JPS63179845A - カルボン酸エステルの製造方法 - Google Patents

カルボン酸エステルの製造方法

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JPS63179845A
JPS63179845A JP61308879A JP30887986A JPS63179845A JP S63179845 A JPS63179845 A JP S63179845A JP 61308879 A JP61308879 A JP 61308879A JP 30887986 A JP30887986 A JP 30887986A JP S63179845 A JPS63179845 A JP S63179845A
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JP
Japan
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catalyst
rhenium
acid
hydrogen
reaction
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JP61308879A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Saito
吉則 斉藤
Osamu Takahashi
収 高橋
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Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 −本発明は、カルボン酸エステルの新規な製造方法に関
するものである。さらに詳しくいえば、本発明は、有機
工業薬品の製造分野において有用なカルボン酸エステル
を温和な条件で、かつ極めて高い選択率で製造する新規
な方法に関するものである。
〔従来の技術〕
カルボン酸エステルは、工業溶剤および有機合成中間体
として、極めて有用な工業化学薬品である。従来、酢酸
を水素化して酢酸エチルを製造する方法として以下のよ
うな方法が知られている。
■ 液相、高圧(150kg/cJ以上)で触媒として
酸化クロムを用いる方法(米国特許第1839974号
明細書)。
■ 液相、高圧(150kg/al1以上)で触媒とし
てルテニウムを用いる方法(米国特許第2607807
号明細書)。
■ 液相、高圧(150kglcr1以上)で触媒とし
てレニウムを用いる方法(J、Org、Chem、旦 
1847 (1959) 、主14400  (196
2) 、2エ 2345.23.47  (1963)
)。
■ 液相、100気圧で触媒としてルテニウム−アミン
を用いる方法(特開昭58−192850号公@)。
しかしながら、■〜■の方法は高圧かつ長時間という苛
酷な反応条件を必要とし、また■の方法は収率が十分で
なかったり、エタノールの副生量が多く、そのため生成
物の分離工程が複雑となるなどの問題点を有していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、カルボン酸を原料とし、これを温和な
条件下で反応させて、有機工業薬品として有用なカルボ
ン酸エステルを極めて高い選択率で製造する有効かつ新
規な方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、カルボン酸と水素を反応させてカルボン
酸エステルを製造する方法について鋭意研究を重ねた結
果、気相でレニウム系触媒を用いてカルボン酸と水素を
反応させることにより、前記目的を達成しうろことを見
い出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った
すなわち、本発明は、レニウム含有触媒の存在下、気相
でカルボン酸と水素とを反応させることを特徴とするカ
ルボン酸エステルの製造方法を提供するものである。
本発明において使用するレニウム含有触媒はレニウム金
