JPS6286116A

JPS6286116A - スキツド

Info

Publication number: JPS6286116A
Application number: JP22568285A
Authority: JP
Inventors: Yasuo Suishu; 水主　安男; Hiromichi Tsugai; 番　博道; Kazuyoshi Arii; 一善有井; Hisashi Hiraishi; 平石　久志
Original assignee: Kubota Corp; Sumitomo Metal Industries Ltd
Current assignee: Kubota Corp; Nippon Steel Corp
Priority date: 1985-10-09
Filing date: 1985-10-09
Publication date: 1987-04-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、例えば被加熱材料を所定温度に加熱する加熱
炉の炉床に設置されるスキッドに関するものである。

（従来の技術およびその問題点）連続式加熱炉の炉床に設置されるスキッドは、例えばブ
ツシャ一式の場合には、全長に亘って水冷化するか、あ
るいは耐熱セラミックスを用いて無水冷化したものを使
用するのが一般的である。

しかしながら、前者の水冷スキッドを使用した場合には
設備費は安価であるが、第９図に示すように、スキッド
マークが大きくなり品質上問題がある。そこで、このス
キッドマークを小さくする目的で抽出側のスキッドを炉
幅方向に若干位置をずらせて配置したものもあるが、こ
の場合にあってもスキッドマークは多少小さくなるもの
の前記ずらせた位置において新たなスキッドマークが発
生するという問題がある（第１０図参照）。

また、後者の無水冷スキッドを使用した場合には、スキ
ッドマークは小さいのであるが、設備費が水冷スキッド
の場合に比べ掻めて高価となる。

本発明はこのような問題点に鑑みて成されたものであり
、設備費が比較的安価で、しかもスキッドマークの小さ
いスキッドを提供せんとするものである。

（問題点を解決するための手段）本発明は、被加熱材料を所定温度に加熱する加熱炉の炉
床に設置されるスキッドにおいて、前記スキッドの少な
くとも均熱帯に配置される部分を無水冷スキッドと発熱
スキッドに、他帯部に配置される部分を水冷スキッドに
したことを要旨とするものである。

ここで、前記無水冷スキッド、発熱スキッドと水冷スキ
ッドとの配列は、直線状に接続したもの、または、炉幅
方向に位置をずらせて設置したもののいずれでもよい。

本発明においてすくなくとも均熱帯に無水冷スキッドと
発熱スキッドを配置するのは下記の理由に基づく。

すなわち本発明者の実験によれば、第８図に示すように
、水冷スキッドのみの場合（無水冷スキッド長さがＯの
場合）には抽出口におけるスキッドマーク量＆＠　１２
０　’Ｃであったものが、抽出口からの無水冷スキッド
の長さを長（するに従いスキッドマーク量が小さくなり
、全て無水冷スキッドの場合（無水冷スキッド長さがＬ
の場合）にはスキッドマーク量が最小で２５℃であった
。しかし、このスキッドマーク量の減少割合は無水冷ス
キッド長さが均熱帯以上（炉長りの１７３以上）となっ
た場合には極めて小さく、これに引換え設備費は極めて
高価となるからである。

なお、このことは、無水冷スキッドと発熱スキッドを組
合せた場合も同様である。

また、本発明において、無水冷スキッドや発熱スキッド
の抽出側に水冷スキッドを配設しない理由は、該水冷ス
キッドにより新たなスキッドマークが発生するからであ
る。

（作　用）本発明スキッドは無水冷スキッドおよび発熱スキッドと
水冷スキッドを効果的に組合せて構成した為、少ない設
備費用で可及的にスキッドマークの減少を図ることがで
きる。

（実　施　例）以下本発明を第１図〜第４図に示す実施例に基づいて説
明する。

第１図は、無水冷スキッドｌおよび発熱スキッド２と水
冷スキッド３を直線状に配置したもの、第２図は、第１
図の無水冷スキッドｌと発熱スキ・７ド２を逆に配置し
たもの、第３図は無水冷スキッドｌおよび発熱スキッド
２と水冷スキッド３を炉幅方向に若干位置をずらせて設
置したもの、第４図は第３図の無水冷スキッド１と発熱
スキッド２を逆に配置したものを平面的に示す概略図で
あり、夫々無水冷スキッド１と発熱スキッド２は均熱帯
にのみ設置したものを示している。

ところで、本発明に使用する前記無水冷スキッド１、発
熱スキッド２および水冷スキッド３の構造としては同等
限定されるものではないが、例えば第５図〜第７図に示
すものを使用すればよい。

すなわち第５図は無水冷スキッドｌの一実施例を示すも
ので、スキッドパイプ４の外周面を断熱用キャスタ一層
５で被覆する一方、該スキッドパイプ４の中空孔内に、
その軸方向に沿って複数個の耐熱セラミックス定形材６
を、互いの端面が当接するように連接すると共に、これ
を不定形耐火物７にて中空孔内に固定せしめて成るもの
である。

なお、前記セラミックス定形材６の形状は、第５図に示
す矩形断面を有する直方体のほか、円柱体や中空円筒体
等であってもよく、中空円筒体の場合には該中空部は中
空のままでもよいがζ不定形耐火物を充填してもよい。

