JPS6287160A - 直接加熱殺菌方法 - Google Patents

直接加熱殺菌方法

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JPS6287160A
JPS6287160A JP60228407A JP22840785A JPS6287160A JP S6287160 A JPS6287160 A JP S6287160A JP 60228407 A JP60228407 A JP 60228407A JP 22840785 A JP22840785 A JP 22840785A JP S6287160 A JPS6287160 A JP S6287160A
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sterilization
value
temperature
liquid
sterilization temperature
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JP60228407A
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和夫 高木
石橋 章史
渡辺 博隆
英夫 設楽
宮島 伸一郎
勝 吉田
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Morinaga Milk Industry Co Ltd
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Morinaga Milk Industry Co Ltd
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  • Dairy Products (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は、食品等の液体の直接加熱殺菌方法に関するも
のであり、詳しくは、殺菌条件を一定に制御することに
ついて新規な手段を採用した連続式の直接加熱殺菌方法
に関する。
〔技術の背景及び従来技術〕
従来から、豆乳、乳飲料及び乳製品等の液体食品の連続
式の直接加熱殺菌方法としては、第1図に示す如きシス
テムが採用されている。即ち、予備加温された液体食品
がポンプ1で移送され、スチームインジェクションノズ
ル3で直接蒸気が吹き込まれて殺菌温度まで加熱され、
この殺菌温度が温度検出部IIにおいて所定の温度とな
るようにスチームコントロールバルブ4の操作で制御さ
れる。そして、蒸発タンク6で吹き込まれた蒸気の水分
量が除去され、均質機8で処理された後、冷却Vj置1
5で所定の温度まで冷却されて、無菌タンク又は充填セ
クション(図示なし)へと送られるっまた、殺菌温度が
所定の温度未満に低下した場合に、この不完全殺菌液体
は殺菌液体の配管12に設けられた切換弁13によって
切換弁13から分枝された他の配管14へ転換され、(
以下、この作動を「ダイバート」と称する)不完全殺菌
液体の殺菌液体への混入が防止される。
ところで、均質8!8は、その下流の流量を規制する定
量性があって、殺菌装置としての処理流量を定めている
。一方、ポンプlについてみると、ポンプ1は渦巻ポン
プや定量ポンプが用いられるが、渦巻ポンプは定量性が
なく、定量ポンプにあっても処理する液体の粘度が変化
すると、定量ポンプの容積効率が変化し、吐出f1r6
量の変化をもたらす。また同時に液体の粘度の変化はス
チームインジェクションノズル3などの流路抵槙に基づ
く背圧の変化となって容積効率に影響を及ぼし吐出流量
を変動させる。この液体の粘度の変化は、殺菌装置の稼
動開始(スタートアップ)時に、この液体を水から製品
の液体へ切り換える場合及び稼動停止(シャットダウン
)時の逆の切り換えの場合に、特に顕著に起こる。また
、殺菌装置を長時間運転した場合、スチームインジェク
