JPS63164177A - 充放電可能な電池 - Google Patents

充放電可能な電池

Info

Publication number
JPS63164177A
JPS63164177A JP61312576A JP31257686A JPS63164177A JP S63164177 A JPS63164177 A JP S63164177A JP 61312576 A JP61312576 A JP 61312576A JP 31257686 A JP31257686 A JP 31257686A JP S63164177 A JPS63164177 A JP S63164177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrolyte
activated carbon
battery
cell
ions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61312576A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoto Otsuka
清人 大塚
Takuji Okaya
岡谷 卓司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP61312576A priority Critical patent/JPS63164177A/ja
Publication of JPS63164177A publication Critical patent/JPS63164177A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/056Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes
    • H01M10/0564Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes the electrolyte being constituted of organic materials only
    • H01M10/0566Liquid materials
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電解質を溶解した有機溶媒溶液に電極を浸漬し
てなる二次電池において、二次電池の充放電特性と繰り
返し充放電に対する耐久性を大幅に向上させることを目
的とする。
〔従来の技術〕
ニッケy・カドミウム蓄電池や鉛蓄電池などで代表され
る水溶液系二次電池では電解液の分解電圧が低いために
高い電圧がとれないこと、あるいは充放電反応中にガス
が発生することなどの難点を有していた。これらの欠点
を根本的に改良するために有機非水系極性溶媒(以下非
水溶媒と略する)を使用する二次電池が提案されている
。非水溶媒を用いることにより高い端子電圧を有しガス
発生の起こらない二次電池が期待されている。
特に電解質に対する接触面積の大きな炭素繊維は多くの
イオンを取り込めることから電極材料として最近活発に
研究が行われもいる。該炭素繊維に対するイオンの吸着
量を゛増加させるために大きく二つの方向から検討が行
われている。一つの方向は炭素繊維の黒鉛化度を高める
ことによって層状化合物である黒鉛の層間に電気化学的
に種々のイオンを蓄えよう(この場合はインターカレー
ション反応)とする方法である(特開6O−36315
)。
しかし電解液中において電気化学的な手法で黒鉛にイオ
ンを吸脱着させた場合には安定に吸脱着可能なイオンの
量は黒鉛の炭素原子あたり高々1モル%であって、イオ
ンの吸着量を1モル%以上に上げた場合には黒鉛のイオ
ンの吸脱着機構が破壊される〔テ゛ンキカガク、46、
志8(1978)438〜441〕。このようなことか
ら炭素繊維の電極性能を向上させる手法として黒鉛に近
づけるべく検討を行った場合の吸脱着可能なレベルは高
々1モル%であった。
さらにもう一方の方向としては炭素繊維の比表面積を極
めて大きくすることによって(100771’/g以上
)、界面現象である電気二重層の形成に基づく蓄電容量
を増加させようとする手法である。比表面積の大きな活
性炭素繊維を用いることにより、蓄電容量が増大した電
気二重層キャパシタ(特開58−206116 、特開
55−99714)あるいは二次電池(特開59−14
6165、特開6O−25152)等様々なものが提案
されている。比表面積の大きな活性炭素繊維を用いた場
