JPS6320576Y2 - - Google Patents

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JPS6320576Y2
JPS6320576Y2 JP1978180087U JP18008778U JPS6320576Y2 JP S6320576 Y2 JPS6320576 Y2 JP S6320576Y2 JP 1978180087 U JP1978180087 U JP 1978180087U JP 18008778 U JP18008778 U JP 18008778U JP S6320576 Y2 JPS6320576 Y2 JP S6320576Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
breather
front axle
axle
housing
center housing
Prior art date
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JP1978180087U
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English (en)
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JPS5595906U (ja
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Landscapes

  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は四輪駆動式又は前輪駆動式の農用トラ
クタにおけるフロントアクスルハウジングのブリ
ーザに関する。
従来この種のブリーザは差動機構を覆うセンタ
ハウジングの上部に設けてあり、差動機構の作
動、停止等によりセンタハウジング内の温度が変
化しても、センタハウジング内の圧力は変化しな
いようにするためのものである。しかしブリーザ
の開口位置がセンタハウジングの上部であるた
め、差動機構が回転してセンタハウジング内に溜
てある油を飛散させると、油がブリーザを通つて
外部に吹き出してくるという不具合があつた。上
記油の飛散を防ぐために、例えば実開昭51−
95135の装置のようにセンタハウジングの上端に
上方へ延びるパイプ状のブリーザを設けたものが
開発されている。しかしながらセンタハウジング
は差動機構を有すると共にセンターピンを備える
必要上、その上端部はフロントアクスルハウジン
グの上端部より大幅に高く位置しており、従つて
上方突出状のパイプ形ブリーザを設ける場合に
は、トラクタの車高、例えばバツテリーの高さ等
を大幅に高くするか、あるいはブリーザの長さを
大幅に制限しなければならない。
本考案はセンターハウジング近傍で、かつセン
ターハウジング上端部分よりも低い位置のフロン
トアクスルハウジング上端部分に、概ねフロント
アクスルブラケツトの上端高さぐらいまで上方に
延びるパイプ状のブリーザを設けることにより、
上記不具合を解消すると共に、ブリーザの上方を
バツテリーで覆い、ブリーザの側方をフロントア
クスルブラケツトにより覆うようにすることによ
り、パイプ状のブリーザを保護できるようにしよ
うとするものである。次に図面により説明する。
第1図において1は左前車軸、1aは右前車
軸、2は差動機構である。3はセンタハウジング
で、差動機構2を覆つている。4,4aはフロン
トアクスルハウジングで、車軸1,1aを覆つて
いる。アクスルハウジング4,4aは車軸方向中
央側の端部に設けた外向きフランジ5,5aがそ
れぞれ複数体のボルト6,6aでセンタハウジン
グ3の左右の端面に締着してある。7,7aは位
置決めピンである。アクスルハウジング4,4a
上部のセンタハウジング近傍の部分8,8aは若
干上方へ突出している。左車輪側(第1図の右
側)の突出した部分8にはねじ孔9が明いてい
る。10はブリーザでパイプでできている。ブリ
ーザ10は上下に延び、下端外周面に設けたねじ
11をねじ孔9に螺合させて突出部分8に固定し
てある。ブリーザ10の上端部12は第2図に示
す如く車体後方(第2図右方)に概ね180゜湾曲
し、下向きに大気に開口している。15はフロン
トアクスルブラケツトで帯状鋼でできており、上
方のバツテリー16、ボンネツト(図示せず)等
と下方のセンタハウジング3、アクスルハウジン
グ4,4aとの間の空間17を左右から覆う形で
2本(一方のみ図示)平行に延びている。ブリー
ザ上端部12は概ねアクスルブラケツト15の上
端高さぐらいに位置している。1対のブラケツト
15は後端部がエンジン(図示せず)の側壁にボ
ルト19で締着してあり、エンジンから前方へ突
出した部分(第1図に示した部分)にバツテリー
16、ラジエター(図示せず)等が取り付けてあ
る。又ブラケツト15には部材13,13aを介
してセンタハウジング3がスイング自在に取り付
けてある。上記ブリーザ10は上方をバツテリー
16により覆われ、側方をアクスルブラケツト1
5により覆われていることになる。
アクスルハウジング4,4aの外向きフランジ
5,5aの内周側には内向きフランジ14,14
aが設けてある。第1図の右側のフランジ14の
孔の順に嵌合する軸受19、差動装置2の大傘歯
車20のボス軸受部21、ブシユ22、車軸1に
スプライン嵌合した小傘歯車23のボス軸受部2
4、車軸1はフランジ14と協働してセンタハウ
ジング3内の差動機構室25とアクスルハウジン
グ4内の車軸室26とを区画している。差動機構
室25と車軸室26とは軸受19内の間隙を介し
て連通している。又フランジ14の下部には孔2
7が設けてあり、差動機構室25及び車軸室26
を油28は自由に移動できる。油28の適正レベ
ルは車軸1下端の上下近傍である。29はオイル
ゲージ、30はドレンプラグである。なお右車軸
側のフランジ14aに嵌合する軸受19a、大傘
歯車20に固定した小傘歯車31の軸受部32、
ブシユ22a、小傘歯車23aのボス軸受部24
a並びに車軸1aはフランジ14aと協働して差
動機構室25と第1図の左側の車軸室26aとを
区画している。
差動機構2の作動による発熱等で差動機構室2
5内の空気が膨張すると、空気は軸受19の間