属および/またはレニウム化合物を含有する触媒が用い
られ、担持触媒または固定化触媒あるいはこれらの混合
物である固体触媒が好ましく用いられる。
これらのいずれの状態の固体触媒に関しても、レニウム
金属成分は、例えば、単体すなわち、金属状態、合金も
しくは金属間化合物あるいは酸化物、硫化物、セレン化
合物、テルル化合物、炭化物、窒化物、水素化物、塩化
物等のハロゲン化物、水酸化物、炭酸塩、塩基性炭酸塩
、オキシハロゲン化物、カルボン酸塩、硫酸塩、リン酸
塩、ケイ酸塩、シアン化物、酸素酸、酸素酸塩、シアノ
錯体等の様々な無機化合物あるいはこれらの複合化合物
などの種々の形で存在していてもよく、また、担持もし
くは固定化触媒に関しては、前記各金属成分は、前記の
無機化合物のほかに、カルボニル錯体、ヒドリド錯体、
アレン錯体、ホスフィン錯体、アミン錯体、アルキル錯
体、シクロペンタジェニル錯体、アセチルアセトナト錯
体、オレフィン錯体、ジエン錯体、アセチレン錯体、カ
ルベン錯体等の様々な有機金属錯体もしくは有機金属化
合物あるいはこれらの混合物もしくは複合化合物の形で
存在しているものであってもよい。
これらの触媒は、そのまま反応に用いてもよいが、通常
、不活性ガス気流中、真空中による熱処理、水素、−酸
化炭素または他の還元性ガス等による前処理等の活性化
処理を施した後、反応に供することが好ましい。なお、
レニウム成分の構造は、一般にこのような活性化処理ま
たは反応中に様々に変化することが知られており、触媒
作用状態における構造は必ずしも明確に規定できるもの
ではないが、通常、反応に供する触媒中の金属成分の好
ましい構造として、高比表面積の金属もしくは合金状態
または部分還元状態の酸化物もしくは複合酸化物あるい
はこれらの酸化物を挙げることができる。
本発明の方法において使用する前記固体触媒の形状に特
に制限はなく、例えば超微粒子状、微粒子状、粒状、果
粒状、ペレット状、繊維状等のいずれのものも使用する
ことができる。
レニウムを含有する担持もしくは固定化触媒に関しては
、担体に対するレニウムの割合は好ましくは0.01〜
60重量%である。
担体としては、特に制限はないが、通常の担持水素化触
媒に使用される触媒用担体を用いることができる。その
ようなものとして、γ−アルミナ、η−アルミナ、α−
アルミナ等のアルミナ、シリカゲル、シリカライト等の
シリカ、シリカアルミナ、ゼオライト、チタニア、ジル
コニア、活性炭、ケイソウ土、12−タングストリン酸
等のへテロポリ酸等が挙げられる。
本発明においては助触媒として、銅ならびにルテニウム
、ニッケル、パラジウム、ロジウム、白金、イリジウム
、オスミウム、鉄、コバルトなどの周期律表第8族の金
属から選ばれる少なくとも1種以上の金属を含有する触
媒(助触媒l)、酸性ゼオライト(Y型、モルデナイト
、ZSM−5等)、シリカアルミナ、シリカマグネシア
、アルミナボリア、チタニアシリカ等の複合酸化物、カ
オリン、モンモリロナイト、酸性白土、活性白土等の酸
型粘度鉱物、硫酸処理ジルコニア、硫酸処理チタニア、
担持5フツ化アンチモン等の固体超強酸、12−タング
ストリン酸、12−タングストケイ酸、12−モリブド
リン酸等のへテロポリ酸、またはこれらへテロポリ酸を
シリカ、活性炭等の担体上に担持した担持ヘテロポリ酸
などの触媒(助触媒2)を使用することが好ましい。助
触媒2が担体と同一成分である場合にはその担体をもっ
て助触媒2の働きを代行させることができる。
また、助触媒1および助触媒2を併用することが好まし
い。
本発明に用いる助触媒の使用割合は、金属成分の種類、
その組み合わせ、触媒の調製法、活性化方法、反応条件
等により様々であり一様に規定できないが、助触媒1は
担体に対して好ましくは0゜1〜80重量%、助触媒2
は担体に対して好ましくは0.1〜50倍重量使用する
また、本発明の触媒成分のほかに、他の成分を含ませる
こともできる。
前記触媒成分の金属成分の好ましい組み合わせトシては
、レニウム−ルテニウム、レニウム−銅、レニウム−パ
ラジウム、レニウム−イリジウム、レニウム−白金、レ
ニウム−ロジウムなどが挙げられる。