合には高黒鉛化炭素繊維を用いた場合より安定的なイオ
ンの吸着量は多くすることができるが従来検討されてい
る活性炭素繊維の場合はそれでも高々1〜4七μ%程度
であった。
本発明者は正極に活性炭を用いた二次電池において、活
性炭の非晶性構造が多くなるにつれて電極性能が向上す
ることを先に見い出し特許出願を行った(特願昭61−
238951号)。該発明は黒鉛的結晶構造パラメータ
Ip/Ioが小さい活性炭を用いる程安定なイオンの吸
脱着レベルが大幅に向上することを見い出した発明であ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記の発明に用いられる非晶性構造が多く
なった活性炭を用いた二次電池においても、通常の活性
炭と同様に電池の開放端端子電圧が高いという欠点があ
った。また放電電圧の平担性が悪い場合があるという欠
点があった。
而して、本発明の第1の目的は電池の開放端端子電圧の
低い電池を提供することである。そして本発明の他の目
的は放電電圧の平担性の優nた電池を提供することであ
る。そして本発明の別の目的は充放電の繰り返し安定性
に優れた二次電池を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは上記の目的に鑑みて鋭意研究したところ、
正極として主として非晶性構造よりなる活性炭を用い負
極に金属を用いた二次電池において電解質イオンにヨウ
素イオン(I−’)を含ませることにより開放端電圧が
3.8■以上のいわゆる高電圧部分が消失しまた放電電
圧も平坦化する傾向にあることを見い出し本発明に至っ
た。
本発明で用いられる活性炭は主として非晶性構造よりな
り、BET法による比表面積が1ood/y以上のもの
である。
活性炭の構造研究にはBET法による比表面積の測定と
同時にX線回折法が主な実験手段として用いられている
。本発明者は他の共同研究者と共に電池の性能との関係
で黒鉛的結晶構造の度合をおしはかる尺度としてIp/
Ioというパラメーターを最も適当なものとして選定し
た。該パラメーターで表現すれば、本発明において好適
に用いられる活性炭は、該値(Ip/Io )が0.5
以下のものである。
以下に該黒鉛的結晶構造パラメータ(Ip/fo )の
求め方について述べる。
炭素繊維も含め炭素材料の微視的構造の研究にはX線回
折法が主な実験手段であって黒鉛やカーボンブラックだ
けではなく非晶質炭素(無定形炭素)についても詳細に
検討が行われている〔炭素材料(材料科学シリーズ、共
立出版)、第4章〕。
黒鉛結晶の(002)面に相当する炭素材料のX線回折
ピークの高さは芳香族縮合環に起因する結晶化炭を示し
、半価幅は結晶子の大きさおよび均一性を示している(
日本化学会誌、1975 、(9)、1551〜155
4頁)。
第1図はポリアクリロニトリル系活性炭素紀亀維(比表
面積約1oood/g)のX線回折強度曲線(CuKa
 )である。(002)面のX線回折ビークツ両すその
に接線lを引き実測曲線と接線との差をベースライン上
に書き直し曲線■を得る。曲線工の最大値IpおよびI
pを示す回折角2θさらにその回折角2θにおける実測
曲線の強度から空気の散乱強度を差し引き強度Ioを求
める。空気の散乱強度は試料のない状態で同一条件で走
査して得られたものである。ここでIpは黒鉛的な結晶
性構造に起因するX線回折ピーク強度であり、(I。
−Ip)は非晶性構造に起因するX線散乱強度である。
一般に回折ピーク強度は結晶子の結晶サイズ、結晶化度
の大きい程大きくなり結晶の発達の程度を示す。結晶サ
イズはピークのンヤーデさにより定量(X−ray D
iff−Procedures+ P537 (195
4) )され多くの活性炭の場合、(002)面の垂直
方向の微結晶子のサイズはlO〜16Aであった。結晶
化度は一般に全結晶散乱強度の全散乱強度に対する割合
であって、X線照射体積中の結晶の体積分率を意味する
〔繊維学会誌、31(1975)、p203〜p214
)。しかし炭素材料の場合、結晶部分と非晶部分とは構
造的に明確にわかれているものではなく (J、App
l、Phy、  13 (1942)P364〜p37
1.要素化工学の基礎(オーム社)第1章、炭素材料(
共立出版)第4章〕、通常の結晶性高分子の場合のよう
に単純に結晶部分と非晶部分から成る二相構造として内
部構造をとらえるわけにはいかない。活性炭の場合、非
晶の海の中に極めて完全度の低い微結晶子が分散し〔活
性炭工業(共立出版)第2章〕、それらの集合組織の黒