隙、車軸室26を通つてブリーザ10から大気中
へ流出する。又差動機構室25内の空気が収縮す
ると、大気中の新鮮な空気が上記とは逆の経路で
差動機構室25内に流入する。これにより差動室
25内の圧力は常に一定に保たれる。
以上説明したように本考案によると、ブリーザ
10は従来のものと同様に作用し、しかもセンタ
ハウジング3の内面に開口していないので、差動
機構2の作動により飛散した油滴はブリーザ10
を通つて外部へ吹き出ない。
左右がフロントアクスルブラケツト15で覆わ
れ、上方がバツテリー16、ボンネツト等で覆わ
れた空間17内にブリーザ10は位置し、しかも
先端が下向きであるため、トラクタを掃除する時
の水や雨水はブリーザ10を通つて車軸室26に
流入しない。
本考案の利点をまとめると以下の通りである。
(イ) ブリーザ10をセンタハウジング3近傍のフ
ロントアクスルハウジング4部分に固着して、
ブリーザ10の下端部を車軸室26に開口して
いる。即ち差動機構室25から区画された(但
し空気と油28は流通する)車軸室26にブリ
ーザ10が開口しているので、差動機構2の作
動により差動機構室25内で油が飛散しても、
飛散した油28がブリーザ10を通つて外部へ
吹き出ることはない。また車軸室26内では車
軸1の回転によつて油28が飛散することは殆
どないので、車軸室26内の油28が吹き出す
心配もない。
(ロ) センタハウジング3の近傍で、かつセンタハ
ウジング3上端部より低い位置のフロントアク
スルハウジング4上端部に、上方へ延びるパイ
プ状のブリーザ10を設けているので、バツテ
リー16の位置等を高くすることなくブリーザ
10を上方へ長く延ばすことができる。
即ちトラクタの車高を高くすることなくブリ
ーザ10の上下方向の長さを長くすることがで
き、油の吹出阻止効果が一層向上する。
(ハ) ブリーザ10の上方への長さを長くしながら
も、ブリーザ10の上端を概ねフロントアクス
ルブラケツト15の上端高さぐらいに留めてい
るので、ブリーザ10の上方をバツテリー16
によつて、またブリーザ10の側方をフロント
アクスルブラケツト15によつて簡単にかつ略
完全に覆うことができ、それにより車輪によつ
て飛散する泥や小石等からブリーザ10が保護
される。従つてブリーザ10に泥が詰まる心配
はなく、また小石等がぶつかつてブリーザ10
が損傷する心配もない。
本考案を具体化する際アクスルハウジング4に
おけるブリーザ10の開口位置は、車体が傾斜し
てもブリーザ10下端が油28に浸からないよう
にするため、第1図に示した如くアクスルハウジ
ング4の最上部、且つ車体中央寄りの部分に設け
るのが好ましい。
本考案をアクスルハウジングの一方とセンタハ
ウジングとが一体になつたものにおいて具体化す
る際には、図示の実施例のセンタハウジング3に
相当する部分(センタハウジング部)の外側近傍
にブリーザを設ける。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を採用したフロントアクスルハ
ウジング部の車体前後方向と垂直な断面を前方か
ら見た図、第2図はブリーザの側面図(第2図の
−矢視図)である。3……センタハウジン
グ、4……フロントアクスルハウジング、8……
突出部分(センタハウジング近傍の部分)、10
……ブリーザ、12……ブリーザ上端部、15…
…フロントアクスルブラケツト、16……バツテ
リー、17……空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 四輪駆動式又は前輪駆動式の農用トラクタにお
    いて、センタハウジング3近傍で、かつセンタハ
    ウジング3上端より低い位置のフロントアクスル
    ハウジング4上端部分に、概ねフロントアクスル
    ブラケツト15の上端高さぐらいまで上方に延び
    るパイプ状のブリーザ10を固着し、ブリーザ1
    0の下端部をフロントアクスルハウジング4の車
    軸室26に開口し、ブリーザ10の上端部を湾曲
    させ、フロントアクスルブラケツト15並びにバ
    ツテリー16、ボンネツト等で覆われる空間内に
    ブリーザ10を下向きに開口させ、ブリーザ10
    の上方をバツテリー16で覆い、ブリーザ10の
    側方をフロントアクスルブラケツト15で覆うよ
    うにしたことを特徴とするフロントアクスルハウ
    ジングのブリーザ。
JP1978180087U 1978-12-26 1978-12-26 Expired JPS6320576Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978180087U JPS6320576Y2 (ja) 1978-12-26 1978-12-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978180087U JPS6320576Y2 (ja) 1978-12-26 1978-12-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5595906U JPS5595906U (ja) 1980-07-03
JPS6320576Y2 true JPS6320576Y2 (ja) 1988-06-08

Family

ID=29191757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978180087U Expired JPS6320576Y2 (ja) 1978-12-26 1978-12-26

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JP (1) JPS6320576Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5334661Y2 (ja) * 1975-01-29 1978-08-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5595906U (ja) 1980-07-03

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