JPS63209589A - Nal(n―アシルノイラミン酸アルドラーゼ)の製造方法 - Google Patents

Nal(n―アシルノイラミン酸アルドラーゼ)の製造方法

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JPS63209589A
JPS63209589A JP4287887A JP4287887A JPS63209589A JP S63209589 A JPS63209589 A JP S63209589A JP 4287887 A JP4287887 A JP 4287887A JP 4287887 A JP4287887 A JP 4287887A JP S63209589 A JPS63209589 A JP S63209589A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はN−アシルノイラミン酸アルドラーゼ(本願明
細書ではNAL、と略称する。)を含む組換え体プラス
ミド、それにより形質転換されたプロビデンシア(Pr
ovideneia )属に属する微生物及びこの微生
物をもちいてNALを製造する方法に関する。
〔従来技術〕
NAL、すなわち、N−アシルノイラミン酸アルドラー
ゼは、国際生化学連合酵素委員会の酵素番号E、C,4
,1,3,3,に分類され、系統名ではN−アシルノイ
ラミン酸:ピルビン酸すアーゼと呼称される酵素である
。本酵素はシアル酸(N−アシルノイラミン酸)をN−
アシルマンノサミンとピルビン酸に分解する酵素であり
、腫瘍の診断のためのシアル酸含¥変化測定に用いられ
る酵素である。
本酵素は、動物組織およびガス壊庭菌(C1ostri
−dium perfringens) 、コレラ菌(
Vibro chlolerae)、大腸菌(Bsch
erYehia eoli)等の微生物に存在すること
が知られている。また、微生物においては培地中にN−
アシルノイラミン酸を存在させるとその生産能が飛躍的
に上昇することが報告されている(特公昭56−541
53号)が、このN−アシルノイラミン酸は非常に高価
なものであり、工業的な規模で用いることは困難であっ
た。本発明者らは先に、高価なN−アシルノイラミン酸
を培地に添加することなくNALを著量産生せしめる方
法について鋭意検討を行ない、N−アシルノイラミン酸
が存在するとNALを産生する微生物の染色体DNAを
適当な制限酵素で処理してDNA断片を得、これを適当
なベクターに組み込んで得られたエシェリヒア属に属す
る形質転換体の中に、N−アシルノイラミン酸を含まな
い培地で培養してもNALを産生ずるものがあることを
見出した(Journalof Bioteehnol
ogyνolume167、 paae 404 (1
986))。
しかしながら、プロビデンシア属に属する微生物でNA
L生産能のあるものは知られていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
近年、組み換えDNA技術の進歩によりエシェリヒア属
以外の微生物における遺伝子の組み換えも可能となって
きている。そして、前記NAL生産能を有する微生物に
関しても、従来公知のエシェリヒア属に属する微生物以
外のものを遺伝子の組み換えにより開発することができ
れば、微生物によるNALの生産技術の新規な改善の手
段を提供したものとして十分なメリットがあるものと考
えられる。
本発明の目的は、かかる、技術の多様化、または、豊富
化の観点から、従来NAL生産能のあるものが全く知ら
れていなかったプロビデンシア属に属する微生物を遺伝
子工学的手法で形質転換することにより、N A 1.