鉛的結晶性領域からの干渉性散乱がIpであり、非晶性
領域からの非干渉性散乱が(Io−Ip )である。
本発明で用いられるバフメーターであるIp/I。
は黒鉛的結晶性構造の発達度合を示すものである。
しかし活性炭の場合の結晶性構造の発達度合と通常の高
分子材料の場合のいわゆる結晶化度とは大きく相違する
のは前述したとうりであるが、活性炭の場合結晶部分と
非晶部分とは構造的に明確にわかれてはいない。充分に
発達した完全に近い黒鉛結晶ではIp/Ioは0.96
以上である。ま九活性炭素繊維も含めて二次電池材料と
して使用されている従来公知の活性炭ではいずれのもの
もIp/I。
が0.35より大である。
ヨウ素イオンを電解液中に含有させ電池の充放電の電圧
平担性を付与する効果は、該Ip/Io値が小さければ
小さい程・・・顕著である。特に該効果はIp/Ioが
0.35以下の非晶性活性炭素を正極とした場合に顕著
である。
Ip/Ioのパラメーターと同時に(002)面のX線
(CuKa)の回折角2θも炭素の構造を示す重要なパ
ラメーターでおる。本発明で用いる活性炭は回折角2θ
が24°以下であるのが好ましい。回折角20が24°
以下ということはブラッグの式2 dsinθ=λから
算出される( 002 )面の面間隔dが3.708λ
以上であることを意味する。完全黒鉛結晶がd=3.3
543^であることを考慮すれば〔化学増刊87 (1
981) p127〜136)、本発明の二次電池に用
いられる好・な活性炭は黒鉛構造より大きくかけはなれ
ていると8える。しかし2θはIp/Ioが零に近付く
にしたがい測定しにくくなl) Ip/Ioがほとんど
零の場合には実際上測定不可能である。
第2図に本発明で用いられる代表的活性炭素繊維の(0
02)面におけるX線回折強度曲線を示すがそのIp/
Ioが0.07であって結晶的な構造に起因する回折ピ
ークはほとんど存在しておらず、その構造は著しく非晶
性であることがわかる。
本発明において用いられる活性炭の原料は特には限定さ
れない。その原料は、天然有機高分子。
合成有機高分子またはピッチ等が挙げられる。天然有機
高分子にはやしから、しるがし等が挙げられ、合成有機
高分子にはポリビニルアルコ−/L’、フェノ−/L/
11脂、ポリアクリロニトリμ等のような純合成高分子
の他、繊維・誘導体のような半合成高分子を包含する。
本発明者らの研究によれば。
ポ゛リビニ〃アpコーp系繊維を出発原料とする活性炭
は、イオンの吸脱着可能なレペ〜が極めて高く、且つ電
解質としてヨウ素イオンを含むものを使用することによ
り電圧の平担性が良好となることが確認された。
Ip/Ioが特に小さい活性炭の製法は同一出願人によ
る特願昭61−244719号に記載されている。
本発明において用いられる1活性”とはその比表面積が
大きいことを意味する。一般にBET法による比表面積
が1o ad/f以上である。該比表面積は大きい程電
解質との接触面積が大きくなるため、電池性能は向上す
る。好ましい比表面積は、5ood/9以上、更に好ま
しくは1oood/f以上、特には2000イ/g以上
でおる。
本発明に用いる活性炭は繊維状、粉末状等その形状は任
意であるが、一般には繊維状であることが好ましい。そ
の形状が粉末である場合には各種のバインダー、例えば
フッ素樹脂の水性分散液により結合させ、シート状、フ
ィルム状等の任意の形状に成形して利用できる。また活
性炭が繊維状である場合は、フェ/l/ト状、布状、紙
状等の任意の形状であってもよい。これらは、公知の任
意の処理、例えばアlレミニウム、チタンなどのネット
や蒸着膜による集電体を付与して電池の正極として用い
られる。
本発明においてヨウ素イオンを与える電解質は特に限定
されないが、例えば金属ヨウ化物あるいは少数の非金属
ヨウ化物が挙げられる。具体的にはLiI 、 RbI
 、 KL 、 MnIt、 Mgh等の金属ヨウ化物
及びCHsI 、 C11sCH2CHtI等低級74
/:IP/L’ノー?’7化物を挙げることができるが
、非水系極性溶媒に対する溶解度の高いことを考慮すれ
ばLiIを用いるのがよい。使用するヨウ素イオンを含
む電解質の濃度は特に限定はされないが0.1M//以
上更に好ましくは0.5 M / /以上、特に好まし
くはIM//以上の濃度で用いるのがよい。
本発明で用いられる電解質としては上記の電解質の他に
電池の電解質として一般的に用いられるものを加えても
よい。ここで補助的に用いられる電解質としては例えば
金属の陽イオン、4級アンモニウムイオン、カルボニウ
ムカチオン、オギソニウムカチオン及びピリジニウムカ