また、固体酸触媒の好ましい例としては、12タングス
トリン酸、H型ZSM−5ゼオライト、H型Yゼオライ
ト、硫酸処理ジルコニアなどを挙げろことができる。
レニウム含有触媒を調製するための原料として    
  ゛は、例えば、土酸化ニレニウム、上値化ニレニウ
ム、二硫化レニウム、過レニウム酸、過レニウム酸アン
モニウム、過レニウム酸ナトリウム、土酸化ニレニウム
テトラヒドロフラン錯体、土酸化ニレニウムエーテル錯
体、二酸化レニウム、二酸化レニウム、五塩化レニウム
、五臭化レニウム、六フッ化レニウム、レニウムカルボ
ニル、レニウムカルボニルクロリド、ヨウ化レニウムカ
ルボニル、レニうムエトキシド等の様々のレニウム化合
物が挙げられる。
これらレニウム金属成分の調製原料のうち、特に好まし
いものとして、例えば、過レニウム酸アンモニウム、土
酸化ニレニウムを挙げることかできる。
なお、これら例示の各金属成分の調製原料は、水和もし
くは溶媒和状態にあるものでもよく、またそれぞれ1種
単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい
助触媒1を調製するための原料としては、例えば、四酸
化ルテニウム、二酸化ルテニウム、三水酸化ルテニウム
、塩化ルテニウム、臭化ルテニウム、ヨウ化ルテニウム
、硝酸ルテニウム、酢酸ルテニウム、トリス(アセチル
アセトナト)ルテニウム、ヘキサクロロルテニウム酸ナ
トリウム、トリルテニウムドデカカルボニル、テトラカ
ルボニルルテニウム酸ジカリウム、テトラルテニウムテ
トラヒドリドドデカカルボニル、ルテノセン、ジブロモ
ルテニウムトリカルボニル、シクロペンタジェニルルテ
ニウムトリカルボニル、クロロトリス(トリフェニルホ
スフィン)ヒドリドルテニウム、ヒス(トリーn−ブチ
ルホスフィン)ルテニウムトリカルボニル、オクタデカ
カルボニルへキサルテニウム酸ジセシウム、ウンデカカ
ルボニルヒドリドトリルテニウム酢酸テトラフェニルホ
スホニウム、ビス(シクロオクタジェニル)ルテニウム
等の様々なルテニウム化合物またはラネールテニウム等
の金属状ルテニウム、硝酸銅、酢酸銅、硫酸銅、塩化銅
、臭化銅、酸化第二銅、酸化第一銅、水酸化銅、塩基性
炭酸銅、銅エトキシド、テトラアンミン銅(II)硫酸
塩、テトラアンミン銅(II)水酸化物、銅アセチリド
、アセチルアセトナト銅等の様々な銅化合物または微粉
末鋼等の金属状鋼、塩化パラジウム、硝酸パラジウム、
酢酸パラジウム、酸化パラジウム、水酸化パラジウム、
テトラアンミンパラジウム(]II硝酸塩、ヘキサクロ
ロパラジウム酸、ヘキサクロロパラジウム酸ナトリウム
、リン酸パラジウム、アセチルアセトナドパラジウム、
ビス(トリフェニルホスフィン)ジクロロパラジウム、
ビス(ベンゾニトリル)ジクロロパラジウム、トリーn
−プチルホ長フィノジクロロパラジウム力ルボニル等の
様々なパラジウム化合物または微粉末状パラジウム、パ
ラジウム黒、ラネーパラジウム等の金属状パラジウム、
フン化白金、臭化白金、ヨウ化白金、酸化白金、硫化白
金、シアン化白金、テトラアンミン白金塩化物、塩化白
金酸等の様々な白金化合物、フッ化イリジウム、塩化イ
リジウム、臭化イリジウム、ヨウ化イリジウム、酸化イ
リジウム、硫化イリジウム、セレン化イリジウム、ヘキ
サクロロイリジウム酸カリウム水和物等の様々なイリジ
ウム化合物、塩化ロジウム、硝酸ロジウム、酢酸ロジウ
ム、硫酸ロジウム、酸化ロジウム、臭化ロジウム、ヘキ
サアンミンロジウム塩化物、テトラピリジンロジウム塩
化物、トリス−トリフェニルホスフィンロジウム塩化物
等の様々なロジウム化合物等を挙げることができる。
これら例示の助触媒の調製原料のうち、特に好ましいも
のとして、三塩化ルテニウム、硝酸銅、塩化パラジウム
、塩化白金酸、塩化イリジウム、塩化ロジウム等の各金
属成分の化合物を挙げることができる。
前記例示の各種調製原料を用いて前記固体触媒を調製す
るに際し、その調製方法には特に制限はなく、通常の共
沈法、還元沈澱法、湿式混練法、乾式混練法、含浸法、
固定化法、吸着法、気相蒸着法、CVD法、磨砕法、機
械的混合法等の種々の方法で無担持固体触媒、担持触媒