、生産能のある新規なプロビデンシア属に属する微生物
を提供するとともに、それによる新規なNALの製造方
法を提供Vることにある。
〔問題点を解決するための技術的手段〕本発明はL記目
的に基づいて鋭意研究を重ねた結果完成されたものであ
って、■NAL遺伝子DNAをプロビデンシア属に属す
る微生物内での複製能を有するベクタープラスミドに連
結した組換え体プラスミド、■前記組換え体プラスミで
形質転換されたプロビデンシア属に属する微生物、及び
、■前記形質転換されたプロビデンシア属に属する微生
物を培地中に培養し、培養物中にN A T。
を蓄積せしめ該培養物からN A Lを採取することを
特徴とするNALの製造法の各発明からなる。
前記N A T、遺伝子DNAとは、NALの生産に関
与するDNA、tなわち、N A Lをコードする構造
遺伝子プロモーター、SD配列および必要によりターミ
ネータ−からなるものである。
なお、本発明において、前記組換え体プラスミドとして
、N A L遺伝子DNA以外に、エンドヌクレアーゼ
Pstl遺伝子1) N Aも共に連結したものを使用
するか、または、宿主のプロビデンシア属に属する微生
物としてエンドヌクレアーゼPst■生産能を有するも
のを選択することにより1、前記形質転換されたプロビ
デンシア属に属する微生物としてNAL及びエンドヌク
レアーゼPs口生産能を有する微生物が得られ、該微生
物を栄養培地に培養して、培養物中にN A L及びエ
ンドヌクレアーゼPqtIを同時に腎積せしめるように
することができる。
前記エンドヌクレアーゼPstlはCTGCAGの塩基
配列のDNAを認識し、これを切断する酵素であり、遺
伝子工学の研究において頻繁に利用される有用な酵素で
ある。
以下本発明を実施のための各ステップにわけて詳細に説
明する。
(a)  mみ換え体プラスミド及びその調製本発明に
用いられるNAL遺伝子DNAを含む組換え体プラスミ
ドは、プロビデンシア(Pr−ovidencia )
属に属する微生物の培養された細胞内での複製能を有す
るベクタープラスミドにN A L生産能を有する微生
物から調製されたNAL遺伝子DNAを組み込んでなる
プラスミドである。
前記ベクタープラスミドとしては、例えばJourna
l of Biological Chemistuy
、Volume259゜page8015 (1984
)記載のpPST 101が挙げられる。
なお、このpPST 101にはエンドヌクレアーゼP
stI遺伝子DNAも含まれており (第1図参照)、
このベクタープラスミドを使用した場合にはエンドヌク
レアーゼPstIの生産性も向上する。なお1、前記P
stI遺伝子DNAとは、PstIのの生産に関与する
DNA、すなわち、PstIをコードする構造遺伝子、
プロモーター、SD配列および必要によりターミネータ
−からなるものである。
さらに、ベクタープラスミドとして前記pps’r10
1以外に、pPST 103. pPST 104. 
pPST 201゜pBR322等をあげることができ
る。
NAL遺伝子DNAとしては、前記の動物組織、ガス壊
痕菌、コレラ菌及び大腸菌から調製することができるが
、大腸菌から調製したものとして、例えばJourna
l of Bacteriology、Vol−ume
 167、 page 404(1986)に記載のプ
ラスミドPNLI(第2図参照)より調製した約1.3
 kbのEcoRI−EcoRI断片が挙げられる。
また、前記ベクターDNAに前記DNA断片を組み込む
方法は、既知のいずれの方法も適用できる。
ベクタープラスミドとして、pPST 101を用い、
これにNAL遺伝子DNAとして、pNL 1より調製
した約1.3kbのHcoRI−EcoRI断片を組み
込むことにより新規なプラスミドpNL 5 Pが得ら
れる。pNL 5 Pの調製工程及その制限酵素地図を
第3図に示す。
0))形質転換微生物の調製 このようにして得られたNALi伝子DNAを含むベク
ターを既知の形質転換法によりプロ (ビデンシア属に
属する微生物に導入することにより、所望の遺伝形質と
