JPS6316657Y2 - - Google Patents

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JPS6316657Y2
JPS6316657Y2 JP1983101820U JP10182083U JPS6316657Y2 JP S6316657 Y2 JPS6316657 Y2 JP S6316657Y2 JP 1983101820 U JP1983101820 U JP 1983101820U JP 10182083 U JP10182083 U JP 10182083U JP S6316657 Y2 JPS6316657 Y2 JP S6316657Y2
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JP
Japan
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roller
seating surface
base
roller body
fluid pressure
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JP1983101820U
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JPS609816U (ja
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  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は搬送用ローラー、さらに詳しくはロー
ラー本体の胴部が細長状のもので、且つ該ローラ
ー本体の胴部にベルトを掛けてベルトコンベアの
ヘツド又はテールローラーとして使用する場合
や、或いはローラー本体の胴部上に被搬送物を載
せて搬送する場合等に好適に使用される搬送用ロ
ーラーに関する。
(従来の技術) 従来、この種搬送用ローラー、特に細長状の胴
部を有する搬送用ローラーとして一般に使用され
ているのが、第9図のように軸受ボツクス26の
軸受21にその両軸部24,24′を嵌入せしめ
た構造のものである。
(考案が解決しようとする問題点) 然るに、このような構造の搬送用ローラー25
に於いては、その上部に被搬送物を載置し集中荷
重をかけると、ローラー本体の胴部が細長いため
に大きな撓みFが生じる他、軸受21とローラー
本体の両軸部24,24′との摩耗が大きく、こ
れが荷重がかかりながら高速回転が要求される搬
送用ローラーには大なる障害となるという問題点
が発生した。
特に、ローラー径が細径となる程その撓み発生
が増大し、細径ローラーの最大の欠点となつてい
たのである。
更に、前記第9図のように細長状のローラー本
体の両端部にその径より大なる軸受部が設けられ
てなるため、これがスペース上大なる問題点とな
つた。
何れにしても、細長状の胴部を有する従来の搬
送用ローラーに於いては、撓み発生と軸受の摩耗
という二点において未解決な問題点があつたので
ある。
本考案は上記問題点を解決するために考案され
たもので、その目的とするところはローラー本体
の撓みが著しく少なく且つ軸受部の摩耗も小さ
い、細長状の胴部を有する搬送用ローラーを提供
するにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点に鑑みて考案されたもの
で、その構成の要旨は基台1の軸受部10,1
0′にローラー本体8の両端の軸部9,9′が遊び
を有して回転自在に軸支され、且つ前記基台1の
上部開口の着座面6に前記ローラー本体8の細長
状の胴部8aが着座可能とされ、しかも前記基台
1の着座面6からローラー本体8の胴部8aに噴
射させる流体圧又は前記着座面6とローラー本体
8の胴部8aとの間に発生させる磁力によつて、
前記ローラー本体8の胴部8aにベルトを掛けた
状態や該胴部8a上に被搬送物を載せた状態で該
胴部8aが前記着座面6よりわずかに浮上される
べく構成してなるにある。
(作用) 従つて、上記構成を特徴とする搬送用ローラー
は、ローラー本体8の胴部8aが流体圧又は磁力
によつて基台1の着座面6より均一に離れて浮上
するため、前記ローラー本体8の胴部8aにかか
る荷重が該胴部8aの全体にかかることとなつ
て、ローラー本体8の撓みが著しく少なくなり、
且つ該ローラー本体8の両端の軸部9,9′の摩
耗も少なくなるのである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。
1は略長方形状の盤体からなる基台で、底部に
設けた流体流入筒2に連通する通路3が基台ボデ
イ4内に開設され且つ該通路3から上向きの噴射
孔5が複数並列的に開口されてなる。6は前記基
台ボデイ4の上面に断面弧状凹面に形成された着
座面、7は該着座面6の後部に一体的に立設され
た受部を示す。
8はローラー本体で、該ローラー本体8の細長
状の胴部8aは前記着座面6に着座可能とされ、
且つローラー本体8の両端の小径の軸部9,9′
は前記基台1の両側面に固着された軸受部10,
10′の長孔11に挿入されてなる。
このように構成された搬送用ローラーに於い
て、流体圧入前は、第2図のようなローラー本体
8は基台の着座面6に着座された状態にある。
次に、この状態から基台1の底部の流体流入筒
2を介して流体を流入せしめると、流体は通路3