またはこれらの前駆体へ導くことができる。このように
得られた固体物質は、必要に応じて空気焼成等の酸化処
理、窒素アルゴン、ヘリウム、二酸化炭素等の不活性ガ
スまたは活性の低いガス気流または真空廃□  棄中で
の熱分解処理、水素、−酸化炭素等の還元性ガスあるい
は、ギ酸、尿素等の還元剤等による還元処理を施すなど
の前処理により活性化して反応に用いることができる。
好ましい前処理の方法および条件は、用いる触媒成分、
組成等によって著しく異なるので一様に規定できないが
、通常、反応を行うに先立って、たとえば、水素もしく
は水素を含有する不活性ガスによって触媒金属成分を金
属化もしくは合金化するがあるいは低酸化状態の酸化物
等の化合物になるように活性化して用いることが望まし
い。この水素処理の温度は、通常、たとえば、150〜
500 ’cの範囲で、数時間ないし十数時間行えば十
分である。
本発明の方法においては、カルボン酸と水素とを前記固
体触媒の存在下に気相で反応させて、対応するカルボン
酸エステルを製造する。
本発明方法に用いるカルボン酸は特に限定されず、ギ酸
、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、ラウリン酸、グ
リコール酸、シクロヘキサンカルボン酸、フェニル酢酸
、アクリル酸、イソクロトン酸、クロトン酸などの炭素
数1〜9の脂肪族−塩g性カルボン酸、コハク酸、グル
タル酸、アジピン酸等の脂肪族二塩基性カルボン酸、安
息香酸、トルイル酸などの芳香族−塩基性カルボン酸、
フタル酸、ナフタレン−1,2−ジカルボン酸などの芳
香族二塩基性カルボン酸が用いられる。
また、本発明方法において用いられる水素の原料につい
ては特に限定されない。若干の不活性ガス、例えば二酸
化炭素あるいは窒素を含有している水素も、もちろん、
使用可能である。また、必ずしも不活性ではないが、若
干の一酸化炭素を含有する水素も十分に使用することが
できる。
水素とカルボン酸の混合比(水素/カルボン酸Nj!/
g)は、好ましくは0.1〜100程度である。
反応条件は反応が気相状態で行われれば、特に制限はな
いが、反応温度は、通常、50〜350℃の範囲が好ま
しく、反応圧力は、通常、常圧〜150 kg/cJG
の範囲が好ましい。
また、本発明は反応を気相または一部気相状態で行うの
で溶媒を必要としないという利点がある。
反応は好ましくは固定床流通系反応により行われる。
前記反応を流通法で行う場合には、供給原料の空間速度
(WHS V)は、触媒の種類、反応条件等によって異
なるので一様に規定できないが、通常O,OS〜100
hr−’の範囲に設定するのが好A ましい。
以上のような方法によって、カルボン酸と水素とから対
応するカルボン酸エステルを高い選択率で得ることがで
きる。またリサイクルさせて反応させることにより収率
よくカルボン酸エステルを製造できる。
得られたカルボン酸エステルは、公知方法で分離、回収
され、必要な純度に生成されて、様々の工業分野に利用
されるが、カルボン酸エステルの選択率が高いため、分
離工程が簡単である。
また、使用した触媒は、流通法においては分離回収の必
要がなくきわめて容易に回収することができる。使用も
しくは回収した触媒は、そのまま、もしくは必要に応じ
て、例えば空気焼成および/または水素処理といった通
常の簡便な手法によって再生して、繰り返して用いるこ
とができる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、
本発明の範囲はこれら例により、なんら1 ら 限定されるものではない。
実施例1 (触媒調製) 過レニウム酸アンモニウム NH4ReO42,4g 
ヲ蒸留水100ccに溶解し、この溶液にシリカゲル(
デビワン製IDゲル)30gを投入し、80°Cにて水
を蒸発させた。その後120℃にて12時間乾燥しRe
/5iOz触媒を得た。
(反応) 上記触媒Logをステンレス製反応管に充填し、加圧流
通式反応装置にて酢酸の水素化反応を行った。尚、触媒
は反応に先立ち250℃、水素圧力60気圧、流量5.