ベクターDNAの形質を併せもつ形質転換株が得られる
形質転換法としてはJournal of Baete
riology+Volumel19. page10
72に記載のカルシウムイオン処理法が挙げられる。
前記プロビデンシア属に属する微生物としては、プロビ
デンシア・スチュアーティー(Pro−videnci
a 5tuartii > 、プロビデンシア・アルカ
リファシェンス(Provideneta Alcal
ifaeiens)。
プロビデンシア・レフ1−ゲリ(Providenci
a rett−geri)等があげられる。そして、こ
の内、Pst I生産能を有するプロビデンシア属に属
する微生物としては、前記プロビデンシア・スチュアー
テ4−(Nucleic Ac1ds Re5earc
h Volume3.page343 (1976) 
)が挙げられる。かくして得られた微生物の例としては
、例えばプロビデンシア・スチュアーテイ−(Prqv
idencia 5tuartii)pNL 5 P(
微工研菌寄第9077号)がある。
CANALの生産 工程(b)で得られた形質転換株を培養するには、NA
Lの生産に適した培地であって且つ宿主微生物の生育に
適した培地を用い得るが、培地中でNALの生産と同時
にPstIの生産をも行わせる場合には、前記培地はP
stIの生産にも適したものを用いる。
そして、本発明方法では、通常エシェリヒア・コリの生
育培地として用いられるLB培地(トリプトン、酵母エ
キス、食塩) 、BPB培地(Difco  ;ポリペ
プトン、酵母エキス、リン酸カリウム)、栄養・寒天培
地(Dirco 0001)、トリプトン・食塩培地等
を基本培地として調製したものを用いればよい。
その他、必要に応じて炭素原、窒素源の他にアミノ酸、
ビタミン等の栄養素を添加してもよい。
培養方法は、pH1温度、酸素供給量等の条件として通
常のエシェリヒア属の微生物の生育に適した条件を採り
得るが、前記微生物を培地に接種した後、前記微生物が
生育してその菌体量が最大に達したとき、即ち対数増殖
後期まで生育させるのが好ましい。培養温度は通常30
〜37℃、pH条件は、pH5〜8の範囲、特に中性付
近が適当である。
得られた菌体を集画後、遠心分離、超音波破砕工程等に
より抽出し、次いで硫安分画、凍結乾燥等、通常この種
の高分子生理活性物質の分離精製方法にしたがって処理
することによりNAL、あるいは、これと共にエンドヌ
クレアーゼPstlを得ることができる。
以下、本発明を実施例により、更に詳しく説明するが、
本発明は何らこれらに限定されるものではない。
実施例 (1)ベクタープラスミドpPST 101の精製別紙
第1図の通り調製されたベクタープラスミドpPST 
101のDNAを保有するプロビデンシア・スチュアー
ティーをアイオワ大学のR,Y、ワルダー博士から得た
。このプロビデンシア・スチュアーティーを以下の通り
精製してベクタープラスミドpPST 101を得た。
ずなわちpPSTlolのDNAをプラスミドとして保
有するプロビデンシア・スチェアーティーをL B培地
〔純水1eあたりトリプトン(Direo) 10 g
 、酵母エキス5gXNa(J!LogをPH7,0に
調製したもの〕11に接種し、30℃で振盪培養を行な
った。18時間後に菌体を集める。次に集めた菌体を5
mg/−のりゾチーム(太陽化学91製) 、50mM
グルコース、10mME D T Aを含む25mM 
)リス塩酸緩衝液(pH8,0)20mZに懸濁し、室
温で5分間静置する。次に1%SDSを含む0.2 N
 NaOH溶液4〇−を加え、氷上で10分間静置する
。更に3Mの酢酸ナトリウム溶液(pH4,8)を30
m/加え、氷上で10分間静置後、20,000rpm
 20分間の遠心分離を行なう。上清にイソプロパツー
ルを加え、室温で15分間放置する。12.OOOrp
m 30分間の遠心分離を行ない、得られた沈澱物につ
いて、70%エタノール洗浄後、16mfの1mMED
TA含む10mM)リス塩酸緩 衝液に溶解させる。次