内に流入すると同時に各噴射孔5…から噴射して
第3図のようにその流体圧によりローラー本体8
の胴部8aを持ち上げ浮上させる。この際、流体
は基台1の着座面6に沿つて上方に放出される。
その結果、ローラー本体8の胴部8aは着座面
6から均一に離れて浮上するため、この状態で集
中荷重をかけても前記胴部8aは均一な流体圧に
よつて撓みの発生が著しく減少し、そのため略水
平な状態で保持されることとなる。
しかも、このようなローラー本体8の胴部8a
が着座面6から流体圧によつて浮上した状態に於
いては、ローラー本体8の両軸部9,9′は軸受
部10,10′の長孔11内に浮上した状態にあ
るため、該両軸部9,9′に荷重がかからず、該
軸部9,9′は極めて細径でも充分な耐久性があ
り、よつてこの両軸部9,9′はローラー本体8
の脱落防止のみの機能を有していればよいことに
なる。
このように本実施例の搬送用ローラーに於いて
は、流体圧によつてローラー本体8の細長状の胴
部8aを均一に着座面6から浮上させることによ
り、ローラー本体8の撓みと着座面6との摩耗を
解消できることとなつた。
次に、第4図イは基台1の着座面6の長手方向
直下にエアポケツト部12を形成してなる実施例
で、このようなエアポケツト部12を形成するこ
とにより、流体がローラー本体8に作用する押上
力を一層均一化し、またローラー本体8の浮上力
を増大させる効果がある。なお、該エアポケツト
部12の大きさや形状並びに形成位置は負荷の性
質により任意に変えることが好ましい。
第4図ロは基台ボデイ4上に受け凹部27を形
成し、該凹部27内にローラー本体8を介装せし
めた実施例で、該実施例に於いてはローラー本体
8の停止時にローラー本体8はエア圧によつて浮
上するが該凹部27の上内側縁28に接合する結
果、エアの流出を防止でき、よつてローラー本体
8の停止時の無駄なエアの流出を防止できる利点
がある。
上記各実施例ではローラー本体8を浮上させる
手段として流体圧を利用してなるが、その手段は
流体圧に限らず第5図のように磁力を利用するこ
とも可能である。
すなわち、同図のように基台1のボデイ4の着
座面6直下に永久磁石又は電磁石13をN,S極
交互に埋設し且つこれに対応するローラー本体8
側にも永久磁石又は電磁石14を前記基台1側と
N,S極が同じになるように交互に埋設してなる
もので、このような磁石13,14を交互に埋設
することにより磁石13,14間の反発作用によ
りローラー本体8を同図のように着座面6から浮
上させるものである。なお、ローラー本体8の浮
上による作用効果は、前記流体圧による浮上の場
合と同様である。
次に、本考案に係る搬送用ローラーの具体的使
用例についてその作用効果を併せて詳細に説明す
る。
使用例 この搬送用ローラーをベルトコンベアのヘツド
ローラー又はテールローラーとして使用した場
合。
第6図に於いて、イは従来のベルトコンベアに
於けるヘツドローラー15で、該ローラー15に
於いては耐荷重性によりローラー15自身及び軸
受部は細径にできないために、ローラー径が必然
的に同図イのように大となる。
従つて、この場合ローラー15,15間に略V
字状の谷間16ができることとなり、その結果被
搬送物17が小さい場合にはこの谷間16に該被
搬送物17が落下して搬送不可となる虞がある。
よつて、従来、これを解消するために該谷間16
に同図イのようなガイド片18を設置する必要が
生じた。
これに対して、本考案に係る搬送用ローラーは
浮上式なるためローラー本体8の径を非常に小さ
く、例えば5〜4mm且つ長さも1000mm以上とする
ことも可能となるため、同図ロのようにローラー
本体8,8間にほとんど前記のような谷間の発生
がなく、よつてガイド片を設置する必要もなく、
小さい被搬送物17でも極めてスムースに搬送が
可能となつたのである。
使用例 この搬送用ローラーをローラーコンベアとして
使用した場合。
すなわち、第7図イのように従来のローラーコ
ンベア19に於いては、基台20上に多数の軸受
21…を立設し、該軸受21にローラー22を軸
支してなるものである。
然るに、この場合胴部の撓み及び軸部の摩耗防
止からローラー径を小さくできない他、このロー
ラーコンベア19に於いては部品点数が多く製作
が煩雑となる問題点があつた。
これに対して、同図ロのように基台1のボデイ
4に多数のローラー本体8…を着座させて、該ロ
ーラー本体8…を流体圧によつて浮上させる構造
にすると、全体が非常にコンパクトで製作作業も
簡易となる他、搬送力を小さくできる利点があ
る。特に、この状態で搬送する場合、その搬送途
中で流体圧力をOFFにすると該ローラー本体8
…の摩擦係数は急に大きくなるので、これが搬送
機にプレーキをかけたのと同様な状態となりて搬
送を容易に停止される特有の効果がある。
以上のように、本考案に係る搬送用ローラーは
従来にない全く新規なものなるため、上述の使用
例以外にも幅広く応用され、例えばシート状被搬
送物のガイドローラーや押えローラー等にも使用
でき、これにより従来にない各種の利点が得られ
ることとなる。
更に、第8図はローラー本体8の一部に羽根板
23を取り付けた実施例で、該羽根板23の部分
に流体圧を付与するとローラー本体8を駆動させ
ることが可能となる。
尚、ローラー本体はその胴部を細長状としてあ
れば、その具体的大きさ、形状は実施例に限定さ
れない他、ローラー本体の両軸部の形状並びに該
両軸部を支持する軸受部の形状も問わないもの