チオン等の陽イオンと陰イオンの塩を挙げることができ
る。ここで用いられる陰イオンとしてはO1!0a−1
BF4−1SbFs−1S bcI!@−1A5F喀−
1PF@−1HF鵞−1・・・・・・等はLiClO4
、LiB′F4、LiAsFi、NaBF4、NaCl
0J3uaN・Cl Oa、KB F4、(Csns)
s C)(F4、NH4HF! 等を挙げることができ
るがこれらに限定されるものではない。
本発明で用いられる電解液としての有機溶媒は有機非水
溶媒であり、非プロトン性でかつ高誘電率のものが好ま
しい。具体例としてはプロピレンカーボネート、r−ブ
チロラクトン、ジメチpス〃フオキシド、ジメチルフォ
ルムアミド、アセトニトリ〜、エチレンカーボネート、
テトラヒドロフラン、ジメトキンエタン、ジクロロエタ
ン等ヲ挙げることができるがこれらに限定されるもので
はない。これらの有機溶媒は一種又は二種以上の混合溶
媒として用いてもよい。
本発明で補助的に用いられる電解質の濃度は用いる負極
又は正極の種類、電解質の種類及び有機溶媒の種類等に
よって異なるので一種に規定することはできないが通常
は0.001〜10七ル/lの範囲である。
電解質あるいは溶媒中に存在する酸素や水分が電池の性
能を低下させる場合がちるため常法に従い、あらかじめ
十分に精製しておくことが望ましい。
本発明の電池はヨウ素イオン(I−)を含む電解質を溶
解した有機溶媒に、負極として金属電極、正極として主
として非晶性構造よりなる活性炭繊維を用いた事を特徴
とする充電可能な電池(二次電池)である。また、本発
明の電池は、組み立て直後でも電池性能があり、−次電
池としても有用であるという特長を有する。
本発明の負極として用いられる金属は特に限定されない
が、アルカリ金属、アルカリ土類金属、周期律表第3族
および第4族の金属等が好ましく、例えば、Ll、Na
s Ks Rbs Css Be、 Mg、 Oas 
8rsBa%8c%Y% Las Ti%Zrq A1
% Pb%Bib Hg%Ni等を用いることができる
。あるいは上記の金属の合金、例えばLi−Mg合金、
Li −AI−Mg合金、Li−Hg合金、Li−Al
合金、Li−Pb合金等が挙げられる。
また炭素繊維や活性炭素繊維、ポリアセチレン、ポリフ
ェニレン等の導電性高分子に上記金属を担持させたもの
を用いることもできる。
上記の金属、および合金の中でも高電圧および電池の軽
量化のうえで特にリチウム系の金属を用いるのがよい。
リチウム系の金属を含むものとしては金属リチウムの他
に金属リチウムを含む合金あるいは表面に金属リチウム
を担持させた材料を例示することができる。
本発明において、必要ならば例えばポリエチレン、ポリ
プロピレン、テフロン等の合成樹脂製の多孔質膜や天然
繊維を両極の間の隔膜として使用してもよい。また電池
は密閉式にして外界からの酸素や水分の混入を防止する
のがよい。
以下余白 、〔実施例〕 以下実施例により本発明をより具体的に説明する。
合成例1 〔ポリビニルアルコール系繊維を出発原料とした、主と
して非晶性構造よりなる活性炭素繊維の合成〕 出発原料として平均重合度1700のPVA (ポリビ
ニルアルコール)水溶液より湿式紡糸法によp紡糸した
PVA @維(デニール1800d、フイ’:)’ント
数100Of、強度10.51/d 、伸度7%)から
得た織布を用いた。次に脱水・炭化剤として(NH4)
zsOiと(NH4)zHPOaの各50fを1000
jJの水、、、、工し、3゜水溶ッを6hア、2゜中、
1布を5分間浸漬し、その後マングルで絞液し、105
℃で3分間乾燥させた。脱水剤の付着率は重量法で10
%であった。この脱水剤の付着した織布を210℃で3
0分間加熱する際に織布の1α幅当950Iの低張力を
かけることによシ繊維の収縮率を制御し40%とし喪。
さらに炭化条件である330℃XIO分間とその後40
0℃X20分間の2段階で加熱する際にも織布の1cI
1幅当#)30fの低張力をかけて繊維の収縮率を出発
PVA繊維から見て60%とした。なおその時の重量減
少率は55%であった。以上の様に脱水・炭化を行った
黒色の次素質繊維よりなる織布を燃焼ガス中で950℃
1時間30分賦活を行うことによシ活性次素繊維シート
を得た。拠ガスによるBIT法の比表面積は2300 
tri/fであった。この活性炭素繊維のX線回折強度
曲線を理学電機■製回転対陰極型X線回折装置Type
 RAD  rAを用いて測定した。測定条件は40 
kV 100 mA、CuKa線(λ= 1.5418
人)、スリット1/2°、0.15m、走査速度1ン1