に、16gの塩化セシウム0.8 m/のエチジウムブ
ロマイド溶液と混合し、38.000rpm 40時間
の遠心分離を行なった。プラスミドDNA層を注射器で
ぬきとり、n−ブタノール抽出によってエチジウムブロ
マイドを除去し、in+MEDTAを含む10mM)リ
ス塩緩衝液(pH8,0)に透析することにより約70
0μgのpPsTlol DNAを取得した。
(2)  N A L遺伝子DNAの調製(第3図参照
)まず特願昭60−139807号(特開昭62−27
7号)に記載のプラスミドpNL1(第2図参照)を保
有するEscherichia coli HBIOI
を11のLB培地に接種し、上記(1)と同様の方法に
より最終1 、000μgのpNL 1を取得した。次
に得られたpNLlの10.cogについて、50Uの
エンドヌクレアーゼHcoRIを加え、37℃、1時間
の反応を行なうことにより、これを完全に切断した。更
に150V、1時間の1%アガロース電気泳動を行ない
、1Mg/rd、のエチジウムブロマイド溶液にて染色
後1.3kbのEcoRI−EeoRI断片を含むゲル
を切り出し、核酸回収器(和科盛製)にてゲルより回収
した。n−ブタノール抽出によってエチジウムブロマイ
ドを除去し、1mMEDTAを含む10mM )リス塩
酸緩衝液にて透析することにより、NAL遺伝子DNA
が約1μgのDNA断片として得られた。
(3)NAL遺伝子DNAのベクタープラスミドpPS
T 101への挿入(第3図参照)上記(1)で得られ
たベクタープラスミドpPSTtoi ioμgについ
て50UのエンドヌクレアーゼBcoRIを加え、37
℃、1時間の反応を行なうことによりこれを完全に切断
後、IUのアルカリフォスファターゼを加え、37℃、
1時間の反応を行ない5′末端のリン酸を除去した。次
に上記(2)で得られたDNA断片0.5μgとpPS
T 101のDNA断片1μgを混合し、1mMATP
及び5mMジチオスレイトールの存在下に、5UのT4
ファージ由来のDNAリガーゼを用いて15’C16時
間のDNA鎖の連結反応を行って、NALl伝子DNA
を含んだ組換え体プラスミドpNL 5 Pを得た。
+4)  N A L l転子DNAを含む組換え体プ
ラスミドpNL 5 Pによる形質転換 エンドヌクレアーゼPstl生産能を有するプロビデン
シア・スチェアーテイ−164(コールドスプリングハ
ーバ−研究所のR,J、ロバーツ博士から入手した)を
前記L B培地10−に接種し、30℃で振盪培養を行
ない対数増殖期まで生育させた後に集菌した。これを水
冷下、最終濃度0.03MCaC11!2の溶液に懸濁
させてコンピテントな細胞とした。この細胞懸濁液に(
3)で得た組換え体プラスミドpNL 5 Pの溶解液
を加えて、水冷下で60分反応させ、42℃、1〜2分
間ヒートショックを与えて、前記組換え体プラスミドp
NL 5 Pを細胞内に取りこませた。次いでこの細胞
懸濁液を別途前記LB培地に接種し、37℃、3へ・5
時間振盪培養して形質転換反応を行なった後、アンピシ
リン耐性を有し、且つNAI、生産能を有する株、プロ
ビデンシア・スチ工アーティー(pNL 5 P) (
微工研菌寄第9077号)を分離した。
(5)  プロビデンシア・スチュアーティー(pNL
 5 P)によるNAL及びエンドヌクレアーゼPst
lの生産 (4)で得られた形質転換株、プロビデンシア・スチュ
アーティー(pNL 5 P) (微工研菌寄第907
7号)を前記LB培地100m1を含む50〇−容のフ
ラスコで30℃にて16時間振盪培養を行なった。
これを遠心分離にて集菌、洗浄後、pH7,5に調製し
たO、L?lリン酸緩衝液20−に懸濁し、0℃で10
分間の超音波破砕し、酵素抽出液を得た。
次いで、ここに得られた抽出液を硫安で塩析し、30〜
80%飽和区分(飽和度は0sborne法で表示)を
凍結乾燥して粗粉末50■を得た。ここに得られた粗粉
末1■あたりのNAL活性は0.1単位、エンドヌクレ
アーゼPstI活性は400単位であった。上記におい
て比較のため、前記LB培地にて宿主微生物であるプロ
