とラクトン型の2通りの構造を
示すが、相互に変換することが公知であり、以下本明細
書では特に断らない限り、両型を総称してメバロン酸と
いう。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕メバ
ロン酸は、ライト等によって始めて単離された物質であ
り(JAC5,皿、 5273.1956)コレステロ
ールを始めとする各種イソプレノイド化合物の重要な中
間体として知られている。
又、メバロン酸は、種々の微生物及び植物に対して成育
促進作用を有する等、生物の代謝に重要な役割を果たし
ているため、微生物、植物等の成長促進剤として用いら
れ、また、ピレスロイド系農薬、ユビキノン(呼吸系補
酵素)、ドリコール(多I!類の生合成必須因子)、及
び脂溶性ビタミン等の前駆体等に用いられる。
従来これらの研究には化学合成されたラセミ体が使用さ
れており、天然型のメバロン酸は入手し難いものであっ
た。
天然型のメバロン酸の醗酵法による製造は、アプライド
・マイクロバイオロジー(Applied Micr。
biology)  土工、965 (1968)や米
国特許第3.617.447号明細書にサッカロマイコ
プシス・フィブリゲラ NRRL  Y−9069を用
いた例が記載されているが、その収量は低く、700〜
1000μg/−にとどまり、工業的な生産には到って
いないのが現状である。
従って、本発明の目的は、工業的に実施可能な程度に収
量の良いメバロン酸の製造方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記の目的を、微生物を培地中で培養するこ
とによりメバロン酸を製造するに際し、培養中の培養物
に少なくとも炭素源を含む基質を添加して培養し、次い
で該培養物からメバロン酸を得ることを特徴とするメバ
ロン酸の製造方法を提供することにより達成したもので
ある。
更に好ましくは本発明のメバロン酸の製造方法は培養中
の培養物における培養液(培養物の濾液)中の炭素源濃
度を2〜15重量%、特に好ましくは5〜10重量%に
維持する事により、微生物の速やかな成長と、メバロン
酸の速やかな生成を計ってメバロン酸を多量に得る事を
特徴とするものである。
本発明に使用される好ましい微生物としては、例えばキ
ャンディダ(Candida)属、ギリエモンデラ(G
utlliersondella)[、Aンゼニアスボ
ラ(Hanseniaspora) %、、 ハンゼヌ
ラ(Hansenula)属、ピキア(Pichia)
属、サッカロマイコプシス(Saccharomyco
psis)属、サツカロミセス(Saccharo+*
yces)属、シテロマイセス(Ctteromyce
s)属、エンドマイコプシス(Endomycopsi
s)属、エンドマイセス(Endomyces)属、ソ
ルダリア(Sordaria)属からなる群から選ばれ
る微生物が挙げられ、特にキャンディダ(Candid
a)属、ハンゼヌラ(Hansenula)属・ピキア
(Pichia)属、サッカロマイコプシス(Sacc
haro+mycopsis)属、サツカロミセス(S
accharomyceS)属、エンドマイコプシス(
Endosycops is)属、エンドマイセス(E
ndomyces)属、ソルダリア(S。
rdaria)属の微生物を挙げることができ、具体的
には、キャンディダ・シトレア (Candida c
itrea)、キャンディダ・フラギコラ(Candi
da flagicola)、キャンディダ・ラムビカ
(Candida Ias+bica)、キャンディダ
・サケ(Candtda 5ake) 、キャンディダ
・スコチー(Candida 5cotti) 、ハン
ゼヌラ0ジメンネ()Iansenula dimen