ションノズル3などに焦げ付きによる付着物を生じ、こ
の付着物の発生はポンプ1に背圧の増加となって作用し
、同時にスチームコントロールバルブ4はその開度を大
きくしその吹き込み圧力を上げるため、この圧力の変化
がポンプlへの背圧の変化となって吐出流量を変化させ
ることになる。このような吐出流量の変化は蒸発タンク
6の液レベルを変動させることになる。そこで、液レベ
ルコントローラー2.10の制御により液レベルの増加
はポンプの吐出流量を減少させ、逆の場合には増加させ
るように、ポンプの吐出流量をコントロールする。
即ち、液レベルが変化した場合には、液レベルコントロ
ーラー10及び流fl制裡装置2の作動によって液レベ
ルが一定に安定するまで、ポンプlの吐出流量の増加及
び減少が繰り返されることになるう 以上の如く、連続式の直接加熱殺菌方法において、殺菌
されるべき液体は、ポンプ1の吐出流量の変動により殺
菌温度保持部5での流速が変動することになる。即ち、
殺菌時間の変動が生じるのである。
ところが、一般に細菌の熱死滅効果は、殺菌温度と殺菌
時間の相乗作用によって決定され、前記した従来法の如
く殺菌温度を一定に制御する方法では、殺菌時間の減少
のために熱死滅効果は変動し、熱死滅効果を一定に維持
することは困難である。従って、IE菌の熱死滅効果の
制御において、従来のような殺菌温度のみの制御では非
常に危険であり、例えば殺菌温度は維持されているにも
かかわらず、殺菌温度像°持部の流量が増加して、殺菌
時間が短くなり、実際には殺菌が不完全となり製品とな
らない場合も生じる。
また、流量の変動に起因して殺菌塩度が変動するときに
、殺菌温度を検出しその値を制御対象として一定の目標
値に制御する場合、その制御は、■#IWkの変動■設
定値から変動した殺菌温度の検出■スチームコントロー
ルパルプの作動■設定値に向って変動した殺菌温度の検
出■スチームコントロールバルブの逆作動、の順序で行
なわれるが、温度計には時定数と呼ばれる応答速度があ
り、瞬時応答ではないため制御に遅れが生じ、殺菌温度
は応答時間に応じた大きさで目標値を上下して振れるこ
とになる。そして、このように殺Wff1度の振れに応
じたスチームコントロールバルブの開度の変動は、吹き
込まれる蒸気圧力の変動となって殺菌されるべき液体の
移送ポンプに対する背圧の変動となるためその吐出量の
変化となり、殺菌温度及び流量の安定化を妨げることに
なる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従り寸、細菌の熱死滅効果の制御において殺菌温度のみ
を一定値に制御する従来方法では次の如き8題点がある
(a)殺菌時間が制御の要素に含まれていないため、I
Il閑の熱死滅効果が一定であるか否かについて正確に
把握できない。それ故、tIE菌の熱死滅効果が満足さ
れ得ない場合が発生する可能性がある。
(b)殺菌温度の振れが一般には1〜3°Cと大きいた
め、殺菌温度の設定値を高めに設定する傾向となり、殺
菌されるべき液体が過加熱を受け、物性、組織及び構造
などへの悪影響となり品質低下の原因となる。
(C)殺菌温度の振れが大きいために、ダイバートする
場合が多く、殺菌装置の定置洗浄及び殺菌装置の殺菌な
どからやり直しとなり、作業時間の大喝な遅れとなる。
本発明は、連続式の直接加熱殺菌方法における殺菌液体
の細菌の熱死滅効果の制御に関し、新規な制御手段を採
用することによって、殺菌温度のみに依存した従来方法
に不可避的に伴う上記(a)〜(e)の間迄点を解決す
るものである。
発明の構成 〔8届点を解決するだめの手段〕 本発明は、連続式の直接加熱殺菌方法において、加熱殺
菌処理された液体が一定のltH菌熱死減効果をa持す
るための制御に関し、殺菌温度と殺菌時間の両者の要素
を用いる新規な制御手段を採用したことを特徴とするも
のである。具体的に説明すれば次のとおりである。即ち
、 配管中を流動する殺菌されるべき液体に、スチームコン