また、各セラミックス定形材６の断面積が比較的小さい
ものであるときは、複数個並列させて中空孔内に配設す
ればよい。

第６図は発熱スキッド２の一実施例を示すもので、導電
性セラミックス８の外周に電気絶縁性セラミックス９を
設けてなるものをスキッド１０の上面に突設したもので
ある。すなわち、前記導電性セラミックス８に電気を通
電せしめて加熱するのである。

なお、ここで導電性セラミックス８とは５ｉＣ１ＺｒＯ
□、β・Ａ１２ｂｉ等であり、電気抵抗は高温下で０．
１〜３０Ω・ｃｍ程度が好ましい。その理由は、セラミ
ックスは温度が上昇すると電気抵抗が低下するので、連
続加熱炉のような１０００℃以上の炉内温度の下におい
ても電気抵抗３０Ω・ｃｍ以下であれば十分導電性セラ
ミックスとして使用できるからである。また、電気絶縁
性セラミックス９とは、Ｓ　ｉ　：＋　Ｎ４．　Ａ　Ｉ
　２０３等である。

第７図は水冷スキッド３の一実施例を示すもので、スキ
ッドパイプ４の外周面を断熱用キャスタ一層５で被覆す
ると共に、その中空孔内に冷却水を流通させる構造であ
る。

なお、第５図および第７図中工１は、スキッドバイブ４
の上面に突設されたスキノドライダー又はレールである
。

（実験結果ｌ）炉温３２００℃、炉幅８０００ｍ、炉長３０ｍの厚鋼板
用スラブの連続加熱炉に本発明スキッド（無水冷スキ・
ノドおよび発熱スキッドと水冷スキッドを直線状に配置
したもの）を適用した。

被加熱材は平均寸法で２１０■ｌ厚Ｘ１８００ｔｍ幅Ｘ
　２５００　ｗ長であり、平均在炉時間は３時間である
。

スキッドの配列は抽出口側より無水冷スキッド７ｍ、発
熱スキッド３ｍ、水冷スキッドを２０ｍとした。

従来の水冷スキッドのみの時はスキッドマークが１２０
°Ｃであり、この部分の板厚偏差が大きく、品質上問題
があった。

しかしながら、本発明スキッドを適用した場合には、抽
出口でのスキッドマークは０℃となり全くなくなった。

また本発明スキッドを適用した場合の設備費は、無水冷
スキッドのみを適用した場合の５０％と非常に安価にす
ることができた。

（実験結果２）前記（実験結果１）と同様の条件で、スキ、ドの配列を
抽出口側より発熱スキッド３ｍ、無水冷スキンドアｍ、
水冷スキッドを２０ｍとして実験を行なった。

その結果は（実験結果１）と同じであった。

（実験結果３）前記（実験結果１）と同じ加熱炉に本発明スキッド（無
水冷スキッド、発熱スキッドと水冷スキッドを炉幅方向
に２５０１位置をずらせて設置したもの）を適用した。

被加熱材及び平均在炉時間も（実験結果１）と同じであ
る。

従来の、全長が水冷スキッドの場合には、スキッドマー
クは１２０　’Ｃであり、被加熱材の幅方向には２本の
スキッドがあるために２力所発生していた。

そこで、前記スキッドマークを減少させるため、水冷ス
キッドの抽出側１０ｍを炉幅方向に２５０龍位置をずら
せて配設したところ従来のスキッドマークは５０℃と大
幅に減少したが、抽出側の位置をずらせたところに２０
℃のスキッドマークが発生した。つまり、本来スキッド
マークを減少させるために行なった手段が、新たにスキ
ッドマークを発生するという問題が生じたのである。

゛　　しかしながら、本発明スキッドの場合には、すな
わち抽出側１０ｍを無水冷スキッド７ｍ、および発熱ス
キッド３ｍとした場合には、抽出口においてスキッドマ
ークは発生しながった。

（実験結果４）前記（実験結果３）と同様の条件で、スキッドの配列を
抽出口側より発熱スキッド３ｍ、無水冷スキッド７ｍ、
水冷スキッドを２０ｍとして実験を行なった。

その結果は（実験結果３）と同じであった。

（発明の効果）以上説明したように、本発明スキッドは設備費用をあま
り高価にすることなく可及的にスキッドマークを減少す
ることができる。また、本発明によれば水冷スキッドの
みの場合と比較して冷却水量を２５％以上減少せしめる
ことができ、更に発熱スキッドのみの場合より電気消費
量を減少せしめることができる等省エネルギ一対策上極
めて大なる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明スキッドの実施例を平面的に示
す概略図、第５図〜第７図は本発明スキッドに採用する
スキッドの一実施例を示す断面図で、第５図は無水冷ス
キッド、第６図は発熱スキッド、第７図は水冷スキッド
を示し、第８図は無水冷スキッドの長さを抽出口から変
化させた場合の抽出口におけるスキッドマーク量の変化
割合を示す図面、第９図および第１０図は従来スキッド
を適用した場合のスキッドマークを説明する図面である
。１は無水冷スキッド、２は発熱スキッド、３は水冷スキ
ッド。特許出願人　　　　住友金属工業株式会社同　　　　　
久保田鉄工株式会社第１図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）被加熱材料を所定温度に加熱する加熱炉の炉床に
設置されるスキッドにおいて、前記スキッドの少なくと
も均熱帯に配置される部分を無水冷スキッドと発熱スキ
ッドに、他帯部に配置される部分を水冷スキッドにした
ことを特徴とするスキッド。