nae) 、ハンゼヌラ・カリフォルニカ(Hanse
nula carifornica) 、ハンゼヌラ・
ホルスチー(Hansenula hoistii) 
、ハンゼヌラ・ヘンリシー(Hansenula he
nricii)、ハンゼヌラ・ファビアニ−(Hans
enula fabianti)、ハンゼスラ・ミヌタ
(Hansenula m1nuta)、ハンゼヌラ・
シルヴイコラ(Hansenula 5ilvicol
a) 、/’ンゼヌラψカプスラタ(Hansenul
a capsulata) 、ハンゼニアスポラ・ペイ
ジェリンキ−(Haoseniaspora peij
erinckii)、ピキア番ピヌス(Pichia 
pinus)、ピキア・メムプラナエファシェンス(P
ichia membranaefaciens) 、
ピキア・サイトイ(Ptchta 5attoi) 、
サッカロマイコプシス・フィブリゲラ(Sacchar
omycopsis fibuligera) %サッ
カロマイコプシス・カブスラリス(Saccharom
ycopsis capsularis)−、サツカロ
ミセス・ファーメンタテ4 (Saccharomyc
es fsrsentati)xサツカロミセス・デル
プルエキ−(SaccharomyceS delbr
ueckit) 、サツカロミセス・サイトアヌス(S
accharoHces 5aitoanus) %サ
ツカロミセス・セレヴイシアエ(Saccharomy
ces cerevisiae)、サツカロミセス9ヴ
アフエルC3accharo11yces  vafe
r)、エンドマイコプシス・フィブリゲラ(Endom
ycopsis Hbuligera) 、エンドマイ
セス・フィブリゲラ(Endosyces fibul
igera)、ギリエモンデラ・セレノスポラ(Gui
lliermondella 5elenospora
)、シテロマイセス・マトリテラシス(Cttero−
νces +1atrtteusis) 、ソルダリア
・フィミコラ(Sordaria fimic。
la)等が例示出来、これらの肉量も好ましいのは、サ
ッカロマイコプシス・フィブリゲラ(Saccharo
mycopsis Hbuligera)であり、これ
らに属する株としでは、例えば、rFo  0107、
IFO0103、IFO0104、IFO0105、I
FO0106、IFO0109、IFOolll、IF
O1665、IFO1711゜IFO1744、IFO
1745、AHU4113、IAM  4247.0t
JT  60T1、HUT  7234、ATCC20
80、ATCC2082、ATCC2088、ATCC
9947、ATCC20145、ATCC24945、
ATCC44872、ATCC46252、ATCC4
6253、ATCC46949、ATCC52921,
NRRL  Y−1060、NRRL  Y−1064
、NRRLY−2385、NRRL  Y−7061,
NRRL  Y−7221、NRRL  Y−7324
、NRRL  Y−7464、NRRL  Y−906
9、DSM  70554、IAM  4025、IF
o  1342、IFO0800、IFO18BOS 
IFo  0980.IFO1477、IFO1254
、(FOQ9’75、IFO0807、IFO0984
、TAM   4945、IFo   1850、 I
AM   4307、 IFO0672、IAM   
4771% IAM   12236、IAM   1
2241、 IFO1002、IFO1003、IFO
1626、IFO1572、IFO15’74、IFO
1146、IFO1213、IFO1287、IFO0
954、IFO0941、IFO8812を挙げること
が出来る。
尚、r FO,ATCC,NRRLSDSM、AHU、