トロールパルプを介して、直接蒸気を吹き込んで殺菌温
度まで加熱し、殺菌温度保持部において殺菌時間保持し
た後蒸発タンクにおいて吹き込まれた蒸気の水分量を除
去し、殺菌液体とする連続式の直接用、tA殺菌方法に
おいて、上記殺菌温度及び殺菌時間を連続的に計測し、
該ftff1O値を用いて、計算式: 〔ただしt及びTは上記殺菌時間(秒)及び殺菌温度(
°F)であり、2は上記の殺菌されるべき液体の細菌の
2値(°F)である。〕 によりF値(分)を連続的に算出し、一方上記の殺菌さ
れるべき液体の予め決定された殺菌条件である殺菌時間
11  (秒)及び殺菌温度デ(°F)を用いて上記の
計算&より得られるF。
の値を目標値F′とし、上記スチームコントロールパル
プを操作して殺m温度を調節することにより、上記F値
を一定の上記目標値pj  (分)に制御することを特
徴とする上記直接加熱殺菌方法である。
ところで、一般に菌懸濁液の細菌の熱死滅効果は、次の
ような式によって表現される(中西武雄著、改訂増補牛
乳・乳製品の微生物学、94及び95頁、昭和58年4
月11日発行、地球社)。
ここで、Tは殺菌温度(’F)、tは殺菌温度の保持時
間、即ち殺菌時rwI(秒)であり、2は当該菌懸濁液
の細菌のzm(0p)であり実験値である。即ち、既知
の2値を有する殺菌されるべき液体の線菌の熱死滅効果
は、殺菌温度及び殺菌時間の関数であって、通例殺菌温
度及び殺菌時間によって表わされている殺菌条件は、上
記F値(分)として単一の数値によって特定される。換
言すれば、殺菌温度又は殺菌時間が変動してもF値が一
定の目標値Vに維持されているならば、殺菌液体の熱死
滅効果は一定であることになる。本発明は、かかる従来
の知見を連続式の直接加熱殺菌装置に組み込み、F値を
連続的かつ超高速で算出せしめて殺菌の熱死滅効果を一
定に制御することに利用したものである。次に本発明を
より詳細に説明する。
先ず、本発明をその方法を実施する装置の概要を示した
第2図について説明する。2′は定量ポンプ1′の回転
数制御用インバータであり、差圧伝送器17及びレベル
コントローラー10を介して定量ポンプの吐出量を制御
し、蒸発タンク6の液レベルを一定に維持する。16は
流ft訂であり、計測値は温度検出部11での温度と共
にF。値フントローラ−18に入力される。F値フント
ローラ−18では、アナログ入力された殺菌温度T(°
F)及び流量値より変換された殺菌時間t(秒)を用い
、前記計算式とおりF。値が計算され、予め設定された
一定の目標値F′0(分)との比較がなされ、その差を
ゼロにするように、スチームコントロールバルブ5へ制
御指令が伝達され、蒸気吹き込み量が調節される。その
結果、殺菌温度Tが変動することでF値は目標値に近づ
くことになる。例えば算出されたF値が殺菌条件の下限
値以上の範囲で目標値より低いときは、スチームコント
ロールパルプ4の開度を増し、殺菌温度を上げ、それに
よってF。値を高くすることになる。
目標値F’(分)は予め決定された殺菌条件の設定値で
ある殺菌時間1F  (秒)及び殺菌温度1(°F)を
用いて、F値の上記計算式より得られるF の値である
。またこの殺菌条件の設定値は、殺菌条件の下限値より
余裕をもって高く決められており、この下限値を下まわ
らない限り、細菌の熱死滅効果を満足するが、殺菌条件
の下限値未満に低下すると、切換弁13が作動し、殺菌
処理後の液体は他の配管14へ転換される。
本発明において、殺菌温度はスチームインジェクション
ノズル3で直接蒸気が吹き込まれた後の殺菌温度保持部
5の終端での液体の平均温度であって、温度検出部11
で検出される。また殺菌時間とは、殺菌温度保持部での
液体の平均滞留時間である。またZ値については、細菌
の熱死滅時間(TDT)直線を求めることにより容易に
求めることができる。
次に目標値Vの設だ方法について述べる。先ず製品とさ
れるために必要な最低限の殺菌条件である下限値F”を
次の如く決定する。即ち、予めTDT直線及びZ値を実
