JPS63159833A - ストロボ発光制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、紋り兼用シャッタを用いたカメラにおける、
ストロボ発光制御方式に間する。

〈従来の技術〉 時折、暗黒ではないが、手振れ限界（１／３０秒）を超
えるような暗い周囲光で、この周囲光に対しても適正露
出あるいはそれに近い露出となり、かつ主目標となる被
写体に対してはフラッシュ（ストロボ）撮影を行いたい
場合がある。いわゆるＦＭモードでの日中撮影である。

この場合、従来では第５図に示すように、シャッタ羽根
の開口情報、すなわちＦ値（紋り値）情報を順次読み込
んで行き、このＦ値がストロボ装置のガイドナンバーか
ら算出した主目標となる被写体に適合するＦ値（例えば
Ｆ２）と合致した時に、ストロボ発光を行い、そして周
囲光に対しては更に適正露出となるまで露出を続行する
ようになっている。

〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、主目標となる被写体が移動しているものである
場合、例えば走行中の自動車であると、従来では第６図
に示すように、自動車の前面（進行方向）に陰となる部
分が出来た。すなわち、ストロボ発光の時点ｔｓで、自
動車は瞬時に適正露出となり鮮明に写し出される（実線
）が、時点ｔＳ以降も可成の時間露出が続くことになる
から、周囲光が暗いとは云え、時間ｔｓ−ｔａ（ｔ＋〜
ｔｓ間は便宜上無視する）ではある程度の露出量となり
、この露出により進行している自動車は時々刻々写し出
される。そして、これらｔｓ〜ｔ。

の画像（一点鎖線図示）は、　ｔｓ時点でのストロボ光
によるものに較べ薄いから、ストロボ光による実線図示
に対し陰となる。

このように、自動車の進行方向前方に陰が出来ると、人
々に違和感を与える。すなわち、後退しているような印
象を与える欠点があった。

く問題点を解決するための手段〉 そこで、第１図に示すように、時点ｔ３から始まるシャ
ッタ羽根の閉成動作中、主目標となる被写体に適合する
Ｆ値（例えばＦ２）となる時点ｔＳでストロボ発光させ
るようにしたものである。

〈作　用〉 走行中の自動車は、シャッタ羽根が閉成中紋り値がＦ２
となる時点ｔｓでのストロボ発光により、その時点で鮮
明に写し出され（第２図参照）、それ以前のｔ、〜ｉｓ
間の露出は薄い画像（一点鎖線図示）として自動車の後
方に現れ、この部分が陰となるから、人々には進行して
いる印象をより強く与え、何ら違和感がない。

〈実　施　例〉 以下本発明の一実施例について図面を参照して説明する
が、現在一般的に用いられているように、紋り兼用のシ
ャッタ羽根には羽根の周辺にスリットが設けられていて
、所定位置に設置されたセンサー、例えばホトインタラ
プタにより、開口くＦ値）情報が読み取れるようになっ
ているものとする。

今、第３図に示す構成図において、ＦＭモードでのフラ
ッシュ撮影に際し、シャツタレリーズでスイッチＳＷ１
をオンすると、手掘れ限界を考慮した打切秒時回路１が
作動し、第４図Ｂのようなステップパルスを出力し、ト
ランジスタＴ、をオンさせ、シャッタ羽根を駆動するモ
ーターＭが作動し、シャッタ羽根が開放動作を開始する
。

シャッタ羽根の開放に伴って、Ｆ値情報はホトインタラ
プタ２を含む羽根モニター回路３で検出され、この出力
（第４図Ａ参照）からは紋り値Ｆ１％Ｆ２、・・・・・
・に対応したパルスが発生し、Ｆ値を検出する毎にアン
ド回路４に°′ｌ′′が人力される。一方、シャッタ羽
根の開放中は打切秒時回路１からの出力も”１”である
から、インバータ５を経てアント回路４へは２゛０”が
入力され、アンド回路４はパ０”出力で、　ｌ５Ｏ（フ
ィルム感度）、ＡＦ（自動焦点）により所定数がセット
されたカウンターδは作動しない。

しかし、打切秒時が終了し、打切秒時回路ｌの出力が”
０”となると、トランジスタＴ、がオフとなり、モータ
ーＭが停止し、メカ遅れ（１秒）があって、シャッタ羽
根が開成動作を開始する。

このため、開放時とは逆に、羽根モニター回路３からの
出力は、Ｆ４、Ｆ８、・・・・・・となり（閉成動作の
傾斜が大きいからパルス巾の狭い波形となり）、カウン
ター５へ人力される。一方この時は打切秒時、回路ｌの
出力が＋ｌ　□　ＩＴで、インバータ５の出力が”１パ
となっているから、閉成動作時のパルス列がそのままカ
ウンター６へ入力され、予めセットされたパルス数、例
えば３個で紋り値がＦ２となった所（出力Ｃの発生）で
、発光回路７が動作し、図示しないストロボ発光が行わ
れる。

それ故、主目標の被写体が走行中の自動車である場合、
既に説明した第２図に示すように、時間ｔ、〜ｔｓまで
は一点鎖線図示の如く薄く写し出され、時点ｔｓのスト
ロボ光で実線図示のように鮮明に写される（時間ｔｓ−
ｔ、の露出量は少ないので便宜上無視して説明した）か
ら、見た目には後方に陰をひいた写真となる。

〈発明の効果〉 このように、シャッタ羽根の閉成途中でストロボを発光
させるようにしたから、移動している被写体の後方側に
陰が出来るようになり、人々に違和感を与えることがな
く、むしろスピード感を与えて画面を引き立たせる効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を説明する波形図、第２図は
移動体に対する画像説明図、第３図こよ同実施例を達成
するためのブロック構成図、第４図は各部の出力波形図
及び対応する開口波形図であり、第５．６図はそれぞれ
第１．２図に対応する従来例である。 １・・・・・・打切秒時回路、３・・・・・・羽根モニ
ター回路、６・・・・・・カウンター、７・・・・・・
発光回路、Ｍ・・・・・・モーター。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 紋り兼用シャッタ羽根を有するレンズシャッタにおいて
   、シャッタ羽根の閉成中、ガイドナンバーから算出した
   被写体距離に適合する紋り値となった時に、ストロボ発
   光を行わせるようにしたことを特徴とするストロボ発光
   制御方式。