3 N jl! / h rにて8時間水素還元を行っ
た。反応は、原料として酢酸を毎時12gの流速で反応
管に供給し、反応温度は250℃、圧力60気圧で行っ
た。触媒層から流出した液およびガスの分析より、表1
に示した反応成績を示した。
実施例2 実施例1の触媒を用い、水素還元温度を285℃とした
以外は実施例1と同様にして酢酸の水素化を行った。得
られた結果を表1に示した。
実施例3 実施例1の触媒を用い、水素還元温度を309℃とした
以外は実施例1と同様にして酢酸の水素化を行った。得
られた結果を表1に示した。
今 実施例会 実施例1の触媒を用い、水素還元温度を350℃とした
以外は実施例1と同様にして酢酸の水素化を行った。得
られた結果を表1に示した。
実施例5 担体をシリカゲルの代わりにγ−アルミナ(日揮製N6
12N)とした以外は実施例1と同様にして触媒を調製
し、実施例1と同様にして反応を行った。得られた結果
を表1に示す。
実施例6 実施例1の担体をシリカゲルの代わりに活性炭(三菱化
成工業製 ダイヤホー1008)を用いた以外は実施例
1と同様にして触媒を調製し、実施例1と同様にして反
応を行った。結果を表1に示す。
実施例7 (触媒調製) 過レニウム酸アンモニウム1.08 gと三塩化ルテニ
ウム・3水和物 RuC1+  ・3H200,031
gを蒸留水100ccに溶解させた。これにあらかじめ
200℃で乾燥したシリカゲル(デビワン製IDゲル)
13.9gを投入し80℃で水を蒸発させた。その後6
0℃にて一晩乾燥した。
(反応) 上記触媒5gを用いた以外は実施例1と同様にして酢酸
の水素化反応を行った。結果を表2に示す。
実施例8 (触媒調製) 土酸化ニレニウム Rez(1+ 1.0 gおよび三
塩化ルテニウム・3水和物 RuCl3’ 3HzO1
,Ogを蒸留水150ccに溶解させた。これに活性炭
40゜8gを投入し80℃で水を蒸発させる。その後6
0℃にて一晩乾燥した。
(反応) 上記触媒5gを用いた以外は実施例1と同様にして酢酸
の水素化反応を行った。結果を表2に示す。
実施例9 硝酸銅 Cu(NOi) z  ・3Ht615.2 
gおよび過レニウム酸アンモニウム1.48 gヲ15
0ccの蒸留水に溶解させた。これにシリカゾル(日産
化学製スノーテックス0)35.5gを加えよく混合し
た。その後80℃にて水を蒸発させた。150℃にて一
晩乾燥後、空気中400℃にて8時間焼成した。
上記触媒5gを用いた以外は実施例1と同様にして酢酸
の水素化を行った。得られた結果を表2に示す。
実施例10 (触媒調製) 過レニウム酸アンモニウム1.31gおよび四塩化イリ
ジウム・水和物 1rC14・H,01,Ogを蒸留水
50ccに溶解させた。これにあらかじめ200℃で乾
燥した活性炭(三菱化成工業製ダイヤホープ008)1
8.22gを投入し湯浴上で蒸発乾固させ、さらに60
℃のオーブンで一晩乾燥しRe−Ir/活性炭触媒を得
た。
(反応) 上記触媒10gをステンレス製反応管に充填し、加圧流
通式反応装置にて酢酸の水素化反応を行った。尚、触媒
は反応に先立ち250”c、水素圧力60気圧、流量5
.0 N j! / h rにて7時間水素還元を行っ
た。反応は、原料として酢酸を毎時9.8gおよび水素
を5.3 N j! / h rの流速で反応管に供給
し、反応温度は250℃、圧力60気圧で行った。得ら
れた結果を表2に示す。
実施例11 (触媒調製) 過レニウム酸アンモニウム1.44 gを50ccの蒸