nin 、フルスケール800 cpsにおいて透過法
で測定した。このようにして求めたグラフを第2図に示
した。2θが25″付近に存在する筈の(002)面に
基づくピークがほとんど消失しておシ、主として非晶性
構造よシなる炭素繊維が生成していることがわかった(
 Ip/Io −0,07)。固体高分解能NMRを使
用しMASGATE法によシ内部の微細構造の測定を行
った。
データーポイントは8に、サンプリングポイント1.5
 K 、スキャン数10000回、の条件で測定を行っ
たこの結果を第3図に示した。140P付近にピークを
有する曲線が得られた事からグラファイト的六員環骨格
を中心とする構造である事が確認された。表面反射赤外
の結果を第4図に示したがC−Hの吸収はまったく観察
されずほぼ完全に炭素化している亭が確認された。また
賦活条件を変化させることによF) Ip/Ioが0.
42〜0.07まで数種の試料を合成した(表1)。”
p/Ioを小さくする九めには、賦活時間を長時間とす
ることが必要だった。
合成例2 〔フェノール系繊維を出発原料とした主として非晶性構
造よりなる活性炭素繊維の合成〕繊維化し九フェノール
樹脂からなる織物を作シこれを次素質とした後にスチー
ム中1000℃の条件で1時間賦活を行った。得られた
活性R素繊維の、比表面積は2300 d/fであって
Ip/Ioが0.37の活性炭素繊維を得た。この時の
収率は14%であつた。さらにこれをスチーム900℃
の条件で1時間50分賦活を行った。得られた活性炭素
繊維の■p/Ioは0,20であった。この時の収率は
3%であった。
合成例3 〔主として非晶性構造よりなる活性炭粉末の作製〕 合成例1(合成実験番号])で得られた主として非晶性
構造よりなる活性炭素繊維をボールミルで24時間粉砕
し主として非晶性構造よシなる粉末状活性炭を得た。粒
度分布は350メツシユ下が99.6%であった。
実施例】 〔正極に主として非晶性構造よシなる活性炭素繊維、負
極に金属リチウム、電解質にヨウ化リチウムを用いた二
次電池〕 合成例1で得られたポリビニルアルコール系活性炭素繊
維シート(Ip/Io = 0.07.2300イ/f
 )を正極に用い、負極側に金属リチウムを用いた二次
電池をアルゴン雰囲気下で作製した。炭素繊維と金属リ
チウムは厚さ0.5m+のガラヌ繊維フィルタを介して
両極に設置され次。電解液にはプロピレンカーボネート
にヨウ化リチウムを1モル/lの濃度で溶解させたもの
を用いた。集電用の′IIt極として正負極とも白金メ
ツシュを用いた。用いた活性炭素繊維シートの大きさは
1αX 1 cmであって重量は約6即であった。
この二次電池の定電流充放電特性を測定したつ二次電池
セル組み立て直後のVoc (開放端電圧)は3、OV
であった。電流密度を活性炭素繊維に対し0.0677
 A/f!として2時間充電を行った後(活性度素繊維
がすべて炭素原子からなると仮定すると、2時間充電あ
るいは放電を行うことによシ炭素原子に対し6モル%に
相当するイオンの吸脱着が発生する)、セル電圧2vま
で放電を行った。
繰り返し充放[3回目から充放電曲線が安定した。第5
図に3回目の充放電曲線を示した。充放電に対するサイ
クル安定性も良好であった。
以下余白 比較例1 〔電解質に過塩素酸リチウムを用いた二次電池〕電解質
として過塩素酸リチウムを用いた(1M/lの濃度)以
外は実施例1と同様にして二次電池セルを作製し実施例
1と同様にして充放電特性を測定したその結果を第5図
に示した。
実施例2 電解液としてヨウ化リチウムを0.5M/lの濃度で溶
解しかつ過塩素酸リチウムを0.5M/lの濃度で溶解
したものを用いた以外は実施例1と同様にして二次電池
セルを作製し実施例】と同様にして充放電特性を測定し
たその結果を第6図に示した。
実施例3 合成例2で得られた活性炭素繊維を用い実施例1とまっ
たく同様にして二次電池セルを作測し同様に測定を行っ
た。この結果は実施例1とまったく同様であった。
実施例4 合成例3で得られた活性炭粉末に10wt%のテフロン
結着剤を加え170℃の温度で圧縮しペレット状に成形
した(直径1 cm )。これを用い実施例1とまった
く同様にして二次電池セルを作製し測定を行った。結果
は実施例1の場合とまったく同一であった。
電解液中にヨウ素イオン(I−)を含ませることにより
開放端電圧3.8v以上のいわゆる高電圧部分を消失さ
せることができた。また高電圧部分が消失することによ
シ相対的に電圧が平坦化するという効果もあった。
〔発明の効果〕