験的に求め、殺菌前の菌数より殺菌製品とするために必
要な細菌の死滅率を決定し、下限値pt9が決定される
。次に殺菌製品の物性面などにより、必要な殺菌効果(
F’値)を得るために殺菌温度を高くするか、殺菌時間
を長くするかの決定を行ない、2値およびp 91値よ
り、前記F の式を用いて、殺菌下限条件としての殺菌
温度r n (°F )及び殺菌時間t”(秒)の決定
を行なう。またこのようにして決められた殺菌温度T”
(°F)および殺菌時間tel(秒)で、実用機にて菌
の死滅率を測定い下限値F″Oに等、 しい死滅率とな
っていることを確認する。
以上のように決定された下限値FnOに対し、これを若
干上まわる目標値F′を次の如く定める。
即ち、下限値F”の殺菌温度T”を、それより4〜5°
C高い殺菌温度T′に代えて得られたF の値(F”’
)を求め、このF″′を仮の目標値として設Q    
           O 定し、本発明の方法により殺菌処理を試験的に行なう。
このときのF値がF の上下を周期的に変動するが、前
記の稼動開始(スタートアップ)より定常運転中及び稼
動停止(シャットダウン)までの間のF値を記録させ、
F値の極小値とF”との差を観察し、この差が日常の殺
菌装置の運転に支障のない、すなわちダイバートを繰り
返さない最仙値であるかどうか判断し、差が大きい場合
には、上記の仮のF を4〜さく、また差が小さい場合
には、上記の仮のF を大きくするべく殺菌温度rを決
定し、目標値ビとする。
本発明の方法は、殺菌温度のみを制御する従来方法に比
い制御の応答速度が速く、かつF。値及び殺菌温度の振
れが小さく安定しているが、その理由は次の如く考えら
れる。即ち、従来方法では、前記した■〜■の制御順序
における■設定値かう変動した殺菌温度の検出及び■設
定値に向って変動した殺菌温度の検出の各々の殺菌温度
の検出の応答時間が存在するが、本発明の方法では、上
記■及び■が「変動した殺菌時間tの検出及びF値の算
出」になり、この検出及びtt算速度の方が殺菌温度検
出の応答時間より速くなるためである。F値フントロー
ラーによるF 値の1を律速度は1回当り約0.017
秒程度であり数秒の殺菌時間で100回以上の計算及び
目標値Floとの比較が実行されており十分な速度で判
定できる。
〔作用〕
次に、本発明の方法の作用を次の試験例において従来方
法と対比して説明する。
試験例1 ■本発明の方法について、 第2図に示した殺菌装置を用い豆乳を平均流量1850
L/’)Iで殺菌処理した。F値の目標値ビ。
及び下限値F”を次の如き順序で設定した。
即ち、豆乳の2値は予め求めたTDT直線から、2:1
8 °Fとして、殺菌前の菌数などにより、F =13
を下限値F”とし、殺菌時間を2秒にとれば殺菌温度は
147℃となるため、これより5℃高い殺菌温度152
°C1殺菌時間2秒に相当するF =41を目標値Vと
した。
これにより、殺菌装置の試運転を行ない目標値F′と下
限値p 11の差も良好な設定であると判断した。
以上のようにして、殺菌時間2秒目標値% =41(分
)及び下限値F”=13(分)を選定した。
まだ、制御系の外乱として、スチームコントロールバル
ブ4へのボイラーからの供給圧を7.5に9 / cI
tと8.5Kg/iとの間で変動させることで殺菌温度
の周期的変動を作用させた。
第2図の殺菌装置の各機器の仕様は次のとおりである。
蒸発タンク6 : 260 を容量、 均質機8:王丸機械工業(株)製、 アセブチイック仕様、L8501 / hr 。
液レベルコントローラーlO: 三菱電機(株) MACTUS 620内の008機能
、 温度検出部11:熱電対温度1ff(時定数3秒)、切
換弁13:装出エンジニアリング(株)製、MOアセプ
テイヅクバルブ、 流量計16=横河北WI11機(株)電wt流量針、差
圧伝送器17:横河北辰電機(株) ダイヤフラム式、 F 値コントローラー18= 〇 三菱電機(株) MACTUS 620内の演算覇能お