I AM、0UTSHUTは、それぞれ財団法人醗酵研
究所保存菌株、アメリカン・タイプカルチャー・コレク
ション保存菌株、AR3ノーザンレジロナル・リサーチ
センター保存菌株、トイチェ・ザンムルング・フォノ・
ミクロオルガニズメvffl?y菌株・北海道大学農学
部保存菌株・東京大学応用微生物研究所保存菌株、大阪
大学工学部醗酵工学科保存菌株、広島大学工学部醗酵工
学科保存菌株を示す。
本発明で使用する培地組成としては、通常使用される培
地組成で良いが、培地中に細胞膜の可溶化作用を持つ非
イオン界面活性剤、例えばポリオキシエチレングリコー
ル〜p−t−オクチルフェニルエーテル型(トライトン
系、ノニデソト系として知られている)、ポリオキシエ
チレングリコールアルキルエーテル型(ブリジ系、エマ
ルジエン系として知られている)、ポリオキシエチレン
グリコールアルキルエーテル型(トライトン系、スパン
系として知られている)からなる群から選ばれた1種ま
たは2種以上の界面活性剤、具体的には、トライトン 
X−100(登録商標)、トライトン X−114(登
録商標)、トライトンX−102(登録商標)、ノニデ
ソト P−4°゛′””°;、ζ“J235(fTh”
Ii7’リジ 76(登  標)、ブリジ 96(登録
商標)、ブリジ 56(登録商標)、エマルジエン12
0(登録商標)、エマルジエン 109P(登録商標)
、トゥイーン20(登録商標)、スパン20(登録商標
)等を添加して培養を行うのが好ましく、特に好ましい
ものはトライトン X−1oo <登録商標)であり、
これらを培地の0゜002〜0.2重量%好ましくは0
.02〜0.1重量%の割合で添加して培養を行うとメ
バロン酸の収量を一層向上させることができる。細胞膜
を可溶化させると、メバロン酸が細胞の外に出やすくな
るため、収率が上がる。
又、窒素源としては、有機態窒素源である、ペプトン、
イーストエキストラクト、ミートエキストラクト、カゼ
イン、大豆粉を使用し、無機窒素源を使用しない方がよ
り収量を向上できるので好ましい。
本発明で用いる具体的な培地組成の例としては、例えば
炭素源5〜15重量%、有機態窒素源0.5〜3重量%
、界面活性剤0.02〜0.1重量%及び水(残部)か
らなる培地を挙げることができ、さらに燐酸塩、カリウ
ム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等の無機塩類を各
々0.01〜5重量%含むものも挙げることができる。
本発明に於いて、基質の添加は培養中培養物における培
養液(培養物の濾液)中の炭素源濃度が2〜15重量%
、好ましくは5〜10重量%に維持されるように行うの
が良い、しかしながら、−船に炭素源濃度の測定には長
時間を要するので、基質添加時期の判断は培養物のpH
又は溶存酸素量を指標とするのが良い。
pHを指標とする場合にはpHが7以上となる点が、ま
た、溶存酸素量を指標とする場合には溶存酸素量が一旦
低下し、再度上昇し始めた時点、即ち溶存酸素量の曲線
の(飽和を初期値とする)極小値の通過直後が指標とな
る。
尚、この時添加する基質の量は、予め指標の時点におけ
る炭素源濃度を求めておき、これに応じた量を加えれば
良い。
添加する基質は、少なくとも炭素源を含むものであれば
良く、培養前の培地組成と同一でも異なっていても良い
が、好ましい炭素源としては、例えば、グルコース、フ
ラクトース、マルトース、マルトエキス、グリセリン、
酢酸塩等が挙げられる。また、添加する時の基質の形態
は、無菌状態であれば制限されないが、殺菌の容易性等
から水溶液として用いるのが好ましく、その場合の濃度
も制限されないが、高濃度(例えば、40%以上)とす
るのが好ましい。
本発明の製造方法の好ましい具体的実施態様は以下の通
りである。
即ち、炭素源、有機態窒素源、細胞膜の可溶化作用を持