本発明の二次電池は小型・軽量・薄型化が容易であり、
またエネルギー密度が高いために電力貯蔵用の二次電池
として工業的に非常に重要である。
また本発明の二次電池のサイクル安定性および電荷効率
は、イオンの吸脱着率が炭素原子あた91モル%の場合
は97〜100%という極めて高い効率において少なく
とも200回以上のサイクル充放電が可能である。さら
にイオンの吸脱着率を6モル%まで上げた場合でも95
〜99%の効率において少なくとも200回以上のサイ
クル充放電が可能である。さらにイオンの吸脱着率を1
2モル%まで上げた場合でも電荷効率90〜80%にお
いて少なくとも100回以上のサイクル充放電が可能で
ある。このように本発明の二次電池の大きな特徴は高い
イオンの吸脱着率における高い電荷効率とサイクル安定
性が良好なことである。さらに本発明の電池は開放端電
圧を3.8v以下におさえることができるため溶媒の電
気分解の問題が解消された。さらに本発明の二次電池は
出力密度がlθ〜20KWAと鉛二次電池(]、 2 
hWlkQ )の約10〜20倍と極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明において好適に用いられる活性
炭の構造を確認するための図であシ、第1図はアクリル
系活性度素繊維のX線回折強度曲線、第2図は主として
非晶性構造よシなる活性度素繊維のX線回折強度曲線。 第3図は主として非晶性構造よりなる活性炭素繊維の固
体高分解能NMRスペクトル、第4図は表面反射赤外ス
ペクトルを示す。第5図および第6図は本発明の実施例
および比較例の充放電曲線を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電解質を溶解した有機溶媒溶液に、主として非晶
    性構造よりなる活性炭正極、及び金属負極を浸漬してな
    る電池において、電解質としてヨウ素イオン(I^−)
    を含むものを使用することを特徴とする充放電可能な電
    池。
  2. (2)電解質がヨウ化リチウムであり、金属がリチウム
    系の金属である特許請求の範囲第1項記載の電池。
  3. (3)活性炭の形態が繊維状である特許請求の範囲第1
    項又は第2項記載の電池。
  4. (4)活性炭のX線回折強度曲線の(002)面の回折
    ピークにおける黒鉛的結晶性構造パラメーター(Ip/
    Io)が0.5以下である特許請求の範囲第1〜3項記
    載の電池。
  5. (5)活性炭のX線回折強度曲線の(002)面の回折
    ピークにおける黒鉛的結晶性構造パラメーター(Ip/
    Io)が0.35以下である特許請求の範囲第4項記載
    の電池。
JP61312576A 1986-12-25 1986-12-25 充放電可能な電池 Pending JPS63164177A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61312576A JPS63164177A (ja) 1986-12-25 1986-12-25 充放電可能な電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61312576A JPS63164177A (ja) 1986-12-25 1986-12-25 充放電可能な電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63164177A true JPS63164177A (ja) 1988-07-07

Family

ID=18030871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61312576A Pending JPS63164177A (ja) 1986-12-25 1986-12-25 充放電可能な電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63164177A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992016026A1 (en) * 1991-03-02 1992-09-17 Sony Corporation Negative electrode material, manufacturing thereof, and nonaqueous electrolyte battery made therefrom