で、しかも軸受部は基台に一体に形成されていて
も、或いは別体のものを固着しても何れでもよ
い。
また、着座面の形状は問わない他、着座面に一
体的に立設された受部はローラー本体の回転モー
メントを一部負担する機能を有するが、必ずしも
本考案には必要不可欠ではない。その他、本考案
の意図する範囲内で設計変更自在である。
(考案の効果) 叙上のように、本考案は流体圧又は磁力によつ
てローラー本体の細長状胴部を着座面から均一浮
上させる構成なるため、次のように特有の効果が
得られた。
(イ) ローラー本体の胴部の撓みが同じ細径の従来
のローラーに比し著しく減少する。その結果、
撓みによる振動が小さく、よつて高速回転に適
する搬送用ローラーとして利用できる格別な効
果がある。特に、ローラー径が極めて細径であ
つても均一浮上となるため、従来にない格別顕
著な効果が得られる。
(ロ) ローラー本体の摩耗が極めて少なくなり、そ
の結果摩耗による軸受部の負担が小さくローラ
ー本体の回転が非常にスムースとなる。特に、
摩擦係数に於いて適正なる荷重のもとではその
摩擦係数が0.005以下となる格別な効果を得た。
(ハ) 流体圧又は磁力によりローラー本体胴部の背
面を支持するために、流体圧又は磁力を任意に
可変することにより、同一径の搬送用ローラー
に対して負荷力を増大させることができる。
(ニ) 軸受部に過負担を与えないために、軸受部の
構造に簡略化でき且つ部品点数を削減できる。
特に、ローラー本体の胴部が細長状であり且つ
軸受部をそれと略同径にでるため軸受部による
スペース障害を解消できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は搬送用ローラーの正面図。第2図は同
A−A線断面図。第3図は浮上時の第2図断面
図。第4図イ,ロは他実施例を示す要部断面図。
第5図は他実施例を示す搬送用ローラーの断面
図。第6図はベルトコンベアの要部側面図で、イ
は従来例、ロは本考案の実施例を示す。第7図は
ローラーコンベアの使用例で、イは従来例を示す
側面図、ロは本考案の実施例を示す側面方向断面
図。第8図イは他実施例を示す搬送用ローラーの
正面図、ロは同B−B線断面図。第9図は従来例
を示す搬送用ローラーの断面図。 1……基台、6……着座面、8……ローラー本
体、8a……胴部、9,9′……軸部、10,1
0′……軸受部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基台1の軸受部10,10′にローラー本体8
    の両端の軸部9,9′が遊びを有して回転自在に
    軸支され、且つ前記基台1の上部開口の着座面6
    に前記ローラー本体8の細長状の胴部8aが着座
    可能とされ、しかも前記基台1の着座面6からロ
    ーラー本体8の胴部8aに噴出させる流体圧又は
    前記着座面6とローラー本体8の胴部8aとの間
    に発生させる磁力によつて、前記ローラー本体8
    の胴部8aにベルトを掛けた状態や該胴部8a上
    に被搬送物を載せた状態で該胴部8aが前記着座
    面6よりわずかに浮上されるべく構成してなるこ
    とを特徴とする搬送用ローラー。
JP10182083U 1983-06-29 1983-06-29 搬送用ロ−ラ− Granted JPS609816U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10182083U JPS609816U (ja) 1983-06-29 1983-06-29 搬送用ロ−ラ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10182083U JPS609816U (ja) 1983-06-29 1983-06-29 搬送用ロ−ラ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS609816U JPS609816U (ja) 1985-01-23
JPS6316657Y2 true JPS6316657Y2 (ja) 1988-05-12

Family

ID=30240286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10182083U Granted JPS609816U (ja) 1983-06-29 1983-06-29 搬送用ロ−ラ−

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JP (1) JPS609816U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04144814A (ja) * 1990-10-05 1992-05-19 Masao Yoshii ベルトコンベヤのベルト案内装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04144814A (ja) * 1990-10-05 1992-05-19 Masao Yoshii ベルトコンベヤのベルト案内装置

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JPS609816U (ja) 1985-01-23

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