よび008機能、 ■従来方法について、 第1図に示した殺菌装置を用い、殺菌温度の設定値(目
標値)及び下限値をそれぞれ、152°C及び147℃
に選定し、殺菌温度のみの制御を行なったことの他は、
上記■本発明の方法と同様に実施した。
以上の結果、■について殺菌温度及びF。値のグラフを
それぞれ第3図及び第4図に、■について同様にそれら
を第5図及び第6図に示した。また、それらの値の変動
範囲及び変動幅をまとめると第1表のとおりとなる。
第1表の結果から、本発明の方法は、従来方法に比し゛
、殺菌温度及びFWが非常に安定し、それぞれの変動幅
は従来方法の約%及び約Aとなった。また殺菌温度保持
部での流量の変動も同時に測定したところ本発明の方法
は2000  (72/ hr )±4%であり、従来
方法は2000  (1/ hr )±6%であった。
試験例2 試験例1と同様の装置、機器を使用した。この殺菌処理
中において、蒸発タンクの液レベル設定値を36%から
43%に(液高さで72cmから86aLに)、急激に
増加させ、蒸発タンクの液レベルの現在値を、設定値に
対して相対的に低下させる外乱を作用させると液レベル
は設定値に向かって上昇を始めるとき、このシステムが
いかなる挙動を示すか調べた。
■先ず、本発明の方法によってF値を一定に制御する方
法では、 レベルコントローラー10により定量ポンプ1′の吐出
量が増加し、殺菌時間tが短くなり、F。
値が低下する。また殺菌温度Tも低下を始める。
このときの流量ft16による流量、温度検出部11で
の温度(殺菌温度)、及びF値コントロ〇 一う−18によって算出されたF値の変化を、第7図、
第8図、第9図に示した。第7図から流量は最大的24
501 / hrまで増加しているが、このときの殺菌
温度は第8図の矢印で示した150・0°Cまで低下し
、F値は第9図の矢印で示したF=21(分)まで低下
し、切換弁13は作動しなかった。
■次に、従来方法のように殺菌温度を一定に制御する方
法において、流量、殺菌温度及びF値の変化を、第10
図、第11図、第12図に示した。
第10図において、流量が最大的25001 / hr
まで増加し、このときの殺菌温度は第11図の矢印で示
した147.4°Cまで低下している。またF値は第1
2図の矢印で示したF==10(分)まで低下した。
以上のように、従来の殺菌温度を一定に制御する方法に
比べて本発明の方法では、殺菌温度、Fo値ともに低下
が少なく、下限値F”。 (13分)を下層ることもな
く外乱に対しても安定していることが判る。
以上の試験例1及び2かられかる様に、本発明の方法に
よる制御を用いた場合、F Kmち、細菌の熱死滅効果
の振れを小さくすることができるので、その設定値(目
標値)を上まわる変動による過加熱の影響並びに下まわ
る変動による殺菌不完全の可能性及び切換弁作動の機会
を可及的に小さくすることができることが判かる。
実施例 第2図の殺菌装置において、温度検出部11に測温抵担
体(時定数40秒)を用いた他は、上記試験例と同様の
条件で殺菌処理を行なった。このときの殺菌温度及びF
゛値の変動のグラフをそれぞれ第13図及び第14図に
示したが、それぞれの変動範囲は、151.6〜152
.4  (’C)及び37〜45(分)であった。また
、殺菌処理は、約6時間行なったが、その間1度も切換
弁の作動は起らず、得られた殺菌豆乳を無菌充填し、3
79Cで1週間の保存テストの結果、腐敗・異常臭等の
細菌に起因する品質の劣化並びに過加熱による品質の低
下はみられなかった。
発明の効果 本発明は、連続式の直接加熱殺菌方法における殺菌液体
の細菌死滅効果の制御に関して殺菌時間、 と殺菌温度
の両者の要素を採用し、かコこれらをit測し、計算し
て単一の数値にまとめて、この数値を一定にすべき割部
対象として採用したため、従来方法の如く殺菌時間の変
動を無視した殺菌効果の制画に代え細菌の真の熱死滅効
果を把握することを可能とし、細菌の熱死滅効果に対す
る側部内容の信頼を高めることができた。
また、制御の外乱に対し殺菌温度及び細菌の熱死滅効果