KR100264400B1 (ko) * 1996-06-28 2000-08-16 고다마 순이치로, 아마노 히로시 2차전지용탄소질전극재료및그제조방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992016026A1 (en) * 1991-03-02 1992-09-17 Sony Corporation Negative electrode material, manufacturing thereof, and nonaqueous electrolyte battery made therefrom
US5294498A (en) * 1991-03-02 1994-03-15 Sony Corporation Anode material, method for producing it and non-aqueous electrolyte cell employing such anode materials
KR100264400B1 (ko) * 1996-06-28 2000-08-16 고다마 순이치로, 아마노 히로시 2차전지용탄소질전극재료및그제조방법
US6303249B1 (en) 1996-06-28 2001-10-16 Kureha Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Carbonaceous electrode material for secondary battery and process for production thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Yang et al. Graphitic carbon balanced between high plateau capacity and high rate capability for lithium ion capacitors
US5587255A (en) Carbonaceous electrode material for secondary battery
JP3565994B2 (ja) 非水溶媒系二次電池の電極用炭素質材料およびその製造方法、並びに非水溶媒系二次電池
US5919589A (en) Rechargeable battery
CN110875473B (zh) 正极活性材料、其制备方法及钠离子电池
JP3509050B2 (ja) リチウム二次電池及びその製造方法
KR20110118790A (ko) 리튬 이온 2차 전지용 탄소 재료
CN110506027B (zh) 用于铝二次电池的石墨碳基阴极及制造方法
Sun et al. Porous Co3O4 column as a high-performance Lithium anode material
Zheng et al. Binder-free S@ Ti3C2T x sandwich structure film as a high-capacity cathode for a stable aluminum-sulfur battery
CN111883368B (zh) 松子壳衍生碳材料/三嗪聚合物衍生碳材料及其制备方法和应用、双碳钠离子混合电容器
KR102522173B1 (ko) 나트륨이차전지용 질소-도핑된 탄소가 코팅된 음극 활물질 및 그 제조방법
CN115275189A (zh) 一种氮掺杂稻壳基硬碳负极材料及其制备方法与应用
JP4354723B2 (ja) 黒鉛質粒子の製造方法
JP2502986B2 (ja) 活性炭
CN113571682A (zh) 一种铋/碳复合材料及其制备方法与应用
JPS63168973A (ja) 電池
JPS63164177A (ja) 充放電可能な電池
JP2019036505A (ja) リチウム硫黄電池用負極およびリチウム硫黄電池
JPH11144759A (ja) 二次電源
Wang et al. All carbon electrodes derived from semi-coke for electrochemical energy storage devices
JPH11322322A (ja) 炭素質物質及びその製造方法並びにそれを用いた電気二重層キャパシター
JPH0711963B2 (ja) 流通型電解槽用炭素系電極材
JP7472700B2 (ja) 電極活物質、蓄電デバイス及び電極活物質の製造方法
JP7472926B2 (ja) 電極、蓄電デバイス、電極の製造方法