留水に溶解し、また二塩化パラジウム PdC1t0、
033 gをcoc、Hcl 2.43 gと20cc
の蒸留水を混合した水溶液中に溶解させた。この両者を
混合した中へあらかじめ200℃で乾燥したシリカゲル
(デビワン社製IDゲル)20.0gを投入し湯浴上で
蒸発乾固させ、さらに60℃のオーブンで一晩乾燥しR
e−Pd/SiO□触媒を得た。
(反応) 上記触媒5gを用いた以外は実施例10と同様にして酢
酸の水素化を行った。得られた結果を表2に示す。
実施例12 過レニウム酸アンモニウム1.44 gおよび塩化白金
酸・6水和物 )1zPjC16・6H,OO,053
gを100 ccの蒸留水に溶解させた。この中へあら
かじめ200℃で乾燥したシリカゲル(デビワン社製I
Dゲル)20.0gを投入し湯浴上で蒸発乾固させ、さ
らに60℃のオープンで一晩乾燥しRe−Pt/Si0
g触媒を得た。
(反応) 上記触媒5gを用いた以外は実施例1と同様にして酢酸
の水素化を行った。得られた結果を表2に示す。
(実施例7〜12は助触媒を添加することにより酢酸転
化率が高まる例である)。
実施例13 実施例1で用いたRe/Sin、触媒10gと、H型Z
SM−5ゼオライト5gとを混合し、反応管に充填した
実施例1と同様にして酢酸の水素化を行った。
得られた結果を表3に示す。
実施例14 実施例13と同様の触媒を用い、酢酸の供給量を5 g
 / h r水素流量を2.7 N Il/ h rと
した以外は、実施例1と同様にして酢酸の水素化反応を
行った。得られた結果を表3に示す。
実施例15 (触媒調製) オキシ塩化ジルコニウムZr0Ch ・8 Too 2
00gを水1.5j!ニ溶解した(pH=0.58) 
、 、:(7)溶液に28%NH3水を滴下すると白色
沈殿が生じた。そしてpHが8になるまで滴下を続けた
。その後静置、デカンテーションを繰返し、洗浄液の塩
素イオンが検出されなくなるまで行った。
その後ろ過し、固形物(Zr(O)I)a )を100
℃、24時間乾燥させた。この水酸化ジルコニウム10
gを4つ折りにしたろ紙上にとり、上からINn、so
、水溶液150 eeを滴下し、硫酸イオンを吸着させ
た。風乾後600℃にて3時間焼成して、硫酸処理ジル
コニアを得た。
(反応) この硫酸処理ジルコニア5gと実施例1で調製したRe
/Si0g 10 gとを物理混合し、ステンレス製反
応管に充填し、水素気流5.3 N R/ h r、6
0kg/aaG250℃にて8時間処理した。
その後酢酸を12g/hrの流速にて反応管に供給した
。得られた結果を表3に示す。
実施例16 実施例13のH型ZSM−5ゼオライトの代わりに、H
型Yゼオライト5gに代えた以外は実施例13と同様に
して反応を行った。結果を表3に示す。
実施例17 12タングストリン酸HsPW+zOno ・xHzO
を6.67gを60ccの蒸留水に溶解させた。このこ
の中へあらかじめ200℃で乾燥したシリカゲル(デビ
ワン社製IDゲル)24.0gを投入し湯浴上で蒸発乾
固させ、さらに60℃のオーブンで一晩乾燥しH四/5
t(h触媒を得た。
(反応) 上記触媒5gと実施例10で調製したRe−1r/活 
  \性炭触媒5gをよく混合して反応管に充填し酢酸
の水素化反応を行った。尚、触媒は反応に先立ち250
℃、水素圧力60気圧、流量5.ONβ/hrにて7時
間水素還元を行った。反応は、原料として酢酸を毎時1
1.0gおよび水素を5. ON 7!/hrの流速で