つ非イオン界面活性剤及び無機塩類を所定量含有する培
地に微生物を接種し、20〜40℃、好ましくは25〜
35℃で震盪培養するか、100〜500rpm、好ま
しくは200〜400 rpm、0.2〜1.5VVM
、好ましくは0.5〜1、OVVMで通気攪拌培養し、
所定時間培養した後、培養物における培養液中の炭素源
濃度の測定、pHの測定、又は溶存酸素量の測定により
、前記基質を培養物に流加(添加)する。このような基
質の流加を必要回数行い、それ以上メバロン酸の生産量
が向上しないと判断した時点で培養を終了する。培養終
了後、培養物を遠心分離、濾過等公知の方法で菌体を除
き、逆浸透法、減圧蒸留等により濃縮するか、ブタノー
ルや酢酸エチルを用いた向流分配法或いはシリカゲル、
ダイヤイオン、イオン交換樹脂等を使用したカラムクロ
マトグラフィ法、分子蒸留法、結晶化法等の公知の精製
技術の組合せにより処理してメバロン酸を得ることがで
きる。
尚、本発明の方法における培地には、本発明の目的の範
囲内で、所望により消泡剤等を添加することができる。
また、培養液中の炭素源濃度の測定は、グルコースオキ
シダーゼを用いる酵素法等により行い、この場合の「培
養液」とは、培養物を遠心分離、濾過等により菌体等を
除いた溶液部をいう。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこれらに限定
されるものではない。
尚、実施例、比較例におけるメバロン酸の定量は以下の
ようにして行った)。
〔メバロン酸の定量方法〕
試料溶液0.8−をスピフチ管に取り、I N−HCX
溶液を用いてpHを2に調整する。これにNaz 5C
)a 1 gを加え、更に酢酸エチル2.0 mを加え
て攪拌後、上層を取る。下層に更に酢酸エチル2.0−
を加えて攪拌後、上層を取り前回の上層と合わせる。再
度この操作を行い、酢酸エチル層計6. ON&を得、
これを蒸発乾固する。この乾固物を3.4−ジメトキシ
ベンズアルデヒドを内部標準としてガスクロマトグラフ
ィにより定量した。
尚、ガスクロマトグラフィの条件は以下の通り。
カラムサイズ:直径3鶴長さ10100Oステンレス製
) カラム液相:10%Thermon−3000カラムサ
ポート:chromosorb  WAW−0MC38
0〜100メツ シユ カラム温度:180℃ インジェクシッン温度:230℃ キャリアーガス+N、(40m/分) 〔実施例1、比較例1〕 グルコース10重量%、マルトエキストラクト1重量%
、ペプトン0.5重量%、イーストエキストラクト0.
1重量%、K Hz P Os 0.3重量%、Mg 
304  ・7 Hz 00.05重量%、CaCO5
1重量%、残部水からなる培地20Ilと200dを用
意し、該200艷の培地にサッカロマイコプシス・フィ
ブリゲラIFO1744を1白金耳接種し28℃で3日
間震盪培養しておいたものを、上記201の培地に接種
し、これを28℃、回転数30Orpm、通気量201
/分でグルコース濃度、pH1溶存酸素量を測定しつつ
通気攪拌培養した。
培養3日目に培養液中のグルコース量を測定してグルコ
ース濃度が5%以下になったことを確認した後、この時
点でグルコースの50重量%水溶液を2.0瞳流加し、
培養を継続した。更に、培養6日目及び培養9日目にそ
れぞれグルコースの50重量%水溶液を2.0 kgを
流加し、計12日間培養を1ilI続し培養を終了した
。培養終了後、培養物から得たメバロン酸を、前記定量
法により測定したところ、メバロン酸の量は2010I
Jg/dであった。又、グルコースを流加しない場合(
比較例1)には6日後にメバロン酸の量が増加しな(な
り、メバロン酸の量は1160μg/−であった。
第1図は、上記実施例における培養時間と、溶存酸素!
