JPS6290397A - 導電紙または導電シ−ト - Google Patents
導電紙または導電シ−トInfo
- Publication number
- JPS6290397A JPS6290397A JP22686585A JP22686585A JPS6290397A JP S6290397 A JPS6290397 A JP S6290397A JP 22686585 A JP22686585 A JP 22686585A JP 22686585 A JP22686585 A JP 22686585A JP S6290397 A JPS6290397 A JP S6290397A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductive
- paper
- sheet
- conductive paper
- electron
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は紙またはシートを電荷移動錯体で処理してなる
導電紙または導電シートに関するものであり、これらの
導電紙または導電シー日±帯電防止を必要とされる分野
において使用される。帯電防止を必要とされる分野とし
ては例えば静電記録用あるいは電子写真用等の情報記録
用紙またはシートがあげられる。
導電紙または導電シートに関するものであり、これらの
導電紙または導電シー日±帯電防止を必要とされる分野
において使用される。帯電防止を必要とされる分野とし
ては例えば静電記録用あるいは電子写真用等の情報記録
用紙またはシートがあげられる。
（従来の技術）
紙またはシートの導電処理剤として従来主と（て用いら
れているものに第４級アンモニウム塩型ポリマーに代表
されるカチオン性ポリマーが挙げられる。これらの導電
処理剤は紙またはシートに塗布または含浸して用いられ
るが４、その導電機構はイオン電導であった。
れているものに第４級アンモニウム塩型ポリマーに代表
されるカチオン性ポリマーが挙げられる。これらの導電
処理剤は紙またはシートに塗布または含浸して用いられ
るが４、その導電機構はイオン電導であった。
（発明が解決しようとする問題点）
紙またはシートにおける導電機構が前記のようにイオン
電導である場合には実際の使用場面において、その環境
条件、特に湿度に影響されることが多く、低湿度条件下
では必要な導電性が得にくいという欠点牽有していた。
電導である場合には実際の使用場面において、その環境
条件、特に湿度に影響されることが多く、低湿度条件下
では必要な導電性が得にくいという欠点牽有していた。
（問題点を解決するための手段）
そこで本発明者は広範囲の湿度条件でも安定した導電性
を声す、る導電紙または導電シートを提供する二件を目
的として鋭意検討した結果、前煕目的を達成する導電紙
または導電シートを見い出した。
を声す、る導電紙または導電シートを提供する二件を目
的として鋭意検討した結果、前煕目的を達成する導電紙
または導電シートを見い出した。
すなわち本発明は紙またはシートを７．７，８．８−テ
トラシアノキノジメタン（以下ＴＣＮＱと略す）を電子
受容体とする電荷移動錯体で処理した導電紙または導電
シートである。
トラシアノキノジメタン（以下ＴＣＮＱと略す）を電子
受容体とする電荷移動錯体で処理した導電紙または導電
シートである。
ここに電荷移動錯体の電子供与体としては電子供与性の
有機化合物や金属のイオン等があげられる。電子供与性
の有機化合物としては、例えば、Ｎ−メチルピリジン、
Ｎ−エチルキノリン、２゜２−ビピリジン等の比較的低
分子の化合物からポリマー主鎖に４級アンモニウム基を
含むようなカチオン性ポリマーまで種々のものが利用で
きる。
有機化合物や金属のイオン等があげられる。電子供与性
の有機化合物としては、例えば、Ｎ−メチルピリジン、
Ｎ−エチルキノリン、２゜２−ビピリジン等の比較的低
分子の化合物からポリマー主鎖に４級アンモニウム基を
含むようなカチオン性ポリマーまで種々のものが利用で
きる。
また電子供与性の金属のイオンとしては、リチウム（Ｌ
ｉ）、カリウム（Ｋ）、ナトリウム（Ｎａ）、銅（Ｃｕ
）等の金属のイオンがあげられる。
ｉ）、カリウム（Ｋ）、ナトリウム（Ｎａ）、銅（Ｃｕ
）等の金属のイオンがあげられる。
紙またはシートを電荷移動錯体で処理する方法としては
塗布、含浸あるいは蒸着等の方法を用いることができる
。
塗布、含浸あるいは蒸着等の方法を用いることができる
。
（作 用）
ＴＣＮＱを電子受容体とする電荷移動錯体で処理するこ
とにより紙またはシートに電子導電性を付与することが
でき、このような導電機構になることにより、湿度の影
響を極端に少なくでき、例えば相対湿度１０％から９０
％まで安定した導電性を得ることができる。
とにより紙またはシートに電子導電性を付与することが
でき、このような導電機構になることにより、湿度の影
響を極端に少なくでき、例えば相対湿度１０％から９０
％まで安定した導電性を得ることができる。
次に実施例及び比較例により本発明を更に詳細に説明す
るが、本発明はこれらにより制限をうけるものではない
。なお実施例及び比較例中、部とは重量部を示す。
るが、本発明はこれらにより制限をうけるものではない
。なお実施例及び比較例中、部とは重量部を示す。
（実施例１）
クレー１００部、デンプン５０部に水３５０部を加えて
分散液を作った。この分散液にＬ；・ＴＣＮＱ錯体１５
部を加えて均一に分散し塗工液を調製した。この塗工液
を上質紙（表面固有抵抗１０１２Ω）に３ｇ／ｍ２とな
るように塗工し、熱風乾燥機中、１０５℃で５分間乾燥
することによって導電紙を得た。この導電紙は第１図に
示すように広範囲の湿度条件において表面固有抵抗値の
変化は少なく安定した導電性を示した。
分散液を作った。この分散液にＬ；・ＴＣＮＱ錯体１５
部を加えて均一に分散し塗工液を調製した。この塗工液
を上質紙（表面固有抵抗１０１２Ω）に３ｇ／ｍ２とな
るように塗工し、熱風乾燥機中、１０５℃で５分間乾燥
することによって導電紙を得た。この導電紙は第１図に