反応管に供給し、反応温度は255℃、圧力60気圧で
行った。結果を表3に示す。
実施例18 反応温度を211℃とした以外は実施例17と同様にし
て酢酸の水素化を行った。得られた結果を表3に示す。
実施例19 H型ZSM5 5gおよびその上部に実施例11で調製
したRe−Pd/Sing触媒10gを充填した以外は
、実施例11と同様に酢酸の水素化を行った。
得られた結果を表3に示す。
実施例20 反応温度を200°Cとした以外は、実施例11と同様
に酢酸の水素化を行った。得られた結果を表3に示す。
(実施例17〜20は助触媒として周期律表第■族の金
属および固体酸成分の両方を加えることにより酢酸エチ
ルの選択率が高まる例である)なお、表1〜3において
転化率、選択率は次式により求めた。
 q 酢酸転化率(%) 未反応酢酸(not) =(1−)X100 供給した酢酸(mol) 酢酸エチル選択率(mo1%) 生成した酢酸エチル(mol) X2 =                 X 100反応
した酢酸(mol) エタノール選択率(mo1%) 生成したエタノール(mol) X 100 反応した酢酸(mol) 炭化水素選択率(mo1%)(エタン換算)生成した炭
化水素(mol) =                 X 100反応
した酢酸(mol) 比較例1(液相反応) 内容積150 ccのオートクレーブに土酸化ニレニウ
ムRez07 o、 89 g、酢酸50gを 仕込み
、反応温度185℃水素圧力127kg/dGにて5時
間反応させた。
得られた生成物を分析した結果、酢酸転化率25.2%
、酢酸エチル選択率40.3%、エタノール選択率58
.9%であった。
比較例2(液相反応) 150 ccのオートクレーブにRe、0.1 g、 
3%Ru/活性炭3gおよび酢酸80gを仕込み、反応
温度230℃、水素圧力130kg/cJGにて8時間
反応させた。
得られた生成物を分析した結果、酢酸転化率46.0%
、酢酸エチル選択率26.0%、エタノール選択率71
.5%であった。
実施例21 実施例1の触媒を用い、反応原料を酪酸とした以外は実
施例1と同様にして酪酸の水素化反応を行った。
得られた生成物を分析した結果、酪酸の転化率20.5
%、醋酸−nブチルの選択率82.1%、n−ブタノー
ルの選択率17.6%を得た。
実施例22 実施例5の触媒を用い、反応原料をn−オクタン酸とし
た以外は実施例1と同様にしてn−オクタン酸(Cdl
+5COOH)の水素化反応を行った。
得られた生成物を分析した結果、n−オクタン酸の転化
率12.2%、n−オクタン酸−nオクチルの選択率9
2.0%、n−オクタツールの選択率7.6%を得た。
〔発明の効果〕
本発明の製造方法によると、カルボン酸からカルボン酸
エステルを溶媒を使用せずに、高い選択率、高い収率で
製造することができる。したがって、本発明の製造方法
は工業的に極めて有利な方法といえる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、レニウム含有触媒の存在下、気相でカルボン酸と水
    素とを反応させることを特徴とするカルボン酸エステル
    の製造方法。
JP61308879A 1986-08-14 1986-12-26 カルボン酸エステルの製造方法 Pending JPS63179845A (ja)

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