ビデンシア・スチュアーティーを同様に培養し、上記と
同様に・処理した結果1.得られたNALの粗粉末は5
0mgで、粉末1■あたりのNAL活性は0.003単
位、エンドヌクレアーゼPstI活性は40単位であっ
た。
このことからNAL遺伝子DNA及びエンドヌクレアー
ゼPstI遺伝子DNAを含む前記組み換え体プラスミ
ドで形質転換されたプロビデンシア・スチュアーティー
(pNL 5 P)はシアル酸を含まない栄養培地にお
いて、宿主微生物であるプロビデンシア・スチュアーテ
ィーの約30倍のN A L生産能及び約10倍のエン
ドヌクレアーゼPstl生産能を有することがわかる。
なお、NALの活性の測定は、pH7,5の100mM
リン酸緩衝液中で24+++MのN−アシルノイラミン
酸を含む混合液を調製し、その混合液に適当量の粗酵素
抽出液を加えて最終液量を0.3 dとし、37℃で反
応を行ない生成するピルビン酸をDNP法〔日本分析化
学会、分析化学ライブラリー、ユ、182、(1970
) )で定量することによって行なった。酵素活性にお
ける1単位は反応温度37℃において1分間に1μモル
のピルビン酸を生成する活性をいう。また、エンドヌク
レアーゼPst■の活性の測定は(1μgのλ−DNA
を20mMトリス塩酸緩衝液、10mM塩化マグネシウ
ム溶液、50mM硫酸アンモニウム、7 mM 2−メ
ルカプトエタノールからなる反応液45μrに溶解し、
その混合液に5μβの酵素液を加えて、37℃で1時間
の反応を行なった後、アガロース電気泳動を行なうこと
により測定する。酵素活性における1単位は、37℃p
H7,5において1時間に1μgのλ−DNAを完全に
分解する酵素活性をいう。
〔発明の効果〕
本発明によれば、新規なNAL生産能のあるプロビデン
シア属に属する微生物が得られ、かつ、それの培養によ
りNALの工業的生産が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はρPST 101の調製法及び制限酵素地図を
示す図、第2図はpNLlの調製法及び制限酵素地図を
示す図、及び、第3図はpNL 5 Pの調製工程及び
制限酵素地図を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、NAL(N−アシルノイラミン酸アルドラーゼ)遺
    伝子DNAをプロビデンシア属に属する微生物内での複
    製能を有するベクタープラスミドに連結した組換え体プ
    ラスミド。 2、NAL遺伝子DNAがエシェリヒア属に属する微生
    物由来の遺伝子であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の組換え体プラスミド。 3、ベクタープラスミドがpPST101であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の組換え体プラス
    ミド。 4、組換え体プラスミドがpNL5Pであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の組換え体プラスミド
    。 5、NAL遺伝子DNAをプロビデンシア属に属する微
    生物中で複製するベクタープラスミドに連結した組換え
    体プラスミドで形質転換されたプロビデンシア属に属す
    る微生物。 6、プロビデンシア属に属する微生物がプロビデンシア
    ・ステュアーティー(pNL5P)であることを特徴と
    する特許請求の範囲第5項記載の微生物。 7、NAL遺伝子DNAをプロビデンシア属に属する微
    生物中で複製するベクタープラスミドに連結した組換え
    体プラスミドで形質転換されたプロビデンシア属に属す
    る微生物を培地中に培養し、培養物中にNALを蓄積せ
    しめ該培養物からNALを採取することを特徴とするN
    ALの製造法。
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