(飽和−100とする)、pH,グルコース量(重量%
)、及びメバロン酸量(重量%)それぞれとの関係を示
すグラフで、このグラフから、培養3日目に培養液中の
グルコース濃度が5%以下となった直後にpHが7を越
え、溶存酸素量は極小値を通過している事がわかる。
〔実施例2、比較例2〕 実施例1の培地にトライトン X−100(登録商標)
をO,OS重量%添加して、実施例1と同様に12日間
培養を継続した。その結果得られたメバロン酸の量は2
430μg/+dであった。又、流加しない場合(比較
例2)は6日後にメバロン酸の蓄積量が増加しなくなり
、得られたメバロン酸の量は141011g/dであつ
た。
〔実施例3、比較例3〕 実施例2の培地に更に塩化アンモニウムを0.3重量%
添加して、実施例2と同様に12日間培養を継続した。
その結果得られたメバロン酸の量は2270μg/−で
あった。流加しない場合(比較例3)には6日後にメバ
ロン酸の蓄積量が増加しなくなり、得られたメバロン酸
の量は1320μg/−であった。
〔実施例4、比較例4〕 実施例1の培地に更に塩化アンモニウムを0゜3N量%
添加して実施例1と同様に12日間培養を継続した。そ
の結果得られたメバロン酸の量は1960μg/−であ
った。流加しない場合(比較例4)には6日後にメバロ
ン酸の蓄積量が増加しなくなり、得られたメバロン酸の
量は910gg/−であった。
〔実施例5〕 実施例2の培地のグルコースに代えてマル)−スを使用
し、pHが7を越えた時点を流加時期として実施例2と
同様に12日間培養を継続した。
その結果得られたメバロン酸の量は2410μg/−で
あった。
〔実施例6〕 実施例2の培地のグルコースに代えてシェークロースを
使用し、溶存酸素量の極小値通過直後に流加を行って実
施例2と同様に12日間培養を継続した。その結果得ら
れたメバロン酸の量は2400μg/−であった。
〔実施例7〕 実施例2の培地のトライトン X−100(登録商標)
に代えてブリジ 35 (登録商標)を使用して実施例
2と同様に12日間培養を継続した。
その結果得られたメバロン酸の量は2290μg/−で
あった。
〔実施例8〕 実施例2の培地10−を試験管に入れ、121℃15分
で殺菌しサッカロマイコプシス・フィブリゲラ IF0
0107を1白金耳接種し28℃、回転数25Orl)
mで培養した。4日目、8日目にそれぞれ50重量%グ
ルコース水溶液を1.Ogづつ流加して12日間培養後
、2500rpmlO分間遠心分離し、濾液中のメバロ
ン酸を定量した。その結果得られたメバロン酸の量は1
201011g/−であった。
〔実施例9〕 実施例2で得た培養物251を回転数500Orpmで
遠心分離し濾液171を得た。これを逆浸透膜を用いて
5Ilに濃縮vItSO重量%リン酸水を用いてpH2
とし、51の酢酸エチルで3回抽出し、酢酸エチル層1
51を得た。これを0,02N水酸化ナトリウム水51
に転溶し、50重量%リン酸水にてpH2とした後、ダ
イヤイオンHP−20カラム(11)を通した。この流
出液を、51の酢酸エチルで3回抽出し、酢酸エチル層
151を得た。これを無水硫酸ナトリウムにて脱水後蒸
発乾固させた。この乾固物を少量のアセトン/ベンゼン
(1/7)に溶解させ、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(150g)により分離した。その後、メバロン
酸を含む両分を乾固し、無色の油状勧賞19.0gを得
た。
この物質は比旋光度〔α)!’−−21.9゜(C−3
,89、エタノール)であった。
〔発明の効果〕
本発明のメバロン酸の製造方法によれば、工業的に実施
可能な程度に高収量でメバロン酸を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例1における培養時間と、溶存
酸素量(飽和−100とする)、pH、グルコース量(
重量%)、及びメバロン酸量(重置%)それぞれとの関
係を表すグラフであり、図中、1はメバロン酸量、2は
グルコース量、3はpH14は溶存酸素量をそれぞれ示
す。 培 養 日 数(日) 手続補正書 昭和62年 4月 6日 1、事件の表示 特願昭62−49620号 2、発明の名称 メバロン酸の製造方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 (03B)旭電化工業株式会社 4、代理人 東京都港区赤坂九丁目6番29号 自発補正(出願日から1年3ケ月以内の補正)7、補正
の内容 (1)第4頁11行のr (JAC3,到、 5273
.1956) Jを「(ジャーナル・オブ・ジ・アメリ
カン・ケミカル・ソサイエテ4  (Journal 
of the AmericanCheo+1cal 