示すように広範囲の湿度条件において表面固有抵抗値の
変化は少なく安定した導電性を示した。
（実施例２）
Ｌ１ＴＣＮＱ錯体のかわりにＮ−メチルピリジニウム・
（ＴＣＮＱ）２錯体４５部を用いる他は実施例１と同様
にして導電紙を得た。この導電紙は第１図に示すように
広範囲の湿度条件において良好な導電性を示した。
（ＴＣＮＱ）２錯体４５部を用いる他は実施例１と同様
にして導電紙を得た。この導電紙は第１図に示すように
広範囲の湿度条件において良好な導電性を示した。
（実施例３）
カチオン性ポリマー（商品名ニレコンドＰＱ−５０Ｂ：
綜研化学株式会社製）１００部にＴＣＮＱ１００部を混
合し、ポリエステルフィルム（表面固有抵抗１０１６Ω
）に１ｇ７ｍ２となるように塗布した。このフィルムを
乾燥することにより導電フイ ゛ルムを得た。このフィ
ルムは第１図に示すように広範囲の湿度条件において良
好な導電性を示した。
綜研化学株式会社製）１００部にＴＣＮＱ１００部を混
合し、ポリエステルフィルム（表面固有抵抗１０１６Ω
）に１ｇ７ｍ２となるように塗布した。このフィルムを
乾燥することにより導電フイ ゛ルムを得た。このフィ
ルムは第１図に示すように広範囲の湿度条件において良
好な導電性を示した。
（比較例１）
クレー１００部、デンプン５０部に水３５０部を加えて
分散液を作った。この分散液に市販のカチオン性ポリマ
ー５０部を加えて塗工液を作った。
分散液を作った。この分散液に市販のカチオン性ポリマ
ー５０部を加えて塗工液を作った。
以降実施例１と全く同様にして導電紙を得た。この導電
紙は第１図に示すように低い湿度条件においては十分な
導電性が得られなかった。
紙は第１図に示すように低い湿度条件においては十分な
導電性が得られなかった。
（発明の効果）
本発明による導電紙または導電フィルムは、その導電性
が、湿度による影響をほとんど受けず、例えば静電記録
紙として用いた場合、冬季の乾燥条件でも鮮明な画像を
得ることがで外る。
が、湿度による影響をほとんど受けず、例えば静電記録
紙として用いた場合、冬季の乾燥条件でも鮮明な画像を
得ることがで外る。
第１図は、本発明の導電紙または導電フィルム及び従米
の導電紙の相対湿度と表面固有抵抗値との関係を示す図
である。
の導電紙の相対湿度と表面固有抵抗値との関係を示す図
である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、紙またはシートを電荷移動錯体で処理してなる導電
紙または導電シートにおいて電荷移動錯体の電子受容体
が７，７，８，８−テトラシアノキノジメタンであり、
電子供与体が電子供与性の有機化合物または金属イオン
であることを特徴とする導電紙または導電シート。 ２、電子供与性の有機化合物がカチオン性ポリマーであ
る特許請求の範囲第１項記載の導電紙または導電シート
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22686585A JPS6290397A (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | 導電紙または導電シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22686585A JPS6290397A (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | 導電紙または導電シ−ト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6290397A true JPS6290397A (ja) | 1987-04-24 |
Family
ID=16851782
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22686585A Pending JPS6290397A (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | 導電紙または導電シ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6290397A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004523670A (ja) * | 2001-03-05 | 2004-08-05 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | 電導性パラ−アラミドパルプ |
| JP2007190848A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Ricoh Printing Systems Ltd | インクジェット記録装置 |
| WO2011052496A1 (ja) | 2009-10-27 | 2011-05-05 | 東洋製罐株式会社 | 消泡方法およびその装置 |
-
1985
- 1985-10-14 JP JP22686585A patent/JPS6290397A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004523670A (ja) * | 2001-03-05 | 2004-08-05 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | 電導性パラ−アラミドパルプ |
| JP2007190848A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Ricoh Printing Systems Ltd | インクジェット記録装置 |
| WO2011052496A1 (ja) | 2009-10-27 | 2011-05-05 | 東洋製罐株式会社 | 消泡方法およびその装置 |
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