の変動幅を従来よりも小さくすることができるので、殺
菌条件の目標値(設定値)を切換弁の作動する下限値よ
り安全を見込んで高めに選定する場合、その目標値(設
定値)を従来方法より低めにすることができ、かつその
値を上まわるきるので、製品への過加熱の影響を排除す
ることを可能にした。
更に、上記目標値(設定値)を下まわる変動による切換
弁の作動の機会を小さくシ、切換弁の作動に基づく殺菌
処理の停止と再開による作業の障害を解決することがで
きた。
なお、本発明は、連続式のスチームインフュージョン方
式直接加熱殺菌方法及び間接加熱殺菌方法においても同
様に採用し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来方法の殺菌装置を説明するフローシートで
あり、第2図は本発明の詳細な説明するフローシートで
ある。第3図は本発明の方法における殺菌温度のグラフ
を示し、第4図は本発明の方法におけるF値のグラフを
示す。第5図は従東方法における殺菌温度のグラフを示
し、第6図は従来方法におけるF値のグラフを示す。第
7図は本発明の方法における豆乳の流量の変化のグラフ
であり、第8図は同じく殺菌温度の変化のグフである。 第1θ図は、従来方法における豆乳の流量の変化のグラ
フであり、第11図は同じく殺菌温度の変化のグラフで
あり、第12図は同じくF値の変化のグラフである。第
13図は本発明の実施例における殺菌温度のグラフを示
し、第14図は本発明の実施例におけるFiのグラフを
示す。 〔符号の説明〕 2:流を制御′M置 2′=回転数制御用インバータ 3:スチームインジエクシ目ンノズル 5:殺菌温度保持部 6:蒸発タンク 8:均質機 ll:温度検出部 13:切換弁 16二流量訂 18 : F  値コントローラー 出 願 人  森永乳業株式会社 代理h ヅトJl!、:J:津田昭 第3困 時間怜) 第4呪 第5図 時r♂(/1)) 第ら■ 吟r、Fl ’−分ジ 第1呪 時間(分2 算8図 19困 茅(0口 吟[、引(う) 第110 時開tり) 算120 窄   3G     都、    l:l     
0   12時藺 (令ン 蛋#町咲掘と

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)配管中を流動する殺菌されるべき液体に、スチー
    ムコントロールバルブを介して、直接蒸気を吹き込んで
    殺菌温度まで加熱し、殺菌温度保持部において殺菌時間
    保持した後、蒸発タンクにおいて吹き込まれた蒸気の水
    分量を除去し、殺菌液体とする連続式の直接加熱殺菌方
    法において、上記殺菌温度及び殺菌時間を連続的に計測
    し、該計測値を用いて、計算式: F_0=(t/60)10^[^(^T^−^2^5^
    0^)^/^Z^]〔ただし、t及びTは上記殺菌時間
    (秒)及び殺菌温度(°F)であり、Zは上記殺菌され
    るべき液体の細菌のZ値である〕 により、F_0値(分)を連続的に算出し、一方、殺菌
    されるべき液体の予め決定された殺菌下限条件である殺
    菌時間t′(秒)及び殺菌温度T′(°F)を用いて、
    上記計算式により得られるF_0の値を目標値F′_0
    (分)とし、上記スチームコントロールバルブを操作し
    て、殺菌温度を調節することにより、上記F_0値を一
    定の目標値F′(分)に制御することを特徴とする上記
    直接加熱殺菌方法。
  2. (2)蒸発タンク下流側に均質機が設けられていること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の直接加熱殺
    菌方法。
  3. (3)殺菌されるべき液体が、豆乳であることを特徴と
    する特許請求の範囲第2項に記載の直接加熱殺菌方法。
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