5ociety) 78巻、5273〜5275頁、1
956年)」と稙正。 (2)第15頁1行の「ダイヤイオン」を「ポーラスポ
リマー奢封脂」と補正。 (3)第21頁10行〜11行の「ダイヤイオンHP−
20Jを「ダイヤイオン1(P−20(登録商+り」と
補正。 (4)第21頁15行〜16行の「シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(150g)Jを「シリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ワコーゲルC−200(登録商標
)、1500g)Jと補正。 (5)第22頁9行〜10行の「メバロン酸量(重量%
)」を「メバロン酸量(μg/+m1)Jと補正以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)微生物を培地中で培養することによりメバロン酸
    を製造するに際し、培養中の培養物に少なくとも炭素源
    を含む基質を1回又は複数回添加して培養を継続し、次
    いで該培養物からメバロン酸を得ることを特徴とするメ
    バロン酸の製造方法。 (2)培養液(培養物の濾液)中の炭素源濃度が2〜1
    5重量%に維持されるように基質の添加を行うことを特
    徴とする特許請求の範囲第(1)項記載のメバロン酸の
    製造方法。 (3)基質の添加を培養物のpHが7以上になった時点
    で行うことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載
    のメバロン酸の製造方法。 (4)基質の添加を培養物の溶存酸素量(飽和を初期値
    とする)を示す曲線が極小値を通過した時点で行うこと
    を特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載のメバロン
    酸の製造方法。 (5)培地中に細胞膜の可溶化作用を持つ非イオン界面
    活性剤を添加して培養を行うことを特徴とする特許請求
    の範囲第(1)項に記載のメバロン酸の製造方法。 (6)非イオン界面活性剤として、ポリオキシエチレン
    グリコールオクチルフェニルエーテル型、ポリオキシエ
    チレングリコールアルキルエーテル型、ポリオキシエチ
    レングリコールソルビタンエステル型からなる群から選
    ばれた1種または2種以上の非イオン界面活性剤を使用
    することを特徴とする特許請求の範囲第(5)項のメバ
    ロン酸の製造方法。 (7)非イオン界面活性剤として、トライトン X−1
    00(Triton X−100、登録商標)を使用す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第(5)項に記載の
    メバロン酸の製造方法。 (8)界面活性剤の添加量が培地の0.002〜0.2
    重量%であることを特徴とする特許請求の範囲第(5)
    項に記載のメバロン酸の製造方法。 (9)培地中の窒素源が、有機態窒素源のみにより構成
    されることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記
    載のメバロン酸の製造方法。 (10)有機態窒素源として、ペプトン、イーストエキ
    ストラクト、ミートエキストラクト、カゼイン大豆粉か
    らなる群から選ばれた1種または2種以上の物質を使用
    することを特徴とする特許請求の範囲第(9)項記載の
    メバロン酸の製造方法。 (11)微生物として、キャンディダ(Candida
    )属、ギリエモンデラ(Guilliermondel
    la)属、ハンゼニアスポラ(Hanseniaspo
    ra)属・ハンゼヌラ(Hansenula)属、ピキ
    ア(Pichia)属、サッカロマイコプシス(Sac
    charomycopsis)属、サッカロミセス(S
    accharomyces)属、シテロマイセス(Ci
    teromyces)属、エンドマイコプシス(End
    omycopsis)属、エンドマイセス(Endom
    yces)属、ソルダリア(Sordaria)属から
    なる群から選ばれる微生物を使用することを特徴とする
    特許請求の範囲第(1)項記載のメバロン酸の製造方法
    。 (2)基質を水溶液として添加することを特徴とする特
    許請求の範囲第(1)〜(4)項の何れかに記載のメバ
    ロン酸の製造方法。
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